JP2015218057A - 用紙搬送監視装置、画像形成装置 - Google Patents

用紙搬送監視装置、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のセンサを直列に接続した場合に各センサの状態をより正確に検出可能な用紙搬送監視装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、直列に接続された複数のセンサPS1〜PS3により用紙搬送路46の用紙を検出する用紙搬送監視装置16であって、前記複数のセンサが前記用紙搬送路の用紙の場所に応じた電位を入力する電位入力部8,23と、前記電位入力部に入力された電位が、予め定められたパターンに従って変化しない場合、前記パターンとの違いに基づき用紙が詰まった場所を検知する検知部15と、を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、直列に接続された複数のセンサにより用紙搬送路の用紙を検出する用紙搬送監視装置に関する。
プリンターなどの画像形成装置には内部に様々な電子部品が配置されている。制御基板はこれら電子部品から情報を取得したり、取得した情報に基づき電子部品を制御することで、画像を形成したり用紙を出力するなどの機能を実現している。例えば、画像形成装置における用紙搬送制御では、用紙搬送経路上に複数配置された電子部品としてのセンサと、制御基板とがハーネスを介して接続され、各センサの信号が入力される。
しかしながら、画像形成装置の小型化に伴い、ハーネスルートの空間が削減されつつある。例えば、用紙長に対し用紙搬送路の長さを短くせざるを得ない小型の画像形成装置においては、ハーネスルートに使用される電線を1本でも削減できれば装置の小型化に貢献する。
このため、各センサへの接続を直列に接続することにより、ハーネスの電線数を削減する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、LEDとフォトトランジスタとを備え、LEDとフォトトランジスタの間を用紙が遮蔽することで用紙を検出する複数のセンサが直列に接続されている。それぞれ異なる抵抗値の抵抗がセンサに配置されており、フォトトランジスタがLEDの光を検出するか否かというセンサのON/OFF状態を、制御基板が抵抗を介して検出される電圧に基づき判断している。具体的には、各センサのON/OFFにより変化しうる電圧を抵抗で分圧してアナログ・デジタルポートにて検出し、予め用意された電圧レベルを示す電圧テーブルと比較し、各センサのON/OFF状態を判断している。
しかしながら、特許文献1の信号検出方法では、複数のセンサのON/OFF状態を電圧値のみで検出するため、各センサのON/OFFによる電圧の変化量が小さくなり、正確にセンサのON/OFF状態を判断できない場合があるという問題がある。例えば、3つのセンサがある場合、ON/OFF状態の組み合わせは8通りであるが、電源電圧、抵抗値、及び、フォトトランジスタのVceサチレーション電圧(コレクタエミッタ間飽和電圧)等の部品のバラつきにより、検出電位と予め用意された電圧テーブルの電位に違いが生じた場合、どのセンサがON又はOFFしているのかを判断できない場合がある。
本発明は、上記課題に鑑み、複数のセンサを直列に接続した場合に各センサの状態をより正確に検出可能な用紙搬送監視装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、直列に接続された複数のセンサにより用紙搬送路の用紙を検出する用紙搬送監視装置であって、前記複数のセンサが前記用紙搬送路の用紙の場所に応じた電位を入力する電位入力部と、前記電位入力部に入力された電位が、予め定められたパターンに従って変化しない場合、前記パターンとの違いに基づき用紙が詰まった場所を検知する検知部と、を有することを特徴とする。
複数のセンサを直列に接続した場合に各センサの状態をより正確に検出可能な用紙搬送監視装置を提供することができる。
画像形成装置の概略断面図の一例である。 センサと制御基板の構成図の一例である。 画像形成装置の電源ON時における比較器の出力の一例を示す図である。 用紙搬送中に制御基板が検出する電圧の一例を示す図である。 汎用入力ポートへの入力信号とタイマ値を説明する図の一例である。 定着器に詰まった用紙を模式的に示す図の一例である。 画像形成装置の電源ON時の残紙検知を監視する手順を示すフローチャート図の一例である。 画像形成装置が印刷する際の用紙詰まりを監視する手順を示すフローチャート図の一例である。 センサと制御基板の構成図の一例である(実施例2)。 用紙の検出とADポートが検出した電圧値との関係を説明する図の一例である。 センサと制御基板の構成図の一例である。 センサと制御基板の構成図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
まず、図1を用いて用紙の搬送制御が行われる画像形成装置について説明する。図1は、画像形成装置の概略断面図の一例である。この画像形成装置30は、タンデム方式でK(ブラック)・C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)の各色の画像を一度に用紙に印刷する。
画像形成装置30は、露光装置31、各色用の画像形成ユニット32、転写ベルト36、給紙トレイ38、用紙搬送路46、及び、廃トナーボックス45を有している。
露光装置31は、画像データに基づきレーザ光を照射して感光体323を露光して感光体上に潜像を形成する。露光装置31は、KCMYの各色用の光源を備えており、各色の画像データに基づいてレーザ光を対応する感光体323に照射する。
露光装置31の下方には、ブラックのトナー画像を形成する画像形成ユニット32K、シアンのトナー画像を形成する画像形成ユニット32C、マゼンタのトナー画像を形成する画像形成ユニット32M、及び、イエローのトナー画像を形成する画像形成ユニット32Yが、用紙の搬送方向に順番に配置されている。
感光体323の周囲には、帯電ローラ325、現像ローラ321、クリーニング装置327、及び、転写器324が配置されている。帯電ローラ325は感光体323を一様な高電位に帯電させる。帯電された感光体323に露光装置31からレーザ光が照射され、潜像が形成される。
現像ローラ321は、トナー容器328のトナーを感光体323に付着させる。トナー容器328のトナーは供給ローラ322より現像ローラ321まで運ばれ、現像ローラ321により露光された感光体323に付着される。これにより、感光体323にはトナー像が形成される。
感光体323に形成されたトナー像は、転写器324が発生する静電力により転写ベルト36に転写される。転写ベルト36に転写されきれなかった残りのトナーは、クリーニング装置327により除去される。なお、クリーニング装置327は、感光体323に残ったトナーをかき取り、搬送スクリュー326で回収したトナーを廃トナーボックス45に搬送する。
転写ベルト36に転写されたトナー像は、転写ベルト36の回転に伴って移動し、2次転写位置410に到達すると、2次転写ローラ41による加圧と2次転写電界の印加により、用紙にフルカラーのトナー像が転写される。不図示の制御基板16は、レジストローラ40で保持されている用紙を、トナー像が2次転写位置に到達するタイミングで送り込む。
用紙に転写されたトナー像は、定着器37により熱と圧力の作用により用紙に熱定着される。その後、用紙は、排紙ローラ42を介して排紙口43から排出される。
次に、用紙搬送路46における用紙搬送について説明する。制御基板16は、給紙ローラ39を回転させることにより、給紙トレイ38に載置されている一番上の用紙P1を用紙搬送路46に送り出す。用紙P1はレジストセンサPS1に到達後、いったん保持され、上記のタイミングでレジストローラ40を回転させることにより2次転写ローラ41に送り出される。
2次転写ローラ41を通過後、用紙は定着入り口センサPS2により検知され定着器37に入り、排紙センサPS3により検知され、排紙ローラ42により排紙される。定着入り口センサPS2及び排紙センサPS3は用紙搬送経路における用紙詰まり(用紙ジャムと呼ばれる場合がある)を検出することができる。
用紙搬送路46で用紙詰まりが発生した場合、ユーザーはフロントカバー44を開けることにより、用紙を取り除くことができる。
<用紙搬送制御とセンサ>
画像形成装置30における用紙の搬送制御について説明する。用紙搬送制御のために、用紙搬送路46に搭載している複数のセンサ(図1では、レジストセンサPS1、定着入り口センサPS2及び排紙センサPS3。区別しない場合は単に「センサ」という。)の主な目的は、用紙が想定している位置にあることを制御基板16が検知することである。
制御基板16はセンサによる検知結果をもとに、モータやクラッチなどのアクチュエータを制御したり、用紙詰まりの発生を検出する。正常に用紙が搬送されている場合、用紙がセンサに到達するタイミング(センサのONタイミング)と、用紙が通過するタイミング(センサのOFFタイミング)と、同時にONしているセンサの個数とその期間は、搬送される用紙の長さ、搬送速度、及び、用紙間隔に応じて決まったパターンが存在する。このパターンは、用紙搬送路46の長さが、用紙長の2枚分にも満たない様な短い搬送路又は搬送路の一部において顕著になる。
例えば、図1の例では、用紙の搬送を開始した時を基準とすると、レジストセンサPS1がONするタイミング、定着入り口センサPS2がONするタイミング、及び、排紙センサPS3がONするタイミングにパターンがある。一例として、レジストセンサPS1と定着入り口センサPS2の間隔、及び、定着入り口センサPS2と排紙センサPS3の間隔、レジストセンサPS1と排紙センサPS3の間隔がいずれも用紙長より短く、用紙が1枚であるとして説明する。
t1:レジストセンサON
t2:レジストセンサON+定着入り口センサON
t3:レジストセンサON+定着入り口センサON+ 排紙センサON
t4:レジストセンサOFF(定着入り口センサと排紙センサはONのまま)
t5: 定着入り口センサOFF(排紙センサはONのまま)
t6: 排紙センサOFF
時刻t1〜t6のように決まったタイミングで、各センサがON/OFFする。時刻t1〜t6は予め定められた基準となる時刻(例えば用紙の搬送開始)に対し測定される。 制御基板16は、このパターンどおりに複数のセンサのそれぞれがONしたこと、及び、OFFしたことを監視し、レジストローラ40、2次転写ローラ41、及び、排紙ローラ42などを駆動するアクチュエータを制御する。そして、そのパターン通りに複数のセンサのON/OFFを検出しなれば、用紙詰まりが発生したものと判断する。
また、印刷中に限らず、印刷前の例えば電源ONの直後に1つ以上のセンサがONしている状態であれば、意図しない用紙が用紙搬送路46に存在することを意味している。したがって、印刷開始前においても、制御基板16は残紙の有無を検出し、残紙があればユーザーに用紙を取り除く指示をださなければならない。
次に、各センサの役割を説明する。レジストセンサPS1は、用紙が給紙トレイ38から給紙ローラ39により送り出され、この用紙先端がレジストローラ40の手前まで到達したことを検知するためのものである。つまり、レジストセンサPS1のONタイミングにより、給紙ロータの用紙送り出しの制御開始から、レジストセンサPS1が用紙の先端を検知するまでの時間を測定可能になる。
制御基板16は、測定結果が、規定時間内か否かに基づき、給紙トレイ38から用紙の送り出しを正常に行えたか否かを判断する。
次に、定着入り口センサPS2は、レジストローラ40と2次転写ローラ41を介して、用紙が定着器37の手前まで到達したことを検知するためのものである。つまり、定着入り口センサPS2のONタイミングにより、レジストローラ40が用紙を送り出したタイミングから、定着入り口センサPS2が用紙の先端を検知するまでの時間を測定可能になる。制御基板16は、測定結果が、規定時間内か否かに基づき、用紙が2次転写ローラ41を正常に通過したか否かを判断する。
次に、排紙センサPS3は、定着器37を介して、用紙が正常に排紙ローラ42の手前まで到達したことを検知するためのものである。つまり、排紙センサPS3の検知タイミングにより、定着入り口センサPS2の検知タイミングから、排紙センサPS3が用紙先端を検知するまでの時間を測定可能となる。制御基板16は、測定結果が、規定時間内か否かに基づき、用紙が定着器37を正常に通過できたか否かを判断する。
なお、用紙搬送中における各センサの役割として、用紙が各センサに到達したことを検出できればよいと判断する画像形成装置も存在する。すなわち、この画像形成装置30は時間を測定しないか、測定しても判断に用いない。
各センサの位置は固定であるため、各センサのON、OFFのタイミング及び各センサのON継続時間は、用紙搬送速度、用紙長及びn枚目とn+1枚目の間隔により決まる。換言すると、用紙搬送速度、用紙長及びn枚目とn+1枚目の間隔が分かれば、各センサのON、OFFのタイミング及び各センサのON継続時間は一意に定まる。そして、用紙搬送速度とn枚目とn+1枚目の間隔は、一定とする制御が多いので、用紙サイズが決まれば各センサのON、OFFのタイミング及び各センサのON継続時間が定まる。本実施形態では、予め、用紙サイズごとに、用紙搬送速度とn枚目とn+1枚目の間隔をいくつかに変えて、各センサのON、OFFのタイミング及び各センサのON継続時間が測定されている。
<センサ、制御基板の構成>
図2は、センサと制御基板16の構成図の一例である。まず、各センサの構成について説明する。レジストセンサPS1、定着入り口センサPS2、及び、排紙センサPS3に使用されるセンサは発光ダイオード1とフォトトランジスタ3を備えたフォトインタラプタ21と呼称されるものである。
本実施形態の各センサは、用紙が用紙搬送路46に存在しない場合は、発光ダイオード1とフォトトランジスタ3を遮光する構成になっており、フォトトランジスタ3はOFFする構成になっている。そして、用紙が搬送され、用紙が、各センサが検出可能な位置に到達したら、用紙が所定の位置を通過するまで間は、フォトトランジスタ3は発光ダイオード1からの光を受光し、ON状態となる。
レジストセンサPS1、定着入り口センサPS2、及び、排紙センサPS3は、直列に接続されている。すなわち、制御基板16には、3つのフォトインタラプタ21が直列に接続されている。
3個のフォトインタラプタ21は、制御基板16の電源端子22と電源ライン7を介して直列に接続され、信号端子23と信号ライン8を介して直列に接続され、GND20とGNDライン9を介して直列に接続されている。
フォトインタラプタ21が搭載されたセンサの構成について説明する。3個のフォトインタラプタ21の回路構成は同じである。フォトインタラプタ21は、直列に接続された発光ダイオード1と抵抗2、互いに並列な抵抗4及びコンデンサ6と直列に接続されたフォトトランジスタ3を有している。発光ダイオード1はフォトトランジスタ3のコレクタと接続されている。
フォトインタラプタ21の発光ダイオード1は、アノードが制御基板16の電源端子22と接続されており、電源25から電源ライン7を介して給電されて発光する。カソードに取り付けられた抵抗2は発光ダイオード1の電流破壊を防止するための電流制限抵抗である。
フォトトランジスタ3はコレクタ側に抵抗4とコンデンサ6が接続され、制御基板16の抵抗5を介して電源25に接続される。また、フォトトランジスタ3のコレクタ側は信号端子23と接続されている。また、フォトトランジスタ3のエミッタはGNDライン9によりGND端子24と接続されており、電位はGNDレベルになっている。
フォトトランジスタ3は発光ダイオード1の光を受光すると、コレクタ・エミッタ間に電流を流す。つまりON状態になる。フォトトランジスタ3がON状態になった場合は、抵抗5と抵抗4の間にはこれらの抵抗により分圧された電位が発生する。つまり、3個のフォトインタラプタ21の内、任意の1個のフォトトランジスタ3がONした場合は、電源電圧を抵抗5と抵抗4により分圧された電位が信号ライン8を介して制御基板16に出力される。任意の2個のフォトトランジスタ3がONした場合は、電源電圧を抵抗5と2個の抵抗4の合成抵抗により分圧された電位が信号ライン8を介して制御基板16に出力される。3個のフォトトランジスタ3がONした場合は、電源電圧を抵抗5と3個の抵抗4の合成抵抗による分圧された電位が信号ライン8を介して制御基板16に出力される。
なお、全センサがOFFしている場合、抵抗4に電流が流れないので、信号端子23に入力される電位は、電源電圧(抵抗5による電圧降下分が十分に小さい場合)に近い電位である。
次に、抵抗4と並列に接続されたコンデンサ6の役割について説明する。用紙がフォトインタラプタ21に到達することで、フォトトランジスタ3がON状態になり、この直後から、コンデンサ6が充電されるまでの間は、コンデンサ6は抵抗4をバイパスする回路を形成するため、抵抗5と抵抗4の間の電位をGNDレベル付近まで下げる。
また、この電圧は、抵抗4をバイパスする形となるため、上述したフォトトランジスタ3が、3個ON状態になった場合よりも低くなる。したがって、コンデンサ6により降下する電位に着目すれば、用紙到達検出電位として使用することができる。
続いて、フォトインタラプタ21からの電圧値が信号ライン8を介して制御基板16の信号端子23に入力された後について説明する。制御基板16は、電源端子22に接続された電源25、電源25と抵抗5を介して接続されると共に信号端子23と接続されたノイズフィルタ10、ノイズフィルタ10と基準電圧生成回路12と接続された比較器13、比較器13と接続されたパルス幅調整回路14、基準電圧生成回路12とパルス幅調整回路14と接続された処理装置15、及び、内部タイマ26を有している。
信号端子23から入力された信号は、ノイズフィルタ10を介して、比較器13に入力される。ノイズフィルタ10は一般的な抵抗とコンデンサで構成されたCRローパスフィルタ等が用いられる。比較器13に入力されたアナログ電圧値は、基準電圧生成回路12により出力される電位と比較される。
基準電圧生成回路12は、2つのレベルの基準電圧を生成して出力する。
(i)印刷中、つまり、用紙搬送中にフォトインタラプタ21に用紙が到達したか否かを判断するための用紙到達検知基準電位
(ii)電源ON時に用紙搬送路46に意図しない用紙が残っていること、つまり、フォトインタラプタ21がどれか一つでもONしていることを判断するための残紙検知基準電位
処理装置15は、汎用出力ポート28から信号を出力して、基準電圧生成回路12に対し2つの基準電位の切り替えを行わせる。汎用出力ポート28から出力される信号は、用紙搬送中であることを示す信号であればよいため、基準電圧生成回路12に専用に設けなくてもよい場合がある。すなわち、画像形成装置30に用紙搬送中である場合にONとなる信号があればそれを比較器13に入力すればよい。例えば、用紙搬送に使用するモータ等のイネーブル信号等を流用してもよい。
比較器13としては、一般的なコンパレータICを用いることができる。基準電位よりも低い電圧が入力されている間、ロジックレベルとして"H"又は"L"を出力する。本実施形態では、信号端子23から入力されたアナログ電圧値が基準電位よりも低い場合にはロジックレベル"L"を出力するものとして説明する。
まず、電源ON時には、基準電圧生成回路12は(ii)残紙検知基準電位を比較器13に出力し、比較器13に入力されたノイズフィルタ10から出力されるアナログ電位と比較する。アナログ電位の方が(ii)残紙検知基準電位より低ければロジックレベル"L"をパルス幅調整回路14に出力する。処理装置15はパルス幅調整回路14を介して用紙搬送路46に残紙があることを検出する。
印刷中の場合、基準電圧生成回路12は(i)用紙到達検知基準電位を比較器13に出力し、比較器13は入力されたアナログ電圧値と比較した結果をパルス幅調整回路14に出力する。
パルス幅調整回路14が出力する信号はパルス状である。このため、パルス幅調整回路14は、処理装置15が汎用入力ポート27の状態をサンプリングするサンプリング周期に対応させてパルスを広げた後に、処理装置15の汎用入力ポート27に出力する。これにより、処理装置15は汎用入力ポート27に信号が出力されたことを認識できる。
また、処理装置15は、内部タイマ26を有しており、内部タイマ26が測定する時間を利用して、どのセンサがONしたのかを検知する。
図3(a)は、画像形成装置の電源ON時における比較器13の出力の一例を示す。図3(a)の左図はアナログ電位が(ii)残紙検知基準電位以上の高い場合を、右図はアナログ電位の方が(ii)残紙検知基準電位より低い場合をそれぞれ示す。
上記のように、アナログ電位≧(ii)残紙検知基準電位(3つのセンサが全てOFF)では、比較器13は"H"を出力する。アナログ電位<(ii)残紙検知基準電位(3つのセンサの1つ以上がON)では、比較器13は"L"を出力する。
図3(b)は、画像形成装置の電源ON時におけるパルス幅調整回路14の出力の一例を示す。図3(b)の左図は比較器13が"H"をパルス幅調整回路14に出力する場合を、右図は比較器13が"L"をパルス幅調整回路14に出力する場合をそれぞれ示す。
パルス幅調整回路14は、比較器13から"H"が入力される場合はパルスを出力せずにロジックレベル"H"一定の信号を出力する。また、パルス幅調整回路14は、比較器13から"L"が入力される場合は、ロジックレベルHとLを繰り返すパルスを出力する。なお、比較器13から"L"が入力される場合は、パルス幅調整回路14は一定のロジックレベルLを出力してもよい。また、比較器13から"H"が入力される場合と"L"が入力される場合とで、パルス幅調整回路14は、デューティが異なるパルスを出力してもよい。
ホストコンピュータから印刷要求があり、アナログ電位と(i)用紙到達検知基準電位が比較される場合も同様であるが、「アナログ電位<(i)用紙到達検知基準電位」となるのは短時間となる場合がある(図4参照)。このため、パルス幅調整回路14は、上記のように、処理装置15のサンプリング周期に対応させてパルスを広げるなどを処理を行う。
以上の構成により、処理装置15はADポート(アナログデジタル変換ポート)のように特殊なポートを使わなくても、汎用入力ポート27を使用すれば、電源ON時の用紙搬送路46の残紙を検出でき、印刷中の用紙が各センサに到達したことも検出できる。
したがって、従来は、制御基板16にパラレルに複数のセンサが接続されていたのに対し、直列に接続することでハーネスの電線数を削減することができる。
また、センサ内のフォトトランジスタ3のコレクタ側に取付ける抵抗4(分圧抵抗)の抵抗値を各センサで同じ値にするため、ロット効果(生産台数が増えるとコストが低下する効果)によるコスト低減が可能になる。
また、以下で詳述するように、コンデンサ6の充電によりアナログ信号が一時的に低下すること、及び、内部タイマ26が測定する時間を監視することで、複数のセンサの内、どのセンサがONしたかを判断できる。
また、センサが1個でもONしているか否かは(ii)残紙検知基準電位とアナログ信号を比較器13で比較し、用紙が到達したか否かは(i)用紙到達検知基準電位とアナログ信号を比較器13で比較する。したがって、処理装置15のポートは汎用入力ポート27でよく、例えばAD変換ポートを使用しなければならないというポートの制限をなくすことができる。
<用紙搬送時の電位変化>
図4は、用紙搬送中に制御基板16が検出する電位の一例を示す図である。図4の横軸は時間、縦軸は電位である。各センサのON、OFFのタイミング及び各センサのON継続時間により、時間に対し変化する電位のパターンが生じる。フォトインタラプタ21の数は3個であるとする。
まず、ホストコンピュータ等の上位装置から印刷要求がない間、画像系装置は待機中になる。待機中、制御基板16は用紙搬送路46に用紙がないことを確認する必要があるため、処理装置15は基準電圧生成回路12に(ii)残紙検知基準電位を出力させる。比較器13は、フォトインタラプタ21からのアナログ電圧値と比較して、全センサがOFFか、又は、センサが一個以上ONしているかの比較結果を、パルス幅調整回路14を介して処理装置15に出力する。処理装置15はパルス幅調整回路14が出力するパルスにより残紙有無を判断して用紙詰まりをユーザーに通知する。
次に、画像形成装置30が、ホストコンピュータ等の上位装置から印刷要求を受信し印刷動作を開始した場合の、信号端子23に入力されるアナログ電位の変化を説明する。処理装置15は基準電圧生成回路12に対し(i)用紙到達検知基準電位を出力させる。
A〜B:1枚目の用紙の搬送が開始され、1枚目の用紙がレジストセンサPS1に到達するまでの電位は、全センサがOFFした電位であるため、電源電圧に近い電位である。
B〜C:次に、用紙がレジストセンサPS1に到達した場合は、フォトトランジスタ3がONするためコンデンサ6の充電が開始されるが、コンデンサ6が充電されるまでの間、電位がGNDレベル付近まで低下する。そして、電源電圧、コンデンサの容量、抵抗5の抵抗値に応じて決まった時間が経過すると充電され、電位が1段階低くなった状態で安定する。この電位の降下分は1つの抵抗4により分圧された電位である。
C〜D:同様に用紙がレジストセンサPS1に検知された状態で、定着入り口センサPS2に1枚目の用紙が到達すれば、2つめのフォトトランジスタ3がONする。このため、コンデンサ6が充電されるまでの間、電位がGNDレベル付近まで低下し、充電された後、B〜Cよりも一段階低くなった電位で安定する。この電位は2つの抵抗4により分圧された電位である。
D〜E:レジストセンサPS1と定着入り口センサPS2が用紙を検知した状態で、排紙センサPS3に1枚目の用紙が到達すれば、3つめのフォトトランジスタ3がONする。このため、コンデンサ6が充電されるまでの間、電位がGNDレベル付近まで低下し、充電された後、C〜Dよりも一段階低くなった電位で安定する。この電は3つの抵抗4により分圧された電位である。
E〜F:次に、1枚目の用紙がレジストセンサPS1を通過すれば、電位が1段階高くなる。
F〜G:同様に、1枚目の用紙が定着入り口センサPS2を通過すれば、電位がE〜Fよりも1段階高くなる。
G〜H:2枚目の用紙がレジストセンサPS1に到達した場合、1つめのフォトトランジスタ3がONするため、電位がF〜Gよりも1段階低くなる。
H〜I:1枚目の用紙が排紙センサPS3を通過すれば、電位がG〜Hよりも1段階高くなる。
このように、電位は決まったパターンで変化する。つまり、電位変化のタイミングが、この決まっているタイミングに対して画像形成装置固有のバラつきの規定時間範囲内で発生していれば、どのセンサがON・OFFしているか求めることができる。言い換えると、規定時間内でON又はOFFが発生しなければ、特定のセンサがONしていないこと、又は、OFFしていないと判断できる。
<汎用入力ポートへの入力信号>
図5は、汎用入力ポートへの入力信号とタイマ値を説明する図の一例である。パルス幅調整回路14は処理装置15の汎用入力ポート27に対し、レジストセンサPS1に用紙が到達した時にパルス1を出力し、定着入り口センサPS2に用紙が到達した時にパルス2を出力し、排紙センサPS3に到達した時にパルス3を出力する。
処理装置15は、パルス1〜3の有無を判断するため、内部タイマ26を使用する。処理装置15は、内部タイマ26を使用し、用紙の搬送開始から時間の測定を開始する。用紙がレジストセンサPS1に到達するまでの時間は図4にて説明したように定められているので、設計者などが該時間を中心にして規定時間範囲1を定めておく。そして、パルス1が、規定時間範囲1の間で発生しているか否かを監視する。パルス1が規定時間範囲1の間で発生している場合は、タイマ値をゼロに初期化する。
同様に、設計者などはレジストセンサPS1から定着入り口センサPS2までの到達時間、定着入り口センサPS2から排紙センサPS3までの到達時間に対し、規定時間範囲2、規定時間範囲3を定めておくことができる。これにより、用紙が定着入り口センサPS2に到達したか否か、排紙センサPS3に到達したか否かをそれぞれ監視することができる。
このように規定時間範囲1〜3は、所定の搬送される用紙の長さ、搬送速度、及び、用紙間隔の場合に、各センサに対応づけられている。各センサの位置は固定なので、規定時間範囲1〜3は用紙詰まりの場所と対応づけられている。したがって、規定時間範囲1〜3のどこでパルスが生じないかで用紙詰まりの場所を特定できる。
次に、図6に基づき、用紙詰まりが発生した場合のタイマ値について説明する。図6(a)は定着器37に詰まった用紙を模式的に示す図の一例である。なお、図6(a)において、図5と同一の符号を付した構成要素については、同様の機能を果たすので、相違点についてのみ説明する場合がある。
図6(a)に示すように、定着器37に用紙が詰まっているため、排紙センサPS3は用紙が到達したことを検知できない。この場合、処理装置15の内部タイマ26が測定するタイマ値は図6(b)のように遷移する。
図6(b)は、汎用入力ポート27への入力信号とタイマ値を説明する図の一例である。定着器37までは用紙が到達しているので、パルス幅調整回路14は規定時間範囲1と規定時間範囲2においてパルスを出力している。
しかし、用紙は排紙センサPS3に到達することができないため、規定時間範囲3を超えてタイマ値が増大している。処理装置15はタイマ値が規定時間を超えて増大することを検知して、定着入り口センサPS2と排紙センサPS3との間に用紙が詰まったことを検知する。
なお、図6(b)では、定着器37で用紙詰まりが発生しているが、レジストセンサPS1が用紙を検知しなければ、給紙トレイ38とレジストセンサPS1の間で用紙詰まりが発生したことを検知でき、定着入り口センサPS2が用紙を検知しなければ、レジストセンサPS1と定着入り口センサPS2の間で用紙詰まりが発生したことを検知できる。
<動作手順>
図7は、画像形成装置30の電源ON時の残紙検知を監視する手順を示すフローチャート図の一例である。図7の手順は画像形成装置30の電源のONによりスタートする。
処理装置15はレジストセンサPS1、定着入り口センサPS2、及び、排紙センサPS3のいずれか1つ以上がONしているか否かを判断する(S101)。すなわち、パルス幅調整回路14の出力するパルスを監視して、用紙搬送路46に用紙がないことを確認する。
レジストセンサPS1、定着入り口センサPS2、及び、排紙センサPS3が全てOFFの場合(S101のNo)、処理装置15は引き続き、レジストセンサPS1、定着入り口センサPS2、及び、排紙センサPS3の状態を監視することとして、図7の手順は終了する。例えば、画像系装置の電源ONに伴う初期化などの処理を行う。
レジストセンサPS1、定着入り口センサPS2、及び、排紙センサPS3の1つ以上がONの場合(S101のYes)、用紙搬送路46に用紙があるので、制御基板16は用紙詰まり検知処理を行う(S102)。すなわち、例えば操作パネルにエラーメッセージを表示し、レジストセンサPS1、定着入り口センサPS2、及び、排紙センサPS3それぞれの用紙詰まりの解消方法を表示したりする。
図8は、画像形成装置30が印刷する際の用紙詰まりを監視する手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、ホストコンピュータ等の上位装置より印刷要求を受信し、画像形成装置30は用紙搬送を開始する(S1)。
処理装置15は、内部タイマ26に搬送開始からレジストセンサ到達時間をセットする(S2)。
制御基板16は、モータースタート信号などの用紙搬送中であることを示す信号を処理装置15の汎用出力ポート28より基準電圧生成回路12に出力する(S3)。
制御基板16は、用紙の搬送を開始する(S4)。また、用紙搬送の開始を契機にして、タイマもスタートさせる。
制御基板16は、用紙がレジストセンサPS1へ到達したか否かを判断する(S5)。すなわち、アナログ信号が(i)用紙到達検知基準電位より小さくなり、パルス幅調整回路14が処理装置15にパルスを出力したか否かを判断する。
用紙がレジストセンサPS1へ到達しない場合(S5のNo)、処理装置15はタイマ規定時間内か否かを判断する(S6)。つまり、用紙がレジストセンサPS1へ到達するまでの間、タイマ規定時間内か否かが判断される。タイマ規定時間内の場合(S6のYes)、処理はステップS5に戻る。
タイマ規定時間内でない場合は(S6のNo)、用紙詰まりの検知処理が行われる(S8)。
用紙がレジストセンサPS1へ到達した場合(S5のYes)、処理装置15はタイマ規定時間内であることを確認する(S7)。
タイマ規定時間外であるならば(S7のNo)、タイマ規定時間の範囲になる前に用紙がレジストセンサPS1に到着したことを示しているため、通常は生じない何らかの不具合が発生しているものと考えられるため、ステップS8の用紙詰まり検知処理へ移行する。
ステップS7において、タイマ規定時間内の場合(S7のYes)、用紙が正常にレジストセンサPS1に到達したため、処理装置15は、内部タイマ26をリセットし、レジストセンサPS1から定着入り口センサPS2に用紙が到達するまでのタイマ規定時間をセットしてスタートさせる(S9)。
次に、処理装置15は、定着入り口センサPS2に用紙が到達したか否かを判断する(S10)。このS10〜S13の処理は、ステップS5〜S8の処理と同じ流れになる。すなわち、ステップS10で用紙が定着入り口センサPS2に到達したと判断されるまで、及び、到達したと判断された後、タイマ規定時間内か否かが判断される(S11,S12)。そして、規定時間外なら用紙詰まり検知処理が実行される(S13)。
ステップS12において、タイマ規定時間内の場合(S12のYes)、用紙が正常に定着入り口センサPS2に到達したため、処理装置15は、内部タイマ26をリセットし、定着入り口センサPS2から排紙センサPS3に用紙が到達するまでのタイマ規定時間をセットしてスタートさせる(S14)。
次に、処理装置15は、排紙センサPS3に用紙が到達したか否かを判断する(S15)。このS15〜S18の処理は、ステップS5〜S8の処理と同じ流れになる。すなわち、ステップS15で用紙が排紙センサPS3に到達したと判断されるまで、及び、到達したと判断された後、タイマ規定時間内か否かが判断される(S16,S17)。そして、規定時間外なら用紙詰まり検知処理が実行される(S18)。
ステップS17において、タイマ規定時間内である場合(S17のYes)、制御基板16は、次の印刷要求を受信したか否かを判断する(S19)。
次の印刷要求を受信していた場合(S19のYes)、処理はステップS2に戻り、印刷要求受信後の手順に戻る。印刷要求がなければ(S19のNo)、図8の処理は終了となる。
以上説明したように、本実実施例の画像形成装置30は、アナログ信号とタイマ値を利用することで、どのセンサがON又はOFFしているのかを判断できる。また、汎用入力ポート27を使用できるため、AD変換用のポートを使用する必要がなく使用端子の制限が発生してしまうという不都合も生じない。また、センサの共通化ができるためロット効果が得られ、さらに、センサ取付け時の誤組が発生することもない。
実施例1ではアナログ信号を(i)用紙到達検知基準電位と比較することで、センサがONになったことを検知したが、本実施例ではコンデンサを用いずにアナログ信号と閾値を比較することで、どのセンサがONしたかを検知する制御基板16について説明する。
図9は、本実施例において、センサと制御基板16の構成図の一例である。本実施例において、図2において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
各センサと制御基板16の接続状態、及び、各センサが同一品であることは、実施例1と同様である。一方、図9の各センサは、フォトトランジスタ3に取り付けられた抵抗4と並列のコンデンサが配置されていない。このため、処理装置15はADポート29を備えている。また、ADポート29があるため、比較器13、パルス幅調整回路14、及び、基準電圧生成回路12も配置されていない。
フォトトランジスタ3が光ダイオードの光を受光すると、コレクタ・エミッタ間に電流を流すON状態になる。フォトトランジスタ3がON状態になった場合、抵抗5と抵抗4の間にはこれらの抵抗により分圧された電位が発生する。
つまり、3個のセンサの内、任意の1個のフォトトランジスタ3がONした場合は、電源電圧を抵抗5と抵抗4による分圧された電位が信号ライン8を介して制御基板16に出力される。任意の2個のフォトトランジスタ3がONした場合は、電源電圧を抵抗5と2個の抵抗4の合成抵抗により分圧された電位が3個のフォトトランジスタ3がONした場合は、電源電圧を抵抗5と3個の抵抗4の合成抵抗による分圧された電位が信号ライン8にアナログ信号として出力される。
フォトインタラプタ21から信号ライン8を介して制御基板16に入力されるアナログ信号は、ノイズフィルタ10を介して、処理装置15のADポート29に入力される。処理装置15はこのアナログ信号をデジタルデータに変換して電圧値を読みとることができる。したがって、電源ON時の用紙搬送路46の残紙の有無を判断でき、印刷中に用紙が各センサに到達したことも検出できる。
図10は、用紙の検出とADポート29が検出した電圧値との関係を説明する図の一例を示す。なお、センサの数は3個であるとする。まず、図に示した電位Aから電位Gについて説明する。
電位A:センサが全てOFFの時の最低電位(部品のばらつきを考慮した最低電位)
電位B:センサ1個ON時の最大電位(部品のばらつきを考慮した最大電位)
電位C:センサ1個ON時の最小電位(部品のばらつきを考慮した最低電位)
電位D:センサ2個ON時の最大電位(部品のばらつきを考慮した最大電位)
電位E:センサ2個ON時の最小電位(部品のばらつきを考慮した最低電位)
電位F:センサ3個ON時の最大電位(部品のばらつきを考慮した最大電位)
電位G:センサ3個ON時の最小電位(部品のばらつきを考慮した最低電位)
続いて、時間に対する電位の変化について説明する。
I.ホストコンピュータ等の上位装置から印刷要求がない待機期間中に、処理装置15は用紙搬送路46に用紙がないことを確認する必要があるため、処理装置15は、ADポートに入力された電位が電位A以上であるか否かに基づき残紙の有無を判断する。
用紙搬送路46に残紙がなく、ホストコンピュータ等の上位装置から印刷要求を受信した場合、画像形成装置30は印刷動作を開始して、1枚目の用紙搬送を開始する。1枚目の用紙がレジストセンサPS1に用紙が到達するまでの電位は電位A以上である。
II.次に、用紙がレジストセンサPS1に到達した場合は、1個のフォトトランジスタ3がONするため、電位が1段階低くなる。
III.同様に用紙がレジストセンサPS1に検知された状態で、定着入り口センサPS2に1枚目の用紙が到達すれば、電位は更に1段階低くなる。
IV.レジストセンサPS1と定着入り口センサPS2が用紙を検知した状態で、排紙センサPS3に1枚目の用紙が到達すれば、電位は更に1段階低くなる。
したがって、レジストセンサPS1への用紙到達が正常に行われていることを監視するには、規定時間範囲1内に電位B以下かつ電位C以上となったことを確認すればよい。同様に、定着入り口センサPS2へ正常に用紙が到達したことを監視するには、規定時間範囲2内に電位D以下かつ電位E以上となったことを確認すればよい。排紙センサPS3へ正常に用紙が到達したことを監視するには、規定時間範囲3内に、電位F以下かつ電位G以上となったことを確認すればよい。
用紙が各センサを通過する際も同様に電位により監視できる。すなわち、1枚目の用紙がレジストセンサPS1を通過したか否かは、規定時間範囲4内に電位E以上かつ電位D以下となったことを確認すればよい。また、1枚目の用紙が定着入り口センサPS2を通過したか否かは、規定時間範囲5内に電位C以上かつ電位B以下となったことを確認すればよい。また、2枚目の用紙がレジスタセンサに到達したか否かは、規定時間範囲6内に電位D以下かつ電位E以上となったことを確認すればよい。また、1枚目の用紙が排紙センサPS3を通過したか否かは、規定時間範囲7に電位C以上かつ電位B以下となったことを確認すればよい。
このように、本実施例では、ONしているセンサの数によって、用紙の搬送を開始してからの時間に対しアナログ電圧に所定のパターンの変化が生じる。この変化を検出するには、4段階の異なる電位を検出できればよい。このため、各電位間の差を大きくすることができる。
例えば、センサが3個だった場合、上記特許文献1ではどのセンサがONとなったかを判断するには8段階の電位を生成する必要がある。これに対し、ONのセンサの数だけを検出するのであれば、最低4段階の電位を生成すればよい。つまり、センサの数をn個とすれば、特許文献1では2段階の電位が必要だが、本実施例ではn+1段階の電位を生成すればよい。
なお、フローチャート図については実施例1の図7と8と同じものを使用できる。ただし、図7のステップS101では(ii)残紙検知基準電位と比較するのでなく、ADポートに入力された電位が電位A以上か否かが判断される。また、図8のステップS3では、処理装置15は用紙搬送中を示す信号を出力しなくてもよい。また、ステップS5で用紙がレジストセンサPS1に到達したか否かは、(i)用紙到達検知基準電位と比較するのではなくADポートに入力された電位が電位B以下かつ電位C以上かが判断される。同様に、ステップS10では電位D以下かつ電位E以上かが判断され、ステップS15では電位F以下かつ電位G以上かが判断される。
したがって、本実施例によれば、ADポートを使用しなくてよいという実施例1の効果は失われるが、実施例1と同様に、アナログ信号とタイマ値を利用することで、どのセンサがON又はOFFしているのかを判断できる。また、センサの共通化ができるためロット効果が得られ、さらに、センサ取付け時の誤組が発生することもない。また、全てのセンサからコンデンサを除くことができる。また、制御基板16から、比較器13、パルス幅調整回路14、及び、基準電圧生成回路12を除くことができるため、コスト低減しやすい場合がある。
本実施例では、実施例1,2に対する変形例を説明する。
<4個のセンサが直列に接続された制御基板>
図11は、センサと制御基板16の構成図の一例である。図11では、4個のセンサが直列に接続されている。
4つのセンサが全てのONした場合に、抵抗5と4つの抵抗4の合成抵抗により分圧され生成された電位は、センサが3個の場合よりも低い。すると、この電位と、(i)用紙到達検知電位との差が小さくなり、用紙がセンサに到達した時の電位なのかONとなったセンサの個数が4となったのか判別できなくなる場合がある。
そこで、センサ数が4個の場合は、フォトインタラプタ21に搭載されている抵抗4の抵抗値を変えるのではなく、制御基板16に搭載されている抵抗5の抵抗値を変更することにより、電圧値を引き上げる。これにより、比較器13に入力される電位を全体的に大きくすることができ、センサが4個ONになった時と用紙到達検知電位とを判別できる。つまり、同一のフォトインタラプタ21を直列に3個接続する場合と4個接続する場合でも同じフォトインタラプタ21を使用することができる。
抵抗5の抵抗の調整方法は、例えば、可変抵抗を用いたり、着脱可能で抵抗値が異なる抵抗を付け替えてもよい。または、動的に抵抗値が変わる回路を配置してもよい。
なお、図11では実施例1と同様の構成図を示しているが、実施例2と同様の構成図でも4つのセンサを直列に接続できる。
<基板に搭載された各センサ>
図12は、センサと制御基板16の構成図の一例である。図12では、3つのセンサが1つのセンサ基板17に搭載されている。3つのセンサがセンサ基板17に搭載され、電源ライン7、信号ライン8、及び、GNDライン9によりセンサ基板17と制御基板16が接続されている。
この場合、各センサのフォトトランジスタ3に接続される抵抗4及びコンデンサ6をセンサ基板17側に配置することができる。つまり、センサ内に抵抗4、コンデンサ6をフォトインタラプタ21に搭載しなくてよいため、コストを低減しやすくなる。
なお、図12では実施例1と同様の構成図を示しているが、実施例2と同様の構成図でも4つのセンサを直列に接続できる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、センサは用紙の到達でONとなるのでなく、用紙の到達でOFFとなってもよい。
また、センサの数は2つでもよいし5つ以上でもよい。
また、本実施形態では電子写真方式の画像形成装置を例にして説明したが、印刷方式はインクジェット方式やオフセット方式などでもよい。また、画像形成装置はプリンター機能を有していればよく、コピー機、FAX装置、又は、複合機などどのように呼ばれていてもよい。
また、タンデム型の画像形成装置30でなく4サイクル方式(中間転写体に順次4色のトナー画像を重ねて転写した後,中間転写体上の4色トナー画像を1回で用紙に転写する方式)の画像形成装置でもよい。また、転写ベルト36にフルカラー画像を転写することなく、用紙に直接、トナー画像を形成する画像形成装置でもよい。
1 発光ダイオード
2,4,5 抵抗
3 フォトダイオード
6 コンデンサ
12 基準電圧生成回路
13 比較器
14 パルス幅調整回路
15 処理装置
16 制御基盤
30 画像形成装置
特開2008−59161号公報

Claims (10)

  1. 直列に接続された複数のセンサにより用紙搬送路の用紙を検出する用紙搬送監視装置であって、
    前記複数のセンサが前記用紙搬送路の用紙の場所に応じた電位を入力する電位入力部と、
    前記電位入力部に入力された電位が、予め定められたパターンに従って変化しない場合、前記パターンとの違いに基づき用紙が詰まった場所を検知する検知部と、
    を有することを特徴とする用紙搬送監視装置。
  2. 前記検知部は、前記電位入力部に入力された電位が、予め定められたタイミングで予め定められている値の付近に変化しない場合、電位が前記値の付近に変化しなかった前記タイミングに基づいて前記場所を検知する、
    ことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送監視装置。
  3. 前記検知部は、前記電位入力部に入力された電位が、用紙の搬送開始からセンサごとに定められているタイミングで第1の閾値未満にならない場合、前記第1の閾値未満にならなかったタイミングに対応づけられている前記場所で用紙詰まりが生じていることを検知する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の用紙搬送監視装置。
  4. 前記検知部は、前記電位入力部に入力された電位が、用紙の搬送開始からセンサごとに定められているタイミングで第1の電位以上かつ第2の電位以下の値にならない場合、前記第1の電位以上かつ前記第2の電位以下の値にならなかったタイミングに対応づけられている前記場所で用紙詰まりが生じていることを検知する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の用紙搬送監視装置。
  5. 前記第1の閾値を生成する閾値生成回路と、
    前記第1の閾値と前記電位入力部に入力された電位を比較する比較回路と、
    前記比較回路の比較結果に応じてパルスを出力するパルス出力回路と、を有し、
    前記検知部は、前記パルス出力回路が出力する前記パルスにより、前記電位入力部に入力された電位が前記タイミングで前記第1の閾値未満になったか否かを判断する、
    ことを特徴とする請求項3記載の用紙搬送監視装置。
  6. 前記電位入力部には、第1の抵抗と、各センサにそれぞれ配置され各センサが用紙を検知した場合に電流が流れる第2の抵抗とにより分圧された電位が入力され、
    各センサに配置された前記第2の抵抗の抵抗値を含め、各センサの構成が同じである、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の用紙搬送監視装置。
  7. 前記電位入力部には、第1の抵抗と、各センサにそれぞれ配置され各センサが用紙を検知した場合に電流が流れる第2の抵抗とにより分圧された電位が入力され、
    各センサのそれぞれは、発光ダイオードとフォトトランジスタを備えたフォトインタラプタと、
    前記フォトトランジスタのエミッタに接続された並列な前記第2の抵抗及びコンデンサと、を有し、
    前記検知部は、用紙が各センサの検出範囲に到達した場合に前記フォトトランジスタがONになることで、前記電位入力部に入力される電位が前記第1の閾値未満になることを検知する、ことを特徴とする請求項3記載の用紙搬送監視装置。
  8. 前記電位入力部には、第1の抵抗と、各センサにそれぞれ配置され各センサが用紙を検知した場合に電流が流れる第2の抵抗とにより分圧された電位が入力され、
    各センサのそれぞれは、発光ダイオードとフォトトランジスタを備えたフォトインタラプタと、
    前記フォトトランジスタのエミッタに接続された前記第2の抵抗と、を有し、
    前記検知部は、ADポートを介してデジタルデータに変換した前記分圧された電位が、用紙が各センサの検出範囲に到達したことでONになっている前記フォトトランジスタの数、及び、前記第1の抵抗の抵抗値と前記第2の抵抗の抵抗値とにより定まる前記第1の電位以上かつ前記第2の電位以下の値になることを検知する、
    ことを特徴とする請求項4記載の用紙搬送監視装置。
  9. 前記第1の抵抗の抵抗値は変更可能である、ことを特徴とする請求項6記載の用紙搬送監視装置。
  10. 請求項1〜9いずれか1項記載の用紙搬送監視装置を搭載した画像形成装置。
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