JP2015231288A - 面状物品用支持架台の構築方法 - Google Patents

面状物品用支持架台の構築方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015231288A
JP2015231288A JP2014116642A JP2014116642A JP2015231288A JP 2015231288 A JP2015231288 A JP 2015231288A JP 2014116642 A JP2014116642 A JP 2014116642A JP 2014116642 A JP2014116642 A JP 2014116642A JP 2015231288 A JP2015231288 A JP 2015231288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
pile
vertical
members
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014116642A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6412342B2 (ja
Inventor
誠 奥地
Makoto Okuchi
誠 奥地
惠一 冨山
Keiichi Tomiyama
惠一 冨山
渉 ▲高▼野
渉 ▲高▼野
Wataru Takano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuji Kensan Co Ltd
Original Assignee
Okuji Kensan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okuji Kensan Co Ltd filed Critical Okuji Kensan Co Ltd
Priority to JP2014116642A priority Critical patent/JP6412342B2/ja
Publication of JP2015231288A publication Critical patent/JP2015231288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6412342B2 publication Critical patent/JP6412342B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】ソーラーパネル等の面状物品用支持架台の簡易な構築方法を提供する。【解決手段】一対の縦桟11, 11と、これらの縦桟11, 11を所定間隔で略平行に固定する複数の枠材11f, 11gとを相互に連結し固定することにより面状物品を支持し設置することができる縦桟枠部材10を予め工場内等で作製し、設置面が傾斜地の場合には、縦桟枠部材10を支持し固定する複数の杭部材15を、傾斜地の傾斜方向とこれと略直交する方向に打ち込んで縦横に列設し、これら列設された杭部材15の上端部で、複数の横桟13を横方向に配設して固定し、これらの横桟13に前記縦桟枠部材10の1又は2以上を横桟13と略直交する方向に配列して載置し固定することにより構築される構築方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、ソーラーパネル(太陽電池パネル/太陽電池モジュール)等の面状物品を設置し、支持固定するための架台の構築方法に関し、とりわけ設置面が傾斜地又は法面の場合に構築する方法として創案されたものである。但し、この構築方法は設置面が平面であっても適用できるものである。
従来より、メガソーラー等大小を問わず地上に設置されるタイプのソーラーパネル等の面状物品を構築する各種の支持架台が提案されている。これらの先行技術として下記特許文献に記載のものを挙げることができる。
下記特許文献1に記載の発明に係る太陽電池パネル支持構造にあっては、経済的に施工が容易、安全性、メンテナンス性に優れるものを提供するものであって、施工地に所定間隔で立設された複数の土台(架台)と土台(架台)間に掛け渡した支持材と、支持材に設けた太陽電池パネルを取り付ける取り付け部とを備えたものである。
この発明では、この土台の形態に特徴があり、即ち、土台の上面の上面全部又は一部を所定角で傾斜させ、この傾斜面に支持材を取り付けて太陽電池パネルを傾斜状態に支持するものである。
下記特許文献2に記載の支持構造にあっては、地盤の不安定性に対して、低いコストで安定的に太陽電池モジュールを支持し得る支持構造とそのための支持金具を提供するものである。
ここで利用されている土台は、その手前側に位置する土台と、その後方に位置する土台とが異なる高さに施工・設置され、これら異なる高さの土台の上面に取付金具を固定して太陽電池パネルを傾斜状に設置し固定できるものであって、その取付金具の構成に特徴がある。
下記特許文献3に記載の支持構造にあっては、太陽電池モジュール等の構造物の取付け作業が容易でありかつ安全な構造物支持構造を提供するものであり、この構造物を支持する桟と案内支持部との両者の構成に特徴がある。
この発明においても、土台部であるコンクリート基礎を等間隔で地面上に敷設し、これらコンクリート基礎上にベース桟を固定してベース桟を等間隔に並設し、各ベース桟の後端部アームを鉛直方向に立設して、各ベース桟の先端部と各後端部アームの上端部に縦桟を斜めに掛け渡し、これらの縦桟に太陽電池モジュールを設置するものである。
これら従来の技術の何れのものも、その架台の基礎としてコンクリート製土台を使用するものであった。
特開2007−35849号公報 特開2010−258024号公報 特開2011−185030号公報
上記の通り、従来のソーラーパネル等の面状物品の支持構造においては各種のタイプのものがあるが、その何れのものも、設置(施工)場所にコンクリート製の土台部を設置し、この土台部の上に支持構造(支持架台)を介して面状物品を平面状又は傾斜状に支持固定するものである。
しかしながら、従来のようなコンクリート製の土台を用いずに、面状物品を支持固定できる架台を提供することをその課題として、本願出願人は、特願2013−202817号(出願日:平成25年9月28日)として面状物品用支持架台を提案した。
この先願発明においては、コンクリート製土台を使用せずに、発想の転換を図って杭部材を利用するのであるが、そのための杭部材の構成を創案し、そして、複数の杭部材の上端部で架台を支持することとなるのであるが、その際の支持固定位置の調整をもできる部材を設けることを提案した。
これにより、設置面又は施工地の基礎工事を不要とし、設置面の状態に関わらず容易に架台を立設することができ、また、架台を除去する際にも、簡単に原状に復帰させることもできる架台を提案したのである。
本願発明においては、上記先願と同様の構成を採用するのではあるが、その支持架台を傾斜地又は法面に容易に設置し構築できる方法を更に提案することをその第一の課題としている。
勿論、本願発明においても、設置面が平面であっても適用できるものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、一対の縦桟と、これら一対の縦桟を所定間隔で略平行に固定する複数の枠材とを相互に連結し固定することにより、面状物品を支持し設置することができる縦桟枠部材を予め用意し、設置面が傾斜地又は法面の場合には、前記縦桟枠部材を支持し固定する複数の杭部材を、傾斜地又は法面の傾斜方向とこれと略直交する方向に打ち込んで縦横に列設し、これら列設された杭部材の上端部で、複数の横桟を横方向に配設して固定し、これらの横桟に前記縦桟枠部材の1又は2以上を横桟と略直交する方向に配列して載置し固定することにより構築される面状物品用支持架台の構築方法である。
尚、縦桟というのは、太陽光により直面するように適宜傾斜角度をもってソーラーパネルを設置する際に、この傾斜面の傾斜方向に沿う方向に配される桟を意味するものであり、横桟とういうのは、前記縦桟と直交する方向に配設される桟を意味する(以下同じである。)。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、設置面が平面の場合には、前記杭部材を縦横に列設し、手前側の杭部材の高さを奥側の杭部材の高さよりも低く設置することを特徴とする面状物品用支持架台の構築方法である。
ここで、「手前側」及び「奥側」というのは、杭部材を縦横に列設して、ソーラーパネルが設置されるのであるが、設置されるソーラーパネルの傾斜表面に対面する正面視方向から見て手前を手前側と、遠くの奥の方を奥側と表現している(以下同じである。)。
本発明の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、前記横桟を支持する横桟支持部材を杭部材の上端部に設け、この横桟支持部材が前記杭部材の上端部に設けられた杭頭キャップ部材からなり、この杭頭キャップ部材の上端部からは螺子棒又は螺子軸が延長し、この螺子棒又は螺子軸に前記横桟が支持固定されることを特徴とする面状物品用支持架台の構築方法である。
本発明の第4のものは、上記第3の発明において、前記杭頭キャップ部材と前記横桟との間に支持位置調整部材を介在させたことを特徴とする面状物品用支持架台の構築方法である。
本発明の第5のものは、一対の縦桟と、これら一対の縦桟を所定間隔で略平行に固定する複数の枠材とを相互に連結し固定することにより、面状物品を支持し設置することができる縦桟枠部材を予め用意し、設置面が傾斜地又は法面の場合には、前記縦桟枠部材を支持し固定する複数の杭部材を、傾斜地又は法面の傾斜方向とこれと略直交する方向に打ち込んで縦横に列設し、これら列設された杭部材の上端部に連結支持部材を設け、これらの連結支持部材により前記縦桟枠部材の1又は2以上を横方向に配列して載置し固定することにより構築される面状物品用支持架台の構築方法である。
本発明の第6のものは、上記第5の発明において、設置面が平面の場合には、前記杭部材を縦横に列設し、手前側の杭部材の高さを奥側の杭部材の高さよりも低く設置することを特徴とする面状物品用支持架台の構築方法である。
本発明の第7のものは、上記第5又は第6の発明において、前記連結支持部材が杭部材の上端部に固定される杭頭キャップ部材と、この杭頭キャップ部材から上方に延長する螺子棒又は螺子軸に固定される略L字型の支持金具とから成り、この支持金具の起立部が、前記縦桟枠部材の縦桟を支持し固定することができることを特徴とする面状物品用支持架台の構築方法である。
本発明の第8のものは、上記第7の発明において、前記杭頭キャップ部材と支持金具との間に横断面略L字形状のアングル材を、横方向に配列された杭部材に掛け渡すように配設して固定し、このアングル材を補強用桟としたことを特徴とする面状物品用支持架台の構築方法である。
本発明の第9のものは、上記第7又は第8の発明において、前記杭頭キャップ部材と前記支持金具又は前記アングル材との間に支持位置調整部材を介在させたことを特徴とする面状物品用支持架台の構築方法である。
本発明の第10のものは、上記第1乃至第9の何れかの発明において、縦桟枠部材を載置し固定した後、縦横に配列された複数の杭部材の適宜高さ位置で、その縦方向及び/又は横方向、更には筋交い方向の斜め方向に補強枠部材を掛け渡し固定する工程を付加したことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の面状物品用支持架台の構築方法である。
本発明の第11のものは、上記第1乃至第10の何れかの発明において、前記縦桟枠部材に予め面状物品が載置され固定されていることを特徴とする面状物品用支持架台の構築方法である。
本発明の第12のものは、上記第7乃至第11何れかの発明において、前記支持金具による縦桟枠部材の縦桟支持が螺子又はピンによる1点支持であることを特徴とする面状物品用支持架台の構築方法である。
本発明の第1のものにおいては、縦桟枠部材が予め工場内等で製造されており、これを設置現場で取り付け固定するのみであり、その設置面が傾斜地又は法面であっても、容易に構築することが可能となる。
構築現場では、杭部材を傾斜面の傾斜方向とこれと略直交する方向に縦横に打ち込んで列設し、これらの杭部材の上端部に横桟を横方向に配設して固定し、これらの横桟に上記縦桟枠部材を載置し固定するのみであり、傾斜地又は法面であっても、極めて容易に構築し、設置することが可能となるのである。
また、縦桟枠部材は平面状のフレーム部材からなり、その運搬にはトラックの荷台等に重ねて積載でき、その運搬に際しても極めて便利なものとなる。
本発明の第2のものにおいては、上記第1の場合と異なり、設置面が平面である場合を特定したものであり、その効果は、上記第1の発明と同じである。
本発明の第3のものにおいては、杭部材の上端部で横桟を支持する横桟支持部材を設け、これを具体的に特定したものである。
即ち、この横桟支持部材は、杭頭キャップ部材から成り、この杭頭キャップ部材の上端部から延長する螺子棒や螺子軸によって横桟が容易に固定されることとなるのである。
本発明の第4のものにおいては、前記杭頭キャップ部材と横桟との間に更に支持位置調整部材を介在させたものである。
この支持位置調整部材を介在させたことにより、横桟の支持位置を微調整することができることとなるのである。
本発明の第5のものにおいては、上記発明と異なり、横桟を使用しない構築方法に関するものであり、且つ、設置面が傾斜地又は法面に構築する方法を特定している。
即ち、この発明においては、杭部材の上端部に連結支持部材を設け、これらの連結支持部材が予め製作された前記縦桟枠部材を載置し固定することができるものである。
その効果は、上記第1の発明と同様に、傾斜地や法面であっても、容易に構築できることである。
本発明の第6のものにおいては、設置面が平面の場合を特定したものであり、その効果は上記第5の発明と同じである。
本発明の第7のものにおいては、上記連結支持部材の構成をより限定したものである。
即ち、この連結支持部材は、杭頭キャップ部材と、この杭頭キャップ部材から上方に延長する螺子棒や螺子軸に固定される略L字型の支持金具とから成り、この後者の支持金具の起立部が縦桟枠部材の縦桟を支持し固定することができるものである。
その効果は、上記発明と同じである。
本発明の第8のものにおいては、上記杭頭キャップ部材と支持金具との間に横断面略L字形状のアングル材を、横方向に配列された杭部材に掛け渡すように配設して固定し、このアングル材を補強用桟としたことを特徴とするものである。
このアングル材は、上記補強効果と同時に、横に並んだ杭部材の連結ガイド部材の役目をも果たすことができることとなる。
本発明の第9のものにおいては、上記第7又は第8の発明において、上記杭頭キャップ部材と上記支持金具又は上記アングル材との間に支持位置調整部材を介在させたことを特定したものであり、これにより縦桟枠部材の縦桟の支持位置を微妙に調整することができることとなるのである。
本発明の第10のものにおいては、上記第1乃至第9の発明のそれぞれにおいて、縦横に配置された杭部材の適宜高さ位置に、その縦方向及び/又は横方に、更には筋交い方向の斜め方向に補強のための補強枠部材を掛け渡して固定した工程を付加したものである。
これにより、構築された支持架台の強度を向上させることができることとなる。
本発明の第11のものにおいては、上記何れかの発明において、縦桟枠部材に予め面状物品が載置され固定されていることを特徴とするものであり、これにより縦桟枠部材を設置現場で杭部材等の上端部に載置し固定することによって同時にソーラーパネル等の面状物品の設置も完了するものとなる。
本発明の第12のものにおいては、上記第7乃至第11の発明において、略L字型の支持金具を螺子やピンによる1点支持とすることにより、縦桟枠部材の縦桟を1点で支持することとなるため、その縦桟の傾斜角度を自由に設定することが可能となり、傾斜地等の様々な勾配に柔軟に対応することができるものとなるのである。
本発明に係る面状物品用支持架台の構築方法によって構築された支持架台の一実施形態の全体を図示するものであって、その(A)が平面図、その(B)が正面図、その(C)が斜視図、その(D)が側面図である。 図1に図示した支持架台に使用される杭部材を図示しており、その(A)が一部切欠全体図、その(B)が前図(A)の上端のB部分の拡大図、その(C)が前図(B)のC−C線断面図である。 本発明に係る杭頭キャップ部材の他の実施形態を図示しており、その(A)が一部切欠全体図、その(B)が、前図(A)のB部分の拡大図、その(C)が前図(B)のD−D線断面図である。 本発明に係る杭頭キャップ部材の更に他の実施形態を図示しており、その(A)が正面図、その(B)が前図(A)のB−B線断面図である。 図2に図示した杭頭キャップ部材の部分を図示した断面説明図であり、縦桟枠部材の縦桟を支持できる支持金具を取り付けた状態を示している。 図1に示した本発明に係る支持架台の、杭部材の上端部の要部説明図であって、その(A)が一番右側に位置する杭部材の上端部を示し、その(B)が一番右側から二列目に位置する杭部材の上端部を示している。 本発明に係る杭部材の上端部を示し、横桟を使用せずに縦桟枠部材の縦桟を支持し固定した状態を示す説明図である。 図7に図示したものにおいて、縦桟を除去した状態の斜視図を示している。 本発明に係る支持位置調整部材の他の実施形態を図示する斜視図であって、図6に図示した支持位置調整部材と同じものである。
以下、添付の図面と共に本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る面状物品用支持架台の構築方法によって構築された支持架台の一実施形態の全体を図示するものであって、その(A)が平面図、その(B)が正面図、その(C)が斜視図、その(D)が側面図である。
この支持架台は、傾斜面に設置されたものであって、支持し設置されるソーラーパネル等の面状物品の図示は省略している。
本発明においては、先ず、一番上でソーラーパネル等の面状物品を載置して支持する面状の縦桟枠部材10を予め工場内で製作しておくのである。
この図1に図示した状態は、この縦桟枠部材10を横方向に2つ配列した状態を図示しているが、適宜横桟を長く連結し支持することにより横方向に3つ以上配列することも可能である。
この縦桟枠部材10は、正面視前後方向に配設される一対の縦桟11、11と、これらの縦桟11、11を相互に連結し、固定する枠材11f、11gとからなる。
枠材11fは、縦桟11と略直交する方向に配設され、枠材11gは、斜めに筋交い状に配設され、一対の縦桟11、11を両側に略平行に固定し、縦桟枠部材10は、側面視平たい、面状の形態に形成される。
このように、縦桟枠部材10が面状に形成されているために、その輸送に際しては、トラックの荷台に重ねて積載することができ、極めて輸送に便利な形態となる。
この縦桟枠部材10は、複数の杭部材15によって支持される。
この杭部材15は、図には現れていないが、その下端部には、掘削刃が形成され、その上端部には、後に説明する杭頭キャップ部材等の連結支持部材が設けられている。
この図1の実施形態では、これらの杭部材15の上端部で横桟13、13が支持され、これらの横桟13、13上に上記縦桟枠部材10、10が載置され、固定される。
この実施形態では、横桟13、13を用いているが、これらの横桟13、13を使用せずに縦桟枠部材10を杭部材15の上端部に構築することも可能である。
直接、杭部材15の上端部の連結支持部材が上記縦桟枠部材10の縦桟11を支持し、固定することができるからである。
更に、この実施形態においては、杭部材15同士を縦方向及び横方向に連結する補強枠部材20を設けている。
これらの補強枠部材20は、それぞれ傾斜面Eから所定高さ位置に、傾斜面Eと略平行に配設しているが、その高さ位置は自由であり、傾斜面Eと平行でなくともよい。
また、この補強枠部材20の配設本数も全く自由に設定することができるし、この補強枠部材20は、筋交い方向の斜め方向に配設するのも全く自由である。
この実施形態では、図から解る通り、4本の杭部材15が一つの縦桟枠部材10を支持しているが、縦方向に3本の杭部材15を配列して6本の杭部材15で1つの縦桟枠部材10を支持するように構成することもできる。
後に詳説するが、杭部材15の上端部には杭頭キャップ部材が設けられ、この杭頭キャップ部材の上面部の略中央から、螺子棒又は螺子軸が上方に延長し、この螺子棒又は螺子軸を利用して複数のナット等により横桟13が螺着され、固定されるのである。
この実施形態では、縦桟11及び横桟13は、C型チャンネル鋼材又は角型鋼材を利用し、その他の枠材11f、11gや補強枠部材20は、断面L字形状のアングル型鋼を使用して、その軽量化を図っている。
尚、この構築方法により、構築される支持架台は、傾斜地や法面ばかりでなく、平面的な平地に構築することもできる。
ここで、具体的な本発明の構築方法についてまとめてみる。
先ず、工場内等で、縦桟枠部材10を予め製作しておく。
この縦桟枠部材10には、その上にソーラーパネルを予め載置し固定しておくことも自由である。
設置現場、例えば傾斜地に、杭部材15の所望の本数を打ち込む。
この杭部材15の打ち込みに際しては、傾斜地の傾斜方向に沿って縦方向に2本又は3本打ち込み、更に前記傾斜方向と略直交する方向に所望本数を設置し、傾斜面に縦横方向に必要な本数を打ち込み設置する。
その後、横方向に2本又は3本の横桟13を前記杭部材15の上端部で螺子等の固定手段によって支持し固定する。
配設された横桟13の上に予め製作された上記の縦桟枠部材10を載置し、固定すれば、本発明に係る面状物品用支持架台が構築される。
この際に、縦桟枠部材10上にソーラーパネルが設置されたものを使用すれば、この縦桟枠部材10を固定すると同時にソーラーパネル等の面状物品の設置が完了する。
その後、必要に応じて、補強枠部材20を杭部材15の適宜高さ位置に掛け渡し固定して支持架台が完成するのである。
図2は、図1に図示した支持架台に使用される杭部材を図示しており、その(A)が一部切欠全体図、その(B)が前図(A)の上端のB部分の拡大図、その(C)が前図(B)のC−C線断面図である。
本発明に係る杭部材15は、金属製管体を使用し、その下端先端部には掘削刃15hが設けられており、その上端部には杭頭キャップ部材16が連結されている。
この杭頭キャップ部材16は、有底筒体状のものからなり、その有底部を上にして上面部16uと成し、その上面部16uの略中央部には鉛直上方に延長する螺子棒16sが設けられたものである。
この杭頭キャップ部材16の下方の筒体部16tは、杭部材15の上端部に被さるように冠着され、この筒体部16tの略水平方向の直径方向には杭部材15と共に貫通孔が形成されてボルト17・ナット18により相互に固定される。
この杭頭キャップ部材16の内面には、図には明瞭に現れていないが、合成樹脂製の止水部材が内装されており、また上記貫通孔で固定するボルト頭部とナット部にはシール座金19を配設して止水効果を向上させている。
止水部材が設けられた杭頭キャップ部材16の下方内周面にはOリングも配設している。止水効果及び防水効果を向上させるためである。
尚、杭頭キャップ部材16のボルト17・ナット18締着部分の外周に表れている逆U字形状の実線で囲まれた部分は、肉厚部を単に示すものである。
更に、螺子棒16sは、杭頭キャップ部材16の上面部16uに螺着されたものであっても、溶接着されたものであってもよく、螺子棒16s又は螺子軸が上方に延長していればよいものである。
この螺子棒16sに前記横桟13が螺着され、或いは、縦桟枠部材10の縦桟11を支持し固定するL字形状の支持金具が複数のナット等により螺着固定されることとなる。
図3は、前記杭頭キャップ部材の他の実施形態を図示しており、その(A)が一部切欠全体図、その(B)が、前図(A)のB部分の拡大図、その(C)が前図(B)のD−D線断面図である。
これらの図から解る通り、この実施形態に係る杭頭キャップ部材16においても、有底筒体状のものから成るが、筒体部16tの周壁部が管体から成る杭部材15の内部に嵌入する構成である。
そして、これら筒体部16tと杭部材15は螺子20、20によってその直径方向に螺着され固定される。
その他の構成は、前記図2に図示した杭頭キャップ部材と同じである。
尚、上記実施形態に係る杭部材15の設置面E(図1参照)の地際部には、図示はしていないが防腐食部材を設けている。
図4は、本発明に係る杭頭キャップ部材の他の実施形態を図示しており、その(A)が正面図、その(B)が前図(A)のB−B線断面図である。
この実施形態に係る杭頭キャップ部材26は、上記の有底筒体状のものでなく、横断面略コ字形状の金具から成る。
図4(A)から解る通り、断面略コ字形状の両脚部26k、26kは、その両下端部の間隔が少し狭く形成され、これらの両脚部26k、26kの略水平方向に貫通孔が設けられ、ボルト17・ナット18により杭部材15と共に固定される。
杭部材15は、上記実施形態のものと同様に鋼管を使用し、その上端部には止水用のキャップ15cが設けられている。
また、杭頭キャップ部材26の上面部26uから上方に延長する螺子軸26sは、ボルト26bの頭部を下方に位置させて、上面部26uの略中央部に設けた螺子挿通孔を挿通させてボルト軸部(螺子軸26s)を上方に突出させ、ナットで固定したものから形成している。
従って、杭頭キャップ部材26の上面部26uと杭部材15の上端部(キャップ15c)との間隔をボルト26bの頭部の高さ距離と同一又はそれよりも大きく形成している。
このように、杭頭キャップ部材26の上面部26uに形成する螺子棒としては、6角ボルトの螺子軸26sを利用することもでき、或いは、螺子棒の一方端部を上記上面部26uの略中央部に溶接着して上方に延長するように形成することもできる。
即ち、杭頭キャップ部材の上面部略中央に立設する螺子棒又は螺子軸というのは、実質的には同一のものである。
図5は、上記図2に図示した杭頭キャップ部材の部分を図示した断面説明図であり、縦桟枠部材の縦桟を支持できる支持金具14を取り付けた状態を示している。
この杭頭キャップ部材16は、上記図2に図示したものと同じであり、図2(C)と同様の断面を示している。
この杭頭キャップ部材16と支持金具14が、杭部材15と縦桟枠部材10とを連結し支持し固定する連結支持部材を構成する。
この図からよく解る通り、杭頭キャップ部材16の上面部16uの略中央部から鉛直上方に延長する螺子棒16sの上方部分で、ナットN1、N2、N3を利用して縦桟枠部材の縦桟を支持し固定する支持金具14の一方の側面(底面部)14tを螺着し固定することができるのである。
支持金具14としては、横断面略L字形状の金具を使用しており、この一方の側面である底面部14tの螺子挿通穴に杭頭キャップ部材16の螺子棒16sを挿通させ、上下からナットN1、N2、N3により座金を介在させて螺着され固定される。
そして、支持金具14の他方の側面である起立部14kの部分で、縦桟枠部材の縦桟と螺着することができるのである。
この支持金具14による縦桟の支持として、螺子又はピンによる1点支持構造を採用することにより、縦桟の傾斜角度を自在に設定することができることとなる。
尚、図中符号19は、シール座金を示し、16rはOリングを示している。
また、この図5において、支持金具14の代わりに横桟を支持し固定することにより、図1に図示した支持架台を構築することができることとなるのである。
図6は、図1に示した本発明に係る支持架台の、杭部材の上端部の要部説明図であって、その(A)が一番右側に位置する杭部材の上端部を示し、その(B)が一番右側から二列目に位置する杭部材の上端部を示している。
尚、この一番右側に位置する杭部材の手前側と奥側に位置する杭部材の上端部構造は同一であり、同様に一番右側から二列目に位置する杭部材の手前側と奥側に位置する杭部材の上端部構造も同一である。更に左側へ向かって、杭部材の上端部構造は同一構造が繰り返される。
先ず、図6(A)においては、杭部材15の上端部に杭頭キャップ部材16が設けられている。
この杭頭キャップ部材16は、上記図3に図示されたものである。
この杭頭キャップ部材16の上方部には、後に説明する支持位置調整部材40が設けられ、この支持位置調整部材40の上面から上方に延長する螺子軸に横桟13が螺着されるのである。
そして、横桟13の上面にL字型の支持金具14の下面が螺着され、この支持金具14の起立面14kが縦桟枠部材の縦桟11を螺子等の固定手段によって固定できる構成である。
この図では、縦桟11の内側に上記支持金具14の起立部14kが螺着される。
図6(B)にあっては、上記(A)図に示した支持金具4が左右対称に配置されているだけで、その他の構成は同じである。
即ち、杭部材15及び杭頭キャップ部材16及びその上には支持位置調整部材40が配置され、この支持位置調整部材40の上に横桟13が固定され、更にこの横桟13の上にL字型の支持金具14が(A)図と左右対称に固定され、この支持金具14に縦桟枠部材の縦桟11が固定されるのである。
ここで、横桟13は、杭頭キャップ部材16から上方に延長する螺子棒に直接螺着させることも出来る。つまり、横桟は、支持位置調整部材40を介在させずに螺着させることもできる。
また、上記横桟13を使用せずに、L字型の支持金具14を杭頭キャップ部材16又は支持位置調整部材40に直接螺着させることもできるのである。
図7は、横桟を使用せずに縦桟枠部材の縦桟を支持し固定した状態を示す説明図である。
この図から良く解る通り、杭部材15の上端部には杭頭キャップ部材16が設けられ、この杭頭キャップ部材16の上面部に螺合された螺子16sの上端の螺子頭部が支持位置調整部材50の下面部の溝条部と適合し、複数のナットにより固定される。
この支持位置調整部材50の構成は、後の図8で説明を加える。
他方、支持位置調整部材50の上面部では、その溝条部に螺子50sの頭部が適合して、その螺子軸が上方に延長し、この螺子軸にL字型の支持金具14が複数のナットにより固定される。
そして、このL字型の支持金具14の起立面14kに縦桟枠部材の縦桟11が螺着され、支持固定されるのである。
この図7において、図中符号5は、横断面略L字形状のアングル材を示しており、このアングル材5は、紙面表裏方向に延長しており、このアングル材5の一方の面(図では上面)が支持位置調整部材50から上方に延長する螺子軸50sに固定されている。
即ち、アングル材5の上面に設けた螺子挿通孔に上記螺子軸50sが貫通し、ナットにより固定される。
このアングル材5は、横方向に列設した杭部材15同士を連結し、補強効果を発揮すると同時に、アングル材5に設けられた螺子挿通孔の間隔設定により、杭部材15同士の間隔設定の役目をも担うものである。
更に、この図7から良く解る通り、支持金具14の起立部14kと縦桟11とは、螺子3による1点支持の構成を採用している。
これにより、縦桟11の傾斜角度は、自由に設定することができ、設置される傾斜面の勾配に適合させ、適宜設定することが可能となるのである。
図8は、上記図7に図示したものにおいて、縦桟を除去した状態の斜視図を示している。
ここに図示した支持位置調整部材50は、高さの短い円柱形状(円盤形状)をした金具から成り、その上面部51と下面部53に、それぞれ溝条部52、54が直径方向の全体に且つ平面視略直交する方向に設けられたものである。
この溝条部52、54は、それぞれボルト頭部又はナットが適合できるように、その内部の横幅がその溝条部の開口部の横幅よりも大きく形成されたものである。
つまり、この溝条部52、54内にボルト頭部又はナットを側面方向から適合させると、その頭部は軸方向には抜け落ちない構造を採用している。
この支持位置調整部材50を杭部材15の杭頭キャップ部材16と支持金具14との間に介在させるのである。
即ち、杭頭キャップ部材16の上面部16uに螺合している螺子16sとして、六角ボルトを使用する。つまり、このボルトの螺子軸の先端部を杭頭キャップ部材16の上面部16uの略中央部に螺着する。そして、ボルト頭部を前記支持位置調整部材50の下面部53に設けた溝条部54に適合させる。即ち、この溝条部54内部で、前記六角ボルトの頭部がスライドできるのである。
他方、この支持位置調整部材50の上面部51に設けた溝条部52には、他の六角ボルトの頭部を適合させ、その溝条部52内でスライドさせて位置決めを行い、ナットにより固定することにより、この支持位置調整部材50の上面部51から上方に螺子軸(ボルト軸)50sが延長することとなる。
この螺子軸50sにL字型の支持金具14の底面部を複数のナットにより螺着固定するのである。
以上により、杭頭キャップ部材16の上端の螺子16sの支持位置の調整、即ち、支持位置調整部材50の下面部53の溝条部54内の位置決め、及び、支持位置調整部材50の上面部51に設けた溝条部52内での位置決めにより、支持金具14の支持位置を適宜微調整することができることとなるのである。
このように、本発明に係る支持位置調整部材においては、少なくともその上面と下面に平面視略直交する方向に溝条部が形成されていればよく、その外形形状は自由に設計することができる。
図9は、上記図8で説明した支持位置調整部材の他の実施形態を図示する斜視図であって、図6に図示した支持位置調整部材と同じものである。
この支持位置調整部材40は、基本的には、上記実施形態に係る支持位置調整部材50とほぼ同様であるが、その軽量化を図るために、その上面部及び下面部の不必要な部分を除去した形態を有するものである。
その本体部は基本的には円盤形状を有し、その上面部41に溝条部42をその直径方向の全体に設け、その下面部43に溝条部44をその直径方向の全体に設け、これらの溝条部42、44は、平面視略直交する方向に設けられている。
この図に示した支持位置調整部材40の上面部41と下面部43を反転させると、溝条部44の方向は、上面部41の溝条部42と略直交方向に配置されているが、その形態は全く同一のものである。
このような構成を採用することにより、杭頭キャップ部材の上端部に配置されるボルトの頭部をこの支持位置調整部材40の下面部43の溝条部44内に適合させ、他方、支持位置調整部材40の上面部41の溝条部42内にもボルト頭部を適合させることにより当該ボルト軸が上方に延長することとなり、このボルト軸に支持金具を螺着固定することができる。
その際に、下面部43の溝条部44内及び上面部41の溝条部42内でのボルト頭部をスライドさせてその位置決めを適宜行うことにより、縦桟の支持位置の微調整を適宜行うことができることとなるのである。
上記の支持位置調整部材40、50は、杭部材15の上端に設けた杭頭キャップ部材16、26と支持金具14との間、又は、杭頭キャップ部材16、26と補強用のアングル材5との間に設けることができる。
勿論、杭頭キャップ部材16に直接支持金具14を固定して縦桟11を固定することもでき、支持位置調整部材40、50及び補強用のアングル材5は、任意の構成部材である。
以上、本発明の実施形態について、その構築方法によって構築された支持架台の構造を中心に説明したが、その基本的な構築方法について再度まとめると以下のようになる。
先ず、工場内等で、縦桟枠部材10を予め製作しておく。その際に、面状物品を縦桟枠部材10に固定しておいてもよい。
設置現場、例えば傾斜地に、杭部材15の所望の本数を打ち込む。
この杭部材15の打ち込みに際しては、傾斜地の傾斜方向に沿って縦方向に2本又は3本打ち込み、更に前記傾斜方向と略直交する方向に所望本数を設置し、傾斜面に縦横方向に必要な本数を打ち込み設置する。
その後、横方向に2本又は3本の横桟13を前記杭部材15の上端部で螺子等の固定手段によって支持し固定する。
配設された横桟13の上に予め製作された上記縦桟枠部材10を載置し、固定すれば、本発明に係る面状物品用支持架台が構築されるのである。
設置面が平面の場合には、複数の杭部材15を縦横に配列させ、正面視手前側を低く、奥側を高く設置することにより、縦桟枠部材10を太陽光の入射方向に対面するような傾斜面に設置することができる。
縦桟枠部材10を支持し固定する杭部材15の上端部構造は、その形態を種々変更することができ、杭部材15の上端の杭頭キャップ部材、支持位置調整部材、アングル材、横桟、及び、支持金具を適宜選択して用いることができるものである。
横桟、アングル材及び支持位置調整部材は、これらを設けずに構築することもできる。
また、杭頭キャップ部材も、これを用いずに、杭部材の上端部に螺子棒が上方に延長する形態であればどのようなものでもよく、上記実施形態に示した各種の杭頭キャップ部材を使用せずに実施することも可能である。
更に、この構築方法に用いる構成部材も、以下の通りその形態を種々変更することができる。
一対の縦桟及びこれらを固定する枠材のサイズ、形態等は自由に設計変更できる。
縦桟は基本的には鋼製のC型チャンネル材を使用しているが、これを断面L字形状のアングル型材を使用することもでき、縦桟の下端側縁部を上方に折曲して樋部を形成することもできる。
更には、縦桟として、2分割縦桟をも用いることもできる。
杭部材の適宜高さ位置に掛け渡す補強枠部材も自由に配設して固定することができる。
本発明に係る杭部材においては、上記実施形態においては、鋼管を使用したが、この杭部材も管体でなく、横断面開放型のC字型、コ字型又はH字型等の各種の型鋼を使用することもできる。
その上端部で上方に延長するに螺子棒又は螺子軸を直接杭部材の上端部に設けることもできる。つまり、杭頭キャップ部材を別体にして設けずに実施することもできる。
杭頭キャップ部材の形態も自由に設計変更することができ、要するに、杭部材の上端部に連結でき、その上面に上方に延長する螺子棒又は螺子軸が形成されていればよい。
即ち、この杭頭キャップ部材の本体部の形態は、筒体形状や横断面略コ字形状以外の形態をも採用することができる。
筒体形状のものであっても、その一部の長手方向に切込が形成されているものであってもよい。
杭頭キャップ部材が筒体形状を有し、この筒体形状の杭頭キャップ部材の下端外周又は内周に螺子溝を刻設し、これと螺合する螺子溝を鋼管杭部材の上端部の内周又は外周に刻設して相互に螺合できる形態を採用し、ボルトナットによる締結を省略することも可能である。
要するに、杭頭キャップ部材と杭部材との締着又は締結は、自由に設計変更することができる。
支持位置調整部材の形態も自由に設計変更することができるが、要するに、本体部の上面部と下面部に平面視相互に略直交する溝条部が形成してあれば、その全体の外形形状は全く問わないものであり、上記実施形態では、平面視略円形のものを提案したが、これが平面視矩形形状であっても全く問題なく使用することができる。
以上、本発明においては、一対の縦桟を含む縦桟枠部材を予め製作し、設置現場で複数の杭部材を縦横に配列して設置し、この杭部材の上に前記縦桟枠部材の1又は2以上のものを横方向に配列し固定して容易にソーラーパネル等の面状物品を支持し固定できる支持架台を構築できる構築方法を提供することができた。
5 アングル材
10 縦桟枠部材
11 縦桟
11f、11g 枠材
13 横桟
15 杭部材
15h 掘削刃
16、26 杭頭キャップ部材
16u、26u 上面部
16t 筒体部
16s、26s 螺子棒(螺子軸)
17 ボルト
18 ナット
20 補強枠部材
40、50 支持位置調整部材
41、51 上面部
42、44、52、54 溝条部
43、53 下面部
E 設置面
N1,N2,N3 ナット

Claims (12)

  1. 一対の縦桟と、これら一対の縦桟を所定間隔で略平行に固定する複数の枠材とを相互に連結し固定することにより、面状物品を支持し設置することができる縦桟枠部材を予め用意し、
    設置面が傾斜地又は法面の場合には、前記縦桟枠部材を支持し固定する複数の杭部材を、傾斜地又は法面の傾斜方向とこれと略直交する方向に打ち込んで縦横に列設し、
    これら列設された杭部材の上端部で、複数の横桟を横方向に配設して固定し、
    これらの横桟に前記縦桟枠部材の1又は2以上を横桟と略直交する方向に配列して載置し固定することにより構築される面状物品用支持架台の構築方法。
  2. 設置面が平面の場合には、前記杭部材を縦横に列設し、手前側の杭部材の高さを奥側の杭部材の高さよりも低く設置することを特徴とする請求項1に記載の面状物品用支持架台の構築方法。
  3. 前記横桟を支持する横桟支持部材を杭部材の上端部に設け、この横桟支持部材が前記杭部材の上端部に設けられた杭頭キャップ部材からなり、この杭頭キャップ部材の上端部からは螺子棒又は螺子軸が延長し、この螺子棒又は螺子軸に前記横桟が支持固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の面状物品用支持架台の構築方法。
  4. 前記杭頭キャップ部材と前記横桟との間に支持位置調整部材を介在させたことを特徴とする請求項3に記載の面状物品用支持架台の構築方法。
  5. 一対の縦桟と、これら一対の縦桟を所定間隔で略平行に固定する複数の枠材とを相互に連結し固定することにより、面状物品を支持し設置することができる縦桟枠部材を予め用意し、
    設置面が傾斜地又は法面の場合には、前記縦桟枠部材を支持し固定する複数の杭部材を、傾斜地又は法面の傾斜方向とこれと略直交する方向に打ち込んで縦横に列設し、
    これら列設された杭部材の上端部に連結支持部材を設け、
    これらの連結支持部材により前記縦桟枠部材の1又は2以上を横方向に配列して載置し固定することにより構築される面状物品用支持架台の構築方法。
  6. 設置面が平面の場合には、前記杭部材を縦横に列設し、手前側の杭部材の高さを奥側の杭部材の高さよりも低く設置することを特徴とする請求項5に記載の面状物品用支持架台の構築方法。
  7. 前記連結支持部材が杭部材の上端部に固定される杭頭キャップ部材と、この杭頭キャップ部材から上方に延長する螺子棒又は螺子軸に固定される略L字型の支持金具とから成り、
    この支持金具の起立部が、前記縦桟枠部材の縦桟を支持し固定することができることを特徴とする請求項5又は6に記載の面状物品用支持架台の構築方法。
  8. 前記杭頭キャップ部材と支持金具との間に横断面略L字形状のアングル材を、横方向に配列された杭部材に掛け渡すように配設して固定し、このアングル材を補強用桟としたことを特徴とする請求項7に記載の面状物品用支持架台の構築方法。
  9. 前記杭頭キャップ部材と前記支持金具又は前記アングル材との間に支持位置調整部材を介在させたことを特徴とする請求項7又は8に記載の面状物品用支持架台の構築方法。
  10. 縦桟枠部材を載置し固定した後、縦横に配列された複数の杭部材の適宜高さ位置で、その縦方向及び/又は横方向、更には筋交い方向の斜め方向に補強枠部材を掛け渡し固定する工程を付加したことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の面状物品用支持架台の構築方法。
  11. 前記縦桟枠部材に予め面状物品が載置され固定されていることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の面状物品用支持架台の構築方法。
  12. 前記支持金具による縦桟枠部材の縦桟支持が螺子又はピンによる1点支持であることを特徴とする請求項7乃至11に記載の面状物品用支持架台の構築方法。
JP2014116642A 2014-06-05 2014-06-05 面状物品用支持架台の構築方法 Expired - Fee Related JP6412342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014116642A JP6412342B2 (ja) 2014-06-05 2014-06-05 面状物品用支持架台の構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014116642A JP6412342B2 (ja) 2014-06-05 2014-06-05 面状物品用支持架台の構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015231288A true JP2015231288A (ja) 2015-12-21
JP6412342B2 JP6412342B2 (ja) 2018-10-24

Family

ID=54887832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014116642A Expired - Fee Related JP6412342B2 (ja) 2014-06-05 2014-06-05 面状物品用支持架台の構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6412342B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018038187A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 シャープ株式会社 太陽電池モジュールの固定構造及び太陽光発電システム
JP2018133845A (ja) * 2017-02-13 2018-08-23 三菱日立パワーシステムズ株式会社 構造物の支持構造および構造物の設置方法
JP2020096418A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 大林道路株式会社 パネル架台の縦梁の勾配調整機構

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1030948B1 (nl) * 2022-10-07 2024-05-07 Prg Projects Nv Scherm- of paneelondersteunend frame en kit voor opstellen daarvan

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110067749A1 (en) * 2009-09-23 2011-03-24 Michael Zuritis Solar array support structure
US20120090665A1 (en) * 2011-09-29 2012-04-19 Michael Zuritis Solar array support structure with a telescopic wind brace
JP2013044093A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 接続装置
JP3184322U (ja) * 2013-04-11 2013-06-20 株式会社アドバンス 太陽電池パネル用架台
JP5232336B1 (ja) * 2013-02-18 2013-07-10 株式会社東洋スタビ ソーラーパネル用の金属杭、及びその施工方法
JP3185440U (ja) * 2013-06-05 2013-08-15 株式会社清水土建工業 太陽電池パネルの設置構造
JP2013163927A (ja) * 2012-02-11 2013-08-22 Nemii Kk 太陽電池パネル取付可変架台
JP2013189784A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Chiyoda Geotech Co Ltd 上部構造物と杭との接続構造
US20130248467A1 (en) * 2010-12-07 2013-09-26 Johannes Lieuwe Wever Frame system for fixing panels to the ground at an angle
JP2013238046A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Sharp Corp 太陽光発電システムおよび太陽電池モジュールの設置方法
JP3187754U (ja) * 2013-10-01 2013-12-12 特定非営利活動法人ジーエヌアール 太陽光パネル敷設用基礎構造
JP2014005654A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Nisso Pronity Co Ltd パネル保持構造
JP2014011405A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Sharp Corp 太陽電池モジュールの製造方法
JP2014080814A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Santoku Denki Kk 太陽電池パネルの設置架台

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110067749A1 (en) * 2009-09-23 2011-03-24 Michael Zuritis Solar array support structure
US20130248467A1 (en) * 2010-12-07 2013-09-26 Johannes Lieuwe Wever Frame system for fixing panels to the ground at an angle
JP2013044093A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd 接続装置
US20120090665A1 (en) * 2011-09-29 2012-04-19 Michael Zuritis Solar array support structure with a telescopic wind brace
JP2013163927A (ja) * 2012-02-11 2013-08-22 Nemii Kk 太陽電池パネル取付可変架台
JP2013189784A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Chiyoda Geotech Co Ltd 上部構造物と杭との接続構造
JP2013238046A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Sharp Corp 太陽光発電システムおよび太陽電池モジュールの設置方法
JP2014005654A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Nisso Pronity Co Ltd パネル保持構造
JP2014011405A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Sharp Corp 太陽電池モジュールの製造方法
JP2014080814A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Santoku Denki Kk 太陽電池パネルの設置架台
JP5232336B1 (ja) * 2013-02-18 2013-07-10 株式会社東洋スタビ ソーラーパネル用の金属杭、及びその施工方法
JP3184322U (ja) * 2013-04-11 2013-06-20 株式会社アドバンス 太陽電池パネル用架台
JP3185440U (ja) * 2013-06-05 2013-08-15 株式会社清水土建工業 太陽電池パネルの設置構造
JP3187754U (ja) * 2013-10-01 2013-12-12 特定非営利活動法人ジーエヌアール 太陽光パネル敷設用基礎構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018038187A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 シャープ株式会社 太陽電池モジュールの固定構造及び太陽光発電システム
JP2018133845A (ja) * 2017-02-13 2018-08-23 三菱日立パワーシステムズ株式会社 構造物の支持構造および構造物の設置方法
JP2020096418A (ja) * 2018-12-10 2020-06-18 大林道路株式会社 パネル架台の縦梁の勾配調整機構
JP7181072B2 (ja) 2018-12-10 2022-11-30 大林道路株式会社 パネル架台の縦梁の勾配調整機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP6412342B2 (ja) 2018-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160173022A1 (en) Solar Photovoltaic Power Generation Panel Mount
JP6412342B2 (ja) 面状物品用支持架台の構築方法
US20110272367A1 (en) Device for supporting solar modules
JP5457285B2 (ja) 太陽発電パネルの取付架台
JP6363829B2 (ja) ソーラーパネル等の面状物品用支持架台及びその支持位置調整部材
CN103107219A (zh) 光伏板系统、光伏板固定装置及装设光伏板系统的方法
US9365998B2 (en) Elevated equipment assemblies, equipment-supporting platforms, and related methods
EP3034961A1 (en) Solar photovoltaic power generation panel mount
CN206036540U (zh) 一种双立柱拼接屏安装支架
JP5912100B2 (ja) 太陽光発電パネル架台
KR102086572B1 (ko) 태양광 패널 설치구조
JP2015104245A (ja) 太陽光発電パネル架台
JP5753811B2 (ja) ソーラパネル用の架台とその施工方法
JP6441041B2 (ja) 太陽電池パネル架台
JP5622709B2 (ja) 太陽光発電パネルフレームの支持架台構造
CN217522768U (zh) 一种分段式光伏支架
JP2014088708A (ja) 太陽電池モジュール用の載置架台及び太陽光発電装置
JP6104565B2 (ja) ソーラーパネル等の面状物品の架台構成システム
JP6346755B2 (ja) 太陽光発電パネル架台
JP6335231B2 (ja) ソーラーパネル等の面状物品の架台構成システム
JP5938826B2 (ja) 太陽光パネル設置構造及び太陽光パネル設置施工方法
JP5886330B2 (ja) 太陽光パネル架台
JP2015098725A (ja) 太陽光発電パネル架台とその据付工法
JP5844112B2 (ja) 太陽光パネル設置構造及び太陽光パネル設置施工方法
JP6490919B2 (ja) 面状物品の架台用杭部材の施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180322

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6412342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees