JPH03162837A - 医用超音波装置 - Google Patents

医用超音波装置

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JPH03162837A
JPH03162837A JP1303741A JP30374189A JPH03162837A JP H03162837 A JPH03162837 A JP H03162837A JP 1303741 A JP1303741 A JP 1303741A JP 30374189 A JP30374189 A JP 30374189A JP H03162837 A JPH03162837 A JP H03162837A
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signal
frequency
echo
signals
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JP1303741A
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English (en)
Inventor
Yasuto Takeuchi
康人 竹内
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/06Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
    • G01N29/0609Display arrangements, e.g. colour displays

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は医用超音波装置に関し、特に送波電力の利用率
の優れたC T F M (Cont1nuous T
rans −mlsslon Frequency M
odulation)方式を川いた白黒Bモード像付き
カラーMTI表示の医用超音波装置に関する。
(従来の技術) 医用超音波装置は、超音波を被検体内に照射し、組織や
病変部から反射してくる超音波を受信して画像表示する
ことにより診断する装置である。この装置による方式に
は次のようなものがある。
(イ)パルスエコ一方式 (ロ)パルスドブラ方式又はパルスMT1方式(ハ)連
続波ドプラ方式 (二)CTFM方式 バルスエコ一方式は、超音波信号を送受波する超音波探
触子を体表に当てて、パルス変調された超音波高周波信
号を被検体内に送波し、反射体から反射された超音波信
号を受波して組織や病変部の体表からの距離情報により
被検体の断層象をPBモード表示によって得て、正常な
画像との相異を観察することにより、被検体における疾
病の有無及びその程度等を判断する方式である。
バルスドブラ方式又はパルスMT1方式は、血流や心臓
等の運動もしくは移動する物体からの反射波が受けるド
ブラ効果による周波数偏移を測定して、反射体の移動速
度や運動速度の情報を得る方式である。
連続波ドプラ方式も上記のパルスドプラ方式と同様に反
射体の移動速度や運動速度の情報を得る方式で前記のバ
ルスドブラ方式とは、送波信号がパルスでなく、連続波
である点で異なっている。
CTFM方式は、定率で上昇又は下降する繰り返し波形
で周波数変調された連続波を送波する方式で、この方式
の原理を第6図に示す。第6図に示す場合はダウンチャ
ープ波形を用いた例であって、アップチャープ波形を用
いた場合も本質的に同じである。図において、横軸には
時間t1縦軸には周波数fが取ってある。1は送波信号
の周波数の軌跡で、その周期はτである。2は近いエコ
ー源からのエコーの周波数の軌跡、3は遠いエコー源か
らのエコーの周波数の軌跡である。図に示すように送波
点から離れた地点にあるエコー源からのエコーは、送波
信号と乗積検波すると、距離に比例したビード周波数と
なって現れる。即ち、送波信号の周波数軌跡1と、近い
エコー源からの反射波の周波数軌跡2との同一時刻にお
ける周波数から得られるビード周波数はf,であり、遠
いエコー源からのエコーの周波数軌跡3における同一時
刻における周波数から得られるビード周波数はf2であ
って、f1と12との比は送波点からの距離に比例して
いるため、このビード周波数をスペクトラムアナライザ
で分析すれば、体表からエコー源までの距離分布データ
が得られるものである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記の各方式の得失を比較してみると、第7
図のようになる。即ちパルスエコ一方式とCTFM方式
は反射体の距離情報を精度良く得ることができるが、速
度情報を得ることはできない。連続波ドブラ方式は反射
体の速度情報を得ることはできるが、距離情報を得るこ
とはできない。
バルスドプラ方式又はパルスMTI方式は距離情報と速
度情報とを得ることはできるが、バルスエコ一方式と同
様に距離情報の精度を上げるためにデューティサイクル
を小さく選んであって、送波信号の利用効率(全送波時
間に対する実質送波時間の比)は非常に悪い。連続波ド
プラ方式とCTFM方式とは、得られる情報が距離情報
と速度情報の何れか一方であるが、送波信号の利用効率
は良好である。以上の各方式を比較してみると、それぞ
れ一長一短があって、距離情報と速度情報の両者の獲得
と良好な送波信号の利用効率による動作のすべてを満足
させる方式は無い。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は
、距離情報と速度情報の両者を得ながら送波信号の利用
効率の良好な医用超音波装置を実現することにある。
(課題を解決するための手段) 前記の課題を解決する本発明は、電圧上昇のレートと電
圧下降のレートが等しい鋸波信号を発生する鋸波発生回
路と、該鋸波発生回路の出力の鋸波信号に基づいて等し
いレートで周波数が変化するアブプチャーブとダウンチ
ャープの合成されたFM信号を発生するvCOと、受信
されたFM信号を送信信号を参照信号として復調し、エ
コー源の送波点からの距離に対応する時間差に比例する
ビード周波数の信号を出力する復調器と、アップチャー
プとダウンチャープのそれぞれからの2種類のビード周
波数の信号を周波数分析してAモード像信号を出力する
FFTと、前紀FFTの出力の前記2種類の信号の和と
差の演算を行い、エコー表示信号とドプラシフト表示信
号を出力する画像処理回路と、該画像処理回路の出力信
号を受けて白黒表示のエコー画像とカラー表示のドプラ
シフト画像を表示する表示装置とを具備することを特徴
とするものである。
又、アップチャープとダウンチャープの周波数特性が逆
の2信号を送信して逆の周波数特性の2信号を同時に受
信するようにする方式を採用したものであってもよい。
(作用) 等しいレートで電圧が上昇下降する鋸波で変調されたF
M信号を発生して送信し、受信したエコー信号を送信信
号を参照信号として復調し、アップチャープ時とダウン
チャープ時の2信号を周波数分析して2種類のAモード
信号を得、これの和と差の信号によりエコー表示とドブ
ラ表示を同時に白黒表示とカラー表示により表示する。
又、アップチャープ信号とダウンチャープ信号とを同時
に送信させるようにして、アップチャープ時とダウンチ
ャープ時の2信号を同時に採取するようにすることは有
効である。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例の概略構或ブロック図である
。図において、11は前半の半周期に直線的に電圧が上
昇し、後半の半周期に前半と等しいレートで直線的に電
圧が下降する形状の鋸波を発生する鋸波発生回路である
。12は人力電圧に比例した周波数の信号を発生するV
CO (電圧制御発振器)で、鋸波発生回路l1の出力
の鋸波信号により、半周期には周波数が直線的に上昇し
、次の半周期には周波数が直線的に下降する、所謂アッ
プチャープとダウンチャープのFM波を前半と後半の1
組とした波形の信号を出力する。このFM波は送信増幅
器13において増幅され、送信用トランスデューサ14
で同じFM波の超音波信号に変換されて送波される。
被検体内のエコー源から反射されて帰って来た超音波信
号は受信用トランスデューサ15で受信されて電気信号
に変換され、受信増幅器16で増輻される。17は受信
信号とVCO12からの送信信号との乗算を行う復調器
で、その出力の2信号の和の周波数の出力はBPF (
帯域濾波器)18で遮断され、差のビード周波数のみが
BPFI8を通過する。1つは人力アナログ信号をディ
ジタル信号に変換するAD変換器、20は人力信号にフ
ーリエ変換を施して周波数分析を行うFt’Tである。
FFT20においては、アップチャープとダウンチャー
プのそれぞれから受けたビード信号を周波数分析して2
個のAモードデータを出力する。21は2個のAモード
データを受けて、その和からエコー源の強度分布を、差
からドプラシフトの分布を求める画像処理回路、22は
画像処理回路21の出力を受けて、強度分布信号を白黒
表示、ドプラシフト分布信号をカラー表示する表示装置
である。23は鋸波発生回路11に同期信号を送って鋸
波信号を発生させ、又、FFT20及び画像処理回路2
1にその動作タイミングを制御する信号を送るシーケン
スコントローラである。
次に上記のように構成された実施例の動作を説明するが
、その説明に先立って本発明の因って来たる原理を説明
する。
第2図は実施例の装置でCTFMソナーの出力ビードの
スペクトラムが決まる様子を示す図で、(イ)図は送信
用トランスデューサとエコー源との位置関係を示す図、
(ロ)図は送波信号とエコー信号及びそれから得られる
ビード周波数の関係を示す図である。(イ)図において
、送信用トランスデューサ14から近い距離d,にある
エコー源を■とし、遠い距離d2にあるエコー源を■と
する。(ロ)図においては、縦軸に周波数fを取り、横
軸に経過時間を取ってある。ここに示す波形は時間に対
して周波数が変化する波形で、アップチャープ部を往路
、ダウンチャープ部を復路と呼ぶことにする。
今、送波信号の波形の周波数がピークに達する時刻をa
とする。この信号がエコー源■から反射されてエコーが
帰投してくる時刻をb1エコー源■から反射されてエコ
ーが帰投してくる時刻をCとする。b−aが時間で表し
たエコー源■の送信用トランスデューサ14からの距離
であり、C −aが同じくエコー源■からの時間表示の
距離である。時刻bにおける送波信号は復路における周
波数で、エコー信号との間に図のような周波数差があり
、2信号からビード周波数を作り、距Mta報(Aモー
ド像データ)を得ようとするものである。
今、復路上の或る時刻1,において、エコー源■のエコ
ーの威すビード周波数をf’、エコー源■のエコーの成
すビード周波数をf,とすると、往路上の或る時刻t2
におけるエコー源■及び■のエコーの或すビード周波数
もr.,rb′?:ある。
ただし、往路からのエコーと復路からのエコーによって
得られる信号の周波数は、送信信号の周波数に対して、
前者は低く、後者は高いという点で光なっている。即ち
、両者の信号には180”の位相差がある。このように
ビード周波数【.とf,とはエコー源への距離をそのま
ま表す値となっている。
第3図は往路と復路における同一エコー源からのエコー
信号によってエコー源の強度情報とドプラシフト信号と
が得られる原理の説明図である。
(イ)図は横軸にビード周波数f1縦輔に強度を取った
時の2信号の周波数軸上の位置を示す図で、pは動かな
いエコー源からの往路におけるエコと復路におけるエコ
ーのビード周波数のスベクトラムを示した図で、両者の
周波数に変化はなく、重なって現れている。qは動いて
いるエコーの往路と復路におけるビード周波数のスペク
トラムを示した図で、往路と復路で出現位置が僅かに異
なっている。(口)図は往路信号によるエコーと復路信
号によるエコーによるビード周波数の差を求めて得られ
た信号の図で、動かないエコー源からのエコーのビード
周波数の差は零となっているが、動くエコー源によるも
のの差は図示のような波形となる。(ハ)図は(ロ)図
の差信号を積分した値で、動いているエコー源からのエ
コーで得られる結果は図のような波形の信号となって、
その振幅がドプラシフトの程度、即ち速度を表している
以上の結果を得るための原理と条件を更に詳しく考察す
る。CTFM方式の送波信号が往路のアップチャープ信
号と、復路のダウンチャープ信号の時では、固定物体か
らは同じビード周波数が得られるが、ドプラシフトを有
するエコーから得られるビード周波数はエコー周波数の
送信周波数からのずれが正負逆になるため、エコー源の
移動によるエコーのビード信号の時間軸上の出現位置(
ビン)のずれが、往路時と復路時とでは正反対になる。
この現象に基づいて固定或分とドプラ成分とを分離する
ことができる。即ち、第2図に示すようにアップチャー
プとダウンチャープの変化のレートを揃えておいて、ビ
ード周波数をFFT20により処理して得られる2つの
Aモード像をパワーの段階で加算すれば、大略ドプラシ
フトの影響のないAモード像が得られ、差を求めれば固
定成分は消えてドプラシフト戊分のみが残る。従って前
者を白黒表示、後者を(ハ)図のように積分処理した後
カラー表示すれば、目的を達することができる。
以上に説明した原理が医用という前提で実川上動作する
のには幾つかの前提条件が必要である。
先ず、往路と復路における2つのビード周波数の差から
ドプラシフトの分布に直す手法は次のようにする。即ち
FFT出力のパワースベクトラムで靜止していれば、k
番目のビンに100%有った筈のエコーが自身のドプラ
シフトの為に往路において(k+1)番目のビンにその
パワーのη%が移り、k番目のビンには(100−η)
%が残ったとする。復路では(k−1)番目のビンにη
%移る(第3図(ロ)図のq)。そこでこれらの差を取
ると(k+1)番目のビンで突出し、k番目のビンで零
、(k−1)番目で凹むという形のデータ((口)図)
となる。これをk番目のビンのドプラシフトとして評価
するには左から右へ(又は右から左へ)積分すればよい
。幾つかのビンに蹄がって、或いは幾つかのビンに分布
したドプラシフトがあっても、同様に差を取って積分す
れば、方向も含めたドプラシフトの分布データが得られ
る。
以上のことは次の2つの条件を必要とする。
(イ)ドプラシフトの有るビンのパワーは隣りのビンに
のみ移る。(その1つ先のビンには行かない) (口)移るパワーはドプラシフトを有するエコーのエネ
ルギー、即ちドプラシフトのシフト幅(シフト周波数)
に比例する。
この内、(ロ)の条件は総エネルギー収支が合わなくて
もよいということであれば左程厳密ではないが、(イ)
の条件は必須要件である。これは、分析に付したビード
データの各回の時間幅の逆数が1つのビンの周波数スロ
ットを決めるからで、チャーブ幅が中心周波数に比して
一応小さいとして考える。
(超音波の中心周波数)X(ドプラシフト幅)≦1/2
x (1つのビンの周波数スロット)という条件を必要
とする。つまり、起り得る最大のドプラシフトに対して
もこの条件に適うようにチャープレート又は分析時間幅
、若しくは繰り返し周波数を決定する。式中において、
1/2は±1806まで許容するということと同義であ
り、より厳密には≦1/4X(1つのビンの周波数スロ
ット)の方が±90″までを意味して好ましい。
この範囲内であればlつおいて先のビンまでは波及しな
い。
次に第1図の回路に戻り、その動作を説明する。
鋸波発生回路11はシーケンスコントローラ23からの
クロック人力に同期した繰り返し周波数の鋸波を発生す
る。この鋸波は電圧が一定のレートで上昇し、クロック
人力で下降に転じ、上昇時と等しい負のレートで下降す
る三角波である。この鋸波はVCO12に入力され、V
CO12は人力電圧の変化に比例した周波数で発振して
、アップチャープとダウンチャープで1周期を構或する
FM信号を発生する。このFM信号は送信増幅器13に
おいて増幅された後、送信用トランスデューサ14で超
音波に変換されて被検体内に送波される。
被検体内のエコー源から反射されて帰投したエコーは、
受信用トランスデューサ15で受波され、電気信号に変
換された後受信増幅器l6で増幅され、復調器17に人
力される。復調器17にはVCO12から送信信号が参
照電圧として人力されて居り、2信号の乗算による復調
を行っている。
エコー源が第2図(イ)図に示すようにエコー源■であ
ると、送信信号の周波数変化の曲線が第2図(口)図の
実線のように変化するのに対し、エコー源■からのエコ
ーの周波数変化は一点鎖線で示すように変化する。従っ
て送信波形の下降波形の時点である復路の或る時刻に帰
投したエコーの周波数f,は復調器17に参照信号とし
て人力されるその時刻における送信信号の周波数f,よ
りも高く、復調器17の出力は2信号の周波数の和のf
,+f,と差のf,−f.−f.の2つの信号である。
第2図(口)図に示すように送信波形の往路の或る時刻
に帰投したエコーの周波数f % は同じく参照信号と
して入力されるその時刻における送信信号の周波数f,
/ よりも低く、復調器17の出力は周波数がf t 
 + f ,’ とf.  −f,  −f.の2信号
である。復調器17の出力はBPF18に人力され、高
い周波数である和の周波数は遮断されて差の周波数f.
が出力される。エコー源が第2図(イ)図に示すように
遠い距離にあるエコー源■であると、その差の周波数f
.は周波数f.よりも高い周波数となる。
BPF18の出力の差の周波数の信号はAD変換器1つ
でディジタル信号に変換されてFFT20に入力される
。FFT20は人力信号゛を周波数分析して、周波数に
比例した時間的位置のAモード像信号に変換し、画像処
理回路21に人力する。
FFT20の周波数分析はシーケンスコントローラ23
からのクロックのタイミングで送信信号の往路と復路の
或る時刻で行われている。画像処理回路21は人力され
たAモード像信号の同一エコー源からの送信信号の往路
と復路における2信号の加算演算と減算演算を行い、和
と差の信号を得る。和の信号は第3図(イ)図に示され
る2度の受信によるエコーの位置から分るように、固定
目標に対しては等しいビード周波数の信号が出力され、
移動目標に対しては2度の受信信号のビード周波数の平
均の周波数位置に差の2分の1のビードを持つ信号が出
力される。差の信号は(口)図に示す信号で、固定目標
からのエコーによる出力は零となり、移動目標からのエ
コーによる出力は原理説明で説明したように図示の通り
になる。画像処理回路21はこの信号を更に積分して(
ハ)図のようなドプラシフトに比例した振幅の信号を得
る。このようにして得られた固定目標からの和の信号は
白黒表示の8モード画像として、差の信号はカラー表示
のドプラモード画像として表示装置22に表示される。
カラー表示においてはドプラシフトの方向で極性が異な
るので色分け表示をすることができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。第
4図は本発明の他の実施例の概略構成ブロック図である
。図において、第1図と同等の部分には同一の符号を付
してある。図中、31は鋸波発生回路11の出力の鋸波
信号を反転増幅して逆位相の鋸波を出力する反転増幅器
、32は反転増幅器31の出力電圧に比例する周波数の
FM信号を発生するvCOで、その出力信号はvco 
i2の出力のFM信号がアップチャープ時はダウンチャ
ープ、VCO12の出力のFM信号がダウンチャープの
時はアップチャープのFM信号である。
33はVCO12とvCO32の出力(7)FM信号を
加算する加算器で、その出力信号の周波数は前記2信号
そのままの周波数の信号と、差の周波数の2分の1の周
波数で振幅が変化する和の2分の1の周波数の信号であ
る。
34はVCO32の出力信号を参照電圧として受信信号
を復調する復調器、35は復調器34の出力信号の内、
VCO32の出力信号に基づく周波数の送波信号に対す
るエコーから生ずるビード周波数の範囲の周波数を通過
させるBPFである。
36はBPF35の出力をディジタル信号に変換するA
D変換器、37はFFT20と同様に入力ビード周波数
信号を周波数分析してAモード像データを出力するFF
Tである。
次に、上記のように構成された実施例の動作を説明する
が、各部の動作は第1図の実施例と略同様なので、異な
る点のみを説明する。反転増幅器31は入力された鋸波
信号を反転して逆位相の鋸波を出力する。VCO32は
反転増幅器31の出力によりVCO12とは逆のレート
のFM信号を出力する。第5図はVCO12とVCO3
2の出力信号の図で、縦軸に周波数、横軸に時間を取っ
たグラフで示してあり、(イ)図はVCO12の出力F
M信号、(ロ)図はVCO32の出力FM信号である。
加算器33はこの2信号を加算する。
例えば、或る時刻におけるVCO12の出力信号の周波
数をF, 、VCO32の出力信号の周波数をF2とす
れば、加算器33の出力信号はsin 2yrF , 
t, sin 2wF 2t,の3信号である。これ等
の信号のエコーは復.il器17と復M器34に入力さ
れる。1M調器17はVC012の出力信号を参Bq電
圧とし、復調器34はVCO32の出力信号を参照電圧
としてエコー源から帰投したエコー信号を復調する。送
信信号の繰り返し周期は、送波点からエコー源迄の距離
の時間換算値に比べて大きく取ってあるので、2信号の
周波数勾配の中央付近を除いて2信号の差の周波数もエ
コーによって生ずるビード周波数よりも大きく、又、V
CO32の出力信号によるエコーが復調器17で復調さ
れた場合、又は復調器34でVCO12の出力信号によ
るエコーが復調された場合の差の信号は前記と同様に周
波数勾配の中央付近を除いてエコーによるビード周波数
よりも大きいので、BPFl18及びBPF35によっ
て阻止され、それぞれのビード周波数が出力される。F
FT20及びFFT37ではそれぞれAD変換器19と
AD変換器36の出力信号の周波数分析を行うが、シー
ケンスコントローラ23のクロックにより、2信号の勾
配の中央付近の時間における分析を行わないようにすれ
ば、前記の時間の不要信号による影響は除かれる。この
実施例では第1図の実施例のように往路と復路の2信号
の和と差を求める必要はなく、同時に2信号の和と差を
求めることができる。
以上説明したように本実施例によれば、CTFM方式の
特徴である高エネルギー利用効率を保持しながら、エコ
ー表示とドブラ表示を同時に行うことができる。そして
、エネルギー利用効率の高いことからビークバヮーを減
少させることができるので、生体に対する安全性の高い
医用超音波装置を得ることができる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明によれば、送波信号の
利用効率の良い方式で、距離情報と速度情報とを同時に
得ることができるようになり、実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略構成ブロック図、 第2図は第l図の実施例の信号処理の説明図、第3図は
画像処理回路の信号処理の原理説明図、第4図は本発明
の他の実施例の隠略構戊ブロック図、 第5図は第4図の実施例において送信される信号の有効
な威分の波形図、 第6図はCTFM方式の原理の説明図、第7図は医用超
音波装置の各種方式の比較図てある。 11・・・鋸波発生回路   12.32・・・vco
13・・・送信増幅器 14・・・送信用トランスデューサ 15・・・受信用トランスデューサ l6・・・受信増幅器 17.34・・・復調器   18.35・・・BPF
19,36−AD変換器 20.37−FFT21・・
・画像処理回路   22・・・表示装置23・・・シ
ーケンスコントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電圧上昇のレートと電圧下降のレートが等しい鋸
    波信号を発生する鋸波発生回路(11)と、 該鋸波発生回路(11)の出力の鋸波信号に基づいて等
    しいレートで周波数が変化するアップチャープとダウン
    チャープの合成されたFM信号を発生するVCO(12
    )と、 受信されたFM信号を送信信号を参照信号として復調し
    、エコー源の送波点からの距離に対応する時間差に比例
    するビード周波数の信号を出力する復調器(17)と、 アップチャープとダウンチャープのそれぞれからの2種
    類のビード周波数の信号を周波数分析してAモード像信
    号を出力するFFT(20)と、 前記FFT(20)の出力の前記2種類の信号の和と差
    の演算を行い、エコー表示信号とドプラシフト表示信号
    を出力する画像処理回路(21)と、 該画像処理回路(21)の出力信号を受けて白黒表示の
    エコー画像とカラー表示のドプラシフト画像を表示する
    表示装置(22)とを具備することを特徴とするCTF
    M方式の医用超音波装置。
  2. (2)電圧上昇のレートと電圧下降のレートが等しい鋸
    波信号を発生する鋸波発生回路(11)と、 該鋸波発生回路(11)の出力の鋸波信号に基づいて等
    しいレートで周波数が変化するアップチャープとダウン
    チャープの合成されたFM信号を発生するVCO(12
    )と、 前記鋸波発生回路(11)の出力の鋸波信号を反転する
    ための反転増幅器(31)と、該反転増幅器(31)の
    出力信号に基づきVCO(12)とは逆の周波数特性の
    FM信号を発生するVCO(32)と、 前記VCO(12)と前記VCO(32)の出力信号を
    加算する加算器(33)と、 加算器(33)に基づく送信信号による受信信号をVC
    O(12)の出力信号を参照信号として復調する復調器
    (17)と、 加算器(33)に基づく送信信号による受信信号をVC
    O(32)の出力信号を参照信号として復調する復調器
    (34)と、 復調器(17)の出力信号を周波数分析してAモード像
    信号を出力するFFT(20)と、 復調器(34)の出力信号を周波数分析してAモード像
    信号を出力するFFT(37)と、 FFT(20)の出力信号とFFT(37)の出力信号
    の和と差の演算を行い、エコー表示信号とドプラシフト
    表示信号を出力する画像処理回路(21)と、 該画像処理回路(21)の出力信号を受けて白黒表示の
    エコー画像とカラー表示のドプラシフト画像を表示する
    表示装置(22)とを具備することを特徴とするCTF
    M方式の医用超音波装置。
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