JPH10267938A - 検体希釈分注装置 - Google Patents

検体希釈分注装置

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JPH10267938A
JPH10267938A JP9072989A JP7298997A JPH10267938A JP H10267938 A JPH10267938 A JP H10267938A JP 9072989 A JP9072989 A JP 9072989A JP 7298997 A JP7298997 A JP 7298997A JP H10267938 A JPH10267938 A JP H10267938A
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JP
Japan
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sample
blood
specimen
reservoir
dispensing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9072989A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tsukamoto
雅弘 塚本
Masato Ikeda
誠人 池田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 採血による検査をする上で、人手を全く介在
させることなく一連の操作ができる検体希釈分注装置を
得ることを課題とする。 【解決手段】 検体が入った採血管を供給する供給機構
と、開栓された採血管から検体を吸引し、しかる後分注
する検体分注機構と、検体が吸引された採血管を回収す
る回収機構とで構成し、前記検体分注機構には、検体を
希釈する緩衝液と採血管から吸引した検体とをリザーバ
に吐出し、リザーバ内の検体と緩衝液とを混和する機能
と、リザーバ内の検体と緩衝液からなる希釈検体をプレ
ートに分注する機能と、リザーバを洗浄し、再利用する
機能と、リザーバの洗浄時に、上下反転する機能を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に採血した血液
によってアレルギー反応等を検査するときに使用される
検体希釈分注装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療機関において科学的に患者の症状を
把握するにあたり、各種検査装置を用い、各個人特有の
情報を把握することは必要であり、中でも患者からの採
血によるデータが一般的である。その一例として、アレ
ルギー疾患患者の治療に必要とする個人情報を把握する
際には、患者の血液を希釈分注し、起因するアレルゲン
の測定を行うことが挙げられる。従来、この測定過程に
おいて、採血管内の検体(血液)の攪拌、採血管の開
栓、検体の希釈、希釈検体のプレートへの分注、リザー
バの供給、回収、洗浄等の操作は、それぞれ人手により
行うか、又は個別に自動化された装置を利用し、各自動
装置間の受け渡しを人手によって行ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに色々な処理を人手で行う場合、その処理は煩雑であ
り、きわめて非能率的である。また、各処理を個別に自
動化しても、各自動装置間の受け渡しは人手で行うか
ら、大量の処理を連続して行う場合、作業者が装置に付
きっきりにならざるを得ず、このため時間管理が十分で
なかったり、作業順序にミスが生じたりして、自動化の
効果が十分に得られない。また、人手が介在すると、作
業者が検体に触れ、感染を起こす危険性(バイオハザー
ド)がある。さらに、リザーバの洗浄機構を内蔵しない
場合、リザーバを検体と同数用意する必要があり、大量
の処理を連続的に行う場合には、リザーバの供給回収装
置のスペースや、リザーバを事後大量に洗浄する手間、
リザーバを大量に用意するためのコスト等が問題とな
り、洗浄を回避するには、使い捨てリザーバも考えられ
るが、やはりコスト面で無理がある。そこで、本発明
は、採血による検査をする上で、人手を全く介在させる
ことなく一連の操作ができる検体希釈分注装置を得るこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
目的を達成するため、次のような検体希釈分注装置を提
供するものである。すなわち、検体が入った採血管を供
給する供給機構と、開栓された採血管から検体を吸引
し、しかる後分注する検体分注機構と、検体が吸引され
た採血管を回収する回収機構とからなる検体希釈分注装
置である。そして、前記検体分注機構は、検体を希釈す
る緩衝液と採血管から吸引した検体とをリザーバに吐出
し、リザーバ内の検体と緩衝液とを混和する機能と、リ
ザーバ内の検体と緩衝液からなる希釈検体をプレートに
分注する機能と、リザーバを洗浄し、再利用する機能
と、リザーバの洗浄時に、上下反転する機能を有するも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。図1は、本発明にか
かる検体希釈分注装置の概略構成図である。図1におい
て、患者から採血した血液(以下、検体という)を入れ
た採血管(1)は、必要な患者個人の情報が入力された
上で、一定数毎に採血管供給部(2)から採血管内の検
体を攪拌する攪拌機(3)へ順次供給され、次いで、採
血管の栓を自動で開栓する自動開栓機(4)を経て、所
定数の採血管が管内の検体を吸引されるポジションに搬
送され、その場所で待機する。なお、攪拌機(3)で検
体を攪拌するのは、ここで扱う検体が血液そのもの(全
血)であるためで、沈降した血球を均一にするためであ
る。また、検体が吸引された後の採血管(1)は、採血
管回収部(5)にて回収される。
【0006】一方、本発明の主要部である検体分注機
(6)は、緩衝液分注機(7)からの緩衝液をターンテ
ーブル(8)上に放射状に配設されたリザーバ(9)に
吐出し、前記採血管から吸い上げた検体を同じくリサー
バ(9)に同量吐出する。なお、このとき、リザーバ
(9)へは、緩衝液、検体の順に吐出して、検体が凝固
するのを防止するとともに、リザーバ(9)に凝固した
検体がこびりつかないようにする。次いで、リザーバ内
の検体と緩衝液が混和するように揺動機構(10)によ
ってリザーバ(9)を揺動し、攪拌する。このように、
検体を緩衝液で希釈するのは、全血の場合粘性度が高い
からであり、粘性度が高いと後述するプレートへの微量
分注において精度を確保するのが難しいからである。よ
って、プレート分注前に全血を希釈し、粘性度を下げる
ことが望ましい。その後、プレート供給スタッカ(1
1)から搬送されてくるプレート(12)に、緩衝液と
検体を混和してできた希釈検体を分注する。なお、この
とき、ターンテーブル(8)の回転と同期してプレート
(12)は搬送されてくるようになっており、分注がタ
イミングよく行われるようになっている。
【0007】プレート(12)は、図2、図3で示すよ
うに、例えば、ウエル内に刺激用のアレルゲンを固定し
たグラスファイバーが付着されたもので、各種類におけ
るアレルギー反応を検査できるものである。また、(1
3)は採血管内の検体をリザーバ(9)に分注するため
のチップ(14)を貯留しておくラックであり、(1
5)は希釈検体をプレート(12)に分注するためのチ
ップ(16)を貯留しておくラックである。そして、こ
れら各チップ(14)(16)は各検体毎に使い捨てさ
れる。(17)(18)はその各チップ(14)(1
6)を廃棄する廃棄口である。また、分注されたプレー
ト(12)は、さらにプレート供給スタッカ(11)に
より次工程へと移動する。
【0008】他方、希釈検体が吸引されたリザーバ
(9)は洗浄し、再利用する。(19)はそのリザーバ
(9)の洗浄機であり、次に、そのリザーバ洗浄機(1
9)について説明する。なお、リザーバ(9)は順送り
し、洗浄して繰り返し利用する観点から、図1で示すよ
うに、基本的にはターンテーブル(8)上に、放射状に
等間隔をおいて多数配設されるが、これに限定されるも
のではなく、ベルト式のコンベア上に配置する構成であ
ってもよい。
【0009】リザーバ洗浄機(19)には図示しない反
転機構が設けられており、リザーバ(9)を洗浄するに
は、まず、このリザーバ反転機構で、リザーバ(9)の
開口部が下向きになるように反転させ、残留している検
体を捨てる。そして、上下反転したリザーバ(9)内に
洗浄水を下から勢いよく吹き付けて洗浄し、洗浄後、さ
らにエアを吹き付けることにより、リザーバ内に残留し
ている水滴を除去し、乾燥させる。乾燥後は、再びリザ
ーバ(9)を反転させて元の状態に戻し、新たなる検体
に使用される。このようにリザーバ(9)を反転させて
洗浄すると、洗浄後の排水も容易であり、効果的に洗浄
が行える。
【0010】以上のように、本発明は、検体が入った採
血管の供給、採血管内の検体の攪拌、採血管の開栓、開
栓された採血管からの検体の吸引・分注、検体が吸引さ
れた採血管の回収の各機構を合理的に配置し、自動搬送
システム等の搬送手段により連続的に自動で処理できる
ようにしたものである。そして、さらに検体の吸引・分
注の機構には、検体を希釈するための緩衝液を分注して
検体と混和させる機能と、緩衝液と検体を混和して得ら
れた希釈検体をプレートに分注する機能を具備させると
ともに、検体と緩衝液が入れられるリザーバを洗浄及び
乾燥させる機能を具備させて、リザーバを繰り返し再利
用できるようにしたから、人手による作業を一切省略す
ることができ、完全に自動化することができた。なお、
本発明は、本発明の精神の範囲内において、適宜設計変
更可能なものである。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、採血管の供給、検体の
希釈、希釈検体のプレートへの分注、採血管の回収等、
従来個別に自動化されていたものを一連の自動化により
省力化でき、かつ、人手の作業、運搬によるバイオハサ
ードの危険性の減少につながるとともに、リザーバ洗浄
機の開発により従来のように検体と同数の大量のリザー
バを用意する必要がなく、しかも事後、別途に洗浄する
必要もないことから、リザーバの供給回収装置のスペー
スや人件費等のコスト面も一挙に解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検体希釈分注装置の概略構成図
【図2】プレートの平面図
【図3】プレートの平面図
【符号の説明】
1 採血管 2 供給部 3 攪拌機 4 開栓機 5 回収部 6 検体分注機 7 緩衝液分注機 8 ターンテーブル 9 リザーバ 10 揺動機構 11 プレート供給スタッカ 12 プレート 13 ラック 14 チップ 15 ラック 16 チップ 17 廃棄口 18 廃棄口 19 リザーバ洗浄機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体が入った採血管を供給する供給機構
    と、開栓された採血管から検体を吸引し、しかる後分注
    する検体分注機構と、検体が吸引された採血管を回収す
    る回収機構とからなる検体希釈分注装置。
  2. 【請求項2】 前記検体分注機構は、検体を希釈する緩
    衝液と、採血管から吸引した検体とをリザーバに吐出
    し、リザーバ内の検体と緩衝液とを混和する機能を有す
    る請求項1に記載の検体希釈分注装置。
  3. 【請求項3】 前記検体分注機構は、リザーバ内の検体
    と緩衝液からなる希釈検体をプレートに分注する機能を
    有する請求項1又は2に記載の検体希釈分注装置。
  4. 【請求項4】 前記検体分注機構は、リザーバを洗浄
    し、再利用する機能を有する請求項2又は3に記載の検
    体希釈分注装置。
  5. 【請求項5】 前記検体分注機構は、リザーバの洗浄時
    に、上下反転する機能を有する請求項4に記載の検体希
    釈分注装置。
JP9072989A 1997-03-26 1997-03-26 検体希釈分注装置 Withdrawn JPH10267938A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015508177A (ja) * 2012-02-24 2015-03-16 インストルノル エーエス 細胞を調製するためのシステム、装置及びデバイス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015508177A (ja) * 2012-02-24 2015-03-16 インストルノル エーエス 細胞を調製するためのシステム、装置及びデバイス
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