JP2015218520A - シールドマシンのテールシール注入システム - Google Patents
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Abstract
【課題】テールクリアランスが周方向に沿って不均等になった場合、それに応じた量のテールシールを確実に注入する。
【解決手段】本発明に係るシールドマシンのテールシール注入システム1は、テールシール2を圧送する注入ポンプ4と、該注入ポンプに連通接続された配管5a〜5hに設けられた開閉弁6a〜6hとを備えるとともに、テールクリアランスδdが周方向に沿って均等である場合の値をδd0としたとき、吐出孔13a〜13hのうち、テールクリアランスδdがδd0よりも大きい角度位置に設けられた吐出孔からはテールシール2が追加吐出され、テールクリアランスδdがδd0以下の角度位置に設けられた吐出孔からはテールシール2が追加吐出されないように、各開閉弁6a〜6h及び注入ポンプ4を駆動制御する制御部7を備える。
【選択図】 図1
Description
前記配管手段のうち、前記各吐出孔に個別に連通する流路に開閉弁をそれぞれ設けるとともに、前記複数の吐出孔のうち、前記テール部内面と前記セグメントの外周面との対向距離であるテールクリアランスが周方向に沿って均等である場合の値よりも大きい角度位置に設けられた吐出孔からはテールシールが追加吐出され、前記テールクリアランスが周方向に沿って均等である場合の値以下の角度位置に設けられた吐出孔からはテールシールが追加吐出されないように、前記各開閉弁及び前記注入ポンプのうち、少なくともいずれかを駆動制御自在な制御手段を備えたものである。
目標注入量=環状空間18の体積/4
≒δd・L1・T/4
L1;テールブラシ15,16の設置間隔
T;テール部12の内面周長
で算出することができる。
目標注入量=環状空間19の体積/4
≒δd・L2・T/4
L2;テールブラシ16,17の設置間隔
で算出することができる。
規定注入量≒δd0・L1・T/4
で算出することが可能であり、吐出孔13e〜13hごとの規定注入量は、次式、
規定注入量≒δd0・L2・T/4
で算出することが可能である。
追加注入量≒(δd−δd0)・L1・T/4 ;δd>δd0
=0 ;δd≦δd0
で算出することが可能であり、吐出孔13e〜13hごとの追加注入量は、次式、
追加注入量≒(δd−δd0)・L2・T/4 ;δd>δd0
=0 ;δd≦δd0
で算出することが可能である。
規定注入量≒δd0・L1・T/4
で算出し、吐出孔13e〜13hについては、次式、
規定注入量≒δd0・L2・T/4
で算出すればよい。
追加注入量≒(δd−δd0)・L1・T/4
によって算出し、吐出孔13e,13fから吐出される追加注入量は次式、
追加注入量≒(δd−δd0)・L2・T/4
によって算出するようにすればよい。
2 テールシール
4 注入ポンプ
5a〜5h 配管(配管手段)
6a〜6h 開閉弁
7 制御部(制御手段)
8a〜8h 距離センサー
9a〜9h 圧力センサー
11 スキンプレート
12 テール部
13a〜13h 吐出孔
14 セグメント
18,19 環状空間
Claims (4)
- シールドマシンを構成するスキンプレートのテール部内面と該シールドマシンで組み立てられたセグメントの外周面との間に拡がる環状空間に注入されるテールシールを圧送する注入ポンプと、該注入ポンプの送出側に一端が連通接続され他端が前記テール部に設けられた吐出孔に連通接続された配管手段とを備え、前記吐出孔を前記テール部の周方向に沿ってかつ前記環状空間に連通するように複数設置したシールドマシンのテールシール注入システムにおいて、
前記配管手段のうち、前記各吐出孔に個別に連通する流路に開閉弁をそれぞれ設けるとともに、前記複数の吐出孔のうち、前記テール部内面と前記セグメントの外周面との対向距離であるテールクリアランスが周方向に沿って均等である場合の値よりも大きい角度位置に設けられた吐出孔からはテールシールが追加吐出され、前記テールクリアランスが周方向に沿って均等である場合の値以下の角度位置に設けられた吐出孔からはテールシールが追加吐出されないように、前記各開閉弁及び前記注入ポンプのうち、少なくともいずれかを駆動制御自在な制御手段を備えたことを特徴とするシールドマシンのテールシール注入システム。 - 前記各吐出孔が設けられた角度位置又はその近傍で前記テールクリアランスをそれぞれ計測するように構成された距離センサーを備えるとともに、前記制御手段を、前記距離センサーから出力される計測値から、テールシールが注入されるべき前記環状空間の体積が、前記各吐出孔ごとに目標注入量として算出され、該目標注入量が、前記テールクリアランスが周方向に沿って均等である場合の規定注入量を上回っている場合には、その注入量が前記目標注入量から差し引かれてなる吐出孔ごとの追加注入量として算出されるように構成するとともに、該追加注入量が、対応する吐出孔から吐出されるように構成した請求項1記載のシールドマシンのテールシール注入システム。
- 前記各吐出孔が設けられた角度位置又はその近傍で前記環状空間における圧力をそれぞれ計測するように構成された圧力センサーを備えるとともに、前記制御手段を、テールシールが前記追加注入量だけ吐出されているとき、前記圧力センサーで計測された圧力値が所定の上限値を上回った場合にその計測位置に対応する吐出孔からの吐出が停止され、テールシールが前記追加注入量だけ吐出された後、前記圧力値が所定の下限値を下回っている場合にその計測位置に対応する吐出孔からの吐出が継続されるように構成した請求項2記載のシールドマシンのテールシール注入システム。
- 前記各吐出孔が設けられた角度位置又はその近傍で前記環状空間における圧力をそれぞれ計測するように構成された圧力センサーを備えるとともに、前記制御手段を、テールシールが追加吐出されているとき、前記圧力センサーで計測された圧力値が所定の上限値を上回った場合にその計測位置に対応する吐出孔からの追加吐出が停止されるように構成した請求項1記載のシールドマシンのテールシール注入システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014104020A JP6347322B2 (ja) | 2014-05-20 | 2014-05-20 | シールドマシンのテールシール注入システム |
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JP2014104020A Active JP6347322B2 (ja) | 2014-05-20 | 2014-05-20 | シールドマシンのテールシール注入システム |
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---|---|
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Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2014
- 2014-05-20 JP JP2014104020A patent/JP6347322B2/ja active Active
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Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
トンネル標準示方書 シールド工法・同解説, JPN6018007322, 20 July 2006 (2006-07-20), pages 180 - 182, ISSN: 0003748160 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6347322B2 (ja) | 2018-06-27 |
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