JP7391760B2 - トンネル掘削機およびその運転方法 - Google Patents

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本発明は、トンネル掘削機およびその運転方法に関する。
従来から、トンネル掘削機においては、カッターヘッドに取り付けられた筒状のカッタードラムと掘削機本体との間に複数の土砂シールが配置されている(例えば、特許文献1参照)。土砂シールは、カッタードラムの軸方向に並んでいる。
一般的に、土砂シール同士の間にはグリス室が形成され、このグリス室にグリス供給装置によってグリスが供給される。
特開平11-62482号公報
ところで、カッターチャンバー内の切羽圧が高い場合にその切羽圧を複数の土砂シールで分担するという観点からは、グリス室の後方にオイル室を設けることが考えられる。例えば、後方の2つの土砂シールの間にオイル室を形成し、残りの土砂シールの間にグリス室を形成する。この場合、グリス室とオイル室とを隔てる土砂シールが第1バックアップシール、第1バックアップシールの後方に位置する土砂シールが第2バックアップシール、第1バックアップシールよりも前方の土砂シールが止水シールと呼ばれる。止水シールの数は1つである場合もあるし、複数である場合もある。
オイル室には、当該オイル室の圧力が所定圧力(例えば、ゲージ圧で切羽圧の半分程度)に保たれるようにオイル供給装置によってオイルを供給する。これにより、切羽圧が第1バックアップシールと第2バックアップシールとで分担される。
上記のような構成の場合、第2バックアップシールが損傷すると、オイル室の圧力が維持できなくなり、切羽圧の分担が不可となる。
そこで、本発明は、第2バックアップシールが損傷しても切羽圧の分担が可能なトンネル掘削機およびその運転方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のトンネル掘削機の運転方法は、前記トンネル掘削機が、カッタードラムと掘進機本体の間に配置された少なくとも1つの止水シールと、前記少なくとも1つの止水シールとの間にグリス室を形成する第1バックアップシールと、前記第1バックアップシールとの間にオイル室を形成する第2バックアップシールと、を含み、前記グリス室にグリスを供給する工程と、前記オイル室の圧力が所定圧力に保たれるように前記オイル室にオイルを供給する工程と、を含み、前記第2バックアップシールが損傷したときに、前記グリス室にオイルを供給する、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、第2バックアップシールが損傷したときには、第1バックアップシールと止水シールとの間のグリス室にオイルが供給されるため、その止水シールがバックアップシールとして機能するようになる。従って、その止水シールと第1バックアップシールとで切羽圧を分担することができる。
また、本発明のトンネル掘削機は、カッタードラムと掘進機本体の間に配置された少なくとも1つの止水シールと、前記少なくとも1つの止水シールとの間にグリス室を形成する第1バックアップシールと、前記第1バックアップシールとの間にオイル室を形成する第2バックアップシールと、前記グリス室にグリスを供給するグリス供給装置と、前記オイル室の圧力が所定圧力に保たれるように前記オイル室にオイルを供給するオイル供給装置と、を備え、前記オイル供給装置は、前記グリス室にもオイルを供給可能に構成されている、ことを特徴とする。
上記の構成によっても、本発明のトンネル掘削機の運転方法と同様に、第2バックアップシールが損傷したときに第1バックアップシールと止水シールとの間のグリス室にオイルを供給すれば、第1バックアップシールとその前方に位置する止水シールとで切羽圧を分担することができる。
本発明によれば、第2バックアップシールが損傷しても切羽圧の分担が可能なトンネル掘削機およびその運転方法が提供される。
本発明の一実施形態に係るトンネル掘削機の一部の断面図である。 図1の要部の拡大図である。 内側土砂シール部用の潤滑システムの概略構成図である。
図1に、本発明の一実施形態に係るトンネル掘削機1を示す。例えば、トンネル掘削機1は内部でセグメントを組み立てるシールド掘進機である。ただし、本発明は、シールド掘進機以外のトンネル掘削機にも適用可能である。
トンネル掘削機1は、地山を掘削するカッターヘッド2と、カッターヘッド2を回転可能に支持する掘削機本体3を含む。本実施形態では、カッターヘッド2がローラーカッター式であるが、カッターヘッド2はカッタービット式であってもよい。あるいは、カッターヘッド2は、ローラーカッターおよびカッタービットの双方を含んでもよい。
カッターヘッド2は、環状の板であるカッターヘッドフランジ21を含む。カッターヘッドフランジ21の前面には、カッターヘッドフランジ21の中心(掘削機本体3の中心でもある)から放射状に配置された複数のカッターフレーム22が取り付けられており、これらのカッターフレーム22に、ローラーカッター23が支持されている。
一方、カッターヘッドフランジ21の裏面には、筒状のカッタードラム24が取り付けられている。カッタードラム24は、図略の旋回ベアリングを介して掘削機本体3に回転可能に支持されている。
掘削機本体3は、カッタードラム24を収容する筒状の胴部31を含む。胴部31とカッタードラム24の外周面との間は、外側土砂シール部11によってシールされている。
また、掘削機本体3は、カッターヘッドフランジ21の内側開口を閉塞するバルクヘッド32と、バルクヘッド32の周縁部から後方に延びる周壁33を含む。周壁33とカッタードラム24の内周面との間は、内側土砂シール部12によってシールされている。
バルクヘッド32とカッターヘッド2との間には、カッターチャンバー20が形成されている。つまり、バルクヘッド32は、カッターチャンバー20に面する。カッターチャンバー20内には、カッターヘッド2により掘削された土砂が流入する。
図2に示すように、外側土砂シール部11および内側土砂シール部12のそれぞれは、カッタードラム24と掘削機本体3(胴部31または周壁33)の間に配置された複数の土砂シール4を含む。本実施形態では、これらの土砂シール4がカッタードラム24の軸方向に並んでいる。
具体的に、土砂シール4は、少なくとも1つの止水シール41と、止水シール41の後方に位置する第1バックアップシール42と、第1バックアップシール42の後方に位置する第2バックアップシール43を含む。本実施形態では、止水シール41の数が2つである。ただし、止水シール41の数は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
また、本実施形態では、土砂シール4がシール押え5によってカッタードラム24に取り付けられている(詳細な構造の図示は省略)。ただし、本実施形態とは逆に土砂シール4がシール押え5によって胴部31および周壁33に取り付けられてもよい。
なお、本実施形態では、止水シール41がカッタードラム24の軸方向の流れを阻止するように配置されているが、最前段の土砂シール4である止水シール41は、カッタードラム24の径方向の流れを阻止するように配置されてもよい。例えば、外側土砂シール部11では、カッターヘッドフランジ21の裏面と胴部31の先端面との間に止水シール41が配置されてもよい。
次に、図3を参照して、内側土砂シール部12用の潤滑システムを説明する。なお、外側土砂シール部11用の潤滑システムは、周壁33が胴部31に代わる以外は、内側土砂シール部12用の潤滑システムと同様である。
止水シール41同士の間にはグリス室51が形成されている。また、最も後方に位置する止水シール41と第1バックアップシール42との間にもグリス室52が形成されている。一方、第1バックアップシール42と第2バックアップシール43との間にはオイル室53が形成されている。
グリス室51,52には、グリス供給装置6によって半固体のグリスが供給される。具体的に、グリス供給装置6は、グリスを貯留するタンク61(例えば、ドラム缶またはペール缶)と、吸入ライン62によりタンク61と接続されたポンプ63を含む。ポンプ63は、吐出ライン64によりグリス室51と接続され、吐出ライン65によりグリス室52と接続されている。ポンプ63は、低い回転数で連続的に稼働してもよいし、ある程度高い回転数で間欠的に稼働してもよい。
吐出ライン64,65の上流側部分は、互いに合流して共通の流路となっている。吐出ライン64,65の下流側部分(互いに並列な部分)には、開閉弁66,67がそれぞれ設けられている。
オイル室53には、オイル供給装置7によって、当該オイル室53の圧力が所定圧力に保たれるように液体のオイルが供給される。例えば、所定圧力は、ゲージ圧で、カッターチャンバー20内の切羽圧の半分程度である。
具体的に、オイル供給装置7は、オイルを貯留するタンク71と、吸入ライン72によりタンク71と接続されたポンプ73を含む。ポンプ73は、吐出ライン74によりオイル室53と接続されている。本実施形態では、オイル室53からタンク71まで排出ライン75が延びており、タンク71とオイル室53との間でオイルが循環される。排出ライン75にはリリーフ弁76が設けられており、このリリーフ弁76のリリーフ圧が上述した所定圧力に設定されている。例えば、ポンプ73は、一定の回転数で連続的に稼働する。
本実施形態では、リリーフ弁76が電磁リリーフ弁であり、制御装置9により制御される。例えば、制御装置9は、ROMやRAMなどのメモリと、HDDやSSDなどのストレージと、CPUを有するコンピュータであり、ROMまたはストレージに記憶されたプログラムがCPUにより実行される。
制御装置9は、圧力センサ91,92と電気的に接続されている。圧力センサ91は、オイル室53の圧力を検出する。本実施形態では、圧力センサ91が周壁33に設けられているが、圧力センサ91は吐出ライン74に設けられてもよいし、排出ライン75におけるリリーフ弁76よりも上流側の部分に設けられてもよい。制御装置9は、圧力センサ91で検出される圧力に基づいて第2バックアップシール43が損傷したか否かを判定する。
圧力センサ92は、図1に示すようにバルクヘッド32に設けられ、カッターチャンバー20内の切羽圧を検出する。制御装置9は、圧力センサ92で検出される切羽圧に応じてリリーフ弁76のリリーフ圧(上記の所定圧力)を変更する。
ただし、上記の所定圧力は、必ずしも制御装置9により変更される必要はなく、固定値であってもよい。所定圧力が固定値である場合、リリーフ弁76が、リリーフ圧が手動で変更可能な、あるいは変更不能なリリーフ弁であってもよい。
また、排出ライン75は、必ずしもオイル室53から延びている必要はなく、吐出ライン74から分岐してもよい。この場合、オイルが吐出ライン74の途中からタンク71へ戻されるように循環する。また、リリーフ弁76の代わり流量制御弁が排出ライン75に設けられ、圧力センサ91で検出される圧力が上述した所定圧力になるように流量制御弁が制御装置9によりフィードバック制御されてもよい。
吐出ライン74には開閉弁77が設けられている。また、排出ライン75にも、リリーフ弁76の上流側に開閉弁78が設けられている。
さらに、本実施形態では、オイル供給装置7がグリス室52にもオイルを供給可能に構成されている。すなわち、オイル供給装置7は2つの分岐ライン81,83を含む。
分岐ライン81は、開閉弁77の上流側で吐出ライン74から分岐しており、グリス室52につながっている。分岐ライン83は、開閉弁78とリリーフ弁76の間で排出ライン75から分岐しており、グリス室52につながっている。分岐ライン81,83には開閉弁82,84がそれぞれ設けられている。
グリス供給装置6の開閉弁66,67およびオイル供給装置7の開閉弁77,78,82,84は、上述した制御装置9により制御される。ただし、図3では、図面の簡略化のために一部の信号線のみを描いている。本実施形態では、制御装置9による開閉弁66,67,77,78,82,84の制御により、トンネル掘削機1の運転方法が実行される。
制御装置9は、上述したように、圧力センサ91で検出されるオイル室53の圧力に基づいて第2バックアップシール43が損傷したか否かを判定する。具体的に、制御装置9は、圧力センサ91で検出される圧力が閾値を下回ったときに、第2バックアップシール43が損傷したと判定する。一方、圧力センサ91で検出される圧力が閾値を上回っているときは、制御装置9は、第2バックアップシール43が損傷していないと判定する。
上記の閾値は、例えば、上記の所定圧力に所定割合(例えば、50%)を掛け合わせて算出されてもよいし、上記の所定圧力から所定値を差し引いて算出されてもよい。
ただし、第2バックアップシール43が損傷したか否かの判定方法はこれに限られるものではない。例えば、オイル室53へのオイル供給量とオイル室53からのオイル排出量を計測し、オイル排出量がオイル供給量の所定割合以下となったときに、第2バックアップシール43が損傷したと判定してもよい。
第2バックアップシール43が損傷していないと判定したときは、制御装置9は、グリス供給装置6の開閉弁66,67を開く。これにより、グリスがグリス室51,52に供給される。また、制御装置9は、オイル供給装置7の開閉弁82,84を閉じ、開閉弁77,78を開く。これにより、オイルは、グリス室52には供給されずに、オイル室53の圧力が所定圧力に保たれるようにオイル室53に供給される。
一方、第2バックアップシール43が損傷したと判定したときは、制御装置9は、グリス供給装置6の開閉弁67を閉じる。これにより、グリス供給装置6によるグリス室52へのグリスの供給が停止される。また、制御装置9は、オイル供給装置7の開閉弁77,78を閉じ、開閉弁82,84を開く。これにより、オイル供給装置7によるオイル室53へのオイルの供給が停止されるとともに、オイル供給装置7によりグリス室52にオイルが供給される。このとき、グリス室52の圧力は、上述したリリーフ弁76の機能によって前記所定圧力に保たれる。
以上説明したように、本実施形態のトンネル掘削機1の運転方法では、第2バックアップシール43が損傷したときには、第1バックアップシール42と止水シール41との間のグリス室52にオイルが供給されるため、その止水シール41がバックアップシールとして機能するようになる。従って、その止水シール41と第1バックアップシール42とで切羽圧を分担することができる。
(変形例)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、グリス供給装置6の開閉弁66,67およびオイル供給装置7の開閉弁77,78,82,84は、必ずしも制御装置9により制御される必要はなく、作業員によって手動で操作されてもよい。
また、オイル供給装置7の分岐ライン81,83が省略され、第2バックアップシール43が損傷したときに、吐出ライン74および排出ライン75の接続先を作業員がオイル室53からグリス室52に変更することでオイル供給装置7によるグリス室52へのオイルの供給を行ってもよい。
さらに、バックアップシールの数は、必ずしも2つである必要はなく、3つ以上であってもよい。すなわち、図示は省略するが、第2バックアップシール43の後方に、第2バックアップシール43との間にオイル室を形成する第3バックアップシールが配置されてもよい。さらには、第3バックアップシールの後方に、第3バックアップシールとの間にオイル室を形成する第4バックアップシールが配置されてもよい。
また、前記実施形態では、制御装置9が第2バックアップシール43が損傷したと判定したとき(圧力センサ91で検出される圧力が閾値を下回ったとき)に、グリス供給装置6によるグリス室52へのグリスの供給が停止されたが、グリス供給装置6によるグリス室52へのグリスの供給は継続されてもよい。ただし、グリス供給装置6によるグリス室52へのグリスの供給が停止されれば、第2バックアップシール43が損傷したときに、第1バックアップシール42と止水シール41との間のグリス室52をオイル室に切り換えることができる。
(まとめ)
本発明のトンネル掘削機の運転方法は、前記トンネル掘削機は、カッタードラムと掘進機本体の間に配置された少なくとも1つの止水シールと、前記少なくとも1つの止水シールとの間にグリス室を形成する第1バックアップシールと、前記第1バックアップシールとの間にオイル室を形成する第2バックアップシールと、を含み、前記グリス室にグリスを供給する工程と、前記オイル室の圧力が所定圧力に保たれるように前記オイル室にオイルを供給する工程と、を含み、前記第2バックアップシールが損傷したときに、前記グリス室にオイルを供給する、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、第2バックアップシールが損傷したときには、第1バックアップシールと止水シールとの間のグリス室にオイルが供給されるため、その止水シールがバックアップシールとして機能するようになる。従って、その止水シールと第1バックアップシールとで切羽圧を分担することができる。
前記第2バックアップシールが損傷したときに、前記グリス室へのグリスの供給を停止してもよい。この構成によれば、第2バックアップシールが損傷したときに、第1バックアップシールと止水シールとの間のグリス室をオイル室に切り換えることができる。
また、本発明のトンネル掘削機は、カッタードラムと掘進機本体の間に配置された少なくとも1つの止水シールと、前記少なくとも1つの止水シールとの間にグリス室を形成する第1バックアップシールと、前記第1バックアップシールとの間にオイル室を形成する第2バックアップシールと、前記グリス室にグリスを供給するグリス供給装置と、前記オイル室の圧力が所定圧力に保たれるように前記オイル室にオイルを供給するオイル供給装置と、を備え、前記オイル供給装置は、前記グリス室にもオイルを供給可能に構成されている、ことを特徴とする。
上記の構成によっても、本発明のトンネル掘削機の運転方法と同様に、第2バックアップシールが損傷したときに第1バックアップシールと止水シールとの間のグリス室にオイルを供給すれば、第1バックアップシールとその前方に位置する止水シールとで切羽圧を分担することができる。
例えば、上記のトンネル掘削機は、前記オイル室の圧力を検出する圧力センサと、前記圧力センサで検出される圧力が閾値を下回ったときに前記第2バックアップシールが損傷したと判定し、前記オイル供給装置が前記グリス室にオイルを供給するように前記オイル供給装置を制御する制御装置と、をさらに備えてもよい。
前記制御装置は、前記圧力センサで検出される圧力が閾値を下回ったときに前記グリス供給装置が前記グリス室へのグリスの供給を停止するように前記グリス供給装置を制御してもよい。この構成によれば、第2バックアップシールが損傷したときに、第1バックアップシールと止水シールとの間のグリス室をオイル室に切り換えることができる。
1 トンネル掘削機
24 カッタードラム
3 掘削機本体
41 止水シール
42 第1バックアップシール
43 第2バックアップシール
51,52 グリス室
53 オイル室
6 グリス供給装置
7 オイル供給装置
9 制御装置
91,92 圧力センサ

Claims (2)

  1. トンネル掘削機の運転方法であって、
    前記トンネル掘削機は、カッタードラムと掘進機本体の間に配置された少なくとも1つの止水シールと、前記少なくとも1つの止水シールとの間にグリス室を形成する第1バックアップシールと、前記第1バックアップシールとの間にオイル室を形成する第2バックアップシールと、を含み、
    前記グリス室にグリスを供給する工程と、
    前記オイル室の圧力が切羽圧よりも低い所定圧力に保たれるように前記オイル室にオイルを供給する工程と、を含み、
    前記第2バックアップシールが損傷したときに、前記グリス室へのグリスの供給を停止するとともに、前記グリス室にオイルを供給して前記グリス室の圧力を前記所定圧力に保つ、トンネル掘削機の運転方法。
  2. カッタードラムと掘進機本体の間に配置された少なくとも1つの止水シールと、
    前記少なくとも1つの止水シールとの間にグリス室を形成する第1バックアップシールと、
    前記第1バックアップシールとの間にオイル室を形成する第2バックアップシールと、
    前記グリス室にグリスを供給するグリス供給装置と、
    前記オイル室の圧力が切羽圧よりも低い所定圧力に保たれるように前記オイル室にオイルを供給するオイル供給装置であって、前記グリス室にもオイルを供給可能に構成されたオイル供給装置と、
    前記オイル室の圧力を検出する圧力センサと、
    前記圧力センサで検出される圧力が閾値を下回ったときに前記第2バックアップシールが損傷したと判定し、前記グリス供給装置が前記グリス室へのグリスの供給を停止するように前記グリス供給装置を制御するとともに、前記オイル供給装置が前記グリス室にオイルを供給して前記グリス室の圧力を前記所定圧力に保つように前記オイル供給装置を制御する制御装置と、
    を備える、トンネル掘削機。
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