JP2015521584A - 水性乳濁状農薬組成物 - Google Patents
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Abstract
本発明は、(a)カットオフ290nmのキセノン光を340nmにおける強度0.68W/m2で8時間照射した後の残存率が50%未満である農薬活性成分、(b)疎水性有機溶媒、(c)水溶性高分子分散剤、及び(d)水を含有し、該農薬活性成分が該疎水性有機溶媒に懸濁または溶解されてなる液滴が水連続相に乳濁されてなり、且つ該農薬活性成分と該疎水性有機溶媒との重量比が5:95〜70:30である水性乳濁状農薬組成物に関する。本発明の農薬組成物によって、農薬活性成分の光分解を抑制することができる。
Description
本発明は、農薬活性成分の光分解が抑制された水性乳濁状農薬組成物に関する。
これまでに、光に対して不安定な農薬活性成分の光分解を抑制することを目的として種々の検討がなされており、紫外線吸収剤等の安定化剤を添加する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、安定化剤として特定の水溶性高分子を水連続相に含有する水性乳濁状農薬組成物も知られている(例えば、特許文献2参照)。
本発明は、農薬活性成分の光分解が抑制された新しい水性乳濁状農薬組成物を提供することを課題とする。
本発明者等は、農薬活性成分の光分解が抑制された水性乳濁状農薬組成物を見出すべく検討した結果、(a)カットオフ290nmのキセノン光を340nmにおける強度0.68W/m2で8時間照射した後の残存率が50%未満である農薬活性成分(以下、成分aと記すことがある。)、(b)疎水性有機溶媒(以下、成分bと記すことがある。)、(c)水溶性高分子分散剤(以下、成分cと記すことがある。)、及び(d)水(以下、成分dと記すことがある。)を含有し、成分aが成分bに懸濁または溶解されてなる液滴が水連続相に乳濁されてなる水性乳濁状農薬組成物において、成分aと成分bとの重量比が特定の範囲の場合に、成分aの光分解を抑制することができることを見出した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] (a)カットオフ290nmのキセノン光を340nmにおける強度0.68W/m2で8時間照射した後の残存率が50%未満である農薬活性成分、
(b)疎水性有機溶媒、
(c)水溶性高分子分散剤、
及び
(d)水
を含有し、該農薬活性成分が該疎水性有機溶媒に懸濁または溶解されてなる液滴が水連続相に乳濁されてなり、且つ該農薬活性成分と該疎水性有機溶媒との重量比が5:95〜70:30である水性乳濁状農薬組成物。
[2] 液滴の平均粒径が5〜60μmである[1]に記載の水性乳濁状農薬組成物。
[3] 農薬活性成分が、常温で固体の農薬活性成分である[1]または[2]に記載の水性乳濁状農薬組成物。
[4] 疎水性有機溶媒が、エステル類、ケトン類、芳香族炭化水素類及びパラフィン類からなる群より選ばれる1種以上の疎水性有機溶媒である[1]〜[3]のいずれかに記載の水性乳濁状農薬組成物。
[5] 水溶性高分子分散剤が、ビニル系高分子、多糖類及びその誘導体からなる群より選ばれる1種以上の水溶性高分子分散剤である[1]〜[4]のいずれかに記載の水性乳濁状農薬組成物。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] (a)カットオフ290nmのキセノン光を340nmにおける強度0.68W/m2で8時間照射した後の残存率が50%未満である農薬活性成分、
(b)疎水性有機溶媒、
(c)水溶性高分子分散剤、
及び
(d)水
を含有し、該農薬活性成分が該疎水性有機溶媒に懸濁または溶解されてなる液滴が水連続相に乳濁されてなり、且つ該農薬活性成分と該疎水性有機溶媒との重量比が5:95〜70:30である水性乳濁状農薬組成物。
[2] 液滴の平均粒径が5〜60μmである[1]に記載の水性乳濁状農薬組成物。
[3] 農薬活性成分が、常温で固体の農薬活性成分である[1]または[2]に記載の水性乳濁状農薬組成物。
[4] 疎水性有機溶媒が、エステル類、ケトン類、芳香族炭化水素類及びパラフィン類からなる群より選ばれる1種以上の疎水性有機溶媒である[1]〜[3]のいずれかに記載の水性乳濁状農薬組成物。
[5] 水溶性高分子分散剤が、ビニル系高分子、多糖類及びその誘導体からなる群より選ばれる1種以上の水溶性高分子分散剤である[1]〜[4]のいずれかに記載の水性乳濁状農薬組成物。
本発明により、農薬活性成分の光分解を抑制することができる。
本発明の水性乳濁状農薬組成物(以下、本発明組成物と記す。)は、成分aのように光に対して極めて不安定な農薬活性成分を含有する水性乳濁状(乳化)農薬組成物であり、該農薬活性成分の光分解を効果的に抑制し得る農薬組成物である。
ここでキセノン光とは、管内に満たされているガスがキセノンである光源を意味し、通常、キセノン光といえば一意的に同じスペクトルを示す。カットオフ290nmのキセノン光とは、波長範囲が290nm以上のキセノン光を意味し、ホウケイ酸塩フィルターを通過したキセノン光がこれに相当する。
上記で規定する農薬活性成分の残存率の算出方法は、より具体的には、まず、農薬活性成分250mgを、アセトン等の該農薬活性成分を充分に溶解させることができ、且つ揮発性の高い溶媒50mLに溶解させ、該溶液1mLをホールピペットで直径6cmのガラス製シャーレに添加して全体に広げた後、室温で風乾させる。該シャーレを石英ガラス製のフタで覆い、ホウケイ酸塩フィルター(商品名:Daylight - BB Opticalフィルター、Q-Lab社製)が取り付けられた耐侯性試験機(商品名:Q−SUNキセノン促進耐侯性試験機 モデルXe−3、Q-Lab社製)内に設置し、340nmにおける強度0.68W/m2、温度35℃(断熱ブラックパネル温度計で35℃)の条件にて、キセノン光を8時間照射した後、該シャーレに残存する該農薬活性成分を、例えば、高速液体クロマトグラフィー法等の公知の定量方法により定量し、上記で用いた農薬活性成分5mgに対する重量百分率として算出することにより、残存率を求めることができる。
上記で規定する農薬活性成分の残存率の算出方法は、より具体的には、まず、農薬活性成分250mgを、アセトン等の該農薬活性成分を充分に溶解させることができ、且つ揮発性の高い溶媒50mLに溶解させ、該溶液1mLをホールピペットで直径6cmのガラス製シャーレに添加して全体に広げた後、室温で風乾させる。該シャーレを石英ガラス製のフタで覆い、ホウケイ酸塩フィルター(商品名:Daylight - BB Opticalフィルター、Q-Lab社製)が取り付けられた耐侯性試験機(商品名:Q−SUNキセノン促進耐侯性試験機 モデルXe−3、Q-Lab社製)内に設置し、340nmにおける強度0.68W/m2、温度35℃(断熱ブラックパネル温度計で35℃)の条件にて、キセノン光を8時間照射した後、該シャーレに残存する該農薬活性成分を、例えば、高速液体クロマトグラフィー法等の公知の定量方法により定量し、上記で用いた農薬活性成分5mgに対する重量百分率として算出することにより、残存率を求めることができる。
本発明組成物に用いられる前記農薬活性成分は、殺虫活性成分、殺菌活性成分、除草活性成分のいずれであってもよく、特に限定されないが、常温(25℃)で固体の農薬活性成分の使用が好ましい。かかる農薬活性成分としては、例えば、上記の算出方法でカットオフ290nmのキセノン光を340nmにおける強度0.68W/m2で8時間照射した後の残存率が28.1%であるフェンピラザミンが挙げられる。
本発明組成物は成分aを合計量で、通常0.5〜25重量%、好ましくは2.5〜15重量%含有する。
本発明組成物において、成分bは、常温(25℃)において液状であり、水に不混和性の有機溶媒を意味する。具体的には、25℃における水溶解度が20重量%以下の有機溶媒が用いられる。かかる疎水性有機溶媒としては、植物油類、エステル類、ケトン類、芳香族炭化水素類及びパラフィン類等の疎水性有機溶媒が挙げられ、例えば下記の疎水性有機溶媒が挙げられる。
植物油類:菜種油、大豆油、アマニ油、コーン油及びオリーブ油
エステル類:アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジイソデシル、フタル酸ジアルキル(フタル酸ジデシル等)、オレイン酸オクチル、オレイン酸ラウリル、オレイン酸オクチルドデシル及びミリスチン酸イソプロピル
ケトン類:メチルイソブチルケトン、ヘプタノン、オクタノン、ノナノン、シクロヘキサノン及びアセトフェノン
芳香族炭化水素類:トルエン、キシレン、フェニルキシリルエタン、1−フェニル−1−エチルフェニルエタン、メチルナフタレン、ジメチルナフタレン、トリイソプロピルビフェニル及びジメチルイソプロピルナフタレン
本発明には芳香族炭化水素類として、市販されている芳香族炭化水素溶媒を用いることができる。かかる市販されている芳香族炭化水素溶媒としては、例えば、ハイゾールSAS−296(1−フェニル−1−キシリルエタンと1−フェニル−1−エチルフェニルエタンとの混合物、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、ハイゾールSAS−LH(JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントHP−MN(メチルナフタレン 80%、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントHP−DMN(ジメチルナフタレン 80%、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントP−180(メチルナフタレンとジメチルナフタレンとの混合物、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントP−200(メチルナフタレンとジメチルナフタレンとの混合物、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントP−220(メチルナフタレンとジメチルナフタレンとの混合物、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントPAD−1(ジメチルモノイソプロピルナフタレン、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、ソルベッソ100(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社商品名)、ソルベッソ150(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社商品名)、ソルベッソ200(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社商品名)、ソルベッソ150ND(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社商品名)、ソルベッソ200ND(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社商品名)、Ruetasolv BP 4302 (RKS GmbH 製)、ニカノール(フドー株式会社商品名)、スワゾール100(トルエン、丸善石油株式会社商品名)及びスワゾール200(キシレン、丸善石油株式会社商品名)が挙げられる。
本発明には芳香族炭化水素類として、市販されている芳香族炭化水素溶媒を用いることができる。かかる市販されている芳香族炭化水素溶媒としては、例えば、ハイゾールSAS−296(1−フェニル−1−キシリルエタンと1−フェニル−1−エチルフェニルエタンとの混合物、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、ハイゾールSAS−LH(JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントHP−MN(メチルナフタレン 80%、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントHP−DMN(ジメチルナフタレン 80%、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントP−180(メチルナフタレンとジメチルナフタレンとの混合物、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントP−200(メチルナフタレンとジメチルナフタレンとの混合物、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントP−220(メチルナフタレンとジメチルナフタレンとの混合物、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、カクタスソルベントPAD−1(ジメチルモノイソプロピルナフタレン、JX日鉱日石エネルギー株式会社商品名)、ソルベッソ100(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社商品名)、ソルベッソ150(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社商品名)、ソルベッソ200(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社商品名)、ソルベッソ150ND(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社商品名)、ソルベッソ200ND(芳香族炭化水素、エクソンモービル化学株式会社商品名)、Ruetasolv BP 4302 (RKS GmbH 製)、ニカノール(フドー株式会社商品名)、スワゾール100(トルエン、丸善石油株式会社商品名)及びスワゾール200(キシレン、丸善石油株式会社商品名)が挙げられる。
パラフィン類:ノルマルパラフィン、イソパラフィン、シクロパラフィン及び流動パラフィン
本発明にはパラフィン類として、市販されているパラフィン溶媒を用いることができる。かかる市販されているパラフィン溶媒としては、例えば、ノルパー13(ノルマルパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、ノルパー15(ノルマルパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、アイソパーE(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、アイソパーG(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、アイソパーL(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、アイソパーH(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、アイソパーM(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、モレスコホワイトP−40(流動パラフィン、株式会社MORESCO商品名)、モレスコホワイトP−70(流動パラフィン、株式会社MORESCO商品名)、モレスコホワイトP−200(流動パラフィン、株式会社MORESCO商品名)、エクソールD110(パラフィンとシクロパラフィンとの混合溶媒、エクソンモービル化学株式会社商品名)、エクソールD130(パラフィンとシクロパラフィンとの混合溶媒、エクソンモービル化学株式会社商品名)、エクソールD160(パラフィンとシクロパラフィンとの混合溶媒、エクソンモービル化学株式会社商品名)が挙げられる。
本発明にはパラフィン類として、市販されているパラフィン溶媒を用いることができる。かかる市販されているパラフィン溶媒としては、例えば、ノルパー13(ノルマルパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、ノルパー15(ノルマルパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、アイソパーE(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、アイソパーG(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、アイソパーL(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、アイソパーH(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、アイソパーM(イソパラフィン、エクソンモービル化学株式会社商品名)、モレスコホワイトP−40(流動パラフィン、株式会社MORESCO商品名)、モレスコホワイトP−70(流動パラフィン、株式会社MORESCO商品名)、モレスコホワイトP−200(流動パラフィン、株式会社MORESCO商品名)、エクソールD110(パラフィンとシクロパラフィンとの混合溶媒、エクソンモービル化学株式会社商品名)、エクソールD130(パラフィンとシクロパラフィンとの混合溶媒、エクソンモービル化学株式会社商品名)、エクソールD160(パラフィンとシクロパラフィンとの混合溶媒、エクソンモービル化学株式会社商品名)が挙げられる。
本発明組成物に用いられる成分bは、特に限定されないが、エステル類、ケトン類、芳香族炭化水素類及びパラフィン類からなる群より選ばれる1種以上の疎水性有機溶媒の使用が好ましく、なかでもアセトフェノン等の芳香族ケトンがさらに好ましい。
本発明組成物において、成分aと成分bとの重量比は5:95〜70:30、好ましくは15:85〜70:30、さらに好ましくは30:70〜70:30である。また、本発明組成物は成分bを合計量で、通常5〜40重量%、好ましくは10〜25重量%含有する。
本発明組成物に用いられる成分cは、特に限定されないが、なかでもビニル系高分子、多糖類及びその誘導体からなる群より選ばれる1種以上の水溶性高分子分散剤の使用が好ましい。
水溶性のビニル系高分子としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル共重合体、及びポリアクリル酸ナトリウムが挙げられる。水溶性の多糖類及びその誘導体としては、例えばアラビアガム、ザンサンガム、ラムザンガム、ローカストビーンガム、グァーガム、カラギーナン、ウェランガム、アルギン酸、アルギン酸塩、トラガントガム、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、及びヒドロキシプロピルセルロースが挙げられる。本発明において、ビニル系高分子とは、ビニル基(−CH=CH2)をもつ単量体を付加重合して得られる高分子を意味し、多糖類とは、加水分解によって2分子以上の単糖類を生じる糖類を意味する。
水溶性のビニル系高分子としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル共重合体、及びポリアクリル酸ナトリウムが挙げられる。水溶性の多糖類及びその誘導体としては、例えばアラビアガム、ザンサンガム、ラムザンガム、ローカストビーンガム、グァーガム、カラギーナン、ウェランガム、アルギン酸、アルギン酸塩、トラガントガム、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、及びヒドロキシプロピルセルロースが挙げられる。本発明において、ビニル系高分子とは、ビニル基(−CH=CH2)をもつ単量体を付加重合して得られる高分子を意味し、多糖類とは、加水分解によって2分子以上の単糖類を生じる糖類を意味する。
本発明組成物は成分cを合計量で、通常1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%含有する。
本発明組成物に用いられる成分dは特に制限されることがなく、水道水、井水及び脱イオン水等の通常の水性乳濁状(乳化)農薬組成物に用いられる水を用いることができるが、脱イオン水の使用が好ましい。
本発明組成物は成分dを通常40〜93重量%、好ましくは45〜90重量%含有する。また、実質的に成分cは成分dに溶解されている。
本発明組成物はさらに、紫外線防護剤1種以上を含有することが好ましい。かかる紫外線防護剤としては、例えば2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクチル−ベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド−メチル)−5−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−オクチルフェニル)ベンズトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ペンチルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベンゾエート系紫外線吸収剤、2−(2ヒドロキシ−4−[1−オクチルオキシカルボニルエトキシ]フェニル)−4,6−ビス(4−フェニルフェニル)−1、3、5―トリアジン等のヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤、非スルホン化リグニン(例えば、商品名INDULIN AT、ミードウエストベーコ社製)、ヒンダードアミン系光安定剤(HALS)等の光安定剤、酸化チタン等の無機系紫外線遮蔽剤が挙げられる。
また、実質的に紫外線防護剤(以下、成分eと記すことがある。)は成分bに懸濁されているか、または、溶解されている。本発明組成物に用いられる成分eは、特に限定されないが、水性乳濁状組成物中における成分eを含有する成分b液滴の乳濁安定性の観点からは、成分bに混和性の成分eの使用が好ましい。
また、実質的に紫外線防護剤(以下、成分eと記すことがある。)は成分bに懸濁されているか、または、溶解されている。本発明組成物に用いられる成分eは、特に限定されないが、水性乳濁状組成物中における成分eを含有する成分b液滴の乳濁安定性の観点からは、成分bに混和性の成分eの使用が好ましい。
本発明組成物が成分eを含有する場合、その合計含有量は、通常0.1〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量%である。
本発明組成物はさらに、通常の水性乳濁状農薬組成物において用いられる農薬補助剤を含有していてもよい。かかる農薬補助剤としては、界面活性剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、凍結防止剤、pH調整剤等が挙げられる。
かかる界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンアルキルフェノールホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリルモノ脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、高級脂肪酸グリセリンエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキロールアミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、及びポリオキシエチレンアルカンジオールが挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、例えば、ドデシルアミン塩酸塩等のアルキルアミン塩酸塩;ドデシルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモルホリニウム塩等のアルキル四級アンモニウム塩;塩化ベンゼトニウム、及びポリアルキルビニルピリジニウム塩が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸ナトリウム;ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム等のエーテルカルボン酸ナトリウム;ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等の高級脂肪酸のアミノ酸縮合物;高級アルキルスルホン酸塩、ラウリン酸エステルスルホン酸塩等の高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;ジオクチルスルホサクシネート等のジアルキルスルホコハク酸塩;オレイン酸アミドスルホン酸等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸塩等のアルキルアリールスルホン酸塩;アルキルアリールスルホン酸塩のホルマリン縮合物、ペンタデカン−2−サルフェート等の高級アルコール硫酸エステル塩;ジポリオキシエチレンドデシルエーテルリン酸エステル等のポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル;スチレン−マレイン酸共重合体;リグニンスルホン酸塩が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、N−ラウリルアラニン、N,N,N−トリメチルアミノプロピオン酸、N,N,N−トリヒドロキシエチルアミノプロピオン酸、N−ヘキシル−N,N−ジメチルアミノ酢酸、1−(2−カルボキシエチル)ピリミジニウムベタイン、及びレシチンが挙げられる。
本発明組成物が界面活性剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%である。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸ナトリウム;ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム等のエーテルカルボン酸ナトリウム;ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等の高級脂肪酸のアミノ酸縮合物;高級アルキルスルホン酸塩、ラウリン酸エステルスルホン酸塩等の高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;ジオクチルスルホサクシネート等のジアルキルスルホコハク酸塩;オレイン酸アミドスルホン酸等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ジイソプロピルナフタレンスルホン酸塩等のアルキルアリールスルホン酸塩;アルキルアリールスルホン酸塩のホルマリン縮合物、ペンタデカン−2−サルフェート等の高級アルコール硫酸エステル塩;ジポリオキシエチレンドデシルエーテルリン酸エステル等のポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル;スチレン−マレイン酸共重合体;リグニンスルホン酸塩が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、N−ラウリルアラニン、N,N,N−トリメチルアミノプロピオン酸、N,N,N−トリヒドロキシエチルアミノプロピオン酸、N−ヘキシル−N,N−ジメチルアミノ酢酸、1−(2−カルボキシエチル)ピリミジニウムベタイン、及びレシチンが挙げられる。
本発明組成物が界面活性剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%である。
かかる増粘剤としては、例えばザンサンガム、ラムザンガム、ローカストビーンガム、グァーガム、カラギーナン、ウェランガム、アルギン酸、アルギン酸塩、トラガントガム等の天然多糖類;アルミニウムシリケート、マグネシウムアルミニウムシリケート、スメクタイト、ベントナイト、ヘクライト、合成含水珪酸、乾式シリカ等の鉱物質粉末;およびアルミナゾルを挙げることができる。これらの増粘剤として市販品をそのまま使用することができる。かかる市販品としては、例えば、ザンサンガムであるケルザンS(CPケルコ社商品名)、アルミニウムシリケートであるビーガムグラニュール(バンダービルト社商品名)、及び乾式シリカであるアエロジル200(エボニックデグサ社商品名)が挙げられる。
本発明組成物が増粘剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
本発明組成物が増粘剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
かかる消泡剤としては、例えばアンチフォームCエマルション(東レ・ダウコーニング株式会社商品名)、アンチフォームCE(東レ・ダウコーニング株式会社商品名)、TSA730(モメンティブ・パフォーマンスマテリアルズ・ジャパン合同会社商品名)、TSA731(モメンティブ・パフォーマンスマテリアルズ・ジャパン合同会社商品名)、TSA732(モメンティブ・パフォーマンスマテリアルズ・ジャパン合同会社商品名)、YMA6509(モメンティブ・パフォーマンスマテリアルズ・ジャパン合同会社商品名)等のシリコーン系消泡剤;及びフルオウェットPL80(クラリアント社商品名)等のフッ素系消泡剤が挙げられる。
本発明組成物が消泡剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.01〜3重量%、好ましくは0.05〜1重量%である。
本発明組成物が消泡剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.01〜3重量%、好ましくは0.05〜1重量%である。
かかる防腐剤としては、例えばp−ヒドロキシ安息香酸エステル、サリチル酸誘導体、プロキセル(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン)及びイソチアゾリン−3−オン誘導体(例えば、バイオホープL(ケイ・アイ化成社商品名))が挙げられる。
本発明組成物が防腐剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜3重量%である。
本発明組成物が防腐剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.01〜5重量%、好ましくは0.05〜3重量%である。
かかる凍結防止剤としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール等の水溶性グリコール類が挙げられる。
本発明組成物が凍結防止剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%である。
本発明組成物が凍結防止剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%である。
かかるpH調整剤としては、例えばクエン酸一水和物、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム等、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、及び水酸化ナトリウムが挙げられる。
本発明組成物がpH調整剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.01〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%である。
本発明組成物がpH調整剤を含有する場合、その合計含有量は通常0.01〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%である。
本発明組成物の製造方法(以下、本製造方法と記す。)について説明するが、本製造方法は以下の方法のみに限定されない。
本製造方法は以下の第1工程及び第2工程を含む。
本製造方法の第1工程は成分bに成分aを懸濁または溶解させ、成分aの懸濁液または溶液を調製する工程である。
成分aは成分bに懸濁されているか、または、溶解されている。
成分aが常温(25℃)で固体の成分a(以下、固体成分aと記す。)である場合は、固体成分aの成分bへの溶解度及び固体成分aと成分bとの重量比により、懸濁液(以下、本懸濁液aと記す。)の形態をとり得る。本懸濁液aは、例えば、ビーズミル等の湿式粉砕機を使用し、固体成分aを成分b中で微粉砕することにより調製することができる。また、例えば、ジェットミル等の乾式粉砕機を使用し、固体成分aを、そのまま若しくはその他の成分を添加して微粉砕した後で、成分bに加えることにより調製することもできる。
成分aが成分bに溶解されてなる溶液は、成分aを成分bに溶解させることにより調製することができる。
成分aは成分bに懸濁されているか、または、溶解されている。
成分aが常温(25℃)で固体の成分a(以下、固体成分aと記す。)である場合は、固体成分aの成分bへの溶解度及び固体成分aと成分bとの重量比により、懸濁液(以下、本懸濁液aと記す。)の形態をとり得る。本懸濁液aは、例えば、ビーズミル等の湿式粉砕機を使用し、固体成分aを成分b中で微粉砕することにより調製することができる。また、例えば、ジェットミル等の乾式粉砕機を使用し、固体成分aを、そのまま若しくはその他の成分を添加して微粉砕した後で、成分bに加えることにより調製することもできる。
成分aが成分bに溶解されてなる溶液は、成分aを成分bに溶解させることにより調製することができる。
固体成分aが成分b中に微粒子の形で分散されている、即ち懸濁されている場合、該微粒子の平均粒径は、通常15μm以下、好ましくは1〜10μm、さらに好ましくは1〜5μmである。
本発明組成物が成分eを含有する場合、第1工程として、成分bに成分a及び成分eをそれぞれ懸濁または溶解させ、成分a及び成分eの懸濁液または溶液を調製する工程を含む。
前記成分a及び成分eの懸濁液または溶液において、成分a及び成分eは下記(1)〜(4)のいずれかの状態をとる。
(1)成分a及び成分eはいずれも成分bに懸濁されている。
(2)成分eは成分bに溶解されており、成分aは成分eが溶解された成分bに懸濁されている。
(3)成分aは成分bに溶解されており、成分eは成分aが溶解された成分bに懸濁されている。
(4)成分a及び成分eはいずれも成分bに溶解されている。
固体成分aの場合、固体成分aの成分bへの溶解度及び固体成分aと成分bとの重量比等により、上記(1)または(2)の状態をとることができる。成分eが常温(25℃)で固体の成分e(以下、固体成分eと記す。)である場合、固体成分eの成分bへの溶解度及び固体成分eと成分bとの重量比等により、上記(1)または(3)の状態をとることができる。
前記成分a及び成分eの懸濁液または溶液において、成分a及び成分eは下記(1)〜(4)のいずれかの状態をとる。
(1)成分a及び成分eはいずれも成分bに懸濁されている。
(2)成分eは成分bに溶解されており、成分aは成分eが溶解された成分bに懸濁されている。
(3)成分aは成分bに溶解されており、成分eは成分aが溶解された成分bに懸濁されている。
(4)成分a及び成分eはいずれも成分bに溶解されている。
固体成分aの場合、固体成分aの成分bへの溶解度及び固体成分aと成分bとの重量比等により、上記(1)または(2)の状態をとることができる。成分eが常温(25℃)で固体の成分e(以下、固体成分eと記す。)である場合、固体成分eの成分bへの溶解度及び固体成分eと成分bとの重量比等により、上記(1)または(3)の状態をとることができる。
上記(1)〜(3)の懸濁液は、本懸濁液aの調製方法と同様の操作により調製することができる。上記(1)の懸濁液を調製する場合、前記本懸濁液aの調製方法において、固体成分a及び固体成分eを同時に湿式粉砕機または乾式粉砕機により微粉砕してもよいし、本懸濁液aと、固体成分eが成分bに懸濁された懸濁液とを別々に調製した後で混合してもよい。上記(2)の懸濁液を調製する場合、通常は、成分eを成分bに溶解させてから、該溶液に固体成分aを加える。上記(3)の懸濁液を調製する場合、通常は、成分aを成分bに溶解させてから、該溶液に固体成分eを加える。
また、上記(4)の溶液は、成分a及び成分eを成分bに溶解させることにより調製することができる。
また、上記(4)の溶液は、成分a及び成分eを成分bに溶解させることにより調製することができる。
本製造方法の第2工程は第1工程で得られた懸濁液または溶液と、成分cの水溶液とを混合し、液滴を調製する工程である。
第2工程で用いられる成分cの水溶液において、成分cの量は、成分cの水溶液全量に対して、通常0.5〜30重量%、好ましくは1〜20重量%である。成分cの水溶液には、必要に応じて、消泡剤等が加えられていてもよい。第2工程に用いられる成分cの水溶液の重量は、通常、第1工程で得られた懸濁液または溶液の重量に対して0.8〜2倍の範囲内である。
第2工程において、水中に液滴を調製する方法としては、例えば第1工程で得られた懸濁液または溶液を成分cの水溶液に加え、その後、撹拌機で撹拌する方法が挙げられる。この際に用いられる撹拌機としては、例えばプロペラ撹拌機、タービン撹拌機、及び高速せん断撹拌機が挙げられる。撹拌機の具体例としては、PRIMIX株式会社製のT.K.ホモミキサー、T.K.ホモミックラインフロー、T.K.パイプラインホモミクサー及びT.K.フィルミックス;エム・テクニック株式会社製のクレアミックス;KINEMATICA AG社製のポリトロンホモジナイザー及びメガトロンホモジナイザー;及び月島機械株式会社製のスープラトンが挙げられる。
第2工程で得られる水中に存在する液滴、即ち本発明組成物における成分aが成分bに懸濁または溶解されてなる液滴の平均粒径は、通常5〜60μm、好ましくは10〜60μm、さらに好ましくは10〜40μmである。
本発明において、平均粒径とは体積中位径を意味する。体積中位径は、体積基準の頻度分布において累積頻度で50%となる粒径を指し、例えばレーザ回折式粒度分布測定装置を用いて湿式測定により求めることができる。より具体的には、水中に液滴を分散させて体積中位径を当該装置を用いて測定する。かかるレーザ回折式粒度分布測定装置としては、例えば、マスターサイザー2000(マルバーン社製)が挙げられる。
本発明において、平均粒径とは体積中位径を意味する。体積中位径は、体積基準の頻度分布において累積頻度で50%となる粒径を指し、例えばレーザ回折式粒度分布測定装置を用いて湿式測定により求めることができる。より具体的には、水中に液滴を分散させて体積中位径を当該装置を用いて測定する。かかるレーザ回折式粒度分布測定装置としては、例えば、マスターサイザー2000(マルバーン社製)が挙げられる。
上記の製造方法によって、成分aが成分bに懸濁または溶解されてなる液滴が水連続相に乳濁されてなる水性乳濁状農薬組成物が得られる。該水性乳濁状農薬組成物には、必要に応じて、さらに前記の農薬補助剤及び水を加えてもよい。
本発明組成物は、通常の水性乳濁状農薬組成物と同様の方法で、水田、畑地、果樹園、芝地、非農耕地等の場所に施用することができる。本発明組成物は所望により本発明組成物を水で希釈し、得られた水希釈液を上記場所に生育する植物や上記場所の土壌に散布する等の方法により施用することができる。該水希釈液の散布方法としては公知の散布機等を用いて該水希釈液の土壌表面散布、茎葉散布等が挙げられる。
また、該水希釈液は、種子処理、育苗箱処理等に使用することもできる。
また、該水希釈液は、種子処理、育苗箱処理等に使用することもできる。
本発明組成物は水で希釈することなくそのまま施用することもでき、例えば本発明組成物を湛水下水田等の畦畔から畦畔に沿って散布する方法が挙げられる。散布する前には通常本発明組成物が入った容器を軽く振り、本発明組成物を混ぜる。
次に本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
まず、製造例及び比較製造例を示す。
製造例1
フェンピラザミンを縦型ジェットミル(JOM−0101型ジェット粉砕装置、株式会社セイシン企業製)により乾式粉砕し、平均粒径5μm以下のフェンピラザミン微粉末を調製した。得られたフェンピラザミン微粉末20重量部とアセトフェノン(和光純薬工業株式会社製)10重量部とを混合し、フェンピラザミン懸濁液を得た。該懸濁液30重量部を5重量%ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールGH−17、日本合成化学工業株式会社製)水溶液33重量部に加えた。この混合物をロータステータ型ホモジナイザー(商品名:ポリトロンホモジナイザー、KINEMATICA AG社製)により攪拌することで、フェンピラザミン懸濁液をポリビニルアルコール水溶液中に乳濁させ、フェンピラザミン乳濁液を得た。
脱イオン水14.2重量部にマグネシウムアルミニウムシリケート(商品名:ビーガムグラニュール、バンダービルト社製)0.4重量部を加え、室温で15分間攪拌した。ここにザンサンガム(商品名:ケルザンS、CPケルコ社製)0.2重量部とプロピレングリコール5重量部を加えた。この混合物を60℃で60分間攪拌した。得られた分散液を室温まで冷却してから、該分散液に防腐剤(商品名:プロキセルGXL、アーチケミカルズ社製)0.2重量部を加えて粘度調整液とした。該粘度調整液20重量部、水17重量部及び上記フェンピラザミン乳濁液63重量部を混合してフェンピラザミンを20重量%含む本発明組成物(1)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は28.5μmであった。
フェンピラザミンを縦型ジェットミル(JOM−0101型ジェット粉砕装置、株式会社セイシン企業製)により乾式粉砕し、平均粒径5μm以下のフェンピラザミン微粉末を調製した。得られたフェンピラザミン微粉末20重量部とアセトフェノン(和光純薬工業株式会社製)10重量部とを混合し、フェンピラザミン懸濁液を得た。該懸濁液30重量部を5重量%ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセノールGH−17、日本合成化学工業株式会社製)水溶液33重量部に加えた。この混合物をロータステータ型ホモジナイザー(商品名:ポリトロンホモジナイザー、KINEMATICA AG社製)により攪拌することで、フェンピラザミン懸濁液をポリビニルアルコール水溶液中に乳濁させ、フェンピラザミン乳濁液を得た。
脱イオン水14.2重量部にマグネシウムアルミニウムシリケート(商品名:ビーガムグラニュール、バンダービルト社製)0.4重量部を加え、室温で15分間攪拌した。ここにザンサンガム(商品名:ケルザンS、CPケルコ社製)0.2重量部とプロピレングリコール5重量部を加えた。この混合物を60℃で60分間攪拌した。得られた分散液を室温まで冷却してから、該分散液に防腐剤(商品名:プロキセルGXL、アーチケミカルズ社製)0.2重量部を加えて粘度調整液とした。該粘度調整液20重量部、水17重量部及び上記フェンピラザミン乳濁液63重量部を混合してフェンピラザミンを20重量%含む本発明組成物(1)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は28.5μmであった。
製造例2
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を15重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部を15重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを15重量%含む本発明組成物(2)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は31.8μmであった。
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を15重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部を15重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを15重量%含む本発明組成物(2)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は31.8μmであった。
製造例3
フェンピラザミン懸濁液30重量部の代わりに、フェンピラザミン10重量部とアセトフェノン(前述に同じ)20重量部とを均一に混合して得られたフェンピラザミン溶液30重量部を使用した以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(3)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は25.3μmであった。
フェンピラザミン懸濁液30重量部の代わりに、フェンピラザミン10重量部とアセトフェノン(前述に同じ)20重量部とを均一に混合して得られたフェンピラザミン溶液30重量部を使用した以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(3)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は25.3μmであった。
製造例4
フェンピラザミン10重量部を5重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)20重量部を25重量部とし、5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液の代わりに、2.5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液を用いた以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを5重量%含む本発明組成物(4)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は29.3μmであった。
フェンピラザミン10重量部を5重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)20重量部を25重量部とし、5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液の代わりに、2.5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液を用いた以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを5重量%含む本発明組成物(4)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は29.3μmであった。
製造例5
フェンピラザミン10重量部を2.5重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)20重量部を27.5重量部とし、5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液の代わりに、1.0重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液を用いた以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを2.5重量%含む本発明組成物(5)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は31.9μmであった。
フェンピラザミン10重量部を2.5重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)20重量部を27.5重量部とし、5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液の代わりに、1.0重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液を用いた以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを2.5重量%含む本発明組成物(5)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は31.9μmであった。
製造例6
ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径25.3μmを44.0μmとした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(6)を得た。
ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径25.3μmを44.0μmとした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(6)を得た。
製造例7
ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径25.3μmを14.9μmとした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(7)を得た。
ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径25.3μmを14.9μmとした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(7)を得た。
製造例8
ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径25.3μmを7.8μmとした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(8)を得た。
ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径25.3μmを7.8μmとした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(8)を得た。
製造例9
5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液の代わりに、2.5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液を用い、ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径25.3μmを50.1μmとした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(9)を得た。
5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液の代わりに、2.5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液を用い、ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径25.3μmを50.1μmとした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(9)を得た。
製造例10
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を10重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部を流動パラフィン(商品名:モレスコホワイトP―40、株式会社MORESCO製)20重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(10)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は34.9μmであった。
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を10重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部を流動パラフィン(商品名:モレスコホワイトP―40、株式会社MORESCO製)20重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(10)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は34.9μmであった。
製造例11
ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径34.9μmを53.1μmとした以外は製造例10と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(11)を得た。
ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径34.9μmを53.1μmとした以外は製造例10と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(11)を得た。
製造例12
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を10重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部を芳香族炭化水素(商品名:ソルベッソ150ND、エクソンモービル化学株式会社製)20重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(12)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は27.3μmであった。
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を10重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部を芳香族炭化水素(商品名:ソルベッソ150ND、エクソンモービル化学株式会社製)20重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(12)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は27.3μmであった。
製造例13
ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径27.3μmを42.6μmとした以外は製造例12と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(13)を得た。
ロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)による撹拌の際に、フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径27.3μmを42.6μmとした以外は製造例12と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(13)を得た。
製造例14
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を10重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部をアジピン酸ジイソブチル(商品名:ビニサイザー40、花王株式会社製)20重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(14)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は30.1μmであった。
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を10重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部をアジピン酸ジイソブチル(商品名:ビニサイザー40、花王株式会社製)20重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(14)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は30.1μmであった。
製造例15
5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液を20重量%アラビアガム(商品名:アラビックコールSS、三栄薬品貿易社製)水溶液とした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(15)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は21.3μmであった。
5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液を20重量%アラビアガム(商品名:アラビックコールSS、三栄薬品貿易社製)水溶液とした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(15)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は21.3μmであった。
製造例16
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を10重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部をイソパラフィン(商品名:アイソパーE、エクソンモービル化学株式会社製)20重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(16)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は31.0μmであった。
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を10重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部をイソパラフィン(商品名:アイソパーE、エクソンモービル化学株式会社製)20重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(16)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は31.0μmであった。
製造例17
フェンピラザミン10重量部、アセトフェノン(前述に同じ)19重量部及びベンゾフェノン系紫外線吸収剤(商品名:ユビナール 3000、BASF社製)1重量部を均一に混合してフェンピラザミン溶液を調製した。該溶液30重量部を5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液33重量部に加えた。この混合物をロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)により攪拌することで、フェンピラザミン溶液をポリビニルアルコール水溶液中に乳濁させ、フェンピラザミン乳濁液を得た。
脱イオン水14.2重量部にマグネシウムアルミニウムシリケート(前述に同じ)0.4重量部を加え、室温で15分間攪拌した。ここにザンサンガム(前述に同じ)0.2重量部とプロピレングリコール5重量部を加えた。この混合物を60℃で60分間攪拌した。得られた分散液を室温まで冷却してから、該分散液に防腐剤(前述に同じ)0.2重量部を加えて粘度調整液とした。該粘度調整液20重量部、水17重量部及び上記フェンピラザミン乳濁液63重量部を混合してフェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(17)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は17.8μmであった。
フェンピラザミン10重量部、アセトフェノン(前述に同じ)19重量部及びベンゾフェノン系紫外線吸収剤(商品名:ユビナール 3000、BASF社製)1重量部を均一に混合してフェンピラザミン溶液を調製した。該溶液30重量部を5重量%ポリビニルアルコール(前述に同じ)水溶液33重量部に加えた。この混合物をロータステータ型ホモジナイザー(前述に同じ)により攪拌することで、フェンピラザミン溶液をポリビニルアルコール水溶液中に乳濁させ、フェンピラザミン乳濁液を得た。
脱イオン水14.2重量部にマグネシウムアルミニウムシリケート(前述に同じ)0.4重量部を加え、室温で15分間攪拌した。ここにザンサンガム(前述に同じ)0.2重量部とプロピレングリコール5重量部を加えた。この混合物を60℃で60分間攪拌した。得られた分散液を室温まで冷却してから、該分散液に防腐剤(前述に同じ)0.2重量部を加えて粘度調整液とした。該粘度調整液20重量部、水17重量部及び上記フェンピラザミン乳濁液63重量部を混合してフェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(17)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は17.8μmであった。
製造例18
フェンピラザミン溶液30重量部の代わりに、製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末10重量部、アセトフェノン(前述に同じ)15重量部及びベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商品名:TINUVIN571、BASF社製)5重量部を混合したフェンピラザミン懸濁液30重量部を使用した以外は製造例17と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(18)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は28.4μmであった。
フェンピラザミン溶液30重量部の代わりに、製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末10重量部、アセトフェノン(前述に同じ)15重量部及びベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(商品名:TINUVIN571、BASF社製)5重量部を混合したフェンピラザミン懸濁液30重量部を使用した以外は製造例17と同様の操作を行い、フェンピラザミンを10重量%含む本発明組成物(18)を得た。フェンピラザミン懸濁液の液滴の平均粒径は28.4μmであった。
比較製造例1
フェンピラザミン10重量部を0.8重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)20重量部を29.2重量部とした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを0.8重量%含む比較組成物(1)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は33.9μmであった。
フェンピラザミン10重量部を0.8重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)20重量部を29.2重量部とした以外は製造例3と同様の操作を行い、フェンピラザミンを0.8重量%含む比較組成物(1)を得た。フェンピラザミン溶液の液滴の平均粒径は33.9μmであった。
比較製造例2
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を25重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部を5重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行ったところ、フェンピラザミン懸濁液の粘性が著しく上昇し、フェンピラザミン乳濁液を製造することができなかった。
製造例1で調製したフェンピラザミン微粉末20重量部を25重量部とし、アセトフェノン(前述に同じ)10重量部を5重量部とした以外は製造例1と同様の操作を行ったところ、フェンピラザミン懸濁液の粘性が著しく上昇し、フェンピラザミン乳濁液を製造することができなかった。
次に試験例を示す。
試験例1
本発明組成物(1)〜(18)及び比較組成物(1)を、それぞれ有効成分濃度が1120ppmになるように水で希釈した。該希釈液それぞれ100μLを直径6cmのガラス製シャーレに添加して均一に広げた後、室温で風乾した。該シャーレを石英ガラス製のフタで覆い、ホウケイ酸塩フィルター(商品名:Daylight - BB Opticalフィルター、Q-Lab社製)が取り付けられた耐侯性試験機(商品名:Q−SUNキセノン促進耐侯性試験機 モデルXe−3、Q-Lab社製)内に設置し、340nmにおける強度0.68W/m2、温度34℃(断熱ブラックパネル温度計で34℃)の条件にて、キセノン光を6時間照射した。照射後アセトニトリルで該シャーレに残存するフェンピラザミンを抽出して高速液体クロマトグラフィーにて分析定量し、照射前のフェンピラザミン量に対する重量百分率として算出することにより、残存率を求めた。
結果を表1に示す。
本発明組成物(1)〜(18)及び比較組成物(1)を、それぞれ有効成分濃度が1120ppmになるように水で希釈した。該希釈液それぞれ100μLを直径6cmのガラス製シャーレに添加して均一に広げた後、室温で風乾した。該シャーレを石英ガラス製のフタで覆い、ホウケイ酸塩フィルター(商品名:Daylight - BB Opticalフィルター、Q-Lab社製)が取り付けられた耐侯性試験機(商品名:Q−SUNキセノン促進耐侯性試験機 モデルXe−3、Q-Lab社製)内に設置し、340nmにおける強度0.68W/m2、温度34℃(断熱ブラックパネル温度計で34℃)の条件にて、キセノン光を6時間照射した。照射後アセトニトリルで該シャーレに残存するフェンピラザミンを抽出して高速液体クロマトグラフィーにて分析定量し、照射前のフェンピラザミン量に対する重量百分率として算出することにより、残存率を求めた。
結果を表1に示す。
Claims (5)
- (a)カットオフ290nmのキセノン光を340nmにおける強度0.68W/m2で8時間照射した後の残存率が50%未満である農薬活性成分、
(b)疎水性有機溶媒、
(c)水溶性高分子分散剤、
及び
(d)水
を含有し、該農薬活性成分が該疎水性有機溶媒に懸濁または溶解されてなる液滴が水連続相に乳濁されてなり、且つ該農薬活性成分と該疎水性有機溶媒との重量比が5:95〜70:30である水性乳濁状農薬組成物。 - 液滴の平均粒径が5〜60μmである請求項1に記載の水性乳濁状農薬組成物。
- 農薬活性成分が、常温で固体の農薬活性成分である請求項1または2に記載の水性乳濁状農薬組成物。
- 疎水性有機溶媒が、エステル類、ケトン類、芳香族炭化水素類及びパラフィン類からなる群より選ばれる1種以上の疎水性有機溶媒である請求項1〜3のいずれかに記載の水性乳濁状農薬組成物。
- 水溶性高分子分散剤が、ビニル系高分子、多糖類及びその誘導体からなる群より選ばれる1種以上の水溶性高分子分散剤である請求項1〜4のいずれかに記載の水性乳濁状農薬組成物。
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