JP2015500335A - カテコール−o−メチル転移酵素阻害剤を調製するための中間体として有用な化学的化合物 - Google Patents

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Abstract

脱メチル化して、パーキンソン病の治療において有用な、カテコール−O−メチル転移酵素の阻害剤をもたらすことができるメチル化中間体を開示している。前記中間体の製造方法および使用方法も開示される。

Description

本発明は、新規な化合物に関し、またカテコール−O−メチル転移酵素阻害剤の調製において、その化合物を用いる方法に関する。特に、本発明は、5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールの調製方法において使用することができる5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンに関する。
パーキンソン病の好ましい治療方法は、カテコール−O−メチル転移酵素(COMT)阻害剤と共にレボドパおよび末梢選択性芳香族アミノ酸脱炭酸酵素阻害剤(AADCI)の組合せ剤の投与である。現在用いられるCOMT阻害剤は、トルカポン(tolcapone)およびエンタカポン(entacapone)である。しかし、幾人かの権威者は、これらのCOMT阻害剤はそれぞれ、薬動学的もしくは薬力学的特性に関する、または臨床効率もしくは安全性に関する残された問題を有すると考えている。したがって、全ての患者が、彼らのレボドパ/AADCI/COMT阻害剤治療から最も利益を得ているわけではない。
L.E.Kissら、J.Med.Chem.、2010、53、3396〜3411頁(D1)、WO2007/013830(D2)およびWO2007/117165(D3)において、有利な新COMT阻害剤が開示された。これらは、特に望ましい特性を有し、そのため患者は強化された治療の恩恵を受けることができると考えられる。
D1、D2およびD3は、新COMT阻害剤の調製方法をも開示した。これらの方法は、有効であるが、収率向上からの恩恵をもたらすものであろう。適正なものとされる他の利点には、とりわけより大量の製造を想定する場合の、工程ステップの数の減少、単位操作の数の減少、サイクルタイムの短縮、空間収率の向上、安全性向上、試薬/反応物のより取扱い易さ、および/またはCOMT阻害剤の純度向上から選択されるものが含まれる。新たな中間体を介して進行する方法であって、良好な収率で商業的に有用な量の特に適切なCOMT阻害剤を製造するのに適している方法が、ここに見出されている。さらなる利点が、工程ステップの数および単位操作の数の減少、サイクルタイムの短縮、空間収率の向上、安全性向上などから選択されるものなどのさらなる利点が、試薬/反応物のより取扱い易さ、不純物プロファイルの改善、および/または良好な純度と共に、もたらされている。
WO2007/013830 WO2007/117165
L.E.Kissら、J.Med.Chem.、2010、53、3396〜3411頁
本発明は、一態様において、5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンおよびその塩、すなわち式(I)の化合物:
およびその塩を提供する。
最も適切には、式(I)の化合物は、非塩型である。しかし、アルカリもしくはアルカリ土類金属などの金属イオンによるヒドロキシル基の塩、特にナトリウムおよびカリウム塩、ならびにグアニジンなどの高度に塩基性の有機化合物の塩が提供される。
特に適切には、式(I)の化合物またはその塩は、化学的中間体として使用するのに適した形態で提供される。このものは、例えば、少なくとも50%純粋な形態、結晶形態、固体形態、または有機溶媒中のものなどとすることができる。
式(I)の化合物は、5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオール、すなわち式(II)の化合物:
の調製における中間体として有用である。
式(II)の化合物は、オピカポン(opicapone)または2,5−ジクロロ−3−(5−(3,4−ジヒドロキシ−5−ニトロフェニル)−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イル)−4,6−ジメチルピリジン−1−オキシドと呼ぶこともできる。
オピカポンは、ラットへの経口投与3時間後および6時間後の両方で、トルカポンよりも肝臓COMTを抑制する効力があることが見出されている[mg/kgにおけるED50:トルカポンでは3時間1.28、6時間2.08であるのと比較して、オピカポンでは3時間0.87、6時間1.12]。オピカポンは、3mg/kgの投与量で、ラット肝臓COMTを抑制するのにより有効であることが見出され、経口投与後2〜6時間でほとんど完全な阻害が生じ、72時間後に酵素活性の約90%が回復されたに過ぎないが、一方トルカポンは、より短い活性の持続時間をもたらし、僅か9時間後に約84%回復した。オピカポンおよびトルカポンは、両方ともヒトの組換えS−COMTを阻害するが、オピカポンは阻害定数16pMを有し、トルカポンのそれよりも10倍低い。脳におけるCOMTの阻害を避ける望ましい特性に関して、オピカポンは、ラットへの経口投与の後、影響が全くないことが見出されたが、一方トルカポンは、投与後8時間の期間にわたって酵素活性の約50%を阻害した。
さらなる態様において、本発明は、上記に記載の式(II)の化合物またはその塩の調製方法であって、上記に記載の式(I)の化合物またはその塩の脱メチル化を含む方法を提供する。一実施形態において、この方法では、式(I)の化合物が、その後の脱メチル化反応のため乾燥される必要がなく、すなわち、式(I)の化合物は、トルエンで湿らせることができる。
典型的には、式(I)の化合物中のトルエンの量は、1%w/w〜60%w/wの範囲にある。このことは、処理時間および安全性を向上させるので有利である。別の実施形態において、この方法では、式(II)の化合物がEtOH中にスラリー化される必要がない。このことは、工程のサイクルタイムを向上させるので有利である。
最も適切に、この方法は、式(II)の化合物の調製に適応されているが、その塩、例えば、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属塩、好ましくはナトリウムもしくはカリウム塩、またはグアニジンなどの強塩基性有機化合物の塩を調製することもできる。
O−脱メチル化反応は、脱メチル化試薬による反応によってなし遂げることができる。適切な脱メチル化試薬は、適正な塩基の存在下のルイス酸、例えば塩化アルミニウム(AlCl3)およびピリジンである。脱メチル化は、適度の高温で、好ましくは45℃〜70℃の間、より好ましくは55℃〜65℃の間で、一般に行われる。
本方法によって調製される式(II)の化合物は、本明細書において前述に示したパーキンソン病の治療において使用する医薬組成物で使用するために、十分に純粋とすることができる。こうして調製した式(II)の化合物は、ボールミル微粉砕することができ、あるいは他の方法、例えば、ジェットミル(MC JETMILL(登録商標))により超微粉砕して、微小微粒子の形態として供給することができる。したがって、さらなる態様において、本発明は、経口投与によってパーキンソン病の治療において使用するために微小微粒子形態で式(II)の化合物を含む医薬組成物を提供する。
後処理手順により、95%以上(HPLC)、好ましくは96%以上の純度を有し、次の合成段階ですぐに使用できる、式(III)の化合物の単離が可能になるので、エタノールによる沈殿後に得られる式(IV)の化合物と式(V)の化合物との反応の生成物を、式(III)の粗製化合物の単離を必要とせずに用いることができる点は、本方法の特別な利点である。本方法の別の利点は、式(IV)の化合物と式(V)の化合物との反応の任意の中間体化合物の単離を、場合によって省略できることである。
一実施形態において、塩化アシルを、式(VI)の化合物:
の、75℃〜85℃でのジオキサン中におけるSOCl2との反応によって調製することができる。この段階におけるジオキサンの使用は、その後の反応における使用の容易さを促進し、例えば反応が、ジオキサンを含有する溶媒系で生じる場合(次のステップに進む前に溶媒交換の必要性がない)、より高い空間収率、より高い工程産出量を可能とし、より小さい反応容器、より短い反応時間で済み、反応物の溶解性が向上し(スラリーの代わりに均一な反応溶液混合物)、またDMFの使用を避ける(純度が向上する)ことが可能になる。
他の実施形態において、式(VI)の化合物のSOCl2との反応は、35〜50℃で、好ましくは還流温度で触媒量のDMFの存在下、DCM中で行われる。
医薬組成物において使用する形態で式(II)の化合物を調製する場合、式(II)の化合物は、プロパン−2−オールおよびギ酸から再結晶させ、その後ボールミル微粉砕され、もしくはスパイラルジェットミルを通して超微粉砕されて、医薬組成物を調製するための良好な経口生体適合性および/または適切な特性(例えば、適切な粒度)を目指した、所望の粒度の粒子を提供することができる。
略語表
DMF−ジメチルホルムアミド
SOCl2−塩化チオニル
MeOH−メタノール
THF−テトラヒドロフラン
DMAc−ジメチルアセトアミド
TFAA−無水トリフルオロ酢酸
IPA−イソプロパノール
HNO3−硝酸
DCM−ジクロロメタン
EtOH−エタノール
HCl−塩酸
UHP−尿素過酸化水素
AlCl3−三塩化アルミニウム
NMP−N−メチルピロリドン
POCl3−塩化ホスホリル
(CH34NCl−テトラメチルアンモニウムクロリド
本発明の一実施形態により、中間体として式(I)の化合物を使用した、式(II)の化合物の調製方法を示す図である。 1.硝酸65%、酢酸、10〜20℃、再結晶;2.SOCl2、DMF(触媒的)、50℃;3.水中50%ヒドロキシルアミン、触媒量の1,10−フェナントロリン水和物、MeOH、75〜80℃;4.THF、DMAc、ピリジン、110〜120℃;5.TFAA、DCM、UHP、10〜20℃;5a.DCMからアセトニトリルへの溶媒交換;5b.トルエン/ギ酸からの結晶化;6.塩化アルミニウム、ピリジン、N−メチルピロリドン;6a.エタノール再スラリー化;6b.IPA/ギ酸からの再結晶。 本発明の一実施形態により、中間体として式(I)の化合物を使用した、式(II)の化合物の調製方法を示す図である。 1.水中50%NH2OH、触媒量の1,10−フェナントロリン水和物、MeOH;2.65%HNO3、酢酸、2a.酢酸からの再結晶;3.SOCl2、DCM、DMF(触媒的)、DCMからTHFへの溶媒交換、DMAc中のアミドキシムへの酸塩化物の添加、ピリジンの添加、110℃への加熱;HCl水溶液およびDCMにおける急冷;DCM/EtOHから結晶化;4.DCM、UHP、TFAA、DCMからトルエン/ギ酸への溶媒交換;トルエン/ギ酸からの結晶化;4a.ギ酸/トルエンからの再結晶;5.AlCl3、NMP、ピリジン、式(II)の化合物が沈殿され、希HClの添加によって単離される;5a.IPA/ギ酸からの再結晶。 本発明の一実施形態により、中間体として式(I)の化合物を使用した、式(II)の化合物の調製方法を示す図である。 1.MeOH中のモルホリン;2.アセトニトリル中のSOCl2;3.DCM中のPOCl3、(CH34NCl;4.水中50%NH2OH、触媒量の1,10−フェナントロリン水和物、MeOH;5.65%HNO3、酢酸、5a.酢酸からの再結晶;6.SOCl2、DCM、DMF(触媒的)、DCMからTHFへの溶媒交換;6a.DMAc中のアミドキシムへの酸塩化物の添加、ピリジンの添加、110℃への加熱;式(III)の粗製化合物の単離について水性HCl DMAc溶液からの沈殿;DCM/EtOHからの結晶化;7.DCM、UHP、TFAA、DCMからトルエン/ギ酸への溶媒交換;トルエン/ギ酸からの結晶化;7a.ギ酸/トルエンからの再結晶;8.AlCl3、NMP、ピリジン;式(II)の化合物が沈殿され、希HClの添加によって単離される、8a.エタノール中における再スラリー化;8b.IPA/ギ酸からの再結晶。 本発明の一実施形態により、中間体として式(I)の化合物を使用した、式(II)の化合物の調製方法を示す図である。 1.水中50%NH2OH、触媒量の1,10−フェナントロリン水和物、MeOH;2.65%HNO3、酢酸、2a.酢酸からの再結晶;3.SOCl2、ジオキサン、ジオキサン中のアミドキシムへの酸塩化物の添加、ピリジンの添加、110℃への加熱;HCl水溶液およびDCMにおける急冷;DCM/EtOHからの結晶化;4.DCM、UHP、TFAA、DCMからトルエン/ギ酸への溶媒交換;トルエン/ギ酸からの結晶化;4a.ギ酸/トルエンからの再結晶;5.AlCl3、NMP、ピリジン;式(II)の化合物が沈殿され、希HClの添加によって単離される;5a.IPA/ギ酸からの再結晶。 本発明の一実施形態により、中間体として式(I)の化合物を使用した、式(II)の化合物の調製方法を示す図である。 1.モルホリン、MeOH、2.SOCl2、3.POCl3;4.H2NOH、1,10−フェナントロリン;5.HNO3、酢酸;6.酢酸からの再結晶;7.SOCl2、1,4−ジオキサン;8a.1,4−ジオキサン、ピリジン;8b.EtOH;9.DCM、UHP、TFAA;10.トルエン、ギ酸;11.AlCl3、NMP、ピリジン;12.ギ酸/IPA。 本発明の一実施形態により、中間体として式(I)の化合物を使用した、式(II)の化合物の調製方法を示す図である。 1.モルホリン、MeOH、22時間、還流;2a.SOCl2、MeCN;2b.2時間、65℃;2c.2時間、20℃;3.POCl3、TMACl、8時間、110℃;4.NH2OH/H2O、1,10−フェナントロリン一水和物、MeOH、6時間、75℃;5.HNO3、HOAc、10〜20℃;6.SOCl2、DCM/DMF、8時間、40℃;7.DMA/THF、2時間、5〜10℃;8.尿素−H22、DCM/TFAA、18時間、20℃;9.AlCl3、NMP/ピリジン、2時間、60℃;10.再結晶。
本発明は、式(I)の化合物:
およびその塩を提供する。
式(I)の化合物の使用は、式(II)の化合物の特に有効な調製方法を導くものである。従来技術の方法の両フェノール性ヒドロキシル基の脱保護を避けることによって、入手し易いかつ比較的安価な化合物バニリン酸から出発して、良好な収率を達成することができる。
式(I)の化合物は、高純度で、例えば結晶形態で得ることができ、このことは、高度に純粋な形態における、例えば極めて僅かな量の不純物しか含有しない式(II)の化合物の調製を達成する助けにもなる。
適切には、式(I)の化合物は、有機溶媒の混合物、その一方が酸、有利にはギ酸であるものから、結晶化および/もしくは再結晶される。式(I)の化合物のための好ましい再結晶溶媒は、トルエンとギ酸との混合物である。式(I)の化合物のための別の好ましい再結晶溶媒系は、ギ酸/イソプロパノール(溶媒/非溶媒)である。
式(I)の化合物またはその塩は、式(III)の化合物:
またはその塩の、酸化によって調製することができる。
通常また好ましくは、式(I)の非塩型の化合物が、式(III)の化合物から調製されるが、塩が要求される場合、この塩は、式(I)の化合物を形成した後、適正な塩基とのフェノール性ヒドロキシル基の反応によって生成させることができる。
酸化反応は、任意の適切な酸化剤により行うことができるが、過酸化物が用いられることが好ましい。適切には過酸化物は、H22とすることができ、これはH22−尿素付加複合体として用いられることが好ましい。酸化は、無水トリフルオロ酢酸などの有機酸無水物の存在下で行われることが好ましい。
酸化は一般に非ヒドロキシル有機溶媒中、好ましくは塩化メチレンなどのハロゲン化溶媒中で行われる。酸化は、15℃と30℃の間、より好ましくは20℃〜25℃で行われることが好ましい。
式(III)の化合物は、式(IV)の化合物(式中、Yは、塩化物などのハロ基、またはORであり、ORにおいてRは水素、またはメチルもしくはエチルなどのC1〜C6アルキルとすることができる):
の、式(V)の化合物:
との反応によって調製することができる。
式(IV)の化合物と式(V)の化合物との反応は、有機溶媒中で行うことができ、より一般的には、その少なくとも一方が塩基性溶媒、例えばピリジンである有機溶媒の混合物中で行うことができる。適切な混合溶媒は、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフランおよびピリジンである。別法として、溶媒有機混合物は、ジオキサンとピリジンとの混合物である。式(IV)の化合物と式(V)の化合物との反応は、ピリジンまたは第3級アミンなどの有機塩基の存在下で行うこともできる。
式(IV)の化合物においてYがORであり、Rが水素である場合、化合物は式(IX):
を有する。
式(IV)の化合物においてYがORであり、Rが水素である場合、カルボジイミド、ホスホン酸誘導体、カルボニルジイミダゾール誘導体などのカップリング試薬の添加を要する。
YがORであり、RがメチルなどのC1〜C4アルキルである場合、三塩化アルミニウムなどのルイス酸、またはp−トルエンスルホン酸触媒などのブレンステッド酸の添加を要する可能性がある。
Yが塩化物である場合、式(VIII)の化合物を使用して、式(III)の化合物を好ましく調製することができる。
環化工程は、高温で、例えば100℃〜120℃で行われる。特に本方法は、105℃〜115℃で行われる。
所望の場合、反応の終わりに、エタノールなどのさらなる有機液体を添加することができる。適切には、沈殿は、このようなさらなる有機液体の添加によって影響されない。
式(IV)の化合物と式(V)の化合物との反応は、以下に示される開鎖状中間体を経て進行すると考えられる:
使用した反応条件下で、この中間体を単離する必要がないが、環化して所望の式(III)の化合物となる点が、本発明の1つの利点である。適切に、この反応が100℃〜120℃の間の温度で行われて、所望の、環化した式(III)の化合物をもたらす。
式(VIII)の化合物の使用は、酸およびカップリング試薬から形成されるものなどの他の活性化類似体と比較して、収率の向上を導くことが見出されている。
本発明の一実施形態において、式(V)の化合物は、式(VII)の化合物
から、1,10−フェナントロリン一水和物の存在下でヒドロキシルアミンとの反応によって調製される。この反応は、70〜80℃でメタノールと水との混合物中で進められることが好ましい。1,10−フェナントロリン一水和物の存在が、好ましくないアミドの生成を減少もしくは排除し、所望の式(V)のアミドキシムの生成に有利であることは、好都合である。
式(IV)の化合物は、対応するカルボン酸から、エステル化または酸塩化物の形成によって、調製することができる。適切には酸塩化物を調製するため、これはSOCl2との反応を含むことができる。このような対応する酸は、バニリン酸のニトロ化によって調製することができる。エステルである式(IV)の化合物も、対応するバニリン酸のエステルのニトロ化によって、例えばバニリン酸のメチルエステルのニトロ化によって調製することができる。このような反応に適した条件は、本明細書において以後、実施例中に記載される。
結晶形態の式(II)の化合物は、経口的に投与する医薬組成物において使用するため特に適切である。詳細には、このような組成物は、錠剤またはカプセル剤などの別個の単位剤の形態のものとすることができる。
本明細書において記述されるように調製されることが好ましい、結晶形態の式(II)の化合物を含有する医薬組成物は、そのための担体をも含む。適切な担体は、本明細書において以前に参照したD1、D2またはD3において記述されるものを含む。結晶形態の式(II)の化合物を含有する医薬組成物は、レボドパ(L−DOPA)および/または末梢選択性芳香族L−アミノ酸脱炭酸酵素阻害剤(AADCi)をさらに含むことができる。
結晶形態の式(II)の化合物、またはその医薬組成物を使用して、いくつかの中枢および末梢神経系障害、例えばパーキンソン病、気分障害、不穏下肢症候群(restless legs syndrome)、胃腸障害、浮腫形成状態(edema formation state)および高血圧症などを治療することができる。この治療は、それを必要とする患者への、レボドパ、末梢選択性芳香族アミノ酸脱炭酸酵素阻害剤、および式(II)の結晶性化合物の投与によることができる。このような投与は、好ましくは経口投与とし、錠剤またはカプセル剤などの別個の単位剤を用いる。
このような組成物において用いられる式(II)の結晶性化合物は、微小微粒子、例えば、ボールミル微粉砕によって、またはスパイラルジェットミルを通過させる超微粉砕によって形成されるものであることが好ましい。適切な超微粉砕は、MCJETMILL(登録商標)型200微粉砕装置で行うことができる。適切にはD10(EDC(円相当直径))は3、4、5または6μm以上(例えば4μm以上)であり、D50(EDC)は5〜50、10〜45、15〜30または20〜25μm(例えば10〜45μm)であり、D95(EDC)は60、70、80または90μm以下(例えば90μm以下)である。より適切にはD10(EDC)は4または5μm以上(例えば5μm以上)であり、D50(EDC)は10〜45または15〜30μm(例えば15〜30μm)であり、D95(EDC)は60または70μm以下(例えば60μm以下)である。
下記の調製法は、有用な中間体の適切な調製方法を記述している。下記の実施例は、本発明による方法および生成物を例示している。これらの実施例は、非限定的であり、本明細書における記述および当業者の知識に従って修正することができる。
中間体の調製
調製1
シアノアセトアミド(280g)を、メタノール(1015g)およびモルホリン(14.9g)中でアセチルアセトン(352.9g)と反応させた。反応液は、反応の完結が見られるまで65℃で還流下において撹拌した。得られた生成物懸濁液を濾過し、メタノールで洗浄し、かつ乾燥して、所望の生成物、収率約97%をもたらした。
調製2
調製1の生成物(159g)を、アセトニトリル(749.5g)中に懸濁させ、0〜5℃まで冷却した。塩化スルフリル(178.9g)を添加し、反応混合物を室温まで加温し、反応の完結が見られるまで撹拌した。
得られた懸濁液を0〜5℃まで冷却し、濾過した。固体をアセトニトリル、酢酸エチルおよびヘプタンで洗浄した。次いで生成物を50℃で真空下において乾燥して、所望の生成物をもたらした(82%)。
調製3
塩化ホスホリル(973.2g)、テトラメチルアンモニウムクロリド(67.3g)および調製2の化合物(227.1g)を、ジクロロメタン(500g)に添加した。この懸濁液を85℃に加熱し、5時間撹拌した。過剰の塩化ホスホリルを、真空中蒸留により除去した。反応混合物を、30℃未満に冷却し、ジクロロメタンで希釈した。得られた溶液を室温で水(1350g)に添加し30分間撹拌した。下側有機相を分離し、水相をジクロロメタンで抽出した。有機相を合せて、水で洗浄し、次いで木炭で処理した。木炭を濾過し、大気圧における蒸留によって、ヘプタンへの溶媒交換を行った。この溶液を50℃で濾過し、次いで30℃に冷却した。0℃までさらに冷却すると結晶が得られた。これらの結晶を濾過により単離し、ヘプタンで2回洗浄した。50℃で乾燥した後、所望の生成物が、典型的に88〜91%で得られた。
上記の方法を繰り返し、それと共に結晶化の間ジクロロメタンが減少し、またいくらかのメタノールを添加した。得られたプレート様結晶は、その後の使用のため、より容易に移動された。
調製4a
調製3の生成物(68.6g)および1,10−フェナントロリン一水和物(0.9g)を、室温でメタノール(240g)中に懸濁させた。水(518g)およびヒドロキシルアミン溶液(水中50%、80.9g)を添加し、混合物を70〜80℃に加熱し、5〜6時間撹拌した。70〜80℃で水を添加し、溶液を1時間保持して結晶化を誘発した。8時間にわたって15℃まで冷却することによって、結晶化は完結した。生成物を濾別し、水で2回洗浄し、真空下において50℃で乾燥した。生成物は、オフホワイト色〜淡黄色であり、収率は87,9%であった。
調製4b
メタノール/水(214kg/362kg)中の、触媒量の1,10−フェナントロリン一水和物(0.680kg)の存在下の2,5−ジクロロ−4,6−ジメチルニコチノニトリル(45.0kg)および50%ヒドロキシルアミン(59.2kg)の懸濁液を、70〜80℃に加熱する。混合物を70〜80℃で撹拌する。温度を>79℃に保持しながら、得られた溶液中に水(353kg)をゆっくり添加する。撹拌しながらこの溶液を75℃まで冷却し、(Z)−2,5−ジクロロ−N’−ヒドロキシ−4,6−ジメチルニコチンイミドアミドの結晶化をもたらす。懸濁液を20℃までさらに冷却し、固体を濾別し、湿ったケーキを水(160kg)で洗浄する。(Z)−2,5−ジクロロ−N’−ヒドロキシ−4,6−ジメチルニコチンイミドアミドは、残留水分レベルが最大0.15%(KF)となるまで、最高60℃で真空下乾燥する。
4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3ニトロ安息香酸の調製
バニリン酸(75g)を酢酸(788g)中に懸濁させた。懸濁液を10℃〜15℃まで冷却し、10℃と20℃の間の温度を保持する速度で、3時間にわたって硝酸(49gまたは65%溶液)を添加した。得られた黄橙色液を、18℃〜23℃でさらに1時間撹拌した。懸濁液を濾別し、酢酸、次いで酢酸および水の混合物(1/2)、次いで水で洗浄した。87.9%純度生成物に対して収率53%が得られた。
上記の粗製生成物を酢酸中に懸濁させ、橙褐色溶液が得られるまで105〜110℃に加温した。この溶液を、85℃を超える温度で、木炭フィルター(またはポリッシュ濾過(polish filtration))を経て結晶化容器に移した(場合によるステップ)。次いで溶液を80℃〜85℃まで冷却した。混合物を70℃〜80℃(場合によって75℃)で1時間撹拌し、この間に結晶化が生じた。生成物懸濁液を、17時間で20℃〜25℃まで冷却、または20℃〜25℃で少なくとも12時間撹拌した。生成物懸濁液を濾過し、酢酸、次いで酢酸/水(1/2)、最後に水で洗浄した。生成物を50℃〜55℃で真空下乾燥した。収率70%は、本調製物の両部分の全体収率44%に対応する。生成物の純度は、99.7%と試験された。
上記の結晶化ステップは、場合によるものであり、溶液は、木炭フィルターを経る代わりに、ポリッシュ濾過を経て結晶化容器に移すことができる。
結晶化後の懸濁液は、17時間に対する別法として、少なくも12時間、20℃〜25℃で撹拌することができる。
4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3ニトロ安息香酸の調製
反応器に525kgの氷酢酸と50kgのバニリン酸とを加えた。混合物は、温水で、約75分で50℃まで徐々に加熱した。温度を16℃に設定した。次いで、硝酸31.4kgを、3時間にわたって徐々に添加した。投与が終わると、混合物はさらに3.5〜4.5時間そのまま撹拌した。
この懸濁液を遠心分離し、その間25kgの酢酸、50リットルの脱イオン水および再び25kgの酢酸で洗浄した。湿った結晶性材料を、165kgの酢酸中に懸濁させ、溶解が終わるまで91℃で加熱した。次いで溶液を19.8℃まで冷却し、混合物を1時間そのまま撹拌した。15.2kgの酢酸および40リットルの脱イオン水で、遠心分離および洗浄を行った。次いで湿った材料を、72時間、一定重量となるまで40〜50℃の間でトレー真空乾燥器内において乾燥した。乾燥材料重量は、28.7kgであった。計算した収率は、45.4%であった。
4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3ニトロ安息香酸の調製
酢酸(720kg)中のバニリン酸(68.8kg)の懸濁液を17℃まで冷却した後、過剰の65%硝酸(44.0kg)を添加する。硝酸を完全に投与した後、懸濁液を2時間撹拌する。懸濁液を濾別し、湿ったケーキを酢酸(80.0kg)、酢酸/水(1:2w/w−105kg)および最後に水(80kg−必要な場合繰り返す)で逐次洗浄する。固体を52℃でNMT12時間乾燥した後、次のステップに進む。
酢酸中の粗製固体(650kg)の懸濁液を105℃に加温し、粗製固体が完全に溶解するまで撹拌する。ポリッシュ濾過の後、溶液を3時間にわたって20℃まで冷却して結晶化をもたらし、この懸濁液を20℃で2時間撹拌する。固体を濾別し、湿ったケーキを酢酸(80kg)、酢酸/水(1:2w/w−105kg)および最後に水(193kg−必要な場合反復する)で逐次洗浄する。純粋な4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3ニトロ安息香酸を、残留酢酸最高0.5%w/wおよび水分最高0.2%w/wに達するまで、真空下において最高55℃で乾燥する。
4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−ニトロ安息香酸の調製
実施例1の方法をスケールアップして、酢酸(3940g)中のバニリン酸(375g)を用い、これに12℃で硝酸(65%、245g)を3時間にわたって添加し、続いて1時間撹拌した。全体収率は、純度99.9%の生成物について40%であった。
4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−ニトロ安息香酸の調製
バニリン酸メチルエステル(33g)および亜硝酸ナトリウム(0.625g)を加える。水(158mL)および1,4−ジオキサン(158mL)を室温で添加する。反応混合物を40℃に加熱する。3時間を経過する間に硝酸(65%)(15.75g)を添加し、添加後、得られた混合物を4時間撹拌する。反応混合物の試料を、完結確認のため採取する。
水/硝酸/ジオキサン共沸混合物を、真空中40℃で蒸留除去する。得られた生成物懸濁液を、水酸化ナトリウム溶液(50%、33.2mL)の添加によって急冷し、次いで16時間撹拌する。急冷混合物の試料を、完結確認のため採取する。
次いで、pH1未満になるまでHCl(18.5%、70.2mL)を添加する。生成物を濾別し、水(27.9mL)で洗浄する。次いで、50℃で生成物を真空中乾燥する。全体収率は、純度97.3%の生成物について81%であった。
4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−ニトロベンゾイルクロリドの調製
ジオキサン(約4.5体積量)中の実施例1の化合物(1.0当量)の懸濁液を塩化チオニル(1.5当量)で処理し、80℃に加熱した。約75℃で透明な溶液を形成した。混合物を80℃で3時間撹拌した。未反応の塩化チオニルを蒸留除去し、蒸留後残渣を10℃まで冷却した。
4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−ニトロベンゾイルクロリドの調製
DCM(約3.4体積量)中の実施例1の化合物(1.0当量)の懸濁液を塩化チオニル(1.0〜1.2当量、例えば1.1当量)および触媒量(0.011当量)のDMFで処理し、混合物を40℃で16時間撹拌する。DCMを蒸留除去し(約2.7体積量)、残渣をTHF(約1.8体積量)で希釈する。過剰の塩化チオニルをTHF/DCMと一緒に蒸留除去し、蒸留後残渣を10℃まで冷却する。
4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−ニトロベンゾイルクロリドの調製
DCM(約4.5体積量)中の実施例1の化合物(1.0当量)の懸濁液を塩化チオニル(1.0〜1.2当量、例えば1.1当量)および触媒量(0.0055当量)のDMFで処理し、混合物を還流して16時間撹拌する。未反応の塩化チオニルをDCMと一緒に蒸留除去し、蒸留後残渣をTHF(約1.8体積量)で希釈し、10℃まで冷却する。
DCMの量は、約4.5体積量の代替として、約3.4とすることができる。
触媒量のDMFは、0.0055当量の代替として、約0.011当量とすることができる。
4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−ニトロベンゾイルクロリドの調製
20.2℃において反応器中に、ジクロロメタン68kg、実施例2の5−ニトロ−バニリン酸20kg、N,N−ジメチルホルムアミド76グラムおよび塩化チオニル13.4kg(8L)を加えた。全ての出発材料が溶解し、HClおよびSO2の放出が止まるまで、混合物を40℃に加熱した。全ての出発材料が消費されると、常圧および40℃で5〜10Lのジクロロメタンを蒸留除去し、次いで混合物を20〜25℃まで冷却し、また40℃で真空下において乾固するまで蒸留を継続した。乾THF36kg中に蒸発残渣を溶解した。このTHF溶液を、実施例14において使用した。
4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3−ニトロベンゾイルクロリドの調製
1,4−ジオキサン(720mL、4.5体積量)中の実施例1Cの生成物(4−ヒドロキシ−5−メトキシ−3ニトロ安息香酸−160g、1当量)の懸濁液を塩化チオニル(169.8g、103.7mL、1.5当量)で処理し、80℃に加熱する。約75℃で透明な溶液が形成される。混合物を80℃で撹拌する(3時間)。未反応の塩化チオニルを蒸留除去し、蒸留後残渣を10℃まで冷却する。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
この実施例において、式(IV)の化合物が式(V)の化合物と反応して式(III)の化合物を生成する。
式(V)の化合物(1.24当量)は、1,4−ジオキサン(約4.5体積量)中に懸濁させ、懸濁液を10℃まで冷却した。1,4−ジオキサン中の実施例6の塩化アシル(式(IV)の化合物)溶液を、温度20℃未満を維持しながらゆっくり添加した。透明な橙色溶液を形成した。完全に添加した後、反応混合物を20℃で1時間撹拌した。ピリジン(約8当量)を添加し、反応混合物を115℃までゆっくり加熱した。混合物を115℃で6時間撹拌し、次いで20℃まで冷却した。
真空下70℃でジオキサン/ピリジンを蒸留除去した。残渣を80℃に保持し、結晶化を誘発しるためエタノール(約8体積量)を添加した。得られた黄色懸濁液を0℃まで冷却し、2時間撹拌した。生成物を濾別し、エタノール(2.5体積量)水(3.8体積量)およびエタノール(2.5体積量)で洗浄した。生成物を真空下50℃で乾燥した。この方法についての典型的な収率は、82〜85%である。
場合による変形形態において、エタノールの代わりにメタノールを用いて、結晶化を誘発した。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
異なる反応器において、式(V)の化合物(1.1当量)をDMAc(約5.8体積量)中に溶解し、この溶液を5℃まで冷却する。次いで、THF/DCM中の実施例7のベンゾイルクロリド溶液を、温度10℃未満を維持しながらゆっくり添加する。完全に添加した後、反応混合物を20±5℃で撹拌する。ピリジン(1.3〜1.6当量、例えば1.5当量)を加え、反応混合物を110±5℃までゆっくり加熱して、蒸留により低沸点成分を除去する。混合物を110±5℃で、さらに3時間撹拌する。
さらなる反応器において、濃HCl(23.8当量)を水(約8.5体積量)で希釈し、10℃まで冷却する。ピリジン中の反応混合物を、希塩酸にゆっくり加える。完全に添加した後、得られた懸濁液をさらに2時間撹拌し、固体を濾別する。粗製固体を水で1回洗浄し、漏斗上で予備乾燥する。
粗製固体をDCM(約28.6体積量)中に懸濁させ、この懸濁液を40℃に加熱して、透明溶液に到達させる。得られた溶液を20℃まで冷却し、水で抽出する。相分離の後、水相をDCMで再抽出し、有機相を合せて水で1回洗浄する。DCMを、真空下で蒸留除去し、続いてエタノールを添加する。得られた懸濁液をさらに蒸留して、DCM量を減少させ、次いで5℃まで冷却し、さらに2時間撹拌する。最後に、生成物を濾別し、冷エタノールで1回洗浄し、45℃で真空下乾燥する。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
第2の反応器において、式(V)の化合物(1.1当量)をDMAc(約7体積量)中に溶解し、この溶液を5℃まで冷却する。次いで、THF/DCM中の実施例8のベンゾイルクロリド溶液を、温度を10℃未満に保持しながらゆっくり添加する。完全に添加した後、反応混合物を20±5℃で30分間撹拌する。ピリジン(6.9〜7.3当量、例えば7.14当量)を加え、反応混合物を110℃にゆっくり加熱し、蒸留により低沸点成分を除去する。この混合物を110℃で、さらに4時間撹拌し、20℃まで冷却する。
第3の反応器において希塩酸(濃HCl(19.6当量)および約7.6体積量の蒸留水から調製した)およびDCM(約25.5体積量)の乳濁液を約15℃まで冷却した後、この乳濁液に、ピリジン中の反応混合物をゆっくり加える。添加が終わった後、有機相を分離し、水で洗浄した後、DCMを真空下で蒸留除去し、続いてエタノールを添加する。得られた懸濁液をさらに蒸留して、DCM量を減少させ、次いで5℃まで冷却し、さらに2時間撹拌する。
最後に、生成物を濾別し、冷エタノールで1回洗浄し、45℃で真空下乾燥する。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
N,N−ジメチルアセトアミド140kgを反応器中に加えた。24.2kgの調製4のアミドキシムを、21℃で撹拌しながらN,N−ジメチルアセトアミド中に溶解した。この溶液を5〜10℃まで冷却した。実施例9のTHF溶液を、1.5〜2時間で反応混合物中にゆっくり導入し、この間、外部冷却によって内部温度を最高9.5℃に維持した。添加が終わると、外部冷却を止めた。内部温度を、1時間で21℃まで上昇させた。30分間撹拌した後、ピリジン53.0kgを混合物に添加し、この間温度は22.4℃〜20.6℃の範囲内とした。加熱を開始し、内部温度を105〜115℃まで上昇させた。混合物の還流を開始して3時間、この間、いくらかのTHFの部分蒸留により内部温度をなんとか113℃とした。次いで、反応混合物を冷却して、220kgの濃HClと脱イオン水170kgとの混合物中に導入し、この間内部温度を14〜16℃の間に維持した。10kgのN,N−ジメチルアセトアミドと脱イオン水20kgとにより、反応器をすすいだ。すすぎ液は、混合物に混合した。次いで、懸濁液をさらに5〜10℃まで冷却し、1.5〜2.0時間撹拌した。生成物を遠心して、脱イオン水80kgで洗浄した。生成物の粗製湿潤重量は88.6kgであった。
粗製の湿った生成物は、最高40℃でジクロロメタン460kg(340L)中に溶解した。溶解時、温度を20〜30℃に設定し、脱イオン水120kgを添加した。有機相を分離し、無機相をジクロロメタン80kgで抽出した。次いで、有機相460kgを脱イオン水200kgで洗浄し、相を分離した。無機相をジクロロメタン80kgで抽出し、有機相を1つに合せた。そのように得られた有機相を、35℃で200〜240Lに真空中濃縮し、次いで96%エタノール260kgを連続的に添加し、蒸発を継続して最終200〜240リットルの体積とした。次いで、混合物を5〜10℃まで冷却して、3時間そのまま撹拌した。遠心分離するステップ、エタノール20kgで洗浄するステップにより、湿った生成物35.4kgがもたらされた。45℃で16時間の真空乾燥により、乾燥生成物34.09kgが得られた。収率は79.9%であった。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
第2の容器において、(Z)−2,5−ジクロロ−N’−ヒドロキシ−4,6−ジメチルニコチンイミドアミド(201.2g、1.24当量)を1,4−ジオキサン(720mL、4.5体積量)中に懸濁させ、懸濁液を10℃まで冷却する。1,4−ジオキサン中の実施例10の残渣を、温度20℃未満を維持しながらゆっくり添加する。透明な橙色溶液が形成される。完全に添加した後、反応混合物を20℃で1時間撹拌する。次いで、ピリジン(483.7mL、8当量)を加え、反応混合物を115℃にゆっくり加熱する。混合物は、115℃で6時間撹拌する。次いで、溶液は20℃まで冷却する。ジオキサン/ピリジンを蒸留除去する。
蒸留後、ピットを80℃に保持し、この温度でエタノール(1.28L、8体積量)を添加して、結晶化を誘発する。得られた黄色懸濁液を75℃まで冷却し、この温度で1時間撹拌して、結晶を成長させる。次いで、生成物懸濁液を0℃まで冷却し、この温度で2時間撹拌する。生成物を濾別し、その後エタノール(400mL、2.5体積量)、水(608mL、3.8体積量)およびエタノール(400mL、2.5体積量)で洗浄する。生成物を、LODが最高1%w/wとなるまで、50℃で真空下乾燥する。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
ジメチルアセトアミド中の式(V)の化合物(11.7g、50ミリモル、1.25当量)、メチル4−ヒドロキシ−3−メトキシ−5−ニトロベンゾエート(10g、40ミリモル、1当量)および触媒量のp−トルエンスルホン酸(0.76g、4ミリモル、0.1当量)の混合物を80℃まで加熱した。反応を、HPLCによって追跡した。23時間後、6%の変換が得られた。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
ジメチルアセトアミド中の式(V)の化合物(11.7g、50ミリモル、1.25当量)、メチル4−ヒドロキシ−3−メトキシ−5−ニトロベンゾエート(10g、40ミリモル、1当量)および触媒量の塩化アルミニウム(0.53g、4ミリモル、0.1当量)の混合物を80℃まで加熱した。反応を、HPLCによって追跡した。20時間後、10%の変換が得られた。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
実施例11の生成物(24g)の溶液を、20〜40℃でジクロロメタン(388g)中に溶解した。黄色溶液を5℃まで冷却し、尿素過酸化水素(UHP)(17.6g)および無水トリフルオロ酢酸(37g)を添加し、5℃で撹拌を12時間継続した。反応混合物は、1時間にわたって室温まで加温し、さらに5時間撹拌を継続した。形成された沈殿を濾別し、ジクロロメタンで洗浄した。合せた濾液をジクロロメタンでさらに希釈し、全てを洗浄し、大気圧で濃縮した。トルエンを添加し、得られた懸濁液を真空下で濃縮して残留ジクロロメタンを除去した。さらにトルエンを添加し、混合物をチェックして、ジクロロメタン0.5%未満および水0.1%未満の存在を確認した。ギ酸を添加して、トルエン混合物中ギ酸10〜12%をもたらした。得られた懸濁液を、90℃まで加温し、固体が完全に溶解するまで撹拌した。結晶化を開始するまで溶液を5〜10℃に冷却するステップによって、粗製生成物が得られた。結晶化が明らかに完結するまで5〜10℃で懸濁液を撹拌した。固体を濾別し、トルエンで洗浄し、窒素流下で乾燥した。
粗製生成物は、トルエン中の10〜12%w/wギ酸溶液中に懸濁させ、固体が溶解するまで90℃に加温した。この溶液を5℃まで冷却し、結晶化が起るまで5℃で撹拌した。濾過およびトルエンによる洗浄によって固体が得られた。この再結晶を、試験した生成物が含有する出発材料が0.1%未満になるまで繰り返した。純粋な生成物を、50℃で真空下において乾燥した。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
実施例12の生成物(24g)を、20〜40℃でDCM(388g)中に溶解した後、黄色溶液を5℃まで冷却し、その後尿素過酸化水素複合体(UHP)(17.6)および無水トリフルオロ酢酸(TFAA)(37g)を温度調節して添加する。TFAAの添加が終わった後、5℃で撹拌を12時間継続し、その後反応混合物は、1時間以内に室温(RT)まで加温し、さらに5時間撹拌を継続する。反応の間に形成された沈殿を濾過し、漏斗フィルター上でDCMにより洗浄する。濾液を合せてDCM(325g)で希釈し、次いで水で繰り返して洗浄した後、大気圧で濃縮する。DCMを、トルエン(170g)によって置き換え、得られた懸濁液を再び真空下で濃縮して、過剰のDCMを除去する。新たなトルエンによって以前のように蒸留物を置き換え、混合物は、残留水分およびDCMについて分析される(溶媒交換後の残留DCM最高0.5%;溶媒交換後の残留水分最高0.1%)。ギ酸(24g)を加えて、トルエン溶媒混合物中のギ酸約10〜12%w/wとする。得られた懸濁液は、90℃まで加温し、固体の完全な溶解が達成されるまで撹拌する。この溶液を5〜10℃まで冷却するステップ、およびその後5〜10℃で得られた懸濁液を撹拌するステップによって、粗製生成物を結晶化させる。固体を濾別し、トルエンで洗浄し、次いで窒素ガス流中で乾燥する。
そのように得られた粗製生成物は、トルエン中のギ酸の約10〜12%w/w溶液(176g)中に懸濁させる。懸濁液を90℃に加温し、全ての生成物が溶解するまで撹拌する。この溶液を5℃まで冷却し、その後5℃で撹拌した後、粗製生成物は、濾過ならびにその後のトルエンによる湿った生成物の洗浄によって、単離する。
粗製生成物の再結晶を繰り返す(2回以上)。純粋な生成物(11.8g)を、真空下において50℃で乾燥する。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
実施例13の生成物(24g)を、20〜40℃でDCM(388g)中に溶解した後、黄色溶液を5℃まで冷却し、その後尿素過酸化水素複合体(UHP)(17.6g)および無水トリフルオロ酢酸(TFAA)(37g)を温度調節して添加する。TFAAの添加が終わった後、5℃で撹拌を12時間継続し、その後反応混合物は、1時間以内にRTまで加温し、さらに5時間撹拌を継続する。反応の間に形成された沈殿を濾過し、フィルターケーキをDCMにより洗浄する。合せた濾液をDCM(325g)で希釈し、次いで繰り返し水で洗浄した後、大気圧で濃縮する。トルエン(170g)によってDCMを置き換え、過剰のDCMおよび水分を除去するため、得られた懸濁液を再び真空下で濃縮する。新たなトルエンによって蒸留物を置き換え、続いてギ酸(24g)を添加する。得られた懸濁液は、80℃まで加温し、固体を溶解するため撹拌を継続する。この溶液を5℃に冷却するステップ、および5℃における得られた懸濁液をその後撹拌するステップによって、生成物を結晶化させる。固体を濾過し、トルエンで洗浄し、次いで窒素ガス流中で乾燥させる。
生成物は、ギ酸/トルエン(18g/158g)混合物中に懸濁させ、続いて反応混合物を80℃に加温する。生成物が溶解した後、溶液は5℃まで冷却し、それにより生成物は沈殿する。5℃でさらに撹拌した後、懸濁液を濾過し、フィルターケーキをトルエンにより洗浄する。
生成物の再結晶を繰り返す。この生成物は、次の工程ステップでは湿った材料として使用する(最高60℃で乾燥される場合、12.1gの生成物が得られる)。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
ジクロロメタン550kg(420L)を反応器に加えた。34kgの実施例14の生成物を、内部温度20℃において短時間で添加した。この溶液を6.5℃に冷却し、次いで尿素過酸化水素複合体(UHP)24.9kgを5〜10℃の間で20〜40分にわたって添加した。6.5〜7.5℃の間でさらに20分間撹拌を継続した。無水トリフルオロ酢酸53kgを反応混合物に投与し、出発時6〜7℃の温度を2〜3時間にわたって保持した。投与が終わると、さらに30分間混合物を撹拌した。次いで、1.5時間にわたって内部温度を最高25℃まで上昇させた。内部温度を20〜25℃の間で維持し、混合物をさらに18〜20時間反応させた。反応混合物を遠心分離し、遠心分離物をジクロロメタン45kgで洗浄した。分離したジクロロメタン溶液に、ジクロロメタン460kg(350L)および脱イオン水190kgを添加した。混合物を10分間撹拌し、30分間、相分離した。有機相を脱イオン水190kg×2回再洗浄し、上記のように分離した。1つに合せた有機溶液を真空下で、最高35℃で蒸発させ、最終体積100〜120Lとした。次いで系内にアセトニトリル合計105kgを投与し、その間蒸留を継続して体積を100〜120Lに維持した。これが終わると、さらなるアセトニトリル170kg(220L)を常圧で混合物に添加した。この懸濁液を、常圧で70〜80℃に加熱し、この間ジクロロメタンを連続的に蒸留除去した。次いで混合物をそのまま1時間撹拌した。懸濁液を20〜25℃まで冷却し、さらに30分間撹拌した。次いで懸濁液を遠心分離し、アセトニトリル30kgで洗浄した。湿った材料29.7kgを30℃で16時間真空乾燥した。乾燥した生成物収率は81.5%であった。
生成物27.7kg、トルエン240kgおよびギ酸29.2kgを反応器に加え、次いで完全に溶解するため90℃に1時間加熱した。次いで溶液を7℃に冷却し、次いで懸濁液をさらに2時間7℃に保持した。必要な場合純粋な生成物3〜5グラムによりシード添加を行った。次いで懸濁液を1時間遠心分離し、この間冷トルエン28kgで洗浄した。生成物をトルエン225kg中に懸濁させ、ギ酸27.2kgを加えた。次いで混合物を完全に溶解するため90℃で1時間加熱した。次いで溶液を20〜25℃まで冷却し、次いで懸濁液を15〜25℃の間でさらに2時間保持し、必要な場合シードを添加した。次いで懸濁液を60分間遠心分離し、その間冷トルエン28kgで洗浄した。再結晶工程は、2〜3以上回反復できる。
一定重量となるまで、真空下において38〜41℃で24時間乾燥を行った。これにより、乾燥材料16.34kg(58.8%)がもたらされた。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの調製
実施例15の生成物(150g)を、還流してDCM(2.43kg)中に溶解した後、黄色溶液を5℃まで冷却し、その後カルバミドパーオキシド(UHP−尿素過酸化水素)(110g)および無水トリフルオロ酢酸(TFAA)(155.1mlを、2時間以内に4回で)を温度調節して添加する。この混合物を、5℃で12時間撹拌し、次いで、反応混合物は、1.5時間にわたって25℃まで加温し、5時間撹拌をする。反応の間に形成された沈殿を濾過し、フィルターケーキをDCM(0.36kg)で洗浄する。合せた濾液を30℃まで加温し、水(300g)で希釈する。pH=4に達するまで10%水酸化ナトリウムを添加する。二相系を30℃で10分間撹拌し、次いで混合物を分離させる。次いで、有機層を順次、水(750g)および10%水酸化ナトリウム(7.5g)の混合物(pH=4まで)、3.2%HCl溶液(300g)で洗浄する。DCMを大気圧で蒸留し、次いで真空(150ミリバール)を掛けトルエン(1035g)によって置き換え、内部温度を45℃に保持する。ギ酸(300g)およびトルエン(900g)を添加し、内部温度を、40℃を超えて保持する。得られた溶液を、蒸留が終わるまで、真空下(150ミリバール、内部温度45℃)で蒸留する。45℃でシードを添加した後、スラリーを45℃で1時間撹拌し、次いで2時間にわたって5℃まで冷却する。懸濁液を5℃で少なくとも2時間撹拌し、次いで濾過する。湿ったケーキをトルエン(195g)で洗浄し、窒素ガス流中で乾燥する。(粗製生成物の化学的純度は最小92%の領域にある)。
ギ酸(388g、2倍重量)中の粗製生成物の懸濁液を55℃に加温し、粗製生成物が完全に溶解するまで撹拌する。50℃を超える内部温度に保持しながら、トルエン(1242g、6.4倍重量)を添加する。蒸留が終わるまで150ミリバールおよび内部温度45℃で反応液を撹拌する。真空および蒸留を停止し、次いで45℃でシードを添加する。スラリーを45℃で1時間撹拌し、2時間で5℃まで冷却する。得られた懸濁液を5℃で少なくとも2時間撹拌し、次いで濾過する。湿ったケーキをトルエン(260g、1.34倍重量)で洗浄する。湿ったケーキを集め、反応器に加える。この手順を、5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンのレベルが最高0.1%(a/a)となるまで、少なくとも2回繰り返した後、最高25℃で真空下において乾燥する。
実施例6〜10の生成物(82g)、ジクロロメタン(1325g)、尿素過酸化物(60.1g)および無水トリフルオロ酢酸(128g)を用い、より大規模に実施例18を繰り返した。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールの調製
実施例23の生成物(15g)を、N−メチルピロリドン(NMP)(131.5g)中に懸濁させ、5℃まで冷却した。塩化アルミニウム(6.2g)およびピリジン(12g)を添加し、その間温度を5℃に保持した。ピリジンの添加が終わった後、反応混合物を60℃まで加温し、2時間保持した。出発材料の0.5未満が残留していることを確認した後、反応混合物を冷却し、HCl水溶液(水233g、HCl 123g、37%)を添加した。得られた黄色固体を、吸引濾過により単離した。得られた湿った生成物を水およびプロパン−2−オ−ル(67g)で洗浄し、真空下で乾燥した。
場合によって、粗製生成物をエタノール(492g)中に懸濁させ、還流するまで加温した。懸濁液を、還流下で1時間撹拌し、次いで室温まで冷却した。濾過によって固体が得られ、エタノールで洗浄し、50℃で真空下において乾燥した。典型的な収率85%が達成された。
所望の場合、最終のエタノールで結晶化した材料、またはプロパン−2−オールで洗浄後最初に生成した生成物のいずれかを、医薬組成物において使用するための超微粉砕材料の調製に用いることができる。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールの調製
NMP(150g)中の実施例19の生成物(20g)の約11%w/w懸濁液を5℃まで冷却し、続いて塩化アルミニウム(8g)およびピリジン(15.3g)を逐次、温度調節して添加する。ピリジンの添加が完了した後、反応混合物を60℃まで加温し、続いてさらなる2時間を反応時間とする。実施例19の生成物が完全に変換した後、反応混合物を冷却し、その後希塩酸水溶液(水293g、HCl 177g、34%)を加える。塩酸の添加によって、NMP/水マトリックスから黄色固体として粗製生成物が沈殿し、これは吸引濾過により単離される。得られた湿った生成物を水およびプロパン−2−オ−ルにより置換洗浄として洗浄し、続いて湿った粗製生成物を真空下で乾燥する。
粗製生成物は、エタノール(282g)中に懸濁され、続いて混合物は還流するまで加温される。懸濁液は、還流条件で1時間撹拌され、続いて室温まで冷却される。懸濁液の濾過によって生成物が単離される。湿った生成物はエタノールで洗浄され、その後約50℃で真空中で乾燥される(典型的には、重量補正した収率は85%であった。)。
生成物(20g)はギ酸(725g)中に懸濁され、その後得られた懸濁液は最高67℃まで加温される。生成物の完全な溶解が達成されるまで撹拌が継続される。熱溶液を濾過し、濾液を40〜45℃まで冷却し、その後溶液を、最初にその最初の体積の約40%(体積/体積)まで濃縮し、続いて非溶媒2−プロパノール(390g)を添加することによって、生成物が沈殿する。2−プロパノールの添加が終わった後、得られた懸濁液を結晶熟成のため55〜60℃に保持し、続いてRTまで冷却し、濾過する。フィルターケーキを2−プロパノールで洗浄し、続いてこの材料を、乾燥減量(LOD)最大0.5%となるまで最高58℃で乾燥する。典型的には、97〜98%の収率が得られた。
所望の場合、この生成物は、医薬組成物において使用するための超微粉砕材料の調製に用いることができる。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールの調製
NMP(153g)中の実施例20の生成物(20g)または実施例23の生成物(20g)の懸濁液を5℃まで冷却し、続いて塩化アルミニウム(8.2g)およびピリジン(15.4g)を逐次、温度調節して添加する。ピリジンの添加が完了した後、反応混合物を60℃まで加温し、続いてさらなる3時間を反応時間とする。実施例20または実施例23の生成物が完全に変換した後、塩酸水溶液(水296g、HCl179g、34%)の温度調節された添加によって、粗製生成物が沈殿する。固体の濾過、続いて水および2−プロパノールによる湿ったフィルターケーキの洗浄によって、粗製生成物の湿った材料がもたらされ、これが直ちにギ酸(536g)中に溶解される。ポリッシュ濾過後、濾液が真空下で濃縮され、続いて非溶媒2−プロパノール(318g)が添加される。得られた懸濁液が55〜60℃で熟成された後、懸濁液はRTまで冷却され、濾過される。湿ったフィルターケーキは2−プロパノールで洗浄される。湿った生成物は、LOD最大0.5%となるまで最高58℃で真空乾燥される。収率は、70〜95%の範囲にあった。
所望の場合、生成物は、医薬組成物において使用するための超微粉砕材料の調製に用いることができる。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールの調製
N−メチルピロリドン132kg(147L)を、1000L反応器中に加えた。次いで実施例21の生成物16.3kgを添加した。懸濁液を、5〜7℃まで冷却し、昇華塩化アルミニウム6.5kgを少しずつ添加し、内部温度を5〜10℃の間に保持した。混合物を10分間撹拌し、次いで、内部温度を5〜10℃の間に保持しながら、ピリジン12.6kgを添加した。混合物をジャケット内の水で20〜25℃まで加温し、混合物を30分間撹拌した。次いで混合物を58〜62℃まで加熱し、約2時間反応させる。別の反応器内で脱イオン水240.5kgと濃HCl146.4kgとの混合物を混合した。これを15〜20℃まで冷却した。脱メチル化からの反応混合物を、20〜25℃の間でこの希塩酸中に導入した。場合によって、この懸濁液に、ジクロロメタン51.2kgを添加し、30分間撹拌し、遠心分離して、脱イオン水60kgおよびイソプロパノール20kgで洗浄した。乾燥により、15.9kgの生成物が得られた。
この生成物を185.3kgのエタノール中に懸濁させた。次いで混合物を78℃で1時間撹拌し、次いで20〜25℃まで冷却し、また1時間撹拌した。次いで懸濁液を遠心分離し、フィルターケーキを96%エタノール44.5kgで洗浄した。固体材料を、ステンレス鋼製トレードライヤーにおいて真空中50℃で乾燥した。乾燥生成物14.35kg(収率90.3%)が得られた。
反応器にギ酸317.2kgおよび乾燥生成物を加えた。混合物を、全ての固体が溶解するまで65℃に加熱した。次いで、熱溶液を濾過して空の1000L反応器に送り、ギ酸20kgですすぎ、次いでこのギ酸溶液を真空下で一部蒸留除去し、約80〜100Lとした。次いで50〜60℃でイソプロパノール260kgを導入し30〜35分間撹拌した。次いで混合物を、ジャケット内の水で20〜25℃まで冷却し、そのまま最低2時間撹拌した。次いで、懸濁液を遠心分離し、イソプロパノール25kgで洗浄した。遠心分離物から湿った材料を取出し、真空トレードライヤーに移し、45〜50℃で一定重量となるまで真空下において乾燥して、収率95.3%で、生成物13.6kgが得られた。
所望の場合、生成物は、医薬組成物において使用するための超微粉砕材料の調製に用いることができる。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールの調製
N−メチルピロリドン(NMP)(182kg)中の実施例22の生成物(34.1kg)の懸濁液を、溶解するまで50℃に加温し、次いで5℃まで冷却し、続いて塩化アルミニウム(9.8g)およびピリジン(18.2g)を逐次、温度調節して添加する。ピリジンの添加が完了した後、反応混合物を60℃まで加温し、少なくとも2時間撹拌する。反応混合物を10〜16℃(例えば、11、13、15℃)まで冷却し、その後、温度25℃未満に保持しながら希塩酸水溶液(4M溶液、283L)を加える。塩酸を添加する間に、NMP/水マトリックスから黄色固体として粗製生成物が沈殿する。黄色固体を濾過し、その後水(179kg)、2−プロパノ−ル(105kg)により洗浄する。湿った固体を55℃で真空下において乾燥する。
ギ酸(813kg)中の湿った生成物(25.1kg)の懸濁液が、最高67℃まで加温される。生成物の完全な溶解が達成されるまで混合物は67℃で撹拌される。熱溶液を濾過し、濾液を40〜45℃まで冷却し、その後溶液を、最初その最初の体積の約40%(体積/体積)まで濃縮し、続いて非溶媒2−プロパノール(380kg)を添加することによって、生成物が沈殿される。2−プロパノールを添加した後、得られた懸濁液を結晶熟成のため55〜60℃で撹拌し、続いてRTまで冷却し、濾過する。フィルターケーキを2−プロパノール(38kg)で洗浄し、次いでLOD最大0.5%となるまで最高58℃で乾燥する。生成物は、微粉砕できる(例えば、実施例29の方法を使用して)。
5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールの、MC JETMILL(登録商標)200型微粉砕装置による超微粉砕(スパイラルジェットミルによる超微粉砕)
装置:
ミル:MC JETMILL(登録商標)200
配合ユニット:K−Tron T35
サイクロン:600型
それぞれの超微粉砕試験は、少なくとも2kgの5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールについて行われた。
超微粉砕のため、下記の作業パラメーターが定義されている:
供給速度範囲:24.0〜48.0kg/時間(200〜400g/30秒)
ミル圧力範囲:3.0〜4.0バール
ベンチュリ圧力範囲:3.0〜4.0バール;ベンチュリ圧力は、ミル圧力と同一であることが好ましい。
上記の装置および作業パラメーターを使用して、5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールの微粒子は、次の粒度仕様に一致する(光学顕微鏡によって測定された粒度):D10(EDC)は4または5μm以上(例えば5μm以上)であり、D50(EDC)は10〜45または15〜30μm(例えば15〜30μm)であり、D95(EDC)は60または70μm以下(例えば60μm以下)である。
(図5)
2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ニコチノニトリルは、触媒量の1,10−フェナントロリン一水和物の存在下でヒドロキシルアミンと反応して、アルドキシム(Z)−2,5−ジクロロ−N’−ヒドロキシ−4,6−ジメチルニコチンイミドアミドをもたらし、このアルドキシムは、5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの合成への第1のカップリングパートナーである。第2のカップリングパートナーである純5−ニトロ−バニリン酸は、65%硝酸によるニトロ化、それに続く酢酸からの粗製5−ニトロ−バニリン酸中間体の再結晶によってバニリン酸から合成される。5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチルピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンのオキサジアゾール部分の収斂的組立ては、第1にその酸塩化物としての5−ニトロ−バニリン酸の活性化、ならびにその後のアルドキシム(Z)−2,5−ジクロロ−N’−ヒドロキシ−4,6−ジメチルニコチンイミドアミドとのカップリングによって達成される。最初に形成されるカップリング生成物の環化が、熱的に達成されて、水の脱離によってオキサジアゾール部分をもたらす。5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンの反応混合物は、閉環反応の後、濃縮され、生成物は、1ステップで1,4−ジオキサン/エタノール混合物から単離される。対応するアリール−N−オキシド(5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼン)へのピリジン環の酸化は、その場でUHP(尿素過酸化水素複合体)および無水トリフルオロ酢酸から生成されるトリフルオロパーオキソ酢酸により達成される。未反応の5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンは、その後、ギ酸/トルエンからの繰り返される再結晶によって5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンから除去される。5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンを0.10%未満の領域のレベルで有する、類似体中間体である純5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−2−ヒドロキシ−3−メトキシ−1−ニトロベンゼンは、化学量論的量の塩化アルミニウムおよびピリジンの存在下で、エーテル開裂によって、5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールの粗製類似体に変換される。反応が完結した後、粗製生成物は、塩酸水溶液による沈殿、続いてギ酸中の沈殿の溶解によって単離される。得られた溶液のポリッシュ濾過およびギ酸からイソプロパノールへの部分的溶媒交換によって、得られたギ酸/IPA結晶化マトリックスから5−[3−(2,5−ジクロロ−4,6−ジメチル−1−オキシ−ピリジン−3−イル)−[1,2,4]オキサジアゾール−5−イル]−3−ニトロベンゼン−1,2−ジオールが結晶化され、最後に、場合によって所望の粒度に微粉砕される。

Claims (37)

  1. 式(I)の化合物
    またはその塩。
  2. 結晶形態の、請求項1に記載の化合物。
  3. 有機溶媒中の、請求項1に記載の化合物。
  4. 有機溶媒が、N−メチルピロリドンである、請求項3に記載の化合物。
  5. 式(II)の化合物
    またはその塩の調製方法であって、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその塩のO−脱メチル化を含む方法。
  6. 脱メチル化が、塩化アルミニウムなどのルイス酸およびピリジンなどの塩基との反応によってなし遂げられる、請求項5に記載の方法。
  7. 脱メチル化が、N−メチルピロリドン中の溶液において行われる、請求項6に記載の方法。
  8. 45℃〜70℃で行われる、請求項5から7のいずれかに記載の方法。
  9. 55℃〜65℃で行われる、請求項8に記載の方法。
  10. 経口投与のための単位剤形の医薬組成物であって、微小微粒子の形態の式(II)の化合物
    を、そのための医薬として許容される担体中に含む医薬組成物。
  11. 式(II)の化合物の微小微粒子が、ボールミル微粉砕によって、またはスパイラルジェットミルによる超微粉砕によって生成される、請求項10に記載の医薬組成物。
  12. 式(I)の化合物またはその塩が、式(III)の化合物
    またはその塩の酸化によって調製される、請求項5から9のいずれかに記載の方法。
  13. 酸化剤がH22である、請求項12に記載の方法。
  14. 22が、H22−尿素付加複合体である、請求項13に記載の方法。
  15. 無水トリフルオロ酢酸の存在下で、塩化メチレン中の溶液で行われる、請求項13または14のいずれかに記載の方法。
  16. 式(III)の化合物が、式(IV)の化合物
    (式中、Yは、クロロなどのハロ基、またはORであり、ORにおいてRは水素、またはメチルもしくはエチルなどのC1〜C6アルキルである)
    の、式(V)の化合物
    との反応によって調製される、請求項12から15のいずれかに記載の方法。
  17. Yがクロロであり、式(IV)の化合物が、式(VIII)
    を有する、請求項16に記載の方法。
  18. YがORであり、Rが水素であり、式(IV)の化合物が、式(VI)
    を有する、請求項16に記載の方法。
  19. 反応が、カップリング試薬の添加を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 式(V)の化合物と式(IV)の化合物との反応が、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフランおよびピリジンの混合物中で、またはピリジンの存在下のジオキサン中で行われる、請求項16から19のいずれかに記載の方法。
  21. 反応が、100℃〜120℃の温度で行われる、請求項20に記載の方法。
  22. 反応が、105℃〜115℃で行われる、請求項21に記載の方法。
  23. 式(IV)の化合物と式(V)の化合物との反応に続いて、混合物にエタノールが添加される、請求項16から21のいずれかに記載の方法。
  24. 式(IV)の化合物と式(V)の化合物との反応に続いて、単離または精製なしで、式(III)の化合物が、式(I)の化合物に酸化される、請求項12から22のいずれかに記載の方法。
  25. 式(I)の化合物が、有機溶媒から結晶化される、請求項12から24のいずれかに記載の方法。
  26. 有機溶媒が、トルエンとギ酸との混合物である、請求項25に記載の方法。
  27. 式(II)の化合物が、有機溶媒から結晶化される、請求項12から26のいずれかに記載の方法。
  28. 前記溶媒が、プロパン−2−オールとギ酸との混合物である、請求項27に記載の方法。
  29. 式(VIII)の化合物が、式(VI)の化合物
    から、75℃〜85℃におけるジオキサン中のSOCl2との反応、または触媒としてDMFを用いたDCM中のSOCl2との反応によって調製される、請求項12から28のいずれかに記載の方法。
  30. 式(VI)の化合物が、酢酸中の65%HNO3によるバニリン酸のニトロ化によって、またはジオキサン/水中の65%HNO3によるバニリン酸メチルのニトロ化によって、続いて水酸化ナトリウムによる加水分解によって調製される、請求項29に記載の方法。
  31. 式(V)の化合物が、式(VII)の化合物
    から、1,10−フェナントロリン一水和物の存在下でヒドロキシルアミンとの反応によって調製される、請求項12から30のいずれかに記載の方法。
  32. 反応が、メタノールと水との混合物中で70〜80℃で行われる、請求項31に記載の方法。
  33. 結晶形態の、請求項5に示した式(II)の化合物。
  34. パーキンソン病の治療において使用するための請求項33に記載の化合物。
  35. 投与が経口的である、請求項33に記載の使用のための化合物。
  36. パーキンソン病に罹患している患者におけるパーキンソン病の治療方法であって、有効量のレポドパ、末梢選択性芳香族アミノ酸脱炭酸酵素阻害剤、および請求項33に記載の化合物を、患者に投与するステップを含む方法。
  37. レボドパ、末梢選択性芳香族アミノ酸脱炭酸酵素阻害剤、および請求項33に記載の化合物のそれぞれの投与が、経口投与である、請求項36に記載の方法。
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