JP2015226961A - ロボットの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロボットの停止動作において、ロボットの振動を抑制しつつ素早く所望の位置に停止させること。【解決手段】モータMによって駆動されるロボットRの関節Jの角度を制御する制御装置10において、関節Jの角度を指示する関節角度指令値θLを算出する関節角度指令算出部11と、ロボットRの関節軸に発生する軸力トルクを算出する軸力トルク計算部12と、軸力トルク及びロボットRの関節Jのばね定数より算出される当該関節Jのたわみ量を関節角度指令値θLが指示する関節Jの角度に加算してモータ指令角度θMを算出する弾性変形補償部13と、ロボットRがワークWと接触したときのモータMの角度を検出する停止位置検出部15と、停止位置検出部15がモータMの角度を出力したときに、関節角度指令算出部11より出力された関節角度指令値θLに代えて、停止位置検出部15で検出したモータの角度を出力する指令角度切替部16とを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、ロボットの動作を制御する制御装置に関し、特に、関節角度の変化によって姿勢が決まるロボットの動作を制御する制御装置に関する。
関節角度の変化によって姿勢が決まるロボットの一例として産業用ロボットがある。例えば、産業用ロボットの一種である溶接ロボットを用いて溶接を行う際に、溶接するワーク位置をセンシングするタッチセンシングと呼ばれる動作がある。タッチセンシングとは、溶接トーチに電圧を印加した状態で溶接ロボットを動かし、溶接トーチの溶接ワイヤがワークに接触した位置(つまり、ワークと溶接ワイヤの間の通電を検知した位置)をワーク位置として検出するセンシング動作である。
このタッチセンシングにおいて、通常は、ワークへの接触を検知したときのロボットの姿勢(つまり、ロボットの各関節のモータ角度)を基にして、ワークの位置が検出される。しかし、ワークの接触を検知したときからロボットの姿勢情報を取得するまでに遅れがある。そのため、溶接ワイヤを高速で移動させてワークへ接触させると、この遅れ時間の間にも溶接ワイヤが大きく移動してしまい、実際のワーク位置からずれた位置をワークの位置として検出してしまう。
従って、溶接ワイヤをワークへ接近させるときは、当該溶接ワイヤが低速で移動するように溶接ロボットを低速で動作させる。しかし、溶接ロボットを低速で動作させるとセンシングに時間がかかるといった別の問題が生じる。
これらの問題を解決する方法として、特許文献1は、自動溶接装置のワーク検出方法を開示し、特許文献2は、溶接ロボットのワイヤタッチセンシング方法を開示している。
これらの問題を解決する方法として、特許文献1は、自動溶接装置のワーク検出方法を開示し、特許文献2は、溶接ロボットのワイヤタッチセンシング方法を開示している。
特許文献1に開示のワーク検出方法は、消耗電極式溶接トーチに溶接電圧とセンシング電圧とを選択的に印加し、センシング電圧の印加時に前記溶接トーチから突出した消耗電極とワークとの通電状態を検出する通電検出手段を有する自動溶接装置のワーク検出方法であって、前記溶接トーチにセンシング電圧を印加して前記溶接トーチを高速で前記ワークに接近させ、前記通電検出手段からの通電検出出力によって前記溶接トーチの動作を停止させ、続いてその通電検出出力によって前記溶接トーチを低速で離反させて、前記ワークからの前記消耗電極の離反を前記通電検出手段にて検出し、前記通電検出手段からの離反検出出力を前記自動溶接装置の制御信号として用いることを特徴とするものである。
また、特許文献2に開示のワイヤタッチセンシング方法は、電圧を印加した溶接ワイヤを移動し、該ワイヤの短絡信号を検知したとき、ワイヤを低速で逆方向に移動し、短絡解消信号を検知した位置を被溶接体の実存位置であると判定することを特徴とするものである。
これら特許文献に開示の技術では、溶接トーチに電圧を印加した状態で、溶接ワイヤをワークに接触させ、ワークとの接触を検知した後にロボットを停止させる。そして、溶接ワイヤをワークから離反させるように低速で移動させ、溶接ワイヤとワークとの間が非通電状態となったときのロボット姿勢に基づいてワークの位置を検出する。
これら特許文献に開示の技術では、溶接トーチに電圧を印加した状態で、溶接ワイヤをワークに接触させ、ワークとの接触を検知した後にロボットを停止させる。そして、溶接ワイヤをワークから離反させるように低速で移動させ、溶接ワイヤとワークとの間が非通電状態となったときのロボット姿勢に基づいてワークの位置を検出する。
この方法であれば、溶接ワイヤを高速でワークに接近させた後に、一度停止させ、その後の離反動作時にワークの位置を検出することができるため、センシング時間も短く、精度よくワーク位置を検出することができるとされている。
そこで、特許文献3は、高速でワークに接近させた溶接ワイヤを停止させる技術の一例として、産業用機械の加減速方法を開示している。
そこで、特許文献3は、高速でワークに接近させた溶接ワイヤを停止させる技術の一例として、産業用機械の加減速方法を開示している。
特許文献3に開示の加減速方法は、設置場所との関係が第1のばね振動系に近似される機台と、該機台上に固定されたアクチュエータの動作により発生する力を受けて前記機台上を移動し、前記機台との関係が第2のばね振動系に近似される移動手段を有する制御対象とを備える産業用機械における前記移動手段の加減速を制御するための産業用機械の加減速方法であって、前記移動手段を一定の加速度で加減速させようとする場合に、加速時間および減速時間が前記機台および前記アクチュエータの質量の合計と前記第1のばね振
動系のばね定数に基づいて決定される前記機台の固有振動周期の整数倍の時間に等しくなるような速度指令を生成し、前記速度指令に基づいて前記移動手段が移動するような動作指令を前記アクチュエータに出力することを特徴とするものである。
動系のばね定数に基づいて決定される前記機台の固有振動周期の整数倍の時間に等しくなるような速度指令を生成し、前記速度指令に基づいて前記移動手段が移動するような動作指令を前記アクチュエータに出力することを特徴とするものである。
固有振動周期に基づいた上述の加減速方法による減速軌跡を生成することで、産業用機械を振動なく停止させることができるとされている。
しかしながら、特許文献1,2に開示のように、溶接ワイヤがワークと接触したときにロボットを単純に急停止させると、溶接トーチ及び溶接ワイヤだけでなくロボット全体に振動が生じてしまうことが現場の実績として明らかになっている。ロボットが振動した状態のままで溶接ワイヤをワークから離反させると正しいワークの位置を検出できないので、ロボットに振動が生じた場合、ロボットの振動が収まるまで溶接ワイヤのワークからの離反を待たなくてはならない。従って、センシングに要する時間は長くなってしまう。
ここで、ロボットを振動なく停止させるとする特許文献3に開示の技術を用いることが考えられる。しかし、特許文献3の技術は、ロボットを停止させる位置が予め決められている場合に適用可能な技術である。つまり、停止位置が予め決められている場合には、その停止位置に向けて減速軌跡を生成することができるが、停止位置がワーク接触時に決まるワイヤタッチセンシング動作のように、停止位置が予め定められていない場合には減速軌跡を生成することができない。
また、溶接ロボットのような複数の関節を有する機器は、各関節で発生する振動が他の関節へも伝播して非常に複雑な振動となり、単純に固有振動周期を考慮したのみでは振動を抑えることはできない。
従って、特許文献3に開示の技術を、ワイヤタッチセンシング動作に適用しても、ロボットの停止時に発生する振動を抑制することができない。
従って、特許文献3に開示の技術を、ワイヤタッチセンシング動作に適用しても、ロボットの停止時に発生する振動を抑制することができない。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、ロボットの停止動作において、ロボットの振動を抑制しつつ、素早く所望の位置に停止させることのできるロボットの制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るは、以下の技術的手段を講じている。
即ち、本発明に係るロボットの制御装置は、モータによって駆動されるロボットの関節の角度を制御する制御装置であって、前記ロボットに所望の動作をさせるために、前記関節の角度を指示する第1の角度指令を算出して出力する関節角度指令算出部と、前記第1の角度指令を受け取ると、前記受け取った第1の角度指令に従って動作する前記ロボットの関節軸に発生する第1の軸力トルクを、前記ロボットの動力学モデルに基づいて算出する軸力トルク計算部と、前記第1の軸力トルク、及び前記ロボットの関節の剛性を表すばね定数より算出される当該関節のたわみ量を、前記軸力トルク計算部が受け取った第1の角度指令が指示する関節の角度に加算して、前記モータの回転角度を指示するモータ指令角度を算出し出力する弾性変形補償部と、前記ロボットが外部の構造物と接触したときの前記モータの角度をモータ検出角度として検出して出力する停止位置検出部と、前記停止位置検出部が前記モータの角度を出力したときに、前記関節角度指令算出部より出力された第1の角度指令に代えて、前記停止位置検出部で検出した前記モータの角度を、前記関節の角度を指示する第2の角度指令として出力する指令角度切替部と、を備えることを特徴とする。
即ち、本発明に係るロボットの制御装置は、モータによって駆動されるロボットの関節の角度を制御する制御装置であって、前記ロボットに所望の動作をさせるために、前記関節の角度を指示する第1の角度指令を算出して出力する関節角度指令算出部と、前記第1の角度指令を受け取ると、前記受け取った第1の角度指令に従って動作する前記ロボットの関節軸に発生する第1の軸力トルクを、前記ロボットの動力学モデルに基づいて算出する軸力トルク計算部と、前記第1の軸力トルク、及び前記ロボットの関節の剛性を表すばね定数より算出される当該関節のたわみ量を、前記軸力トルク計算部が受け取った第1の角度指令が指示する関節の角度に加算して、前記モータの回転角度を指示するモータ指令角度を算出し出力する弾性変形補償部と、前記ロボットが外部の構造物と接触したときの前記モータの角度をモータ検出角度として検出して出力する停止位置検出部と、前記停止位置検出部が前記モータの角度を出力したときに、前記関節角度指令算出部より出力された第1の角度指令に代えて、前記停止位置検出部で検出した前記モータの角度を、前記関節の角度を指示する第2の角度指令として出力する指令角度切替部と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記軸力トルク計算部が、前記第2の角度指令を受け取ると、前記受け取った第2の角度指令に従って動作する前記ロボットの関節軸に発生する第2の軸力トルクを、
前記ロボットの動力学モデルに基づいて算出し、前記弾性変形補償部が、前記第2の軸力トルク、及び前記関節のたわみ量を、前記軸力トルク計算部が受け取った第2の角度指令が指示する関節の角度に加算してモータ指令角度を算出するとよい。
前記ロボットの動力学モデルに基づいて算出し、前記弾性変形補償部が、前記第2の軸力トルク、及び前記関節のたわみ量を、前記軸力トルク計算部が受け取った第2の角度指令が指示する関節の角度に加算してモータ指令角度を算出するとよい。
さらに、前記軸力トルク計算部より出力される第1の軸力トルク又は第2の軸力トルクと前記関節の剛性を示すばね定数とから算出される関節のたわみ量を、前記モータ検出角度から減算して、補正後モータ検出角度を算出する逆弾性変形補償部を備え、前記停止位置検出部が、前記モータ検出角度の代わりに前記補正後モータ検出角度を検出して出力するとよい。
加えて、前記第1の角度指令を受け取ると、前記算出された関節角度指令通りに動作する際に前記モータに発生するFFトルクを、前記ロボットとモータの動力学モデルに基づいて算出するFFトルク計算部と、前記出力されたモータ指令角度に従って、前記モータに発生させるトルクを指示するトルク指令を出力する位置速度制御部と、前記位置速度制御部から出力されたトルク指令に前記FFトルクを加算した指令値に従って、前記モータを制御するトルク制御部とを備えるとよい。
本発明に係るロボットの制御装置を用いることで、ロボットの停止動作において、ロボットの振動を抑制しつつ、素早く所望の位置に停止させることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るロボットの制御装置を、図面に基づき詳しく説明する。
なお、以下に説明する各実施形態に共通する同一の構成部材には、同一の符号及び同一の名称を付すこととする。従って、同一の符号及び同一の名称が付された構成部材については、同じ説明を繰り返さない。
[第1実施形態]
図1〜7を参照しながら、本発明の第1実施形態に係るロボットRの制御装置10について説明する。
なお、以下に説明する各実施形態に共通する同一の構成部材には、同一の符号及び同一の名称を付すこととする。従って、同一の符号及び同一の名称が付された構成部材については、同じ説明を繰り返さない。
[第1実施形態]
図1〜7を参照しながら、本発明の第1実施形態に係るロボットRの制御装置10について説明する。
まず初めに、本実施形態に係る制御装置10によるロボットRの一般的な制御方法について説明する。本実施形態に係る制御装置10によって制御されるロボットRは、少なくとも1つ以上の関節Jを有し、当該関節Jの角度をモータMの駆動(回転)によって変更することで動作する(姿勢を変更する)ロボットである。制御装置10は、モータMの回
転を制御して関節の角度を変更することで、当該ロボットRを動作させる。
転を制御して関節の角度を変更することで、当該ロボットRを動作させる。
本実施形態では、上述の制御装置10によって動作が制御されるロボットRとして、多関節の溶接ロボットRを例示する。
図1は、多関節ロボットである溶接ロボットR全体の概略構成を示す概略図である。溶接ロボットR(以下、単にロボットRという)は、例えば、6軸の垂直多関節型であって6つの関節J(J1〜J6)を備え、先端軸に溶接トーチ1が設けられ、溶接トーチ1から送りだされる溶接ワイヤ2によりアーク溶接が行われる。このロボットRは、例えば、溶接トーチ1を溶接開始点と溶接終了点とを結ぶ溶接線方向に沿って移動しつつ、溶接ワイヤ2を予め定められた振幅および周波数で傾動する動作(ウィービング動作)を行う。このようなロボットRの動作は制御装置10によって制御されるが、その動作は、予め制御装置10に教示されている。
図1は、多関節ロボットである溶接ロボットR全体の概略構成を示す概略図である。溶接ロボットR(以下、単にロボットRという)は、例えば、6軸の垂直多関節型であって6つの関節J(J1〜J6)を備え、先端軸に溶接トーチ1が設けられ、溶接トーチ1から送りだされる溶接ワイヤ2によりアーク溶接が行われる。このロボットRは、例えば、溶接トーチ1を溶接開始点と溶接終了点とを結ぶ溶接線方向に沿って移動しつつ、溶接ワイヤ2を予め定められた振幅および周波数で傾動する動作(ウィービング動作)を行う。このようなロボットRの動作は制御装置10によって制御されるが、その動作は、予め制御装置10に教示されている。
図2は、制御装置10の概略構成を示す図である。図2に示すように、ロボットRの制御装置10は、大きく分けて、ロボットR全体の動作を制御する上位コントローラC1と、ロボットの関節J(J1〜J6)のモータM(M1〜M6)の動作を制御するサーボアンプSA(SA1〜SA6)とで構成されている。上位コントローラC1、サーボアンプSA及びロボットRは互いに通信回線によって接続されており、この通信回線を介して情報伝達が行われる。
次に、図3及び図4を参照して、上位コントローラC1とサーボアンプSA(SA1〜SA6)について説明する。図3は、上位コントローラC1の概略構成を示すブロック図であり、図4は、サーボアンプSA(SA1〜SA6)の概略構成を示すブロック図である。
図3に示す上位コントローラC1は、予め記憶されているロボットRの動作情報(一般に、教示データと呼ばれる)に従ってロボットRが動くように、後述するサーボアンプSAに対する指令値を生成する。上位コントローラC1は、関節角度指令算出部11、軸力トルク計算部12、弾性変形補償部13及びFFトルク計算部14を備え、さらに、停止位置検出部15及び指令角度切替部16を備える。
図3に示す上位コントローラC1は、予め記憶されているロボットRの動作情報(一般に、教示データと呼ばれる)に従ってロボットRが動くように、後述するサーボアンプSAに対する指令値を生成する。上位コントローラC1は、関節角度指令算出部11、軸力トルク計算部12、弾性変形補償部13及びFFトルク計算部14を備え、さらに、停止位置検出部15及び指令角度切替部16を備える。
関節角度指令算出部11は、ロボットRに所望の動作をさせるために、関節Jの角度を指示する関節角度指令値を算出して出力するものであり、予め記憶されているロボットRの動作情報(教示データ)に基づいて、ロボットRの先端である溶接トーチ1の姿勢から逆変換を行ってロボットRの各関節Jの角度指令値(関節角度指令値θL)を第1の角度指令として生成する。ロボットRの動作情報が、ロボットRの各関節Jの角度そのものである場合もあり、その場合、関節角度指令算出部11は、動作情報である各関節Jの角度を、そのまま各関節Jの関節角度指令値とする。
関節角度指令算出部は、生成された関節角度指令値θLそのままを、モータMを動かすための指令角度であるモータ指令角度θMとして、後述するサーボアンプSAへ出力することができる。つまり、単純には、モータ指令角度θMをロボットRの関節角度(アーム角度)と等しくても良いのであるが、ロボットRの関節Jには図4に示すようなたわみ要素(弾性変形要素)があるため、実際にはモータ指令角度θM≠ロボット関節角度となる。そのため、正確にロボットRを動作させる場合には、このたわみ(弾性変形)によって生じる誤差分を補償することが行われる。この補償のことを弾性変形補償と呼ぶ。
図4は、ロボットRの関節Jに存在するたわみ要素(弾性変形要素)を模式的に示す図であり、モータMの回転軸とアームAとの間の減速機Gなどが弾性変形要素となって、モータ角度と関節角度が必ずしも一致しなくなる。
次に、この弾性変形補償を行う軸力トルク計算部12及び弾性変形補償部13について説明する。
次に、この弾性変形補償を行う軸力トルク計算部12及び弾性変形補償部13について説明する。
軸力トルク計算部12は、第1の角度指令である関節角度指令値θLを受け取ると、受け取った関節角度指令値θLに従って動作するロボットRの関節軸に発生するトルクτLを第1の軸力トルクとして、ロボットRの動力学モデルに基づいて算出する。具体的に、軸力トルク計算部12は、ロボットRの関節角度指令値θLから下式(1)に示すロボットRの動力学モデルを用いて関節Jに生じる軸力トルクであるトルクτLを計算して出力
する。
する。
弾性変形補償部13は、トルクτL、及びロボットRの関節Jの剛性を表すばね定数より算出される当該関節Jのたわみ量を、軸力トルク計算部12が受け取った関節角度指令値θLが指示する関節Jの角度に加算して、モータMの回転角度を指示するモータ指令角度を算出し出力する。具体的に、弾性変形補償部13は、軸力トルク計算部12からトルクτLを受信して、受信したトルクτLに基づいて、下式(2)のように関節Jのたわみ量(τL/K)を求め、この求めた関節Jのたわみ量を用いて、モータMの回転角度を指示するモータ指令角度θMを算出し出力する。
弾性変形補償部13は、上記の式(2)によって算出した各関節JのモータMに対するモータ指令角度θMを後述するサーボアンプSAへ出力し伝達する。例えば、ロボットRが6軸の多関節ロボットであって関節Jが6つある場合は、第1軸〜第6軸の6つの関節J(J1〜J6)のモータM1〜M6に対する6つのモータ指令角度θM1〜θM6を後述するサーボアンプSA1〜SA6へ出力する。
また一方で、ロボットRを精度よく動作させるためには、上述の軸力トルクの計算と弾性変形補償に加えて、フィードバック(FB)制御とフィードフォワード(FF)制御を組み合わせた2自由度制御が採用される。ここで、フィードバック制御とは、モータ指令角度θMなどの指令値と、ロボットRなどの制御対象の状態(関節角度などの実測値)との比較に基づいて行われる制御である。一方でフィードフォワード制御とは、制御対象であるロボットRのモデルを用いて与えられた指令値を用いて、当該指令値通りにロボットRを動作させるためのモータMへの入力を予測する制御である。
2自由度制御の利点は、フィードバック制御だけでは指令値に対するロボット動作の制御が遅れてしまうという影響を、フィードフォワード制御のモデルに基づいた制御によって補い解消できる点にあり、この2自由度制御により指令値通りにモータMを動作させることができる。ここで必要になるのが、ロボットRのモデルに基づいて、当該ロボットRを指令値通りに動作させるための入力、すなわちモータMの駆動トルクτrを算出することである。
FFトルク計算部14は、第1の角度指令である関節角度指令値θLを受け取ると、算出された関節角度指令値θL通りに動作する際にモータMに発生するFFトルクを、ロボットRとモータMの動力学モデルに基づいて算出する。具体的に、FFトルク計算部14は、ロボットRを指令値通りに動作させるためのモータMの駆動トルクτr(FFトルクτrと呼ぶ)を、ロボットRの動力学モデルとモータMの動力学モデルに基づいて、例えば以下に示す式(3)〜(5)によって算出し出力する。
FFトルク計算部14は、上述の式(3)〜(5)によって算出された、各モータMを指令値通りに動作させるために必要なFFトルクτrを後述するサーボアンプSAへ出力し伝達する。例えば、ロボットRが6軸の多関節ロボットであって関節Jが6つある場合は、第1軸〜第6軸の6つの関節J1〜J6のモータM1〜M6に対する6つのFFトルクτr1〜τr6を後述するサーボアンプSA1〜SA6へ伝達する。
次に、図2及び図5を参照して、サーボアンプSAについて説明する。図5は、サーボアンプSAの内部構成を示す図であり、図2に示すサーボアンプSA(SA1〜SA6)の各々は、図5に示す構成を有する。
サーボアンプSAは、上位コントローラC1から出力された指令値であるモータ指令角度θM及びFFトルクτrを受信して、これら指令値に従ってモータMを動作させるものであり、位置速度制御部17及びトルク制御部18を有する。サーボアンプSAは、第1軸〜第6軸のモータM(M1〜M6)の各々に対して1つずつ設けられている。例えば、モータM1に対して設けられたサーボアンプSA1は、モータ指令角度θM1及びFFトルクτr1を受信して、これら受信した指令値に従ってモータM1を動作させ、モータM2に対して設けられたサーボアンプSA2は、モータ指令角度θM2及びFFトルクτr2を受信して、これら受信した指令値に従ってモータM2を動作させる。
サーボアンプSAは、上位コントローラC1から出力された指令値であるモータ指令角度θM及びFFトルクτrを受信して、これら指令値に従ってモータMを動作させるものであり、位置速度制御部17及びトルク制御部18を有する。サーボアンプSAは、第1軸〜第6軸のモータM(M1〜M6)の各々に対して1つずつ設けられている。例えば、モータM1に対して設けられたサーボアンプSA1は、モータ指令角度θM1及びFFトルクτr1を受信して、これら受信した指令値に従ってモータM1を動作させ、モータM2に対して設けられたサーボアンプSA2は、モータ指令角度θM2及びFFトルクτr2を受信して、これら受信した指令値に従ってモータM2を動作させる。
サーボアンプSAの位置速度制御部17は、上位コントローラC1から出力されたモータ指令角度θMに従って、モータMに発生させるトルクを指示するトルク指令を出力する。具体的に、位置速度制御部17は、上位コントローラC1で算出されたモータ指令角度θMと、モータMに備え付けられたエンコーダ等の角度検出装置により検出されたモータ検出角度θFB及びモータ検出速度d(θFB)とに基づいて主にフィードバック処理を行い、例えばロボットRの第3軸の関節をモータ指令角度θM3通りに動作させるためのトルクを算出する。
トルク制御部18は、位置速度制御部17から出力されたトルク指令にFFトルクτrを加算した指令値に従って、モータMを制御する。具体的に、トルク制御部18は、位置速度制御部17が算出したトルクに上位コントローラC1で算出されたFFトルクτrを加算し、所望のトルクが発生するようにモータMを制御して動作させる。
上位コントローラC1及びサーボアンプSAにおける上述の構成は、本実施形態による
ロボットRの動作制御を行う制御装置10の基本的な構成である。この動作制御における特徴は、関節Jのたわみを補償する弾性変形補償を行っている点と、指令値通りに動作するためのトルクをロボットRの動力学モデルに基づいて計算する2自由度制御を行っている点の2点である。
上位コントローラC1及びサーボアンプSAにおける上述の構成は、本実施形態による
ロボットRの動作制御を行う制御装置10の基本的な構成である。この動作制御における特徴は、関節Jのたわみを補償する弾性変形補償を行っている点と、指令値通りに動作するためのトルクをロボットRの動力学モデルに基づいて計算する2自由度制御を行っている点の2点である。
本実施形態による制御装置10は、この2点の動作制御を備えているので、上述のロボットのような複数関節を有する複雑な機体を指令値通りに動作させることが可能となり、言い換えれば、振動なく動作を行うことが可能となる。
しかし、上述の動作制御は、ロボットRを、あくまでも予め定められた、つまり予め記憶されている動作情報(教示データ)に従った指令値に基づいて動作させる場合において有効である。予め記憶されているロボットRの動作情報(教示データ)が無く、新たに動作情報(教示データ)を作成する際のロボット動作において、制御装置10は、上述の構成だけではロボットRを指令値通りに動作させることは困難となる。
しかし、上述の動作制御は、ロボットRを、あくまでも予め定められた、つまり予め記憶されている動作情報(教示データ)に従った指令値に基づいて動作させる場合において有効である。予め記憶されているロボットRの動作情報(教示データ)が無く、新たに動作情報(教示データ)を作成する際のロボット動作において、制御装置10は、上述の構成だけではロボットRを指令値通りに動作させることは困難となる。
具体的に述べると、溶接ロボットなどの教示データを作成する際に、図1に示すようにワークWの位置及び形状を把握することを目的として、ロボットRの先端軸に設けられた溶接トーチ1の溶接ワイヤ2をワークWに接触するまで移動させるタッチセンシング動作が行われる。このタッチセンシング動作は当業者において周知のロボット動作であるが、溶接ワイヤ2がワークWに接触したその位置でロボットRの動作を直ちに停止しなくてはならない。このように、ロボットRを予め決められていない位置で急に停止させると、関節Jの弾性変形などによる振動がロボットR全体に発生し、特に溶接トーチ2が設けられた先端軸近傍は大きな振動が発生する。
本実施形態による制御装置10は、タッチセンシング動作のように停止位置が予め定められていない場合でも、ロボット動作の急停止時に発生するロボットRの振動を抑制することを目的として、図3に示すように停止位置検出部15及び指令角度切替部16を備える。
停止位置検出部15は、ロボットRが外部の構造物であるワークWと接触したときの当該モータMの角度をモータ検出角度として検出して出力する。具体的に、停止位置検出部15は、タッチセンシング動作などにおいて溶接トーチ1の溶接ワイヤ2がワークWと接触したときに、このワーク接触が検出されたときのモータ検出角度θFB(モータ検出角度θFB1〜θFB6)を検出し記録する。
停止位置検出部15は、ロボットRが外部の構造物であるワークWと接触したときの当該モータMの角度をモータ検出角度として検出して出力する。具体的に、停止位置検出部15は、タッチセンシング動作などにおいて溶接トーチ1の溶接ワイヤ2がワークWと接触したときに、このワーク接触が検出されたときのモータ検出角度θFB(モータ検出角度θFB1〜θFB6)を検出し記録する。
指令角度切替部16は、停止位置検出部15がモータMの角度を出力したときに、関節角度指令算出部11より出力された関節角度指令値θLに代えて、停止位置検出部15で検出したモータMの角度を、関節Jの角度を指示する第2の角度指令として出力する。具体的に、指令角度切替部16は、関節角度指令算出部11が出力した関節角度指令値θLを受信すると共に、停止位置検出部15が検出したモータ検出角度θFBを受信し、ワーク接触が検出されていないときは関節角度指令値θLを出力し、ワーク接触が検出されたときは関節角度指令値θLに代えてモータ検出角度θFBを第2の角度指令として出力することで、関節角度指令値θLをモータ検出角度θFBに切り替える。
指令角度切替部16から出力された関節角度指令値θL及びモータ検出角度θFBは、上述の軸力トルク計算部12及び弾性変形補償部13による処理を経る。具体的には、軸力トルク計算部12が、第2の角度指令であるモータ検出角度θFBを受け取ると、受け取ったモータ検出角度θFBに従って動作するロボットRの関節軸に発生するトルクτLを第2の軸力トルクとして、ロボットRの動力学モデルに基づいて算出する。さらに、弾性変形補償部13が、第2の軸力トルクであるトルクτL、及び関節Jのたわみ量を、軸力トルク計算部12が受け取ったモータ検出角度θFBが指示する関節Jの角度に加算してモータ指令角度を算出する。この算出されたモータ指令角度が、モータ指令角度θMとしてサーボアンプSAへ出力され、また上述のFFトルク計算部14による処理を経て、FFトルクτrとしてサーボアンプSAへ出力される。
以上に説明した上位コントローラC1及びサーボアンプSAを備える制御装置10によってロボットRの動作を制御すれば、例えば、教示データを作成する際のロボット動作など、予め定められていない位置でロボットRを急停止させる必要のある動作において、ロ
ボットRを振動させることなく素早く停止させることができる。
図6及び図7を参照して、本実施形態による制御装置10の効果を示す。図6は、本実施形態の制御装置10によってタッチセンシング動作を行わせたときの、ロボットRの第2軸及び第3軸のモータM及びアームの挙動を表すグラフを示す。図7は、停止位置検出部15及び指令角度切替部16を備えない制御装置によってタッチセンシング動作を行わせたときの、ロボットRの第2軸及び第3軸のモータM及びアームの挙動を表すグラフを示す。
ボットRを振動させることなく素早く停止させることができる。
図6及び図7を参照して、本実施形態による制御装置10の効果を示す。図6は、本実施形態の制御装置10によってタッチセンシング動作を行わせたときの、ロボットRの第2軸及び第3軸のモータM及びアームの挙動を表すグラフを示す。図7は、停止位置検出部15及び指令角度切替部16を備えない制御装置によってタッチセンシング動作を行わせたときの、ロボットRの第2軸及び第3軸のモータM及びアームの挙動を表すグラフを示す。
図6を参照すると、本実施形態の制御装置10を用いれば、第2軸及び第3軸共、時間3秒(s)で示すワーク接触時刻から0.05秒(s)後の3.05秒以降は、アーム角度は大きく変化することなく、つまり振動することなく停止したことを示しており、ロボットRを振動なく素早く停止できることが分かる。
これに対して、図7を参照すると、停止位置検出部15及び指令角度切替部16を備えない制御装置10を用いたときは、3.05秒以降においてもアーム角度が大きく変化して、振動が続いていることを示しており、ロボットRを振動なく素早く停止できないことが分かる。
[第2実施形態]
次に、図8及び図9を参照しながら、本発明の第2実施形態に係るロボットRの制御装置20について説明する。図8は、本実施形態による上位コントローラC2の概略構成を示すブロック図である。図9は、本実施形態の制御装置20によってタッチセンシング動作を行わせたときの、ロボットRの第2軸及び第3軸のモータM及びアームの挙動を表すグラフを示す図である。
これに対して、図7を参照すると、停止位置検出部15及び指令角度切替部16を備えない制御装置10を用いたときは、3.05秒以降においてもアーム角度が大きく変化して、振動が続いていることを示しており、ロボットRを振動なく素早く停止できないことが分かる。
[第2実施形態]
次に、図8及び図9を参照しながら、本発明の第2実施形態に係るロボットRの制御装置20について説明する。図8は、本実施形態による上位コントローラC2の概略構成を示すブロック図である。図9は、本実施形態の制御装置20によってタッチセンシング動作を行わせたときの、ロボットRの第2軸及び第3軸のモータM及びアームの挙動を表すグラフを示す図である。
本実施形態による制御装置20の構成は、第1実施形態による制御装置10の構成と比べて、第1実施形態による上位コントローラC1に相当する上位コントローラC2が逆弾性変形補償部21を備える点が異なり、逆弾性変形補償部21以外の構成は、第1実施形態による制御装置10の構成と同様である。従って、以下には、逆弾性変形補償部21についての説明と、制御装置20が逆弾性変形補償部21を備えることで得られる効果について記載する。
まず初めに、第1実施形態で説明した図6を参照すると、第2軸及び第3軸共、急停止による振動を抑制することに成功しているが、3.05秒以降のアーム角度、つまりロボット停止位置は、実線で示すワーク接触時の位置から少なからず離れている。これは、指令角度切替部16によって、単純に、関節角度指令値θLをワーク接触時に記録したモータ検出角度θFBに置き換えているためである。
つまり、ロボット関節角度をワーク接触時に記録したモータ検出角度で置き換えているためである。第1実施形態で述べたようにモータ指令角度θM≠ロボット関節角度であるため、関節角度指令値θLを単純にモータ検出角度θFBに置き換えてしまうと、関節Jのたわみ量分だけずれてしまう。
本実施形態による制御装置20は、このロボット停止位置がワーク接触時の位置からずれてしまうという問題を解決するために、逆弾性変形補償部21を備えている。
本実施形態による制御装置20は、このロボット停止位置がワーク接触時の位置からずれてしまうという問題を解決するために、逆弾性変形補償部21を備えている。
逆弾性変形補償部21について、説明する。
逆弾性変形補償部21は、軸力トルク計算部12より出力されるトルクτL(第1の軸力トルク又は第2の軸力トルク)と関節の剛性を示すばね定数とから算出される関節のたわみ量を、モータ検出角度θFBから減算して、補正後モータ検出角度を算出する。具体的に、逆弾性変形補償部21は、軸力トルク計算部12で算出されたトルクτLを基に、モータ検出角度θFBに対して下式(6)に示す補正(減算)を行って、新たに補正後のモータ検出角度(補正後モータ検出角度)を生成し、停止位置検出部15へ出力する。
逆弾性変形補償部21は、軸力トルク計算部12より出力されるトルクτL(第1の軸力トルク又は第2の軸力トルク)と関節の剛性を示すばね定数とから算出される関節のたわみ量を、モータ検出角度θFBから減算して、補正後モータ検出角度を算出する。具体的に、逆弾性変形補償部21は、軸力トルク計算部12で算出されたトルクτLを基に、モータ検出角度θFBに対して下式(6)に示す補正(減算)を行って、新たに補正後のモータ検出角度(補正後モータ検出角度)を生成し、停止位置検出部15へ出力する。
そして、停止位置検出部15は、モータ検出角度θFBの代わりに補正後モータ検出角度を検出して記録すると共に出力し、上述した第1実施形態と同様の処理を行う。指令角度切替部16は、関節角度指令算出部11が出力した関節角度指令値θLを受信すると共に、停止位置検出部15が検出した補正後モータ検出角度を受信し、第1実施形態と同様の動作を行う。
本実施形態による制御装置20の技術的ポイントは、ワーク接触が検出されたときのモータ検出角度を逆弾性変形補償部21によって補正した補正後モータ検出角度を、指令角度切替部16からロボット関節角度(関節角度指令値θL)に代えて出力することにあるといえる。
すなわち、本実施形態の弾性変形補償部21は、前述したとおり、ロボットRの関節Jのたわみ量を、軸力トルク計算部12が受け取った関節角度指令値θLが指示する関節の角度に加算することで、ロボットR自体に存在する弾性変形の影響を補償するものである。この補償により、ロボットRの急停止による振動を抑制することが可能となっているが、停止後であっても弾性変形補償部13による補償が作用し、ワーク接触時の位置から少なからず離れた状態で、ロボットRが停止することとなる。
すなわち、本実施形態の弾性変形補償部21は、前述したとおり、ロボットRの関節Jのたわみ量を、軸力トルク計算部12が受け取った関節角度指令値θLが指示する関節の角度に加算することで、ロボットR自体に存在する弾性変形の影響を補償するものである。この補償により、ロボットRの急停止による振動を抑制することが可能となっているが、停止後であっても弾性変形補償部13による補償が作用し、ワーク接触時の位置から少なからず離れた状態で、ロボットRが停止することとなる。
そこで、弾性変形補償部13の特性とは全く逆の特性を有する逆弾性変形補償部21を用意し、逆弾性変形補償部21によって補正した補正後モータ検出角度を、指令角度切替部16からロボット関節角度に代えて出力することで、ロボットRの停止後における弾性変形補償部13による補償を打ち消すことが可能となる。
それ故、本実施形態による制御装置20は、上述の逆弾性変形補償部21を有する上位コントローラC2を備える制御装置20によってロボットRの動作を制御すれば、例えば、教示データを作成する際のロボット動作など、予め定められていない位置でロボットRを急停止させる必要のある動作において、ロボットRを振動させることなく素早く停止させることに加えて、所望の停止位置(ワーク接触時の位置近傍)に正確に停止させることができる。従って、ロボット停止位置がワーク接触時の位置からずれてしまうという問題を解決することができる。
それ故、本実施形態による制御装置20は、上述の逆弾性変形補償部21を有する上位コントローラC2を備える制御装置20によってロボットRの動作を制御すれば、例えば、教示データを作成する際のロボット動作など、予め定められていない位置でロボットRを急停止させる必要のある動作において、ロボットRを振動させることなく素早く停止させることに加えて、所望の停止位置(ワーク接触時の位置近傍)に正確に停止させることができる。従って、ロボット停止位置がワーク接触時の位置からずれてしまうという問題を解決することができる。
図9を参照して、本実施形態による制御装置20の効果を示す。図9は、本実施形態の制御装置20によってタッチセンシング動作を行わせたときの、ロボットRの第2軸及び第3軸のモータM及びアームの挙動を表すグラフを示す。
図9を参照すると、本実施形態の制御装置20を用いれば、第2軸及び第3軸共、時間3秒(s)で示すワーク接触時刻から0.05秒(s)後の3.05秒以降は、アーム角度は大きく変化することなく、つまり振動することなく停止したことを示しており、ロボットRを振動なく素早く停止できることが分かる。これに加えて、ロボット停止位置は、実線で示すワーク接触時の位置にほぼ一致しており、ロボット停止位置がワーク接触時の位置からほとんどずれていないことが分かる。
図9を参照すると、本実施形態の制御装置20を用いれば、第2軸及び第3軸共、時間3秒(s)で示すワーク接触時刻から0.05秒(s)後の3.05秒以降は、アーム角度は大きく変化することなく、つまり振動することなく停止したことを示しており、ロボットRを振動なく素早く停止できることが分かる。これに加えて、ロボット停止位置は、実線で示すワーク接触時の位置にほぼ一致しており、ロボット停止位置がワーク接触時の位置からほとんどずれていないことが分かる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定するこ
とが可能な値を採用している。
とが可能な値を採用している。
1 溶接トーチ
2 溶接ワイヤ
10,20 制御装置
11 関節角度指令算出部
12 軸力トルク計算部
13 弾性変形補償部
14 FFトルク計算部
15 停止位置検出部
16 指令角度切替部
17 位置速度制御部
18 トルク制御部
21 逆弾性変形補償部
A アーム
G 減速機
J 関節
M モータ
R 溶接ロボット(ロボット)
W ワーク
C1,C2 上位コントローラ
SA サーボアンプ
2 溶接ワイヤ
10,20 制御装置
11 関節角度指令算出部
12 軸力トルク計算部
13 弾性変形補償部
14 FFトルク計算部
15 停止位置検出部
16 指令角度切替部
17 位置速度制御部
18 トルク制御部
21 逆弾性変形補償部
A アーム
G 減速機
J 関節
M モータ
R 溶接ロボット(ロボット)
W ワーク
C1,C2 上位コントローラ
SA サーボアンプ
上記課題を解決するため、本発明に係るは、以下の技術的手段を講じている。
即ち、本発明に係るロボットの制御装置は、モータによって駆動されるロボットの関節の角度を制御する制御装置であって、前記ロボットに所望の動作をさせるために、前記関節の角度を指示する第1の角度指令を算出して出力する関節角度指令算出部と、前記第1の角度指令を受け取ると、前記受け取った第1の角度指令に従って動作する前記ロボットの関節軸に発生する第1の軸力トルクを、前記ロボットの動力学モデルに基づいて算出する軸力トルク計算部と、前記第1の軸力トルク、及び前記ロボットの関節の剛性を表すばね定数より算出される当該関節のたわみ量を、前記軸力トルク計算部が受け取った第1の角度指令が指示する関節の角度に加算して、前記モータの回転角度を指示するモータ指令角度を算出し出力する弾性変形補償部と、前記ロボットが外部の構造物と接触したときの前記モータの角度をモータ検出角度として検出して出力する停止位置検出部と、前記停止位置検出部が前記モータの角度を出力したときに、前記関節角度指令算出部より出力された第1の角度指令に代えて、前記停止位置検出部で検出した前記モータの角度を、前記関節の角度を指示する第2の角度指令として出力する指令角度切替部と、を備えていて、前記軸力トルク計算部が、前記第2の角度指令を受け取ると、前記受け取った第2の角度指令に従って動作する前記ロボットの関節軸に発生する第2の軸力トルクを、前記ロボットの動力学モデルに基づいて算出し、前記弾性変形補償部が、前記第2の軸力トルクを基に算出された前記関節のたわみ量を、前記軸力トルク計算部が受け取った第2の角度指令が指示する関節の角度に加算してモータ指令角度を算出するものとされ、
前記軸力トルク計算部より出力される第1の軸力トルク又は第2の軸力トルクと前記関節の剛性を示すばね定数とから算出される関節のたわみ量を、前記モータ検出角度から減算して、補正後モータ検出角度を算出する逆弾性変形補償部を備え、前記停止位置検出部が、前記モータ検出角度の代わりに前記補正後モータ検出角度を検出して出力することを特徴とする。
即ち、本発明に係るロボットの制御装置は、モータによって駆動されるロボットの関節の角度を制御する制御装置であって、前記ロボットに所望の動作をさせるために、前記関節の角度を指示する第1の角度指令を算出して出力する関節角度指令算出部と、前記第1の角度指令を受け取ると、前記受け取った第1の角度指令に従って動作する前記ロボットの関節軸に発生する第1の軸力トルクを、前記ロボットの動力学モデルに基づいて算出する軸力トルク計算部と、前記第1の軸力トルク、及び前記ロボットの関節の剛性を表すばね定数より算出される当該関節のたわみ量を、前記軸力トルク計算部が受け取った第1の角度指令が指示する関節の角度に加算して、前記モータの回転角度を指示するモータ指令角度を算出し出力する弾性変形補償部と、前記ロボットが外部の構造物と接触したときの前記モータの角度をモータ検出角度として検出して出力する停止位置検出部と、前記停止位置検出部が前記モータの角度を出力したときに、前記関節角度指令算出部より出力された第1の角度指令に代えて、前記停止位置検出部で検出した前記モータの角度を、前記関節の角度を指示する第2の角度指令として出力する指令角度切替部と、を備えていて、前記軸力トルク計算部が、前記第2の角度指令を受け取ると、前記受け取った第2の角度指令に従って動作する前記ロボットの関節軸に発生する第2の軸力トルクを、前記ロボットの動力学モデルに基づいて算出し、前記弾性変形補償部が、前記第2の軸力トルクを基に算出された前記関節のたわみ量を、前記軸力トルク計算部が受け取った第2の角度指令が指示する関節の角度に加算してモータ指令角度を算出するものとされ、
前記軸力トルク計算部より出力される第1の軸力トルク又は第2の軸力トルクと前記関節の剛性を示すばね定数とから算出される関節のたわみ量を、前記モータ検出角度から減算して、補正後モータ検出角度を算出する逆弾性変形補償部を備え、前記停止位置検出部が、前記モータ検出角度の代わりに前記補正後モータ検出角度を検出して出力することを特徴とする。
Claims (4)
- モータによって駆動されるロボットの関節の角度を制御する制御装置であって、
前記ロボットに所望の動作をさせるために、前記関節の角度を指示する第1の角度指令を算出して出力する関節角度指令算出部と、
前記第1の角度指令を受け取ると、前記受け取った第1の角度指令に従って動作する前記ロボットの関節軸に発生する第1の軸力トルクを、前記ロボットの動力学モデルに基づいて算出する軸力トルク計算部と、
前記第1の軸力トルク、及び前記ロボットの関節の剛性を表すばね定数より算出される当該関節のたわみ量を、前記軸力トルク計算部が受け取った第1の角度指令が指示する関節の角度に加算して、前記モータの回転角度を指示するモータ指令角度を算出し出力する弾性変形補償部と、
前記ロボットが外部の構造物と接触したときの前記モータの角度をモータ検出角度として検出して出力する停止位置検出部と、
前記停止位置検出部が前記モータの角度を出力したときに、前記関節角度指令算出部より出力された第1の角度指令に代えて、前記停止位置検出部で検出した前記モータの角度を、前記関節の角度を指示する第2の角度指令として出力する指令角度切替部と、を備えることを特徴とするロボットの制御装置。 - 前記軸力トルク計算部が、前記第2の角度指令を受け取ると、前記受け取った第2の角度指令に従って動作する前記ロボットの関節軸に発生する第2の軸力トルクを、前記ロボットの動力学モデルに基づいて算出し、
前記弾性変形補償部が、前記第2の軸力トルク、及び前記関節のたわみ量を、前記軸力トルク計算部が受け取った第2の角度指令が指示する関節の角度に加算してモータ指令角度を算出することを特徴とする請求項1に記載のロボットの制御装置。 - 前記軸力トルク計算部より出力される第1の軸力トルク又は第2の軸力トルクと前記関節の剛性を示すばね定数とから算出される関節のたわみ量を、前記モータ検出角度から減算して、補正後モータ検出角度を算出する逆弾性変形補償部を備え、
前記停止位置検出部が、前記モータ検出角度の代わりに前記補正後モータ検出角度を検出して出力することを特徴とする、請求項1又は2に記載のロボットの制御装置。 - 前記第1の角度指令を受け取ると、前記算出された関節角度指令通りに動作する際に前記モータに発生するFFトルクを、前記ロボットとモータの動力学モデルに基づいて算出するFFトルク計算部と、
前記出力されたモータ指令角度に従って、前記モータに発生させるトルクを指示するトルク指令を出力する位置速度制御部と、
前記位置速度制御部から出力されたトルク指令に前記FFトルクを加算した指令値に従って、前記モータを制御するトルク制御部とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のロボットの制御装置。
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Publications (2)
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