JP2016000485A - 多層構造エラストマー成形体およびウェザーストリップ - Google Patents

多層構造エラストマー成形体およびウェザーストリップ Download PDF

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Abstract

【課題】基体の表面に形成される被覆体においてブリードが抑制され所望の摺動性,耐磨耗性を有した多層構造エラストマー成形体又はウェザーストリップの提供。【解決手段】少なくともゴム成分,オレフィン系樹脂材料,架橋剤を配合して混練し架橋された第1の熱可塑性エラストマー材料と、少なくともゴム成分,オレフィン系樹脂材料,架橋剤,滑剤を配合して混練し架橋された第2の熱可塑性エラストマー材料と、を押出し成形して、第1の熱可塑性エラストマー材料から成る基体10の表面に第2のエラストマー材料から成る被覆体6を形成する。第1,第2の熱可塑性エラストマー材料それぞれに含まれる各軟化剤の重量百分率をそれぞれA,Bとした場合にAに対するBの比B/Aを0.00〜0.30とし、被覆体の架橋度を90%以上にする。【選択図】図1

Description

本発明は、基体の表面に摺動性を有する被覆体を形成した多層構造エラストマー成形体およびウェザーストリップに関するものである。
ゴム成分や樹脂成分等の高分子成分を含んだ熱可塑性エラストマー材料から成るエラストマー成形体(以下、成形体と適宜称する)においては、当該成形体を構成する基体の表面(例えば摺動性を要する部位)に摺動性を有する被覆体を形成した多層構造のものが知られている。
例えば自動車用ウェザーストリップ等の摺動製品のように、適用対象である車体(グラスランの場合はドアパネル等)に取り付けるための支持部と、その支持部に設けられガラス部材等(窓ガラス等)に対し弾性を有して圧接する弾接部(リップ部等)と、を基体とする成形体においては、当該基体の弾接部表面に被覆体を形成した構成が挙げられる。また、基体において、軟化剤としてパラフィン系オイルを含んだ熱可塑性エラストマー材料(以下、基体材料と適宜称する)を適用し、材料コストを抑えたり所望の柔軟性が得られるようにし、被覆体においては、滑剤を含んだ熱可塑性エラストマー材料(以下、被覆体材料と適宜称する)を適用し、所望の摺動性が得られるようにすることが挙げられる。
前記のような基体材料,被覆体材料を適用し押出し成形する等により所望の多層構造の成形体を得ることができるが、例えば基体と被覆体とにおいて、液状物質である軟化剤の濃度差があると、濃度均等化作用により、基体の軟化剤が被覆体に移行してしまう移行現象(以下、単に移行現象と適宜称する)が起こると考えられていた。また、移行現象により、被覆体中の滑剤が当該被覆体表面に過剰にブリードし易くなり、摺動性等の機能が損なわれると考えられていた。そこで、被覆体のブリードを抑制する手法として、予め軟化剤を多く含んだ被覆体材料を適用することが検討されている(例えば特許文献1)。
特許第4675755号公報
しかしながら、前述のような多層構造の成形体において、軟化剤を多く含んだ被覆体材料を適用すると、被覆体が軟化し摩耗し易くなるため、耐摩耗性が低くなってしまう虞がある。
本発明は、前記の課題を解決できるものであって、基体の表面に形成される被覆体においてブリードが抑制され所望の摺動性,耐磨耗性を有した多層構造エラストマー成形体およびウェザーストリップを提供することにある。
この発明に係る多層構造エラストマー成形体およびウェザーストリップは、前記の課題を解決すべく創作された技術的思想であって、具体的に、この発明の一態様は、少なくともゴム成分,オレフィン系樹脂材料,架橋剤を配合して混練し架橋された第1の熱可塑性エラストマー材料と、少なくともゴム成分,オレフィン系樹脂材料,架橋剤,滑剤を配合して混練し架橋された第2の熱可塑性エラストマー材料と、を押出し成形し、第1の熱可塑性エラストマー材料から成る基体の表面に第2の熱可塑性エラストマー材料から成る被覆体が形成された成形体であって、第1,第2の熱可塑性エラストマー材料それぞれに含まれる各軟化剤の重量百分率をそれぞれA,Bとした場合にAに対するBの比B/Aが0.00以上0.30未満であり、被覆体の架橋度が90%以上であることを特徴とする。
第2の熱可塑性エラストマー材料は、温度50℃〜110℃における複素粘性率が40%以下であっても良い。また、第2の熱可塑性エラストマー材料の架橋剤は、フェノール系架橋剤であっても良い。
以上示したように本発明によれば、基体の表面に形成される被覆体においてブリードが抑制され所望の摺動性,耐磨耗性を得ることが可能となる。
本実施の形態による多層構造エラストマー成形体を用いたウェザーストリップの一例を示す概略説明図。 本実施例の摩擦特性の観測方法を示す概略説明図。 本実施例の耐摩耗特性の観測方法を示す概略説明図。
本実施形態の多層構造エラストマー成形体および当該成形体を用いたウェザーストリップは、基体材料,被覆体材料の各軟化剤の重量百分率A,Bにおいて、Aに対するBの比B/A(以下、B/A比)を0.00以上0.30未満とするだけでなく、被覆体の架橋度を90%以上にしたものである。
本実施形態とは異なる構成の成形体(以下、従来成形体)、例えば単に軟化剤を含んだ基体材料を適用し軟化剤を含まない又は少量に抑えられた被覆体材料を適用した構成(被覆体の架橋度を規定しない構成)の従来成形体の場合、基体の柔軟性および被覆体の耐摩耗性を得ることができたとしても、移行現象により基体中の軟化剤が被覆体に移行し、被覆体の滑剤がブリードし易くなる。また、軟化剤は、滑剤よりも滑性が低いため、前記のように基体から移行した軟化剤が被覆体の表面にブリードした場合には、被覆体の摺動性を低下させてしまうことにもなる。
さらに、被覆体の架橋度を規定しない従来成形体は、当該被覆体に未架橋のゴム成分が多く存在することになるため、比較的高温(例えば40℃〜80℃程度)な雰囲気下に曝された場合には、当該被覆体中の未架橋のゴム成分が非結晶化することになる。このように非結晶化したゴム成分が存在する被覆体は、基体中の軟化剤と相溶化し易い。したがって、前記の移行現象が起こり易く、被覆体におけるブリードが顕著になる虞がある。
一方、本実施形態においては、被覆体の架橋度が90%以上であり、非結晶化し得るゴム成分が極めて少ない又は無い状態であるため、たとえ比較的高温な雰囲気下に曝されても、前記の移行現象が抑えられ。これにより、被覆体において滑剤のブリードが抑制され、所望の摺動性,耐摩耗性を得ることが可能となる。
本実施形態の成形体およびウェザーストリップは、基体の表面に被覆体が形成された多層構造のものであって、前述のようにB/A比が0.00以上0.30未満で被覆体の架橋度が90%以上である構成であれば、例えば自動車用部品分野,押出し加工分野等の種々の分野で一般的に知られている技術を適用して適宜変更することが可能であり、以下の各項目に示す具体例が挙げられる。
[ゴム成分]
基体材料,被覆体材料に配合されるゴム成分としては、エチレン‐プロピレン‐ジエン共重合体(以下、EPDMと称する)を適用することが可能である。EPDMのα‐オレフィンとしては、例えばプロピレン、1‐ブテン、1‐ペンテン、1‐ヘキセン、4‐メチル‐1‐ペンテン、1‐オクテン、1‐デセン等が挙げられ、好ましい一例としてプロピレンが挙げられる。これらα‐オレフィン群のなかから複数のものを選択し、例えばプロピレンと1‐ブテンの如く組み合わせて使用しても良い。また、ポリエン共重合体が5‐エチリデン‐2‐ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、5‐ビニル‐2‐ノルボルネン、ノルボルナジエン、メチルテトラヒドロインデン等の環状の非共役ポリエンであるものや、1,4ヘキサジエン、7‐メチル‐1,6‐オクタジエン、4‐エチリデン‐8‐メチル‐1,7‐ノナジエン、4‐エチリデン‐1,7ウンデカジエン、4,8‐ジメチル‐1,4,8‐デカトリエン等の鎖状の非共役ポリエンであるものが挙げられる。これら各非共役ポリエンは、単独、または2種類以上組み合わせたものでも良く、その構成単位(エチレン‐α‐オレフィン・非共役ポリエン共重合体における非共役ポリエンの含有比率)は例えば約1wt%〜約20wt%とし、好ましくは約1wt%〜約15wt%、より好ましくは約5wt%〜約11wt%である。このようなEPDMの具体例としては、ダウケミカル社製のノーデルIP 4760P,住友化学社製のエスプレン7456等を挙げることができる。
[オレフィン系樹脂材料]
基体材料,被覆体材料に配合されるオレフィン系樹脂材料に含まれる結晶性オレフィン樹脂としては、例えばエチレンの単独重合体,プロピレンの単独共重合体や、エチレン,プロピレン等を主体とする結晶性の共重合体等の一般的に知られているもの(市販品等)を適宜適用することができる。具体例として、高密度ポリエチレン,低密度ポリエチレン,エチレン・ブテン‐1共重合体の結晶性エチレン系共重合体,アイソタクチックポリプロピレン,プロピレン‐エチレン共重合体,プロピレン・ブテン‐1共重合体,プロピレン・エチレン・ブテン‐1三元共重合体等が挙げられ、好ましくはポリプロピレン系重合体が挙げられる。また、前記の各結晶性オレフィン樹脂の何れかを単独で用いても良く、2種類以上を適宜組み合わせて用いても良い。
前記の結晶性オレフィン樹脂の他に、非結晶性オレフィン樹脂が含まれても良い。この場合、単に結晶性オレフィン樹脂のみが含まれている場合と比較して、成形体の加工性や弾性を調整し易くなる。ただし、配合量が多過ぎると、耐摩耗性に影響を与える恐れがあるため、該配合量については留意することが好ましい。この非結晶性オレフィン樹脂としては、例えばα‐オレフィンの単独重合体や2種類以上の共重合体等を挙げることができる。ただし、共重合体の場合には、その主成分(実施例の非結晶性オレフィンの共重合体では、プロピレン・1‐ブテン)となるα‐オレフィン単位が、アタクチック構造で結合しているものを使用する。具体例としては、アタクチックポリ‐1‐ブテン等の単独重合体や、ポリプロピレン(50モル%以上含有)と他のα‐オレフィン(エチレン,1‐ブテン,1‐ペンテン,1‐ヘキセン,4‐メチル‐1‐ペンテン,1‐オクテン,1‐デセン等)との共重合体や、1‐ブテン(50モル%以上含有)と他のα‐オレフィン(エチレン,プロピレン,1‐ペンテン,1‐ヘキセン,4‐メチル‐1‐ペンテン,1‐オクテン,1‐デセン等)との共重合体等を挙げることができる。また、前記の各共重合体は、それぞれ単独で用いても良く、2種類以上を適宜組み合わせて用いても良い。特に好ましくは、アタクチックポリプロピレン(非晶性ポリプロピレン)、ポリプロピレンとエチレンとの共重合体や、ポチプロピレンと1‐ブテンとの共重合体が挙げられる。
[架橋剤]
基体材料,被覆体材料に配合される架橋剤としては、一般的に知られているものを適用することができるが、当該被覆体の架橋度を90%以上にできるものが適宜適用される。フェノール樹脂系架橋剤は、例えばパーオキサイドと比較してゴム成分を架橋させ易く、前記のように被覆体の架橋度を90%以上にすることが十分可能である。このフェノール樹脂系架橋剤の場合は、例えばアルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂、メチロール化アルキルフェノール樹脂等が挙げられる。また、末端の水酸基を臭素化した臭化フェノール樹脂、例えば臭素化アルキルフェノール樹脂等のハロゲン化フェノール樹脂を用いることもでき、好ましくはアルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂が挙げられる。フェノール樹脂系架橋剤の好ましい配合量として約3phr〜約20phrの範囲、より好ましい配合量として約4phr〜約15phrの範囲が挙げられるが、目的とする成形体の特性を大きく損わない程度であれば適宜用いることができる。
なお、配合量が少な過ぎる場合には架橋反応が起こり難くなり、成形体の機械的物性は低下する可能性がある。特に高温下の耐久性は、大きく悪化する可能性がある。また、配合量が多過ぎる場合には、架橋反応が過剰に起こり、局所的に架橋が偏ることで、加工性(押出し加工性等)が低下する可能性がある。
また、架橋触媒を用いることができ、例えばハロゲン系化合物を適用できる。このハロゲン系化合物とは、金属ハロゲン化物,有機ハロゲン化物を示すものであり、該金属ハロゲン化物としては第一塩化錫,第二塩化鉄,第二塩化銅等が挙げられ、有機ハロゲン化物としては塩素化ポリプロピレン,塩素化ポリエチレン,臭化ブチルゴム,クロロプレンゴム等のハロゲン化樹脂が挙げられる。
さらに、ハロゲン化物の好ましい配合量として約0.1phr〜約20phrの範囲、より好ましい配合量として約1phr〜約15phrの範囲が挙げられるが、目的とする熱可塑性エラストマー組成物の特性を大きく損なわない程度であれば適宜用いることができる。なお、配合量が少な過ぎる場合には、架橋反応が起こり難くなり、エラストマー成形体の機械的物性が低下する可能性はある。また、配合量が多過ぎる場合には、加工性(押出し加工性等)が低下したり、架橋反応が過剰に成る可能性がある。
なお、本実施形態の成形体においては、前記のような各種成分の他に、架橋促進剤,架橋助剤等の各種成分が配合されていても良い。例えば、前記の架橋促進剤としては、熱可塑性エラストマー材料の分野で知られているものを適用でき、例えば酸化亜鉛,脂肪酸,脂肪酸金属塩等が挙げられ、ステアリン酸,ステアリン酸カルシウム,ステアリン酸亜鉛等の市販品も好適に適用できる。また、架橋促進剤の好ましい配合量としては約0.5phr〜約7phrの範囲が挙げられるが、目的とする成形体の特性を大きく損なわない程度であれば適宜用いることができる。
[滑剤]
被覆体材料に含まれる滑剤としてはシリコーン化合物を適用することが可能であり、一般的に知られているもの(市販品等)を適宜適用することが挙げられる。例えばジメチルシリコーンオイル,メチルフェニルシリコーンオイル,シリコーンゲル(いわゆる、ガム状シリコーン)等のシリコーンオイルが挙げられ(具体例としては、信越化学社製のKF96,KF50,KE72BSや、GE東芝シリコーン社製のTSF451,TSF456,TSF3051等)、何れか1種類または複数の種類のものを組み合わせて用いても良い。また、シリコーン化合物において、所定の粘度(例えば、粘度が約100cps〜100000cps)のものを用いたり、配合量を設定(例えば、EPDM100phrに対し50phr〜150phrの範囲で設定)することが挙げられ、粘土状のものと液状のものとを併用することが挙げられるが、目的とする成形体の被覆体の特性を大きく損なわない程度であれば適宜変更して用いることができる。なお、シリコーン化合物の配合量が少な過ぎる場合(例えば、EPDM100phrに対し50phr未満の場合)には十分な摺動性が得られず、耐久性にも影響を及ぼす可能性がある。また、前記の配合量が多過ぎる場合(例えば、EPDM100phrに対し150phr超の場合)には前記のメヤニ現象(液状のメヤニ等)が発生し易くなり、そのメヤニが摺動製品表面に付着し外観性を悪化させてしまう可能性がある。
[軟化剤]
基体材料,被覆体材料に配合される軟化剤としては、一般的に知られているものを適用することができるが、例えばパラフィン系オイル,ナフテン系オイル,流動パラフィン,ポリグリコール油,ポリフェニルエーテル油,エステル油,リン酸エステル油,ポリクロロトリフルオロエチレン油,フルオロエステル油,塩素化ビフェニル油等が挙げられる。これら各軟化剤のうち、好ましくはパラフィン系オイルが挙げられる。
[その他]
基体材料,被覆体材料においては、以上示した各種成分の他に、カーボンブラック,加工助剤,液状ポリマー(液状ゴム),酸化防止剤,老化防止剤,脱水剤,熱安定剤,光安定剤,紫外線吸収剤,摺動性パウダー(例えば、PMMA,フッ素樹脂(テフロン(登録商標)等)系パウダー,アクリル系パウダー,シリコーンゴムパウダー,シリコーン樹脂パウダー,ポリカーボネート系パウダー,超高分子系ポリエチレンパウダー等),防雲剤,アンチブロッキング剤,スリップ剤,分散剤,難燃剤,帯電防止剤,導電性付与剤,粘着付与剤,架橋助剤,着色剤(酸化チタン等),金属粉末(フェライト等),ガラス繊維,炭素繊維,有機繊維(アラミド繊維等),複合繊維,ガラスバルーン,ガラスフレーク,グラファイト,カーボンナノチューブ,フラーレン,黒粉体,各種ゴム,有機発泡剤,熱膨張カプセル,ワックス,再生ゴム等が挙げられ、何れか1種類または複数の種類のものを組み合わせ、目的とする成形体の特性を大きく損なわない程度であれば適宜用いることができる。
例えば、カーボンブラックにおいては、一般的に知られているもの(市販品等)を適宜適用することができ、例えばオイルファーネス法等によって製造されたものが挙げられる。加工助剤としては、熱可塑性エラストマー組成物の分野で知られてるものを適用でき、例えばステアリン酸,リシノール酸,パルミチン酸,ラウリン酸,エルカ酸等の高級脂肪酸、該高級脂肪酸のエステル類、ステアリン酸等の高級脂肪酸の塩が挙げられ、ステアリン酸,ステアリン酸カルシウム,ステアリン酸亜鉛等の市販品も好適に適用できる。また、加工助剤の好ましい配合量として約0.5phr〜約7phrの範囲が挙げられる。
[ウェザーストリップ]
本実施形態の成形体においては、例えば自動車用グラスラン等のウェザーストリップに適用でき、具体例としては図1に示すようなグラスランが挙げられる。図1のグラスランは、横断面略コ字状で長尺の支持部1と、その支持部1の内壁から突出した複数個(図中では4個)のリップ状の弾接部2と、を基体10とする構成となっている。符号3は、支持部1の外壁から突出した係止爪部を示すものであり、車体パネル4に組みつけられた基体10が該車体パネル4から抜けないようにするためのものである。前記の弾接部2における少なくともガラス5との接触面側、および支持部1の底面側内壁(摺動性を要する部位)は、被覆体6により形成されている。このように基体10に被覆体6が形成された多層構造によれば、弾接部2(被覆体6)がガラス5に対し弾性を有して摺動自在に弾接し、ガラスシール性が保持される。
次に、本実施形態に基づいて作成した基体材料サンプルKと表1に示す種々の被覆体材料サンプルS1〜S6(実施例),P1〜P4(比較例)を適宜組み合わせ、それら基体材料サンプル,被覆体材料サンプルを同時押出し成形して多層構造の成形体サンプルGS1〜GS6(実施例),GP1〜GP4(比較例)を作成し、後述の各項目に示す方法により諸特性を調べ、その結果を後述の表2に示した。
<基体材料サンプル>
まず、EPDMの一つであるエチレン・プロピレン・ジエン共重合体(ダウケミカル社製のノーデルIP 4760P)100phrに対し、オレフィン系樹脂材料としてポリプロピレン樹脂(プライムポリマー社製のE‐200GP)83phr、軟化剤としてパラフィン系オイル(JOMO社製のP300)117phr、架橋剤としてアルキルフェノール樹脂化合物(田岡化学社製のタッキロール201)7phr、架橋助剤としてハロゲン系架橋触媒(日本化学産業社製の塩化第一錫)1phr、酸化防止剤(チバスペシャリティケミカル社製のIrganox1010)1phr、酸化亜鉛(三井金属鉱業社製の酸化亜鉛)1phr、カーボンブラック(旭カーボン社製の旭♯60H)23phr、を東洋精機社製のラボプラストミルB600(密閉式バンバリータイプ混練機)に一括投入して、チャンバー温度200℃,ロータ回転数100rpmの条件で混練し動的架橋を行い、その混練物の温度が220℃に到達した時点で当該混練物を取り出し、基体材料サンプルK(軟化剤含有量Aが35.1wt%)を得た。
<被覆体材料サンプルS1〜S6,P1〜P4>
EPDMの一つであるエチレン・プロピレン・ジエン共重合体(ダウケミカル社製のノーデルIP 4760P)100phrに対し、オレフィン系樹脂材料としてポリプロピレン樹脂(プライムポリマー社製のE‐200GP)任意量、軟化剤としてパラフィン系オイル(JOMO社製のP300)任意量、架橋剤としてアルキルフェノール樹脂化合物(田岡化学社製のタッキロール201)任意量、架橋助剤としてハロゲン系架橋触媒(日本化学産業社製の塩化第一錫)1phr、酸化防止剤(チバスペシャリティケミカル社製のIrganox1010)1phr、酸化亜鉛(三井金属鉱業社製の酸化亜鉛)1phr、を東洋精機社製のラボプラストミルB600(密閉式バンバリータイプ混練機)に一括投入して、チャンバー温度200℃,ロータ回転数100rpmの条件で混練し動的架橋を行い、その混練物の温度が220℃に到達した時点で当該混練物を取り出した。なお、被覆体材料サンプルP1の架橋剤においては、アルキルフェノール樹脂化合物の替わりに一般的なパーオキサイドを適用した。
次に、前記の取り出した混練物において、滑剤としてシリコーン化合物(信越化学社製のKF96−1000cps)任意量、フィラーとしてカーボンブラック(旭カーボン社製の旭♯60H)200phr、フィラーとして炭酸カルシウム(白石カルシウム社製)200phr、を配合(それぞれ計量して配合)してから、前記ラボプラストミルB600(密閉式バンバリータイプ混練機)に一括投入して、チャンバー温度200℃,ロータ回転数100rpmの条件で混練し、その混練物の温度が200℃に到達した時点で当該混練物を取り出し、表1に示すように種々の被覆体材料サンプルS1〜S6,P1〜P4を得た。
なお、基体材料サンプル,被覆体材料サンプルにおける各軟化剤の各重量百分率をそれぞれA,Bとして、Bの値と、B/A比とをそれぞれ下記表1の備考の項目に記載した(後述の表2では10-2単位で表記)。また、シリコーン化合物の重量百分率も記載した。
Figure 2016000485
<成形体サンプルGS1〜GS6,GP1〜GP4>
基体材料サンプルKを押出し成形する成形機(L/D=50、50Φ;以下、基体押出機)の口金と、表1に示す被覆体材料サンプルS1〜S6,P1〜P4から選択された一つを押出し成形する成形機(以下、被覆体押出機)のヘッド出口と、を耐熱チューブで連結した同時押出し成形機を適用し、表1に示した基体材料,被覆体材料を適宜選択して同時押出し成形することにより、断面が2mm×30mmの延板状の基体の一端側表面に断面が0.04mm×30mmの被覆体が形成された多層構造の成形体サンプルG(GS1〜GS6,GP1〜GP4)を作成した。
なお、同時押出し成形においては、基体押出機のシリンダー前段の温度180℃,シリンダー中段の温度190℃,シリンダー後段の温度200℃,ヘッドの温度200℃に設定し、被覆体押出機のシリンダー前段の温度180℃,シリンダー中段の温度200℃,シリンダー後段の温度210℃,ヘッドの温度220℃に設定し、スクリュー回転数を適宜調整しながら行った。
<被覆体材料サンプルにおけるゴム成分の架橋特性>
被覆体材料サンプルS1〜S6,P1〜P4において、それぞれ1グラム切り出し1mm角の試験片となるように刻み、その試験片を100メッシュの鉄製籠内に入れ、シクロヘキサン中にて37℃に保ち72時間放置した。その後、前記の試験片を80℃の温度雰囲気下にて24時間乾燥を施し、その乾燥重量を測定した。そして、下記式(1)〜(3)に基づいて、各被覆体材料サンプルのEPDM成分(ゴム成分)に係る架橋度を算出(各配合成分の理論質量をそれぞれ求めて算出)した。
なお、下記式(1)〜(3)の各記号において、Pは乾燥後の試験片の質量,Qは浸漬される前の試験片の質量,Rはシクロヘキサン溶液に対して不溶な成分(充填剤,顔料等(EPDM,結晶性オレフィン系樹脂を除く))の質量,Sは浸漬される前の試験片における結晶性オレフィン系樹脂の質量,Tはシクロヘキサン溶液に対して可溶な成分(軟化剤等)の質量とする。
X=P−(R+S) …… (1)
Y=Q−(R+S+T) …… (2)
「架橋度(%)」=(X/Y)×100 …… (3)。
<被覆体材料サンプルの粘性特性>
被覆体材料サンプルS1〜S6,P1〜P4において、粘弾性測定機(米国アルファテクノロジーズ社製のRPA2000)を用い、所定温度(50℃,110℃),周波数50rad/s,歪0.98%での複素粘性率(kPa−s)をそれぞれ測定し、下記式により複素粘性率の温度依存性(%)を算出した(目標値40%以下)。
「複素粘性率の温度依存性(%)」={(「50℃での複素粘性率」−「110℃での複素粘性率」)/(「50℃での複素粘性率」)}×100
<成形体サンプルの被覆体表面特性>
成形体サンプルGS1〜GS6,GP1〜GP4において、ギヤオーブン内(80℃)にて計72時間放置することにより熱加速劣化処理した後、それぞれの被覆体表面状態を目視により観察した。なお、後述の表2の被覆体表面状態の項目において、記号「◎」,「○」,「△」,「×」は、熱加速劣化処理前と比較して変化が観られなかった場合,艶が若干観られた場合,少なからずブリードした箇所が観られた場合,表面全体にブリードによる膜形成が観られた場合を示すものとする。
<摩擦特性>
まず図2に示すように、成形体サンプルGS1〜GS6,GP1〜GP4において、それぞれ矩形平板状(5mm×100mm矩形の平板状)に打ち抜いて各試験片20を作製した。その試験片20の表面の汚れをアルコールで拭き取った後、摩擦係数測定機(新東科学製のHEIDON−14D)の支持台(試験台)21上に載置(基体が図示下方で被覆体が図示上方に位置するように載置)した。その後、R50球面ガラスを構成し0.98Nの荷重が加えられた錘部材22を、前記の試験片20の被覆体上に載置(R50球面側を載置)し、その錘部材22を水平方向(試験片20の長手方向;図示矢印方向)に対して速度1000mm/分で摺動(試験片20の被覆体に接触しながら摺動)させることにより、動摩擦係数(μd)を測定した。なお、この動摩擦係数の測定は、前記の項目<成形体サンプルの被覆体表面特性>の熱加速劣化処理の前後にて各々行った(各サンプルについて合計2回の動摩擦係数の測定を行った)。
<耐摩耗特性>
まず図3に示すように、成形体サンプルGS1〜GS6,GP1〜GP4において、それぞれ短冊状((7.0mm±0.5mm)×(120mm±0.5mm)×(0.7mm±0.5mm)矩形の短冊状)に打ち抜いて各試験片30を作成した。次に、支持台(試験台)31上に試験片30を固定(基体が図示下方で被覆体が図示上方に位置するように固定)し、ガラス部材32の端部(JIS R 3211に準拠した自動車窓ガラスに相当するR10球面を有する端部)32aを29.4Nの荷重で圧接(被覆体に圧接)させた。この状態で、試験片30の被覆体表面(ガラス部材32が摺動する面)に泥水(ダスト:水=1:3の混合液)を滴下しながら、そのガラス部材32を水平方向(試験片30の長手方向;図示矢印33方向)に対して摺動(ストローク;100±0.5mm、サイクル;60回/分、温度雰囲気;80℃)させ、その摺動による試験片30の被覆体の磨耗状況を観測した。この観測では、前記の摺動による試験片30の被覆体の磨耗が400μmに達した際におけるガラス部材32のストローク回数を測定した。
<異音発生特性>
前記の項目<耐摩耗特性>において試験片30の被覆体の磨耗が400μmに達した際における異音発生の有無を観測した。
<総合評価>
以上示した各項目の特性の検証結果をそれぞれ比較し総合的に判定した。なお、後述の表2中の「総合評価」の欄において、記号「◎」は自動車のグラスラン,ウェザーストリップ等の多層構造の摺動製品に適用する場合を想定して好適な結果が得られた場合、記号「×」は不適格な結果が得られた場合、記号「○」は良好な結果が得られた場合(「◎」よりは劣るが、「×」よりも良好な場合)、記号「△」は十分な結果が得られた場合(「○」よりは劣るが、少なくとも「×」よりは良好で摺動製品として適用できる可能性がある場合)であったものとする。
Figure 2016000485
<成形体サンプルGP1〜GP4>
表2の結果に示すように、B/A比は0.3未満で架橋度が比較的小さい被覆体材料サンプルP1を用いた成形体サンプルGP1においては、被覆体の複素粘性率の温度依存性が高いことから、ブリードが顕著に観察され、耐摩耗性が低下し異音が発生してしまったことが判った。
B/A比が0.3を大きく超え架橋度が比較的大きい被覆体材料サンプルP2を用いた成形体サンプルGP2においては、被覆体の複素粘性率の温度依存性が低く、ブリードが抑制されていたものの、耐摩耗性が低下し異音が発生してしまったことが判った。この理由としては、軟化剤が多く含まれた被覆体材料サンプルP2を適用したため、被覆体が軟らかなり摩耗し易くなったものと考えられる。
B/A比が0.3未満で架橋度が比較的小さい被覆体材料サンプルP3を用いた成形体サンプルGP3においては、被覆体の複素粘性率の温度依存性が高いことから、ブリードが顕著に観察され、耐摩耗性が低下し異音が発生してしまったことが判った。
B/A比が0.3を僅かに超え架橋度が僅かに小さい被覆体材料サンプルP4を用いた成形体サンプルGP4においては、複素粘性率の温度依存性が高いことから、ブリードが観察され、耐摩耗性も低下し異音が発生してしまったことが判った。
<成形体サンプルGS1〜GS6>
一方、B/A比が0.3未満で架橋度が90%以上である被覆体材料サンプルS1〜S6を用いた成形体サンプルGS1〜GS6においては、被覆体の複素粘性率の温度依存性が低く(40%以下)ブリードが抑制されると共に、耐摩耗性を十分有し異音も観測されなかったことから、成形体サンプルGP1〜GP4と比較して優れた成形体であることが判った。また、成形体サンプルGS1〜GS6のなかでは、B/A比がより小さく架橋度がより高いサンプルの方が、ブリードを抑制する効果が高くなり、所望の摺動性,耐磨耗性が得られ易くなることが読み取れる。なお、B/A比は0.3未満で架橋度が90%以上である被覆体材料を適用した成形体であれば、成形体サンプルGS1〜GS6と同様に有用な作用効果を奏することを確認した。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
例えば、実施例では、被覆体材料サンプルS1〜S6,成形体サンプルGS1〜GS6等の具体例を用い比較検証して説明したが、自動車用部品分野(ウェザーストリップ,グラスラン等の摺動製品分野),押出し加工分野等の種々の分野の技術常識に基づき、基体材料や被覆体材料におけるゴム成分,オレフィン系樹脂材料,架橋剤,滑剤,軟化剤、その他の各種材料について、配合量や種類等を適宜変更しても、実施例同様の作用効果を得ることが可能と考えられる。
1…支持部
2…圧接部
3…係止爪部
4…車体パネル
5…ガラス部材
6…摺動性組成物
10…基体

Claims (4)

  1. 少なくともゴム成分,オレフィン系樹脂材料,架橋剤を配合して混練し架橋された第1の熱可塑性エラストマー材料と、少なくともゴム成分,オレフィン系樹脂材料,架橋剤,滑剤を配合して混練し架橋された第2の熱可塑性エラストマー材料と、を押出し成形し、第1の熱可塑性エラストマー材料から成る基体の表面に第2の熱可塑性エラストマー材料から成る被覆体が形成された成形体であって、
    第1,第2の熱可塑性エラストマー材料それぞれに含まれる各軟化剤の重量百分率をそれぞれA,Bとした場合にAに対するBの比B/Aが0.00以上0.30未満であり、被覆体の架橋度が90%以上であることを特徴とする多層構造エラストマー成形体。
  2. 第2の熱可塑性エラストマー材料は、温度50℃〜110℃における複素粘性率が40%以下であることを特徴とする請求項1記載の多層構造エラストマー成形体。
  3. 第2の熱可塑性エラストマー材料の架橋剤は、フェノール系架橋剤であることを特徴とする請求項1または2記載の多層構造エラストマー成形体。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の多層構造エラストマー成形体から成ることを特徴とするウェザーストリップ。
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