JP2015525679A - Memsチップ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

MEMSチップ(100)は、シリコン基板層(110)、第1の酸化層(120)、及び第1の薄膜層(130)を含む。シリコン基板層は、マイクロ電気機械プロセスのための前面(112)と、裏面(114)とを有し、前面及び裏面が両方とも研磨面である。第1の酸化層は、主として二酸化ケイ素から作られ、シリコン基板層の裏面上に形成される。第1の薄膜層は、主として窒化ケイ素から作られ、第1の酸化層の表面上に形成される。上記のMEMSチップにおいて、シリコン基板層の裏面上に第1の酸化層及び第1の薄膜層を順次的に積層することにより、マイクロ電気機械プロセスの途中でのスクラッチ損傷を防止するよう裏面が効果的に保護される。MEMSチップの製造方法も提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体技術に関し、より詳細には、MEMSチップ及びMEMSチップの製造方法に関する。
マイクロ電気機械システム(MEMS)は、マイクロ機構、マイクロセンサ、マイクロアクチュエータ、信号処理及び制御ユニット、インタフェース、通信及び電力供給装置と統合されてバッチ生産されるよう作動するマイクロデバイス又はシステムである。MEMSは、半導体集積回路の微細加工及び超精密機械加工の発達と共に開発されてきた。現在、MEMS製造技術は、マイクロ流体チップ及び合成生物学の分野において広く用いられており、従って、生化学実験技術は、集積チップの形態で構築することができる。
MEMSの従来の製造プロセスにおいては、厚さが400マイクロメートル未満のチップが使用されることが多い。チップは両面が研磨され、前面にマイクロ電気機械プロセスが実施される。チップが両面研磨されて極薄になるので、マイクロ電気機械プロセス中に裏面が傷付き易く、後続の処理に影響を及ぼすことになる。
従って、裏面がスクラッチ損傷から効果的に保護されるMEMSチップを提供することが必要となる。
MEMSチップは、マイクロ電気機械プロセスを実施するよう構成された前面と、前面の反対側に位置する裏面とを含み、前面及び裏面が両方とも研磨面であるシリコン基板層と、シリコン基板層の裏面上に形成され、主としてSiO2から作られる第1の酸化層と、第1の酸化層の表面上に形成され、主として窒化ケイ素から作られる第1の薄膜層と、を備える。
1つの実施形態によれば、本方法は更に、シリコン基板層の前面上に形成された第2の酸化層を更に備える。
1つの実施形態によれば、第1の薄膜層の厚さに対する第1の酸化層の厚さの比が3〜4の範囲にある。
1つの実施形態によれば、第1の酸化層の厚さが400nmであり、第1の薄膜層の厚さが100nmであり、第2の酸化層の厚さが100nmである。
1つの実施形態によれば、チップは更に、第2の酸化層の表面上に形成された第2の薄膜層を更に備え、第2の酸化層が第1の酸化層と同じ厚さを有し、第2の薄膜層が第1の薄膜層と同じ厚さを有する。
加えて、MEMSチップを製造する方法が提供される。
MEMSチップを製造する方法は、マイクロ電気機械プロセスを実施するよう構成された前面と、該前面の反対側に位置する裏面とを有するシリコン基板層を設けるステップと、熱酸化プロセスを実施することにより、シリコン基板層の裏面上に主としてSiO2から作られた第1の酸化層を成長させるステップと、減圧化学蒸着プロセスを実施することによって第1の酸化層上に主として窒化ケイ素から作られた第1の薄膜層を堆積させるステップと、を含む。
1つの実施形態によれば、本方法は更に、熱酸化プロセスを実施することにより、シリコン基板層の前面上に主としてSiO2から作られた第2の酸化層を成長させるステップを含む。
1つの実施形態によれば、第1の薄膜層の厚さに対する第1の酸化層の厚さの比が3〜4の範囲にある。
1つの実施形態によれば、第1の酸化層の厚さが400nmであり、第1の薄膜層の厚さが100nmであり、第2の酸化層の厚さが100nmである。
1つの実施形態によれば、本方法は更に、減圧化学蒸着プロセスを実施することによって前記第2の酸化層上に主として窒化ケイ素から作られた第2の薄膜層を堆積させるステップを含み、第2の酸化層が第1の酸化層と同じ厚さを有し、第2の薄膜層が第1の薄膜層と同じ厚さを有する。
上記のMEMSチップ及びMEMSチップの製造訪欧において、第1の酸化層及び第1の薄膜層は、シリコン基板層の裏面上に形成され、従って、裏面は、マイクロ電気機械プロセスにおけるスクラッチ損傷を防止するよう保護される。
1つの実施形態によるMEMSチップの概略図である。 別の実施形態によるMEMSチップの概略図である。 1つの実施形態によるMEMSチップの製造方法のフローチャートである。
本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら以下でより詳細に説明する。しかしながら、本発明の種々の実施形態が多くの異なる形態で具現化することができるので、本明細書で記載される実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が完全なものとなり、当業者に本発明の範囲を十分に伝わるようにするために提供されている。
ある要素が別の要素に接続又は結合されると呼ばれるときには、ある要素は別の要素に直接接続又は結合することができ、或いは介在する要素が存在してもよいことは、理解されるであろう。対照的に、ある要素が別の要素に「直接接続」又は「直接結合」されると呼ばれる場合には、介在する要素は存在しない。
種々の要素を説明するのに、本明細書で用語「第1」、「第2」及びその他を用いる場合があるが、これらの要素は、これらの用語に限定されるものではない点は理解されるであろう。これらの用語は、単にある要素を別の要素と区別するのに使用されるに過ぎない。従って、第1の要素は、本発明の教示から逸脱することなく第2の要素と呼ぶことができる。
別途定義されていない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、本発明に属する当業者が一般に理解するのと同じ意味を有する。更に、一般的に使用される辞書で定義されるような用語は、関連する技術の文脈における意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであり、本明細書で別途明示的に定義された場合を除き、理想的又は極めて形式的な意味で解釈されないことは理解されるであろう。
図1を参照すると、MEMSチップ100の1つの実施形態は、シリコン基板層110と、第1の酸化層120と、第1の薄膜層130とを含み、順次的に積層されている。
シリコン基板層110は、約400マイクロメートルの極めて小さな厚さを有する。シリコン基板層110は、高純度シリコンから作られ、前面112及び裏面114を含む。前面112及び裏面114は研磨面である。リソグラフィー、エッチング、その他のようなマイクロ電気機械プロセスは、前面112上で実施される。裏面114は、関連するプロセスで傷が付き易い。
第1の酸化層120は、主として二酸化ケイ素(SiO2)から作られ、シリコン基板層110の裏面114上に形成される。第1の薄膜層130は、主として窒化ケイ素(Si34)から作られ、第1の酸化層120の表面上に形成される。シリコン基板層110、第1の酸化層120、及び第1の薄膜層130は、順次的に積層される。
上記のMEMSチップ100において、第1の酸化層120及び第1の薄膜層130は、シリコン基板層110の裏面114上に形成され、従って、裏面114は保護されており、マイクロ電気機械プロセスを実施する際に傷付けられない。
主として窒化シリコンから作られる第1の薄膜層130は、主として、シリコン基板層110の裏面114を保護するのに使用される点に留意されたい。第1の薄膜層130と第1の酸化層120との間には組み合わせ応力があり、シリコン基板層110が過度に薄いと、組み合わせ応力によりMEMSチップ100が撓みを生じることになり、MEMSチップ100が著しく変形し、MEMSチップ100の正常な使用に影響を及ぼすことになる。
組み合わせ応力によって引き起こされるMEMSチップ100の影響を低減するために、図1を再度参照すると、MEMSチップ100は更に、第1の酸化層120と同じ材料から作られた第2の酸化層140を含む。第2の酸化層140及び第1の酸化層120は両方ともSiO2から作られる。第2の酸化層140は、シリコン基板層110の前面112上に形成される。
第1の薄膜層130の厚さに対する第1の酸化層120の厚さの比は3〜4の範囲にある。図示の実施形態において、第1の酸化層120の厚さは400nmであり、第1の薄膜層130の厚さは100nm、第2の酸化層140の厚さは100nmである。
第1の酸化層120、第2の酸化層140、及び第1の薄膜層130の厚さを妥当な範囲に設定することにより、第1の薄膜層130と第1の酸化層120との間の組み合わせ応力は、第2の酸化層140によって相殺することができ、従って、MEMSチップの撓みが防止される。
別の実施形態において、図2を参照すると、MEMSチップ100は更に、第2の薄膜層150を含む。第2の薄膜層150は、第1の薄膜層130と同じ材料から作られ、双方とも窒化ケイ素から作られる。第2の薄膜層150は、第2の酸化層140の表面上に形成される。
第2の酸化層140は、第1の酸化層120と同じ厚さを有し、第2の薄膜層150は、第1の薄膜層130と同じ厚さを有する。シリコン基板層の前面112と裏面114とに作用する組み合わせ応力は同じであるので相殺することができ、MEMSチップ100の撓みが防止される。
図3を参照すると、MEMS100を製造する方法の1つの実施形態は以下のステップを含む。
ステップS310では、シリコン基板層が設けられ、シリコン基板層は、マイクロ電気機械プロセスを実施するのに使用される前面と裏面とを含み、前面及び裏面は共に研磨面である。図1を再度参照すると、シリコン基板層110が設けられ、該シリコン基板層110は極めて薄く、約400マイクロメートルである。シリコン基板層110は、高純度シリコンから作られ、互いに正反対にある前面112及び裏面114を含む。前面112及び裏面114は、両方とも研磨面であり、リソグラフィーやエッチング等のようなマイクロ電気機械プロセスを前面112上で実施することができる。
ステップS320では、主として二酸化ケイ素(SiO2)から作られた第1の酸化層が、シリコン基板層の裏面上に熱酸化プロセスにより成長する。熱酸化プロセスは、乾式酸化及び湿式酸化を含む。特定の実施形態において、主として二酸化ケイ素(SiO2)から作られた第1の酸化層120は、湿式酸化プロセスによってシリコン基板層110上に成長され、加熱温度が約1000℃とされて、最終的に第1の酸化層120は、シリコン基板層110の裏面114上に形成される。
ステップS330では、主として窒化ケイ素から作られた第1の薄膜層が、減圧化学蒸着プロセスを実施することによって第1の酸化層上に堆積される。主として窒化ケイ素から作られた第1の薄膜層130は、減圧化学蒸着プロセスを実施することによって第1の酸化層120上に堆積される。最終的に、シリコン基板層110、第1の酸化層120、及び第1の薄膜層130が順次的に積層される。
上記のMEMSチップ製造方法において、順次的に積層される第1の酸化層120及び第1の薄膜層130は、シリコン基板層110の裏面114上に形成され、マイクロ電気機械プロセスを実施するときにシリコン基板層の裏面114が傷付けられないよう保護する。
MEMSチップ100において、第1の薄膜層130は、主として、シリコン基板層110の裏面114を保護するのに使用される点に留意されたい。第1の薄膜層130と第1の酸化層120との間には組み合わせ応力があり、シリコン基板層110が過度に薄いと、組み合わせ応力によりMEMSチップに撓みが生じる可能性がある。従って、MEMSチップ100が著しく変形し、MEMSチップ100を使用することができない。
組み合わせ応力によって引き起こされるMEMSチップ100の影響を低減するために、MEMSチップを製造する方法は更に、熱酸化プロセスを実施することによりシリコン基板層の前面上に主としてSiO2から作られる第2の酸化層を成長させるステップを含む。第2の酸化層140は、第1の酸化層120と同じ材料から作られる。
上記の方法において形成された第1の薄膜層130の厚さに対する第1の酸化層120の厚さの比は、3〜4の範囲にある。具体的な実施形態において、第1の酸化層120の厚さは400nmであり、第1の薄膜層130の厚さは100nm、第2の酸化層140の厚さは100nmである。
第1の酸化層120、第2の酸化層140、及び第1の薄膜層130の厚さを妥当な範囲に設定することにより、第1の薄膜層130と第1の酸化層120との間の組み合わせ応力は、第2の酸化層140によって相殺することができ、従って、MEMSチップ100が撓みから保護される。
別の実施形態において、MEMSチップ100を製造する方法は更に、減圧化学蒸着プロセスを実施することによって第2の酸化層上に主として窒化ケイ素から作られた第2の薄膜層を堆積するステップを含み、第2の酸化層の厚さは第1の酸化層の厚さと同じであり、第2の薄膜層の厚さは第1の薄膜層の厚さと同じである。再度図2を参照すると、第2の薄膜層150は、減圧化学蒸着プロセスを実施することによって第2の酸化層140上に堆積され、第2の薄膜層150は、第1の薄膜層130と同じ材料から作られ、双方とも窒化ケイ素から作られる。第2の薄膜層150は、第2の酸化層140の表面上に形成される。
第2の酸化層140は、第1の酸化層120と同じ厚さを有し、第2の薄膜層150は、第1の薄膜層130と同じ厚さを有する。従って、シリコン基板層110の前面112及び裏面114に対する組み合わせ応力は同じであり、互いに対して相殺することができ、MEMSが撓むのを防止することができる。
実際の製造プロセスにおいて、シリコン基板層110に対して熱酸化プロセスを実施するときに、湿式酸化プロセス及びパイプ炉プロセスを同期して実施することにより、第1の酸化層120及び第2の酸化層140がシリコン基板層110の前面112及び裏面114上に形成される点に留意されたい。加えて、第1の薄膜層130及び第2の薄膜層150もまた、同期して堆積することができる。
後続のマイクロ電気機械プロセスがMEMSチップ100に実施されるときには、第2の酸化層140及び第2の薄膜層150を除去することができ、関連するプロセスは、シリコン基板層110の前面112上に実施され、シリコン基板層110の前面112と裏面114の組み合わせ応力は平衡されない。SiO2から作られた酸化層をシリコン基板層110の前面112上に成長させることができ、第1の酸化層120と第1の薄膜層130との間の組み合わせ応力は、SiO2から作られた酸化層の厚さを調整することによって平衡にすることができ、従って、MEMSチップ100の撓みが防止される。
本発明の実施形態及び本発明を実施するための最良の形態に関して本発明を説明してきたが、添付の請求項によって定義される本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更を実施することができることは当業者には明らかである。
100 MEMSチップ
110 シリコン基板層
112 シリコン基板層の前面
114 シリコン基板層の裏面
120 第1の酸化層
130 第1の薄膜層
140 第2の酸化層
150 第2の薄膜層

Claims (10)

  1. MEMSチップであって、
    マイクロ電気機械プロセスのための前面と、前記前面の反対側に位置する裏面とを有し、前記前面及び前記裏面が両方とも研磨面であるシリコン基板層と、
    前記シリコン基板層の裏面上に形成され、主としてSiO2から作られる第1の酸化層と、
    前記第1の酸化層の表面上に形成され、主として窒化ケイ素から作られる第1の薄膜層と、
    を備える、MEMSチップ。
  2. 前記シリコン基板層の前面上に形成された第2の酸化層を更に備える、請求項1に記載のMEMSチップ。
  3. 前記第1の薄膜層の厚さに対する前記第1の酸化層の厚さの比が3〜4の範囲にある、請求項2に記載のMEMSチップ。
  4. 前記第1の酸化層の厚さが400nmであり、前記第1の薄膜層の厚さが100nmであり、前記第2の酸化層の厚さが100nmである、請求項3に記載のMEMSチップ。
  5. 前記第2の酸化層の表面上に形成された第2の薄膜層を更に備え、前記第2の酸化層が前記第1の酸化層と同じ厚さを有し、前記第2の薄膜層が前記第1の薄膜層と同じ厚さを有する、請求項2に記載のMEMSチップ。
  6. MEMSチップを製造する方法であって、
    マイクロ電気機械プロセスのための前面と、前記前面の反対側に位置する裏面とを有するシリコン基板層を設けるステップと、
    熱酸化プロセスを実施することにより、前記シリコン基板層の裏面上に主としてSiO2から作られた第1の酸化層を成長させるステップと、
    減圧化学蒸着プロセスを実施することによって前記第1の酸化層上に主として窒化ケイ素から作られた第1の薄膜層を堆積させるステップと、
    を含む、方法。
  7. 熱酸化プロセスを実施することにより、前記シリコン基板層の前面上に主としてSiO2から作られた第2の酸化層を成長させるステップを更に含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の薄膜層の厚さに対する前記第1の酸化層の厚さの比が3〜4の範囲にある、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1の酸化層の厚さが400nmであり、前記第1の薄膜層の厚さが100nmであり、前記第2の酸化層の厚さが100nmである、請求項8に記載の方法。
  10. 減圧化学蒸着プロセスを実施することによって前記第2の酸化層上に主として窒化ケイ素から作られた第2の薄膜層を堆積させるステップを更に含み、前記第2の酸化層が前記第1の酸化層と同じ厚さを有し、前記第2の薄膜層が前記第1の薄膜層と同じ厚さを有する、請求項7に記載の方法。
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