JP2015530950A - レールを基礎とする輸送機関のための輸送及び荷積み装置 - Google Patents

レールを基礎とする輸送機関のための輸送及び荷積み装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、特に軌道設備を検査及び整備する機械のための、ISOコンテナ用の規格化された荷物積載台を装備した輸送機関を用いる、レール支持輸送機関用の輸送及び荷積み装置に関する。目的は、レール支持輸送機関を特殊な輸送機関なしに離れた操作場所に安全に輸送し、外部の吊り上げ装置なしに軌道装置上に荷降ろしし、拾い上げられる、レール支持輸送機関を輸送し荷積みするための新規な可能性を見出すことである。この目的は、輸送及び荷積み装置が、ISOコンテナ型に一致する2つのフロアアセンブリ11と、2つのフロアアセンブリの間に、荷積み・荷降ろしユニット2,3;8;91,92,93,99の自動運動用の駆動、変速及び制御ユニットが配置される中間スペース15と、を有するサンドウィッチ構造体1を有し、サンドウィッチ構造体1上でレール支持輸送機関47を保持、案内するためのレール6が設けられることで達成される。

Description

本発明は、規格化ISOコンテナ寸法に基づく荷物積載台と規格化ロック要素を装備した輸送機関を用いたレール支持輸送機関のための輸送及び荷積み装置に関する。当該輸送及び荷積み装置は、特に軌道設備上での検査及び整備作業に使用される移動機械を輸送及び荷積みするために、2つのロングサイド及び2つのショートサイド及び4つのISOコンテナコーナーを有するISOコンテナ型に一致するフロアアセンブリの形状の少なくとも1つの矩形フレームと、矩形フレームの少なくとも1つのショートサイドを通って商品を荷積みすることができる荷積み・荷降ろしユニットとを有する。
軌道設備を検査及び整備するための機械は輸送可能でなければならない。というのも、当該機械は多数の分岐を有するレールネットワークの多数の異なる箇所で、また場合により世界中の各箇所においても、すぐさま、従って測定・加工機械自体のかなりの独立運転なしに、命令及び権限通りに軌道の定められた区間で使用できるべきだからである。
検査及び整備機械を輸送可能にするために、機械の組み合わせを具体化しそれらの力の下で動く、専門の軌道支持された特殊輸送機関が使用でき、又は検査及び整備機械の荷積み及び輸送過程を可能にするカスタマイズされたキャリア輸送機関が使用できる。
前述の種類の装置の不都合は、作動と作業に関連する技術的観点で機械類を、鉄道、路面電車路線や地下鉄などの多様な都市のレールネットワーク及び機械類が世界で使用される場合に国ごとに異なる軌道ネットワークに適用させるための高めの技術コストにある。機械類のサイズのために、それが使用されるべき場所に合理的な遅れの範囲内で到着できて、軌道幅に適用させ機械類を様々な軌道設備上に置くためのステップが簡単に実現できる場合、特殊輸送機関やカスタマイズされたキャリア輸送機関の使用は経済的なだけである。加えて、世界中での使用のために、兵站上の努力を可能な限り最小限にする又は例えば海で輸送された場合に環境影響に対して適切な保護を与える例えばコンテナ等の輸送に利用できる標準化された解決法はない。
ゆえに、軌道設備のための検査及び整備機械を小さめのフレキシブルに適合できる個々のモジュール式のユニットの形態で構成する必要がある。それにより、この検査及び整備機械は1つの使用場所から隣へより容易に輸送され、トラック(truck)や規格化された鉄道カーなどによる通常の輸送方法にも利用できる。
軌道支持された検査及び整備機械を使用場所に直接持ってくる1つの可能性は、それを鉄道カーに移すことである。
鉄道軌道の領域で建設作業を行う装置が特許文献1から従来技術で知られている。ここでは、建設作業に必要な建設資材の輸送が、共に連結されて列車を形成する多数の平床型のボギー車上でレール支持された作業機械によって行われる。隣接セクションの軌道がボギー車の荷積み面の上に設けられ、それによりボギー車上のレール支持された作業機械は列車の長さに沿って建設資材を動かすことができる。ボギー車上又はボギー車が走る軌道設備上に駐車された作業機械によって最初及び/又は最後の長物車(flatcar)のフロントサイドを介して、建設資材は荷積み・荷降ろしされる。しかしながら、作業機械の荷積み・荷降ろしは与えられても記載されてもいない。
グローバルスタンダードに特に一致する荷積み装置は小さめの個々のユニットを輸送するために知られている。これらの荷積み装置は追加の努力なしに利用可能なインフラを用いて操作され、検査及び整備機械を簡単かつ迅速に使用場所に移すことを保証する。
規格化ISOコンテナの要素に基づく輸送ユニットは、輸送されなければならない一般貨物の特に簡単でフレキシブルな操作を可能にする。独国実用新案(特許文献2)は、平坦でそれゆえ多用途に使用できる荷積み面を有するISOコンテナに一致する足跡を備えた輸送可能な荷物積載台を開示している。コンテナコーナーは荷積み面の4つのコーナーに配置されている。同一長さの4つの垂直縦型ポストが荷積み面のコンテナコーナーに締結されており、縦ビームは、補強のために荷積み面のロングサイドにおいてその間に設けられる。同様にポストの上側端部はコンテナコーナーを有し、それで多数の荷物積載台は次々に積み重ねられる。コンテナコーナーと寸法は、ISOコンテナにも使用される任意の手段による荷物積載台の扱いと輸送を可能にする。積載台の2つのショートサイドは、荷積み面に取り付けられて垂直位置から水平位置に移動できるフラップを有する。垂直の(折り畳まれた)位置では、フラップは荷物積載台の前面開口に近づき、水平の(広げられた)位置では、フラップは、適当な長さのチェーンによってフラップの2つの横端部のポストにぶら下げられた延長した荷積み面として使用できる。2つの鉄道カーの間に存する隙間が2つの連続する荷物積載台のフラップで架橋されて、使用可能な荷積み架橋が形成されるように、フラップの長さは選択される。荷物積載台は水平な地面に置かれ、フラップは地面に対して下に折り畳むことで乗り付け式の傾斜路としても使用できる。しかし、特許文献2に従う輸送可能荷物積載台は、検査及び整備機械の荷積み・荷降ろしにも、保護された輸送にも適していない。荷物積載台と軌道との高さの違いを克服して、レール支持輸送機関を直接載せることは不可能であり、環境影響に対する保護もない。
DE102004026916A1 DE9214306U1 DE102011057043A1
本発明の目的は、レール支持された輸送機関を簡単かつ信頼できる方法でどれだけ離れた使用場所にも輸送でき、使用場所で軌道設備の上に直接移すことができ、特殊な輸送機関も荷積み・荷降ろし用の外部吊り上げ装置も必要とせずにそこから再度拾い上げられる輸送機関であって、ISOコンテナ寸法に一致する規格化された荷物積載台を装備した輸送機関を用いて、レール支持された輸送機関、特に移動可能な検査及び整備機械を輸送し荷積みするための新規な可能性を見出すことである。
規格化ISOコンテナ寸法に基づく荷物積載台と規格化ロック要素を装備した輸送機関のための輸送及び荷積み装置であって、2つのロングサイド、2つのショートサイド及び4つのISOコンテナコーナーを有するISOコンテナ型に一致するフロアアセンブリの形状の少なくとも1つの矩形フレームと、矩形フレームの少なくとも1つのショートサイドを通って商品を荷積みすることができる荷積み・荷降ろしユニットとを有する、輸送及び荷積み装置において、前記課題は本発明によれば、当該輸送及び荷積み装置は、ISOコンテナ型に一致する少なくとも2つのフロアアセンブリを鏡で逆にしたように有するサンドウィッチ構造体を有し、矩形フレーム及び底板を有するフロアアセンブリは、直接上下に積み重なって配置されたコンテナコーナーに互いに固く連結されること、サンドウィッチ構造体の連結された2つのフロアアセンブリの間に、荷積み・荷降ろしユニットの駆動ユニット、変速ユニット及び制御ユニットが配置される中間スペースが設けられること、矩形フレームの長手方向にサンドウィッチ構造体の上側底板上でレール支持輸送機関を保持、案内するためのレールが設けられ、互いに平行に調節されることで達成される。
荷積み・荷降ろしユニットは有利には、2つの連結したフロアアセンブリの間の中間スペースに配置されたリニアスライド装置として形成され、該スライド装置は、矩形フレームのロングサイドと平行に伸縮可能に外側に移動できる少なくとも2本のリニアガイドと、それらと対称的かつ平行に配置された少なくとも1つのリニアドライブを有し、荷積み・荷降ろしユニットは、サンドウィッチ構造体の2つの矩形フレームのショートサイドの少なくとも一方で、サンドウィッチ構造体の上側底板とスライド装置を閉じる端板とを有する支持構造を形成する。
スライド装置は4本のリニアガイドと2つのリニアドライブを有し、リニアドライブは、それぞれの場合で2つ一組になって配置された2つのリニアガイドの間に配置されると有利である。
スライド装置が外側に移動したときに生じる開口領域を架橋して、サンドウィッチ装置の底板上のレールで創出されるレール支持輸送機関のためのガイド部を少なくとも長くするために架橋要素が得策には設けられ、そこに底板及び端板で形成される支持構造が固定的に配置される。
架橋要素は、伸縮可能に外側に移動できるレールであって、スライド装置が外側に移動したときに支持構造に締結される一組のレールとして構成されてもよく、又は溝内に個々に挿入できるレール部分として形成される。架橋要素の別な構造は、スライド装置が外側に移動した後に支持構造上に配置され得る架橋プレートとして構成される点にある。
外側に移動できるスライド装置を有するサンドウィッチ構造体の特に有利なさらなる発展形態では、折り畳み式傾斜路部分及び組み立て式傾斜路部分を有する組み立て式傾斜路が、スライド装置の端板に付加的に締結され、該傾斜路は、レール支持輸送機関を積み込み又は降ろせるように、サンドウィッチ構造体の底板とサンドウィッチ構造体を運搬する輸送機関が立つ地表面との高さの差が架橋される斜面として展開できる。
有利には、組み立て式傾斜路用の垂直に可動な高さ調節手段がスライド装置の端板に配置され、それによりサンドウィッチ構造体の上側底板に対応する傾斜路の連結高さが、サンドウィッチ構造体上に配置されたISOコンテナの内側床面の高さに適合できる。
好ましくは、組み立て式傾斜路は、レールを装備した2つの別個の平行に調節された軌道部分であって、互いに同期して可動な軌道部分を有する。軌道部分は、レール支持輸送機関が異なる軌間ゲージに付加的に適合されなければならないときにレール支持輸送機関用のレールを受容できるような幅をそれぞれ有する。
組み立て式傾斜路の平行な軌道部分に関して、旋回レール部分用の自在軸受がそれぞれの場合で傾斜路の組み立て式傾斜路部分の上端に配置されると有利であることが判明した。自在軸受は組み立て式傾斜路部分の平行な軌道部分に中央に配置され、それで旋回レール部分は組み立て式傾斜路部分の表面上を横に旋回可能であり、傾斜路が展開されたときに軌道設備のカーブに適合できるレール端部を形成する。旋回レール部分は、軌道設備と直交する平面内にある折り畳みジョイントによって展開できるレール延長部を有し、組み立て式傾斜路部分から軌道設備のレールへの移行が改善され又は傾斜路の所与の傾き角度での高さの起こり得る差が架橋される。レール延長部は好ましくは、サンドウィッチ構造体の底板若しくはそこに配置されたコンテナの内側床面と輸送機関用の軌道設備の地表面との間で克服されるべき高さの差に依存して長さを調節できる。
好ましくはレール延長部は、軌道設備上に直接載る端部であって、レール延長部及び旋回レール部分を軌道設備のレールにて案内する手段を具備した端部を有する。案内手段は好ましくは、レールの両サイドに作用するU型ストッパ又は軌道設備内で互いに対して鏡対称に配置された片側L型ストッパとして形成される。
組み立て式傾斜路を備えたサンドウィッチ構造体の拡張された実施形態では、この組み立て式傾斜路は、折り畳み式傾斜路部分及び組み立て式傾斜路部分の少なくとも1つのそれぞれの端部に折り畳み式のサポートを有すると有利である。折り畳み式のサポートは好ましくは、サンドウィッチ構造体の端板の近くで傾斜路の折り畳みジョイントで及び/又はレール延長部の折り畳みジョイントで展開できるように配置される。
本発明に係るサンドウィッチ構造体の別の有利なさらなる発展形態では、荷積み・荷降ろしユニットとして伸縮ブームがサンドウィッチ構造体の上側底板上に配置され、該伸縮ブームは、サンドウィッチ構造体の矩形フレームのロングサイドにそれぞれ平行に配置された2つのリニアドライブと2本の伸縮アームを有する。
この構造は、サンドウィッチ構造体の上側フロアアセンブリの少なくとも一部が、垂直回転軸のまわりに回転できるように軸受け取り付けされ、回転可能な部分は荷積み・荷降ろしユニットとして具備された伸縮ブームを有し、それでレール支持輸送機関が例えば隣接軌道のサイドに載置可能になる点でさらに改良されると好ましい。
本発明の別の有利なさらなる発展形態は、荷積み・荷降ろしユニットとして支持枠組みが、サンドウィッチ構造体の上側底板上に長手方向に可動に配置され、該支持枠組みは、サンドウィッチ構造体の全長に沿ってガイドプロフィール内でサンドウィッチ構造体のロングサイドに沿って移動可能であり、それでレール支持輸送機関が軌道上に降ろされ又はそこから拾い上げられ得る点で実現される。
このために、好ましい実施形態は以下のように構成される、つまりレール支持輸送機関を収容する載置ボックスに連結したリニアドライブの平行四辺形装置が、支持枠組みに可動に配置され、それにより載置ボックスを荷積み及び荷降ろしする運動が、水平な荷積み・荷降ろし工程と垂直な荷積み・荷降ろし工程で構成される。
特に有利な態様で構成される本発明に係るモジュール式の輸送及び荷積み装置は以下の点にある、すなわち3つのISOコンテナスペースを有する利用可能な輸送機関上で、サンドウィッチ構造体が輸送機関の荷物積載台の後端に配置され、レール支持輸送機関を収容するために変更されたISOコンテナ(貯蔵コンテナ)が輸送機関の荷物積載台の中央に配置され、サンドウィッチ構造体の給電のために変更されたISOコンテナ(給電コンテナ)が輸送機関の荷物積載台の前端に配置される。
本発明に係るモジュール式の輸送及び荷積み装置のための輸送機関上で2つのISOコンテナスペースしか利用可能でない場合、サンドウィッチ構造体は輸送機関の荷物積載台の後端に配置され、レール支持輸送機関を収容するために変更されたISOコンテナ(貯蔵コンテナ)はサンドウィッチ構造体上に置かれ、サンドウィッチ構造体の給電のために変更されたISOコンテナ(給電コンテナ)が輸送機関の荷物積載台上にサンドウィッチ構造体の前に配置され、ロックされる。
本発明は、規格化ISOコンテナ寸法に基づく荷物積載台と規格化ロック要素を装備した輸送機関を用いた、レール支持輸送機関用の、特に軌道設備のための可動な検査及び整備機械用の新規な輸送及び荷積み装置の実現を可能にし、それにより、レール支持輸送機関は、離れたどんな使用場所にも簡単かつ確実に輸送でき、特殊な輸送機関も荷積み・荷降ろし用の外部の吊り上げ装置も必要なしに、使用場所で軌道装置上に直接移され、またそこから再び拾い上げられる。
本発明を実施形態の例に則して以下でより完全に説明する。付属の図は以下を示す。
輸送機関の上に置かれた、サンドウィッチ構造体を含む、輸送及び荷積み装置の簡約した斜視図である。 荷積み位置にある組み立て式(折り畳める)乗り付け式傾斜路の斜視図である。 乗り付け式傾斜路の折り畳み式傾斜路部分上の横に回転可能なレール部分の移動領域の平面図である。 回転ジョイントで受容された回転可能なレール部分のレールの斜視図である。 サンドウィッチ構造体の上側サイドの高さにある、下側位置での荷積み位置にある乗り付け式傾斜路の側面図である。 図4aの拡大図である。 サンドウィッチ構造体上に置かれたISOコンテナの床面の高さにある、上側位置での荷積み位置にある乗り付け式傾斜路の側面図である。 図5aの拡大図である。 U断面により軌道に案内されたショートサポートを有する回転可能なレール部分の斜視図である。 折り畳み式傾斜路部分の端部を係合する突起(lug)と突起に締結されたショートサポートの詳細斜視図である。 突起と、そこに締結されたU断面を有するショートサポートの側面図である。 U断面により軌道に案内された回転可能なレール部分の図である。 ストッパにより軌道に案内された回転可能なレール部分の図である。 輸送及び荷積み装置の斜視図であり、そこに配置されたISOコンテナと、レール輸送機関上に置かれた、輸送位置にある乗り付け式傾斜路とを含む。 輸送機関上のサンドウィッチ構造体の装置であり、そこに置かれたISOコンテナを含む図である。 輸送機関上のサンドウィッチ構造体の装置であり、前に置かれたISOコンテナを含む図である。 側面整備開口を備えたISOコンテナの実施形態を示す図である。 荷積み・荷降ろしユニットとして回転・伸縮可能ブームを備えたサンドウィッチ構造体の実施形態を示す図である。 荷積み・荷降ろしユニットとして可動支持フレームを備えたサンドウィッチ構造体の実施形態を示す図である。
輸送及び荷積み装置は好ましくは、例えば加工機械や測定・検査装置等のレール支持輸送機関47のために使用できる。レール支持輸送機関は好ましくは鉄道により輸送され、この目的のためにISOコンテナ4に積み込まれ、規格化ISOコンテナ寸法に基づく荷物積載台を有する輸送機関5に荷積みされ、適切なロック要素53により固定される。レール支持輸送機関47は、軌道設備7上に置くことができ又は軌道設備7から拾い上げられなければならない。しかし、輸送及び荷積み装置は、この種の荷物積載台51を有する他の輸送機関5上でも使用でき、レール上に支持されていない他の一般の貨物を輸送及び荷積みするのにも適している。この目的に適しているロック要素53、例えば緊締要素(ツイストロック要素)が、例えばJost Werke GmbH社から販売されている。
図1に示すように、輸送及び荷積み装置は、コア要素として、ISOコンテナ型に一致する少なくとも2つのフロアアセンブリ11を有する水平配向のサンドウィッチ構造体1を有し、各アセンブリは、2つのロングサイド、2つのショートサイド及び底板13を有する矩形フレーム12の形状をしている。フロアアセンブリ11のそれぞれは、4つのコーナーに、規格化されたコンテナコーナー14を有している。直接上下に積み重なって配置されたフロアアセンブリ11は、コンテナコーナー14により互いに固く連結されている。コンテナコーナー14によって、ISOコンテナ型に一致する他の輸送装置の間、他のISOコンテナの間に、又はISOコンテナを輸送するのに適した輸送機関5の荷物積載台51上に、サンドウィッチ構造体1を積み重ねることができ、またコンテナコーナー14用に構成されたロック要素53によって輸送機関5又は他のISOコンテナにサンドウィッチ構造体を固定して連結することができる。
図1では、サンドウィッチ構造体1は20フィートのISOコンテナの2つのフロアアセンブリ11を有する。一方のフロアアセンブリ11は鏡で逆にしたように別のフロアアセンブリ11の上に配置され、それにより2つのフロアアセンブリ11のコンテナコーナー14は直接上下に積み重なって配置される。また、鏡面逆転したフロアアセンブリ11の底板13(底板13は最初に底部に配置されていた)は、対応的にサンドウィッチ構造体1の上側サイドになる。直接対向するコンテナコーナー14どうしの固定連結により、2つのフロアアセンブリ11は共にサンドウィッチ構造体1を形成する。中間スペース15が2つの連結したフロアアセンブリ11の間に形成され、サンドウィッチ構造体1の機能範囲を拡張する荷積み・荷降ろしユニットの駆動ユニット、変速ユニット及び制御ユニットを取り付けるために利用できる。サンドウィッチ構造体1を製造するとき、中間スペース15の高さは直接対向するコンテナコーナー14を適合させることで可能になる。フロアアセンブリ11のコンテナコーナー14の高さが半減されるとき、中間スペース15の高さは最小に達する。必要なら、コンテナコーナー14の間にスペーサを挿入することで中間スペース15の大きさを増大することもできる。
レール支持輸送機関47を荷積み・荷降ろしするために、レール6はサンドウィッチ構造体1の上側底板13上に配置される。レール6は底板13上に載置されていて、またせいぜい輸送すべきレール支持輸送機関47の重力を受けなければならないので、レール支持輸送機関47が例えば車輪フランジを備えた板車輪によってガイドされる断面(例えば、矩形断面やI型断面)を使用することは困難である。レール支持輸送機関47を受容するレール6の上側サイドの高さは底板13に属するコンテナコーナー14の高さより低く、そのためISOコンテナ4はレール6を損傷させることなくサンドウィッチ構造体1の上に配置される。
レール6の規格(ゲージ)は、輸送すべきレール支持輸送機関47の軌間ゲージに依存して適用できる。軌間ゲージを調整するために、レール6は、底板13に固定連結した軌間ゲージ調節手段61上に取り外し可能なねじ連結により設置される。軌間ゲージ調節手段61は軌間ゲージを調節するための多数のねじ穴を有する。軌間ゲージ調節手段61は、底板13の初め、終わり及び中間に等間隔でレール6と直交して締結された平鉄として構成される。
サンドウィッチ構造体1の第1実施形態では、押し出し装置2が荷積み・荷降ろしユニットとして中間スペース15に挿入されており、押し出し装置2によって、サンドウィッチ構造体1がサンドウィッチ構造体1の境界を超えて水平方向にショートサイドの1つと平行に延長できる。図1に示されるこの実施形態は、サンドウィッチ構造体1を運搬する輸送機関5としての鉄道長物車の使用を想定している。連結装置55及び2つの緩衝器52を具備した輸送機関5の一端にスライド装置2(slide-out device)を備えたサンドウィッチ構造体1が平坦な荷物積載台51上に載せられると、スライド装置2は底板13の延長部として使用でき、それで輸送機関5の連結装置55及び緩衝器52は架橋され得、同じ高さに位置する積み込みランプ、又は対向する輸送機関5上に位置するスライド装置2を備えた別なサンドウィッチ構造体1との連結がなされる。
本例では、スライド装置2は、4本のリニアガイド21、2つのリニアドライブ22及び端板24から形成される。しかしながら、スライド装置2は2本のリニアガイド21と1つのリニアドライブ22だけから形成されてもよい。リニアガイド21は他方の中に一方が伸縮してスライドされる中空部分から形成されており、中空部分では内側中空部分21.2が外側中空部分21.1内に直線的に滑動してガイドされる。外側中空部分21.1は中空スペース15内部でサンドウィッチ構造体1に固定して連結している。スライド装置2の挿入位置(moved-in position)では、内側中空部分21.2が外側中空部分21.1内に実質的に完全にスライドする。スライド装置2が引出位置(moved-out position)に移動すると、内側中空部分21.2は外側中空部分21.1の外にスライドする。リニアガイド21は共に、内側中空部分21.2の自由端の全てがサンドウィッチ構造体1のショートサイドと平行に配置された垂直指向の端板24に連結される点で終端する。
4本のリニアガイド21はサンドウィッチ構造体1のロングサイドと平行に配置されており、これらリニアガイド21は2つずつ組み合わされて従動ペアを形成する。リニアガイド21の運動は、それぞれの場合でペアを形成するリニアガイド21の間で中央にかつ平行に流体シリンダの形式で配置された2つのリニアドライブ22により実行される。1組のリニアガイド21はそれぞれの場合で、サンドウィッチ構造体1のロングサイドのうちの1つに固定して連結される。リニアドライブ22は、一方でその移動方向においてサンドウィッチ構造体1に固定して連結されており、他方で内側中空部分21.2を介して移動する端板24に連結している。
前述のシリンダとは異なるリニアドライブ22を使用することも可能である。スライド装置2の運動は、電気モータや電磁作動リニアモータと組み合わせて、スピンドルドライブ、チェーン駆動装置又はケーブル制御装置などの機械要素によっても実行できる。
リニアドライブ22は、サンドウィッチ構造体1に外部から接続している給電装置48(図10にのみ図示)により給電される。この給電装置48は、場合によっては、流体シリンダの動作に必要な媒体及び動作圧力と、電気ドライブの動作に必要な電気エネルギーを供給する。結合位置(不図示)が、給電装置48を連結するためにスライド装置2の向かいのサンドウィッチ構造体1の端部に一体化される。サンドウィッチ構造体1の動作に必要な給電ラインの全ては、迅速コネクタの形式のライン結合部を介して結合位置に外側からガイドされる。サンドウィッチ構造体1の構造と機能範囲に依存して、サンドウィッチ構造体1の内部に延びる給電ラインは結合位置からリニアドライブ22と他の消費部に至る。給電手段での消費がなるべく低く維持されるように、サンドウィッチ構造体1のドライブの全ては同じドライブコンセプトに基づくと有利である。
特別な実施形態では、サンドウィッチ構造体1は拡張された機能範囲なしに構成される。したがって、この種のサンドウィッチ構造体1は、専らその上に配置されたISOコンテナ4のための上昇した置き位置を達成する機能を有する。拡張された機能範囲のないサンドウィッチ構造体1は、ロングサイドの1つの両端部に横に給電ユニット用の結合位置を有する。給電ラインは、2つの結合位置を介してサンドウィッチ構造体の内部でサンドウィッチ構造体1を通って輪を作り、それで例えばサンドウィッチ構造体1の一端の給電装置48と他端のスライド装置2を備えたサンドウィッチ構造体1は組み合わさって、モジュール式の輸送及び荷積み装置を形成する。取り外し可能な結合ラインは、前述のように、隣接して置かれたモジュールの結合位置の間の連結のために使用される。
挿入位置では、端板24はサンドウィッチ構造体1のショートサイドのすぐ近傍に位置決めされ、それで中間スペース15への開口部は端板24により覆われる。挿入位置は図8にのみ示されている。
引出位置では、端板24はリニアガイド21の最大外側移動長さとリニアドライブ22の作動範囲によって画定される位置に位置し、これはサンドウィッチ構造体1の境界を超える。支持構造は底板13のエッジと端板24とによって形成され、レール架橋23が、別の状況ではサンドウィッチ構造体1と端板24の間に開いたままの領域を架橋するためにそこに受容できる。有利な実施形態では、レール架橋23は上側サイド12上のレール6に既に一体化され、スライド装置2が引出位置に移動するときに上側サイド12上に配置されるレール6から伸縮可能に引き出される。しかしながら、レール架橋23は、それらがヒンジを介して手動で広げられ又は底板13のレール6から別個に溝内に手動で挿入できるように、上側サイド12のレール6に締結されてもよい。
レール架橋23が使用されない場合、同様に手動で操作される架橋板(不図示)によってサンドウィッチ構造体1と端板24の間に開いた領域を覆うことも可能である。
スライド装置2の長さと突き出た積み込みに依存して、4本以上又は以下のリニアガイド21及び2以上又は以下のリニアドライブ22を使用することも可能である。最も簡単な構成では、2つのリニアガイド21だけが取り付けられ、その間の中間に配置された個々のリニアドライブ22を備えたサンドウィッチ構造体1のロングサイドと平行かつ対称に配置される。この実施形態では、サンドウィッチ構造体1に両方のショートサイドでスライド装置2を装備することも可能である。
サンドウィッチ構造体1の機能範囲を拡張するための好ましいオプションは、折り畳み式の傾斜路3(ランプ3)によってスライド装置2をさらに補充することにある。傾斜路3は、底板13と、サンドウィッチ構造体1自体又はサンドウィッチ構造体1を輸送する輸送機関5が位置する地表面との間の高さの差を架橋する。鉄道長物車が輸送機関5として使用されるとき、地表面は軌道設備7により形成される。輸送機関5上に載せられたサンドウィッチ構造体1と軌道設備7の高さとの比較的大きな差のために、傾斜路3は好ましくは、傾斜路3を折り畳み式傾斜路部分(foldable ramp portion)31と組み立て式傾斜路部分(collapsible ramp portion)32に分割する中央屈曲ジョイント35を有する、2部品の組み立て式傾斜路3として構成される。この種の組み立て式傾斜路3は、例えばオランダのRoyal Nooteboom Group B.V.社やBelgian manufacturer Dhollandia社で販売されている。
組み立て式傾斜路3は、水平軸のまわりに折れるように、スライド装置2の端板24において折り畳み式傾斜路部分31により受けられ、屈曲ジョイント35に連結した組み立て式傾斜路部分32のサイドに自由端を有する。図1は、折り畳み式傾斜路部分31及び組み立て式傾斜路部分32が底板13に対して垂直位置であって互いに平行に位置する完全に折り畳まれた輸送位置と、傾斜路3が底板13と軌道設備7の地表面の間の連結を行う完全に広げられた荷積み位置との間の中間位置における組み立て式傾斜路3を示す。
組み合わせの折り畳み移動と組み立て移動を実行するために、組み立て式傾斜路3は、折り畳み式傾斜路部分31を動かすリニアドライブ22によって同様に駆動される。連結ロッド36により形成される機械装置により、リニアドライブ22の駆動力は組み立て式傾斜路部分32にも伝達され、それで組み立て式傾斜路部分32は折り畳み式傾斜路部分31の折り畳み移動と同時に広げられる。スライド装置2の場合と同様に、傾斜路3を動かすのに必要なリニアドライブ22は外部給電ユニットで電力を与えられる。
図2は、完全に展開された荷積み位置にある組み立て式傾斜路3を示す。傾斜路は、傾斜路角度αでサンドウィッチ構造体1の底板13と軌道設備7との連結を創出する。組み立て式傾斜路3の折り畳みに対応する部分に分割されたレール6も同様に、レール支持輸送機関47を荷積み・荷降ろしするために傾斜路3の上側表面に締結される。
レール6は、底板13が軌間ゲージ調節手段61に設置されるのと同じ原理に従い折り畳み式傾斜路部分31上に設けられる。軌間ゲージ調節手段61は、レール6と直交して折り畳み式傾斜路部分31の初め、終わり及び中間に等しい間隔をおいて締結される。
組み立て式傾斜路部分32の領域には、図3aに示すように、レール6が、傾斜路3の上側表面と直交して配向した自在軸受63に締結された旋回レール部分62を形成する。図3bに示すように、自在軸受63は、傾斜路3の屈曲ジョイント35のすぐ近傍の取り外し可能な連結部によって組み立て式傾斜路部分32の上側表面に締結される。複数のねじ穴が、締結のために軌間ゲージ調節手段61と平行に組み立て式傾斜路部分32に設けられ、それで軌間ゲージは組み立て式傾斜路部分32において調節できる。
旋回レール部分62は、組み立て式傾斜路部分32の上側表面に沿って別な締結部を有さず、それにより自在軸受63のまわりを横に旋回できる。最大の横の旋回運動は十分大きく、旋回レール部分62が荷積み又は荷降ろしすべきレール支持輸送機関47により負荷をかけられても、旋回レール部分62は組み立て式傾斜路部分32の上側表面の領域に完全に残っていて組み立て式傾斜路部分32上に支持される。旋回レール部分62の領域の軌間ゲージに一致するように、レール6は図1,2に示すように、軌間ゲージに対して調節可能なゲージロッド66に関節式に連結される。従って、ゲージロッド66と共に、旋回レール部分62のレール6は自在軸受63のまわりを旋回する平行四辺形を形成する。
旋回レール部分62のレール6と軌道設備7との連続的な移行部を作るために、レール6は楔形に終端していなければならない。このために、レール6は、旋回レール部分62の端部でレール延長部64により追加的に拡張される。軌道設備7に載るレール延長部64の端部は、傾斜路角度αに対応していて鋭角に細くなる終端部を有する。レール延長部64が輸送位置で傾斜路3の寸法を超えて突出しないように、レール延長部64は、レール6のコースと直交して指向した折り畳みジョイント65によって旋回レール部分62の端部に連結している。輸送位置では、レール延長部64は旋回レール部分62上に折り畳まれ、ロックされ、従って意図しない展開から守られる。比較的小さい重量のために、レール延長部64は手動で折り畳まれ、また展開される。しかし、この移動のために機械的、電気的又は流体ドライブ又はそれらの組み合わせを備えることも可能である。
理論的に、荷積み位置における傾斜路3の傾斜路角度αは0(水平)から最大値(その限度は構造の種類に依存する)の間のいずれの値を有してもよい。サンドウィッチ構造体1の底板13と軌道設備7との高さの差に応じて、組み立て式傾斜路3の長さが最大傾斜路角度αにおいて高さの差を架橋するのに十分でない場合が生じるかもしれない。さらに、レール支持輸送機関47は最大傾斜路角度αより平らな角度でのみ荷積みされ得るかもしれない。大きな高さの差又は必要なより平らな傾斜路角度αに対する傾斜路3の長さの適応はレール延長部64により実行される。本発明に従う輸送及び荷積み装置を用いると、レール延長部64は以下に記載するアプリケーションに適応される。
第1のアプリケーションの場合、スライド装置2と組み立て式傾斜路3を備えたサンドウィッチ構造体1が、図4aの側面図に示されるように荷物積載台51の端部に載置される。サンドウィッチ構造体1はこの場合、輸送機関5のフロントサイドを介してレール支持輸送機関47を荷積み・荷降ろしするために使用される。スライド装置2は完全に延長され、組み立て式の乗り付け式傾斜路3は荷積み位置にある。図4bの拡大断面図に見てとれるように、輸送機関5の連結装置55及び緩衝器52はスライド装置2によって架橋され、それで傾斜路3は損傷の虞なしに展開される。端板24は、垂直方向に調節可能な高さ調節手段25によってリニアガイド21の端部に連結される。リニアガイド21への端板24の各連結部では、高さ調節手段25がコラムガイドを有し、コラムガイドでは端板24が垂直にガイドされている。手動クランクを備えたウォームギヤ又は電動式ウォームギヤが移動用ドライブとして使用できる。
図4a,4bでは、高さ調節手段25は、サンドウィッチ構造体1の底板13及び広げられた傾斜路3が同じ高さに位置する下側位置を占める。スライド装置2が引き出されたときに生じる、サンドウィッチ構造体1と広げられた傾斜路3の間の開口領域は、前述したようにレール架橋23により架橋される。
このアプリケーションにおいて記載した下側位置は高さ調節手段25によって実現される最も低い位置である。従って、傾斜路角度αが一定に維持される場合、広げられた傾斜路3に沿って延びるレール6の長さも最も短い。ゆえに、図4aに示すように、ショートレール延長部64.1だけが軌道設備7への連続移行部を創出するのに必要である。
この傾斜路角度αで広げられる傾斜路3自体が軌道設備7に載らないという事実のために、1組のショートサポート(ショート支持部)33が組み立て式傾斜路部分32の自由端の下面に配置され、それにより組み立て式の乗り付け式傾斜路3が軌道設備7の2つのレール上に支持される。図6cでは、ショートサポート33が側面断面図で示されている。ショートサポート33は、軌道設備7の方向と垂直に指向した軸受けで突起(ラグ)67に対して回動可能に締結される。突起は、組み立て式傾斜路部分32の自由端と係合し、旋回レール部分62の両端部に締結される。従って、乗り付け式傾斜路3の移動の間、ショートサポート33は重力のために常に垂直に下方にぶら下がる。突起67は、組み立て式傾斜路部分32の自由端の縁と確動係合を成し、図3aに示される、旋回レール部分62の横の旋回運動を可能にする。図6a,6bに示すように、軌道設備7に直接着座したショートサポート33の部分は、軌道設備7のレール上に上下逆さまに設置されたU形鋼68として構成される。U形鋼68は、輸送機関5が軌道設備7のカーブに遭遇したときに旋回レール部分62を軌道設備7にてガイドするための手段として使用される。図7aは、ショートサポート33、ショートレール延長部64.1を備えた旋回レール部分62及び輸送機関5の板車輪54を備えた、駆動方向に見て左側レールに当接したU形鋼68を示すプロフィール図である。
図4bは、軌道設備7上にスライド装置2と傾斜路3を支持するための、同様に2つ1組で配置されたロングサポート(ロング支持部)34をさらに示す。ロングサポート34は、軌道設備7のコースと垂直に指向した軸受にて組み立て式の乗り付け式傾斜路3の(端板24に配置された)端部の(軌道設備7に対向する)下面に可動に締結され、手動で又は駆動ユニット(不図示)によって展開又は折り畳まれる。
図5aに従う第2のアプリケーションでは、ISOコンテナ4がサンドウィッチ構造体1上に載置されている。ISOコンテナ4は、サンドウィッチ構造体1のコンテナコーナー14上にコンテナコーナー14を用いて載置され、コンテナコーナー14はロック要素53と取り外し可能に連結している。ISOコンテナ4は好ましくは、輸送及び荷積み装置との使用に適合したISOコンテナ4であり、以下ではレール支持輸送機関47を収容するのに使用される貯蔵コンテナ42と呼ぶ。貯蔵コンテナ42は、貯蔵コンテナ42の内部に備えられる床面41が軌間ゲージに対して調節できるレール6により変更される点で適合される。
図5a,5bでは、スライド装置2は完全に外側に移動しており、傾斜路3は荷積み位置にある。傾斜路3の高さレベルを載置された貯蔵コンテナ42の床面41の高さレベルに適合させるために、端板24が、高さ調節手段25によって、そこに締結された傾斜路3と共に上側位置まで移動させられなければならない。レール部分は、スライド装置2が引き出されたときに貯蔵コンテナ42のレール6と広げられた傾斜路3の間に生じる開口領域を架橋するのに使用される。
傾斜路角度αを一定に維持したまま傾斜路3の変更された高さレベルの結果、レール延長部64の長さが適合されなければならない。高さ調節手段25の変位経路に従い、延長部の量が、変位経路の係数(quotient)と傾斜路角度αの正弦で与えられる。ゆえに、図5aに示される高さ調節手段25の上側位置では、レール延長部64はロングレール延長部64.2の形式で構成される。長めの長さのために、ロングレール延長部64.2のレール6は、レール支持輸送機関47を荷積み・荷降ろしするときの重量の力を受容するのにもはや単独で十分に安定でない。安定化のために、ロングレール延長部64.2はIビームの形式の頑丈な小梁(joist)60に固定して連結されている。小梁は、先が尖って終端するロングレール延長部64.2に対応して、傾斜路角度αで楔形状に狭まっていて軌道設備7に載る終端部を同様に有する。ロングレール延長部64.2の初めと終わりは、調節可能なゲージロッド66により関節式に小梁60に連結され、軌間ゲージに一致する。
駆動方向に見て右側レールのプロフィール図である図7bに示されるように、輸送機関5が軌道設備7のカーブに遭遇したときにロングレール延長部64.2を備えた旋回レール部分62を軌道設備7にてガイドするための手段として、横ストッパ69が、軌道設備7に接触する小梁60の表面に締結される。ストッパ69は、小梁60に対して垂直に横に締結された板により実現される。
スライド装置2及び傾斜路3は、ショートサポート33及びロングサポート34により軌道設備7上に支持される。第1のアプリケーションの場合のサポート33,34に比較して、第2のアプリケーションの場合のサポート33,34は、高さ調節手段25の変位経路によって長くされなければならない。容易に長くできるように、また位置が高さ調節手段25の下側及び上側位置の間で調節できるように、ショートサポート33及びロングサポート34はこのアプリケーションのために長さ調節手段を装備している。
図5aは、組み立て式の乗り付け式の傾斜路3の輸送位置において占められるロングサポート34の折り畳み移動とその位置をさらに示す。この目的のため、ロングサポート34は破線で示される位置に折り畳まれ、折り畳み式傾斜路部分31の下面にロックされる。
図5a,5bに示された高さ調節手段25の上側位置は、スライド装置2を引出位置から挿入位置に又はその逆に移動させるために占められるべき開始位置である。高さ調節手段25、端板24又は傾斜路3の部分が連結装置55、緩衝器52又は輸送機関5のフロントサイドと衝突することなく、上側位置だけがスライド装置2を完全に挿入させることができる。
図8は、輸送位置において折り畳まれた傾斜路3を有する完全に挿入されたスライド装置2を示す。第2のアプリケーションにおいて記載したように、貯蔵コンテナ42はサンドウィッチ構造体1上に載置される。輸送位置では、サンドウィッチ構造体1のショートサイドは端板24で完全に覆われる。傾斜路3は貯蔵コンテナ42の荷積みゲート(不図示)のすぐ前に配置される。折り畳まれた傾斜路3は、高さ又は幅において貯蔵コンテナ42の外側寸法もサンドウィッチ構造体1上に載置された他のISOコンテナ4の外側寸法も超えて突出しないように寸法決めされ、それによりここで示されたサンドウィッチ構造体1と貯蔵コンテナ42の組み合わせは、隣り合って又は上下に位置するISOコンテナ4の間に難なく積み重ねられ、支持され、規格化されたコンテナ操縦装置(例えば、コンテナ荷積み架橋又は他のクレーン)を用いて使用できることが分かるだろう。図8は、旋回レール部分62上に折り畳まれたロングレール延長部64.2を示しており、ロングレール延長部はこの位置でロックされ、小梁60及びストッパ69の下面に締結された2つのゲージロッド66を有する。
本発明の別な実施形態では、サンドウィッチ構造体1は特殊コンテナ構造に永続的に連結されてもよい。この適合により、スライド装置2と傾斜路3が特殊コンテナ構造の外側寸法内に完全に収められ、それで輸送及び荷積み装置が長さ、高さ、幅においてISOコンテナ4の規格化寸法に一致する。この点について、組み立て式傾斜路3は、それが輸送位置において特殊コンテナ構造の荷積みゲートを代用するように構成されてもよい。輸送位置において傾斜路3を含むスライド装置2を特殊コンテナ構造の内側に配置することも可能であり、それでそれは最適な態様で損傷から保護されるように規格化寸法を有する閉じた荷積みゲートの後に積み込まれてもよい。
図9は、第1実施形態例の前述した第2のアプリケーションに従う輸送及び荷積み装置の構成例を示す。前後に配置された3つの20フィートのISOコンテナを収容し締結するのに好適な鉄道長物車が、輸送機関5として使用される。サンドウィッチ構造体1は、輸送機関5の運転方向と反対側に面する荷物積載台51の端部に荷積み・荷降ろしユニットと共に載置され、ロック要素53によって輸送機関5に連結される。貯蔵コンテナ42はサンドウィッチ構造体1上に置かれ、ロック要素53によってサンドウィッチ構造体1に連結される。貯蔵コンテナ42は好ましくは、軌道設備7上に荷降ろしされる又は軌道設備7から拾い上げられるレール支持輸送機関47を収容する。貯蔵コンテナ42がサンドウィッチ構造体1上に載置される事実に鑑みて、組み立て式傾斜路3は高さ調節手段25の上側位置における荷積み位置にある。ロングレール延長部64.2は、床面41と地表面を形成する軌道設備7との高さの大きな差を補償するために傾斜路3で使用される。
図9は、第1ISOコンテナ4に隣接して荷物積載台51の中央に載置された第2ISOコンテナ4を示す。貯蔵コンテナ42を備えているため、この第2ISOコンテナ4も同様に輸送及び荷積み装置との使用に特別に適合され、以下では給電コンテナと呼ぶ。給電コンテナ43は給電装置48を有し、輸送及び荷積み装置の自給動作に必要なユニット及び動作手段、レール支持輸送機関47を整備するのに必要なデバイス及び予備装置の全てを収容する。
給電コンテナ43は、貯蔵コンテナ42と同様にして輸送機関5の荷物積載台51上に載置、締結される。貯蔵コンテナ42とは異なり、給電コンテナ43は、機能の拡張範囲を有さず荷積み・荷降ろしユニットを有さずループした給電ラインだけを有するサンドウィッチ構造体であって、床面41の高さレベルに適合させるためにのみ使用されるサンドウィッチ構造体1上に載置される。貯蔵コンテナ42と給電コンテナ43の間に隣接して給電コンテナ43又は他のISOコンテナ4を隣接載置することで、多数のISOコンテナ4の内部スペースを結合して、集合的な使用可能ユニットを形成することができる。この目的のために、互いに面する前面荷積みゲートは、貯蔵コンテナ42、給電コンテナ43又は他のISOコンテナ4の内部に完全に収納できる巻き上げ式ゲート(roll-up gate)として構成される。
給電コンテナ43の又は給電コンテナ43と貯蔵コンテナ42の間に載置された他のISOコンテナ4の床面41がレール6を装備していて、隣接載置されたISOコンテナ4の床面41の間に残る隙間がショートレール部分で架橋されるとき、レール支持輸送機関47はこのISOコンテナ4の内部全体を通って移動できる。
荷積み・荷降ろしユニットの自給動作に必要なエネルギー及び動作圧力は、給電コンテナ43のユニット(図10にのみ図示)によって生成される。駆動コンセプトに依存して、内燃機関により作動される発電機がこの目的のために使用されてもよい。この発電機は、荷積み・荷降ろしユニットの電気モータの動作のために直接使用されるか、液圧又は空気圧生成用のユニットの動作のために間接的に使用される。よって、荷積み・荷降ろしユニットの流体駆動は液圧又は空気圧装置により供給される。
給電コンテナ43と電源供給されるべきサンドウィッチ構造体1又は他のISOコンテナ4とのリンクは、サンドウィッチ構造体1の連結位置(不図示)のライン結合部に連結された連結ラインにより実行される。給電コンテナ43は同様に連結ラインを給電コンテナ43に連結するための連結位置を有する。サンドウィッチ構造体1のロングサイドの一方での場合のように、連結位置は給電コンテナ43の側壁の1つに組み込まれ、給電装置48のライン結合部に外側からアクセス可能にする。ライン結合部も同様に簡単かつ迅速な操作のために迅速コネクタの形式で構成される。給電コンテナ43のライン結合部は、給電コンテナ43の下に位置決めされていて機能の拡張範囲を有さないサンドウィッチ構造体1のライン結合部に連結ラインによって連結される。サンドウィッチ構造体1のロングサイドの端部に配置された連結位置はこの目的のために使用される。荷積み・荷降ろしユニットを備えたサンドウィッチ構造体1は、サンドウィッチ構造体1の他の端部に配置された連結位置に連結される。
第1実施形態例の前述した第1のアプリケーションにおける輸送及び荷積み装置の使用の例は図10に示されている。荷積み・荷降ろしユニットを装備したサンドウィッチ構造体1は、輸送機関5の運転方向と反対側の荷物積載台51の端部に再度載置され、ロック要素53によって締結される。図3a,3bに則して既に記載したように、このアプリケーションでは貯蔵コンテナ42はサンドウィッチ構造体1上でなく、サンドウィッチ構造体1の前に直接隣接して輸送機関5上に載置され、ロック要素53によって締結される。傾斜路3は高さ調節手段25の下側位置において荷積み位置にあるので、ショートレール延長部64.1が傾斜路3にて使用される。
図11は、貯蔵コンテナ42及び給電コンテナ43が従来のISOコンテナ4に比べてさらに有利に適合される、輸送及び荷積み装置の別な実施形態を示している。レール支持輸送機関と共に使用するために機能範囲を拡張するために、整備開口44が、床面41上に配置されたレール6に隣接したISOコンテナ4の2つの側壁に組み込まれた。この目的のために、ISOコンテナ4の元々存在している側壁の中央部分が取り除かれ、この開口の上側3分の2がシャッター46に交換された。側面に対して水平に広げられる板壁45が開口の下側3分の1に挿入されている。水平に広げられた板壁45の基部は作業プラットフォームを形成し、垂直に折り畳まれると、整備開口44の下側3分の1を閉じる板壁を形成する。広げられた状態では、貯蔵コンテナ42及び/又は給電コンテナ43の床面41は、横に広げられる板壁45の表面によって拡張される。板壁45は、好ましくは流体シリンダの形式のリニアドライブ22によって広げられたり、折り畳まれたりする。
展開された板壁45は、貯蔵コンテナ42内の作業面を拡大し、また貯蔵コンテナ42内に載置されたレール支持輸送機関47について整備作業を行うことを可能にし、この目的のために貯蔵コンテナ42からレール支持輸送機関47を動かす必要も、レール支持輸送機関47の側面に自由にアクセスするためにそれを地表面に置く必要もない。展開された板壁45は、手摺を具備してもよく、隣接する軌道における交通を危険にさらすことなく軌道の直線セクションで板壁45が展開されるときに整備作業を貯蔵コンテナ42内で実行するのに十分なだけ、貯蔵コンテナ42の寸法を超えて突出する。
輸送及び荷積み装置に給電するために、給電コンテナ43は、貯蔵コンテナ42の前に輸送機関5の荷物積載台51上に載置され、ロック要素53により締結される。給電に必要なユニットは別にして、レール支持輸送機関47は給電コンテナ43内に残っているスペースに収容されてもよく、貯蔵コンテナ42に対して上述したのと同様にして整備開口44を介して修理される。図11は、貯蔵コンテナ42における整備開口44の開いた位置と、給電コンテナ43における整備開口44の閉じた位置を示す。整備開口44を介して視認できるレール支持輸送機関47も貯蔵コンテナ42内に載置される。
前述の両方のアプリケーションで、荷積み及び荷降ろしは、レール支持輸送機関47の従動板車輪54により実行される。接着を改善するために、特別に適合されたレール6(ガイドレール)が傾斜路3上で使用されてもよく、特別に適合されたレール6は、板車輪54の円錐フランジが楔で留められた狭い車輪溝(wheel rut)を有する。車輪溝は板車輪54のフランジの増大した摩擦とガイドのために使用される。車輪溝は十分に狭く成形されており、それでレール支持輸送機関47の板車輪54の延在表面はレール6の上側表面に載らず、むしろ板車輪54のフランジは車輪溝の縁で楔で留められる。レール支持輸送機関47の重量力で決定されるクランプ力はかなり増大した摩擦をもたらし、それによりレール支持輸送機関47の従動板車輪54により傾斜路角度αを克服することができる。
さらに、ケーブルウィンチが給電コンテナ43に備えられてもよく、それによって荷積み及び荷降ろし工程が全体として援助又は実行されてもよい。ウィンチのケーブルに懸架されたレール支持輸送機関47内で、教示されたケーブルが、ISOコンテナ4の床面41又はサンドウィッチ構造体1の底板13に沿って中央で地面近くに延びる。組み立て式の乗り付け式傾斜路3に到達する前に傾斜路角度αに対応するケーブルを偏向するために、偏向プーリー16が、傾斜路3を具備したサンドウィッチ構造体1のショートサイドの近傍で底板13に面一取り付けされる。偏向プーリー16は、給電コンテナ43又は貯蔵コンテナ42の床面41の端部で使用されてもよく、コンテナが傾斜路3を有するサンドウィッチ構造体1上に載置され、降ろされる(積み込む)ときにケーブルが偏向される。
図12に示されているように、本発明の第2実施形態では、サンドウィッチ構造体1の荷積み・荷降ろしユニットは、垂直回転軸のまわりに回転できるようにサンドウィッチ構造体1上に軸受け取り付けされた旋回伸縮ブーム8の使用を介して実現される。この目的のため、底板13を形成するサンドウィッチ構造体1のフロアアセンブリの一部が軸受けで回転可能に受容され、それで伸縮ブーム8はサンドウィッチ構造体1を受ける輸送機関5の後部のまわりを少なくとも±90°回転できる。このために、回転軸はサンドウィッチ構造体1の後部ショートサイドとロングサイドから略等距離に配置されている。回転可能な底板13の部分は、先に公開されていない特許文献3(DE102011057043A1)においてセミトレーラーのために記載されているのと同様にして形成され、駆動される。
この回転可能な伸縮ブームによって、輸送機関5の後部の上及びその両サイド(例えば、隣接する軌道上)にレール支持輸送機関47を載置し、また拾い上げることが可能になる。回転運動に必要な駆動、軸受及び力伝達手段は全体的に、サンドウィッチ構造体1の中間スペース15に収容される。
第2実施形態を超えて単純化された第3実施形態では、サンドウィッチ構造体1の荷積み・荷降ろしユニットも同様に伸縮ブーム8の使用を介して実現される。伸縮ブーム8は、輸送機関5の後部に面するサンドウィッチ構造体1の端部で、ロングサイドと水平及び直角に指向した軸受けで受容され、それで伸縮ブーム8は底板13と軌道設備7の間で旋回可能である。伸縮ブーム8の横伸縮アームとその運動のために必要な流体シリンダはサンドウィッチ構造体1のロングサイドに締結されており、伸縮ブーム8の伸縮アームの間でサンドウィッチ構造体1の底板13上にISOコンテナ4を載置することが依然として可能である。
貯蔵コンテナ42、給電コンテナ43及び荷積み・荷降ろしユニット(第1実施形態の第1のアプリケーションの場合)を有するサンドウィッチ構造体1の装置、及び貯蔵コンテナ42、給電コンテナ43及び2つのサンドウィッチ構造体1(そのうちの1つは荷積み・荷降ろしユニットを含むように拡張されない)の装置、を有する輸送及び荷積み装置の前述の組み合わせに加えて、20フィートのISOコンテナ型において他の様々な可能な組み合わせが存在する。
鉄道カー上での使用のために、輸送及び荷積み装置の全ての構成部品が個々の輸送機関5(長物車)上に載置できるように、組み合わせは好ましくは行われる。そうする際、輸送及び荷積み装置の一端は給電コンテナ43で終端し、他端は荷積み・荷降ろしユニットを備えたサンドウィッチ構造体1で終端すべきである。2つの20フィートコンテナスペースしか利用できない場合、貯蔵コンテナ42はサンドウィッチ構造体1上に配置されてもよい。
しかしながら、連結位置と交差してスライド装置2を有する2つの輸送機関5の間に載置された組み立て式傾斜路3なしでスライド装置2を有する2つのサンドウィッチ構造体1を使用することで、2つのスライド装置2を使用して、緩衝器52、連結装置55を架橋し、ゆえにドライブオーバー架橋として2つの荷物積載台51の間の距離を架橋することが可能である。それにより、輸送及び荷積み装置の任意の所望の延長が理論的に可能になり、最大の実施形態は輸送機関5上の2又は3のスペースに限られない。
モジュール式の輸送及び荷積み装置の最小の組み合わせは、レール支持輸送機関47も収容される給電コンテナ43を有し、このコンテナは、スライド装置2及び組み立て式傾斜路3を有するサンドウィッチ構造体1上に載置される。
輸送及び荷積み装置のアプリケーションは20フィートISOコンテナの使用に限られない。例えば、40フィートISOコンテナが2つの20フィートISOコンテナに取って代わってもよい。必要な装置の全ては1つの40フィートISOコンテナに便利に収容できる。荷積み・荷降ろし工程を実行するため、40フィートISOコンテナは2つのサンドウィッチ構造体1上に載置される。その際、サンドウィッチ構造体1のうちの1つはスライド装置2を備えた荷積み・荷降ろしユニットを有し、他のサンドウィッチ構造体1は高さ補償のために使用されるだけである。
第4実施形態が図13に示されている。2倍の長さを有するロングサンドウィッチ構造体9が、運転方向から離れた輸送機関5の荷物積載台51の端部に載置されている。給電コンテナ43が、ロングサンドウィッチ構造体9に給電するためにロングサンドウィッチ構造体9の前に輸送機関5上に載置される。両者はロック要素53によって輸送機関5の荷物積載台51に連結される。ロングサンドウィッチ構造体9は、ショートサイドに固定して連結された20フィートISOコンテナ型の2つのサンドウィッチ構造体1を有し、ゆえに40フィートISOコンテナ型に一致する全長を有する。40フィートISOコンテナ型のサンドウィッチ構造体以上の、2つの連結した20フィートサンドウィッチ構造体1の利点は、4つの付加的なコンテナコーナー11がロック要素53を配置するのにロングサンドウィッチ構造体9の中央で利用でき、これが積荷の下での安定性を改善する点にある。
荷積み・荷降ろしユニットは、ロングサンドウィッチ構造体9の全長に沿って可動な支持枠組みであって、矩形水平フレームと実質的に正方形の垂直フレームで形成された支持枠組み91の形式で実現される。水平フレームはロングサンドウィッチ構造体9のロングサイドと平行なロングサイドにより方向づけられる。可動支持枠組み91を動かすために、車輪が水平フレームの全ての4つの角に配置され、ロングサンドウィッチ構造体9の上側サイド12上にセットされる。これら車輪を案内するため、L形鋼(Lプロフィール)92が2つのロングサイドの全長に沿って締結されており、L形鋼94のショートレッグはロングサンドウィッチ構造体9の中央に対して平行であって上側サイド12の上に向いている。可動支持枠組み91の車輪用の案内経路が上側サイド12とショートレッグの間に形成され、この案内経路は高さの点で車輪によりほぼ完全に満たされ、そのため車輪用の案内経路には遊びが少ない。
歯付きラック92.1が、案内経路に面するL形鋼92のショートレッグのサイドに締結されている。歯付きラック92.1に係合しているのは、可動支持枠組み91の水平フレーム上に配置された駆動モータ92.2のピニオンであり、それにより支持枠組み91はロングサンドウィッチ構造体9に沿って並進移動できる。
垂直フレームは、ロングサンドウィッチ構造体9の後端に面する可動支持枠組み91の水平フレームのサイドに締結されている。支持のために、斜めに延在する支持ストラットが全ての場合で2つのフレームの角の間に締結されているが、角はまだ連結されていない。載置運動のために使用される平行四辺形装置94が、後端に面する垂直フレームのサイドの4つの角に関節式に受容されている。平行四辺形装置は、4つの角で受容される等しい長さの4つのリニアドライブ22を有する。2つの別なリニアドライブ22が垂直フレームの上側角で関節式に受容され、その他端は、底部角に配置されたリニアドライブ22の自由端に連結している。
閉じた載置ボックス95が平行四辺形装置94のリニアドライブ22の自由端に関節式に受容され、この載置ボックス95は、平行四辺形装置94の運動により上側サイド12の高さレベルから軌道設備7上に降ろされ、又は逆方向に軌道設備7から拾い上げられる。載置ボックス95は形状においてISOコンテナ4に似ているが、ISOコンテナ4よりも小さい外形寸法を有し、レール支持輸送機関47を収容するために設けられる。載置ボックス95の下面は、載置ボックス95の長さに沿って延びる側壁にて互いに平行に配置された2つの安定した縦ビームにより形成される。レール支持輸送機関47はこれら縦ビーム上で載置ボックス95に挿入され、それでレール支持輸送機関47の板車輪54は下方に垂れ、軌道設備7上に降ろすことができる。縦ビームの下面では、載置ボックス95がローラーを有し、それにより載置ボックス95は上側サイド12上を移動できる。載置ボックス95のローラーが案内されるU形鋼レール93は、直線の載置ボックス95の運動のために上側サイド12上でロングサンドウィッチ構造体9に締結される。
載置ボックス95がロングサンドウィッチ構造体9上に載置されるとき、可動支持枠組み91は運転方向に指向したロングサンドウィッチ構造体9の端部に置かれる。閉じた載置ボックス95はロングサンドウィッチ構造体9の領域に全体的に置かれ、ローラーによって上側サイド12上に降ろされる。この輸送位置では、平行四辺形装置94のリニアドライブ22は負荷をかけられていない。荷積み又は荷降ろしのために、載置ボックス95はリニアドライブ22により僅かに持ち上げられ、可動支持枠組み91は歯付きラックドライブによってロングサンドウィッチ構造体9の後端まで移動する。可動支持枠組み91が後端に到達すると、輸送機関5の後端サイドを通り越して載置ボックス95の軌道設備7への載置運動が平行四辺形装置により実行される。載置ボックス95は軌道設備7と常に平行になるように平行四辺形装置94によって保持される。載置ボックス95が軌道設備7の連結部上に載置され、リニアドライブ22が負荷を除去されるまで、載置運動は続けられる。載置ボックス95の載置位置に達する少し前に、レール支持輸送機関47は板車輪54により軌道設備7上に既に載置され、それでそのサポート(支持部)から載置ボックス95の2つの縦ビームに上がり、板車輪54上に移動できる。
1 サンドウィッチ構造体
11 フロアアセンブリ
12 フレーム
13 底板
14 コンテナコーナー
15 中間スペース
16 偏向プーリー
2 スライド装置
21 リニアガイド
21.1 外側中空部分
21.2 内側中空部分
22 リニアドライブ
23 レール架橋
24 端板
25 高さ調節手段
3 (組み立て式の)傾斜路3
31 折り畳み式傾斜路部分
32 組み立て式傾斜路部分
33 ショートサポート
34 ロングサポート
35 屈曲ジョイント
36 連結ロッド
α 傾斜路角度
4 ISOコンテナ
41 床面
42 貯蔵コンテナ
43 給電コンテナ
44 整備開口
45 (広げられる)板壁
46 シャッター
47 レール支持輸送機関
48 給電装置
5 輸送機関
51 荷物積載台
52 緩衝器
53 ロック要素
54 板車輪
55 連結装置
6 レール
60 小梁
61 軌間ゲージ調節手段
62 旋回レール部分
63 自在軸受
64 レール延長部
64.1 ショートレール延長部
64.2 ロングレール延長部
65 折り畳みジョイント
66 ゲージロッド
67 突起(ラグ)
68 U形鋼
69 ストッパ
7 軌道設備
8 伸縮ブーム
9 ロングサンドウィッチ構造体
91 支持枠組み
92 水平フレーム
93 垂直フレーム
94 L型断面
95 歯付きラック
96 駆動モータ
97 U型鋼レール
98 平行四辺形装置
99 載置ボックス
輸送機関の上に置かれた、サンドウィッチ構造体を含む、輸送及び荷積み装置の簡約した斜視図である。 荷積み位置にある組み立て式(折り畳める)傾斜路の斜視図である。 組み立て式傾斜路の折り畳み式傾斜路部分上の横に回転可能なレール部分の移動領域の平面図である。 回転ジョイントで受容された回転可能なレール部分のレールの斜視図である。 サンドウィッチ構造体の上側サイドの高さにある、下側位置での荷積み位置にある組み立て式傾斜路の側面図である。 図4aの拡大図である。 サンドウィッチ構造体上に置かれたISOコンテナの床面の高さにある、上側位置での荷積み位置にある組み立て式傾斜路の側面図である。 図5aの拡大図である。 U断面により軌道に案内されたショートサポートを有する回転可能なレール部分の斜視図である。 折り畳み式傾斜路部分の端部を係合する突起(lug)と突起に締結されたショートサポートの詳細斜視図である。 突起と、そこに締結されたU断面を有するショートサポートの側面図である。 U断面により軌道に案内された回転可能なレール部分の図である。 ストッパにより軌道に案内された回転可能なレール部分の図である。 輸送及び荷積み装置の斜視図であり、そこに配置されたISOコンテナと、レール輸送機関上に置かれた、輸送位置にある組み立て式傾斜路とを含む。 輸送機関上のサンドウィッチ構造体の装置であり、そこに置かれたISOコンテナを含む図である。 輸送機関上のサンドウィッチ構造体の装置であり、前に置かれたISOコンテナを含む図である。 側面整備開口を備えたISOコンテナの実施形態を示す図である。 荷積み・荷降ろしユニットとして回転・伸縮可能ブームを備えたサンドウィッチ構造体の実施形態を示す図である。 荷積み・荷降ろしユニットとして可動支持フレームを備えたサンドウィッチ構造体の実施形態を示す図である。
引出位置では、端板24はリニアガイド21の最大外側移動長さとリニアドライブ22の作動範囲によって画定される位置に位置し、これはサンドウィッチ構造体1の境界を超える。支持構造は底板13のエッジと端板24とによって形成され、レール架橋23が、別の状況ではサンドウィッチ構造体1と端板24の間に開いたままの領域を架橋するためにそこに受容できる。有利な実施形態では、レール架橋23は上側底板13上のレール6に既に一体化され、スライド装置2が引出位置に移動するときに底板13上に配置されるレール6から伸縮可能に引き出される。しかしながら、レール架橋23は、それらがヒンジを介して手動で広げられ又は底板13のレール6から別個に溝内に手動で挿入できるように、底板13のレール6に締結されてもよい。
第1のアプリケーションの場合、スライド装置2と組み立て式傾斜路3を備えたサンドウィッチ構造体1が、図4aの側面図に示されるように荷物積載台51の端部に載置される。サンドウィッチ構造体1はこの場合、輸送機関5のフロントサイドを介してレール支持輸送機関47を荷積み・荷降ろしするために使用される。スライド装置2は完全に延長され、組み立て式傾斜路3は荷積み位置にある。図4bの拡大断面図に見てとれるように、輸送機関5の連結装置55及び緩衝器52はスライド装置2によって架橋され、それで傾斜路3は損傷の虞なしに展開される。端板24は、垂直方向に調節可能な高さ調節手段25によってリニアガイド21の端部に連結される。リニアガイド21への端板24の各連結部では、高さ調節手段25がコラムガイドを有し、コラムガイドでは端板24が垂直にガイドされている。手動クランクを備えたウォームギヤ又は電動式ウォームギヤが移動用ドライブとして使用できる。
この傾斜路角度αで広げられる傾斜路3自体が軌道設備7に載らないという事実のために、1組のショートサポート(ショート支持部)33が組み立て式傾斜路部分32の自由端の下面に配置され、それにより組み立て式傾斜路3が軌道設備7の2つのレール上に支持される。図6cでは、ショートサポート33が側面断面図で示されている。ショートサポート33は、軌道設備7の方向と垂直に指向した軸受けで突起(ラグ)67に対して回動可能に締結される。突起は、組み立て式傾斜路部分32の自由端と係合し、旋回レール部分62の両端部に締結される。従って、乗り付け式傾斜路3の移動の間、ショートサポート33は重力のために常に垂直に下方にぶら下がる。突起67は、組み立て式傾斜路部分32の自由端の縁と確動係合を成し、図3aに示される、旋回レール部分62の横の旋回運動を可能にする。図6a,6bに示すように、軌道設備7に直接着座したショートサポート33の部分は、軌道設備7のレール上に上下逆さまに設置されたU形鋼68として構成される。U形鋼68は、輸送機関5が軌道設備7のカーブに遭遇したときに旋回レール部分62を軌道設備7にてガイドするための手段として使用される。図7aは、ショートサポート33、ショートレール延長部64.1を備えた旋回レール部分62及び輸送機関5の板車輪54を備えた、駆動方向に見て左側レールに当接したU形鋼68を示すプロフィール図である。
図5aは、組み立て式傾斜路3の輸送位置において占められるロングサポート34の折り畳み移動とその位置をさらに示す。この目的のため、ロングサポート34は破線で示される位置に折り畳まれ、折り畳み式傾斜路部分31の下面にロックされる。
さらに、ケーブルウィンチが給電コンテナ43に備えられてもよく、それによって荷積み及び荷降ろし工程が全体として援助又は実行されてもよい。ウィンチのケーブルに懸架されたレール支持輸送機関47内で、教示されたケーブルが、ISOコンテナ4の床面41又はサンドウィッチ構造体1の底板13に沿って中央で地面近くに延びる。組み立て式傾斜路3に到達する前に傾斜路角度αに対応するケーブルを偏向するために、偏向プーリー16が、傾斜路3を具備したサンドウィッチ構造体1のショートサイドの近傍で底板13に面一取り付けされる。偏向プーリー16は、給電コンテナ43又は貯蔵コンテナ42の床面41の端部で使用されてもよく、コンテナが傾斜路3を有するサンドウィッチ構造体1上に載置され、降ろされる(積み込む)ときにケーブルが偏向される。
荷積み・荷降ろしユニットは、ロングサンドウィッチ構造体9の全長に沿って可動な支持枠組みであって、矩形の水平フレーム92と実質的に正方形の垂直フレーム93で形成された支持枠組み91の形式で実現される。水平フレーム92はロングサンドウィッチ構造体9のロングサイドと平行なロングサイドにより方向づけられる。可動支持枠組み91を動かすために、車輪が水平フレーム92の全ての4つの角に配置され、ロングサンドウィッチ構造体9の上側底板13上にセットされる。これら車輪を案内するため、L形鋼(Lプロフィール)94が2つのロングサイドの全長に沿って締結されており、L形鋼94のショートレッグはロングサンドウィッチ構造体9の中央に対して平行であって上側底板13の上に向いている。可動支持枠組み91の車輪用の案内経路が上側底板13とショートレッグの間に形成され、この案内経路は高さの点で車輪によりほぼ完全に満たされ、そのため車輪用の案内経路には遊びが少ない。
歯付きラック95が、案内経路に面するL形鋼94のショートレッグのサイドに締結されている。歯付きラック95に係合しているのは、可動支持枠組み91の水平フレーム92上に配置された駆動モータ96のピニオンであり、それにより支持枠組み91はロングサンドウィッチ構造体9に沿って並進移動できる。
垂直フレーム93は、ロングサンドウィッチ構造体9の後端に面する可動支持枠組み91の水平フレームのサイドに締結されている。支持のために、斜めに延在する支持ストラットが全ての場合で2つのフレーム92,93の角の間に締結されているが、角はまだ連結されていない。載置運動のために使用される平行四辺形装置98が、後端に面する垂直フレーム93のサイドの4つの角に関節式に受容されている。平行四辺形装置98は、4つの角で受容される等しい長さの4つのリニアドライブ22を有する。2つの別なリニアドライブ22が垂直フレーム93の上側角で関節式に受容され、その他端は、底部角に配置されたリニアドライブ22の自由端に連結している。
閉じた載置ボックス99が平行四辺形装置98のリニアドライブ22の自由端に関節式に受容され、この載置ボックス99、平行四辺形装置98の運動によりロングサンドウィッチ構造体9の上側底板13の高さレベルから軌道設備7上に降ろされ、又は逆方向に軌道設備7から拾い上げられる。載置ボックス99は形状においてISOコンテナ4に似ているが、ISOコンテナ4よりも小さい外形寸法を有し、レール支持輸送機関47を収容するために設けられる。載置ボックス99の下面は、載置ボックス99の長さに沿って延びる側壁にて互いに平行に配置された2つの安定した縦ビームにより形成される。レール支持輸送機関47はこれら縦ビーム上で載置ボックス99に挿入され、それでレール支持輸送機関47の板車輪54は下方に垂れ、軌道設備7上に降ろすことができる。縦ビームの下面では、載置ボックス99がローラーを有し、それにより載置ボックス99ロングサンドウィッチ構造体9の上側底板13上を移動できる。載置ボックス99のローラーが案内されるU形鋼レール97は、直線の載置ボックス99の運動のために上側底板13上でロングサンドウィッチ構造体9に締結される。
載置ボックス99がロングサンドウィッチ構造体9上に載置されるとき、可動支持枠組み91は運転方向に指向したロングサンドウィッチ構造体9の端部に置かれる。閉じた載置ボックス99はロングサンドウィッチ構造体9の領域に全体的に置かれ、ローラーによって上側底板13上に降ろされる。この輸送位置では、平行四辺形装置98のリニアドライブ22は負荷をかけられていない。荷積み又は荷降ろしのために、載置ボックス99はリニアドライブ22により僅かに持ち上げられ、可動支持枠組み91は歯付きラック95と噛み合う駆動モータ96によってロングサンドウィッチ構造体9の後端まで移動する。可動支持枠組み91が後端に到達すると、輸送機関5の後端サイドを通り越して載置ボックス99の軌道設備7への載置運動が平行四辺形装置98により実行される。載置ボックス99は軌道設備7と常に平行になるように平行四辺形装置98によって保持される。載置ボックス99が軌道設備7の連結部上に載置されてリニアドライブ22が負荷を除去されるまで、載置運動は続けられる。載置ボックス99の載置位置に達する少し前に、レール支持輸送機関47は板車輪54により軌道設備7上に既に載置され、それでそのサポート(支持部)から載置ボックス99の2つの縦ビームに上がり、板車輪54上に移動できる。
鉄道軌道の領域で建設作業を行う装置が特許文献1から従来技術で知られている。ここでは、建設作業に必要な建設資材の輸送が、共に連結されて列車を形成する多数の平床型のボギー車上でレール支持された作業機械によって行われる。隣接セクションの軌道がボギー車の荷積み面の上に設けられ、それによりボギー車上のレール支持された作業機械は列車の長さに沿って建設資材を動かすことができる。ボギー車上又はボギー車が走る軌道設備上に駐車された作業機械によって最初及び/又は最後の長物車(flatcar)のフロントサイドを介して、建設資材は荷積み・荷降ろしされる。しかしながら、作業機械の荷積み・荷降ろしは与えられても記載されてもいない。
公開された特許文献4は、鉄道車両で輸送される荷物を移すための装置を開示しており、交換可能床が交換媒介として使用され、実質的に矩形のプレートであり、その下面に配置されたローラと共に平坦な荷積みデッキを形成する。交換可能床は保持床に受容され、受容床上では、交換可能床が鉄道車両の行程の方向と直交する方向に変位可能である。これにより、交換可能床上で輸送される積荷が、鉄道車両と適切な荷降ろしステーションとの間で前後に素早く移動できる。しかしながら、ローラ装置は同じ高さの荷積み傾斜路での移し操作のみに適する。
特許文献5は、コンテナを移すための別なオプションを開示しており、例えば鉄道カーから路上車両にコンテナを移すための装置が使用される。この目的のために、2つの伸縮可能で伸長可能なガイドが路上車両に搭載される。それらの延びた状態では、該ガイドは鉄道カーに支持される。さらに、該ガイドは、コンテナコーナーに係合する偏心カムを備えた偏心体を有し、それを介してコンテナが持ち上げられる。持ち上げられた後、コンテナは車両の間でガイド内で移される。やはり、鉄道車両と路上車両の荷積み面は同じ高さにある必要がある。
DE102004026916A1 DE9214306U1 DE102011057043A1 DE4429710A1 DE2044422B

Claims (17)

  1. 規格化ISOコンテナ寸法に基づく荷物積載台と規格化ロック要素を装備した輸送機関を用いたレール支持輸送機関のための輸送及び荷積み装置であって、
    2つのロングサイド、2つのショートサイド及び4つのISOコンテナコーナー(14)を有するISOコンテナ型に一致するフロアアセンブリ(11)の形状の少なくとも1つの矩形フレーム(12)と、矩形フレーム(12)の少なくとも1つのショートサイドを通って商品を荷積みすることができる荷積み・荷降ろしユニットとを有する、輸送及び荷積み装置において、
    当該輸送及び荷積み装置は、ISOコンテナ型に一致する少なくとも2つのフロアアセンブリ(11)を鏡で逆にしたように有するサンドウィッチ構造体(1)を有し、矩形フレーム(12)及び底板(13)を有するフロアアセンブリ(11)は、直接上下に積み重なって配置されたコンテナコーナー(14)に互いに固く連結され、
    サンドウィッチ構造体(1)の連結された2つのフロアアセンブリ(11)の間に、荷積み・荷降ろしユニット(2,3;8;91,92,93,99)の駆動ユニット、変速ユニット及び制御ユニットが配置される中間スペース(15)が設けられ、
    矩形フレーム(12)の長手方向にサンドウィッチ構造体(1)の上側底板(13)上でレール支持輸送機関(47)を保持、案内するためのレール(6)が設けられ、互いに平行に調節される、ことを特徴とする輸送及び荷積み装置。
  2. 荷積み・荷降ろしユニットは、2つの連結したフロアアセンブリ(11)の間の中間スペース(15)に配置されたリニアスライド装置(2)として形成され、該スライド装置は、矩形フレーム(12)のロングサイドと平行に伸縮可能に外側に移動できる少なくとも2本のリニアガイド(21)と、それらと対称的かつ平行に配置された少なくとも1つのリニアドライブ(22)を有し、
    荷積み・荷降ろしユニットは、サンドウィッチ構造体(1)の2つの矩形フレーム(12)のショートサイドの少なくとも一方で、サンドウィッチ構造体(1)の上側底板(13)とスライド装置(2)を閉じる端板(24)とを有する支持構造を形成する、ことを特徴とする請求項1に記載の輸送及び荷積み装置。
  3. スライド装置(2)は4本のリニアガイド(21)と2つのリニアドライブ(22)を有し、リニアドライブ(22)は、それぞれの場合で2つ一組になって配置された2つのリニアガイド(21)の間に配置される、ことを特徴とする請求項2に記載の輸送及び荷積み装置。
  4. スライド装置(2)が外側に移動したときに生じる開口領域を架橋して、底板(13)上のレール(6)で創出されるレール支持輸送機関(47)のためのガイド部を少なくとも長くするために架橋要素(23)が設けられ、そこに底板(13)及び端板(24)で形成される支持構造が固定的に配置される、ことを特徴とする請求項2に記載の輸送及び荷積み装置。
  5. 折り畳み式傾斜路部分(31)及び組み立て式傾斜路部分(32)を有する組み立て式傾斜路(3)が、スライド装置(2)の端板(24)に付加的に締結され、該傾斜路は、レール支持輸送機関(47)を積み込み又は降ろせるように、サンドウィッチ構造体(1)の底板(13)とサンドウィッチ構造体(1)を運搬する輸送機関(5)が立つ地表面との高さの差が架橋される斜面として展開できる、ことを特徴とする請求項2に記載の輸送及び荷積み装置。
  6. 組み立て式傾斜路(3)用の垂直に可動な高さ調節手段(25)がスライド装置(2)の端板(24)に配置され、それによりサンドウィッチ構造体(1)の上側底板(13)に対応する傾斜路(3)の連結高さが、サンドウィッチ構造体(1)上に配置されたISOコンテナ(4)の内側床面の高さに適合できる、ことを特徴とする請求項5に記載の輸送及び荷積み装置。
  7. 組み立て式傾斜路(3)は、レール(6)を装備した2つの別個の平行に調節された軌道部分であって、互いに同期して可動な軌道部分を有する、ことを特徴とする請求項5に記載の輸送及び荷積み装置。
  8. 旋回レール部分(62)用の自在軸受(63)が傾斜路(3)の組み立て式傾斜路部分(32)の上端に配置され、自在軸受(63)は組み立て式傾斜路部分(32)の平行な軌道部分に中央に配置され、それで旋回レール部分(62)は組み立て式傾斜路部分(32)の表面上を横に旋回可能であり、傾斜路(3)が展開されたときに軌道設備(7)のカーブに適合できるレール端部を形成する、ことを特徴とする請求項7に記載の輸送及び荷積み装置。
  9. 旋回レール部分(62)は、軌道設備(7)と直交する平面内にある折り畳みジョイント(65)によって展開できるレール延長部(64)を有する、ことを特徴とする請求項8に記載の輸送及び荷積み装置。
  10. レール延長部(64)は、軌道設備(7)上に直接載る端部であって、レール延長部(64)及び旋回レール部分(62)を軌道設備(7)のレールにて案内する手段を具備した端部を有する、ことを特徴とする請求項9に記載の輸送及び荷積み装置。
  11. 組み立て式傾斜路(3)は、折り畳み式傾斜路部分(31)及び組み立て式傾斜路部分(32)の少なくとも1つのそれぞれの端部に折り畳み式のサポート(33;34)を有する、ことを特徴とする請求項5に記載の輸送及び荷積み装置。
  12. 荷積み・荷降ろしユニットとして伸縮ブーム(8)がサンドウィッチ構造体(1)の上側底板(13)上に配置され、該伸縮ブーム(8)は、サンドウィッチ構造体(1)の矩形フレーム(12)のロングサイドにそれぞれ平行に配置された2つのリニアドライブ(22)と2本の伸縮アームを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の輸送及び荷積み装置。
  13. サンドウィッチ構造体(1)の上側フロアアセンブリ(11)の少なくとも一部が、垂直回転軸のまわりに回転できるように軸受け取り付けされ、回転可能な部分は荷積み・荷降ろしユニットとしての伸縮ブーム(8)を有する、ことを特徴とする請求項12に記載の輸送及び荷積み装置。
  14. 荷積み・荷降ろしユニットとして支持枠組み(91;92,93)が、サンドウィッチ構造体(1;9)の上側底板(13)上に長手方向に可動に配置され、該支持枠組み(91)は、サンドウィッチ構造体(1;9)の全長に沿ってガイドプロフィール(94;97)内でサンドウィッチ構造体のロングサイドに沿って移動可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の輸送及び荷積み装置。
  15. レール支持輸送機関(47)を収容する載置ボックス(99)に連結したリニアドライブ(22)の平行四辺形装置(98)が、支持枠組み(91;92,93)に可動に配置され、それにより載置ボックス(99)を荷積み及び荷降ろしする運動が、水平な荷積み・荷降ろし工程と垂直な荷積み・荷降ろし工程で構成される、ことを特徴とする請求項14に記載の輸送及び荷積み装置。
  16. 3つのISOコンテナスペースを有する利用可能な輸送機関(5)上で、サンドウィッチ構造体(1;9)が輸送機関(5)の荷物積載台(51)の後端に配置され、レール支持輸送機関(47)を収容するために変更されたISOコンテナ(42)が中央に置かれ、サンドウィッチ構造体(1;9)の給電のために変更されたISOコンテナ(43)が輸送機関(5)の荷物積載台(51)の前端に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の輸送及び荷積み装置。
  17. 2つのISOコンテナスペースを有する輸送機関(5)上で、サンドウィッチ構造体(1;9)が輸送機関(5)の荷物積載台(51)の後端に配置され、レール支持輸送機関(47)を収容するために変更されたISOコンテナ(42)がサンドウィッチ構造体(1)上に置かれ、サンドウィッチ構造体(1)の給電のために変更されたISOコンテナ(43)が輸送機関(5)の荷物積載台(51)上にサンドウィッチ構造体(1)の前に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の輸送及び荷積み装置。
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