JP6470084B2 - シールド掘進機 - Google Patents

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Description

本発明は、地盤にトンネルを掘る場合に用いるシールド掘進機に関する。
従来、都市部等のように、地上に建物が存在している地盤にトンネルを掘る場合はシールド掘進機が用いられており、その例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたシールド掘進機は、筒形状のシールドと、シールド内に設けた隔壁と、隔壁に取り付けられたカッタ用モータと、隔壁に取り付けられてカッタ用モータの動力で回転する回転軸と、回転軸に対して放射状に連結されてシールドの外に配置されたカッタヘッドと、カッタヘッドと隔壁との間に形成されたチャンバと、を備えている。カッタヘッドに複数のカッタビットが固定されている。また、カッタヘッドにおけるチャンバ側に可動撹拌翼が取り付けられている。さらに、隔壁に固定撹拌翼が取り付けられている。
また、チャンバ内の土砂の流動状態を測定する測定装置が設けられている。測定装置は、ロッドを有し、かつ、隔壁に取り付けられた測定用モータと、ロッドに固定されてチャンバ内に配置される回転板と、測定用モータの電流値を測定する電流測定器と、回転板の回転角度を検出する角度検出器と、を有する。さらに、隔壁には、土砂をチャンバ内から排出する排出機構が設けられいる。
特許文献1に記載されたシールド掘進機は、カッタ用モータのトルクで、回転軸と共にカッタヘッドが回転して地盤が掘削され、掘削された土砂は、チャンバ内において、可動撹拌翼及び固定撹拌翼により撹拌される。撹拌された土砂は、排出機構によりチャンバの外へ排出される。また、カッタヘッドの回転中、測定用モータのトルクでロータを回転させ、電流測定器で測定される電流値から、測定用モータのトルクを算出する。測定用モータのトルクから、チャンバ内の土砂の流動状態を推定し、可視化する。
特開2007−191878号公報
特許文献1に記載されたシールド掘進機は、チャンバ内の土砂の流動状態を推定するために、測定用モータを設けなければならず、構造が複雑となる問題があった。
本発明の目的は、チャンバ内における土砂の流動状態を推定でき、かつ、構造の簡単なシールド掘進機を提供することにある。
本発明は、シールド本体に設けたカッタヘッドを回転させて地盤を掘削するシールド掘進機であって、前記カッタヘッドによって掘削された土砂が溜まるチャンバを形成する隔壁と、前記隔壁に設けられ、かつ、前記チャンバ内で流動する土砂によって前記カッタヘッドの回転方向に弾性変形して信号を出力する曲げセンサと、前記曲げセンサの信号を処理して前記チャンバ内の土砂の流動状態を判断する判断部と、を有し、前記判断部は、前記曲げセンサの曲げ量及び曲げ速度に基づいて前記土砂の流動状態を判断する。
本発明における前記判断部は、前記曲げセンサの曲げ量から前記土砂のせん断応力を推定し、かつ、前記曲げセンサの曲げ速度の傾きから前記土砂のせん断速度を推定し、更に、前記土砂のせん断応力及びせん断速度に基づいて前記土砂の流動状態を判断する。
本発明は、前記土砂の流動状態と目標の流動状態とを比較し、かつ、前記土砂の流動状態を目標の流動状態に近づける条件を求める管理部を備えている。
本発明は、前記チャンバ内の土砂に添加材を供給して、前記土砂の流動状態を調整する添加材供給機構を備え、前記管理部が求める条件は、前記チャンバ内の土砂に供給される添加材の量である。
本発明は、前記シールド本体の移動速度を調整して、前記土砂の流動状態を調整する推進機構を備え、前記管理部が求める条件は、前記シールド本体の移動速度である。
本発明は、前記管理部が求めた条件に基づいて、前記チャンバ内の土砂の流動状態を調整する調整部を備えている。
本発明のシールド掘進機は、チャンバ内における土砂の流動状態を推定するためにモータを用いる必要がなく、構造が簡単である。
本発明のシールド掘進機により地盤にトンネルを形成する状態の模式的な断面図である。 本発明のシールド掘進機の正面断面図である。 本発明のシールド掘進機の要部を示す拡大断面図である。 本発明のシールド掘進機の隔壁を示す側面断面図である。 本発明のシールド掘進機の制御系統を示すブロック図である。 本発明のシールド掘進機の要部を示す拡大断面図である。 本発明のシールド掘進機の要部を示す拡大断面図である。 本発明のシールド掘進機において、土砂の流動状態を判定して管理する工程を示すフローチャートである。 本発明のシールド掘進機に設けた曲げセンサの出力波形を示す線図である。 土砂の流動状態の評価及び管理に用いる流動曲線図である。
本発明のシールド掘進機は、地盤もしくは地山を切り崩して得た土砂を撹拌して流動性をもたせ、その土砂を利用して掘削面に圧力を加えて掘削面の安定を図る、土圧式のシールド工法に用いる。以下、本発明の実施の形態であるシールド掘進機を、図1〜図7を参照して説明する。
地盤10に対して鉛直方向に発進立坑11が掘削されており、発進立坑11から到着立坑12に向けてシールド掘進機13が地盤10を掘削して進み、トンネル14を形成する。シールド掘進機13は、図2のように、地盤10の崩落を防ぐシールド本体15を備えており、シールド本体15は、フード部16及びテール部17及び接続部18を有する。フード部16及びテール部17及び接続部18は、鋼鉄製であり、かつ、筒形状である。接続部18は、フード部16とテール部17とを接続する。テール部17と接続部18とは、軸線A1を中心として同心状に配置され、かつ、互いに固定されている。
また、フード部16は、接続部18に対して首振りまたは揺動可能である。軸線A1に沿った方向で、フード部16において接続部18とは反対側にカッタヘッド19が設けられている。また、フード部16内に隔壁20が設けられており、隔壁20とカッタヘッド19との間にチャンバB1を形成している。カッタヘッド19により掘削された土砂は、チャンバB1へ溜まる。
接続部18内にフレーム21が設けられている。フード部16内から接続部18内に亘って第1空間C1が形成されている。テール部17内に第2空間C2が形成されている。フレーム21は、軸線A1に沿った方向で第1空間C1と第2空間C2との間に配置されている。このように、第1空間C1は、軸線A1に沿った方向で、チャンバB1と第2空間C2との間に配置されている。隔壁20は、チャンバB1と第1空間C1とを隔てる。
第1空間C1に第1電動モータ22が設けられている。隔壁20に支持台23が固定されており、第1電動モータ22は支持台23に取り付けられている。第1電動モータ22の出力軸24にドライブギヤ25が設けられている。第1電動モータ22の出力軸24は、軸線A1と平行な軸線を中心として回転可能である。隔壁20により回転軸26が回転可能に支持されている。回転軸26は軸線A1を中心として回転可能である。回転軸26は、第1空間C1からチャンバB1に亘って配置されている。回転軸26のうち第1空間C1に配置された箇所にドリブンギヤ27が設けられ、ドリブンギヤ27はドライブギヤ25に噛み合っている。ドライブギヤ25及びドリブンギヤ27は減速機構である。つまり、出力軸24の回転速度に対して、回転軸26の回転速度の方が低速となり、トルクが増幅される。
また、カッタヘッド19は、回転軸26におけるチャンバB1側の端部に取り付けられている。カッタヘッド19は、図3のように、回転軸26に固定された複数のカッタスポーク28と、複数のカッタスポーク28にそれぞれ固定したカッタビット29と、回転軸26の先端に固定された尖突部30と、を備えている。複数のカッタビット29は、回転軸26を中心として放射状に配置されている。さらに、複数のカッタスポーク28に、ジャッキ31と、ジャッキ31により動作する移動部材32と、移動部材32の先端に取り付けたコピーカッタ33とが、それぞれ設けられている。ジャッキ31は、油圧シリンダである。
移動部材32は、回転軸26の径方向でジャッキ31よりも外側に設けられている。回転軸26の径方向で、ジャッキ31の内端はブラケット34を介してカッタスポーク28に連結されている。このため、移動部材32は、ジャッキ31の動力で回転軸26の径方向に移動される。カッタスポーク28は、回転軸26の外周面に固定されており、カッタスポーク28におけるチャンバB1側の箇所に、可動撹拌翼35がそれぞれ取り付けられている。可動撹拌翼35は、回転軸26の径方向に沿ってカッタスポーク28に複数個取り付けられている。また、隔壁20におけるチャンバB1側の箇所に、固定撹拌翼36が取り付けられている。固定撹拌翼36は、回転軸26の回転方向に複数配置されている。回転軸26の径方向で、固定撹拌翼36の配置位置と、可動撹拌翼35の配置位置とが異なる。また、軸線A1に沿った方向で、可動撹拌翼35の配置範囲と、固定撹拌翼36の配置範囲とが重なっている。
さらに、図4のように、隔壁20に注入口37が設けられている。注入口37は、添加材をチャンバB1内に供給する通路である。添加材は、チャンバB1内における土砂の流動状態を改善するためのものであり、添加材としては、粘土・ベンナイト系・高分子系・気泡系等を用いることが可能である。注入口37は、パイプを介して添加材のタンクに接続される。パイプには、図5のように添加材の注入量を調整するコンプレッサ38が設けられている。コンプレッサ38はモータより駆動されて、タンクに貯留された添加材を吐出して注入口37へ供給する。添加材の供給量は、モータの回転数を制御して調整可能である。
第1空間C1に中折れ装置39が設けられている。中折れ装置39は、フード部16を接続部18に対して首振りまたは揺動させるための機構である。中折れ装置39は、シールド本体15の円周方向に沿って複数設けられている。フード部16を接続部18に対して首振りまたは揺動させると、フード部16の軸線A2と、接続部の軸線A1との間に形成される角度が変化する。図2は、軸線A1軸線A2との間に形成される角度が、180度である状態を示す。つまり、軸線A1と軸線A2とが直線状になっている。中折れ装置39は、油圧シリンダ40と、油圧シリンダ40により動作するプランジャ41と、を備えている。油圧シリンダ40は、ブラケット42を介してフード部16に連結され、プランジャ41の先端は、ブラケット43を介して接続部18に連結されている。油圧シリンダ40の動作によりプランジャ41が伸縮することで、フード部16は、接続部18に対して首振りまたは揺動する。
第1空間C1から第2空間C2に亘ってスクリューコンベア44が設けられている。スクリューコンベア44は、カッタヘッド19により掘削した土砂を、チャンバB1内から第2空間C2へ搬送する機構である。スクリューコンベア44は、第1空間C1から第2空間C2に亘って配置された排出管45と、排出管45内に回転可能に配置したスクリュー46と、スクリュー46を排出管45内で回転させる第2電動モータ47と、を備えている。フレームに21は、第1空間C1と第2空間C2とをつなぐ開口部48が設けられ、排出管45は開口部48に配置されている。排出管45の中心線F1は、軸線A1に対して傾斜している。排出管45のうち、第1空間C1に近い端部は、第2空間C2に近い端部よりも下方にある。
隔壁20には開口部49が設けられている。開口部49は、垂直方向で回転軸26よりも下方、より具体的には、最も下方に配置されている。排出管45のうち、第1空間C1側の端部は、開口部49に挿入されており、排出管45は隔壁20により支持されている。また、排出管45は、隔壁20に支持された箇所を支点として、軸線A1に対する傾斜角度を変更可能である。
第2電動モータ47は、排出管45のうち第2空間C2側の端部に設けられている。また、排出管45にスクリューゲート50が設けられており、スクリューゲート50を開閉する開閉機構51が設けられている。開閉機構51は、油圧シリンダ52と、油圧シリンダ52により動作してスクリューゲート50を開閉するシャッタ53と、を備えている。
さらに、第2空間C2内に、組み立て機76が設けられている。組み立て機76は、地盤10に形成したトンネル14の内面に沿ってセグメント54を組み立てて、トンネル14の内面を覆工する機構である。セグメント54は、円弧形状であり、セグメント54は、軸線A1を中心とする円周方向に複数個並べられてリング形状となる。また、セグメント54は、軸線A1方向に複数個並べられる。フレーム21に、第3電動モータ55が取り付けられており、第2空間C2内に環状の保持部材56が設けられている。テール部17の内面にローラ57が回転可能に取り付けられている。ローラ57は、テール部17の円周方向に沿って複数配置されており、保持部材56は、複数のローラ57によって軸線A1を中心として回転可能に支持されている。組み立て機76は、保持部材56に取り付けられており、第3電動モータ55の動力で保持部材56が回転すると、組み立て機76は第2空間C2で軸線A1を中心として移動する。
さらに、シールド本体15を前進させる推進機構58が設けられている。推進機構58は、第1空間C1から第2空間C2に亘って設けられている。推進機構58は、シールド本体15の円周方向に沿って複数設けられている。推進機構58は、接続部18に固定された油圧シリンダ59と、油圧シリンダ59により動作するプランジャ60と、プランジャ60に固定されて第2空間C2に配置されたプレート61と、を備えている。油圧シリンダ59のプランジャ60が動作すると、プレート61がセグメント54に押し付けられ、その反力でシールド本体15が、軸線A1に沿った方向に移動、つまり前進する。
さらに、図3のように、チャンバB1内の土砂の流動状態を測定する測定装置62が設けられている。測定装置62は、回転軸26の回転方向に沿って複数設けられている。少なくとも2つの測定装置62は、チャンバB1内で異なる高さに配置されている。また、少なくとも2つの測定装置62は、回転軸26の径方向で異なる位置に配置されている。測定装置62は、曲げセンサ63と、曲げセンサ63を埋め込んだ合成ゴム製のホルダ64と、曲げセンサ63に接続されたリード線65と、を備えている。隔壁20を貫通する取付け孔が設けられており、ホルダ64は取付け孔に差し込まれている。曲げセンサ63は、ホルダ64のうち、チャンバB1内に位置する箇所に埋め込まれている。曲げセンサ63は、2枚の曲げ量センサと、1枚の曲げ速度センサとを、重ねたものである。隔壁20の表面から突出するホルダ64の突出量は、可動撹拌翼35に接触しない値に設定されている。
曲げ量センサは、曲げ量の絶対値を測定して信号を出力し、曲げ速度センサは、曲げ速度に応じた信号を出力する圧電センサである。曲げセンサ63はプレート形状であり、チャンバB1内で撹拌される土砂が回転すると、曲げセンサ63の厚さ方向の両面の何れか一方で土砂の荷重を受ける。曲げセンサ63が受ける土砂の荷重は、カッタヘッド19の回転方向の荷重である。曲げセンサ63は、荷重を受けてホルダと共に弾性変形する。
受ける荷重が大きいほど、つまり、土砂の流動性が低いほど、曲げセンサ63の曲げ量は大きい。土砂の流動性が高いほど、曲げセンサ63の曲げ量は小さい。リード線65は、ホルダ64に埋め込まれており、図5に示すロガー66に接続されている。ロガー66は、曲げセンサ63の出力信号を処理して、曲げセンサ63の曲げ量の波形、曲げ速度の波形、曲げセンサ63の出力電圧等を表示・記録することの可能な電圧計であり、ロガー66は、トンネル14内の作業台等に置かれる。
さらに、隔壁20に土圧計67が設けられている。土圧計67は、軸線A1を中心とする円周方向に複数設けられている。土圧計67は、チャンバB1内の土砂の圧力を測定し、測定結果に応じた信号を出力する。土圧計67が測定する圧力は、カッタヘッド19の回転方向における圧力である。
また、図6のように、接続部18の一部は、フード部16内へ配置されており、接続部18の外周面と、フード部16の内周面との間をシールするシール部材73が設けられている。さらに、テール部17において接続部18とは反対側の端部は、図7のように、セグメント54の組み立てにより形成される覆工壁75の外側に配置されている。テール部17において接続部18とは反対側の端部に、テールブラシ74が取り付けられている。テールブラシ74は、テール部17の開口端に全周に亘って環状に取り付けられている。テールブラシ74の先端は、セグメント54の外周面に接触される。テールブラシ74は、セグメント54により形成された環状の覆工壁75の外周面と、テール部17の内周面との間をシールする。なお、トンネル14内には、土砂を発進立坑11へ搬送する搬送機構、例えば、コンベア、ポンプ、トロッコ等が配置される。
さらに、図5の制御盤68は、複数個のセグメント54を組み立てて覆工されたトンネル14内に設けられる。制御盤68は、信号やデータを処理する演算処理装置69、データを記憶する記憶部70、データや波形を表示する表示部71、作業者が操作する操作部72等を備えている。制御盤68から出力される信号により、第1電動モータ22、第2電動モータ47、第3電動モータ55、油圧シリンダ40,52,59、コンプレッサ38等が制御される。制御盤68は、ロガー66から出力される信号、土圧計67から出力される信号を処理する。制御盤68は、単位時間当たりの第1電動モータ22の回転数、油圧シリンダ40,52,59の動作、コンプレッサ38による添加材の注入量等を制御する。
表示部71は、ロガー66及び土圧計67から送られる波形、データ、及びこれらの波形及びデータを処理または加工した情報、操作部72の操作内容等を表示する。さらに、制御盤68は、ロガー66から送られる波形、データを処理して、チャンバB1内の土砂の流動状態を判断する機能と、判断結果に基づいて、土砂の流動状態を改善する条件を算出する機能と、を備えている。
次に、シールド掘進機13が、地盤10を掘削してトンネル14を形成する工程を説明する。まず、第1電動モータ22の出力軸24が回転され、出力軸24のトルクで回転軸26が所定方向に回転する。カッタヘッド19は回転軸26と共に回転し、カッタビット29が地盤10を掘削する。カッタヘッド19の単位時間当たりの回転数は、例えば、2rpm となるように、第1電動モータ22の回転数が制御される。岩盤や玉石は、カッタヘッド19により細かく砕かれて土砂となり、その土砂は、カッタスポーク28同士の間を通りチャンバB1内へ進入する。チャンバB1内に進入した土砂は、可動撹拌翼35及び固定撹拌翼36により撹拌されるとともに、注入口37から添加材がチャンバB1へ注入され、土砂の流動性が改善される。
また、第2電動モータ47のトルクによりスクリュー46が回転すると、チャンバB1内の土砂は排出管45内へ排出される。排出管45内の土砂は、スクリューゲート50から排出され、排出された土砂は、搬送機構により発進立坑11へ搬送される。チャンバB1から排出する土砂の量を調整することで、掘削面の圧力を一定に保持する。
さらに、シールド掘進機13が地盤10を掘削することによりトンネル14を形成する工程と併行して、トンネル14の内周に覆工壁75を形成する。すなわち、作業者は第2空間C2でセグメント54を組み立て機76により所定の位置へ移動し、かつ、セグメント54をトンネル14の内周面に沿って配置し、かつ、セグメント54同士をボルト等の締結要素で固定して、覆工壁75を施工する。
さらに、推進機構58の油圧シリンダ59を動作させてプレート61を、軸線A1方向でフード部16に最も近い箇所に位置するセグメント54へ押し付ける。すると、プレート61をセグメント54に押し付けた反力で、シールド本体15は覆工壁75から離れる向きで軸線A1方向に移動、つまり、前進する。シールド本体15が前進する速度は、例えば、1分間に数cmとなるように、推進機構58が制御される。また、スクリューコンベア44がチャンバB1から排出する土砂の量は、シールド本体15が前進する速度に応じて調整される。チャンバB1から排出する土砂の量は、第2電動モータ47の回転数を制御することができる。以後、複数のセグメント54を固定して覆工壁75を形成する工程と、推進機構58によりシールド本体15を前進する工程とを、交互に繰り返し、トンネル14の全長を長くする。
また、テールブラシ74は、覆工壁75の外周面に接触することで、覆工壁75の外周面とテール部17の内周面との間をシールする。このため、シールド掘進機13によりトンネル14を形成する過程で、地盤10と覆工壁75との間へ地下水等が漏れ出したとしても、その地下水等が、覆工壁75の外周面とテール部17の内周面との間を通って第2空間C2へ侵入することを抑制できる。
次に、シールド掘進機13において、土砂の流動状態を判断し、かつ、土砂の流動状態を管理する工程を、図8を参照して説明する。制御盤68は、ステップS1において、ロガー66から入力される信号、及び土圧計67から入力される信号を処理して、波形データを採取する。即ち、チャンバB1内の土砂は、カッタヘッド19の回転に伴い撹拌されており、曲げセンサ63は土砂の荷重を受けて弾性変形しており、そのセンサ63の曲げ量、曲げ速度の経時変化を表す波形データを採取する。また、制御盤68は、土圧計67から入力される信号を処理して、土砂圧力の経時変化を表す波形データを採取する。
制御盤68は、ステップS2でセンサ63の曲げ量、曲げ速度を表す波形データを解析し、ピーク間変位差、波形幅を抽出する。図9は、曲げセンサ63の曲げ量及び曲げ速度の波形を示す線図である。曲げ量M1は破線で示され、曲げ速度V1は実線で示されている。曲げ量M1のピーク間変位差h1は、曲げ量M1の最大値と、曲げ量M1の最小値との差である。曲げ速度V1のピーク間変位差h2は、曲げ速度V1の最大値と、曲げ速度V1の最小値との差である。曲げ量M1の波形幅L1は、曲げ量M1が所定値から増加し、その後に、所定値まで低下するまでの時間である。曲げ速度V1の波形幅L2は、曲げ速度が所定値から増加し、その後に、所定値まで低下するまでの時間である。
さらに、制御盤68は、ステップS3で土砂圧力の経時変化を表す波形データを解析し、ピーク間変位差、波形幅を抽出する。土砂圧力のピーク間変位差は、土砂圧力の最大値と、土砂圧力の最小値との差である。土砂圧力の波形幅は、土砂圧力が所定値から増加し、その後に、所定値まで低下するまでの時間である。制御盤68は、ステップS2及びステップS3の処理を並行して行ってもよいし、いずれか一方の処理を先に行い、その後、残りの処理を行ってもよい。
制御盤68は、ステップS4において、チャンバB1内における土砂の実際の流動状態を評価する。ステップS4の評価は、ステップS2,S3の抽出結果を示す図9、及び図10の流動曲線図に基づいて行われる。図10の流動曲線図は、横軸に土砂のせん断速度γが示され、縦軸に土砂のせん断応力τが示されている。せん断応力τは、カッタヘッド19の回転によって土砂に加わる外力であり、せん断応力τは、例えば、土砂が流動を開始する際の応力、土砂の粘度及びせん断速度等から推定可能である。土砂が流動を開始する際の応力は、ピーク間における曲げセンサ63の信号から求めた曲げ量M1の電位差h1(図9)から推定可能である。また、土砂の粘度及びせん断速度は、曲げセンサ63の信号から求めた曲げ速度V1の電位差h2に対応する曲げ速度V1(図9)の傾き等から推定可能である。
図10の流動曲線図には、第1境界線D1及び第2境界線D2が示されている。せん断速度が同じである場合、第1境界線D1のせん断応力は、第2境界線のせん断応力よりも大きい。例えば、第1境界線D1以下の領域E1は、せん断応力が低い。つまり、土砂の粘度が低く、流動性が高いことを表す。このため、土砂の実際の流動状態が領域E1にあると、土砂が開口部49から第1空間C1へ噴出する可能性がある。これに対して、第2境界線D2を超える領域E2は、せん断応力が高い。つまり、土砂の粘度が高く、流動性が低いことを表す。このため、土砂の実際の流動状態が領域E2にあると、土砂がチャンバB1や排出管45内で詰まる可能性がある。
一方、第1境界線D1を超え、かつ、第2境界線D2以下の領域E3は、せん断応力が適切である。つまり、土砂の粘度が適当であり、土砂の流動性が良好であることを表す。このため、土砂の実際の流動状態が領域E3にあると、土砂がチャンバB1や排出管45内で詰まる可能性はなく、かつ、土砂が開口部49から第1空間C1へ噴出する可能性もない。すなわち、土砂の流動状態は、掘進作業に適した目標の流動状態であると言える。上記の第1境界線D1及び第2境界線D2は、チャンバB1のシール性、開口部49のシール性、排出管45の内径等の条件を考慮し、実験、シミュレーション等を行って求めた値である。
制御盤68は、ステップS4で行った領域判定の結果を、ステップS5で表示部71に表示する。作業者は、表示部71に表示された領域判定の結果を参照して、ステップS6でカッタ状態の管理を行い、図8のフローチャートを終了する。カッタ状態の管理は、シールド本体15の掘進速度の管理、添加材の管理を含む。シールド本体15の掘進速度の管理は、推進機構58の油圧シリンダ59を制御して、単位時間当たりの移動速度、すなわち、掘進速度を調整することである。添加材の管理は、コンプレッサ38により注入される添加材の注入量を調整すること、添加材の種類を変えること、を含む。作業者がステップS6の管理を行うことにより、土砂の流動状態を図10の領域E3にすることができる。
土砂の流動状態が領域E1にあると判定された場合、作業者は、土砂の流動性を低下させる作業を行う。例えば、コンプレッサ38から供給される添加材の量を調整したり、添加材の種類を変更する作業を行う。また、シールド本体15の前進速度を速くすることも可能である。これらの作業を行うと、土砂の流動状態を、領域E1から領域E3に変更することができる。
これに対して、土砂の流動状態が領域E2にあると判定された場合、作業者は、土砂の流動性を高める作業を行う。例えば、コンプレッサ38から供給される添加材の量を調整したり、添加材の種類を変更する作業を行う。また、シールド本体15の前進速度を遅くする。これらの作業を行うことにより、土砂の流動状態を、領域E2から領域E3に変更することができる。添加材は、流動性を高めるものと、止水性を高めるものとがある。
したがって、土砂の流動状態に応じて添加材を増量または減量したり、添加材の種類を変更すればよい。なお、図8のステップS6の工程は、制御盤68が算出して表示部71に実行してもよい。すなわち、土砂の流動状態を領域E3とするために実行可能な添加材の調整量、添加材の種類、シールド本体15の掘進速度等を表示してもよい。このように、制御盤68は、土砂の実際の流動状態と、目標の流動状態とを比較して、実際の流動状態を目標の流動状態に近づける条件を求めることもできる。
シールド掘進機13は、土砂の荷重で曲げセンサ63が弾性変形し、その曲げセンサ63の信号を処理してチャンバB1内における土砂の流動状態を推定する。したがって、土砂の流動状態を推定するためにモータを用いる必要がなく、構造が簡単である。また、土砂の流動状態は、波形として表すことで可視化し、作業者が容易に確認可能である。
本実施の形態の構成と本発明の構成との対応関係を説明すると、シールド本体15は、本発明のシールド本体であり、カッタヘッド19は、本発明のカッタヘッドであり、隔壁20は、本発明の隔壁であり、曲げセンサ63は、本発明の曲げセンサであり、制御盤68は、本発明の判断部及び管理部であり、コンプレッサ38及びコンプレッサ38を駆動するモータは、本発明の添加材供給機構であり、推進機構58は、本発明の推進機構である。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記の説明では、図8のステップS6のカッタ状態の管理を、作業者が操作部72を操作して行う場合を説明している。これに対して、制御盤68が、ステップS4の評価結果に基づいて、ステップS6の工程を自動的に行うようにすることも可能である。例えば、添加材の注入量は、コンプレッサ38を駆動するモータの回転数を制御すればよい。
また、コンプレッサ38と注入口との間に、ソレノイドバルブで構成した流量制御弁を設けておき、制御盤68が流量制御弁を制御して、添加材の注入量を調整することもできる。さらに、ステップS6において行うカッタ状態の管理は、チャンバB1から排出される土砂の量を調整して行うこともできる。第2電動モータ47の回転数を制御すれば、チャンバB1から排出される土砂の量を調整できる。例えば、チャンバB1から排出される土砂の量を増加すれば、土砂の流動性が低下し、チャンバB1から排出される土砂の量を低減すれば、土砂の流動性が高まる。
さらに、注入口に添加材を供給する複数の経路を設け、かつ、複数の経路同士を互いに並列に配置し、各経路を介して種類の異なる添加材を供給する構成としてもよい。そして、各経路に開閉可能なソレノイドバルブを設けておけば、制御盤68は、ソレノイドバルブの開閉を切り替えることで、注入口37に供給する添加材を選択及び変更可能である。このように、制御盤68が、土砂の実際の流動状態を目標の流動状態に近づけるために、各種の条件を自動的に制御する場合、制御盤68は、本発明の調整部である。
なお、上記の実施形態では、アクチュエータとして油圧シリンダを例示しているが、空気圧シリンダを用いることも可能である。さらに、ロガー66と制御盤68とを別々に設けることなく、ロガー66の機能を備えた一体型の制御盤68を設けてもよい。
13 シールド掘進機
15 シールド本体
19 カッタヘッド
20 隔壁
63 曲げセンサ
68 制御盤

Claims (6)

  1. シールド本体に設けたカッタヘッドを回転させて地盤を掘削するシールド掘進機であって、
    前記カッタヘッドによって掘削された土砂が溜まるチャンバを形成する隔壁と、
    前記隔壁に設けられ、かつ、前記チャンバ内で流動する土砂によって前記カッタヘッドの回転方向に弾性変形して信号を出力する曲げセンサと、
    前記曲げセンサの信号を処理して前記チャンバ内の土砂の流動状態を判断する判断部と、
    を有し、
    前記判断部は、前記曲げセンサの曲げ量及び曲げ速度に基づいて前記土砂の流動状態を判断する、シールド掘進機。
  2. 請求項1に記載のシールド掘進機において、
    前記判断部は、前記曲げセンサの曲げ量から前記土砂のせん断応力を推定し、かつ、前記曲げセンサの曲げ速度の傾きから前記土砂のせん断速度を推定し、更に、前記土砂のせん断応力及びせん断速度に基づいて前記土砂の流動状態を判断する、シールド掘進機。
  3. 請求項1または2に記載のシールド掘進機において、
    前記土砂の流動状態と目標の流動状態とを比較し、かつ、前記土砂の流動状態を目標の流動状態に近づける条件を求める管理部を備えている、シールド掘進機。
  4. 請求項3に記載のシールド掘進機において、
    前記チャンバ内の土砂に添加材を供給して、前記土砂の流動状態を調整する添加材供給機構を備え、
    前記管理部が求める条件は、前記チャンバ内の土砂に供給される添加材の量である、シールド掘進機。
  5. 請求項3または4に記載のシールド掘進機において、
    前記シールド本体の移動速度を調整して、前記土砂の流動状態を調整する推進機構を備え、
    前記管理部が求める条件は、前記シールド本体の移動速度である、シールド掘進機。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載のシールド掘進機において、
    前記管理部が求めた条件に基づいて、前記チャンバ内の土砂の流動状態を調整する調整部を備えている、シールド掘進機。
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