JP2797170B2 - シ−ルド掘進機におけるシ−ル部へのグリ−ス給脂圧力制御方法および装置 - Google Patents

シ−ルド掘進機におけるシ−ル部へのグリ−ス給脂圧力制御方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地中のトンネルを掘削
するシ−ルド掘進機において、カッタホイ−ル側回転体
とシ−ルド本体との間に土砂等の侵入を防止するための
方法および装置に関し、特に、高圧力下の地中の掘削に
好適なシ−ルド掘進機におけるシ−ル部へのグリ−ス給
脂圧力制御方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シ−ルド掘進機におては、カッタ
ホイ−ル側回転体とシ−ルド本体との間に土砂等が侵入
しない様にその間にシ−ル装置を設け、そのシ−ル装置
にグリ−スを外圧より少し高い圧力で供給してシ−ルす
ることが従来より一般に行われていた。しかしながら、
この方法では、外圧とシ−ルド本体内との圧力差が大き
い高深度のトンネルを掘削する場合、シ−ルが外圧に耐
えきれずシ−ルの寿命を短くしていた。
【0003】そこで、カッタホイ−ル側回転体とシ−ル
ド本体との間に、複数のシ−ルを軸方向に間隔をおいて
配設し、各シ−ル間に形成された圧力室に、それぞれ順
次差圧を設けてグリ−スを供給し、シ−ル装置全体の耐
圧性能を向上させたシ−ル装置が提案(実公平4−22
38号)されている。
【0004】この装置は、各シ−ル装置間に形成される
複数の圧力室に、潤滑剤供給タンクから加圧ポンプによ
り加圧潤滑剤を供給すると共に、各圧力室と供給タンク
とを接続する出口側管路に圧力制御弁を介装して潤滑剤
循環系路を構成し、高圧側シ−ル装置の外部に圧力検出
器を設け、該圧力検出器により検出した圧力値に基づい
て該圧力値若しくはこれよりやや高い圧力値を最高圧と
して高圧側圧力室より前記圧力室数に応じて順次減圧し
各隣接圧力室に差圧が生じるように各圧力室の圧力値を
設定する圧力設定機構を、前記各圧力制御弁に接続した
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
シ−ル装置にあっては、外圧とシ−ルド本体内との圧力
差が大きい高深度のトンネルを掘削することは可能では
あるが、各圧力室の圧力制御を圧力制御弁で行っている
ので、流動性の悪いグリ−ス等の潤滑剤では圧力制御が
精度良く制御できないという問題があった。
【0006】しかも、各圧力室の出側で圧力制御を行っ
ているので、圧力の低い室では潤滑剤の流量が多くなり
大型の加圧ポンプが必要になる。また、各圧力室の圧力
制御を、カッタ側から順次減圧する方式のみであるた
め、シ−ルのシ−ル面(シ−ルが回転体に接触する面)
に潤滑剤が流入しずらいので、シ−ルの寿命が短くなる
という問題があった。
【0007】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、各圧力室の圧力制御を容易、かつ、精度よく行
うことができ、しかも、シ−ル面にも定期的にグリ−ス
を給脂することができるシ−ルド掘進機におけるシ−ル
部へのグリ−ス給脂圧力制御方法および装置を提供しよ
うとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるシ−ルド掘進機におけるシ−ル部へ
のグリ−ス給脂圧力制御方法は、カッタホイ−ル側回転
体とシ−ルド本体との間に、回転体の軸方向に間隔をお
いて複数個のシ−ルが設けられたシ−ルド掘進機におい
て、グリ−スポンプよりグリ−ス給脂配管を介して前記
各シ−ル間の夫々の圧力室にグリ−スを注入して、該グ
リ−ス圧をカッタ側の圧力室からシ−ルド本体側の圧力
室に向って順次低圧に保持するように制御すると共に、
シ−ル面の一つにグリ−スを給脂する場合、一時的にシ
−ル面のシ−ルド本体側の圧力室のグリ−ス圧を、当該
圧力室に隣接するカッタ側の圧力室の圧力より高くして
シ−ル面に給脂を行うようにしたものである。
【0009】また、その装置としては、カッタホイ−ル
側回転体とシ−ルド本体との間に、回転体の軸方向に間
隔をおいて複数個のシ−ルが設けられたシ−ルド掘進機
において、前記各シ−ル間に圧力室を設け、かつ該圧力
室内のグリ−ス圧を検出する圧力センサを設けると共
に、前記圧力室の夫々に接続したグリ−ス給脂配管にグ
リ−スの給脂圧力を調整可能なブ−スタ型ポンプを設
け、前記各圧力センサの検出信号に基づいて前記ブ−ス
タ型ポンプの給脂圧力をコントロ−ルして、前記各圧力
室のグリ−ス圧をカッタ側の圧力室からシ−ルド本体側
の圧力室に向って順次低圧に保持する制御部、及びシ−
ル面のシ−ルド本体側の圧力室のグリ−ス圧を当該圧力
室に隣接するカッタ側の圧力室の圧力より高くする制御
部を有するグリ−ス給脂制御装置を設けていることにあ
る。
【0010】
【作用】グリ−スポンプよりグリ−ス給脂配管を介して
各シ−ル間の夫々の圧力室にグリ−スを注入して、該グ
リ−ス圧をカッタ側の圧力室からシ−ルド本体側の圧力
室に向って順次低圧に保持するように制御する。そし
て、シ−ル面の一つにグリ−スを給脂する場合、一時的
に、例えば、カッタに一番近い圧力室のグリ−ス圧を外
圧より高くしてカッタに一番近いシ−ルのシ−ル面にグ
リ−スを給脂する。その際、夫々のシ−ル間の圧力差が
シ−ルの耐圧より大きくならないように別の圧力室のグ
リ−ス圧も高く制御する。このようにして、カッタ側の
圧力室のグリ−ス圧又は外圧よりその内側の圧力室のグ
リ−ス圧を高くするようにして、シ−ル面へのグリ−ス
の給脂を行う。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、シ−ルド掘進機のシ−ルへの
グリ−ス給脂配管図、図2は、耐圧20気圧シ−ルを用
いた場合の外圧40気圧対応の各圧力室のグリ−ス設定
圧を示した図、図3は、各圧力室へのグリ−ス給脂圧の
設定パタ−ン図、図4は、シ−ル背面からシ−ル面ヘグ
リ−スを給脂するために必要な背圧力(△p)の実験デ
−タ図である。
【0012】1は円盤状のカッタホイ−ルで、該カッタ
ホイ−ル1は駆動軸2の先端部に取付けられている。駆
動軸2は図示しない軸受を介してシ−ルド本体3に回転
可能に軸支されていると共に、駆動用歯車4が後部に設
けられている。そして、カッタホイ−ル1は、図示しな
い動力源により駆動用歯車4が回されて回転するように
なっている。
【0013】5はシ−ルド本体3と駆動軸2との間に設
けられたシ−ルで、該シ−ル5は駆動軸2の軸方向に間
隔をおいて複数個(実施例では5個)シ−ル押え6を介
して駆動軸2に取付けられている。7は各シ−ル5の間
に形成された圧力室で、該圧力室7はシ−ル5の個数よ
り一つ少ない数となっている。各圧力室7には、外部か
らの給脂配管10と各圧力室7の給脂圧力を検出する圧
力センサ8が設けられている。また、シ−ル5側に侵入
しようとする泥水または泥土の圧力を検出する圧力セン
サ9も設けられている。(圧力センサ9については、必
ずしも必要ではなく、場合によっては省くこともありう
る)
【0014】次に、各圧力室7にグリ−スを給脂する回
路について説明するが、本発明では、一つの圧力室7に
対してグリ−ス給脂ポンプより直接設定された圧のグリ
−スを給脂するようにしているので、実施例では一つの
圧力室7に対して少なくとも一つのグリ−ス給脂ポンプ
を設けるようにしている。従って、グリ−ス給脂回路に
ついては、一つの圧力室7に給脂している回路のみ説明
し、他の圧力室7のグリ−ス給脂回路の説明は省略す
る。
【0015】11,12はグリ−ス給脂ポンプで、該ポ
ンプ11,12はグリ−スの給脂圧を容易に制御できる
ブ−スタタイプのポンプ(例えば、空圧−グリ−ス式ブ
−スタまたは、油圧−グリ−ス式ブ−スタ等)であり、
実施例では空圧−グリ−ス式ブ−スタを使用している。
そして、圧力室7にグリ−スを連続的に給脂するため
に、ブ−スタが2基設けられている。
【0016】ブ−スタ11の二次側(グリ−ス封入側)
13は、前記した給脂配管10に方向切換弁15を介し
て圧力室7に接続され、ブ−スタ11の一次側(空圧源
側)14は、空気配管16に方向切換弁17,圧力設定
器18を介してコンプレッサ19に接続されている。圧
力設定容器18は、ブ−スタ一次側14に供給する空気
の圧力を調整して圧力室7へのグリ−スの給脂圧を決め
ている。そして、圧力室7の圧力は、圧力センサ7によ
って測定され、その測定値は圧力設定器18にフィ−ド
バックされる。
【0017】20はグリ−スパック(グリ−ス給脂ポン
プ)で、該グリ−スパック20はブ−スタ11の二次側
13にグリ−スを供給するためのものであり、供給配管
22に方向切換弁21を介してブ−スタ11の二次側に
接続されている。23はブ−スタ11内に収納されたピ
ストンで、24はピストン23の位置を検出する位置検
出センサで、25はピストン23の移動速度を検出する
移動速度検知センサである。
【0018】また、もう一方のブ−スタ12の二次側
は、給脂配管26を介して方向切換弁15に接続されて
いると共に、供給配管27を介して方向切換弁21に接
続されている。そして、ブ−スタ12の一次側は、空気
配管28を介して方向切換弁17に接続されている。な
お、ブ−スタ12の一次側の回路については、ブ−スタ
11と同一なので構造の説明は省略する。また、別の圧
力室も前記した様なグリ−ス給脂回路が接続されてい
る。
【0019】また、各圧力室7に対して適正な圧力のグ
リ−スを給脂するために、グリ−ス給脂制御装置が設け
られており、該グリ−ス給脂制御装置には、圧力センサ
8,9,ピストン23の位置検出センサ24,移動速度
検知センサ25及び方向切換弁15,17,21,圧力
設定器18が接続されている。そして、グリ−ス給脂制
御装置には、後述する各圧力室7のグリ−ス圧をカッタ
側の圧力室7からシ−ルド本体側の圧力室7に向って順
次低圧に保持する制御部、及びシ−ル面のシ−ルド本体
側の圧力室7のグリ−ス圧を、当該圧力室7に隣接する
カッタ側の圧力室の圧力より高くする制御部を有する。
【0020】次に、圧力室7にグリ−スを給脂する動作
について説明する。なお、この実施例では、シ−ル5は
耐圧20気圧のシ−ルを使用すると共に、図2に示す様
に、外圧は40気圧で、カッタホイ−ル1に一番近い圧
力室7aを25気圧、次の圧力室7bを15気圧、次の
圧力室7cを5気圧、最終の圧力室を2気圧になるよう
に設定した例で説明する。
【0021】まず、ブ−スタ11にグリ−スを補給する
ために、コンプレッサ19で加圧された空気を、空気配
管16を介してブ−スタ11の一次側14に供給してピ
ストン23をブ−スタ11の二次側に移動させておく。
その後、グリ−スパック20等のグリ−ス給脂装置を稼
働させ、給脂配管10の経路中の方向切換弁15を閉お
よび空気配管16の方向切換弁17を大気解放状態に
し、グリ−スの供給配管22の方向切換弁21を開にし
て、ブ−スタ11の二次側13にグリ−スが補給する。
また、ブ−スタ12についても前記ブ−スタ11で行っ
た操作をする。
【0022】次に、グリ−スの供給配管22の方向切換
弁21を閉にすると共に、空気配管16の方向切換弁1
7を開にして、ブ−スタ11の一次側14に圧力設定器
18で設定された空気を供給する。この状態で給脂配管
10の方向切換弁15を閉にすると圧力室7aにグリ−
スが給脂される。また、別の圧力室7b,7c,7dに
対しても上記した動作がほぼ同時に行われる。そして、
各圧力センサ8a,8b,8c,8dで各圧力室7a,
7b,7c,7dのグリ−ス圧を検出して、その検出信
号をグリ−ス給脂制御装置に送り、該グリ−ス給脂制御
装置は、前記検出信号に基づいて各圧力設定器18の設
定圧をコントロ−ルしてフィ−ドバック制御を行い、圧
力室7aを25気圧に、圧力室7bを15気圧に、圧力
室7cを5気圧に、圧力室7dを2気圧に設定する。各
圧力室7のグリ−ス圧を上記の様に設定することで、外
圧に対するシ−ルは達成される。
【0023】次に、シ−ル自身の摩耗の最小化やシ−ル
面への土砂の侵入を防止するために、シ−ル面へグリ−
スを給脂する給脂圧力パタ−ン制御について説明する。
図4には、駆動軸2の直径が1500mmの試験機に取付
けたシ−ルのシ−ル面に、50〜100cc/分のグリ−
スを給脂するのに必要な背圧力(△p)の実験デ−タが
示されている。このデ−タを見ると、圧力室の圧力が高
くなるほど背圧を高くしなければならないことがわか
る。
【0024】ここで、給脂圧力パタ−ン制御について図
3を参照して説明する。時間aの間は、圧力室7を上記
した如くカッタホイ−ル1に近い順から、25,15,
5,2気圧になる様に設定しておき、時間aが終わって
時間bの位置になると、圧力室7aのグリ−ス圧を外圧
40気圧プラス背圧力△p以上のグリ−ス圧にすると共
に、それ以外の圧力室7b,7c,7dもそれに伴って
時間aで設定されていたカッタホイ−ル側の圧力室7
a,7b,7cのグリ−ス圧プラス背圧力△p以上のグ
リ−ス圧にする。すると、圧力室7aのグリ−ス圧が外
圧より背圧力△p以上高くなって、グリ−スがシ−ル5
aに流入してシ−ル5aのシ−ル面にグリ−スを給脂す
る。請求の範囲での「隣接するカッタ側の圧力室の圧力
より高く」の圧力室には、上記の外圧も含んでいる。
【0025】次に、圧力室7aのグリ−ス圧のみを25
気圧に戻すと、圧力室7bのグリ−ス圧が圧力室7aの
グリ−ス圧より背圧力△p以上高くなるので、グリ−ス
がシ−ル5bに流入してシ−ル5bのシ−ル面にグリ−
スを給脂する。その後、上記と同様に、順次圧力室7
c,7dと通常の設定圧に戻してシ−ル5c,5dのシ
−ル面にグリ−スを給脂する。
【0026】上記した給脂圧力パタ−ン制御は一例であ
り、圧力室7のグリ−ス圧が低い方から順にグリ−ス圧
を高くしてシ−ル面に給脂するようにしても良いし、シ
−ル5aが一番土砂侵入の虞れがあるので、シ−ル5a
にグリ−スを給脂する回数を他のシ−ルより多くする給
脂圧力パタ−ン制御を行うようにしても良い。ようする
に本願での給脂圧力パタ−ン制御は、シ−ル5の背面か
らシ−ル面へグリ−スを流入させるために、一時的にカ
ッタ側の圧力室7より内側の圧力室7のグリ−ス圧を高
くすることであり、その際に、隣り合う室の圧力差が使
用するシ−ルの耐圧以上にならないように、夫々の圧力
室の圧力バランスを考慮して行っている。
【0027】なお、本実施例ではシ−ルを耐圧20気圧
用を使用し、圧力室を4ケ所設けた例を示したが、これ
に限定されることなく、シ−ルの種類、圧力室の数は使
用するシ−ルド掘進機の性能に合せて適宜行う。(圧力
室を多く増やすほど使用するシ−ルの耐圧性が低くても
利用することができる。)また、圧力室7にグリ−スを
給脂するブ−スタを2つ設けた例を示したが、シ−ルド
掘進機においては、グリ−スの完全な連続給脂は必要な
い場合もあり、ブ−スタを1つ設けた装置でも良い。
【0028】また、ピストン23の位置検出センサが設
けられているので、グリ−スの補給管理が容易であると
共に、ピストン23の移動速度検知センサが設けられて
いるので、単位時間当りのグリ−スの使用量がつかめ、
シ−ルの状況がある程度予測することができる。また、
カッタホイ−ル側に設けた圧力センサ9の検出値に基づ
いて各圧力室7の給脂圧力をコントロ−ルするようにす
れば、外圧の変動に合せて圧力室7のグリ−スの給脂圧
をコントロ−ルできるので、よりシ−ルの寿命を良くす
ると共に、圧力室内への土砂等の侵入を防止することが
できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、シ−ル
面にグリ−スが定期的に給脂されるので、シ−ル自体の
寿命を長くすることができると共に、圧力室内への土砂
等の侵入物の侵入が防止でき、また、グリ−スを定期的
にしか給脂しないのでグリ−スの使用量が少なくてす
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】シ−ルド掘進機のシ−ルへのグリ−ス給脂配管
図である。
【図2】耐圧20気圧シ−ルを用いた場合の外圧40気
圧対応の各圧力室のグリ−ス設定圧を示した図である。
【図3】各圧力室へのグリ−ス給脂圧の設定パタ−ン図
である。
【図4】シ−ル背面からシ−ル面へグリ−スを給脂する
ために必要な背圧力(△p)の実験デ−タ図である。
【符号の説明】
1 カッタホイ−ル 2 駆動軸 3 シ−ルド本体 5 シ−ル 7 圧力室 8 圧力センサ 9 圧力センサ 10 給脂配管 11 ブ−スタ(グリ−スポンプ) 12 ブ−スタ(グリ−スポンプ) 18 圧力設定器 19 コンプレッサ 20 グリ−スパック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタホイ−ル側回転体とシ−ルド本体
    との間に、回転体の軸方向に間隔をおいて複数個のシ−
    ルが設けられたシ−ルド掘進機において、グリ−スポン
    プよりグリ−ス給脂配管を介して前記各シ−ル間の夫々
    の圧力室にグリ−スを注入して、該グリ−ス圧をカッタ
    側の圧力室からシ−ルド本体側の圧力室に向って順次低
    圧に保持するように制御すると共に、シ−ル面の一つに
    グリ−スを給脂する場合、一時的にシ−ル面のシ−ルド
    本体側の圧力室のグリ−ス圧を、当該圧力室に隣接する
    カッタ側の圧力室の圧力より高くしてシ−ル面に給脂を
    行うようにしたシ−ルド掘進機におけるシ−ル部へのグ
    リ−ス給脂圧力制御方法。
  2. 【請求項2】 カッタホイ−ル側回転体とシ−ルド本体
    との間に、回転体の軸方向に間隔をおいて複数個のシ−
    ルが設けられたシ−ルド掘進機において、前記各シ−ル
    間に圧力室を設け、かつ該圧力室内のグリ−ス圧を検出
    する圧力センサを設けると共に、前記圧力室の夫々に接
    続したグリ−ス給脂配管にグリ−スの給脂圧力を調整可
    能なブ−スタ型ポンプを設け、前記各圧力センサの検出
    信号に基づいて前記ブ−スタ型ポンプの給脂圧力をコン
    トロ−ルして、前記各圧力室のグリ−ス圧をカッタ側の
    圧力室からシ−ルド本体側の圧力室に向って順次低圧に
    保持する制御部、及びシ−ル面のシ−ルド本体側の圧力
    室のグリ−ス圧を当該圧力室に隣接するカッタ側の圧力
    室の圧力より高くする制御部を有するグリ−ス給脂制御
    装置を設けていることを特徴とするシ−ルド掘進機にお
    けるシ−ル部へのグリ−ス給脂圧力制御装置。
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