JP2021120647A - ソーナー装置と目標方位算出方法及びプログラム - Google Patents

ソーナー装置と目標方位算出方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ソーナー表示における虚像を抑制しながら、所望の分解能や処理利得の画像を表示可能なソーナー装置、方法の提供。【解決手段】受信アレイすべてのチャネルを利用したフルビームを生成し、前記フルビームとチャネルの一部を共有しフルビームとの位相反転が発生しない第1のサブアレイによる方位検出ビームと、受信アレイのチャネルを分離した第2、第3のサブアレイによる第1、第2のスプリットビームを生成し、前記フルビームと前記方位検出ビームによる方位とビーム間位相差情報と、前記第1及び第2のスプリットビームによる方位とビーム間位相差情報に基づき、目標方位を検出する。【選択図】図4

Description

本発明は、ソーナー装置と目標方位算出方法及びプログラムに関する。
近年、海洋での無人機の利用が拡大している。無人機に搭載されるセンサは、有人舟艇と比較し小型化する必要がある。しかし、これらのセンサへは、小型でありながら大型のセンサと同等の遠距離かつ高い分解能での捜索が求められる。
複数の受波器の出力を整相し任意の方位に対して左右等しい受信ビームを有するスプリットビーム(split beam)を複数形成して受信するスプリットビーム方式の関連技術として、特許文献1には、左右の受信ビームの中心間隔が広いスプリットビーム処理を用いることで高い方位分解能のソーナー画像を得る技術が開示されている。しかしながら、スプリットビーム処理による位相反転による虚像が発生する。この位相反転問題について、特許文献2等の記載に基づき、以下に概説する。
図11に示す概念図において、左右のサブアレイの複数の受波器の出力を用いて等方位間隔に複数の左右スプリットビームが形成される。左右スプリットビームのビーム中心は距離d離間している。目標物からの信号が到来する方位をθとすると、d・sinθが、左右ビームの目標距離の違い(差)となる。左スプリットビームで得られた受信信号と右スプリットビームで得られた受信信号の位相差(ビーム間位相差)をΔφ、送信信号の周波数をf、音速をcとすると、1波長λ(=c/f)が位相2πであることから、
Figure 2021120647
・・・(1)
より、
Figure 2021120647
・・・(2)
で与えられる。ただし、sin-1は逆正弦関数(arcsine)である。
この場合、位相の周期性からΔφ=φ(|φ|<π)と、Δφ=φ±2nπ(n=1,2,…)とを区別できない(位相反転あるいは位相の折り返しという)。位相差Δφの取り得る範囲は±π以内であるため、真の目標方位は、
Figure 2021120647

・・・(3)
である。
上式(3)で示される真の目標方位範囲の外から到来する信号は、上式(2)の演算により、上式(3)の範囲内の方位(真の目標方位)からのものと誤検出される。このため、目標方位に対応する受け持ち方位のビームチャネル以外にも、信号がS/N(Signal to Noise)の値がよい状態で入力され、表示器上に、次式(4)に示されるような真の目標方位範囲外の方位が虚目標として表示されてしまうことがある。

Figure 2021120647
・・・(4)
このような位相反転による誤検出を防止する方法として、例えば、ビーム中心間距離(ビーム中心間隔)を狭くすることで、方位範囲の角度幅を拡大することが行われている。例えば特許文献2には、虚像の発生を抑制するアクティブソーナー装置として、受信信号を表示するために形成する複数の第1のスプリットビームに加えて、前記第1のスプリットビームよりビーム中心間距離の狭い複数の第2のスプリットビームを形成する手段と、前記第1のスプリットビーム出力から得られる信号振幅のビームチャネル間の広がりの有無により、前記第1及び前記第2のスプリットビームから計算された方位角値のいずれかを選択する方位角選択手段と、前記方位角値により前記第1のスプリットビームで受信した信号の表示を制御する表示制御手段を備えている。特許文献2では、左右の受信ビームの中心間隔は狭いが、広い指向性を持つスプリットビームを組み合わせる。
特許文献3には、方位角検出装置は、まず、受信データから左右1本ずつのスプリットビームデータを生成し、左右ビームのベクトル和を取りフルビームを生成し、フーリエ変換を実施し、背景レベルに対し突出したレベルの周波数を検出し、周波数における左右ビームの位相差を計算し、方位角検出部は、位相差検出部から受信した位相差φ、周波数検出部から受信した信号周波数fをキーに位相差テーブルを参照し、信号到来方位を求めて、方位角データとして、出力する方位角検出装置が開示されている。位相差テーブルは、事前にビーム間距離dを使用し、任意の到来方位信号に対しての方位角計算を行い、そのときの周波数と位相差と信号到来方位とが一対となったテーブルである。
特開昭59−72073号公報 特開2000−147096号公報 特開2008−8643号公報
以下に、関連技術の分析結果を示す。特許文献2では、指向性利得(特定の方向への電力密度と全放射電力を全方向について平均した値との比)が低いビームでの受信となるため、低S/N(Signal to Noise)の信号の受信ができない。
特許文献3では、左右1組のスプリットビームを用いて方位を算出している。左右ビームのベクトル和をとることでフルビームを生成していることから、オーバラップのないスプリットビームである。
本発明の目的は、ソーナー表示における虚像を抑制しながら、例えば所望の分解能の画像を表示可能なソーナー装置を提供することにある。
本発明の一形態によれば、予め定められた三つ以上のチャネル数で構成される音響アレイを有し、前記音響アレイの所定領域のすべてのチャネルを用いて形成される第1のビームと、前記音響アレイの前記所定領域の一部のチャネルを利用し他の1つのサブアレイと一部重複する少なくとも3つのサブアレイのビームで得られる受信信号から、一つの目標に対して、複数の方位情報を算出する受信処理部を備えた、ソーナー装置が提供される。
本発明の一形態によれば、予め定められた三つ以上のチャネル数で構成される音響アレイを有するソーナー装置の目標方位算出にあたり、
前記音響アレイの所定領域のすべてのチャネルを用いて形成される第1のビームと、前記音響アレイの前記所定領域の一部のチャネルを利用し他の1つのサブアレイと一部重複する少なくとも3つのサブアレイのビームで得られる受信信号から、一つの目標に対して、複数の方位情報を算出する、目標方位算出方法が提供される。
本発明の一形態によれば、予め定められた三つ以上のチャネル数で構成される音響アレイを有するソーナー装置を構成するコンピュータに、
前記音響アレイの所定領域のすべてのチャネルを用いて形成される第1のビームと、前記音響アレイの前記所定領域の一部のチャネルを利用し他の1つのサブアレイと一部重複する少なくとも3つのサブアレイのビームで得られる受信信号から、一つの目標に対して、複数の方位情報を算出する処理を実行させるプログラムが提供される。
さらに、本発明によれば、上記プログラムを記憶したコンピュータ可読型記録媒体((例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、又は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM))等の半導体ストレージ、HDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc))が提供される。
本発明によれば、ソーナー表示における虚像を抑制しながら、所望の分解能の画像表示を得ることができる。
本発明の一実施形態の構成を例示する図である。 本発明の一実施形態の受信処理部の構成を例示する図である。 (A)乃至(D)は、本発明の一実施形態におけるフルビーム、方位検出ビーム、左スプリットビーム、右スプリットビームの4種類のビームで使用するチャネルの一例を説明する図である。 本発明の一実施形態におけるビームの概要を示す説明する図である。 (A)、(B)は本発明の一実施形態におけるビーム間位相差と出力方位の関係を説明する図である。 本発明の一実施形態における表示結果の例(2次元輝度プロット)を模式的に例示する図である。 (A)乃至(D)は本発明の一実施形態の変形例で使用するチャネルの一例を説明する図である。 本発明の別の実施形態におけるの受信処理部の構成を例示する図である。 (A)乃至(G)は本発明の一実施形態の変形例で使用するチャネルの一例を説明する図である。 コンピュータ装置の実装例を例示する図である。 スプリットビームにおける位相反転を説明する概念図である。
本発明のソーナー装置において、予め定められた三つ以上のチャネル数(例えば、例えば三乃至数千のオーダのチャネル数、ただし、上限は数千程度に制限されない)で構成される音響アレイ(受信アレイ)を有し、前記音響アレイの所定領域のすべてのチャネルを用いて形成される第1のビームと、前記音響アレイの前記所定領域の一部のチャネルを利用した少なくとも3つのサブアレイのビームとで得られる受信信号から、一つの目標に対して、複数の方位情報を算出する。前記少なくとも3つのサブアレイにおいて、少なくとも2つのサブアレイ(例えば図3(C)、図3(D))は、少なくとも他の1つのサブアレイ(例えば図3(B))と一部重複する。本発明の一形態によれば、前記第1のビームとして、音響アレイの所定の領域(全領域又は一部)のすべてのチャネルを利用するフルビーム(図4の301)を生成し、フルビームを生成するチャネルの一部を共有しフルビームとの位相反転が発生しないサブアレイによる方位検出ビーム(図4の302)と、音響アレイのチャネルを分離したサブアレイによる第1、第2のスプリットビーム(図4の303、304)を生成し、フルビームと方位検出ビームに基づき第1の方位を検出し、第1、第2のスプリットビームに基づき第2の方位を検出し、第1の方位に対応する、該フルビームと方位検出ビーム間の位相差情報と、該第2の方位に対応する第1、第2のスプリットビーム間の位相差情報に基づき、目標方位情報を取得する。かかる構成により、位相反転による虚像を抑制しながら、所望の分解能や処理利得の画像表示を得ることができる。
図1は、本発明一実施形態のソーナー装置として、アクティブソーナー装置の構成例(システム構成例)を模式的に示す図である。ソーナー装置10において、音響アレイ11は、送信及び受信信号の電気−音響変換を行う音響素子のアレイ(配列)からなる。受信部(受信装置)12は、音響アレイ11の各チャネルの受信信号に対してアナログ−デジタル変換を行うアナログ−デジタル変換器(不図示)を備えている。受信処理部(受信処理装置)13は、受信部(受信装置)12でデジタル化された受信信号に対してソーナー信号処理を行う。送信部(送信装置)14は、音響アレイ11の各チャネルから送信される送信信号を生成し、音響アレイ11のチャネルに供給する。送信部(送信装置)14は、デジタル送信信号をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器を備えた構成としてもよい。表示部(表示装置)15は、受信処理部(受信処理装置)13から出力される処理結果を表示する。
図2は、図1の受信処理部13で行われる処理を模式的に示す図である。図2において、受信データ201は、第1乃至第Nのチャネルの各チャネルの受信信号(デジタル信号)である。レプリカ相関処理部202は、各チャネルに対応して配設され、各チャネルの受信信号と、送信信号のレプリカ信号(デジタル信号)との相互相関をとり、チャネル毎の受信信号に対して利得を得る。
レプリカ相関処理部202で利得を得たチャネル毎の受信信号に対して指向性合成処理を実施する。指向性合成処理は、音響アレイ11の各チャネルでの受信信号の位相を遅延させて揃えた上で加算し、目的方位の信号を強調することで指向性を得る。指向性合成処理部203〜206は、音響アレイ11の各受波器でチャネルの受信信号に対して、それぞれフルビーム、方位検出ビーム、左スプリットビーム(スプリットビームL)、右スプリットビーム(スプリットビームR)の4種類のビームを生成する。
レベル算出処理部207は、指向性合成処理部203(フルビーム)から出力されるフルビームを入力し、フルビームからレベルを算出する。
方位検出処理部(方位検出ビーム)208は、指向性合成処理部203から出力されるフルビームと指向性合成処理部204から出力される方位検出ビームから、方位検出処理を行う。
方位検出処理部(スプリットビーム)209は、指向性合成処理部205から出力される左スプリットビームと指向性合成処理部206から出力される右スプリットビームから方位検出処理を行う。レベル算出処理部207、方位検出処理部208、方位検出処理部209の処理結果から、輝度生成処理部210にて、表示装置用の信号を生成する。
図3(A)−(D)には、縦4×横8=32素子の音響素子からなる音響アレイ11において、指向性合成処理部203〜206で生成するフルビーム、方位検出ビーム、左スプリットビーム(スプリットビームL)、右スプリットビーム(スプリットビームR)の4種類のビームで使用するチャネルの一例が例示されている。なお、図3には、単に、図面作成の都合で、縦4×横8=32素子の音響素子からなる音響アレイ11が模式的に図示されているが、音響アレイ11は、かかるチャネル数に制限されるものでないことは勿論である。音響アレイ11は、例えば三乃至数千のオーダまでのいずれかのチャネル数の構成であってもよい。縦4×横8の音響素子からなる音響アレイにおいて、ハッチングを施した四角形は選択されたチャネルを表し、白抜きの四角形は非選択の音響素子(チャネル)を表している。なお、非選択のチャネルは、該チャネルの出力に掛けるシェーディング係数を0としてもよい。図3(A)のフルビームは音響アレイ11のすべてのチャネルを用いて形成される。図3(B)は、左端の一列の音響素子が非選択とされ、縦4×横7の音響素子のサブアレイで構成される。図3(C)は、左半分の縦4×横4の音響素子のサブアレイ、図3(D)は、右半分の縦4×横4の音響素子のサブアレイからなる。図3(B)のサブアレイは図3(A)の一部と重複し、図3(C)のサブアレイは一部のチャネルが図3(B)のサブアレイと重複し、図3(D)のサブアレイは図3(B)のサブアレイの一部と重複する。図3(B)のサブアレイと図3(C)のサブアレイ、図3(B)のサブアレイと図3(D)のサブアレイを、それぞれ、一部重複する構成とし、図3(A)によるフルビームと図3(B)による方位検出ビーム間のビーム中心間の距離は、図3(C)、(D)による左右スプリットビームのビーム中心間距離よりも小に設定され、方位検出ビームは、フルビームとの間での方位範囲の角度幅が拡大され、フルビームとの間で位相反転による虚像は生じない。
図4は、図2の指向性合成処理部203〜206でそれぞれ生成されるビームの概要を示す図である。図4には、アレイ正面(法線方向)に対して、θの方位にビームをシフトした例が模式的に示されている。フルビーム301のビーム中心と方位検出ビーム302のビーム中心の間の距離(ビーム中心間隔)はRDB、左スプリットビーム303のビーム中心と右スプリットビーム304のビーム中心の間の距離(ビーム中心間隔)はRSBとなる(RSB>RDB)。図3のチャネル構成の場合、図4のRDBは、フルビーム301のビーム中心(図3(A)の左から4番目の音響素子と5番目の音響素子の間)と、方位検出ビーム302のビーム中心(図3(B)の左から5番目の音響素子の中心)間の距離に対応させることができる。図4のRSBは、左スプリットビームのビーム中心と右スプリットビームのビーム中心の間の4個分の音響素子の横方向の距離に対応させることができる。
図5(A)は、フルビームと方位検出ビームを入力する方位検出処理部208において入力されるビーム間位相差Δφ(横軸)と出力方位(θ)(縦軸)の関係を示す図であり、上式(2)のdをRDBとした逆正弦関数
Figure 2021120647
・・・(5)
が示されている。横軸は、
Figure 2021120647
・・・(6)

であるが、図5(A)では、容易化のため、位相差Δφ(radian)で表している。また、逆正弦関数(sin-1)を直線で示(近似)している。
図5(B)は、左スプリットビームと右スプリットビームを入力する方位検出処理部209において入力されるビーム間位相差(Δφ)と出力方位(θ)の関係を示す図であり、上式(2)のdをRSBとした逆正弦関数
Figure 2021120647
・・・(7)

が示されている。
横軸は、
Figure 2021120647
・・・(8)

であるが、図5(B)では、容易化のため、位相差Δφ(radian)で表している。また、逆正弦関数(sin-1)を直線で示している。
フルビームと方位検出ビームから算出される方位は、図5(A)に示すとおり、出力方位の精度(分解能)は低いが、真の目標方位範囲の角度が大であり、虚像は発生しない。図5(B)に示すように、左スプリットビームと右スプリットビームから算出される方位θは、出力方位の精度(分解能)は高いが虚像が発生する。図5(B)では、左スプリットビームと右スプリットビームのビーム間位相差Δφ=αに対して、真の目標方位範囲はα±πであるが、真の目標方位範囲外の位相差α±n×2πも真の目標方位として誤検出される。ここで、真の目標方位401は、2種類の出力方位が同じ値となる箇所である。すなわち、図5(A)において検出された方位に対応するビーム間位相差(横軸)に関する式(6)の値と、図5(B)において検出された方位に対応するビーム間位相差(横軸)に関する式(8)の値が一致する場合(図5(A)のビーム間位相差Δφ=α’、図5(B)のビーム間位相差Δφ=α)、

Figure 2021120647
・・・(9)
当該方位を真の目標方位401とする(なお、式(9)において=は≒であってもよい)。本実施形態によれば、図5(B)において、例えば真の目標方位範囲外の位相差Δφ=α±2πの信号を位相反転により位相差Δφ=αに対応する方位(真の目標方位範囲内の方位)として誤検出しても、図5(A)において、位相差Δφ=α’には方位が検出されないため、図5(B)で誤検出された当該方位は表示しない。このため、ソーナー表示において、左右スプリットビームでの位相反転による虚像を抑制しながら、所望の精度(分解能)で画像表示することができる。
図6は、輝度生成処理部210で生成されるソーナー情報表示用の2次元輝度プロットを示す図である。横軸は方位(目標方位)、縦軸は距離dである。距離は、送信信号と受信信号の送信−受信の時間差より算出する。表示上の方位分解能は、受信ビームを生成する間隔で決定し、2つの方式の方位検出処理にて真の方位とされた場合のみ、当該方位に目標情報をプロットする。輝度値はフルビームを用いたレベル算出処理部207での出力値とする。なお、図6の2次元輝度プロットでは、目標方位と距離で定まる各グリッドについて、実際に表示部15に表示される画面を輝度反転した階調で塗つぶし(グラデーション)表示で示している。すなわち、輝度が高いほど(明るいほど)、図では暗い。白色(空)のグリッドは、当該方位と距離で目標は検出されないことに対応する。
一実施形態によれば、ビーム幅(主軸を中心として音圧が1/√2に下がる範囲(半値幅)の角度幅)より狭い間隔で受信ビームを生成することで、ビーム幅に依らない高い分解能を持ったソーナー情報の表示が可能である。さらに複数の方位検出処理を行うことで、虚像の発生を抑制することができる。
一実施形態によれば、ビームの中心間隔の広いサブアレイ(音響サブアレイ)と、ビーム中心間隔の狭いサブアレイを同時処理で複数の方位情報を算出することで、スプリットビーム処理で発生した虚像を抑えた方位検出が可能となる。
また、一実施形態によれば、方位検出用のサブアレイで利用するビームのチャネルを重複させることで、高い指向性利得を持つビームで方位を検出することができる。このため、遠距離目標の方位も検出することができる。
前記実施形態において、音響アレイ11として2次元平面アレイを例示したが、かかる構成に制限されるものでないことは勿論である。図7(A)乃至(D)は、音響アレイ11として、円筒アレイを用いた場合の、フルビーム、方位検出ビーム、左スプリットビーム(スプリットビームL)、右スプリットビーム(スプリットビームR)を生成するチャネル分割の例を、当該円筒状アレイの上面図(円周の一部である半円)にて示したものである。図7(A)の例では、円筒アレイの一部(半円)の所定の領域(左右両端の2個を除く、ハッチングを施した連続する9個のチャネル)からフルビームが形成される。図7(B)の例では、図7(A)のフルビームの形成に用いられた9個の音響素子のうち図7(A)の左端を除いた連続する8個のチャネルから、方位検出ビームが生成される。図7(C)、(D)の例では、図7(A)のフルビームの形成に用いられた連続する9個のチャネルのうち、左側、右側の連続する4個の音響素子から左スプリットビーム、右スプリットビームが生成される。
このほか、音響素子を直線状に並べたラインアレイ、音響素子を円環に沿って並べた円環アレイ、音響素子を曲面に沿って配置したコンフォーマルアレイ(Conformal Array)等の複数のチャネルを有するソーナー装置に適用可能である。
また、一実施形態において、アクティブソーナー装置を例に説明したが、パッシブソーナー装置にも適用可能である。
図8は、パッシブ処理の実施形態における受信処理部の構成を例示する図である。パッシブソーナー装置では、船舶等の離れた場所の音源が放射する音波を受信しその信号を解析することにより、音源の存在や方位等を解析する。音響アレイ(受波器アレイ)を配置し、整相処理によって特定の方位に受波指向性を持たせ、該受波信号に対して、周波数分析によって特徴周波数を抽出し、位相差あるいは、受信信号のエネルギー分布から信号到来方位を算出する。図8の例では、図2のレプリカ相関処理部202の代わりに、FFT(Fast Fourier Transform)処理部502を備えている。N個のチャネルに対応して設けられたN個のFFT処理部502では、それぞれ、対応するチャネルからの受信データ(デジタル受信データ)を所定の時間窓で切り取り、切り取った時間区間毎の受信データを高速フーリエ変換することにより、周波数スペクトルを導出する。指向性合成処理部503〜506では、各チャネルのFFT処理部502からの周波数スペクトルの周波数成分(周波数ビン(bin))毎に、位相の調整(遅延補償や方位の設定)を行い、例えば周波数領域でフルビーム、方位検出ビーム、左スプリットビーム、右スプリットビームを生成する。レベル算出処理部507、方位検出処理部508、509、輝度生成処理部510は、それぞれ、指向性合成処理部503〜506からの出力(周波数スペクトル情報)に基づき、レベル算出、方位検出、輝度生成処理を行うようにしてもよい。
前記実施形態では、2次元情報を得ていたが、3次元情報にも適用可能である。図9は、3次元情報を得る場合のチャネル分割の例を示す。図3のフルビーム、方位検出ビーム、左スプリットビーム(スプリットビームL)、右スプリットビーム(スプリットビームR)に加え、方位検出ビーム(垂直)、アップスプリットビーム(スプリットビームU)、ダウンスプリットビーム(スプリットビームD)を加えており、1つの方位にシフトしたビームに対して、2つの水平方位と、2つの垂直方位を取得可能である。図9(A)、(E)、(F)、(G)は、図3(A)、(B)、(C)、(D)と同一である。図9(B)は、最下行の音響素子が非選択とされ、縦3×横8の音響素子のサブアレイで構成される。図9(C)は、上半分の縦2×横8の音響素子のサブアレイ、図9(D)は、下半分の縦4×横8の音響素子のサブアレイからなる。受信処理部13は、図2の指向性合成処理部203〜206に加えて、垂直方位取得のため、図9(B)の方位検出ビーム(垂直)、図9(C)のスプリットビームU、図9(D)のスプリットビームDをそれぞれ生成する3つの指向性合成処理部(不図示)を備える。また、受信処理部13は、図2の方位検出処理部208、209に加えて、フルビームと方位検出ビーム(垂直)から垂直方向の方位を検出する方位検出部と、スプリットビームUとスプリットビームDから垂直方向の方位を検出する方位検出部を備えている。図9(E)のサブアレイは図9(A)の一部と重複し、図9(F)のサブアレイは一部のチャネルが図9(E)のサブアレイと重複し、図9(G)のサブアレイは図9(E)のサブアレイの一部と重複する。
図3の例では、音響アレイ11において、利用するチャネルを変えることで、サブアレイのビーム中心位置を変化させているが、すべてのチャネルを利用し、シェーディング値の重み付けにより、ビーム中心位置を変化させるようにしてもよい。
図5では、ビームフォーミングを遅延和ビームフォーミングとして例を示しているが、線形フィルタの一つであり、目的音声方向を無歪みに強調可能なMVDR(Minimum Variance Distortionless Response:最小分散無歪応答)ビームフォーマを含む適応ビームフォーミングを適用することもできる。
図10は、少なくとも図1の受信処理部13をコンピュータ装置600に実装した例を説明する図である。図10を参照すると、コンピュータ装置600は、プロセッサ601と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の半導体メモリ等(あるいは、HDD(Hard Disk Drive)等であってもよい)のメモリ602と、表示装置603と、図1の送信部14や受信部12に接続するインタフェース604(ネットワークインタフェース、バスインタフェース)を備えている。プロセッサ601はDSP(Digital Signal Processor)であってもよい。メモリ602に格納されたプログラム605を読み出して実行することで、プロセッサ601は、図1の受信処理部13の処理を実行する。なお、プロセッサ601は、図1の送信部14の処理の一部を実行するようにしてもよい。表示装置603は、図1の表示部(表示装置)15に対応する。
前記実施形態では、水中音響での適用例を説明したが、同様のセンサ装置と信号処理方法を、空中で音響を利用した場合や、音波でなく、例えばレーダ等、電磁波を利用した場合についても適用可能である。
なお、上記の特許文献1、2、3の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
10 ソーナー装置
11 音響アレイ
12 受信部(受信装置)
13 受信処理部(受信処理装置)
14 送信部(送信装置)
15 表示部(表示装置)
201、501 受信データ
202 レプリカ相関処理部
203〜206、503〜506 指向性合成処理部
207、507 レベル算出処理部
208、508 方位検出処理部(方位検出ビーム)
209、509 方位検出処理部(スプリットビーム)
210、510 輝度生成処理部
301 フルビーム
302 方位検出ビーム
303 左スプリットビーム
304 右スプリットビーム
401 真の目標方位
502 FFT処理部
600 コンピュータ装置
601 プロセッサ
602 メモリ
603 表示装置
604 インタフェース
605 プログラム

Claims (10)

  1. 予め定められた3以上のチャネル数で構成される音響アレイを有し、
    前記音響アレイの所定領域のすべてのチャネルを用いて形成される第1のビームと、前記音響アレイの前記所定領域の一部のチャネルを利用し他の1つのサブアレイと一部重複する少なくとも3つのサブアレイのビームで得られる受信信号から、一つの目標に対して、複数の方位情報を算出する受信処理部を備えた、ことを特徴とするソーナー装置。
  2. 前記受信処理部において、
    前記音響アレイの前記所定領域のすべてのチャネルを利用したフルビームを前記第1のビームとして生成し、さらに、
    前記フルビームとの間で位相反転が発生しない第1のサブアレイによる方位検出ビームと、
    前記音響アレイの前記所定領域のチャネルを分離した第2、第3のサブアレイによる第1、第2のスプリットビームを生成し、
    前記フルビームと前記方位検出ビーム間の位相差情報と、前記第1及び第2のスプリットビーム間の位相差情報に基づき、目標方位を算出する、ことを特徴とする請求項1記載のソーナー装置。
  3. 前記受信処理部において、
    前記音響アレイの一部のチャネルを利用した第1のサブアレイにより第2のビームを形成する手段を備え、
    前記第1のビームと前記第2のビームは、予め定められた所定の方位に関して、位相反転が生じないビーム中心間隔に設定され、
    前記音響アレイの前記所定領域のチャネルを分離した第2、第3のサブアレイによる第3、第4のビームを形成する手段と、
    前記第1のビームと前記第2のビームに基づき、前記所定の方位に関する第1の方位を検出する第1の方位検出手段と、
    前記第3のビームと前記第4のビームに基づき、前記所定の方位に関する第2の方位を検出する第2の方位検出手段と、
    をさらに備え、
    前記第1の方位に対応する前記第1及び第2のビーム間の位相差情報と、前記第2の方位に対応する前記第3及び第4のビーム間の位相差情報とに基づき、前記所定の方位に関する目標方位を算出する、ことを特徴とする請求項1記載のソーナー装置。
  4. 前記音響アレイの一部のチャネルを利用した第4のサブアレイにより第5のビームを形成する手段を備え、
    前記第1のビームと前記第5のビームは、前記所定の方位とは別の方位に関して、位相反転が生じないビーム中心間隔に設定され、
    前記音響アレイの前記所定領域のチャネルを分離した第5、第6のサブアレイによる第6、第7のビームを形成する手段と、
    前記第1のビームと前記第5のビームに基づき、前記所定の方位とは別の方位に関する第3の方位を検出する第3の方位検出部と、
    前記第6のビームと前記第7のビームに基づき、前記所定の方位とは別の方位に関する第4の方位を検出する第4の方位検出部と、
    を備え、
    前記第3の方位に対応する前記第1及び第5のビーム間の位相差情報と、前記第4の方位に対応する前記第6及び第7のビーム間の位相差情報とに基づき、前記所定の方位とは別の方位に関する目標方位を算出する、ことを特徴とする請求項3記載のソーナー装置。
  5. 前記目標方位と距離のグリッドについて輝度値情報を表示する表示部を備えた、ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のソーナー装置。
  6. 予め定められた3以上のチャネル数で構成される音響アレイを有するソーナー装置での目標方位算出にあたり、
    前記音響アレイの所定領域のすべてのチャネルを用いて形成される第1のビームと、前記音響アレイの前記所定領域の一部のチャネルを利用し他の1つのサブアレイと一部重複する少なくとも3つのサブアレイのビームで得られる受信信号から、一つの目標に対して、複数の方位情報を算出する、ことを特徴とする目標方位算出方法。
  7. 前記音響アレイの前記所定領域のすべてのチャネルを利用したフルビームを前記第1のビームとして生成し、さらに、
    前記フルビームとの間で位相反転が発生しない第1のサブアレイによる方位検出ビームと、
    前記音響アレイの前記所定領域のチャネルを分離した第2、第3のサブアレイによる第1、第2のスプリットビームを生成し、
    前記フルビームと前記方位検出ビーム間の位相差情報と、前記第1及び第2のスプリットビーム間の位相差情報に基づき、目標方位を算出する、ことを特徴とする請求項6記載の目標方位算出方法。
  8. 前記音響アレイの一部のチャネルを利用した第1のサブアレイにより第2のビームを形成し、
    前記第1のビームと前記第2のビームは、予め定められた所定の方位に関して、位相反転が生じないビーム中心間隔に設定され、
    前記音響アレイの前記所定領域のチャネルを分離した第2、第3のサブアレイによる第3、第4のビームを形成し、
    前記第1のビームと前記第2のビームに基づき、前記所定の方位に関する第1の方位を検出し、
    前記第3のビームと前記第4のビームに基づき、前記所定の方位に関する第2の方位を検出し、
    前記第1の方位に対応する前記第1及び第2のビーム間の位相差情報と、前記第2の方位に対応する前記第3及び第4のビーム間の位相差情報とに基づき、前記所定の方位に関する目標方位を算出する、ことを特徴とする請求項6記載の目標方位算出方法。
  9. 予め定められた3以上のチャネル数で構成される音響アレイを有するソーナー装置を構成するコンピュータに、
    前記音響アレイの所定領域のすべてのチャネルを用いて形成される第1のビームと、前記音響アレイの前記所定領域の一部のチャネルを利用し他の1つのサブアレイと一部重複する少なくとも3つのサブアレイのビームで得られる受信信号から、一つの目標に対して、複数の方位情報を算出する処理を実行させるプログラム。
  10. 前記音響アレイの一部のチャネルを利用した第1のサブアレイにより第2のビームを形成し、
    前記第1のビームと前記第2のビームは、予め定められた所定の方位に関して、位相反転が生じないビーム中心間隔に設定され、
    前記音響アレイの前記所定領域のチャネルを分離した第2、第3のサブアレイによる第3、第4のビームを形成し、
    前記第1のビームと前記第2のビームに基づき、前記所定の方位に関する第1の方位を検出し、
    前記第3のビームと前記第4のビームに基づき、前記所定の方位に関する第2の方位を検出し、
    前記第1の方位に対応する前記第1及び第2のビーム間の位相差情報と、前記第2の方位に対応する前記第3及び第4のビーム間の位相差情報とに基づき、前記所定の方位に関する目標方位を算出する処理を、前記コンピュータに実行させる請求項9記載のプログラム。
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