JP2015222226A - ソーナーシステムとソーナー用送信装置と受信装置及び目標物特定法並びにプログラム - Google Patents

ソーナーシステムとソーナー用送信装置と受信装置及び目標物特定法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】目標の正確な方位と目標のドップラーから算出される目標位置及び速度を取得可能とするソーナーシステムの提供。【解決手段】ソーナーシステムは 複数の送波素子のアレイからなる送信用ラインアレイと、前記送信用ラインアレイと直交して配置され、複数の受波素子のアレイからなる受信用ラインアレイと、前記送信用ラインアレイから正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数を、目標に向けて送信信号として送信し、前記受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数に基づき、目標を特定して表示出力する。【選択図】図13

Description

本発明は、ソーナーシステムと、ソーナー用の送信装置、受信装置及び目標物特定法とプログラムに関する。
ソーナーシステムの関連技術として、例えば特許文献1には、送信アレイと受信アレイを直交させ配置した送波器と受波器を使用するクロスファンビーム方式の水中画像ソーナーが開示されている。クロスファンビーム方式では、送信周波数と送信方位を変化させながら送信ファンビームを送信し、送信ファンビームと直交した複数の受信ファンビームで受信された信号を周波数分析することによって、目標からのエコー信号の位置局限を行うことを可能としている。なお、クロスファンビーム方式の関連技術として、特許文献3−4等も参照される。
特開平8−5728号公報 特開2012−168122号公報 特開2010−286269号公報 特開2010−151720号公報
以下に関連技術の分析を与える。
上記特許文献1に開示された水中画像ソーナーは、目標物の方位検出に対して単純な周波数分割方式であるために、移動目標からのドップラーが付与したエコーにより送信ファンビームの分離が出来なくなり、目標の位置局限にずれが生じる。
したがって、本発明は、上記問題点に鑑みて創案されたものであって、その目的は、目標の正確な方位と目標のドップラーから算出される目標位置及び速度を取得可能とするシステム、装置、方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一つの側面によれば、複数の送波素子のアレイからなる送信用ラインアレイと、前記送信用ラインアレイと直交して配置され、複数の受波素子のアレイからなる受信用ラインアレイと、前記送信用ラインアレイから正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数を目標に向けて送信信号として送信する第1の手段と、前記受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数に基づき、目標を特定して表示出力する第2の手段と、を備えたソーナーシステムが提供される。
本発明の別の側面によれば、複数の送波素子のアレイからなる送信用ラインアレイから正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数を目標に向けて送信信号として送信する手段を備えたソーナー用送信装置が提供される。
本発明の別の側面によれば、複数の受波素子のアレイからなる受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に変化する周波数と、負方向に変化する周波数に基づき、目標を特定する手段を備えたソーナー用受信装置が提供される。
本発明のさらに別の側面によれば、複数の送波素子のアレイからなる送信用ラインアレイから正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数を目標に向けて送信信号として送信し、
前記送信用ラインアレイに直交して配置され、複数の受波素子のアレイからなる受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に変化する周波数と、負方向に変化する周波数に基づき、目標を特定して表示出力する方法が提供される。
本発明のさらに別の側面によれば、複数の受波素子のアレイからなる受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に変化する周波数と、負方向に変化する周波数に基づき、目標を特定する処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。本発明によれば、該プログラムを記録したコンピュータ読み出し可能な記録媒体が提供される。
本発明によれば、目標の正確な方位と目標のドップラーから算出される目標位置及び速度を取得可能とする装置、システム、方法、プログラムが提供される。
本発明の実施形態1の構成の一例を説明する図である。 本発明の実施形態1におけるビーム形状を模式的に説明する図である。 本発明の実施形態1の送信側の装置構成の一例を例示する図である。 本発明の実施形態1における送信信号の周波数と送信方位の変化を説明する図である。 本発明の実施形態1の受信側の装置構成の一例を例示する図である。 本発明の実施形態1における受信クロスファンビームにおける周波数分析を例示する図である。 本発明の実施形態1における目標物特定処理での目標位置及び目標方位算出を例示する図である。 本発明の実施形態1における目標物特定処理での閾値処理を説明する図である。 本発明の実施形態1における画像表示の一例を例示する図である。 本発明の実施形態2の構成の一例を説明する図である。 本発明の実施形態2における送信信号の周波数と送信方位の変化を説明する図である。 本発明の実施形態2における受信側の装置構成の一例を例示する図である。 本発明の基本構成を模式的に例示する図である。
以下では、はじめに本発明の基本概念を説明し、続いて実施形態について図面を参照し説明する。本発明の一形態に係るソーナーシステムは、図13を参照すると、音響信号の送信を行う複数の送波素子のアレイからなる送信用ラインアレイ201と、前記送信用ラインアレイ201と直交して配置され音響信号の受信を行う複数の受波素子のアレイからなる受信用ラインアレイ202と、前記送信用ラインアレイ201から正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数を目標に向けて送信信号として送信する第1の手段(送信装置)203と、前記受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数に基づき、目標を特定して表示出力する第2の手段(受信装置)204と、を備えている。
本発明の一形態において、前記送信用ラインアレイ201が、並置された第1、第2の送信用ラインアレイを備え、前記第1の手段203が、正方向に変化する周波数の第1の送信信号と、負方向に変化する周波数の第2の送信信号を、それぞれ前記第1及び第2の送信用ラインアレイから送信する構成としてもよい。
本発明の一形態において、前記第1の手段203が、前記送信用ラインアレイ201から、正方向と負方向のいずれか一方に変化する周波数の第1の送信信号と、前記第1の送信信号と逆方向に変化する周波数の第2の送信信号を、時間的に前後して送信し、前記第2の手段204は、前記受信用ラインアレイ202から受信した信号に対して、前記第1の送信信号に対応する受信信号を遅延させ、前記第2の送信信号に対応する受信信号のタイミングに合わせる構成としてもよい。
本発明の一形態において、前記第1の送信信号と第2の送信信号の送信方位の変化が同一とした構成としてもよい。
本発明の一形態において、目標へファンビームを送信するための送信用ラインアレイ201と、目標からのエコーを受信するファンビームを生成する受信用ラインアレイ202を有し、送信用ラインアレイ201と受信用ラインアレイ202は90度回転された状態で設置されるため、送信ファンビームと受信ファンビームは直交する。
本発明の一形態において、第1の手段(送信装置)203からは、例えば、送信周波数と送信方位を同時に変化させながら複数の送信信号が出力され、それらの複数の送信信号は異なる送信周波数帯域を用いた信号であり、送信周波数の変化率と送信方位の変化率の関係はそれぞれの送信信号で異なるが送信方位の範囲は重複する。
本発明の一形態において、第2の手段(受信装置)204では、受信用ラインアレイ202で受信した信号に対して、
・指向性合成処理による受信ファンビームの生成、及び、
・周波数帯域を分割し、複数送信した送信信号の全ての周波数帯域に対して周波数分析処理を行う受信信号処理
を行い、受信ファンビームごとに、受信信号の周波数分析結果を算出する。そして、算出された受信ファンビームごとの受信信号の周波数分析結果に対して、送信信号に対応した複数の周波数帯域ごとに周波数分析結果と送信時の送信方位を比較し、周波数分析結果を方位情報と関連付ける目標物特定処理を行うようにしてもよい。
本発明の一形態において、第2の手段(受信装置)204では、送信信号ごとに方位情報と関連付けられた複数の周波数分析結果を比較し、同一目標からのエコーを検出し、検出されたエコー信号の持つ送信信号ごとの方位情報の差分から目標のドップラー変位、及び目標の方位を算出する目標物特定処理を行う。
本発明の一形態において、第2の手段(受信装置)204では、前記目標物特定処理により算出された目標エコーごとの方位、及び送信から目標エコー受信までの時間の情報、及び受信ファンビームのビーム方向から、目標の3次元的な位置を算出し、さらに前記の目標物特定処理により算出された目標のドップラー変位より目標の相対速度の情報を算出する目標物特定処理を行う。
本発明の一形態において、第2の手段(受信装置)204では、特に制限されないが、前記の目標物特定処理により算出された3次元的な目標情報と目標の相対速度の情報から目的とする条件に該当する条件に合った目標のみの3次元的な位置の表示、又は目的とする複数の条件に合った複数の目標を、例えば、表示色を変化させ3次元的に画面表示する構成としてもよい。以下、図面を参照していくつかの実施形態について説明する。
<実施形態1> 本発明の実施形態1について以下に説明する。
<ラインアレイの配置> 図1は、本発明の実施形態1の構成を説明するため図である。図1には、実施形態1のソーナーシステムにおけるラインアレイの配置が模式的に例示されている。図1を参照すると、一例に配置された複数の送波素子1〜1からなる第1の送信用ラインアレイ11と、一例に配置された複数の送波素子2〜2からなる第2の送信用ラインアレイ12が垂直方向(縦方向)に並行に配置されている。一例に配置された複数の受波素子3〜3からなる受信用ラインアレイ13は、第1、第2の送信用ラインアレイ11、12に対してアレイの軸が90度に交差するように水平(横方向)に配置されている。なお、送信用ラインアレイの送波素子の個数nと受信用ラインアレイの受波素子の個数mは同一値であってもよいし、異なる値であってもよい。
<ビーム形状> 図2は、図1に示した実施形態1におけるビーム形状の概要を模式的に示す図である。図2(A)において、参照符号20は送信用ラインアレイを表している。この送信用ラインアレイ20は、図1の第1、第2の送信用ラインアレイ11、12と同様の送信用ラインアレイに対応している。また、図2(A)において、参照符号21、22は、送信用ラインアレイ20から送信される水平方向に広い指向性を持ち、垂直方向に狭い指向性を待つ送信ファンビームを示している。
図2(A)に示すように、送信用ラインアレイ20の正面方向の軸27(送信用ラインアレイ20の平面の法線ベクトル)と、送信用ラインアレイ20の平面内の垂直軸25が張る面に関して、軸27に対して時計回りに角度θLとなるビームを参照符号21で示しており、反時計回りにθHとなるビームを参照符号22で示している。送信時には、破線矢印で示すように、ビーム21からビーム22へ徐々に送信方位が変化していく。
図2(B)において、参照符号23は受信用ラインアレイを表している。受信用ラインアレイ23は、図1の受信用ラインアレイ13と同様の受信用ラインアレイに対応している。参照符号24は、受信用ラインアレイで生成される垂直方向に広い指向性を持ち、水平方向に狭い指向性を待つ受信ファンビームである。図2(B)に示すように、受信ファンビーム24として、受信信号に対する信号処理において水平方向に複数のビームが同時に生成される。
<送信装置> 図3は、実施形態1における送信装置の構成の一例を例示する図である。図3を参照すると、送信制御手段(送信制御部)30を備え、第1の送信用ラインアレイ34に対して、送信信号生成手段(送信信号生成部)31、位相制御手段(位相制御部)32、送信増幅手段(送信用アンプ)33を備え、第2の送信用ラインアレイ38に対して、送信信号生成手段(送信信号生成部)35、位相制御手段(位相制御部)36送信増幅手段(送信用アンプ)37を備えている。なお、各手段は、少なくとも一部の処理をコンピュータでのプログラム実行によるソフトウェア処理で実装してもよい。あるいは、ハードウェア回路で実装してもよいし、ハードウェア回路とソフトウェアの組み合わせで実装してもよい。
送信制御手段30は、第1、第2の送信信号生成手段31、35、位相制御手段32、36の制御を行う。なお、第1、第2の送信用ラインアレイ34、38は、図1の送信用ラインアレイ11、12にそれぞれ対応する。送波素子34〜34、38〜38は、図1の1〜1、2〜2に対応している。
送信信号生成手段31、35は、それぞれ、第1、第2の送信用ラインアレイ34、38から送信する送信信号を生成する。
位相制御手段32、36は、送信信号生成手段31、35がそれぞれ生成した信号に対して、送信チャンネルごとに位相制御を行う。すなわち位相制御手段32は、第1の送信用ラインアレイ34の複数の送波素子34〜34に対応して複数の位相制御手段32〜32を備えている。位相制御手段36は、第2の送信用ラインアレイ38の複数の送波素子38〜38に対応して複数の位相制御手段36〜36を備えている。
送信増幅手段(送信用アンプ)33、37は、それぞれ、位相制御手段32、36からの送信チャンネルごとの送信信号を増幅し、第1、第2の送信用ラインアレイ34、38の送波素子に供給する。すなわち送信増幅手段33は、第1の送信用ラインアレイ34の複数の送波素子34〜34に対応して複数の送信用アンプ33〜33を備えている。送信増幅手段37は、第2の送信用ラインアレイ38の複数の送波素子38〜38に対応して複数の送信用アンプ37〜37を備えている。第1の送信用ラインアレイ34から、図2(A)に示す送信ファンビームが出力される。
<送信信号の周波数と送信方位> 図4は、本発明の実施形態1における送信信号の周波数の時間変化(図4(A):横軸:時間、縦軸:周波数)と、送信方位の時間変化(図4(B):横軸:時間、縦軸:送信方位)を表した図である。
図4(A)、(B)において、TxSig1は、第1の送信用ラインアレイ(図3の34)から送信される送信信号の周波数と送信方位を表しており、TxSig2は、第2の送信用ラインアレイ(図3の38)から送信される送信信号の周波数と送信方位を表している。第1、第2の送信用ラインアレイからの送信は同時に行われる。図4(A)、(B)において時間軸(横軸)は互いに同一である。
図4(A)において、f1s、f1e、f2s、f2eはそれぞれ周波数である。
図4(A)、(B)において、ts、teは時間である。
図4(B)において、θL、θHは送信方位であり、それぞれ、図2のθL、θHに対応している。
図4(A)を参照すると、TxSig1は、時間tsからteに変化するにつれて、周波数がf1sからf1eまでリニア(線形、直線的)に下降する周波数変調(周波数は負方向に変化)が施されている。また、図4(B)を参照すると、TxSig1の送信方位は、θLからθHまでリニアに変化する位相制御が行われる(図2(A)の破線矢印に対応)。
一方、TxSig2は、図4(A)を参照すると、時間tsからteに変化するにつれて、周波数がf2sからf2eまでリニアに上昇する周波数変調(周波数は正方向に変化)が施されている。TxSig2の送信方位は、図4(B)を参照すると、θLからθHまでリニアに変化する位相制御が行われる。
TxSig1とTxSig2の周波数変調の変化率(時間変化率)の極性は、それぞれ負、正値とされており、互いに異なるが、送信方位の変化は同一である。
<受信側の装置構成例> 図5は、本発明の実施形態1の受信側の装置構成の一例を例示する図である。図5には、受信信号処理及び目標物特定処理を行う全体の構成が例示されている。図5を参照すると、受信用ラインアレイ50と、受信増幅手段(受信用アンプ)51と、フィルタ/周波数変換手段(フィルタ/周波数変換部)52と、周波数分析手段(周波数分析部)53と、指向性合成手段(指向性合成部)54と、目標物特定手段(目標物特定部)57と、表示装置58と、を備えている。目標物特定手段57は、ドップラー・方位算出手段(ドップラー・方位部)55、閾値・画像化手段(閾値・画像化部)56を備えている。なお、各手段は、少なくとも一部の処理をコンピュータでのプログラム実行によるソフトウェア処理で実装してもよい。あるいは、ハードウェア回路で実装してもよいし、ハードウェア回路とソフトウェアの組み合わせで実装してもよい。
図5において、受信用ラインアレイ50は、図1の受信用ラインアレイ13に対応している。受波素子50〜50は、図1の3〜3に対応している。
受信増幅手段(受信用アンプ)51(51〜51)は、受信用ラインアレイ50の受波素子50〜50で受信した信号をそれぞれ増幅する。
フィルタ/周波数変換手段52(52〜52)は、受信増幅手段(受信用アンプ)51(51〜51)の出力から、必要な周波数帯域を取り出す。フィルタ/周波数変換手段52で取り出す周波数帯域は、図4のTxSig1とTxSig2で使用する周波数帯域をすべて含み、さらに目標とするドップラー周波数分を拡張した周波数帯域とする。
周波数分析手段(FFT演算手段)53は、FFT演算手段(FFT演算部)53〜53を備え、フィルタ/周波数変換手段52(52〜52)で取り出した周波数帯域の信号(に対してそれぞれFFT演算を施して周波数分析を行う。
指向性合成手段54は、チャンネルごと(受信用ラインアレイ50の受波素子50〜50ごと)の周波数分析結果(FFT演算手段53〜53の出力)に対して、指向性合成処理を行い、図2(B)に示した複数の受信ファンビーム24を生成する。
ドップラー・方位算出手段55は、指向性合成手段54で生成された複数の受信ファンビーム24の受信ファンビームごとの周波数分析結果に対して、第1の送信用ラインアレイ(図3の34)と第2の送信用ラインアレイ(図3の38)が送信したそれぞれの送信信号によるエコーの比較を行い、目標のドップラーと実際の方位を算出する処理を行う。
閾値・画像化手段56では、ドップラー・方位算出手段55で算出された目標情報に対して表示条件と比較する閾値処理を実行し、閾値処理の結果、表示条件を満たした画素から、表示用データを生成する画像化処理を実行して表示装置58に表示する。
<周波数分析結果> 図6は、図5のドップラー・方位算出手段55で一つの受信クロスファンビームにおける周波数分析結果を例示する図である。図6(A)は、周波数分析結果の時間変化を示しており(横軸:時間、縦軸:周波数)、f1s、f1e、f2s、f2eは周波数であり、それぞれ図4の対応する符号と同一である。
図6(B)と図6(C)は、方位の時間変化を示しており(横軸:時間、縦軸:方位)、θL、θHは送信方位であり、それぞれ図4のθL、θHと同一である(図6(C)では縦軸の大小の位置関係が図6(B)とは逆向きである)。
図6(A)乃至(C)において、ts’、te’は時間であり、ts’とte’の間隔(te’−ts’)は、図4のtsとteの間隔(te−ts)と同一である。ts’とtsの差は、送信信号を送信してから目標からのエコーを受信するまでの時間差を表す。
図6(A)乃至(C)において、ESig1a、ESig2aは、いずれも、目標aからのエコー信号を表している。ESig1aは、第1の送信用ラインアレイ(図1の11、図3の34)から送信されたTxSig1によるエコーを表しており、ESig2aは、第2の送信用ラインアレイ(図1の12、図3の38)から送信されたTxSig2によるエコーを表している。
ESig1b、ESig2bは、同様に、TxSig1、TxSig2による目標bからのエコー信号を示している。また、ESig1c、ESig2cは、TxSig1、TxSig2による目標cからのエコー信号を表している。ここで、目標aはドップラーが無く、目標bはプラス側に、目標cはマイナス側にドップラーが付与されている。
図6(A)におけるTxSig1f’及びTxSig2f’は、時間ts’から送信を始めた場合の、送信信号の周波数の時間変化(TxSig1f’はf1sからf1eへ負方向に変化、TxSig2f’はf2sからf2eへ正方向に変化)である。
図6(B)と図6(C)におけるTxSigθ’は、同様に、時間ts’から送信を始めたとした場合の送信信号の方位(送信方位)の時間変化を表している。図6(B)と図6(C)のTxSigθ’の値は同一であるが、グラフの縦軸である方位正負が逆向きとなっているため、図6(C)では、その傾きが図6(B)と逆となっている。
図6(A)を参照すると、ドップラーが付与していない目標aからのエコーであるESig1a、ESig2aについては、送信波形であるTxSig1f’及びTxSig2f’からの周波数ずれはない。
一方、プラスのドップラーが付与する(ドップラー効果で周波数が高くなる)目標bからのエコーであるESig1b、ESig2bは、送信波形であるTxSig1f’及びTxSig2f’から、プラス側に同一の周波数ずれが生じる(図6(A)のTxSig1f’及びTxSig2f’からESig1b、ESig2bへの上向き矢印参照)。また、マイナスのドップラーが付与する(ドップラー効果で周波数が低くなる)目標cからのエコーであるESig1c、ESig2cは、同様に送信波形であるTxSig1f’及びTxSig2f’から、マイナス側に同一の周波数ずれが生じる(図6(A)のTxSig1f’及びTxSig2f’からESig1c、ESig2cへの下向き矢印参照)。
図6(B)は、TxSig1による受信信号の周波数分析結果に対して、第1の送信用ラインアレイ(図1の11、図3の34)から送信した送信信号に対応した周波数と方位の関係に従って変換したグラフである。図6(C)は、TxSig2による受信信号の周波数分析結果に対して第1の送信用ラインアレイ(図1の11、図3の34)から送信した送信信号に対応した周波数と方位の関係に従って変換したグラフである。
TxSig1とTxSig2は、周波数変調の変化率(時間変化)の極性(正負)が異なるが、送信方位の変化率は同一であるため、図6(B)と図6(C)では、ESig1bとESig2bの方位がTxSigθ’に対して逆向きとなっており、ESig1cとESig2cの方位もTxSigθ’に対して逆向きとなっている。
<目標位置と目標方位の算出例> 図7は、図5の目標物特性手段57における目標位置と目標方位の算出を説明するための図である。図7(A)は、図6(B)と、図6(C)を重ね合せた図である。重ね合わせにあたり、図6(C)の縦軸を逆向き(原点を下としてθLがθHの下側に位置する)に変換している。図7(A)において、θH、θL、ts’、te’、TxSigθ’は、図6のθH、θL、ts’、te’、TxSigθ’にそれぞれ対応する。図7(A)において、ESiga、ESigb、ESigcはそれぞれ目標a、b、cからのエコーを表している。TxSig1によるエコーとTxSig2によるエコーをグループ化している。すなわち、図7(A)において、ESigaは、図6(C)のESig1a、図6(B)のESig2aを1つのグループにまとめ、ESigbは、図6(C)のESig1b、図6(B)のESig2bを1つのグループにまとめ、ESigcは、図6(C)のESig1c、図6(B)のESig2cを1つのグループにまとめたものである。
図7(A)において、ta、tb、tcはそれぞれESiga、ESigb、ESigcを受信した時間を示し、θa、θb、θcは、時刻ta、tb、tcでTxSigθ’がとる方位をそれぞれ表している。
図7(B)、(C)、(D)はそれぞれ図7(A)の時刻ta、tb、tcにおける受信レベルと方位の関係を示したグラフ(横軸:受信レベル、縦軸:方位)である。
図7(B)において、θ1aとθ2aは、図6における目標aからのエコーであるESig1a、ESig2aの受信レベルがピークとなる方位を示している。ドップラーの付与していない目標aからのエコーでは、θ1aとθ2aは同一となり、θaが真の目標の方位となる。
図7(C)において、θ1bとθ2bは、図6におけるプラスドップラーが付与する目標bからのエコーであるESig1b、ESig2bの受信レベルがピークとなる方位を示している。プラス側にドップラーが付与している目標bからのエコーでは、θ1b<θ2bであり、θbが真の目標の方位となる。θ1bとθ2bの差であるΔθbを、周波数に換算した値から、目標のドップラーが算出される。
図7(D)において、θ1cとθ2cは、図6におけるマイナスドップラーが付与する目標cからのエコーであるESig1c、ESig2cの受信レベルがピークとなる方位を示している。マイナス側にドップラーが付与している目標cからのエコーでは、θ1c>θ2cであり、θcが真の目標の方位となり、θ1cとθ2cの差であるΔθcを周波数に換算した値から目標のドップラーが算出される。ここで、ΔθbとΔθcについて、目標bと目標cでは付与するドップラーの正負が逆であるため、ΔθbとΔθcの符号も逆になる。
水平に配置された受信ファンビーム24(図2参照)ごとに、上記の一連の方位算出処理を実行することにより、エコーの垂直方位と、水平方位が算出される。
さらに、送信信号の送信時点とエコーの受信時点の時間差からエコーまでの距離を算出することで、エコーの3次元的な位置を局限する。また、前述したドップラー算出の結果からエコーの速度を算出することが出来る。
<表示閾値設定例> 図8は、図5の閾値・画像化手段56において、閾値処理の概要を説明する図である。図8には、目標3次元的に局限され、速度が算出されたエコーに対する表示閾値の設定例である。図8において、画像化範囲1は受信レベルが高く、マイナスの速度を持つエコーである。画像化範囲2は、受信レベルが高く、速度がゼロに近いエコーである。画像化範囲3は、受信レベルが高く、プラスの速度を持つエコーである。また、非表示範囲は受信レベルが低いエコーである。
<実施形態による表示の一例> 図9は、図5の閾値・画像化手段56において、画像化処理の後に画像表示を行った例(表示画面)を模式的に例示する図である。図9に示すように、水平方位、垂直方位と時間の3次元的なエコー表示が行われる。図9において、画像化範囲1、画像化範囲2、画像化範囲3、は図8の同様の名称と対応しており、それぞれの画像化範囲ごとに表示色を変更したうえで、ボクセル(voxsel:体積の単位)を描画し、3次元表示としている。
<実施形態1の作用効果> 以上説明したように、上記実施形態1によれば、受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に時間変化する周波数と、負方向に時間変化する周波数とに基づき、目標の正確な方位と目標のドップラーから算出される目標位置及び速度を取得することができる。
<実施形態2> 次に、本発明の実施形態2を説明する。
<ラインアレイの配置> 図10は、本発明の実施形態2を説明する図であり、実施形態1の図1に対応している。図10を参照すると、一例に配置された送波素子4〜4を備えた送信用ラインアレイ14が垂直方向に配置されており、一例に配置された受波素子5〜5を備えた送受信用ラインアレイ15が送信用ラインアレイ14に対してアレイの軸が90度に交差するよう水平に配置されている。送信用ラインアレイ14により生成される送信ファンビームは、図2(A)と同様になる。
<送信装置> 実施形態2において、送信装置は、図3の送信制御手段(送信制御部)30と、単一の送信用ラインアレイに対応して、送信信号生成手段(送信信号生成部)31、位相制御手段(位相制御部)32、送信増幅手段(送信用アンプ)33を備えている。
<送信信号> 図11は、実施形態2における送信信号の周波数の時間変化(図11(A))と送信方位の時間変化(図11(B))を表した図である。図11において、TxSig1は、図10の送信用ラインアレイ14から送信される送信信号を表している。TxSig2は、図10の送信用ラインアレイ14から送信される送信信号を表している。TxSig1、TxSig2の送信は、単一の送信用ラインアレイ14から個別に、例えば時間を置いて行われる。
図11において、f1s、f1e、f2s、f2eは、それぞれ図4のf1s、f1e、f2s、f2e、θL、θHと同様に周波数を示している。また図11において、θL、θHは、図4のθL、θHと同様、送信方位を示している。
また、図11において、t1s、t1e、t2s、t2eは時間である。t1sはTxSig1の送信開始、t1eはTxSig1の送信終了、t2sはTxSig2の送信開始、t2eはTxSig2の送信終了の時間をそれぞれ示す。実施形態1では、TxSig1とTxSig2の送信が同時に行われるが、実施形態2では、TxSig1の送信とTxSig2の送信が順番(シーケンシャル)に行われる点が、実施形態1と相違している。実施形態2において、送信信号の周波数の変化、及び送信方位の変化については、実施形態1と同様である。
<受信側の装置構成> 図12は、実施形態2の受信側の装置構成を示す図である。図12を参照すると、図5の実施形態1との相違点は、周波数分析手段123と、指向性合成手段125の間に、遅延処理手段124が挿入されている点である。これ以外は、図5の構成と同様である。
遅延処理手段124は、送信用ラインアレイ(図14)から時間をずらして送信されたTxSig1とTxSig2の送信信号の時間差に対応する補正処理(遅延処理)を行う。具体的には、TxSig1付近の周波数帯域の受信信号に対して、図11のt2s−t1sの送信時間差(TxSig1送信開始時点からTxSig2送信開始時点までの送信時間差)を遅延させる(特に制限されないが、例えばFIFO(First In First Out)等のバッファに書き込み時間t2s−t1s遅延させて読み出す)。遅延処理手段124で、TxSig1に対して送信時間差に対する補正が行われると、補正後のTxSig1とTxSig2は、図4のTxSig1とTxSig2のように同一時間に設定される。このため、遅延処理手段124以降の処理は、実施形態1と同一とされる。このため説明は省略する。
<実施形態2の作用効果> 実施形態2によれば、送信用ラインアレイを1つとして正方向に時間変化する周波数と、負方向に時間変化する周波数を同時ではなく順次送信することで、送信側の装置構成の規模の縮減を図ることができる。また、実施形態1と同様、受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に時間変化する周波数と、負方向に時間変化する周波数とに基づき、目標の正確な方位と目標のドップラーから算出される目標位置及び速度を取得することができる。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
上記実施形態は、特に制限されないが、以下のように付記される。
(付記1)音響信号の送信を行う送信用ラインアレイと、その送信用ラインアレイと直交して配置された音響信号の受信を行う受信用ラインアレイと、送信信号の生成と受信信号の信号処理を行う送受信器と、表示装置を有するソーナーシステム。
(付記2)信用ラインアレイからの送信信号について、送信周波数と送信方位を同時に変化させながら送信を行い、その際、送信信号には複数の周波数帯域を用い、それぞれの送信信号について周波数変化と送信方位の変化率の関係が異なる制御をすることを特徴とするソーナー用送信装置。
(付記3)受信用ラインアレイからの受信信号に対する指向性合成処理による受信ファンビームの生成処理、及び周波数帯域を分離して送信した複数の送信信号からのエコーに対して一括して周波数分析処理を実施するソーナー用信号処理手法。
(付記4)複数の送信信号からのエコーに対して一括して周波数分析処理を行った結果から、それぞれの送信信号に対するエコーを算出し、同一目標からのエコーの周波数を比較することで目標の方位と目標との相対速度を算出するソーナー用目標物特定方法。
(付記5)3次元的な位置と相対速度を局限されたエコー情報に対して、表示条件として指定した速力を持つエコー情報を3次元的に表示するソーナー用目標物特定プログラム。
〜1、2〜2、4〜4、34〜34、38〜38 送波素子
〜3、5〜5、50〜50 受波素子
11 第1の送信用ラインアレイ
12 第2の送信用ラインアレイ
13、15 受信用ラインアレイ
14、20 送信用ラインアレイ
21 送信ファンビームL
22 送信ファンビームH
23 受信用ラインアレイ
24 受信ファンビーム
25 軸(垂直軸)
26 軸(水平軸)
27 軸(法線ベクトル)
30 送信制御手段
31 送信信号生成手段
32、32〜32位相制御手段
33、33〜33 送信増幅手段(送信用アンプ)
34 第1の送信用ラインアレイ
35 送信信号生成手段
36、36〜36 位相制御手段
37、37〜37 送信増幅手段(送信用アンプ)
38 第2の送信用ラインアレイ
50 受信用ラインアレイ
51、51〜51 受信増幅手段(受信用アンプ)
52、52〜52 フィルタ/周波数変換手段
53、53〜53 周波数分析手段(FFT演算手段)
54 指向性合成手段
55 ドップラー・方位算出手段
56 閾値・画像化手段
57 目標物特定手段
58 表示装置
100 送信用ラインアレイ
101 受信用ラインアレイ
120 受信用ラインアレイ
121、121〜121 受信増幅手段(受信用アンプ)
122、122〜122 フィルタ/周波数変換手段
123、123〜123 周波数分析手段(FFT演算手段)
124、124〜124 遅延処理手段
125 指向性合成手段
126 ドップラー・方位算出手段
127 閾値・画像化手段
128 目標物特定手段
129 表示装置
201 送信用ラインアレイ
202 受信用ラインアレイ
203 第1の手段(送信装置)
204 第2の手段(受信装置)

Claims (10)

  1. 複数の送波素子のアレイからなる送信用ラインアレイと、
    前記送信用ラインアレイと直交して配置され、複数の受波素子のアレイからなる受信用ラインアレイと、
    前記送信用ラインアレイから正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数を、目標に向けて送信信号として送信する第1の手段と、
    前記受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数に基づき、目標を特定して表示出力する第2の手段と、
    を備えた、ことを特徴とするソーナーシステム。
  2. 前記送信用ラインアレイが、並置された第1、第2の送信用ラインアレイを備え、
    前記第1の手段が、正方向に変化する周波数の第1の送信信号と、負方向に変化する周波数の第2の送信信号をそれぞれ前記第1及び第2の送信用ラインアレイから送信する、ことを特徴とする請求項1記載のソーナーシステム。
  3. 前記第1の手段が、前記送信用ラインアレイから、正方向と負方向のいずれか一方に変化する周波数の第1の送信信号と、前記第1の送信信号と逆方向に変化する周波数の第2の送信信号を、時間的に前後して送信し、
    前記第2の手段は、前記受信用ラインアレイから受信した信号に対して、前記第1の送信信号に対応する受信信号を遅延させ、前記第2の送信信号に対応する受信信号のタイミングに合わせる、ことを特徴とする請求項1記載のソーナーシステム。
  4. 前記第1の送信信号と前記第2の送信信号の送信方位の変化が同一である、ことを特徴とする請求項2又は3記載のソーナーシステム。
  5. 複数の送波素子のアレイからなる送信用ラインアレイから正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数を、目標に向けて送信信号として送信する手段を備えた、ことを特徴とするソーナー用送信装置。
  6. 正方向に変化する周波数の第1の送信信号と、負方向に変化する周波数の第2の送信信号を、並置された2つの前記送信用ラインアレイから送信するか、又は、1つの前記送信用ラインアレイから、時間的に前後して送信する手段を備えた、ことを特徴とする請求項5記載のソーナー用送信装置。
  7. 複数の受波素子のアレイからなる受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数に基づき、目標を特定する手段を備えた、ことを特徴とするソーナー用受信装置。
  8. 複数の送波素子のアレイからなる送信用ラインアレイから正方向に変化する周波数と負方向に変化する周波数を目標に向けて送信信号として送信し、
    前記送信用ラインアレイに直交して配置され、複数の受波素子のアレイからなる受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に変化する周波数と、負方向に変化する周波数に基づき、目標を特定して表示出力する、ことを特徴とするソーナー用目標特定方法。
  9. 前記正方向に変化する周波数と前記負方向に変化する周波数について、同一目標からのエコーの周波数を比較し、目標の方位と目標との相対速度を算出する、請求項8記載のソーナー用目標特定方法。
  10. 複数の受波素子のアレイからなる受信用ラインアレイから受信した信号に対して、正方向に変化する周波数と、負方向に変化する周波数に基づき、目標を特定する処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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