JP2015532633A5 - - Google Patents

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ガラスシート及びガラスシートを成形する方法 優先権
本出願は、米国特許法第120条の下で、2012年8月30日出願の米国特許出願第13/599090号の優先権の利益を主張するものであり、本出願は参照によって上記出願の全体を援用する。
本開示は一般に、ガラスシート及びガラスシートを成形する方法に関し、より詳細には、第1及び第2の傾斜面を含むエッジ部を有するガラスシート、並びに第1及び第2の部分を除去して第1及び第2の傾斜面をそれぞれ形成することによってガラスシートを成形する方法に関する。
液晶ディスプレイで使用するためのガラスシートを含むガラスシートの製造プロセスは典型的には、原材料を溶融させること、そこからガラスシートを形成すること、そしてガラスシートに仕上げを施すことを含む。仕上げ作業は、次に、あるサイズへのガラスシートの切断、エッジ部の仕上げ、洗浄及び梱包を含む場合が多い。
ここでは、発明の詳細な説明において説明するいくつかの例示的な態様の基本的な理解を提供するために、本開示の簡潔な概要を提示する。
一態様では、ガラスシートを成形する方法を開示する。ガラスシートは:第1のガラスシート表面;第1のガラスシート表面と反対側の第2のガラスシート表面;第1のガラスシート表面と第2のガラスシート表面との間に画成される厚さ;およびメディアンクラック面を含む端面を含むエッジ部を含む。第1のガラスシート表面と端面とは、エッジ部の第1の縁に沿って交差する。第2のガラスシート表面と端面とは、エッジ部の第2の縁に沿って交差する。メディアンクラック面は、エッジ部の第1又は第2の縁から、端面に沿って延在する。本方法は、少なくとも1つの回転カップホイールを用いて、第1の縁を含むガラスシートの第1の部分を除去し、これによって第1のガラスシート表面と端面との間に第1の傾斜面を形成するステップ(I)を含む。本方法はまた、少なくとも1つの回転カップホイールを用いて、第2の縁を含むガラスシートの第2の部分を除去し、これによって第2のガラスシート表面と端面との間に第2の傾斜面を形成するステップ(II)を含む。次に本方法は、回転溝付きホイールを用いて、端面の残存部分を含むガラスシートの第3の部分を除去し、これによって第1の傾斜面と第2の傾斜面との間に頂面を形成するステップ(III)を含む。本方法によると、ステップ(I)及び/又はステップ(II)により、メディアンクラック面が除去される。
本態様の一例では、ステップ(I)、(II)及び(III)は、縁応力135MPaにおいて5%未満の破損確率を呈する成形済み縁をガラスシートに設ける。
本態様の別の例では、ステップ(I)及び(II)は同時に実行される。
本態様の更に別の例では、ステップ(I)の少なくとも1つの回転カップホイールは第1の回転カップホイールを備え、ステップ(II)の少なくとも1つの回転カップホイールは第2の回転カップホイールを備える。
別の例示的態様では、少なくとも1つの回転カップホイールは、メタルボンドダイヤモンドホイール及びレジンボンドダイヤモンドホイールからなる群から選択される。
更なる例示的態様では、上記結合保持式ダイヤモンドホイールのメッシュサイズは400〜1000である。
更に別の例示的態様では、溝付きホイールは、ダイヤモンドのメッシュサイズが600〜1000のメタルボンドホイールである。
更に別の例示的態様では、溝付きホイールは、第1の傾斜面、頂面及び第2の傾斜面によって画成されるガラスシートの外形を収容するよう構成された溝を備える。
本態様の更なる例では、本方法はステップ(III)の後に、第1の傾斜面、頂面及び第2の傾斜面のうちの少なくとも1つを研磨するために、ガラスシートを回転研磨ホイールと接触させるステップ(IV)を更に含む。
本態様のまた更なる例では、本方法はステップ(III)の後に、第1のガラスシート表面と第1の傾斜面、第1の傾斜面と頂面、頂面と第2の傾斜面、及び第2の傾斜面と第2のガラスシート表面のうちの少なくとも1つの間に、丸みを帯びた交差部分を設けるステップ(IV)を更に含む。
本態様の別の例では、本方法はステップ(III)の後に、ラバーボンドホイール、レジンボンドホイール及びポリマーボンドホイールからなる群から選択されるホイール本体と、ダイヤモンド砥粒、シリコンカーバイド砥粒、アルミナ砥粒及びセリア砥粒のうちの1つ又は複数からなる群から選択される切断材料とを含む回転研磨ホイールに、ガラスシートを接触させるステップ(IV)を更に含む。
本態様の更に別の例では、メディアンクラック面は、ガラスシートの厚さの15%以下だけ延在する。
本態様の別の例では、成形済み縁は前記態様に従って作製され、この成形済み縁を備えるガラスシートが縁応力135MPaにおいて5%未満の破損確率を呈する。
別の態様では、ガラスシートを成形する方法を開示する。ガラスシートは:第1のガラスシート表面;第1のガラスシート表面と反対側の第2のガラスシート表面;第1のガラスシート表面と第2のガラスシート表面との間に画成される厚さ;およびメディアンクラック面を含む端面を含むエッジ部を含む。第1のガラスシート表面と端面とは、エッジ部の第1の縁に沿って交差する。第2のガラスシート表面と端面とは、エッジ部の第2の縁に沿って交差する。メディアンクラック面は、エッジ部の第1又は第2の縁から、端面に沿って延在する。本方法は、第1の縁を含むガラスシートの第1の部分を除去し、これによって第1のガラスシート表面と端面との間に第1の傾斜面を形成するステップ(I)を含む。本方法はまた、第2の縁を含むガラスシートの第2の部分を除去し、これによって第2のガラスシート表面と端面との間に第2の傾斜面を形成するステップ(II)を含む。次に本方法は、端面の残存部分を含むガラスシートの第3の部分を除去し、これによって第1の傾斜面と第2の傾斜面との間に頂面を形成するステップ(III)を含む。本方法によると、ステップ(I)及び/又はステップ(II)は、メディアンクラック面を除去する。
本態様の一例では、ステップ(I)、(II)及び(III)は、縁応力135MPaにおいて5%未満の破損確率を呈する成形済み縁をガラスシートに設ける。
本態様の別の例では、ステップ(I)及び(II)は同時に実行される。
本態様のまた更なる例では、ステップ(I)及び/又はステップ(II)は、少なくとも1つの回転カップホイールを用いて面取りすることを含む。
本態様のまた更なる例では、ステップ(III)は、回転溝付きホイールを用いて上記第3の部分を除去することを含む。
本態様の別の例では、成形済み縁は前記態様に従って作製され、この成形済み縁を備えるガラスシートが縁応力135MPaにおいて5%未満の破損確率を呈する。
更なる態様では、ガラスシートは、第1のガラスシート表面、及び第1のガラスシート表面と反対側の第2のガラスシート表面を備え、第1のガラスシート表面と第2のガラスシート表面との間で画成される厚さを有する。ガラスシートは更に、第1のガラスシート表面及び頂面と交差する第1の傾斜面と、第2のガラスシート表面及び頂面と交差する第2の傾斜面とを含む、エッジ部を含む。ガラスシートは、縁応力135MPaにおいて5%未満の破損確率を呈する。
以上の及びその他の態様は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むことで、より良好に理解される。
例示的なガラスシートの一部の概略斜視図 回転カップホイールによってガラスシートの第1の部分を除去する前の、例示的なガラスシートの一部の概略側面図 回転カップホイールによってガラスシートの第1の部分を除去して、第1の傾斜面を形成する際の、図2の例示的なガラスシートの一部の別の概略側面図 例示的な回転カップホイールの複数の部分の概略底面図 図4の例示的な回転カップホイールの複数の部分の概略側面図 回転カップホイールによってガラスシートの第2の部分を除去する前の、図3の例示的なガラスシートの一部の別の概略側面図 回転カップホイールによってガラスシートの第2の部分を除去して、第2の傾斜面を形成する際の、図6の例示的なガラスシートの一部の別の概略側面図 第1の傾斜面及び第2の傾斜面を含む例示的なガラスシートの一部の概略側面図 第1及び第2の回転カップホイールによってガラスシートの第1及び第2の部分を同時に除去して、第1及び第2の傾斜面を形成する際の、図2と同様の例示的なガラスシートの一部の概略側面図 回転溝付きホイールによってガラスシートの第3の部分を除去する前の、図8の例示的なガラスシートの一部の概略側面図 回転溝付きホイールによってガラスシートの第3の部分を除去して、頂面を形成する際の、図10の例示的なガラスシートの一部の概略側面図 回転カップホイールによって、メディアンクラック領域を含むガラスシートの第1の部分を除去する前の、例示的なガラスシートの一部の概略側面図 回転カップホイールによって、メディアンクラック領域を含むガラスシートの第2の部分を除去する前の、例示的なガラスシートの一部の概略側面図 回転研磨ホイールによって研磨する前の、例示的なガラスシートの一部の概略側面図 回転研磨ホイールによって研磨する際の、図14の例示的なガラスシートの一部の概略側面図 第1のガラスシート表面、第1の傾斜面、頂面、第2の傾斜面及び第2のガラスシート表面、並びにこれらの間の交差部分を含み、かつこれら交差部分が鋭利である、例示的なガラスシートの一部の概略側面図 第1のガラスシート表面、第1の傾斜面、頂面、第2の傾斜面及び第2のガラスシート表面、並びにこれらの間の交差部分を含み、かつこれら交差部分が丸みを帯びている、例示的なガラスシートの一部の概略側面図 市販のプロセス(円)、SP11−142のプロセス(正方形)及び本開示のプロセス(菱形)に関して、破損確率(%)対破損応力(MPa)のグラフとして表された、ワイブル分布に従った縁強度の比較の結果を示す。
これより、例示的実施形態を図示した添付の図面を参照して、実施例を更に完全に説明する。可能な場合は、同一の又は類似の部品を表すために、図面全体を通して同一の参照番号を使用する。しかしながら、複数の態様を多くの異なる形態で実現してよく、またこれら複数の形態は、本明細書で挙げる実施形態に限定されるものとして解釈してはならない。
まず図1に示すガラスシート10を参照して、本開示の例示的方法を説明する。ガラスシート10は、第1のガラスシート表面12、第1のガラスシート表面12と反対側の第2のガラスシート表面14、第1のガラスシート表面12と第2のガラスシート表面14との間に画成される厚さ16を含む。ガラスシート10は、メディアンクラック面22を有する端面20を含むエッジ部18を更に含む。ガラスシート10は例えば、機械的スコアリング又はレーザスコアリング等のスコアリングを含むプロセスによってあるサイズに切断され、その後分離されたガラスシート10であってよい。ガラスシート10の縁の品質は、ガラスシート10を様々な用途(例えば液晶ディスプレイへの組み込み)に使用できるかどうかを決定するために重要となり得る。更に、所定レベルの縁応力の下でのひび割れ破損確率を低減するために、縁品質を向上させることが望ましい場合がある。従って、縁品質を向上させることにより、ガラスシートのエッジ部の強度も上昇させることができ、これによって特定の縁応力条件下におけるガラスシートのひび割れ破損を回避できる。従って、ガラスシート10のエッジ部を機械加工してその縁品質を制御する、修正する及び/又は向上させることが望ましい場合がある。
ガラスシート10について更に詳細に考察すると、図1に示すように、第1のガラスシート表面12と端面20とは、エッジ部18の第1の縁24に沿って交差してよく、第2のガラスシート表面14と端面20とは、エッジ部18の第2の縁26に沿って交差してよい。メディアンクラック面22は、第1の縁24及び第2の縁26のうちの一方又は両方から延在してよい。例えば説明を目的として図示したように、メディアンクラック面22は、第1の縁24から延在するものとして図示されている。更なる実施例では、メディアンクラック面は第2の縁から延在してよい。また更なる実施例では、メディアンクラック面は第1の縁24及び第2の縁26の両方から延在してよい。
メディアンクラック面22は、ガラスシート10のスコアリング及び分離中に形成され得、メディアンクラック面22の深さ28、即ち程度は、加工をどのように実施するかに少なくとも部分的に基づいて決定される。典型的には、メディアンクラック面22の深さ28は、スコアリングされるガラスシート10の厚さ16に左右され、厚さ16の約10〜15%である。液晶ディスプレイに組み込むためのガラスシートの厚さは典型的には2mm以下、例えば0.7mm以下、0.5mm以下、又は0.3mm以下である。よって例えば、メディアンクラック面22はエッジ部18の第1の縁24又は第2の縁26から、端面20に沿って、ガラスシート10の厚さ16の15%以下だけ延在してよく、例えば厚さ16が2mmのガラスシート10に関して0.3mm以下だけ延在してよい。
機械的スコアリング又はその他のプロセスを用いて生成できるメディアンクラック面22は、ガラスシート10の縁品質を低下させ得、不適当に伝播してひび割れ破損又はその他の望ましくない特性を引き起こす場合がある初期ひび割れ位置を提供し得る。従って、ガラスシート10からメディアンクラック面22を除去することが望まれる。以下に説明するように、メディアンクラック面22は後続の成形ステップによって除去でき、メディアンクラック面22の深さ28が、メディアンクラック面22の除去を達成するために除去され得るガラス材料の量を決定する。
ガラスシート10はまた、エッジ部18に沿った横方向ひび割れを有さないものであってよい。メディアンクラック面22と同様、横方向ひび割れはガラスシート10のスコアリング及び分離中に形成され得、ガラスシート10の縁品質を低下させ得、同様に、縁応力条件下でのひび割れ破損確率を上昇させ得る。従って、横方向ひび割れが存在しないことも望まれる。
ここでガラスシート10を成形する方法について考察すると、本方法は、少なくとも1つの回転カップホイール42を用いて、第1の縁24を含むガラスシート10の第1の部分40を除去するステップ(I)を含む。図2、3に示すように、ガラスシート10の第1の部分40を除去することで、第1のガラスシート表面12と端面20との間に第1の傾斜面44を形成できる。図4、5に示すように、カップホイール42は、外側環状表面60及び凹状中央部62を含む研削ホイールを備えてよい。外側環状表面60は研磨材であり、従って研削表面として使用できる。凹状中央部62は、研削中に、研削済みのガラスをガラスシート10から離れるように自由に流れさせることができるような開放構造をもたらす。少なくとも1つの回転カップホイール42は例えば、メタルボンドダイヤモンドホイール又はレジンボンドダイヤモンドホイール等の結合保持式ダイヤモンドホイールであってよい。このような結合保持式ダイヤモンドホイールは、例えば400〜1000の範囲のメッシュサイズを含んでよく、例えば600メッシュサイズであってよい。図2に示すように、この少なくとも1つの回転カップホイール42は、スピンドル46(例えば電気モータの回転式シャフト)上に設置してよく、第1の傾斜面44の角度を制御できるように、ガラスシート10に対して角度を付けてよい。ガラスシート10は、例えばチャック又は空気軸受等の支持デバイス48内に固定することによって、少なくとも1つの回転カップホイール42がガラスシート10のエッジ部18に接触するよう、所定の位置に維持できる。ガラスシート10を所定の位置に維持するためのその他のアプローチもまた好適である。
図6、7に示すように、本方法はまた、少なくとも1つの回転カップホイール42を用いて、第2の縁26を含むガラスシート10の第2の部分70を除去することにより、第2のガラスシート表面14と端面20との間に第2の傾斜面72を形成するステップ(II)を含んでよい。ステップ(II)の少なくとも1つの回転カップホイール42もまた例えば、例えば400〜1000の範囲のメッシュサイズを含む結合保持式ダイヤモンドホイールであってよく、スピンドル46上に設置してよく、第2の傾斜面72の角度を制御できるように、ガラスシート10に対して角度を付けてよく、ここでもまたガラスシート10は所定の位置に維持される。
ステップ(I)、(II)を更に詳細に考察すると、これらのステップを実施することにより、スコアリングによる傷及び/又は欠陥を除去できる。また、これらのステップを実施することにより、平滑な形態の及び/又はガラスチップ等の粒子を有さない第1の傾斜面44及び第2の傾斜面72を提供することもできる。少なくとも1つの回転カップホイール42が接触するために利用できるガラスシート10の長さ、少なくとも1つの回転カップホイール42が印加する力、ガラスシート10の厚さ16及びガラスシート10の材料特性といった様々な因子を、これらの目的のために変化させるか又は最適化することができる。
ステップ(I)、(II)を、例えば以下のように実施してよい:ステップ(I)の少なくとも1つの回転カップホイール42及びステップ(II)の少なくとも1つの回転カップホイール42は、ガラスシート10に対して、図8に示すように例えば40〜140°、例えば50〜70°又は約60°の面取り角度φを間に有する第1の傾斜面44及び第2の傾斜面72を形成できるように角度を付けられる。これは例えば、ガラスシート10のエッジ部18に対する角度αが20〜70°、例えば55〜65°又は約60°となるように第1の傾斜面44を生成できるように、ステップ(I)の少なくとも1つの回転カップホイール42に角度を付け、また同様に、ガラスシート10のエッジ部18に対する角度βが20〜70°、例えば55〜65°又は約60°となるように第2の傾斜面72を生成できるように、ステップ(II)の少なくとも1つの回転カップホイール42に角度を付けることによって達成できる。図示したように、角度αと角度βとは互いに略等しくてよいが、更なる実施例ではこれら角度は異なっていてもよい。
ステップ(I)、(II)は所望に応じて様々な順序で(例えば同時に、順次、又は逆の順序で)実施してよく、また所望に応じて1つ又は複数の回転カップホイール42を用いて実施してよい。従って例えば図9に示すように、ステップ(I)、(II)は同時に実施してよく、この場合、ステップ(I)の少なくとも1つの回転カップホイール42は第1の回転カップホイール80を含んでよく、ステップ(II)の少なくとも1つの回転カップホイール42は第2の回転カップホイール82を含んでよい。これもまた例として、ステップ(I)、(II)は順次実施してよく、この場合例えば、ステップ(I)の少なくとも1つの回転カップホイール42は第1の回転カップホイール80を含んでよく、ステップ(II)の少なくとも1つの回転カップホイールは第2の回転カップホイール82を含んでよく、又はステップ(II)の少なくとも1つの回転カップホイール42はステップ(I)のものと同一である。これもまた例として、ステップ(I)、(II)を逆の順序で実施してよい。
本方法はステップ(I)、(II)に続いて、回転溝付きホイール92を用いて、端面20の残存部分を含むガラスシート10の第3の部分90を除去し、これによって図10、11に示すように第1の傾斜面44と第2の傾斜面72との間に頂面94を形成するステップ(III)も含む。溝付きホイール92は、凹状表面内に研磨表面98を有する縁96を含む研削ホイールである。回転溝付ホイール92は例えばメタルボンドホイールなどであってよく、ダイヤモンドメッシュサイズは例えば600〜1000の範囲、例えば600又は800メッシュサイズであってよい。回転溝付きホイール92は例えば成形された溝付きホイールであってもよく、ホイール92の縁96は、ガラスシート10の縁100に関して望ましい外形に対して略相補的な(例えば僅かに幅広の)外形を有する。このような外形を有する成形された溝付きホイール92は、ステップ(I)、(II)の後、ガラスシート10の縁100を収容できる。これにより、研削中に研削済みガラスをガラスシート10から除去するのを促進できる。ガラスシート10からの材料の除去は、他の縁仕上げプロセスにおける傾斜加工ステップに対しても最小化できる。
ステップ(III)を更に詳細に考察すると、このステップを実施することにより、頂面94を形成するために必要な最小量のガラスシート10を除去できる。またこのステップを実施することにより、第1の傾斜面44、頂面94及び第2の傾斜面72によって画成されるガラスシート10に関して望ましい外形を、ガラスシート10に提供できる。即ち例えば幅広い用途に関して、ガラスシート10に望ましい形状を提供でき、及び/又はガラスシート10の最適な品質を保証できる。ステップ(I)、(II)の後のガラスシート10の面取り角度φ、ガラスシート10の縁100に関して望ましい最終形状、及びガラスシート10から除去するべき材料の量といった様々な因子を、これらの目的のために変化させるか又は最適化することができる。
ステップ(III)は例えば、第1の傾斜面44又は第2の傾斜面72から材料を除去することなく、例えば端面20の残存部分を含むガラスシート10の第3の部分90以外の材料を除去することなく、実施できる。従って例えば、溝付きホイール92は、第1の傾斜面44、頂面94及び第2の傾斜面72によって画成されるガラスシート10の外形を収容できるよう十分に幅広の溝を含むことができる。溝の好適な例示的形状としては:(i)溝深さ=0.762mm、溝底幅=0.3048mm±0.0254mm、R=0.127mm±0.0254mm、開先角度80°;(ii)溝深さ=0.762mm、溝底幅=0.3556mm±0.0254mm、R=0.127mm±0.0254mm、開先角度60°;(iii)溝深さ=0.254mm、R=0.508mm±0.0254mmが挙げられる。ガラスシート10の外形を収容できるように寸法決定された溝を有する溝付きホイール92を使用することにより、この溝付きホイール92をガラスシート10の第3の部分90に接触させ、溝付きホイール92のいずれの表面も第1の傾斜面44又は第2の傾斜面72に接触しないように(即ちこれらのいずれからも材料を除去しないように)、ホイール92をガラスシート10に向かって前進させることで、ガラスシート10の第3の部分90を正確に除去できることが理解されるだろう。
本方法によると、ステップ(I)及び/又はステップ(II)は図12、13に示すようにメディアンクラック面22を除去できる。例えばステップ(I)は、ステップ(I)の間に除去されるガラスシート10の第1の部分40にメディアンクラック面22が含まれている程度まで、メディアンクラック面22を除去できる。同様にステップ(II)は、ステップ(II)の間に除去されるガラスシート10の第2の部分70にメディアンクラック面22が含まれている程度まで、メディアンクラック面22を除去できる。ガラスシート10のメディアンクラック面22の深さ28を決定して、第1の傾斜面44及び/又は第2の傾斜面72の形成中にメディアンクラック面22を確実に除去できるようにガラスシート10に対して角度を付けられた少なくとも1つの回転カップホイール42を用いてステップ(I)及び/又はステップ(II)を実施することにより、ステップ(I)及び/又はステップ(II)によるメディアンクラック面22の除去を保証できることがわかるだろう。
ステップ(I)、(II)、(III)の組み合わせにより、他の縁仕上げプロセスに対して、切断深さが低減することに基づいて、ガラスシートから除去するべき材料の量を低減できる。これにより、比較的微細な砥粒を備えるカップホイール及び溝付きホイールを、場合によっては比較的高いガラス移動速度で使用できるようになり、これはより良好な縁強度及び品質をもたらす。除去される材料の量の低減は、約1:1.8〜2.4、即ち約2倍の低減であると計算される。これにより、研削済みガラス及びその他の破片の体積の約半分が削減される。
本方法はステップ(III)に続いて、図14、15に示すように、ガラスシート10の縁100の1つ若しくは複数の表面において、及び/又はこれら表面のうちの1つ若しくは複数の間において、ガラスシート10を回転研磨ホイール110と接触させるステップ(IV)も含んでよい。研磨ホイール110は例えば、ラバーボンドホイール、レジンボンドホイール又はポリマーボンドホイール等のホイール本体を含んでよい。研磨ホイール110はまた、ダイヤモンド砥粒、シリコンカーバイド砥粒、アルミナ砥粒、セリア砥粒又は別の同等の切断材料等の切断材料も含んでよい。従って例えばステップ(IV)は、第1の傾斜面44、頂面94及び第2の傾斜面72のうちの少なくとも1つを研磨するために、ガラスシート10を回転研磨ホイール110と接触させるステップ(IV)を含んでよい。これを実施することにより例えば、これらの面のうちの1つ又は複数において、ガラスシート10の縁100に所望の仕上げ品質を付与できる。また例えばステップ(IV)は、第1のガラスシート表面12と第1の傾斜面44、第1の傾斜面44と頂面94、頂面94と第2の傾斜面72、及び第2の傾斜面72と第2のガラスシート表面14のうちの少なくとも1つの間に、丸みを帯びた交差部分を設けることを含んでよい。これを実施することにより例えば、2つの面の間のいずれの鋭利な角を丸めることができる(これを行わなければ、上記鋭利な角は容易に損傷を被り得る)。
本方法は、組み立てライン型の構成、モジュール式の構成又はその他の同等の構成等の様々な構成で実施できる。例えば組み立てライン型の構成では、ガラスシート10を支持デバイス48内に固定して、例えば一定の速度で組み立てラインに沿って移動させてよい。第1の回転カップホイール80はガラスシート10に対して所望の角度に傾斜させてよく、これを用いて、ガラスシート10が通過するに従ってガラスシート10を研削して、第1の縁24を含むガラスシート10の第1の部分40を除去し、第1の傾斜面44を形成できる。同様に、第2の回転カップホイール82はガラスシート10に対して所望の角度に傾斜させてよく、これを用いて、ガラスシート10が通過するに従ってガラスシート10を研削して、第2の縁26を含むガラスシート10の第2の部分70を除去し、第2の傾斜面72を形成できる。第1の傾斜面44及び第2の傾斜面72の形成順序を入れ替えることもできる。回転溝付きホイール92は、その外形が、ガラスシート10の第1の傾斜面44及び第2の傾斜面72の外形に対してセンタリングされるように配向してよく、この回転溝付きホイール92を用いて、ガラスシート10が通過するに従ってガラスシート10を研削して、端面20の残存部分を含むガラスシート10の第3の部分90を除去し、頂面94を形成できる。回転研磨ホイール110は、回転溝付きホイール92と同様に(たとえばセンタリングされるように)配向してよく、これを用いて、ガラスシート10の縁に所望の仕上げ品質を付与でき、及び/又はいずれの鋭利な角を丸めることができる。
別の態様では、図16、17に示すようなガラスシート10を提供する。このガラスシート10は、上述の方法に従って作製された成形済み縁120を含み、従って例えばガラスシート10のメディアンクラック面22は除去されている。よってガラスシート10は、第1のガラスシート表面12、第1の傾斜面44、頂面94、第2の傾斜面72及び第2のガラスシート表面14を含んでよい。ガラスシート10はまた、第1のガラスシート表面12と第1の傾斜面44との間の交差部分122、第1の傾斜面44と頂面94との間の交差部分124、頂面94と第2の傾斜面72との間の交差部分126、及び第2の傾斜面72と第2のガラスシート表面14との間の交差部分128を含んでよい。これらの面のうちの1つ又は複数は、例えば研磨されていてよい。これら交差部分のうちの1つ又は複数は、例えば比較的鋭利であってよく(例えば図16参照)、及び/又は比較的鋭利な交差部分を有さないように丸めてよい(例えば図17参照)。
成形済み縁を含むガラスシート10は、縁応力135MPaにおいて5%未満の破損確率を呈し得る。ガラスシート10は例えば、液晶ディスプレイでの使用に好適なものであってよい。ガラスシート10の厚さ16は例えば2mm以下、例えば0.7mm以下、0.5mm以下又は0.3mm以下であってよい。ガラスシート10は、例えば縁強度を上昇させることによってガラスシート10を補強するために使用される場合があるコーティングを有さないものであってよい。
別の態様では、ガラスシート10を成形する方法を提供する。このガラスシート10は上述したようなものであってよく、再び図1に示すように、メディアンクラック面22を含む端面20を含むエッジ部18を含む。
本方法は、第1の縁24を含むガラスシート10の第1の部分40を除去することにより、再び図2、3に示すように第1のガラスシート表面12とガラスシート10の端面20との間に第1の傾斜面44を形成するステップ(I)を含む。いくつかの実施例では、ステップ(I)は上述のように少なくとも1つの回転カップホイール42等を用いて実施してよく、及び/又は上述のように第1の傾斜面44の角度を制御するためにガラスシート10に対してある角度で実施してよい。
本方法はまた、第2の縁26を含むガラスシート10の第2の部分70を除去することにより、再び図6、7に示すように第2のガラスシート表面14と端面20との間に第2の傾斜面72を形成するステップ(II)を含んでよい。ステップ(I)と同様、いくつかの実施例では、ステップ(II)は少なくとも1つの回転カップホイール42等を用いて実施してよく、及び/又は第2の傾斜面72の角度を制御するためにガラスシート10に対してある角度で実施してよい。
これもまた上述したように、ステップ(I)、(II)は同時に、順次、又は逆の順序で実施してよい。
本方法はまた、端面20の残存部分を含むガラスシート10の第3の部分90を除去することにより、再び図10、11に示すように第1の傾斜面44と第2の傾斜面72との間に頂面94を形成するステップ(III)を含んでよい。第3の部分の除去は、上述のように、例えばガラスシート10の縁100に関して望ましい外形に対して略相補的なホイール縁外形を有する成形された溝付きホイールである回転溝付きホイール92等を用いて実施してよく、及び/又はこれもまた上述したように、頂面94を形成するために必要な最小量のガラスシート10を除去するよう実施してよい。これもまた上述したように、ステップ(III)は、第1の傾斜面44又は第2の傾斜面72から材料を除去することなく実施してよい。
本方法によると、ステップ(I)及び/又はステップ(II)は上述のように、メディアンクラック面22を除去できる。
別の態様では、再び16、17に示すようなガラスシート10を提供する。このガラスシート10は、上述の方法に従って作製された成形済み縁120を含む。この成形済み縁120を含むガラスシート10は、縁応力135MPaにおいて5%未満の破損確率を呈し得る。ここでもまた、ガラスシート10は液晶ディスプレイでの使用に好適なものであってよく、ガラスシート10の厚さ16は例えば2mm以下、例えば0.7mm以下、0.5mm以下又は0.3mm以下であってよい。
本発明の方法は、単一のステップにおいて過剰量の材料が除去されるのを回避でき、これによってより微細な砥粒のホイールを使用できるようにして、縁品質を向上させることができる。更に、複数のステップで材料を除去することにより、時間の経過によって形状が変化してエッジ部の全体形状に影響を及ぼし得る溝付き研削ホイールを避けることができる。また、第1及び第2の部分を処理して傾斜面を得るために回転カップホイール42を使用すると、ガラス粒子の生成への対処、及び機械加工されたガラス粒子が第1又は第2のガラスシート表面上に落ちてしまう危険の低減(この危険が低減されなければ、ガラス表面品質に悪影響を及ぼし得る)が促進される。更に、回転カップホイールを用いて材料を除去することにより十分なクリアランスを提供でき、これにより、機械加工されたガラス粒子をガラスシート近傍から自由に除去できるようになる。
本明細書で開示した方法に従って、ガラスシートを調製した。成形前にあるサイズに切断された状態のガラスシートの寸法は、400mm×125mm×0.5mmであった。第1及び第2の傾斜面は、ガラスシートのそれぞれ対応するエッジ部に対して角度α、βを有するよう形成され、これら角度はいずれも70°であった。頂面は、0.3mmの頂面幅を有するよう形成された。続いて第1の傾斜面、頂面及び第2の傾斜面を研磨し、これらの間の交差部分を丸めた。その結果、メディアンクラック面を有さず鋭利な縁を含むガラスシートが得られた。
図18は、代替的なアプローチによって調製したガラスシートとの比較において、上記方法に従って調製したガラスシートに関する縁強度の結果を示すグラフである。グラフの縦軸は破損確率(%)を表し、横軸は縁応力(MPa)を表す。プロセスのレシピは、研削ホイール及び研磨ホイール等の工具の選択、ボンド材料及びメッシュサイズ、並びに材料の除去及び速度等のプロセスパラメータの選択に応じて変化し得る。プロセスパラメータの変更及び最適化が性能の更なる改善に繋がり得ることは理解されるだろう。本開示の技術を用いて調製したエッジ部を有する各ガラスシート、及び他の技術を用いて調製したエッジ部を有する各ガラスシートに対して、四点屈曲試験を実施した。菱形として表され、関数130で表されたデータは、本開示の方法を用いた場合の、様々な縁応力条件下での破損確率を示す。一方、円及び正方形で表され、関数132、134で表されたデータは、本開示の方法を用いずにエッジ部を設ける方法を用いた場合の、様々な縁応力条件下での破損確率を示す。図から分かるように、本開示のプロセスに関する縁強度は、図示した代替的なアプローチに関するものよりも有意に高い。実際には、関数130によって示されているように、本開示の方法を用いると、縁応力135MPaにおいて75%未満、例えば60%未満、例えば50%未満、例えば40%未満、例えば30%未満、例えば20%未満、例えば10%未満、例えば5%未満の破損確率を達成できる。
本出願が請求する発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変形が可能であることは、当業者には明らかであろう。
10 ガラスシート
12 第1のガラスシート表面
14 第2のガラスシート表面
16 厚さ
18 エッジ部
20 端面
22 メディアンクラック面
24 第1の縁
26 第2の縁
28 深さ
40 第1の部分
42 カップホイール
44 第1の傾斜面
46 スピンドル
48 支持デバイス
60 外側環状表面
62 凹状中央部
70 第2の部分
72 第2の傾斜面
80 第1の回転カップホイール
82 第2の回転カップホイール
90 第3の部分
92 回転溝付きホイール
94 頂面
96 縁
98 研磨表面
100 縁
110 研磨ホイール
120 成形済み縁
122、124、126、128 交差部分

Claims (4)

  1. 第1のガラスシート表面;第1のガラスシート表面と反対側の第2のガラスシート表面;前記第1のガラスシート表面と前記第2のガラスシート表面との間に画成される厚さ;およびメディアンクラック面を含む端面を含むエッジ部を備えたガラスシートであって、前記第1のガラスシート表面と前記端面とは、前記エッジ部の第1の縁に沿って交差し、前記第2のガラスシート表面と前記端面とは、前記エッジ部の第2の縁に沿って交差し、前記メディアンクラック面は、前記エッジ部の前記第1又は第2の縁から、前記端面に沿って延在するものであるガラスシートを成形する方法において、
    前記方法は:
    (I)少なくとも1つの回転カップホイールを用いて、前記第1の縁を含む前記ガラスシートの第1の部分を除去し、これによって前記第1のガラスシート表面と前記端面との間に第1の傾斜面を形成するステップ;
    (II)前記少なくとも1つの回転カップホイールを用いて、前記第2の縁を含む前記ガラスシートの第2の部分を除去し、これによって前記第2のガラスシート表面と前記端面との間に第2の傾斜面を形成するステップ;
    (III)回転溝付きホイールを用いて、前記端面の残存部分を含む前記ガラスシートの第3の部分を除去し、これによって前記第1の傾斜面と前記第2の傾斜面との間に頂面を形成するステップ
    を含み、
    前記ステップ(I)及び/又は前記ステップ(II)は、前記メディアンクラック面を除去することを特徴とする方法。
  2. 前記ステップ(I)、(II)及び(III)は、縁応力135MPaにおいて5%未満の破損確率を呈する成形済み縁を前記ガラスシートに設けることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 第1のガラスシート表面;第1のガラスシート表面と反対側の第2のガラスシート表面;前記第1のガラスシート表面と前記第2のガラスシート表面との間に画成される厚さ;およびメディアンクラック面を含む端面を含むエッジ部を備えたガラスシートであって、前記第1のガラスシート表面と前記端面とは、前記エッジ部の第1の縁に沿って交差し、前記第2のガラスシート表面と前記端面とは、前記エッジ部の第2の縁に沿って交差し、前記メディアンクラック面は、前記エッジ部の前記第1又は第2の縁から、前記端面に沿って延在するものであるガラスシートを成形する方法において、
    前記方法は:
    (I)前記第1の縁を含む前記ガラスシートの第1の部分を除去し、これによって前記第1のガラスシート表面と前記端面との間に第1の傾斜面を形成するステップ;
    (II)前記第2の縁を含む前記ガラスシートの第2の部分を除去し、これによって前記第2のガラスシート表面と前記端面との間に第2の傾斜面を形成するステップ;
    (III)前記端面の残存部分を含む前記ガラスシートの第3の部分を除去し、これによって前記第1の傾斜面と第前記2の傾斜面との間に頂面を形成するステップ
    を含み、
    前記ステップ(I)及び/又は前記ステップ(II)は、前記メディアンクラック面を除去することを特徴とする方法。
  4. 前記ステップ(I)、(II)及び(III)は、縁応力135MPaにおいて5%未満の破損確率を呈する成形済み縁を前記ガラスシートに設けることを特徴とする請求項3記載の方法。
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