JPH04174194A - シールド掘進機のテールシール部止水方法 - Google Patents

シールド掘進機のテールシール部止水方法

Info

Publication number
JPH04174194A
JPH04174194A JP2299732A JP29973290A JPH04174194A JP H04174194 A JPH04174194 A JP H04174194A JP 2299732 A JP2299732 A JP 2299732A JP 29973290 A JP29973290 A JP 29973290A JP H04174194 A JPH04174194 A JP H04174194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filler
chamber
pressure
tail
segment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2299732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2923034B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Tsuchiya
清 土屋
Hisakazu Oda
尚和 小田
Tsukasa Sueishi
末石 吏
Takayuki Shibano
芝野 隆行
Tomoyuki Arai
友行 新井
Hiroaki Miyoshi
三好 博明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON GURIISU KK
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Showa Kogyo KK
Original Assignee
NIPPON GURIISU KK
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Showa Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON GURIISU KK, Hitachi Construction Machinery Co Ltd, Showa Kogyo KK filed Critical NIPPON GURIISU KK
Priority to JP2299732A priority Critical patent/JP2923034B2/ja
Publication of JPH04174194A publication Critical patent/JPH04174194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2923034B2 publication Critical patent/JP2923034B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、大深度、高水圧下の地中を掘進するシールド
掘進機のテールシール部止水方法に関する。
〔従来の技術〕
大深度,高水圧下の地中を掘進するシールド掘進機では
、坑内作業の安全確保のため、テールシール部の止水性
の維持が重要課題となっている。
この問題を解決する方法として、特開平2−17609
6号で述べているように、シールド本体のテールスキン
プレートにテールシールを複数段装備し、テールシール
段間に形成された室に流動性のある充填材を充填して、
その充填材圧力を周辺地山の土圧,水圧に対抗できる圧
力に保持することにより、5 kgf/cm”以上の高
水圧下においても、テールシール部からの漏水を防止で
きることが実験により明らかになってきた。
第7図および第8図は、上記従来技術によるテールシー
ル部の掘進中の状態を示したものである。
これらの図で、シールド本体1のテールスキンプレー)
1aにはセグメント9の外周に接するテールシール8が
2段装備されており、そのテールシール段間に形成され
た室10に充填材注入ポンプ(図示せず)により充填材
注入用配管12を通して流動性のある充填材(繊維入り
グリース等)を充填する。シールド本体1が推進するに
つれ、室10に充填された充填材はセグメント9に付着
して地山側へ流出するため、室10の充填材圧力は徐々
に下がってくるので、流出した分の充填材を充填材注入
用配管12を通して補給することで室10の充填材圧力
を周辺地山の土圧、水圧に対抗できる圧力に保持するよ
うにしている。
しかし、セグメント9にはその外周側に開いたグラウト
ホール9aが設けられており、グラウトホール用プラグ
9bを装着してあってもプラグ端とセグメント外周側と
の間に空間が残存している。
しかも、セグメントを組み立てた状態では1リングを構
成する各セグメントのグラウトホール9aが円周方向に
1列に並んでいるため、1リング分のグラウトホールの
空間容積はかなりの大きさになる。また、セグメント継
目部に外周側に開いた目開き溝90が存在する場合もあ
る。したがって、第7図および第8図に示すようにシー
ルド本体1の推進に伴いセグメント外周側に開いたグラ
ウトホール9aや目開き溝90等の凹部が切羽側のテー
ルシール8を乗り越えてテールシール段間の室10に進
入してくると、これらの凹部によって室10に大きな空
間が生じ、このため室10の充填材圧力が象、激に低下
して周辺地山の土圧、水圧に対抗できなくなり、充填材
圧力が回復するまでテールシール部を通して機内への漏
水が生じる。また、充填材が漏水と共に室10から流出
すると、充填材圧が回復せず、漏水が止まらない場合も
ある。これは室10に急激に大きな空間が生じたことで
充填材の補給が追いつかないためであり、また空間容積
に対応した量の充填材を瞬時に補給することは、充填材
注入ポンプの容量が膨大となるため、現実的でない。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように従来技術では、セグメント外周側に開いた
グラウトホール、目開き溝等の凹部が切羽側のテールシ
ールを乗り越えてテールシール段間の室10に進入して
きたとき、急激に大きな空間が生じることによって室1
0内の充填材圧力が低下し、その回復が遅れる点につい
て考慮されておとず、充填材の圧力変動によるテールシ
ール部からの漏水を防止できないことがわかった。
本発明は上記の点にかんがみ、セグメント外周側に開い
たグラウトホール、目開き溝等の凹部が外乱となって最
も地山例のテールシールと前段テールシールとの間に形
成された室内の充填材圧力の安定が乱されることを防ぎ
、高水圧下でのテールシール部の止水性を維持すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明のテールシール部止水
方法は、シールド本体のテールスキンプレートに少なく
とも3段のテールシールを装備し、切羽側より1段目と
2段目のテールシール七セグメントにより区切られた室
(第1室と呼ぶ)および2段目と3段目のテールシール より区切られた室(第2室と呼ぶ)にそれぞれ流動性の
ある充填材を充填するための第1および第2の充填材供
給手段を設け、第1の充填材供給手段により、シールド
本体の推進に伴いセグメント外周側に開いたグラウトホ
ール、目開き溝等の凹部が第1室を通過する間にこれら
凹部に充填材をほぼ充満させるように第1室に充填材を
供給し、第2の充填材供給手段により、セグメントに付
着して他山に流出した分の充填材を第2室に補給して、
第2室の充填材圧力を周辺地山の土圧,水圧に対抗でき
る圧力に保持することを特徴とする。
〔作用〕 上記構成において、第1の充填材供給手段はシールド本
体の推進に伴いセグメント外周側に開いたグラウトホー
ル、目開き溝等の凹部が第1室を通過する間にこれら凹
部に充填材をほぼ充満させるように第1室に充填材を供
給し、第2の充填材供給手段はシールド本体の推進に伴
いセグメントに付着して他山に流出した分の充填材を第
2室に補給する。このようにすると、セグメント外周側
に開いたグラウトホール、目開き溝等の凹部が第1室か
ら第2室に進入してきたときには、これら凹部は既に充
填材でほぼ埋められた状態にあるので、第2室の充填材
圧力が急激に低下することはなく、第2室の充填材圧力
を周辺地山の土圧、水圧(以下、地山圧力と呼ぶ)に対
抗できる圧力に保持することができる。また、第1室の
充填材圧力が低下したときでも、第2室の充填材圧力の
みで地山圧力に対抗させることができるので、機内への
漏水を防止できる。
〔実施例] 第1図〜第4図に本発明の一実施例を示す。
第1図〜第3図において、1はシールド本体、2はカッ
タホイル、3はバルクヘッド、4は切羽水圧計、5は排
土用スクリュウコンベア、6はカッタ駆動用モータ、7
はシールドジヤツキ、81゜82、83はテールシール
、9はセグメントである。
テールシールの段数は3段以上であればよく、本実施例
では鋼線の束を主体としたブラシシールからなる3段の
テールシール81.82.83ヲシ一ルド本体1のテー
ルスキンプレート1aに装備し、切羽側より1段目と2
段目のテールシール81.82とセグメント9により区
切られた室を第1室101.2段目と3段目のテールシ
ール ト9により区切られた室を第2室102と呼ぶ。
第1室101および第2室102にそれぞれ流動性のあ
る充填材(繊維入りグリース等)を充填するため、第1
および第2の充填材供給手段が設けられている。第1の
充填材供給手段は、テールスキンプレー)1aの充填材
注入口111に接続された充填材注入用配管121と、
機内に設置された充填材注入ポンプ131、注入ポンプ
駆動用モータ141、充填材タンク151からなり、第
2の充填材供給手段は、同様にテールスキンプレー1−
1aの充填材注入口112に接続された充填材注入用配
管122と、機内に設置された充填材注入ポンプ132
、注入ポンプ駆動用モータ142、充填材タンク152
からなる。16はテールスキンプレート1aの外周に敷
設された注入用配管121, 122の保護カバーであ
る。
一方、テールスキンプレート1aの外周部に第1室10
1、第2室102の各充填材圧力を計測する第1および
第2の圧力センサ171, 172を、またテールスキ
ンプレー)1aの後端部に地山圧力を計測する第3の圧
力センサ173をそれぞれ設置し、これら圧力センサ1
71, 172, 173の出力信号を配線18にて圧
力伝送器19に導き、ここで増幅した信号を機内に設置
した注入ポンプ制御装置21に配線20により伝送する
。22は圧力センサ171. 172, 173と配線
18の保護カバーである。
注入ポンプ制御装置21は圧力伝送器19からの信号と
電源23を入力し、配線24にて接続された注入ポンプ
駆動用モータ141. 142の起動,停止を行う。
本実施例において、第1室101の充填材層厚(1段目
テールシール の取付ピッチ寸法)は、シールド推進速度および充填材
注入ポンプ131の容量を考慮して決定される。つまり
、第2図に示すグラウトホール9aや目開き溝90等の
セグメント外面の凹部が1段目テールシール81を越え
てから2段目テールシール82を越えるまでの間に、こ
れら凹部により第1室101に生じた空間に充填材をほ
ぼ充満させることができるように第1室101の充填材
層厚を決めである。
また、第2室102の充填材層厚(2段目テールシール
82と3段目テールシール83の取付ピッチ寸法)は、
第2室102の充填材圧力を地山圧力に対抗できる圧力
に保持することにより、第2室102のみで止水できる
ような寸法となっている。つまり、グラウトホール、目
開き溝などのような充填材圧力を変動させる要因さえな
ければ、第1室101がなくても止水可能なように構成
されている。
本実施例では、第1室101および第2室102の充填
材圧力を、圧力センサ173で計測した地山圧力を参考
にして充填材注入ポンプ131, 132をオンオフさ
せることで管理する。
充填材の消費量を最小限に抑えなから止水効果を維持す
るための充填材圧−力の上下限は次式で与えられる。
p、I==Pw +p、       ・・・・・・ 
(1)P、t=P、+p、        ・・・・・
・ (2)P9.:充填材圧力の上限値 P、t:充填材圧力の下限値 P8 :地山圧力 pl :地山側テールシールとセグメントとの間の充填
材通過抵抗 p、:止水可能な限界差圧 ここで、P+、Pzは実験等で決められた値である。
仮に、運転者が手動により充填材の供給、停止を制御す
る場合を考えると、運転者は圧力センサ171、172
.173で計測した地山圧力と第1室101、第2室1
02の充填材圧力を監視しながら、充填材圧力が低下し
て下限値P□に達したとき充填材注入ポンプ131.1
32をオンにして充填材の注入を開始し、充填材圧力が
上昇して上限値PgIに達したとき充填材注入ポンプ1
31.132をオフにして充填材の注入を停止すること
になる。
第1室101および第2室102の容積変化がない通常
時でも、注入された充填材はセグメントに付着して地山
G側へ流出するため、第1室101および第2室102
の充填材圧力は急激ではないが、除々に低下してくる。
セグメントへの充填材付着量はセグメント表面積1ボ当
り200ccぐらいであることが実験によりわかってい
る。
外径14mのセグメントについて充填材の持ち出し量を
計算してみると下記のようになる。
Q−πD (V/100)  ρ =3.14x14x(3/100) x200=263 Q=充充填持持出し量    (cc/m1n)D=上
セグメント径      14(m)■=シールド推進
速度   3 [cm/m1n)ρ=充填材付着!  
   200 (cc/ボ〕こては市販の充填材注入ポ
ンプの能力で十分対応できる範囲の量である。
一方、グラウトホール9aがテールシール部を通過する
際には、第6図のように第1室101、第2室102の
充填材圧力が変化する。1段目テールシール81を乗り
越えて第1室101にグラウトホール9aが進入してく
ると、そのために生じた空間により第1室101の充填
材圧力が急激に低下する。
そこで、運転者は第1室101に充填材を注入し圧力を
上げようとするが、グラウトホール9aによる空間に充
填材を充満させるためには時間がかかる。しかし、この
場合でも2段目テールシール82を乗り越えて第2室1
02にグラウトホール9aが進入してくるまでに充填材
がグラウトホール9aの空間にほぼ充満してしまい、残
留空気も充填材と同じ圧力まで圧縮されているので、第
2室102の充填材圧力には影響を及ぼさない。
外径14mのセグメントについてグラウトホールにより
生じる空間容積と第2室102の充填材圧力に影響を及
ぼさないようにするための充填材の必要注入量を計算し
てみると下記のようになる。
Vj=(πd”/4)Ln = (3,14X 6 ” /4 )X50X11■j
 ニゲラウドホールにより生じる空間容積(cc) d ニゲラウドホール内径    6(cm)L ニゲ
ラウドホール長さ    50(CTII)n ニゲラ
ウドホール個数(1リング分)11〔個〕 Qj =Vj /T。
= 15543/13.3 = 1168 Qj =充填材の必要注入量   (cc/m1n)T
、:充填時間        (min )(グラウト
ホールが第1室を通過する時間)T、=L、/V =40/3 =13.3 L、:1段目テールシール ルの取付ピッチ寸法    40(cm)■ :シール
ド推進速度   3 (cm/min)上記計算結果か
られかるように、1168cc/min以上の容量の充
填材注入ポン−プを第1室用の充填材注入ポンプ131
として装備すれば、第2室102の充填材圧力は下限値
P、□より低下することがない。
この場合、第1室101の圧力が回復するまでに13.
3分かかることになるが、その間は第2室102の充填
材圧力のみで地山圧力に対抗し、漏水を防。
止することができる。
ここまでは運転者が手動により充填材の供給。
停止を制御する場合について述べたが、次に第1図の注
入ポンプ制御装置21を用いて充填材の供給。
停止を自動制御する場合について説明する。第4図に注
入ポンプ制御装置21の構成例を示す。
注入ポンプ制御装置21内の圧力設定部25では、第3
の圧力センサ173が計測した地山圧力P8とあらかじ
め入力された値p+、Ptとから削代(1)。
(2)により充填材圧力の上限値P 9++下限値P9
□を演算し設定する。
第1の圧力センサ171が計測した第1室101の充填
材圧力は、比較器26で上限値P 111と、比較器2
7で下限値Pgtとそれぞれ比較され、それらの判定出
力により、第1室101の充填材圧力が低下して下限値
P、2に達すると、モータ制御部30がモータ141を
起動させ、第1室101の充填材圧力が上昇して上限値
P++1に達すると、モータ制御部30がモータ141
を停止させる。同様に第2の圧力センサ172が計測し
た第2室102の充填材圧力は、比較器28で上限値P
glと、比較器29で下限値P□とそれぞれ比較され、
それらの判定出力により、第2室102の充填材圧力が
低下して下限値P9.に達すると、モータ制御部31が
モータ142を起動させ、第2室102の充填材圧力が
上昇して上限値P9.に達すると、モータ制御部31が
モータ142を停止させる。モータ制御部30.31は
自己保持機能を有しており、充填材圧力が下限から上限
へ変化する間、注入ポンプ131.132を運転状態(
オン)に保持し、充填材圧力が上限から下限へ変化する
間、注入ポンプ131.132を停止状態(オフ)に保
持する。
第6図は、上記のように地山圧力の計測値に基づいて充
填材圧力の上下限を設定し、充填材の注入制御を行った
場合の制御経過を示す図である。
すなわち、第2室102の充填材圧力は地山圧力P8が
変化しても常に上限値P 91と下限値P0の間の適正
範囲に保たれ、また、圧力変動要因となるグラウトホー
ル等がテールシール部に進入してきた場合も、第1室1
01の圧力回復の時間が伸びるだけで第2室102の充
填材圧力には影響が及ばず、止水効果を維持できる。
図示は省略するが、注入ポンプ制御装置内の圧力設定部
で、地山圧力の計測値に基づいて充填材圧力のある目標
値(例えば、地山圧力より少し高めの圧力値)を設定し
、充填材圧力の計測値を上記目標値と比較して、それら
が一致するように注入ポンプの充填材注入量を制御する
構成としても上記と同様の目的を達成できる。
また、本発明の他の実施例として、第1室、第2室の両
方の充填材圧力を制御するのではなく、第2室の充填材
圧力のみを地山圧力に対抗できる圧力となるように制御
し、第1室には充填材を別の注入ポンプによりある設定
した流量で供給する方法もある。この場合、運転者は計
算により第1室の充填材注入用ポンプの流量を決め、掘
進中は同ポンプを作動させたままにして第1室のグラウ
トホール等により生じた空間を埋めるようにする。
その間、第1室の充填材圧力を監視して充填材圧力が下
がりすぎるか、もしくは上がりすぎるようなら充填材注
入ポンプの流量の設定を変えればよい。本実施例におい
て、第2室の充填材圧力を自動制御するための注入ポン
プ制御装置の構成例を第5図に示す。その構成は第4図
に示したものと基本的に変わらないので、説明を省略す
る。
上記各実施例では、充填材注入ポンプを第1室用と第2
室用の2台装備するものとしたが、市販の充填材注入ポ
ンプで流量が足りない場合は複数台並列に接続すればよ
い。また、大流量のポンプを採用し、分配弁等で第1室
と第2室に充填材を分配して供給してもよい。
ポンプ容量は、どの実施例でも第1室用の充填材注入ポ
ンプの容量を第2室用の充填材注入ポンプの容量より大
きくしである。既述のように、セグメントに付着して地
山に流出する充填材量よりグラウトホール等を埋めるた
めの充填材量の方が大きいためである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、セグメント外周側に開いたグラウトホ
ール、目開き溝等の凹部がテールシール部に進入してき
た際、テールシール段間の第1室でこれら凹部により生
じた空間に充填材をほぼ充満させ、第2室の充填材圧力
に影響を及ぼさないようにしたため、充填材の圧力変動
によるテールシール部からの漏水を防止し、高水圧下で
のテールシール部の止水性を維持することができる。
また、グラウトホール、目開き溝等の凹部が第1室を通
過する間にこれら凹部による空間を埋めればよいので、
充填材注入ポンプの容量が膨大になることもなく、容易
に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すシールド掘進機の縦断
面図、第2図は第1図のア部詳細図、第3図は第1図の
イ部詳細図、第4図は第1図中の注入ポンプ制御装置の
概念図、第5図は注入ポンプ制御装置の他の例を示す概
念図、第6図は第1室、第2室の充填材圧力の制御経過
を示すグラフ、第7図、第8図は従来技術によるテール
シール部の掘進中の状態図である。 1・・・シールド本体、1a・・・テールスキンプレー
ト、8L 82.83・・・テールシール、9・・・セ
グメント、9a・・・グラウトホール、9C・・・目開
き溝、101・・・第1室、102・・・第2室、12
1.122・・・充填材注入用配管、131.132・
・・充填材注入ポンプ、171.172゜173・・・
圧力センサ、21・・・注入ポンプ制御装置。 特許出願人  日立建機株式会社 〃     日本グリース株式会社 〃    昭和工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、シールド本体のテールスキンプレートに少なくとも
    3段のテールシールを装備し、切羽側より1段目と2段
    目のテールシールとセグメントにより区切られた室(第
    1室と呼ぶ)および2段目と3段目のテールシールとセ
    グメントにより区切られた室(第2室と呼ぶ)にそれぞ
    れ流動性のある充填材を充填するための第1および第2
    の充填材供給手段を設け、第1の充填材供給手段により
    、シールド本体の推進に伴い、セグメント外周側に開い
    たグラウトホール、目開き溝等の凹部が第1室を通過す
    る間にこれら凹部に充填材をほぼ充満させるように第1
    室に充填材を供給し、第2の充填材供給手段により、セ
    グメントに付着して地山に流出した分の充填材を第2室
    に補給して、第2室の充填材圧力を周辺地山の土圧、水
    圧に対抗できる圧力に保持することを特徴とするシール
    ド掘進機のテールシール部止水方法。
JP2299732A 1990-11-07 1990-11-07 シールド掘進機のテールシール部止水方法 Expired - Fee Related JP2923034B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2299732A JP2923034B2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07 シールド掘進機のテールシール部止水方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2299732A JP2923034B2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07 シールド掘進機のテールシール部止水方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04174194A true JPH04174194A (ja) 1992-06-22
JP2923034B2 JP2923034B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=17876297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2299732A Expired - Fee Related JP2923034B2 (ja) 1990-11-07 1990-11-07 シールド掘進機のテールシール部止水方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2923034B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297821A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Ohbayashi Corp シールド掘進機及びそのトンネル工法
JP2016108794A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 五洋建設株式会社 シールドマシン、シールドマシンのためのシール材供給装置およびシール材供給方法
JP2017101487A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 大成建設株式会社 裏込め材浸入防止構造
CN107178373A (zh) * 2017-07-26 2017-09-19 中铁局集团有限公司 一种基于盾构机铰接密封结构损坏的漏浆修复方法
JP2018003522A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 鹿島建設株式会社 シールドトンネル構築時の圧力測定方法、及び、圧力測定用セグメント
JP2020012331A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 株式会社奥村組 シールド掘削機
CN111608669A (zh) * 2020-04-30 2020-09-01 中国电建集团铁路建设有限公司 一种盾构用盾尾密封注脂系统及注入方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297821A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Ohbayashi Corp シールド掘進機及びそのトンネル工法
JP4664942B2 (ja) * 2007-05-31 2011-04-06 株式会社大林組 シールド掘進機及びそのトンネル工法
JP2016108794A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 五洋建設株式会社 シールドマシン、シールドマシンのためのシール材供給装置およびシール材供給方法
JP2017101487A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 大成建設株式会社 裏込め材浸入防止構造
JP2018003522A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 鹿島建設株式会社 シールドトンネル構築時の圧力測定方法、及び、圧力測定用セグメント
CN107178373A (zh) * 2017-07-26 2017-09-19 中铁局集团有限公司 一种基于盾构机铰接密封结构损坏的漏浆修复方法
JP2020012331A (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 株式会社奥村組 シールド掘削機
CN111608669A (zh) * 2020-04-30 2020-09-01 中国电建集团铁路建设有限公司 一种盾构用盾尾密封注脂系统及注入方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2923034B2 (ja) 1999-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5425855B2 (ja) 泥水式シールド掘進機
JPH04174194A (ja) シールド掘進機のテールシール部止水方法
JP5425856B2 (ja) 泥水式シールド掘進機
JP5336454B2 (ja) 防爆型掘進装置
JP6898890B2 (ja) シールド掘削機
JP2006214189A (ja) シールド工法における添加材の注入方法
JP7427342B2 (ja) 泥水式シールド掘進機および泥水式シールド掘進機における圧縮空気の圧力調整方法
JP2791709B2 (ja) シールド機の掘進制御方法
JPH02176096A (ja) シールド掘進機のテールシール装置
US4487525A (en) Propulsion pipe laying system
JPS61142292A (ja) シ−ルド掘進機を用いた坑道の掘削方法
JP2696396B2 (ja) 泥水加圧式シールド機
JP2797170B2 (ja) シ−ルド掘進機におけるシ−ル部へのグリ−ス給脂圧力制御方法および装置
JP2726764B2 (ja) 水底トンネル掘削機
CN114810105A (zh) 深层调蓄排水隧道盾构机
JPH07116909B2 (ja) 水圧バランス式圧送排土シールド工法及びシールド掘進機
CN114061925B (zh) 一种盾尾密封系统中密封刷磨损量的在线监测方法
JP2899152B2 (ja) シールド掘進機のテールシール部止水方法およびその装置
JP7412860B2 (ja) 泥水式シールド掘進機および泥水式シールド掘進機における圧縮空気の圧力調整方法
JP7094873B2 (ja) シールド掘進機
JP3565675B2 (ja) トンネル掘削方法とトンネル掘削機
JPS602313Y2 (ja) シ−ルド掘進機におけるテ−ルパツキング間の裏込め材排除装置
JP3145524B2 (ja) シールド掘進機のテールシール部の充填材充填方法
JPH0332633Y2 (ja)
JPH02147795A (ja) シールド掘削機のテールシール部充填材注入法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees