JP7280122B2 - 塑性流動性評価装置及びこれを備えるシールド掘進機 - Google Patents
塑性流動性評価装置及びこれを備えるシールド掘進機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7280122B2 JP7280122B2 JP2019114791A JP2019114791A JP7280122B2 JP 7280122 B2 JP7280122 B2 JP 7280122B2 JP 2019114791 A JP2019114791 A JP 2019114791A JP 2019114791 A JP2019114791 A JP 2019114791A JP 7280122 B2 JP7280122 B2 JP 7280122B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure detection
- chamber
- pressure
- axis
- sand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
上記実施形態で説明した主応力Fの大きさをZ軸圧力検出部123zの検出結果に基づき補正してもよい。土圧及び地下水圧は、地表からの鉛直距離(掘削深さ)が大きくなるほど大きくなる。したがって、各圧力検出装置120の設置点における地表からの鉛直距離に応じた差が、推定部111による演算結果(主応力Fの大きさ)に及ぼす影響が小さくなるように、補正を行ってもよい。補正方法の一例としては、Z軸圧力検出部123zの検出結果に基づき所定の補正値を演算し、この補正値を上記演算結果(主応力Fの大きさ)に加算する。補正方法の別の例としては、Z軸圧力検出部123zの検出結果に基づき所定の補正係数を演算し、この補正係数を上記演算結果(主応力Fの大きさ)に乗じる。補正値または補正係数は、チャンバ16内の掘削土砂の動圧の影響を受けにくいZ軸圧力検出部123zの検出結果に基づき設定することができる。さらに、Z軸圧力検出部123zは圧力検出装置120に設けられているため、Z軸圧力検出部123zが圧力検出装置120とは別に設けられている場合に比べて、補正の精度を向上することができる。
上記実施形態では、加泥材の注入条件を作業者が設定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。推定された掘削土砂の主応力の方向及び大きさに基づき、コントローラ110が加泥材の注入条件を設定してもよい。
圧力検出装置120の構成は、上記実施形態に限定されない。圧力検出部123の数及び位置は、上記実施形態よりも多くてもよいし、少なくてもよい。また、以下のような圧力検出装置320を採用することもできる。図9Aは、本実施形態の変形例3に係る圧力検出装置320の突出部322を取り外した状態の正面図であり、図9Bは、圧力検出装置320の側面図である。圧力検出装置320は、隔壁13に固定される固定部321と、固定部321からチャンバ16内に向かって突出する突出部322と、固定部321に設けられる複数(本変形例では8つ)の圧力検出部323と、を有する。
上記実施形態では、隔壁13に圧力検出装置120が固定される例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、圧力検出装置120は、固定部121が隔壁13に設けられる固定翼(不図示)に固定され、固定翼から突出部122がチャンバ16内に向かって突出するように設けられていてもよい。また、圧力検出装置120は、シールド掘進機10の外殻11に固定され、外殻11から突出部122がチャンバ16内に向かって突出するように設けられていてもよい。さらに、圧力検出装置120は、カッターヘッド12に固定され、カッターヘッド12から突出部122がチャンバ16内に向かって突出するように設けられていてもよい。
上記実施形態では、X軸圧力検出部123x及びY軸圧力検出部123yの検出結果に基づき、Z軸に直交するXY平面内における掘削土砂の主応力の方向(流れの方向)を推定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。X軸方向及びY軸方向、Z軸方向の圧力に基づき、掘削土砂の主応力の方向(流れの方向)を3次元的に推定してもよい。
12・・・カッターヘッド
13・・・隔壁
16・・・チャンバ
18・・・注入口
100・・・塑性流動性評価装置
110・・・コントローラ(演算装置)
120,320・・・圧力検出装置
121,321・・・固定部
122,322・・・突出部
123,323・・・圧力検出部
130・・・表示装置
Claims (4)
- シールド掘進機のカッターヘッドによって掘削された土砂が溜まるチャンバ内の掘削土砂の塑性流動性を評価するために用いられる塑性流動性評価装置であって、
前記チャンバ内に向かって突出するように設けられ、前記チャンバ内の圧力を検出する複数の圧力検出装置と、
前記複数の圧力検出装置で検出された結果に基づき、前記チャンバ内の掘削土砂の塑性流動性を表す情報を演算する演算装置と、を備え、
前記圧力検出装置は、前記チャンバを画成する隔壁に固定される固定部と、前記固定部から前記チャンバ内に向かって突出する突出部と、を有し、
前記突出部は、前記固定部からシールド掘進機の前後方向であるZ軸方向に延在する円筒部と、前記円筒部から前記Z軸方向に凸状となるように設けられる半球状の半球部と、を有し、
前記圧力検出装置は、直交する3つのZ軸、X軸及びY軸に沿った方向の圧力を検出可能な3軸圧力検出装置であって、前記半球部の頂部に設けられるZ軸圧力検出部と、前記円筒部の外周面に設けられるX軸圧力検出部と、前記円筒部の外周面に設けられるY軸圧力検出部と、が含まれる
塑性流動性評価装置。 - 前記演算装置は、前記圧力検出装置で検出された結果に基づき、前記チャンバ内の掘削土砂の流れ方向を推定し、推定した前記流れ方向を表す情報を表示装置に表示させる、
請求項1に記載の塑性流動性評価装置。 - 前記演算装置は、前記圧力検出装置で検出された結果に基づき、前記チャンバ内の掘削土砂の応力分布を推定し、推定した前記応力分布を表す情報を表示装置に表示させる、
請求項1又は請求項2に記載の塑性流動性評価装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の塑性流動性評価装置と、
前記カッターヘッドと、
前記カッターヘッドの後方に設けられた前記隔壁と、を備える
シールド掘進機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019114791A JP7280122B2 (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | 塑性流動性評価装置及びこれを備えるシールド掘進機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019114791A JP7280122B2 (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | 塑性流動性評価装置及びこれを備えるシールド掘進機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021001461A JP2021001461A (ja) | 2021-01-07 |
JP7280122B2 true JP7280122B2 (ja) | 2023-05-23 |
Family
ID=73994767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019114791A Active JP7280122B2 (ja) | 2019-06-20 | 2019-06-20 | 塑性流動性評価装置及びこれを備えるシールド掘進機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7280122B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007191878A (ja) | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Ohbayashi Corp | 土圧式シールド工法の推進管理方法 |
JP2010013894A (ja) | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Ihi Corp | チャンバ内土砂流動計測装置及びシールド掘進機 |
JP2017096049A (ja) | 2015-11-27 | 2017-06-01 | 株式会社安藤・間 | 各種の掘削工法に用いるチャンバー内の掘削土砂の性状評価判定方法、及びカッターヘッド前方の切羽の土質評価判定方法 |
JP2018154998A (ja) | 2017-03-16 | 2018-10-04 | 清水建設株式会社 | 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法、評価装置および土圧式シールド掘削機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5837296A (ja) * | 1981-08-27 | 1983-03-04 | 株式会社熊谷組 | シ−ルド掘進機 |
JPS58195693A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-11-14 | 日立建機株式会社 | シ−ルド堀進機 |
-
2019
- 2019-06-20 JP JP2019114791A patent/JP7280122B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007191878A (ja) | 2006-01-17 | 2007-08-02 | Ohbayashi Corp | 土圧式シールド工法の推進管理方法 |
JP2010013894A (ja) | 2008-07-07 | 2010-01-21 | Ihi Corp | チャンバ内土砂流動計測装置及びシールド掘進機 |
JP2017096049A (ja) | 2015-11-27 | 2017-06-01 | 株式会社安藤・間 | 各種の掘削工法に用いるチャンバー内の掘削土砂の性状評価判定方法、及びカッターヘッド前方の切羽の土質評価判定方法 |
JP2018154998A (ja) | 2017-03-16 | 2018-10-04 | 清水建設株式会社 | 土圧式シールド工法におけるチャンバー内掘削土の塑性流動性評価方法、評価装置および土圧式シールド掘削機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021001461A (ja) | 2021-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7150963B2 (ja) | 摩耗部品の監視 | |
JP4854538B2 (ja) | シールド機及びチャンバ内閉塞管理方法 | |
JP4478187B2 (ja) | 地盤改良機 | |
JP6678438B2 (ja) | 各種の掘削工法に用いるチャンバー内の掘削土砂の性状評価判定方法、及びカッターヘッド前方の切羽の土質評価判定方法 | |
JP6872666B2 (ja) | 作業機械 | |
JP2016130406A (ja) | せん断力計、並びにこれを用いた土圧シールド工法に使用するチャンバー内掘削土の性状測定評価方法、シールド掘進機、及び土砂の塑性流動性試験装置 | |
JP7280122B2 (ja) | 塑性流動性評価装置及びこれを備えるシールド掘進機 | |
JP4664942B2 (ja) | シールド掘進機及びそのトンネル工法 | |
JP6590368B2 (ja) | 土水圧力・せん断力測定センサ | |
JP5600289B2 (ja) | 土砂温度監視機能を備えた泥土圧シールド掘進機及び泥土圧シールド工法 | |
JP2006233677A (ja) | 掘進機および計測装置 | |
JP7287834B2 (ja) | シールド掘進機 | |
JPS5837296A (ja) | シ−ルド掘進機 | |
JP2023013173A (ja) | 泥土圧シールド掘進機のチャンバ内圧力管理システムとチャンバ内圧力管理方法 | |
JP6946005B2 (ja) | シールド掘進機およびスクリュコンベアの排土状況の検知方法 | |
JP2923034B2 (ja) | シールド掘進機のテールシール部止水方法 | |
JP2022065820A (ja) | 泥水式シールド掘進機および泥水式シールド掘進機における圧縮空気の圧力調整方法 | |
JP3677614B2 (ja) | ソイルセメント壁施工用掘削機における掘削軸の位置ズレ修正方法 | |
JP7094873B2 (ja) | シールド掘進機 | |
JP7391760B2 (ja) | トンネル掘削機およびその運転方法 | |
JP3532175B2 (ja) | 泥水式シールド掘進機 | |
JP2023000042A (ja) | シールド掘進機およびシールド掘進機の土砂圧力測定方法 | |
JP3186956B2 (ja) | シールド掘進機におけるスクリュウ式排土装置 | |
JP7482089B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2021095740A (ja) | トンネル掘進機及びトンネル掘進方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220926 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221004 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20221130 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230511 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7280122 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |