JP4902328B2 - シールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法 - Google Patents

シールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4902328B2
JP4902328B2 JP2006327910A JP2006327910A JP4902328B2 JP 4902328 B2 JP4902328 B2 JP 4902328B2 JP 2006327910 A JP2006327910 A JP 2006327910A JP 2006327910 A JP2006327910 A JP 2006327910A JP 4902328 B2 JP4902328 B2 JP 4902328B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
pressure
shield machine
earth
branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006327910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008138475A (ja
Inventor
廉樹 浅沼
直昭 藤本
圭造 北山
幸蔵 元樋
開次郎 井澤
輝幸 和気
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP2006327910A priority Critical patent/JP4902328B2/ja
Publication of JP2008138475A publication Critical patent/JP2008138475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4902328B2 publication Critical patent/JP4902328B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

本発明は、シールド工法によるシールドトンネルの施工に用いられるシールド掘進機に関し、特に、発進時のチャンバ内の圧力を安定させるための方法に関する。
シールド工法によるトンネルの施工には、シールド掘進機が用いられる。図6は、従来のシールド掘進機を示す施工状態の鉛直断面図である。すなわち、図6に示されるように、シールド掘進機100は、略円筒形のシールドフレーム101の先端で、前面に多数のカッタビットを有するカッタフェイス102を、油圧モータ等からなるカッタ駆動装置103によって回転させ、これによって地山Gを掘削し、発生する掘削土砂(ズリとも呼ばれる)を、カッタフェイス102に形成されたスリットからその背面に形成されたチャンバ104内に取り込むと共に、このチャンバ104に給水管105を介して泥水などを加圧供給し、これによってカッタフェイス102の背圧(切羽土圧)を、地山Gの地下水圧とバランスする加圧状態に保持し、前面の泥土の噴発を防止しながら、掘削土砂の取り込みに伴い、排土管105を介して連続的に排出している。
また、シールド掘進機100の後部内周では、掘削された坑内壁に、不図示のエレクタによって円弧状の複数の一次覆工用セグメント201を環状に組み立てて、地山Gの土圧に耐えるための覆工体200を施工すると共に、既に組み立てられた覆工体200の先端に推進用油圧ジャッキ106を当てて後方へ押圧し、その反力で、シールド掘進機を、カッタフェイスによる掘削を伴いながら推進させるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−49392号公報
上述のように、土圧式のシールド掘進機100は、切羽面の崩壊を防止するために、カッタフェイス102の背面のチャンバ104内を常時泥土で充満させ、地山Gの地下水圧と拮抗し得る加圧状態に保ちながら、掘削土砂の取り込みに伴って生じるチャンバ104内の泥土の余剰分が、排土管105を通じて連続的に排出される。
しかしながら、チャンバ104内の土圧(切羽土圧)は、特に、シールド掘進機100の発進(初期掘進)時には、チャンバ104内に充満させた泥土が、シャッタゲート105a及び排土バルブ105bの開放と同時に排土管105へ流動するため、適正な切羽土圧を維持できなくなることがある。
本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、シールド掘進機の発進時のチャンバ内の圧力を適切に保持して切羽面を安定させることを可能とすることにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係るシールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法は、筒状のシールドフレームと、その先端で地山を掘削するカッタフェイスと、前記シールドフレームの先端部とカッタフェイスの背面との間に画成され掘削土砂が取り込まれるチャンバと、このチャンバ内から前記掘削土砂を排出する排土管と、この排土管のチャンバ側の端部に設けられたシャッタゲートと、前記排土管内に設けられた膨張膜と、この膨張膜を、前記排土管内の土砂通路を狭めるように膨らませる流体圧力を印加する圧力源を備えるシールド掘進機において、発進時に、予め前記シャッタゲートを閉塞すると共に前記チャンバ内を加圧した後、前記カッタフェイスの回転駆動により掘進を開始すると共に前記シャッタゲートを開くことによって前記チャンバ内の圧力が低下したときに、前記膨張膜を前記圧力源により膨らませて前記土砂通路を狭めることを特徴とするものである。
すなわち、この構成によれば、シールド掘進機の発進(初期掘進)時に、排土管のシャッタゲートを開放することによってチャンバ内の圧力が所要の圧力より低くなった場合には、膨張膜に印加する圧力源からの流体圧力を増圧し、すなわち膨張膜の背面に作動流体を加圧供給することによって、膨張膜が排土管内の土砂通路を狭めるように、直ちに膨張するため、掘削による掘削土砂の取り込みに伴う排土管内の土砂の移動が抑制されて、チャンバの内圧が上昇するので、シャッタゲートや排土バルブの開度制御ではなし得なかったリアルタイムでの制御を行うことができる。
請求項1の発明に係るシールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法によれば、シールド掘進機の発進(初期掘進)時に、排土管のシャッタゲート等を開放することによるチャンバ内の圧力の急激な低下を防止することができる。このため発進時のチャンバ内の圧力低下による切羽面からの土砂の噴発を有効に防止して、施工効率を向上することができる。
以下、本発明に係るシールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法を、本線トンネルから分岐する分岐トンネルを掘削するために用いられる分岐シールド掘進機に適用した、好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るシールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法の好ましい形態において、分岐シールド掘進機を、分岐発進前の状態で示す鉛直断面図、図2は、分岐発進時の状態で示す鉛直断面図、図3は、チャンバ内圧維持装置の構成及び動作を概略的に示す説明図、図4は、チャンバ内圧維持装置の更に具体的な例を示す説明図、図5は、本発明に係るシールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法の好ましい形態において、分岐シールド掘進機を、分岐発進後の状態で示す鉛直断面図である。
すなわち図1及び図2に示されるように、分岐シールド掘進機1は、筒状のシールドフレーム11と、その先端で地山を掘削するカッタフェイス12と、このカッタフェイス12を回転駆動させるカッタ駆動装置13と、カッタフェイス12の背面に形成され掘削土砂(ズリ)が取り込まれるチャンバ14と、このチャンバ14内から前記掘削土砂を排出する排土管15と、チャンバ14内へ水を供給する給水管16と、チャンバ14内の圧力を維持するためのチャンバ内圧維持装置17を備える。
シールドフレーム11は、図2に示されるように、前方(カッタフェイス12側)の前部鋼殻111と、その後方に円周方向複数の中折れ用油圧ジャッキ113を介して互いに角変位可能に連結される後部鋼殻112とからなる。すなわちこの分岐シールド掘進機1は、カーブしたトンネルの掘削に対応するために、シールドフレーム11が中折れ式になっており、後部鋼殻112の前端部は、外周面が球面状に形成されて、前部鋼殻111の後端部の内周に遊挿されており、両者の間は、外周の地山Gから土砂や地下水が機内へ侵入することのないように、密封装置114で密封される。
カッタフェイス12は円盤状であって、前面に多数のカッタビット121を備え、また地山Gの掘削によって生じた掘削土砂を取り込むための不図示のスリットが形成されており、シールドフレーム11における前部鋼殻111の前端に配置されている。前部鋼殻111の前端近傍には、カッタフェイス12の背面との間にチャンバ14を画成する隔壁115が設けられており、油圧モータ等からなるカッタ駆動装置13は、隔壁115の内周を貫通した状態で取り付けられている。
排土管15は、チャンバ14内の掘削土砂を排出するもので、隔壁115の下部でチャンバ14に開口されて、そこから後方かつ斜め上方へ延びている。また、チャンバ14内へ水を供給するための給水管16は、隔壁115の上部でチャンバ14に開口されている。この排土管15は、当該掘進機1の運転時には、泥水等が常時充満した状態にある。
排土管15におけるチャンバ14側の端部には、シャッタゲート151が設けられ、吐出側の端部には、バルブ駆動装置153で開閉駆動されるボールバルブ152が設けられている。
チャンバ内圧維持装置17は、図3に示されるように、シャッタゲート151とボールバルブ152の間に位置して排土管15内に設けられたゴム状弾性材料からなる袋状の膨張膜171と、この膨張膜171の背面(内部空間)にアキュムレートタンク172を介して流体圧力(例えば油圧)を印加する圧力源173と、シールドフレーム11における前部鋼殻111の隔壁115に取り付けられてチャンバ14内の泥土の圧力を検出する圧力センサ174とを備える。
また、チャンバ内圧維持装置17における圧力源173としては、例えば図4に示されるように、ポンプ175や圧力方向切換弁176を有し、圧力方向切換弁176は、ソレノイド176aによって切換位置176b〜176dのうちいずれかへ変位し、ポンプ175からの圧力方向を切り換えるものを適用することができる。そしてこの圧力源173は、圧力センサ174による検出値が、予め設定された基準圧力よりも低圧となった場合に、圧力方向切換弁176が切換位置176bに切り換わることによって、ポンプ175からの作動流体がアキュムレートタンク172を介して膨張膜171内に送られてこの膨張膜171を膨張させ、圧力センサ174による検出値が、前記基準圧力を超えて上昇した場合に、圧力方向切換弁176が切換位置176dに切り換わることによって、前記膨張膜171内の作動流体を排出して膨張膜171を収縮させるように、ポンプ175及びソレノイド176aが制御装置177を介して制御されている。
シールドフレーム11における後部鋼殻112内には、掘削されたトンネル坑内壁面に、セグメントリング21を順次組み立てて円筒状の覆工体2を施工していくための不図示のエレクタと、円周方向に多数配置されて、覆工体2の先端を後方へ押し出すように動作することによって掘進方向への推力を得る推進用油圧ジャッキ18とを有する。また、後部鋼殻112の後端部内周には、前記覆工体2の外周面に摺動可能に密接されることによって、地山Gからの土砂や地下水がトンネル内及びシールドフレーム11内へ流入するのを防止するための、複数段のシールリップからなるテールシール116が設けられている。
一方、図1及び図2における参照符号3は、図示の断面と直交する方向へ掘進する本線シールド掘進機で施工された本線トンネルであり、この施工に用いられた不図示の本線シールド掘進機は、基本的には上述した分岐シールド掘進機1と同様、中折れ用油圧ジャッキを介して互いに角変位可能に連結されたいくつかの鋼殻からなるシールドフレームと、その先端で地山を掘削するカッタフェイス及びこのカッタフェイスを回転駆動させるカッタ駆動装置と、カッタフェイスの背面に形成されたチャンバと、このチャンバ内から掘削土砂を排出するスクリュコンベアと、チャンバ内へ水を供給する給水管と、シールドフレームの後部内周で、本線トンネルの坑内壁に一次覆工のためのセグメントリングを組み立てるエレクタと、組み立てられた本線トンネル覆工体の先端を後方へ押圧してその反力で掘進方向への推進力を得る推進用油圧ジャッキを備えている。
分岐シールド掘進機1は、その発進前においては、図1に示されるように、シールドフレーム11に後部鋼殻112が接続されておらず、本線トンネル3の中に収容されており、その側壁部に設けられた分岐発進口32を開口させて、本線トンネルと略直角方向へ発進するものである。また、本線トンネル3の覆工体31における分岐発進口32と反対側の内面には、分岐シールド掘進機1の発進の際の反力を受ける反力受け33が取り付けられるようになっており、分岐発進口32の内側には、分岐シールド掘進機1の発進方向を案内する案内筒34が設けられ、その内周には、分岐シールド掘進機1のシールドフレーム11又はその後ろに組み立てられる覆工体2の外周と密接され、地山Gからの土砂や地下水が流入するのを防止する密封装置35が設けられている。
すなわち、上述の構成において、本線シールド掘進機は、まず不図示の発進用竪坑から発進して、本線トンネルを施工する。本線シールド掘進機による掘進においては、良く知られているように、シールドフレームの掘進方向前端で、カッタフェイスを回転させて図示の断面と直交する方向へ地山Gを掘削し、これによって発生した掘削土砂を、カッタフェイスに形成されたスリットから、その背面のチャンバ内に取り込み、スクリュコンベア等の排土装置を介して連続的に排出し、更にそこから適宜搬送手段を介して外部へ排出する。また、本線シールド掘進機の掘進方向後端では、掘削された坑内壁に、セグメントリングの組み立てによる一次覆工が行われ、既設覆工体の前端に推進用油圧ジャッキを当てて後方へ押圧することによって、その反力で本線シールド掘進機を推進させる。
次に、本線シールド掘進機によって、本線トンネル3が所定の地点まで施工されたら掘進を終了し、分岐シールド掘進機1の発進のために必要な種々の作業を行った後、分岐発進口32を開口させ、分岐シールド掘進機1を本線トンネル3から分岐発進させる。
分岐シールド掘進機1の分岐発進においては、排土管15のシャッタゲート151及びボールバルブ152を予め閉塞しておく。そして、チャンバ14内へ給水管16を介して水(又は泥水や他の充填材)を圧入することにより、チャンバ14内を地山Gの圧力と拮抗する圧力に加圧した後、不図示の開口手段によって本線トンネル3の覆工体31に分岐発進口32を開口する。そして、分岐シールド掘進機1のカッタフェイス12をカッタ駆動装置13によって回転駆動させると共に、排土管15のシャッタゲート151及びボールバルブ152を適切な開度で開き、本線トンネル3の覆工体31に取り付けられた反力受け33を、分岐シールド掘進機1に仮設した不図示の油圧ジャッキ等で後方へ押し出すことによって、分岐シールド掘進機1は案内筒34で案内された発進方向への推力を得て、地中への掘進を開始する。
ここで、分岐シールド掘進機1の発進時には、予めチャンバ14内に充満させた水(又は泥水や他の充填材)が、シャッタゲート151及びボールバルブ152の開放と同時に排土管15へ流動するため、チャンバ14内の圧力が急激に低下することがある。そしてこのような場合は、地山Gの土質によっては、カッタフェイス12による切羽面から土砂が噴発して、切羽面が崩壊するといったおそれがある。
しかしながら、図示の分岐シールド掘進機1は、チャンバ14内の圧力が、圧力センサ174によって常時検出されており、その検出値が、予め適正な圧力値として設定された基準圧力より低くなると、不図示の制御装置を介して駆動が制御されているチャンバ内圧維持装置17は、直ちに膨張膜171の内部空間に圧力源173からの作動流体を圧送し、前記基準圧力と検出圧力との偏差データを制御値として、これに比例する圧力で膨張膜171を加圧するように動作する。このため、図3(A)に示されるように、膨張膜171が直ちに膨らんで、排土管15内の排土通路を狭めるので、排土管15内における土砂の流動抵抗が増大して、切羽面からチャンバ14内に掘削土砂が連続的に取り込まれることにより排土管15内を流動する排土の流量が減少して、チャンバ14内の圧力が上昇する。
また、カッタフェイス12による地山Gの掘削によってチャンバ14内に掘削土砂が連続的に取り込まれるのに伴って、チャンバ14内の圧力が、予め設定された基準圧力を超えて上昇した場合は、これを検出する圧力センサ174からの検出値と前記基準圧力との偏差データを制御値として、チャンバ内圧維持装置17が、直ちに前記膨張膜171の内部空間から作動流体を排出するように動作するので、図3(B)に示されるように、膨張膜171が収縮して排土管15内の排土通路を広げる。このため、排土管15内における土砂の流動抵抗が減少し、切羽面からチャンバ14内に掘削土砂が連続的に取り込まれることにより排土管15内を流動する排土の流量が増大するので、チャンバ14内が減圧され、カッタフェイス12の掘削抵抗の異常な増大を防止することができる。
したがって、このようなチャンバ内圧維持装置17の動作によって、本線トンネル3から分岐シールド掘進機1が分岐発進する時の切羽土圧の変動を抑制して適切な圧力値に保持することができる。
なお、分岐シールド掘進機1が、図1の位置から分岐発進した後、図2に示されるように、所定の距離だけ推進されたら、本線トンネル3の覆工体31内に、内部にエレクタや推進用油圧ジャッキ18等を有する後部鋼殻112を搬入して、前部鋼殻111の後方に、円周方向複数の中折れ用油圧ジャッキ113を介して連結する。したがって、その後は、前記エレクタによって後部鋼殻112の後部内周にセグメントリング21を組み立てた覆工体2(又は別途組み立てられた不図示の支保体)を、推進用油圧ジャッキ18で後方の反力受け33へ押圧することによって、その反力で掘進方向への推進力を得ることができる。
そして更に、図5に示されるように、覆工体2を例えば1リング分だけ組み立てたら、これに推進用油圧ジャッキ18を当てて後方へ押し出すことによって、その反力による推進力を得ながら、カッタフェイス12によって地山Gを掘削し、これによって発生した掘削土砂をチャンバ14内を介して排土管15により排出する一連の動作によって、前記1リング分の軸方向幅Wに相当する距離だけ掘進してから、次の1リング分のセグメント組み立てを行うといった掘進サイクルが繰り返される。
この掘進過程では、掘削される地山Gの土質などに起因する掘進速度の変化や、その他の種々の原因によって、チャンバ14内の土圧が変化するが、このような土圧変化も、基準圧力と圧力センサ174による検出圧力との偏差に基づいて、チャンバ内圧維持装置17が上述と同様に動作することによって抑制され、切羽面を安定させることができる。
なお、図示の実施の形態は、本願発明の構成をトンネルの分岐施工に用いられる分岐シールド掘進機1に適用したものとして説明したが、本線シールド掘進機や、あるいは分岐施工用以外の、通常のシールド掘進機においても、同様に実施することができる。
また、圧力源173としては、ポンプと圧力方向切換弁との組み合わせによるもののほか、例えばシリンダとピストンからなる油圧シリンダ装置なども適用可能である。
本発明に係るシールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法の好ましい形態において、分岐シールド掘進機を、分岐発進前の状態で示す鉛直断面図である。 本発明に係るシールド掘進機の好ましい形態としての分岐シールド掘進機を、分岐発進時の状態で示す鉛直断面図である。 チャンバ内圧維持装置の構成及び動作を概略的に示す説明図である。 チャンバ内圧維持装置の更に具体的な例を示す説明図である。 本発明に係るシールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法の好ましい形態において、分岐シールド掘進機を、分岐発進後の状態で示す鉛直断面図である。 従来のシールド掘進機を示す施工状態の鉛直断面図である。
符号の説明
1 分岐シールド掘進機(シールド掘進機)
11 シールドフレーム
115 隔壁
12 カッタフェイス
14 チャンバ
15 排土管
151 シャッタゲート
152 ボールバルブ
17 チャンバ内圧維持装置
171 膨張膜
173 圧力源
174 圧力センサ
18 推進用油圧ジャッキ
2 覆工体

Claims (1)

  1. 筒状のシールドフレームと、その先端で地山を掘削するカッタフェイスと、前記シールドフレームの先端部とカッタフェイスの背面との間に画成され掘削土砂が取り込まれるチャンバと、このチャンバ内から前記掘削土砂を排出する排土管と、この排土管のチャンバ側の端部に設けられたシャッタゲートと、前記排土管内に設けられた膨張膜と、この膨張膜を、前記排土管内の土砂通路を狭めるように膨らませる流体圧力を印加する圧力源を備えるシールド掘進機において、発進時に、予め前記シャッタゲートを閉塞すると共に前記チャンバ内を加圧した後、前記カッタフェイスの回転駆動により掘進を開始すると共に前記シャッタゲートを開くことによって前記チャンバ内の圧力が低下したときに、前記膨張膜を前記圧力源により膨らませて前記土砂通路を狭めることを特徴とするシールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法。
JP2006327910A 2006-12-05 2006-12-05 シールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法 Active JP4902328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006327910A JP4902328B2 (ja) 2006-12-05 2006-12-05 シールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006327910A JP4902328B2 (ja) 2006-12-05 2006-12-05 シールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008138475A JP2008138475A (ja) 2008-06-19
JP4902328B2 true JP4902328B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=39600233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006327910A Active JP4902328B2 (ja) 2006-12-05 2006-12-05 シールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4902328B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102226400B (zh) * 2011-05-31 2012-09-12 中铁隧道装备制造有限公司 预防土压平衡盾构机因摩阻力过大而卡滞的方法及系统
CN112796773B (zh) * 2020-12-31 2023-05-12 淮安市中球盾构技术服务有限公司 钢套筒施工工艺和装配方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4878750A (ja) * 1972-01-25 1973-10-22
JP2524835B2 (ja) * 1989-07-31 1996-08-14 株式会社小松製作所 シ―ルド機械
JP2791709B2 (ja) * 1990-06-20 1998-08-27 大豊建設 株式会社 シールド機の掘進制御方法
JPH07173991A (ja) * 1993-12-17 1995-07-11 Seiwa Eng Kk 横坑掘削装置の圧力調整装置及び横坑掘削装置の圧力調整方法
JPH11166392A (ja) * 1997-12-03 1999-06-22 System Supply:Kk バルブ制御装置
JP4651867B2 (ja) * 2001-06-20 2011-03-16 株式会社アルファシビルエンジニアリング 刃口掘削装置
JP2003138883A (ja) * 2001-11-07 2003-05-14 Hitachi Constr Mach Co Ltd トンネル掘削機
JP3890978B2 (ja) * 2001-12-26 2007-03-07 石川島播磨重工業株式会社 上向きシールド掘進機の排土装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008138475A (ja) 2008-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4495114B2 (ja) トンネル掘削機及びトンネル掘削工法
JP4902328B2 (ja) シールド掘進機の発進時のチャンバ内圧力保持方法
JP6479892B2 (ja) 切削破砕システム、切削破砕方法、改築推進方法
JP4943362B2 (ja) 既設埋設管を撤去し埋め戻すための装置および工法
JP5169160B2 (ja) 場所打ちライニングシールド工法及びシールド掘進機
JP2007009425A (ja) 二重管方式の管削進装置
JP2022109072A (ja) シールド工法
JP7208788B2 (ja) 地山の水抜装置
JP2005180112A (ja) 地盤改良構造および地盤改良方法
JP7289195B2 (ja) 覆工体の支持方法及び支持装置
JP3609765B2 (ja) 管推進埋設用の先導体としての泥濃式掘進機
JPH07173991A (ja) 横坑掘削装置の圧力調整装置及び横坑掘削装置の圧力調整方法
JP2001227300A (ja) トンネル埋め戻し装置及び工法
JP2015166531A (ja) 推進工法における発進坑壁及び到達坑壁の坑口構造
JP2005282196A (ja) 止水装置
JP4071260B2 (ja) トンネル掘削機
JP7273507B2 (ja) シールド工法
JP7112316B2 (ja) トンネル掘進機及びトンネル掘進方法
JP6804067B2 (ja) 掘進機
JP4804677B2 (ja) 管推進機
JP4968670B2 (ja) 掘進機に装備された止水装置
JPH08284591A (ja) 泥水加圧式岩盤掘削機およびその密封力調整方法
JP3359619B2 (ja) 推進工法用の掘進機の発進方法
JP4133732B2 (ja) シールドトンネルの接合方法
JP2000008770A (ja) 管推進機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4902328

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250