JP2015508177A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2015508177A5
JP2015508177A5 JP2014558709A JP2014558709A JP2015508177A5 JP 2015508177 A5 JP2015508177 A5 JP 2015508177A5 JP 2014558709 A JP2014558709 A JP 2014558709A JP 2014558709 A JP2014558709 A JP 2014558709A JP 2015508177 A5 JP2015508177 A5 JP 2015508177A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
sample
protocol
antibody
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014558709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015508177A (ja
JP6170511B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/NO2012/050031 external-priority patent/WO2013125959A1/en
Publication of JP2015508177A publication Critical patent/JP2015508177A/ja
Publication of JP2015508177A5 publication Critical patent/JP2015508177A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6170511B2 publication Critical patent/JP6170511B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

細胞を調製するためのシステム、装置及びデバイス
本発明は、細胞学の分野又は細胞の研究に属し、フローサイトメトリー分析に先立ち液体細胞サンプルを調製するためのシステム及びその中で若しくは単独で使用されるデバイスに関する。調製手順は、細胞の染色工程、溶解工程及び固定工程のうち幾つかを含むことができる。
フローサイトメトリーは、細胞生物学、細胞免疫化学、がん検出のための細胞診等の分野において適用される基本的なツールの一つである。これは基本的に、細胞の大きさ、種類、細胞内成分の内容及び類似特性に応じて細胞を分類することを目的としている。フローサイトメトリーは、蛍光染料で細胞を着色することを伴う。着色された細胞は、細長い管の中を流れている間にレーザ光が照射されて、個々に蛍光発光する。個々の細胞の蛍光発光強度を測定して、それらの大きさやDNA(デオキシリボ核酸)の相対量等を判定する。フローサイトメトリー分析は、懸濁液中のヒト細胞内のリンパ球サブセットを特定・列挙することができる。
本発明に係るシステム、装置及びデバイスの使用法の一つは、世界中の病院での免疫学及び病理学研究所において見出すことができる。
従来、このような細胞の前処理のほとんどは、多大な時間及び労働力を費やして手動で行なわれてきた。手動による前処理はまた、回避不能なヒューマンエラー及び個々のオペレータ間における作業の不均一性という理由により望ましくない。従って、人の苦労を削減し、伴う作業の安定性及び恒常性を得るために、細胞の前処理を完全に自動化することが可能な装置の出現が細胞学者によって長い間待ち望まれてきた。細胞の前処理のプロセスの複雑さのために、そのようなシステム又は装置は知られていない。しかしながら、プロセスの幾つかを部分的に自動化しようと試みている会社は幾つか存在する。
BD Facs Lyse Wash Assistant(自動溶解、洗浄及び遠心分離を行う)を販売するベクトン・ディッキンソン(BD)社や、TQ Prep Workstation(自動溶解手順を行う)、PrepPlus 2 Workstation(試薬、患者のサンプル、コントロール(controls)及びフルオロスフィア(fluorospheres)をドーター管(ドーター管)にピペットで分注する)及び抗体Cocktail Preparation Workstation(カクテル(cocktail)を混合する)を販売するベックマン・コールター社が、手動によるプロセスを補完するための自動化を提供している。
BD社のFacs Lyse Wash Assistantは、試薬又は患者のサンプルをピペットで分注しない。遠心による方法は、シングルバイアル(管)遠心に基づいており、バイアルがそれ自体の軸線周りに回転する。この遠心による方法の不便な点は、サンプル内の細胞がバイアルの底ではなく壁に集まることである。研究所技術者の一人にインタビューを行ったところ、このプロセスではあまりに多くの細胞を失うという問題があると話した。
ベクトン・ディッキンソン社に譲渡された特許文献1には、サンプルを調製しそのサンプルをアナライザに装填するための自動化システムであって、多数のサンプル管を混合しそれらをサンプル吸引ステーション(sample aspiration station)にインデックス化するサンプルカルーセル(sample carousel)を備えるシステムが記載されている。
ベックマン・コールター社は、完全な手動の手順を自動化するための機器を幾つか提供している。その方策を用いる残念な結果は、これらの機器を導入した後も、その自動化されたプロセスが幾つかの手作業を含むことである。患者のサンプル及び試薬をPrepPlus 2 Workstationにおいてピペットで分注した後、サンプルを溶解手順のためにTQ Prep Workstationへと手動で移動させる必要がある。FP1000 Cell Preparation Systemもベックマン・コールター・ファミリーの一部であり、溶解手段として使用されている。
ベックマン・コールター社に譲渡された特許文献2は、フローサイトメータ用の調節制御可能な環境封じ込めシステム(environment containment system)に関する。このシステムは、フローサイトメータにより処理された粒子を、生物学的物質及び非生物学的物質の両方による汚染から保護するとともに、フローサイトメーターを使用する者を、処理された粒子及びそのような粒子の処理に利用された化学物質にさらされることから保護するためのものである。
ベックマン・コールター社に譲渡された特許文献3は、略円筒状の分注ノズルを洗浄するための洗浄機構に関する。
ベックマン・コールター社に譲渡された特許文献4は、分注ノズルの洗浄を確実に行うことを可能にするとともに洗浄時間の削減を可能にするノズル洗浄方法及びノズル洗浄デバイスを教示している。この目的のために、液体を吸引・排出するための分注ノズルを洗浄するノズル洗浄方法は、分注の終了後、予圧のための液体を排出することによって洗浄液を溢れさせた収容タンクの上側部で分注ノズルの内壁面を洗浄する第1洗浄工程と、洗浄液を溢れさせた収容タンク内に分注ノズルを下降させて浸漬することによって少なくとも外壁面を洗浄する第2洗浄工程とを含む。
ベックマン・コールター社に譲渡された特許文献5は、検体のサンプルタイプ及び検体容器情報を含む検体情報を記憶又は取得する読取部と、液面及び/又は検体の界面を検出する液面検出部と、検体を分注する分注装置と、分注プローブを洗浄する洗浄装置と、読取部により記憶又は取得されたサンプルタイプ、検体吸引位置・検体容器情報、並びに、液面検出部により検出された液面及び/又は検体の界面情報に基づき分注プローブの外部壁面の汚染付着範囲を算出する算出部と、汚染付着範囲に基づき洗浄範囲を制御する洗浄制御部とを備えるアナライザに関する。
ベックマン・コールター社に譲渡された特許文献6は、各検体種類の電圧補正係数及び検体を収容する容器の種類に基づく電圧補正係数を記憶する記憶部と、検体情報及び容器情報を取得する情報読取部と、記憶部から抽出された検体の電圧補正係数及び容器の電圧補正係数に基づき閾値電圧を算出する算出部と、分注プローブにより受信された信号が閾値電圧を所定の時間以上出力する場合に液面を検出したと判定する判定部とを備えるディスペンサーを記載している。
ベックマン・コールター社に譲渡された特許文献7は、光学分析用の全血サンプルを迅速に調製する方法を開示している。
特許文献8は、フローサイトメトリー用に細胞を前処理する装置に関する。
特許文献9は、サイトメトリー用に制御された量の液体を調製する装置であって、それぞれが制御された量の液体を含む1つ以上の管を有するメイントレイを移動させるための運動付与手段と、調製液を管内に移送するシリンジを支持し移動させるための支持・移動ユニットと、シリンジのピストンを移動させるための運動付与機構とを有するサンプラーを備える装置を開示している。この装置は更に遠心分離機を備える。この遠心分離機は、サンプラーの傍に位置し、管を受容するとともに制御された量の液体から排気される残渣を選択的に除去するためのアクセス開口を有する。更に、サンプラーは、支持・移動ユニット内にシリンジと同軸上に配置された電動式把持機構を備えて、その支持・移動ユニットを、管をメイントレイから遠心分離機へ又はその逆に搬送させるように移動可能である。
特許文献10は、培養器ステーションと、サンプル・試薬保持ステーションと、ピペットアセンブリと、遠心分離機と、分析ステーションと、搬送アセンブリとを概して備える血液分析システム又は機器を教示している。一般に、培養ステーションは、試薬及び流体を容器内に分注している間それらの容器を保持し、望ましい場合には、容器を培養する。サンプル・試薬保持ステーションは、サンプル及び多数の試薬を保持し、ピペットアセンブリは、流体をそのサンプル・試薬保持ステーションから培養ステーション内の容器へと移送する。遠心分離機は、容器を遠心分離するために設けられ、分析ステーションは、容器を光学的に分析してその内部の反応を特定するために設けられる。搬送アセンブリは、容器を培養器ステーションと、遠心分離機と、分析ステーションとの間を搬送する。好ましくは、ピペットアセンブリは自動的に動作して、流体及び予め選択した試薬をサンプル・試薬保持ステーションから吸引し、流体を培養ステーション内に保持された容器内に分注して所定の溶液をその中に生成する。また、搬送アセンブリは自動的に動作して、所定の溶液が容器内に生成された後、容器を培養器ステーションから遠心分離機へと運搬し、その後、容器を遠心分離器から分析ステーションへと運搬する。
フローサイトメトリーの技術分野において未だに解決されていない問題の一つは、検査の対象の細胞を前処理するプロセス全体を如何に迅速に行うかということである。このような前処理は多くの工程からなり、それらの工程は所定の順序に厳密に従って行なわれる。これらの工程には、サンプル管内の細胞サンプルへの試薬の導入、サンプル・試薬混合物の遠心分離処理、サンプル管からの不要な液体の上澄みの除去、蛍光染料による細胞の染色、及び、サンプルのろ過がある。実際のプロセスははるかに複雑である。
欧州特許第0645631号明細書 欧州特許出願公開第1468266号明細書 特開2010−133727号公報 米国特許出願公開第2011/017238号明細書 欧州特許出願公開第2407791号明細書 国際公開第2010/110265号 米国特許第5,030,554号明細書 欧州特許出願公開第0418026号明細書 国際公開第2009/150632号 欧州特許出願公開第0628822号明細書
本発明の一態様は、サイトメトリー又は同様の細胞学的研究の準備として細胞に対して完全に自動化及び合理化され且つより効果的/効率的な調製又は前処理手順を行うためのシステム及び改良された装置/デバイスを提供することである。
また、本発明の一態様は、調製又は前処理される細胞サンプルの汚染の可能性を低減又は排除することである。
本発明の他の態様は、調製又は前処理手順又はプロセスの間多くの細胞が失われることを抑制することである。
本発明の更に他の態様は、抗体及び試薬の使用を完全に制御し、且つ、例えば染色の際の手作業の誤りによる分析上の不良を最小限に抑えることである。
本発明は、フローサイトメトリー及び同様の細胞学的研究の準備として、完全に自動化及び合理化された形で細胞処理のプロセスを自動的に実行することが可能なシステム及び装置/デバイスを提供しようとするものである。このシステム及び装置/デバイスは、血液及び/又は骨髄サンプルを調製及び(前)処理するようになっている。
本発明の主な特徴は、独立項に記載されている。本発明の追加的な特徴は従属項に記載されている。
免疫学又は病理学研究所における液体細胞サンプル(多くの場合全血)の調製は類似している。全血を洗浄するか洗浄しないかのプロセスは、調製方法又は手順をどのように実行するかに対して2つの代替の手順を提供する。免疫学研究所では非洗浄手順が最も多く用いられるが、病理学研究所では多くの場合洗浄手順が用いられる。試験サンプルを遠心分離する必要がある場合もあれば必要ない場合もある。いずれの場合も、本発明に係るInstruNor社の細胞(前)処理システムを使用すると、使用の柔軟性を広げるこのシステムのコンピュータ手段のための精巧なソフトウェアのおかげで大きな成果を挙げることができる。
InstruNor社の細胞処理システム(「FlowStainer」又は「Flow Stainer」とも呼ばれる)が4−in−1システム(1.カクテル混合手段、2.カルーセル/遠心分離手段、3.溶解/洗浄補助手段、4.試薬及び細胞サンプルをドーター管にピペットで分注するための手段)であることにより、本細胞処理システムを使用することによって通常の大きさの研究所では毎年1,000〜3,000労働時間を節約することができる。
InstruNor社のFlowStainerを用いることによって、研究所エンジニアや研究所助手の日常業務もまた劇的に変わるだろう。これは、彼らが、細胞処理システムに通常の血液サンプルを設置し、その実行時間に一度もシステムを訪れることなくフローサイトメーターに直接設置するために試験サンプルを回収することができるからである。抗体及び他の試薬をピペットで分注する作業をしている助手は、仕事と関連する健康問題(例えば、肩及び/又は腕の痛み等)が劇的に低減されることも分かるであろう。
本発明の幾つかの好適な実施例を示す添付の図面を参照し、以下の詳細な説明および添付の特許請求の範囲から、本発明の特徴及び利点並びにそれらを実現する手法がより明らかとなり、本発明自体も最も良く理解できるであろう。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下の図面を参照し例から明らかであり更に明確なものとなるであろう。
本発明の原理を具現化する細胞処理システムの斜視図である。 システムのハウジングの幾つかの要素又は部品を除いた図1に示すシステムの別の斜視図である。 キャップ取り外し手段を有するメイン試験サンプルラック部又は手段の一実施例を示す。 特定のキャップをニードル又はシリンジ部のニードルによって貫通させるためにキャップを保持するキャップ取り外し手段を有する図3のメイン試験サンプルラック部又は手段を示す。 キャップを取り外した状態のキャップ取り外し手段を有する図3のメイン試験サンプルラック部又は手段を示す。 多数のサンプル容器ホルダを備えるカルーセル/遠心分離部又は手段の1つの実施例を示す。 多数のサンプル容器ホルダを備えるカルーセル/遠心分離部又は手段の1つの実施例を示す。 カルーセル/遠心分離部又は手段の一つのサンプル容器ホルダ部の1つの実施例を示す。 カルーセル/遠心分離部又は手段の一つのサンプル容器ホルダ部の1つの実施例を示す。 図6Aに示したものとは異なる位置において、カルーセル/遠心分離部又は手段の上述の一つのサンプル容器ホルダ部の1つの実施例を示す。 図6Bに示したものとは異なる位置において、カルーセル/遠心分離部又は手段の上述の一つのサンプル容器ホルダ部の1つの実施例を示す。 図6A〜6Bに示したものとは異なる位置において、カルーセル/遠心分離部又は手段の上述の一つのサンプル容器ホルダ部の要素を示す。 図6A〜6Bに示したものとは異なる位置において、カルーセル/遠心分離部又は手段の上述の一つのサンプル容器ホルダ部の要素を示す。 抗体/安定化剤容器・冷却部又は手段の一実施例を示す。 抗体/安定化剤容器・冷却部又は手段の一実施例を示す。 抗体/安定化剤容器・冷却部又は手段の一実施例を示す。 本発明に係るニードル又はシリンジ部又は手段の一実施例を示す。 圧送手段及び試薬ラック部又は手段を示す廃棄ステーションの一実施例を示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。 本発明に係るシステムの例示的な作業手順のスクリーンショットを示す。
本発明に係るコンパクトな細胞処理システムの一実施例を、図1及び2において全体を通じて参照符号1で示す。システム1は、メイン試験サンプルラック部又は手段2と、カルーセル/遠心分離部又は手段4と、抗体/安定化剤容器・冷却部又は手段6と、ロボット部又は手段7と、コンピュータ手段8とを備える。システムは試薬ラック部又は手段12を更に備え、この試薬ラック部又は手段12は、1つ以上の試薬ボトル13を、例えばそれらの首部を持ち且つ/又は頂部開口部を逆さまにした状態で収容するように配置されている。このシステムは、ハウジング又はケース11も備えることができる。ハウジング又はケース11は、適切なヒンジ又は締結手段によってそのハウジング11に移動可能に(旋回又は摺動するように)締結された蓋又はドア又はカバー111を有する。
試薬ラック部又は手段12は、大容量の液体に適応させることができ、ここで、液体又は流体は、PBS(リン酸緩衝生理食塩水)液、溶解液又は溶液、生理食塩水又は溶液、蒸留水、すすぎ又は洗浄液又は流体又は剤等のうちの少なくとも1つとすることができる。
図3に示すメイン試験サンプルラック部又は手段2は、取り外し可能であり、1つ以上のサンプル容器3を保持するように配置されている。ここで、サンプル容器は、頂部開口を有し、好ましくはその頂部開口がキャップ又はコルク又はカバー30でロック又はカバーされた試験管とすることができる。メイン試験サンプルラック部又は手段2は、その近傍に、1つ以上のサンプル容器キャップ30を自動的に取り外すための手段9を更に備える。キャップ取り外し手段9は、少なくとも1つのサンプル容器キャップ又はカバー30を把持及び/又は保持するためのキャップ把持又は保持手段92を更に備えることができる。キャップ取り外し手段9及び/又はその部品(例えば、キャップ把持又は保持手段92等)は、適切な伝導及び/又は減速手段(不図示)を備える少なくとも1つのモータデバイス91によって動作及び/又は駆動される。メイン試験サンプルラック部又は手段2は、異なる種類の1つ以上のサンプル容器、例えば、小型試験管を保持するための追加サンプル容器保持手段25を更に備えることができる。キャップ取り外し手段9は更に、例えば血液サンプルを試験サンプリング又は吸引した後、キャップ又はコルク又はカバー30をサンプル容器3に装着し直すようにすることができる。
図4Aは、図3からのメイン試験サンプルラック部又は手段2の実施例を示す。ここで、キャップ又はカバー30は、キャップ取り外し手段9,91,92によって保持されて、マザーサンプル管又は容器3から血液を吸引するために少なくとも1つのニードル又はシリンジ部又は手段のニードルが特定のキャップ30を貫通できるよう、またその後、特定の試験管又は容器3からキャップ30を取り外したり分離したりしてそのニードルに引っかかることなくニードルが退避できるようになっている。言い換えると、これにより、いわゆる保持又はキャップ取り外し手段9,91,92は、キャップ30が特定の試験管又は容器3から分離しないように上述のプロセスの間キャップ30を保持することができる。
図4Bは、図3からのメイン試験サンプルラック部又は手段2の実施例を示す。ここで、キャップ又はカバー30は、キャップ取り外し手段9,91,92によってサンプル容器3から取り外されている。追加サンプル容器保持手段25に保持されている別の種類のサンプル容器3’’’も図4Bに示されている。
図1,2及び9に示すように、ロボット部又は手段7は、システム又は機器1に対して機械的又は物理的に機能するように適応又は配置されており、少なくとも1つのアーム部72と、その少なくとも1つのアーム部72に装着できる少なくとも1つのニードル又はシリンジ部又は手段71とを備え、また、シリンジ、ニードル、プランジャーのうちの少なくとも1つを備えることができる。一実施例において、ニードル又はシリンジ部又は手段71は、i)略鉛直方向に且つ互いに対して平行に設置され、少なくとも1つのモータ駆動機構76によって作動される2つのシリンジ73S,73L(一方のシリンジ73Sは、小容量の液体(例えば、マイクロリットル(μl)範囲内)に適応し、他方のシリンジ73Lは、大容量の液体(例えば、ミリリットル(ml)範囲内)に適応している)と、ii)両方のシリンジ73S,73Lに対して使用されて協働するように配置され適応している1つの共通のニードル74とを備えることができる。あるいは、このニードル又はシリンジ部において、各シリンジに対して別体のニードルを配置することができる。他の実施例において、各シリンジ73S,73Lは、それ自体のモータ駆動機構76によって独立して作動させることができる。ロボット部又は手段7は、3本の軸線(x,y,z)を備えることができ、その要素/部品と共に、システム1のx,y,z又は3D(3次元)領域又は空間内の全ての方向において上記少なくとも1つのニードル又はシリンジ部又は手段71を移動させる。シリンジ部又は手段71におけるシリンジのプランジャー75は、上記少なくとも1つのモータ駆動機構76によって作動、例えば、上昇下降させることができる。
システム1は、図2に示すようにすすぎ又はリンス部又はステーション10を更に備えることができる。ここで、少なくとも1つのニードル又はシリンジ部又は手段71の少なくとも1つのニードルを、これに限定はされないが例えば蒸留水等の少なくとも1つの洗浄又はすすぎ流体若しくは液体若しくは溶液並びに/又は化学薬品を補助として洗浄する又はすすぐ。洗浄又はすすぎ部10は、シリンジ及び/又はニードル/カニューレの内部又は外部の洗浄のための少なくとも1つの洗浄又はすすぎ流体若しくは液体若しくは溶液並びに/又は化学薬品を自動的に供給する少なくとも1つの又は所定の数のチャンバ及び/又はボトルを備えることができる。洗浄又はすすぎ部10は、少なくとも1つの廃棄チャンバ又はボトル又は容器を更に備えることができ、ここで、試験サンプルシリンジが、使用した洗浄又はすすぎ流体及び/又は化学薬品を外へ圧送できる。洗浄又はすすぎ部10は、廃棄流体を図10に示す(廃棄ステーション95の)少なくとも1つの廃棄ボトル又はチャンバ又は容器95内に圧送するための圧送手段90を更に備えることができる。試薬ラック部又は手段12からのすすぎ液体又は化学薬品を含む少なくとも1つのボトル13を洗浄又はすすぎ部又はステーション10に接続することができる。また、少なくとも1つの廃棄ボトル又はチャンバ又は容器95を備える廃棄ステーションは、少なくとも1つの廃棄ボトル又はチャンバ95内の液面を検出し、液面データをコンピュータ手段8に送信するセンサ手段を更に備え、これにより、少なくとも1つの廃棄ボトル又はチャンバ95に液体が充填されると、コンピュータ手段8が研究所助手又はオペレータに対して、一杯になった廃棄ボトル又はチャンバ95を空にするか、別の空のものと交換することを質問及び/又は要求するメッセージを生成・送信するようになっている。
コンピュータ手段8は、少なくとも1つのCPU(不図示)を備え、システム1内の全ての部品、装置又はデバイスの制御及び/又は運転及び/又は管理のために設けられている。コンピュータ手段8は、スクリーン又はディスプレイ80(出力インターフェース)及び/又はキーボード又はボタンのキーセット(入力インターフェース)を更に備えることができる。一実施例において、スクリーン又はディスプレイ80は、タッチスクリーンであり、キーボード又は少なくとも1つのボタンをそのタッチスクリーン上に可視化することができる。
適切なソフトウェア製品は、特定の数のソフトウェアモジュールを備えるとともに読み取り/書き込み可能媒体(不図示)に記憶させることができ、また、コンピュータ手段8に、例えば、少なくとも1つの命令を実行することによってシステム1及び/又はその内部の部品又は装置又はデバイスのそれぞれの制御及び/又は管理及び/又は運転を提供することを可能にする少なくとも1組の命令を備えることができる。
コンピュータ手段8は、異なる種類のソフトウェアモジュールや、現在位置、ボリューム量、例えば抗体及び冷却部6及び/又は試薬ラック部内の抗体/安定化剤/試薬の使用期限等の様々な情報及び/又はデータ等を記憶するメモリ手段(不図示)を備えることができる。
システム又は機器1は、外部デバイスと有線及び/又は無線及び/又はBluetooth(登録商標)通信を行うための手段(不図示)を有することができる。外部デバイスは、例えば、これに限定はされないが、例えばプロトコルリスト又は抗体/試薬リスト等を印刷するためのプリンタ、又は、外部PC若しくはタブレット若しくはノートブック若しくは携帯電話である。また、研究所助手又はエンジニアに特定の試験サンプルの調製が完了したことを通知したり、他の警告又は結果メッセージなどを伝えたりするために、外部PC又はタブレット/ノートブック又は携帯電話に対してメッセージを送信できるようにすることも可能である。
図5A〜5Bに示すカルーセル/遠心分離部又は手段4の2つの実施例は、二次又はドーター試験又はサンプル容器3’のための特定の数のホルダ手段5を備える。これら2つの実施例は、試験管ホルダ手段5の2つの異なる代替手段を開示する。滴定又は攪拌機能を有する各ホルダ手段5の図6A〜7Dに示すホルダハウジング50内には、その静位置又は下方位置又は最下位置にあるときに、二次又はドーター試験又はサンプル容器3’がホルダ手段5内に設置されているかどうかを検出するための光ファイバ検出手段(不図示)を配置することができる。また、カルーセル/遠心分離部又は手段4は、ハウジング45と、機械的に又はモータで駆動又は作動される蓋又はロック44とを更に備えることができる。
図6A〜6B及び7A〜7Dは、本発明に係るカルーセル/遠心分離部又は手段4の2つの実施例を示し、図5A〜5Bに示すものよりも詳細に例示する。
カルーセル/遠心分離部又は手段4は、時計回り及び/又は反時計回り方向の移動又は遠心分離を可能とするモータ駆動部又は手段41を更に備える。カルーセル/遠心分離部又は手段4は、遠心分離機として機能することができ、更に「スイングバケット(swinging bucket)」の原理を適用できる。カルーセル/遠心分離部又は手段4の全ての移動及び/又は回転は、コンピュータ手段8においてプログラムし且つ/又は記憶させることができる。例えば、試験サンプルの混合及び/又は攪拌は、時計回り及び反時計回り方向の短く素早い回転運動によって行なうことができる。第1実施例(図5A,6A,7A)によれば、カルーセル/遠心分離部又は手段4は、モータ部又はデバイス52によって駆動されて試験管又はサンプル容器3’の内容物を攪拌及び/又は渦動させる滴定又は攪拌アーム又は手段51を更に備えることができる。図6Aにおいて、滴定又は攪拌アーム又は手段51の2つの反対方向(上下方向)の移動を、矢印で示す。第2実施例(図5B,6B,7B〜7D)によれば、カルーセル/遠心分離部又は手段4の滴定又は攪拌機能は、モータ駆動歯車手段54により作動されるピッチラック又はピニオン手段53によって代替的に実行又は実施できる。図6Bにおいて、滴定又は攪拌ピッチラック又はピニオン手段53の2つの反対方向(上下方向)の移動を矢印で示す。加えて、第1実施例の滴定又は攪拌アーム又は手段51は、図7Aに示すように、試験管ホルダ手段5を上昇させて余剰液体を二次又はドーター試験管又はサンプル容器3’から、廃棄ステーション95に接続させることができる余剰液体廃棄手段42(図7C〜7D)へと排出する又は空にするようにさせることができる。あるいは、第2実施例の滴定又は攪拌ピッチラック又はピニオン手段53は、図7B〜7Cに示すように、試験管ホルダ手段5を上昇させて、余剰液体を、二次又はドーター試験管又はサンプル容器3’から、廃棄ステーション95に接続させることができる余剰液体廃棄手段42(図7C〜7D)へと排出する又は空にするようにさせることができる。上記2つの実施例のそれぞれの滴定又は攪拌アーム51及び滴定又は攪拌ピッチラック又はピニオン手段53並びにモータ部又はデバイス52及びモータ駆動歯車手段54は、それぞれ、滴定又は攪拌部51;53及びモータ被駆動部52;54としてまとめて呼ぶことができる。余剰液体廃棄手段42は、ホルダハウジング50内部且つモータ被駆動部52;54上方に位置するある種類のチャンバ又はコンパートメント又はルーム/キャビティとすることができ、適切な手段による補助を介した廃棄ステーション95への連結又は接続を容易にする出口43(図7D)を有することができる。
更に、カルーセル/遠心分離部又は手段4は取り外し可能にできる。カルーセル/遠心分離部又は手段4はまた、システム1から容易に取り外せるように、図5A〜5Bに示すようにハンドル4Hを備えることができる。カルーセル/遠心分離部又は手段4の遠心分離プロセスを確実に行うために、センサ手段、例えばこれに限定はされないが反射レーザーセンサ手段を使用して、カルーセル/遠心分離デバイス及び/又はそのハンドル4Hのロック位置を確認する。同一の又は追加のセンサ手段を使用して、カルーセル/遠心分離部又は手段4の機械的に又はモータで駆動又は作動される蓋又はロック44がその閉位置又はロック位置にあることを判定できる。遠心分離プロセス中にオペレータがカルーセル/遠心分離機の蓋又はロック44を開こうとした場合には、カルーセル/遠心分離デバイスが迅速に停止し制御されると同時に警告手段がオペレータに警告を発するため、オペレータが移動している部品に接触する恐れがない。
図8A〜8Cは、本発明に係る抗体/安定化剤容器・冷却部又は手段6の一実施例を示す。これは、内部の所望の温度又は温度範囲を維持するように配置され、ボックス形状のハウジング61とカバー62とを備える。カバー62は、少なくとも1つの抗体流体供給器からの抗体/安定化剤/試薬又は予め混合されたカクテル等のための多数の特別に設計された管又は容器3’’、及び/又は、少なくとも1種類の多数のボトル又は容器上に設置される多数の孔63を有する。ここで、各孔63は、ニードルがその中を通過しその下の試験管又は容器3’’及び/又は供給器ボトル又は容器へと進入し、カバー62を取り外すことなくその特別に設計された管又は容器3’’又は供給器ボトル又は容器から液体を吸引できるようになっており、非常に小さいが、ニードルを通過させるのには十分な大きさを有する。これにより、抗体容器・冷却部6内部の温度変化、例えば、温度上昇を回避できる。抗体/安定化剤容器・冷却部又は手段6内部の所望の温度範囲は、約0.1℃から約15℃、より具体的には約1℃から約12℃、更により具体的には約2℃〜約8℃である。抗体容器・冷却部6は、少なくとも1つの抗体流体供給器からの抗体/安定化剤/試薬又は予め混合されたカクテル等のための複数の特別に設計された管又は容器3’’及び/又は少なくとも1種類の多数のボトル又は容器のための少なくとも2つのカートリッジ又はカセット64,65を更に備えることができる。各カートリッジ又はカセット64又は65における抗体/安定化剤/試薬又は予め混合されたカクテル等のための複数の特別に設計された管又は容器3’’及び/又は多数のボトル又は容器は、システム1の製造業者又は供給業者によって実際的に且つ適切に配置できる。加えて、これらカートリッジ又はカセット64,65のうち少なくとも1つを、チューブ又は容器3’’及び/又は供給器ボトル又は容器の異なる部及び設置を有する他のものと交換できるように取り外し可能とすることができ、各カートリッジ又はカセット64又は65のチューブ及び/又は供給器ボトル部及び設置を、前もって(システム1の製造業者又は供給業者によって、また、システム又は機器1の最初の使用前に)、あるいは最初のカートリッジ又はカセットの使用前に予めプログラムでき、その後システム使用者又は管理責任者によってそれらを必要に応じて又は要求に合わせてプログラム又は変更できる。代替の実施例において、カートリッジ又はカセット64又は65は、各特別に設計された管又は容器3’’及び/又は供給器ボトル又は容器の内部を実質的に均等な温度に維持する(これによりその上部と下部との流体温度の差が大きくなるのを回避する)ためのアルミニウム製のスリーブ又はケーシングを備えることができる。更に他の代替の実施例において、各カートリッジ又はカセット64又は65における各供給器ボトル又は容器は、その中に若干傾けて保持させることができ、これによりニードル又はシリンジ部又は手段71のニードルがボトルネック内を通過してその供給器ボトル又は容器の底の角部又は縁部から流体を吸引できるようにすることができる。
各カートリッジ又はカセット64又は65に対して1つの接触通知手段66を抗体容器・冷却部6内に配置することができる。接触通知手段66は、「接触」又は「非接触」信号を生成するための少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つの接触通知デバイス、例えばこれに限定はされないがリード接触手段を備える。3つの接触通知デバイスによって、カートリッジ又はカセット64又は65に対して9種類の異なる組み合わせが可能となる。各カートリッジ又はカセット64又は65は、特定の組み合わせのピン又は接触子又はリードを有することができ、抗体容器・冷却部6内に設置した時に、特定のカートリッジ又はカセット64又は65上のその特定の組み合わせのピン又は接触子又はリードが、接触通知デバイスを備える接触通知手段66と接触し、そして(接触子/ピン/リードの組み合わせに応じた)特別な信号が接触通知手段66によって生成されて、その特別な信号をコンピュータ手段8に送信し、上記特定のカートリッジ又はカセット64又は65が、システム1のコンピュータ手段8によって容易に認識される。これは、システム1のコンピュータ手段8が、抗体/安定化剤容器・冷却部又は手段6内に設置されている特定のカートリッジ又はカセット64又は65における各抗体/安定化剤/試薬又は予め混合されたカクテル等の(予めプログラムされた)正確な場所又は設置を知るということである。あるいは、各接触通知デバイスが、その「接触」又は「非接触」信号をコンピュータ手段8に送信することができ、コンピュータ手段8は、これらの信号に基づき特定のカートリッジ又はカセット64又は65を認識できるようになる。
代替の実施例において、各カートリッジ又はカセット64又は65は、抗体/安定化剤容器・冷却部又は手段6に設置可能なカートリッジ又はカセット64又は65を1つのみとし、カートリッジ又はカセット64又は65が例えば90又は180度回動した後に抗体/安定化剤容器・冷却部又は手段6へと挿入される(誤った位置決め)ことがないようにすることが可能な少なくとも1つの案内手段67、例えばこれに限定はされないが案内ピンを備えることができる。
抗体容器・冷却部6は、少なくとも1つの入口循環ファン681及び少なくとも1つの出口循環ファン682を備える冷却手段68を備える。冷却手段68は、複数の多数のペルチェ素子又はヒートシンク素子(例えば1つから)を有するヒートシンク69を更に備えることができる。図8Bに示す実施例では、このような要素が4つ設けられている。
また、各カートリッジ又はカセット64又は65はそれぞれ、抗体容器・冷却部6から容易に取り出せるように、ハンドル64H又は65Hを備えることができる。
全ての管、ボトル及び容器は、ガラス、プラスチック又は他の目的に適した材料から作ることができる。
本発明の一実施例において、試薬又は抗体容器3’’は、残っている小容量をニードル又はシリンジ部又は手段71によって容易に吸引又は送り出せるように先のとがった底部を有するように設計できる。加えて、特定の試薬又は抗体容器3’’内の小容量の使用期限の切れた試薬又は抗体又は混合物/カクテル等を、例えば、ニードル又はシリンジ部又は手段71によって吸引又は送り出すことができ、その後ニードル又はシリンジ部又は手段71は任意に、ニードル又はシリンジ部又は手段71を補助としてその特定の試薬又は抗体容器3’’を洗浄又はすすぐことができる。最後に、未使用の試薬又は抗体をその特定の容器3’’に充填できる。あるいは、使用期限の切れた試薬又は抗体等を含む特定の試薬又は抗体容器3’’及び/又は供給器ボトル又は容器を、未使用の試薬又は抗体等を含む新しいものと交換できる。あるいは、コンピュータ手段8はシステム1内の全ての流体/液体を追跡し続けているため、まもなく使用期限の切れる小容量の残りの試薬又は抗体又は混合物/カクテル等を含む特定の試薬又は抗体容器3’’及び/又は供給器ボトル又は容器にそれぞれの未使用の試薬又は抗体又は混合物/カクテル等を充填し、新しい使用期限日をコンピュータ手段8の記憶又はメモリ手段に記憶させてもよい。
システム又は機器1は、特定のメイン又はマザー試験管又はサンプル容器3内の細胞の細胞密度を検出及び/又は測定するための細胞密度検出手段を更に備えることができる。これは例えば、追加する必要のある試薬又は抗体流体の容量/量並びに/又は試薬又は抗体流体の容量/量を調節又は補正する必要があるか、且つ/又は、メイン試験サンプルラック部2に設置されたソース又はマザー試験管又はサンプル容器3から血液をより分注する必要があるか、を、コンピュータ手段8を補助として計算及び/又は推定するためのものである。細胞密度検出手段は、a)光源又はエミッタを備え、適切なプレート又はスライド(その上に細胞を有する)、例えば、薄い透明なガラス又はプラスチックプレート又はスライド、又は、適切な容器(中に細胞を含む)、例えば、ドーター試験管3’又は、によって検査すべき細胞を保持又は含むことのできるニードル又はシリンジ部又は手段71からの細胞密度検出手段シリンジの一つ(例えば、図9に示す小容量用のもの73S)を通して光を送る又は出射するように配置された光ファイバ手段と、b)反対側又は端部に配置され、コンピュータ手段8を補助とする更なる処理及び/又は推定(例えば、アナログ信号増幅器を補助としたアナログ信号測定による)のために出射された光を受光するようになっている受光又は光検出手段とを備えることができる。細胞密度検出手段は更に、システム又は機器1のx,y,z内の全ての方向又は3D領域又は空間において移動できるように、ロボット部又は手段7に取り付けることができる。薄いガラス又はプラスチックプレート又はスライドを上述のプロセスのために使用する場合、システム1は、幾つかのディスポーサブルなプレート又はスライド用のストレージ又はスタック/パイルを備えることができる。
システム又は機器1は、抗体及び冷却部6;場合により/任意で、少なくとも1つのボトル13を有する試薬ラック部12;場合により/任意で、洗浄又はすすぎ部10;及び、場合により/任意で、メイン試験サンプルラック部2のうち少なくとも1つに配置された容器又はチャンバ等内の現在の液位をコンピュータ手段8を補助として測定及び/又は制御/確認するための液位測定手段を更に備えることができる。液位測定手段は、ニードル又はシリンジ部又は手段71のニードルのうち少なくとも1つと共に電子回路内に配置することができる。ここで、電子回路は、確認すべき容器又はチャンバ内の流体の表面にニードル先端がいつ接触したかを記録できる。鉛直又はz軸方向における容器又はチャンバの底からその内部の流体の表面までの液体又は流体の高さ(この流体の高さはニードル先端によって規定できる)に基づき、コンピュータ手段8及びこの容器又はチャンバの所定の位置に対して割り当てられた又は接続された容器又はチャンバの形状/形態及び/又は容積又は容量情報又はデータを補助として、残りの流体の容量又は量を計算できる。そしてその情報又はデータを、コンピュータ手段8、特に記憶又はメモリ手段に記憶又は記録することができる。
試薬ラック部12の少なくとも1つのボトル13内及び/又は廃棄ステーション95の少なくとも1つの廃棄ボトル又はチャンバ又は容器95内の現在の液位は、研究所助手又はオペレータによって目視で制御又は確認できる。あるいは、試薬ラック部12及び/又は廃棄ステーション95に対して少なくとも1つの液位監視手段を配置できる。ここで、液位監視手段は、各ボトル又は容器上又は内部に設置され、特定の液位、例えば1つの最低液位及び/又は1つの最高液位を検出するようになっている少なくとも1つのセンサを備えることができる。
コンピュータ手段8は、例えばシステム/機器1の起動時及び/又は所定の時間間隔又は時間に流体の容量例えば抗体の容量を制御及び/又は測定するようにプログラムできる。
特定の抗体又は試薬容器等の再充填が必要な場合、研究所助手又はオペレータに対して、システム/機器1のコンピュータ手段8によって生成される視覚及び/又は音声警告メッセージによって、且つ/又は、システムと通信を行う外部デバイス、例えば外部PC又はタブレット又はノートブック又は携帯電話等に送られる有線及び/又は無線メッセージによって警告することができる。
加えて、ロボット部又は手段7、特にそのアーム部7,72を、コンピュータ手段8によって操舵させて、再充填又は交換すべき(例えば使用期限日のため)正しい容器又はチャンバを、ニードルの1つ;ポインタ手段(例えば、ロボット部7の壁部又は側部の矢印、物理的又は塗布/塗装);及びロボット部又は手段7、特にそのアーム部7,72に取り付けられるLED又は光源により生成されるポインティング光線のうち少なくとも1つを用いて示す又は指摘することができるように正確に設置させることができる。従って、研究所助手又はオペレータが必要な作業を実施するときに間違いを犯すあらゆる可能性が最小限に抑えられるか排除される。
また、例えば場合により圧送手段90(図10を参照)を介して、すすぎ又はリンス部又はステーション10及びカルーセル/遠心分離部又は手段4の余剰液体手段42を更に廃棄ステーション95と互いに接続するために、システム内の異なる容器及び/又はチャンバを接続又は連結するシステムのホース又はパイプ部手段にTカップリングを使用することも可能である。
図9は、本発明に係るニードル又はシリンジ部又は手段の一実施例を詳細に示す。前で述べたように、この少なくとも1つのニードル又はシリンジ部又は手段71は、ロボット部又は手段7の一アーム72上に配置することができ、プランジャー75を有する少なくとも1つのシリンジ73S,73L及びニードル又はカニューレ74を備えることができる。プランジャー75は、例えば、少なくとも1つのモータ駆動機構76によって上昇又は下降するように動作させることができる。一実施例において、ニードル又はシリンジ部又は手段71は、実質的に鉛直に且つ互いに平行に設置され少なくとも1つのモータ駆動機構76によって動作される2つのシリンジ73S,73Lを備えることができる。他の実施例において、各シリンジ73S,73Lは、それ自体のモータ駆動機構76によって独立して動作させることができる。一実施例によれば、細胞密度検出手段77は、ニードル又はシリンジ部又は手段71と共に又はその内部に配置することができ、小容量用のシリンジ73Sを介して光を送る又は出射するように配置された光ファイバ手段78と、その反対側又は端に配置され細胞密度を更に処理及び/又は推定するために出射された光を受光するようになっている受光又は光検出手段79とを備えることができる。
(本機器又はシステムの動作理論)
1)プロトコルの実行
標準的な一例:InstruNor社のFlowStainerは、免疫学研究所での例えばHIV感染培養におけるCD4(cluster of differentiation(分化抗原群)4)レベルの例えば列挙において以下の工程を有することができる。
i)研究所助手が、実行又は実施される試験プログラムを、例えばタッチスクリーン80上で選択する(図11A〜11Pのグラフィカルインターフェースを参照)。
InstruNor社のFlowStainerは、この工程のために、バーコードリーダー部(不図示)を機器又はシステム1におけるプログラム試験に提供することもできる。
ii)研究所助手が、液体ヒト細胞サンプル管3をマザーサンプルラック又はメイン試験サンプルラック部又は手段2(ラック1)内に設置し、更に、プログラムされた数のメイン試験管3及び実行すべきプログラムされた試験に応じた機械の指示に従い多数のドーター試験管3’をカルーセル/遠心分離部4(ラック2)内に設置し、メインカバー又はドア111をロックし、そして《RUN TEST》(テスト実行)ボタンを押す。
iii)ここで、機器/システム1は、残りの工程を自動的に実行する。試験管又はサンプル容器3上のキャップ又はコルク30が自動的に持ち上げられて(図3及び4を参照)、ロボットアーム部7,72が、ニードル又はシリンジ部71の第1シリンジ/73Lを使用し、マザーサンプル管又は容器3から、カルーセル/遠心分離部4(ラック2)内に設置されたドーター試験管又はサンプル容器3’に例えば約100μlの全血を分注する(例えば図4及び6を参照)。
洗浄手順において、試験サンプルに追加するのに必要なバッファ容量を検出するために光を使用できる。光は、低細胞数を検出でき、これにより、必要であればInstruNor FlowStainerがより多くの血液をドーター試験管3’に分注することが可能になる。またこれは、高価な抗体の使用を最適化し、それによりその高価な抗体の過剰使用又は過剰且つ不必要な使用を最小限に抑える。
あるいは、血液細胞密度の測定は、血液サンプルを少なくとも1つのドーター試験管又はサンプル容器3’内に追加又は投入する前に、メイン試験管又はサンプル容器3からの血液を使用して行うことができる。これにより、オペレータは、その所定の血液サンプルに対して使用する抗体、バッファ、試薬等の必要な量の十分な情報を得られ良好に制御することができる。
iv)そしてニードルを、すすぎステーション10において、例えば蒸留水又は他の適切な液体及び/又は化学薬品を使用して洗浄する。
v)そしてアーム部72を有するロボット部7が、例えばニードル又はシリンジ部71の第2シリンジ/73Sを使用して、抗体及び冷却部又は手段6(ラック3)にある約20μlのCD4試薬を全血に分注する(図8A〜8Cを参照)。そしてニードルを、例えばPBS液体、又は、Coulter(登録商標) Clenz製品と同様の液体を用いてすすぎステーション10においてすすぐ。
vi)CD4試薬を全血に追加している間、滴定又は攪拌部51;53は試験サンプルをゆっくり渦動させることができる(図6参照)。例えば約15〜45分の培養時間が可能になる。これは、例えば室温(約20℃〜約25℃)で、場合により暗室で行われる。
vii)そして第1シリンジ/73Lを使用して、例えば室温で、例えば(試薬ラック部又は手段12(ラック4)内に設置された)約2mlの溶解溶液をドーター管3’に追加し、その後、試験サンプルを約1,500rpm以上で遠心分離する。培養時間は約10〜12分、場合により暗室において例えば室温で行なうことができる。そしてニードルをすすぎステーション10に運び、少なくとも1つの洗浄液、例えばCoulter Clenzを用いて洗浄する。
viii)そして滴定部51;53が、余剰液体を廃棄ステーション42へと流す。
ix)そして試験を、例えば第2シリンジ/73Sを使用して、例えば約1%のパラホルムアルデヒドを例えば約0.5ml添加して、例えば約0.1%のアジドと1×PBSを用いて洗浄する。これは、フローサイトメーターに達する前に細胞を定着させることができるキャリア液としても使用できる。そしてニードルをすすぎステーション10において例えば蒸留水ですすぐ。
x)ここでInstruNor FlowStainerは、その自動調製手順を終了し、機器又はシステム1をアンロードするように警告信号を送信するとともにタッチスクリーン80上に可視情報を提供する(図11Hも参照)。ここでドーター試験管3’を完全な分析のために直接フローサイトメーターへと搬送することができる。
2)機器のタッチスクリーン上で試験を実行
上述の例示的試験は、本発明に係る、直ちに実行できるようにプログラムされたInstruNor FlowStainer機器又はシステム1上で容易に実行できる。この例示的試験を実行するには以下の工程が必要である。
図11Aは、操作メニューのスクリーンショットを示す。
InstruNor FlowStainerシステム1が「動作モード」にあるとき、操作メニュー(図11A)が、常にデフォルトとなるスクリーンショットである。ソフトウェア製品は、常に容易にアクセスできる多数の既にプログラムされたプロトコル及びパネル(複数のプロトコル)を有する。
i)研究所エンジニア/助手が試験を実行する準備ができると、そのエンジニア/助手は、好ましいプロトコルが「グリーン」(準備ができていることを機器又はシステム1によって確認したことを意味する)であることを確認する。「レッド」の表示は、「準備ができていない」又は「実行できない」又は「実施できない」等を意味する。
ii)《Load Main Test Sample》(メインテストサンプル読み込み)ボタンを押す。
図11Bは、適切な位置にある試験管に対するプロトコルを選択する手順のスクリーンショットを示す。
図11Bに示す画面において、研究所エンジニア又は研究所助手が、実行又は実施すべきプロトコル又はパネル(複数のプロトコル)を選択する。全てのプロトコル又はパネルは、メインメニューにおいて予めプログラムされている。プロトコル又はパネルが予めプログラムされていない場合には、この画面において選択できるものは表示されない。
iii)プロトコル又はパネルは、テキストラインを押し、その後《CONFIRM》(確認)ボタンを押すことによって選択される。プロトコル又はパネルが選択され、追加プロトコルが必要な場合には、《PROTOCOL NAME》(プロトコル名)及び《ADD》(追加)を押し、そして追加プロトコルを選択して最後に《CONFIRM》(確認)を押す。右上部のボックスには、二次ドーター試験管3’を幾つカルーセル/遠心分離部4内に設置すべきかに関する情報も示される。
iv)それが済むと、《CONFIRM》(確認)ボタンを押す。
図11Cは、メイン試験管を装填する手順のスクリーンショットを示す。
v)直接ポップアップ(immediate pop−up)によって、メイン試験サンプルラック部又は手段2(ラック1)内の液体ヒト細胞サンプルが要求される。同時にメインドアシール111が開かれる。サンプル管3が適切な位置に設置されたら、《CONFIRM》(確認)ボタンを押す。
図11Dは、ドーター試験管を装填する手順のスクリーンショットを示す。
vi)カルーセル/遠心分離機ラック部4に設置するように要求されたドーター又は二次試験管3’の数が図11Dの画面に表示される。要求されたドーター又は二次試験管3’を一つずつカルーセル/遠心分離機ラック部又は手段4内に投入又は設置又は挿入すると、あるいは又は追加的に《CONFIRM》(確認)ボタンを押すことによって、例えば次の管を挿入するために、挿入された管が適切な検出又はセンサデバイスにより検出される。その後、メインカバー/ドア111を閉じる必要がある。
図11Eは、機器を較正する手順のスクリーンショットを示す。
vii)ここで、機器がエラー無しに試験を実行できる準備ができていることを確認するために較正手順が開始される。
図11Fは、連続手順又は工程のスクリーンショットを示す。
viii)較正が済んで承認されると、機器又はシステム1は次の工程に自動的に進む。ここで、より多くの試験サンプル3を追加する選択肢とともに《RUN TEST》(テスト実行)オプション/ボタンが与えられる。
図11Gは、実行画面処理のスクリーンショットを示す。
ix)図11Fに示すスクリーンショットにおいて《RUN TEST》(テスト実行)が押されると、実行画面が、動作進行に関するリアルタイムのアップデートされた情報を与える。
図11Hは、アンロード工程のスクリーンショットを示す。
x)図11Hに示すスクリーンショットがタッチスクリーン80に表示されたら、メインカバー111がアンロックされて、ここで、試験サンプル及びメインサンプルをラックから取り出すことが可能になる。ここで、ドーター管3’は、更なる分析のためにフローサイトメーターに直接移動させる準備ができる。
3)機器のタッチスクリーン上でのプロトコルのプログラミング
InstruNor FlowStainer機器1において試験を実行できるようにするために、ボトルラック(ラック4)及び抗体ラック(ラック3)に試薬/抗体を充填するのに加えて、多数のプログラミング作業が行われる。
プロトコル及びパネルのプログラミングは、タッチスクリーン上において以下の方法で行われる(図11Aに示す操作メニューから開始する)。
i)システムをプログラムできるようにするために、画面80のボタン部にある《SETTINGS》(設定)ボタンを押す。
図11Iは、メインメニューのスクリーンショットを示す。
ii)《PROTOCOL/PANEL》(プロトコル/パネル)ボタンによって、プロトコルをプログラムするための作成ページが開かれる。
図11Jは、プロトコル/パネルウィンドウのスクリーンショットを示す。
iii)プロトコル又はパネルが予めプログラムされていない場合、この中のボックスには何も表示されない。《CREATE PROTOCOL》(プロトコル作成)ボタンを押す。
図11Kは、プロトコル作成手順(Create Protocol)のスクリーンショットを示す。
iv)最初にプロトコル作成ページを空欄にすることができる。プロトコルをプログラムするために、左上部のボックスに名前を記入する。《ADD STEP》(工程追加)を用いることによってプロトコルの各工程のそれぞれをプログラムできる。
図11Lは、プロトコル作成手順の手順を選択する工程(Create Protocol − Choose step)のスクリーンショットを示す。
v)機器又はシステム1が取り扱うことのできる全ての「活動」又は「工程」は、テキストラインを押し、その後《CONFIRM》(確認)ボタンを押すことによって作動される。
図11Mは、プロトコル作成手順の手順を選択する工程内の容量/時間/速度入力手順のスクリーンショットを示す。
vi)血液回収、遠心分離、培養、振動、滴定及び攪拌の活動の場合、プロトコルをプログラムするときには、容量/時間/速度ポップアップが自動的に受け付けられる。
図11Nは、プロトコル作成手順の手順を選択する工程内の染色/洗浄/溶解入力手順のスクリーンショットを示し、抗体又は他の試薬の選択及び規制等ができる。
vii)染色処理、サンプルの洗浄及び溶液の溶解の活動の場合、プロトコルをプログラムするときには、染色/洗浄/溶解ポップアップが自動的に受け付けられる。
図11Oは、染色溶液を選択する手順(Create protocol − Select staining solution)のスクリーンショットを示す。
xiii)《Antibody》(抗体)又は《Other reagents》(その他の試薬)(図11Nに示す)を押すと、染色溶液選択ウィンドウが開く。2つの図の違いは、抗体/試薬のリストがどのようにソートされているかである。図11Oに示す左部のボックス内の抗体/試薬IDに基づき、染色溶液を選択する。《SAVE AND CONTINUE》(保存と継続)というボタンを押すことによって、システムは、プロトコルプログラムに更に工程を追加するために図11Kに示すスクリーンショット「プロトコル作成」に戻る。
ix)プロトコルが完成すると、《SAVE PROTOCOL》(プロトコル保存)ボタンを押すことでプログラミングを終了する。
図11Pは、図11Jに示すものと類似しているが、新しくプログラムされたプロトコル(例えば、T−cell(細胞)1とする)が画面に表示されたプロトコル/パネルウィンドウのスクリーンショットを示す。
x)ここで、新しくプログラムされたプロトコルがプロトコル/パネル画面又はウィンドウに表示される。メインメニューに戻るには《SETTINGS》(設定)ボタンを選択する。ここで、新しくプログラムされたプロトコルであるT−cell(細胞)1を、適切な位置にある試験管に対するプロトコル(Choose Protocol for Test Tube in Position)を選択する手順に関する図11Bに示すスクリーンショットにおいて選択可能である。
図11Pにおいても分かるように、プロトコルリストの印刷(Print Protocol List)や、新規プロトコルの作成(Create Protocol)等のような他の作業も実施できる。
例えば、本明細書の「本機器又はシステムの動作理論」項以外の箇所で説明したような、システムの作業、維持及びプログラミング機能に関連する追加の工程又は作業も、ソフトウェア製品においてプログラムしたりシステム又は機器で実行させたりできる。
本発明の追加的な変形、変更及び適応は、以下の特許請求の範囲において表現及び記載されている本発明の範囲から逸脱することなく、当業者に示唆されるものである。
JP2014558709A 2012-02-24 2012-02-24 細胞を調製するためのシステム、装置及びデバイス Active JP6170511B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/NO2012/050031 WO2013125959A1 (en) 2012-02-24 2012-02-24 System, apparatuses and devices for pretreating cells

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015508177A JP2015508177A (ja) 2015-03-16
JP2015508177A5 true JP2015508177A5 (ja) 2015-04-23
JP6170511B2 JP6170511B2 (ja) 2017-07-26

Family

ID=49003287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014558709A Active JP6170511B2 (ja) 2012-02-24 2012-02-24 細胞を調製するためのシステム、装置及びデバイス

Country Status (9)

Country Link
US (1) US9557249B2 (ja)
EP (1) EP2817606B1 (ja)
JP (1) JP6170511B2 (ja)
CN (1) CN104272083B (ja)
AU (1) AU2012370530B2 (ja)
BR (1) BR112014021135B1 (ja)
HK (1) HK1201917A1 (ja)
IN (1) IN2014MN01746A (ja)
WO (1) WO2013125959A1 (ja)

Families Citing this family (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD726202S1 (en) 2012-07-13 2015-04-07 Thermo Electron Led Gmbh Display screen of a centrifuge with graphical user interface
FR3009621B1 (fr) * 2013-08-09 2017-04-28 Novacyt Procede et appareil de preparation d'un contenant cellulaire comprenant des moyens de pre-analyse d'un echantillon preleve
US9612196B2 (en) 2013-10-04 2017-04-04 Massey University In-situ optical density sensor
PE20150655A1 (es) * 2013-10-15 2015-05-19 Univ Pontificia Catolica Peru Equipo de preparacion automatica de muestras de esputo
WO2015069544A1 (en) * 2013-11-05 2015-05-14 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. Sample racks, diagnostic instruments, and operating methods
CN104360089B (zh) * 2014-11-05 2016-04-20 合肥天一生物技术研究所 一种全自动微柱凝胶卡检测仪
CN104820089A (zh) * 2015-04-28 2015-08-05 李庆 检验科血液分析仪
CN105107805A (zh) * 2015-05-07 2015-12-02 王宏伟 一种智能检验清洗器
US10091279B2 (en) * 2015-05-27 2018-10-02 FlowJo, LLC Wireless connected laboratory
WO2016196220A1 (en) * 2015-05-29 2016-12-08 Beckman Coulter, Inc. System and method for defining and utilizing flow cytometry protocols
EP3847965A1 (en) 2015-12-11 2021-07-14 Babson Diagnostics, Inc. Specimen container and method for separating serum or plasma from whole blood
CN105823896A (zh) * 2016-03-01 2016-08-03 张开航 多功能自动进样器
CN105675383B (zh) * 2016-03-21 2019-06-14 厦门通灵生物医药科技有限公司 一种具有加热功能的多通道载片标本孵育装置
JP6680610B2 (ja) * 2016-04-28 2020-04-15 シスメックス株式会社 前処理装置及び検体分析装置
CN106190771B (zh) * 2016-06-07 2018-06-22 山东卫康医学检验有限公司 电磁染色体获取装置
CN106119088B (zh) * 2016-06-07 2018-04-20 万光辉 染色体自动收获仪
US11740253B2 (en) * 2016-09-16 2023-08-29 Hitachi High-Tech Corporation Automatic analyzer, automatic analysis system, and display method of reagent list
US20190331703A1 (en) * 2016-11-14 2019-10-31 Siemens Healthcare Diagnostics Inc. Sample preparation device
JP6937116B2 (ja) 2016-12-15 2021-09-22 シスメックス株式会社 前処理装置及び前処理方法
CN106771284A (zh) * 2016-12-26 2017-05-31 张志飞 一种半自动微柱凝胶卡检测系统和检测方法
JP7084695B2 (ja) * 2017-03-28 2022-06-15 シスメックス株式会社 試薬選択支援装置、方法、プログラムおよび記録媒体並びに試料測定装置
TWI616526B (zh) * 2017-05-15 2018-03-01 Cell separation and purification device
CN108931414B (zh) * 2017-05-23 2020-09-18 北京诚智光辉科技有限公司 细胞制片染色一体机
EP3421134B1 (en) * 2017-06-27 2020-09-30 Tecan Trading Ag Centrifugal processing unit
CA3073749A1 (en) * 2017-07-17 2019-01-24 Amino Labs North Incorporated Personal laboratory for genetic engineering, culturing and analysis of microorganisms and biochemicals
CN107422138A (zh) * 2017-08-14 2017-12-01 中生(苏州)医疗科技有限公司 一种轨道式样本前处理系统
CN107340172A (zh) * 2017-08-14 2017-11-10 中生(苏州)医疗科技有限公司 一种一体式样本前处理系统
CN107449719A (zh) * 2017-08-14 2017-12-08 中生(苏州)医疗科技有限公司 一种带有卸料对接功能的集成式样本前处理系统
CA3080620A1 (en) * 2017-10-23 2019-05-02 Instrunor As Vibration transfer engagement element, linear actuator and caroussel arrangement
SG11202005971WA (en) * 2017-12-29 2020-07-29 Instrunor As A container and cooler arrangement
CN111741814A (zh) * 2018-02-19 2020-10-02 帝肯贸易股份公司 样品架与样品托架系统
EP3540443B1 (en) * 2018-03-16 2023-08-30 Roche Diagnostics GmbH Laboratory system, laboratory sample distribution system and laboratory automation system
JP7271092B2 (ja) * 2018-05-25 2023-05-11 シスメックス株式会社 試薬選択支援装置、細胞分析システム、試薬の選択の支援方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体
CN108717113B (zh) * 2018-05-29 2020-11-03 山东华航医学科技有限公司 一种生化检测仪
CN108820466B (zh) * 2018-06-25 2019-09-10 华测检测认证集团股份有限公司 一种食品检测装置用的检测食品放置器
CN109238811B (zh) * 2018-09-27 2024-05-10 武汉纺织大学 一种全自动组织细胞染色系统
CN109060641B (zh) * 2018-10-31 2024-06-18 江苏卓微生物科技有限公司 多孔进样细胞计数仪
CN109499785A (zh) * 2019-01-07 2019-03-22 四川沃文特生物技术有限公司 一种自动定位机构及全自动智能离心机
CN111435108A (zh) * 2019-01-11 2020-07-21 蒋洪棉 一种kd系列生物组织处理染色机
CN109975197A (zh) * 2019-04-29 2019-07-05 长春市亿健科技有限公司 一种流式细胞仪系统及其使用方法
CN110132695B (zh) * 2019-05-27 2022-01-11 福州迈新生物技术开发有限公司 一种病理染色系统降低人为失误所致染色异常方法
CN110208561A (zh) * 2019-06-13 2019-09-06 深圳市爱康生物科技有限公司 一种全自动血小板抗体检测装置
JP7362894B2 (ja) 2019-07-31 2023-10-17 サイトヴェール インコーポレイテッド 免疫活性測定システムおよび方法
KR20210033197A (ko) * 2019-09-18 2021-03-26 엘지전자 주식회사 액체통에 담긴 액체의 수위를 산출하는 로봇 및 방법
CN110579436A (zh) * 2019-09-25 2019-12-17 重庆微浪生物科技有限公司 流式细胞处理工作站
US11504684B2 (en) 2019-09-30 2022-11-22 Ohaus Corporation Hotplate stirrer
CN110631879B (zh) * 2019-10-28 2022-05-17 宁波美生医疗器材有限公司 一种液基细胞自动制片及染色用医疗设备
CN111141660A (zh) * 2019-12-12 2020-05-12 中生(苏州)医疗科技有限公司 一种细胞仪转盘铰链上样装置
CN113125782A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 科美诊断技术股份有限公司 指令生成方法及装置
JP2021162325A (ja) 2020-03-30 2021-10-11 シスメックス株式会社 試料調製装置
CN111579339A (zh) * 2020-07-03 2020-08-25 广州华粤科炬生物科技有限公司 一种全自动液基细胞制片染色机与制片染色方法
CN112014571A (zh) * 2020-08-20 2020-12-01 金华科生物技术河北有限公司 C-反应蛋白胶体金法半定量检测装置
CN111896349B (zh) * 2020-08-20 2021-08-31 河南赛诺特生物技术有限公司 一种生物样本处理设备
CN112138588B (zh) * 2020-09-30 2022-04-15 济南科佳医学检验有限公司 一种血液处理装置
CN112816719B (zh) * 2020-12-25 2023-12-12 重庆康巨全弘生物科技有限公司 一种poct全自动荧光免疫分析仪
CN112642598B (zh) * 2021-01-15 2022-07-29 上海旭燃生物科技有限公司 一种用于单细胞转录组测序技术的细胞分离装置
CN112958179A (zh) * 2021-03-04 2021-06-15 南昌大学第二附属医院 一种内分泌代谢病检测用的试剂盒
CN113075008B (zh) * 2021-06-04 2021-09-10 江西有为生物技术有限公司 全自动免疫组化染色机
US11592371B1 (en) 2022-01-13 2023-02-28 CytoVale Inc. System and method for determining an immune activation state
US11548003B1 (en) 2022-01-13 2023-01-10 CytoVale Inc. System and method for determining an immune activation state
US11964281B2 (en) 2022-02-03 2024-04-23 CytoVale Inc. System and method for correcting patient index
EP4235143A1 (en) 2022-02-28 2023-08-30 Sysmex Corporation Method of preparing a measurement specimen and specimen preparation apparatus
CN114624167B (zh) * 2022-05-13 2022-10-28 深圳市帝迈生物技术有限公司 样本分析仪
CN117244706A (zh) * 2023-09-18 2023-12-19 浙江基预科技有限公司 一种单细胞可控检测装置及其检测方法
CN117606885B (zh) * 2024-01-24 2024-03-26 成都川哈工机器人及智能装备产业技术研究院有限公司 一种智能化病理成片系统及方法

Family Cites Families (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4054415A (en) * 1975-10-28 1977-10-18 Yale University Body fluid and blood electrolyte analyzer
US4208484A (en) * 1977-03-22 1980-06-17 Olympus Optical Co., Ltd. Apparatus for handling centrifuge tubes in automatic culture system
US5030554A (en) 1987-12-04 1991-07-09 Coulter Corporation Conservative whole blood sample preparation technique
DE8804938U1 (de) * 1988-04-14 1988-05-26 Deutsche Metrohm GmbH & Co, 7024 Filderstadt Vorrichtung zur chemischen Untersuchung und/oder Behandlung von in mehreren Probengefäßen enthaltenen Substanzen
US5045047A (en) * 1989-07-17 1991-09-03 Zymark Corporation Automated centrifuge
JPH03175362A (ja) * 1989-09-13 1991-07-30 Chiyoda Seisakusho:Kk 自動細胞処理装置
US5167926A (en) * 1989-09-13 1992-12-01 Kabushiki Kaisha Tiyoda Seisakusho Apparatus for pretreating cells for flow cytometry
JPH0434366A (ja) * 1990-05-30 1992-02-05 Shimadzu Corp 分析試薬保冷装置
JPH074220B2 (ja) * 1991-01-16 1995-01-25 倉敷紡績株式会社 プラスミド自動分離装置
JP2761611B2 (ja) 1992-02-22 1998-06-04 株式会社堀場製作所 分析用の前処理装置
US5578269A (en) 1993-06-11 1996-11-26 Ortho Diagnostic Systems Inc. Automated blood analysis system with an integral centrifuge
EP0645631B1 (en) 1993-09-29 2001-11-28 Becton, Dickinson and Company Apparatus for and method of automatic sample testing
CN1223721A (zh) * 1996-07-05 1999-07-21 贝克曼考尔特公司 样品自动处理系统
JPH10267938A (ja) * 1997-03-26 1998-10-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 検体希釈分注装置
AU766614B2 (en) * 1998-09-03 2003-10-23 Ventana Medical Systems, Inc. Removal of embedding media from biological samples and cell conditioning on automated staining instruments
US7425309B2 (en) * 2000-01-31 2008-09-16 Emory University Immunological assay system and method
US6824738B1 (en) * 2000-04-14 2004-11-30 Discovery Partners International, Inc. System and method for treatment of samples on solid supports
US6784981B1 (en) 2000-06-02 2004-08-31 Idexx Laboratories, Inc. Flow cytometry-based hematology system
US20030091473A1 (en) * 2001-02-08 2003-05-15 Downs Robert Charles Automated centrifuge and method of using same
JP2003083979A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Furuno Electric Co Ltd 分析装置
KR20040045829A (ko) * 2001-10-19 2004-06-02 모노젠, 인크. 바이알 내의 시료를 혼합하기 위한 장치 및 방법
WO2003062796A1 (en) 2002-01-22 2003-07-31 Dakocytomation Denmark A/S Environmental containment system for a flow cytometer
WO2004003548A1 (de) * 2002-06-26 2004-01-08 Fischer Ag Verfahren zur eigenschaftsbestimmung und/oder klassifikation von zirkulierenden macrophagen sowie analyseanordnung zur durchführung des verfahrens
US7220385B2 (en) * 2003-07-18 2007-05-22 Bio-Rad Laboratories, Inc. System and method for multi-analyte detection
US8012768B2 (en) * 2003-07-18 2011-09-06 Bio-Rad Laboratories, Inc. System and method for multi-analyte detection
JP2006158335A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Olympus Corp 分注装置および培養処理装置
EP1945793A4 (en) * 2005-08-11 2015-11-25 Eksigent Technologies Llc METHODS OF MEASURING BIOCHEMICAL REACTIONS
CA2623511C (en) * 2005-09-26 2016-09-06 Qiagen Gmbh Apparatus for processing biological material
CA2533219A1 (en) * 2005-12-02 2007-06-02 Hudson Control Group, Inc. Systems and methods for automated proteomics research
JP4976209B2 (ja) * 2006-12-08 2012-07-18 古河電気工業株式会社 検体識別分注装置及び検体識別分注方法
JP5276340B2 (ja) 2008-03-17 2013-08-28 ベックマン コールター, インコーポレイテッド ノズル洗浄方法およびノズル洗浄装置
CN105181407B (zh) 2008-03-31 2020-06-30 希森美康株式会社 制样装置与制样方法以及细胞分析装置与细胞分析方法
JP2009270845A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Nippon Koden Corp 診断装置及び診断システム
SM200800035B (it) 2008-06-13 2011-01-19 H T A S R L Apparato preparatore di quantità controllate di liquido per la citometria
US9034257B2 (en) * 2008-10-27 2015-05-19 Nodality, Inc. High throughput flow cytometry system and method
JP5036692B2 (ja) * 2008-12-01 2012-09-26 オリンパス株式会社 細胞処理装置
JP2010133727A (ja) 2008-12-02 2010-06-17 Beckman Coulter Inc 洗浄機構、洗浄方法及び分析装置
JP2010216876A (ja) 2009-03-13 2010-09-30 Beckman Coulter Inc 分析装置および分注プローブ洗浄方法
JP2012037236A (ja) 2009-03-23 2012-02-23 Beckman Coulter Inc 分注装置、分析装置および液面検知方法
CN103675303B (zh) * 2010-07-23 2016-02-03 贝克曼考尔特公司 传感器系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6170511B2 (ja) 細胞を調製するためのシステム、装置及びデバイス
JP2015508177A5 (ja)
CA2925899C (en) Reagent management system
JP3990944B2 (ja) 自動分析装置
US7666355B2 (en) Automated analyzer
JP6290903B2 (ja) 実験試料の自動処理のための実験機器及び方法
US9733264B2 (en) Supply module for an automated analyzer
JP2019032300A (ja) 実験室システムの動作方法
EP2835649A1 (en) Automatic analysis device
KR101206465B1 (ko) 분석기와, 샘플 분석 방법과, 구성요소 이송 방법 및 제조품
JP2007232510A (ja) 試料分析装置およびコンピュータプログラム
KR20040086767A (ko) 자동화 분석기용 시료 홀더, 자동화 분석기, 그리고시료에 대한 액체 분사 또는 흡출 방법
JP6429753B2 (ja) 自動分析装置及び自動分析方法
WO2016017291A1 (ja) 自動分析装置
US20230258676A1 (en) Automated analytical system for processing biological samples
WO2020100643A1 (ja) 自動分析方法および装置並びに検体ラック
JP7478237B2 (ja) 自動分析装置
CN110412305B (zh) 自动分析装置和自动分析方法
JPWO2019198345A1 (ja) 自動分析装置
JP7329596B2 (ja) 自動分析装置
EP4379390A1 (en) Automatic analysis device, and guidance method used in automatic analysis device
EP3842782B1 (en) Sample preparation instrument
CN115468595A (zh) 用于在体外诊断实验室中处理体外诊断容器的自动化方法