JP2015503450A - 連続鋳造鋳型 - Google Patents

連続鋳造鋳型 Download PDF

Info

Publication number
JP2015503450A
JP2015503450A JP2014549977A JP2014549977A JP2015503450A JP 2015503450 A JP2015503450 A JP 2015503450A JP 2014549977 A JP2014549977 A JP 2014549977A JP 2014549977 A JP2014549977 A JP 2014549977A JP 2015503450 A JP2015503450 A JP 2015503450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
mold
continuous casting
short side
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014549977A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5933751B2 (ja
Inventor
デ−ヒ ウ、
デ−ヒ ウ、
ヨン−モク ウォン、
ヨン−モク ウォン、
サン−フム クォン、
サン−フム クォン、
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Posco Co Ltd
Original Assignee
Posco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Posco Co Ltd filed Critical Posco Co Ltd
Publication of JP2015503450A publication Critical patent/JP2015503450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5933751B2 publication Critical patent/JP5933751B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/04Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
    • B22D11/05Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds into moulds having adjustable walls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/04Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/04Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
    • B22D11/0406Moulds with special profile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/04Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
    • B22D11/041Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds for vertical casting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

本発明による連続鋳造鋳型は、下方にテーパーされた連続鋳造鋳型において、二つの長辺鋳型と、二つの上記長辺鋳型間を密閉し、鋳片の角に面取り面を形成するように両側端部に突出部が形成された二つの短辺鋳型と、を含み、鋳片の収縮量が補償されるように上記短辺鋳型の突出部が下方に向かって小さくなる。

Description

本発明は、鋳片のコーナークラックを防止するための連続鋳造鋳型に関するものである。
図1は従来技術による連続鋳造装置を示した図面であり、図2は図1の連続鋳造装置における鋳型を示した斜視図である。また、図3は図2の鋳型を示した正面図、平面図、側面図であり、図4は温度による鋼の脆性領域を示したグラフである。
図面を参照すると、液相の溶鋼がレードル1からタンディッシュ2を経て鋳型3に注入されて鋳片表面に凝固層が形成され、複数個のガイドロールがある2次冷却帯4を経て凝固が完了することにより鋳片が連続的に生産される。
このとき、発生する鋳片におけるクラックは、後続する圧延工程において除去されずに製品上の欠陥として残存するようになるため、圧延前にスカーフィングなどの方法によって除去しなければならない。このためには、鋳片を検査し、クラックを除去するための工程をさらに行う必要があるが、圧延加熱炉に鋳片を直接に装入できないため、さらなる人力及び費用が発生する。
具体的には、浸漬ノズル2aを介して鋳型内部に溶鋼が流入され、短辺鋳型3a及び長辺鋳型3bでは湯面から凝固層が形成されて下方に向かって成長して厚くなる。
上記凝固層は、下方に向かって温度が低くなり、収縮が発生するが、これを鋳型において補償しないと凝固層に引張力が生じてクラックが発生する。
このようなクラックを防止するために、図示されているように、上端幅に比べて下端幅を減少させることにより鋳型に傾斜を与える。また、長辺凝固層の収縮率は、上端長辺幅W1Tに比べて下端長辺幅W1Bを小さくして、短辺鋳型3aに傾斜を与えて補償し、短辺凝固層の収縮率は、短辺鋳型3aの下端幅W2Bを上端幅W2Tに比べて小さくして、長辺鋳型3bに傾斜を与えて補償する。
鋳片において発生するコーナークラックは鋼の脆性領域と密接な関係を有する。
図4に示されているように、一般に、鋼は温度によって三つの脆性領域を有するが、このうち鋳片の表面温度が700〜800C(以下、「第3領域の脆性区間」と称する)の領域では延性が小さいため、ストレイン速度が小さくてもクラックが容易に発生する。
一般に、矩形状の鋳片である場合、角部分では凝固層の長辺及び短辺の両方向に熱が抜け出るため、鋳片の他の部分に比べて表面温度が急激に低くなって、鋳造中に連鋳機内で第3領域の脆性区間に含まれやすい。
したがって、連鋳機における鋳片の曲げまたは校正作業時に、鋳片に応力が加えられ、この区間で鋳片角部の温度が第3領域の脆性区間に含まれてコーナークラックが容易に発生する。
これを解決するために、鋳片を角部が面取りされた形状に鋳造して、角部の温度が鋳片内の他の部分に比べて急激に減少することを抑制し、連鋳機における鋳片の曲げまたは校正作業時に、角部の温度が脆性区間を外れるようにする方法が提案された。このように、鋳片の角部を面取りされた形状に鋳造するために連続鋳造鋳型を改良した先行技術としては、図5に示されているように、欧州特許第0776714号明細書、欧州特許第0409708号明細書、特開平11−290995号公報、韓国特許出願第2002−0084914号明細書などがある。
欧州特許第0776714号明細書は、図5(a)に示されているように、短辺鋳型5を用いて鋳片の短辺部が突出した形状を有するようにして、鋳片の未凝固部の押下時に鋳片の内部クラックを低減させる方法である。このとき、鋳片の面取り面が平面からなる傾斜面ではなく、長辺に垂直な面を含むため、この部分において面取りによる温度減少の防止効果が低減され、鋳片を圧延する過程において角部が折られる欠陥が発生する。また、突出部5aの形状及びサイズが上部及び下部において同一であることから、面取り面における収縮率を補償できないためクラックが発生するという短所がある。
欧州特許第0409708号明細書は、図5(b)に示されているように、短辺鋳型6を長辺溝7aに折り込んで鋳片の面取り面を平面からなる傾斜面になるようにすることにより、圧延材における折れを防止するとともに、突出部6aの角の厚さを厚くして耐久性を増加させる効果を期待することができる。しかし、短辺鋳型6の幅を変更することができず、突出部6aの上部及び下部が同一サイズ及び形状を有するため面取り傾斜面で鋳片の収縮率を補償しないことから、面取り面にクラックが発生するという短所がある。
特開平11−290995号公報には、図5(c)に示されているように、短辺鋳型8の両側端部をアーク状に加工して、鋳片のコーナー部をアーク状に形成させた鋳型が提案されている。この鋳型は、幅を変更することができないもので、コーナー部がアーク状であるためコーナー部の温度の低減防止及びコーナー部の銅板の耐久性向上には効果的であることができるが、アーク状を有する鋳片の角部が上部及び下部において同一形状を有するため、アーク部の凝固層の収縮率を補償しないことから、縦クラックが発生するという短所がある。
韓国特許出願第2002−0084914号明細書は、図5(d)に示されているように、短辺鋳型9において鋳片の角に面取り面を形成する突出部9aが備えられ、上記突出部9aは下方に向かってサイズが増加するように構成して、鋳片のコーナークラック及び縦クラックを防止できるように提案された。上記突出部9aが下方に向かって増加するため、突出部9aを除いた短辺鋳型9の長さは下方に向かって減少して鋳片の収縮率を補償することができるが、鋳片の面取り部では突出部9aの傾斜の長さが下方に向かって増加するため鋳片の収縮率を補償できないことから、面取り面に縦クラックが発生するという短所がある。
欧州特許第0776714号明細書 欧州特許第0409708号明細書 特開平11−290995号公報 韓国特許出願第2002−0084914号明細書
本発明の目的は、上記のような問題点を解決するために提案されたもので、鋳片の収縮率を補償し、鋳型の摩耗を低減させる連続鋳造鋳型を提供することにある。
上記のような目的を達成するための本発明の好ましい実施例による連続鋳造鋳型は、下方にテーパーされた連続鋳造鋳型において、二つの長辺鋳型と、二つの上記長辺鋳型間を密閉し、鋳片の角に面取り面を形成するように両側端部に突出部が形成された二つの短辺鋳型と、を含み、鋳片の収縮量が補償されるように上記短辺鋳型の突出部が下方に向かって小さくなる。
このとき、上記短辺鋳型は、下方に向かって上記突出部傾斜面の幅が小さくなり、突出しない中央面の幅も小さくなることが好ましい。
また、上記短辺鋳型は、下方に向かって上記突出部傾斜面の傾斜角が小さくなることが好ましい。
ここで、上記突出部傾斜面の傾斜角は20°〜70°であることが好ましい。
また、上記突出部傾斜面の傾斜角における上部角度と下部角度の差は10°以内であることが好ましい。
本発明による連続鋳造鋳型は、突出部が形成されることにより、連続鋳造時に鋳片の角に面取り面が形成されて角部の温度が急激に減少することを防止し、鋳片の曲げまたは校正作業時に第3領域の脆性区間を回避するようになってコーナークラックの発生率を低減させることができる効果を有する。
また、鋳型内における鋳片が下方に向かって凝固されて収縮するようになるが、これに対応するように鋳片の面取り面と接する突出部の傾斜面及び突出しない中央面の幅が小さくなることにより、鋳片において短辺凝固層の収縮量が補償されて、面取り面に縦クラックが発生することを防止できる長所を有する。
なお、短辺鋳型の下部に向かって突出部傾斜角が小さく形成されることにより、短辺鋳型のテーパーされた傾斜率に比べて下方に向かってさらに減少する鋳片における長辺凝固層の収縮率が補償されて、短辺鋳型の摩耗を大きく減少させることができる。
従来技術による連続鋳造装置を示した図面である。 図1の連続鋳造装置における鋳型を示した斜視図である。 図2の鋳型を示した正面図、平面図、及び側面図である。 温度による鋼の脆性領域を示したグラフである。 従来の短辺鋳型を示した図面である。 本発明の好ましい実施例による連続鋳造鋳型における短辺鋳型を示した斜視図である。 図6の短辺鋳型を示した平面図である。 図7の短辺鋳型において、突出部の傾斜面における下部角度が上部角度より小さい本発明の好ましい他の実施例による短辺鋳型を示した図面である。 図7の短辺鋳型において、突出部の傾斜面における下部角度が上部角度より小さい本発明の好ましい他の実施例による短辺鋳型を示した図面である。 図7の短辺鋳型において、突出部の傾斜面における下部角度が上部角度より小さい本発明の好ましい他の実施例による短辺鋳型を示した図面である。 連続鋳造工程における短辺鋳型の条件に関する表である。 図9aにおける短辺鋳型の条件による鋳片角部の温度測定結果である。
以下、図面を参照して本発明についてより詳細に説明する。
図6は本発明の好ましい実施例による連続鋳造鋳型における短辺鋳型を示した斜視図であり、図7は図6の短辺鋳型を示した平面図である。
図面を参照すると、本発明は、鋳片の厚さに対応するように離れた長辺鋳型、及び鋳片の幅に対応するように離れた短辺鋳型40を含む。
このとき、上記長辺鋳型は、溶鋼が凝固されて形成される鋳片の厚さに対応するように二つが互いに離れて配置される。
また、上記短辺鋳型40は、二つの上記長辺鋳型間を密閉し、鋳片の幅に対応するように二つが互いに離れて長辺鋳型に締結される。
このように、長辺鋳型及び短辺鋳型40からなる連続鋳造鋳型は、上下開放され、下方にテーパーされた構造を有する。
具体的には、上記短辺鋳型40は、鋳片の角に面取り面を形成するように両側端部に突出部42が形成される。
即ち、短辺鋳型40は、鋳片の角に面取り面を形成するために、上記面取り面と型合されるように両側先端が突出し、内側の中央面44aと傾斜されて形成される突出部42が形成される。上記突出部42は、鋳片の面取り面に対応する傾斜面42aを有する。
一例として、鋳片が矩形状である場合、角部分において凝固層の長辺及び短辺の両方向に熱が抜け出るため、鋳片の他の部分に比べて表面温度が急激に低くなる。これにより、鋳片の角部分の温度が鋳造中に第3領域の脆性区間に含まれやすいため、鋳片の曲げまたは校正作業時に、鋳片に応力が加えられる過程においてコーナークラックが容易に発生する。
これに対し、本発明の短辺鋳型40に突出部42が形成されることにより、連続鋳造時に鋳片の角に面取り面が形成されて角部の温度が急激に減少することを防止し、鋳片の曲げまたは校正作業時に第3領域の脆性区間を回避するようになってコーナークラックの発生を低減させることができる。
このとき、上述の効果を奏するためには、突出部42のサイズが短辺鋳型40の厚さ方向及び幅方向に15mm以上になる必要がある。
また、本発明の上記突出部42は、鋳片において長辺凝固層の収縮量を補償するために、下方に向かってそのサイズが小さくなることを特徴とする。
具体的には、上記短辺鋳型40は、下方に向かって突出部42の傾斜面42aの幅が小さくなり、突出しない中央面44aの幅も小さくなる。
これに対し、図6及び図7を参照すると、傾斜面42aは、下方に向かってその幅が次第に小さく形成され、突出しない中央面44aの幅も下方に向かって次第に小さく形成される。
また、短辺鋳型40は、本発明に限定されず、突出部42の傾斜面42aにおいて下部幅IWは上部幅IWより小さく、突出しない中央面44aにおいて下部幅CWは上部幅CWより小さければよい。
鋳型内において鋳片が下方に向かうほど凝固されて収縮されるようになるが、これに対応するように鋳片の面取り面と接する突出部42の傾斜面42a及び突出しない中央面44aの幅が小さくなることにより、短辺凝固層の収縮量が補償されて面取り面に縦クラックが発生することを防止できる。
参考までに、図7のような平面図を参照すると、突出部42の角における上部角と下部角の距離差
Figure 2015503450
(W1T及びW1Bは図3に対応する)は0より大きく形成されて短辺凝固層の収縮量を補償し、未突出部44、42の上部中央面44aと下部中央面44aの距離差
Figure 2015503450
は0より大きく形成されて長辺凝固層の収縮量を補償する。
即ち、長辺鋳型は、短辺凝固層の収縮量を補償するために、d(d>0)の傾斜量を有し、短辺鋳型40は、長辺凝固層の収縮量を補償するために、d(d>0)の傾斜量を有する。このとき、d及びdは、従来のモールドのように0.5%〜1.5%の値を有する(参考までに、上記符号のW1T、W1B、W2T、W2B、d、dは図2に示される)。
また、長辺凝固層の収縮量を補償するために、図7に示されたSは0より大きい値を有するように制限されている。
なお、上記短辺鋳型40は、下方に向かって上記突出部42の傾斜面42aの傾斜角が小さくように形成される。
これに対し、図8(a)、図8(b)、図8(c)に示されているように、突出しない中央面44aに対する突出部42の傾斜面42aの傾斜角も下方に向かうほど次第に小さく形成される。
より好ましくは、短辺鋳型40’、40’’、40’’’の突出部42の傾斜面42aにおいて下部角度θは上部角度θより小さければよい。
短辺鋳型の下部に向かうほどテーパーされた傾斜率に比べて鋳片の収縮率が減少するため、短辺鋳型の上部と比較するとき、下部は鋳片の摩擦力が増加するが、このような摩擦力増加によって摩耗が激しく発生するようになる。
即ち、凝固層内部が未凝固層によって支持される部分よりは凝固層が相接する突出部42において短辺鋳型と鋳片の摩擦力が増加するため、上記部分に摩耗が激しく発生する。
したがって、短辺鋳型40’、40’’、40’’’の下部に向かうほど突出部42の傾斜角が小さく形成されることにより、短辺鋳型のテーパーされた傾斜率に比べて下部に向かうほどさらに減少する鋳片の収縮率が補償されて、短辺鋳型の摩耗を大きく減少させることができる。
また、下部角度が上部角度より小さいため、突出部42の傾斜面42aには一つの傾斜面42aがさらに形成されることができる。このとき、下側のさらなる一つの傾斜面42aの高さを「h」と称する。もちろん、これに限定されず、突出部42の傾斜面42aには複数個の傾斜面42aがさらに形成されることができる。
なお、上記突出部42の傾斜面42aの傾斜角は20°〜70°であることが好ましい。
突出部42の傾斜面42aの傾斜角は0〜90°の範囲で決定されるが、小さすぎると、即ち、20°より小さくなると、鋳片の角部において面取り効果が減少してコーナークラックが発生するようになる。
また、大きすぎると、突出程度が大きくなって鋳片に密着されて激しく摩耗されるようになる。その結果、突出部42の角に対する耐久性が低下し、損傷する可能性がある。
なお、上記突出部42の傾斜面42aの傾斜角における上部角度θと下部角度θの差は10°以内であることが好ましい。
即ち、突出部42の上面における傾斜角と下面における傾斜角の差が大きくなると、鋳片の面取り面に歪みが発生するため、これを防止するために、上部角度θと下部角度θの差は10°以内で決定されることが好ましい。
図9(a)は連続鋳造工程における短辺鋳型の条件に関する表であり、図9(b)は図9(a)における短辺鋳型の条件による鋳片角部の温度測定結果である。
このとき、表において、テスト1は従来の鋳型条件、テスト2は本発明の好ましい実施例による短辺鋳型40、テスト3は本発明の好ましい他の実施例による短辺鋳型40’に対する条件である。
これら鋳型を用いて鋳片幅1000〜2000mm、鋳片厚さ250mmの低炭及び中炭鋼を生産し、鋳片のクラック発生率及び銅板の摩耗程度を示した。
短辺鋳型の傾斜量は、鋼の組成及び鋳造幅によって1.0〜1.3%の範囲で変更した。
連続鋳造工程において鋳片が連鋳機内の校正区間に進入される直前の位置で、鋳片の上面を幅方向に水平運動するパイロメータで鋳片の角部の表面温度を測定して図9(b)に示した。
図面において、鋳片角部の外側に温度が高く上がるのは、鋳片の短辺部においてバルジングによる突出部分が鋳片の上面と垂直に置かれたパイロメータによって測定されて現れる現象である。
角部の温度を比較すると、従来のモールドで生産された直角の角を有するテスト1の場合は、角部の温度が約740Cと測定されたのに対し、本発明の鋳型を適用して生産された鋳片の場合は、面取り面の外側の角(短辺側角)の温度が約890C、内側の角(長辺側角)の温度は約860Cと高く測定されて第3領域の脆性区間を回避するのに有利である。
結果的に、鋳片のコーナークラック発生率は、従来の鋳型を用いた場合は約4.1%であるのに対し、テスト2及びテスト3の場合は約0.7%に減少した。
一方、短辺鋳型40の突出部42の摩耗に関しては、テスト2の場合は従来の鋳型に比べて3倍水準で発生した。
しかし、テスト3の銅板を用いた場合、従来の銅板と同一水準で摩耗が減少した。
即ち、短辺鋳型40において上記突出部42の傾斜面42aの傾斜角が下方に向かって小さくなる場合は摩耗が顕著に減少した結果を示した。
結果的に、上記のように構成される本発明では、突出部42が形成されることにより、連続鋳造時に鋳片の角に面取り面が形成されて角部の温度が急激に減少することを防止し、鋳片の曲げまたは校正作業時に第3領域の脆性区間を回避するようになってコーナークラックの発生率を低減させることができる。
また、鋳型内において鋳片が下方に向かうほど凝固されて収縮されるようになるが、これに対応するように鋳片の面取り面と接する突出部42の傾斜面42a及び突出しない中央面44aの幅が小さくなることにより、鋳片における短辺凝固層の収縮量が補償されるようになって、面取り面に縦クラックが発生することを防止できる。
なお、短辺鋳型40の下部に向かうほど突出部42の傾斜角が小さく形成されることにより、短辺鋳型40のテーパーされた傾斜率に比べて下方に向かってさらに減少する鋳片における長辺凝固層の収縮率が適切に補償されて、短辺鋳型40の摩耗を大きく減少させることができる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有するものには明らかである。

Claims (5)

  1. 下方にテーパーされた連続鋳造鋳型において、
    二つの長辺鋳型と、二つの前記長辺鋳型間を密閉し、鋳片の角に面取り面を形成するように両側端部に突出部が形成された二つの短辺鋳型と、を含み、
    鋳片の収縮量が補償されるように前記短辺鋳型の突出部が下方に向かって小さくなる、連続鋳造鋳型。
  2. 前記短辺鋳型は、下方に向かって前記突出部の傾斜面の幅が小さくなり、突出しない中央面の幅も小さくなる、請求項1に記載の連続鋳造鋳型。
  3. 前記短辺鋳型は、下方に向かって前記突出部の傾斜面の傾斜角が小さくなる、請求項1に記載の連続鋳造鋳型。
  4. 前記突出部の傾斜面の傾斜角は20°〜70°である、請求項1に記載の連続鋳造鋳型。
  5. 前記突出部の傾斜面の傾斜角において上部角度と下部角度の差は10°以内である、請求項4に記載の連続鋳造鋳型。
JP2014549977A 2011-12-27 2012-12-21 連続鋳造鋳型 Active JP5933751B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2011-0142997 2011-12-27
KR20110142997A KR101360564B1 (ko) 2011-12-27 2011-12-27 연속주조 주형
PCT/KR2012/011290 WO2013100499A1 (ko) 2011-12-27 2012-12-21 연속주조 주형

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015503450A true JP2015503450A (ja) 2015-02-02
JP5933751B2 JP5933751B2 (ja) 2016-06-15

Family

ID=48697875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014549977A Active JP5933751B2 (ja) 2011-12-27 2012-12-21 連続鋳造鋳型

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2799162B1 (ja)
JP (1) JP5933751B2 (ja)
KR (1) KR101360564B1 (ja)
CN (1) CN104023874B (ja)
WO (1) WO2013100499A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021521016A (ja) * 2018-05-14 2021-08-26 ポスコPosco 鋳型
JP6954514B1 (ja) * 2020-06-18 2021-10-27 Jfeスチール株式会社 連続鋳造方法
WO2021256243A1 (ja) * 2020-06-18 2021-12-23 Jfeスチール株式会社 連続鋳造方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101527857B1 (ko) * 2013-12-24 2015-06-10 주식회사 포스코 주조용 몰드
KR101889208B1 (ko) * 2014-07-24 2018-08-16 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 강의 연속 주조 방법
KR101969112B1 (ko) * 2017-09-12 2019-04-15 주식회사 포스코 주형
CN110252981A (zh) * 2019-06-10 2019-09-20 邢台钢铁有限责任公司 减轻轴承钢大方坯内部质量缺陷的连铸工艺
KR20230083055A (ko) * 2021-12-02 2023-06-09 주식회사 포스코 주형의 제조 방법 및 주형

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61103649A (ja) * 1984-10-26 1986-05-22 コンカスト サービス ユニオン アクチエンゲゼルシヤフト 多角形断面を有する鋼鋳片を連続鋳造するための底なし鋳型

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0444300Y2 (ja) * 1987-04-15 1992-10-19
FR2649918B1 (fr) 1989-07-19 1994-06-10 Lorraine Laminage Lingotiere a plaques pour la coulee continue de metal
JPH03169457A (ja) * 1989-11-28 1991-07-23 Hitachi Ltd 薄鋳片連続鋳造機の短辺鋳型
ATE105750T1 (de) * 1991-02-06 1994-06-15 Concast Standard Ag Kokille zum stranggiessen von metallen, insbesondere von stahl.
IT1267244B1 (it) * 1994-05-30 1997-01-28 Danieli Off Mecc Procedimento di colata continua per acciai ad alto contenuto di carbonio
JPH08243688A (ja) * 1995-03-06 1996-09-24 Nippon Steel Corp 連続鋳造用鋳型
ATE223772T1 (de) 1995-06-21 2002-09-15 Sumitomo Metal Ind Kontinuierliches giessen dünner gussstücke
JPH11290995A (ja) 1998-04-08 1999-10-26 Sanyo Special Steel Co Ltd 鋳型表面温度を均一化した連続鋳造用鋳型
KR20020084914A (ko) 2001-05-02 2002-11-16 정태균 음용수 용기
KR100396592B1 (ko) 2001-05-02 2003-09-02 엘지전자 주식회사 시간 천이된 pn 스테이트 발생기
KR100518331B1 (ko) * 2002-12-27 2005-10-04 주식회사 포스코 슬래브 연속주조 주형
KR100940680B1 (ko) * 2002-12-27 2010-02-08 주식회사 포스코 박슬라브 연속주조용 깔대기형 주형
PT1547705E (pt) * 2003-12-27 2008-06-06 Concast Ag Processo para o vazamento contínuo de lingotes em forma de barras e blocos e cavidade de molde de uma lingoteira destinada ao vazamento contínuo
KR100685474B1 (ko) * 2005-11-21 2007-02-26 김용호 연속주조용 몰드
DE102005057580A1 (de) * 2005-11-30 2007-06-06 Km Europa Metal Ag Kokille zum Stranggießen von Metall
JP4864559B2 (ja) * 2006-06-15 2012-02-01 株式会社神戸製鋼所 連続鋳造用鋳型
KR100775091B1 (ko) * 2006-08-07 2007-11-08 주식회사 포스코 연속주조장치의 주형
KR20090008826A (ko) * 2007-07-19 2009-01-22 주식회사 포스코 연속주조용 몰드설비의 주형

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61103649A (ja) * 1984-10-26 1986-05-22 コンカスト サービス ユニオン アクチエンゲゼルシヤフト 多角形断面を有する鋼鋳片を連続鋳造するための底なし鋳型

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021521016A (ja) * 2018-05-14 2021-08-26 ポスコPosco 鋳型
JP7037670B2 (ja) 2018-05-14 2022-03-16 ポスコ 鋳型
JP6954514B1 (ja) * 2020-06-18 2021-10-27 Jfeスチール株式会社 連続鋳造方法
WO2021256243A1 (ja) * 2020-06-18 2021-12-23 Jfeスチール株式会社 連続鋳造方法
TWI784570B (zh) * 2020-06-18 2022-11-21 日商杰富意鋼鐵股份有限公司 連續鑄造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20130074898A (ko) 2013-07-05
EP2799162A4 (en) 2015-09-02
KR101360564B1 (ko) 2014-02-24
WO2013100499A1 (ko) 2013-07-04
CN104023874A (zh) 2014-09-03
EP2799162A1 (en) 2014-11-05
JP5933751B2 (ja) 2016-06-15
EP2799162B1 (en) 2017-03-22
CN104023874B (zh) 2015-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5933751B2 (ja) 連続鋳造鋳型
JP4864559B2 (ja) 連続鋳造用鋳型
JP5673149B2 (ja) 鋼の連続鋳造用鋳型及び鋼の連続鋳造方法
JP3176975U (ja) 漏斗形曲面を有する鋳型用の面取り短辺銅板
JP2020066018A (ja) 連続鋳造用鋳型及び鋼の連続鋳造方法
JP2015062948A (ja) スカム堰、薄肉鋳片の製造方法及び薄肉鋳片の製造装置
KR101353881B1 (ko) 주형
KR20170074301A (ko) 쌍롤식 박판주조기의 에지댐
JP2020171954A (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP5828295B2 (ja) 連続鋳造用鋳型およびこれを用いた鋼の連続鋳造方法
KR100807569B1 (ko) 연속주조시 주편의 코너 근방 표면결함 방지를 위한 단변주형
KR200260645Y1 (ko) 연주주편의 표면결함 및 파단감소를 위한 만곡형 몰드
KR101410087B1 (ko) 테이퍼 기능 몰드
JP2008093705A (ja) 復熱由来の内部割れに係る高炭素鋼の連続鋳造方法
JPS635855A (ja) 薄鋳片連続鋳造用短辺鋳型
KR101969112B1 (ko) 주형
KR20200055441A (ko) 연속주조용 단변주형
JP2024004032A (ja) 連続鋳造方法
JPS6143134B2 (ja)
JPH10128500A (ja) 連続鋳造設備の管状モールド
JPS63126651A (ja) ベルト式連続鋳造方法
JP6146346B2 (ja) 鋼の連続鋳造用鋳型および連続鋳造方法
JP6003960B2 (ja) 溶融金属容器の内張り耐火物の流し込み施工方法
JP2017136598A (ja) スライディングゲートプレート
KR101360691B1 (ko) 쌍롤식 박판 주조장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5933751

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250