JP2017134207A - 検出回路および画像形成装置 - Google Patents

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紘平 金原
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Abstract

【課題】広範囲に渡る回路における異常を検出することができる検出回路および画像形成装置を提供すること。
【解決手段】制御部80は、ポートP2を出力とする検出モードに切替え、ポートP2からハイレベルのテスト信号Sigtを出力する。次に、制御部80はポートP3に入力される信号がロウレベルの検出電圧FBであるか否かを判断する。配線Wsig1に例えば断線などの異常がある場合には、ハイレベルであるテスト信号SigtがポートP2から出力されても、制限回路104へ入力されない。このため、制限回路104は帯電電圧生成回路101の出力を制限しないため、FB回路102はロウレベルである検出電圧FBを制御部80のポートP3へ出力することができない。制御部80はポートP3に入力される信号がロウレベルの検出電圧FBでない場合、配線Wsig1に異常があると判断することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、回路の異常を検出する検出回路および画像形成装置に関するものである。
従来より、例えば断線などの回路の異常を検出する技術がある。例えば、特許文献1には、制御装置のA/D入力ポートからアナログ信号入力回路へLOW信号を出力してから、異常判定開始タイミングまで待機した後、A/D入力ポートを入力ポートに切替え、アナログ信号入力回路からA/D入力ポートに入力される信号に基づいて、アナログ信号入力回路の異常判定を行う方法が記載されている。
特許第5278102号公報
特許文献1の方法は、サーミスタの電源からA/D入力ポートまでの狭い範囲の異常を検出するものであり、より広い範囲の回路における異常を検出する方法に関して改善の余地があった。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、広範囲に渡る回路における異常を検出することができる検出回路および画像形成装置を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る検出回路は、入出力ポートおよび入力ポートを有する制御部と、第1の状態と第2の状態とで異なる検出信号を出力する状態検出回路と、入出力ポートと状態検出回路とを接続する経路と、経路および入力ポートに接続され、入出力ポートから第1信号が入力されると入力ポートに第2信号を出力する出力回路と、を備え、制御部は、入出力ポートを入力とする通常モードにおいて、状態検出回路により入出力ポートに入力される検出信号に基づいて、第1の状態および第2の状態の何れであるかを判断するとともに、入出力ポートを出力とする検出モードにおいて、入出力ポートから第1信号を出力する第1ステップと、検出モードにおいて、出力回路を介して入力ポートに入力される信号が第2信号でないとき経路に異常があると判断し、出力回路を介して入力ポートに入力される信号が第2信号であるとき経路に異常がないと判断する第2ステップと、を実行することを特徴とする。
状態検出回路は第1の状態と第2の状態とで異なる検出信号を出力する。出力された検出信号は経路および入出力ポートを介して制御部へ入力される。これにより、通常モードにおいて、制御部は検出信号に基づいて、第1の状態と第2の状態の何れであるかを判断することができる。また、検出モードの第1ステップにおいて、制御部は入出力ポートを出力に切替え、第1信号を出力する。経路に異常がない場合には、第1信号は、入出力ポートおよび経路を介して出力回路に入力される。出力回路は第1信号が入力されると第2信号を制御部の入力ポートへ出力する。一方、経路に例えば断線などの異常がある場合には、第1信号は入出力ポートから出力されても、出力回路へ入力されない。このため、出力回路は第2信号を制御部の入力ポートへ出力することができない。これにより、検出モードの第2ステップにおいて、制御部は入力ポートに入力される信号が第2信号でない場合、経路に異常かあると判断することができる。尚、経路としては、例えば、配線、コネクタ、抵抗および容量などの電子素子などを含むものとすると良い。経路の異常としては、断線の他に、例えば、配線が高抵抗となる、他配線との短絡などがある。この場合においても、出力回路は例えば所定の電圧値を有する第1信号を受け取ることができないため、例えば所定の電圧値を有する第2信号を出力することができない。このため、制御部は、検出モードの第2ステップにおいて、第2信号を受け取ることができないため、経路に異常かあると判断することができる。また、検出モードにおいては、経路だけでなく、入出力ポートから、経路、出力回路、入力ポートまでを含む広範囲の異常を検出することとなる。状態検出回路、出力回路などの複数の回路ブロックを有する回路において、広い範囲の異常を検出することができる。
(2)また、本発明に係る画像形成装置は、感光体を帯電させる帯電器を備え、出力回路は、帯電器に給電する帯電電圧を生成する帯電電圧生成回路、および帯電器に異常電流が流れることに応じて帯電電圧生成回路の出力を制限させる制限回路を有し、第1信号が入力されると制限回路に帯電電圧生成回路の出力を制限させて第2信号を出力し、状態検出回路は、帯電器に異常電流が流れない状態を第1の状態とし、帯電器に異常電流が流れる状態を第2の状態とすることを特徴とする。
帯電器は帯電電圧生成回路から帯電電圧を給電されて、例えば放電などにより感光体を帯電させる。画像形成装置は、画像形成の品質を確保するために、意図しない異常電流を伴う放電の発生を検出し、帯電電圧生成回路の出力を制限する機能を備えると良い。このために、画像形成装置は、異常電流を検出すると、第2の状態に対応する検出信号を制御部へ出力する状態検出回路を備える。また、異常電流が流れることに応じて、帯電電圧生成回路の出力を制限させる制限回路を備える。既存の帯電電圧生成回路および制限回路を含んで、出力回路を構成することができる。
(3)また、出力回路は、帯電電圧生成回路からの出力電圧に基づき第3信号を入力ポートに出力する帯電電圧検出回路を有し、制御部は、出力ポートを有し、通常モードにおいて、入力される第3信号に基づいて、出力ポートから帯電電圧生成回路へ制御信号を出力し、帯電電圧生成回路は制御信号に応じた帯電電圧を出力することを特徴とする。
通常モードにおいて、制御部は第3信号に基づいて所望の帯電電圧となるように、帯電電圧生成回路を制御することができる。既存の帯電電圧生成回路、帯電電圧検出回路、制限回路を含んで、出力回路を構成することができる。
(4)また、制御部は、第2ステップにおいて、制御信号を出力し、入力ポートに入力される信号の電圧値が閾値以上である場合に、経路に異常があると判断することを特徴とする。
制御信号により帯電電圧生成回路を動作させた状態とすることにより、経路に異常がない場合には、第1信号により制限回路が動作し、帯電電圧生成回路の出力が制限される。一方、経路に異常がある場合には、第1信号が制限回路に入力されないため、帯電電圧生成回路の出力が制限されない。制御部は、入力ポートに入力される信号の電圧値が閾値以上である場合には、帯電電圧生成回路の出力が制限されていないと判断し、経路に異常があると判断することができる。
(5)また、電力を生成する電力生成回路と、出力端子を有し、電力生成回路からの出力電力に基づき第4信号を出力端子から出力する電力検出回路を備え、出力回路は、電力検出回路の出力端子に接続され、通常モードにおいて、第4信号を入力ポートへ伝えることを特徴とする。
画像形成装置は、画像形成に必要な電力を生成する電力生成回路、電力生成回路からの出力電力を検出するための電力検出回路を備える。既存の電力検出回路から入力ポートまでの配線を含んで出力回路を構成することができる。
(6)また、感光体を帯電させる帯電器を備え、電力生成回路は、帯電器に給電する帯電電圧を生成することを特徴とする。電力生成回路は、帯電電圧を生成する回路で実現することができる。
(7)また、筺体カバーを備え、状態検出回路は、筺体カバーが開放されていない状態を第1の状態とし、筺体カバーが開放されている状態を第2の状態とすることを特徴とする。筐体カバーを備える画像形成装置は、画像形成に係る制御を行うために筐体カバーの開閉を検出するとよい。このために、画像形成装置は、筐体カバーの開閉を検出する状態検出回路を備える。既存の状態検出回路および電力検出回路を含んで、出力回路を構成することができる。
(8)また、制御部は、通常モードにおいて、第1の状態であると判断した場合に、第1ステップおよび第2ステップを実行することを特徴とする。これにより、制御部は異常を確実に判断することができる。
(9)また、第1の筺体カバーと、第2の筐体カバーと、状態検出回路とは異なる第2の状態検出回路と、を備え、状態検出回路は、第1の筺体カバーが開放されていない状態を第1の状態とし、第1の筺体カバーが開放されている状態を第2の状態とし、第2の状態検出回路は、出力端子を有し、第2の筺体カバーが開放されていない状態と、第2の筺体カバーが開放されている状態とで異なる第2検出信号を出力端子から出力し、出力回路は、第2の状態検出回路の出力端子に接続され、通常モードにおいて、第2検出信号を入力ポートへ伝えることを特徴とする。第2の筐体カバーおよび第2の状態検出回路を備える場合には、既存の第2の状態検出回路を含んで出力回路を構成することができる。
(10)また、制御部は、通常モードにおいて、第1の状態であると判断し、かつ、第2検出信号に基づいて第2の筺体カバーが開放されていない状態であると判断した場合に、第1ステップおよび第2ステップを実行することを特徴とする。これにより、制御部は異常を確実に判断することができる。
(11)また、出力回路は、経路と、入力ポートとを電子素子を介して接続することを特徴とする。検出モードにおいて、第1信号は経路、および出力回路に含まれる電子素子を介して、制御部の入力ポートへ伝えられる。出力回路を既存の回路に電子素子を追加するだけで構成することができる。
(12)また、状態検出回路は、電源電圧と接地電圧との間に直列接続されるスイッチおよび抵抗を有し、第1の状態において、スイッチがオフすることにより接地電圧および電源電圧の何れか一方の信号を出力し、第2の状態において、スイッチがオンすることにより接地電圧および電源電圧の何れか他方の信号を出力し、制御部は、第1ステップおよび第2ステップを第1の状態で実行し、第1ステップにおいて、第1信号を接地電圧および電源電圧の何れか他方とし、第2ステップにおいて、入力ポートに入力される信号が、閾値と接地電圧および電源電圧の何れか他方の電圧値との範囲にある場合に、経路に異常がないと判断することを特徴とする。
第1の状態ではスイッチがオフし、状態検出回路から接地電圧および電源電圧の何れか一方の信号が出力されない状態となる。この状態で、接地電圧および電源電圧の何れか他方の信号を出力すると、経路に異常がない場合には、閾値と接地電圧および電源電圧の何れか他方の電圧値との範囲の電圧が入力ポートに入力される。これにより、制御部は異常を検出することができる。
(13)また、電子素子はダイオードであり、ダイオードのアノードは経路に接続されることを特徴とする。電子素子をダイオードとすることにより、電力検出回路から制御部の入出力ポートへの電流を制限することができる。電力検出回路からの信号を遮断することにより、通常モードにおいて、制御部は状態検出回路からの信号のみを受け取ることができ、状態の判断に係る誤判断を抑制することができる。
(14)また、制御部を含む第1実装基板と、状態検出回路を含む第2実装基板と、を備え、ダイオードは第2実装基板に含まれることを特徴とする。筐体カバーを検出する検出回路は、筐体カバーの近傍に配置すると良い。このため、制御部を含む第1実装基板と、検出回路を含む第2実装基板とは、異なる基板とする場合がある。この場合、第1実装基板と第2実装基板との接続状態が良好でない場合が発生するおそれがある。第2実装基板にダイオードを含ませることにより、入出力ポートからダイオードまでの経路に第1実装基板と第2実装基板との接続部が含まれ、ダイオードから入力ポートまでの経路に第1実装基板と第2実装基板との接続部が含まれる。これにより、第1実装基板と第2実装基板との接続部の接続状態を含めた経路の異常を検出することができる。
本願に係る検出回路および画像形成装置によれば、広範囲に渡る回路における異常を検出することができる検出回路および画像形成装置を提供することができる。
第1実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す図である。 第1実施形態に係るレーザプリンタの電気的構成を示す図である。 第1実施形態に係る検査処理の処理内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るレーザプリンタの電気的構成を示す図である。 第3実施形態に係るレーザプリンタの電気的構成を示す図である。
<レーザプリンタの構成>
図1は、本願に係る実施形態のレーザプリンタ1の断面構造を概略的に示した図である。レーザプリンタ1は、4色のトナーを用いる所謂タンデム方式のレーザプリンタである。
以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。即ち、図1で右側を「前」、左側を「後」とし、図1における上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、略箱状の本体筐体2を有しており、当該本体筐体2の内部に、給紙部10、画像形成部20等を収納している。本体筐体2の上面には、排出トレイ5が形成されおり、画像が形成された用紙Pを積層状態で収納する。本体筐体2の前面にはフロントカバー2aが、背面にはリアカバー2bが形成されている。
給紙部10は、レーザプリンタ1における被記録媒体である用紙Pを画像形成部20に給紙する部分であり、給紙トレイ11、給紙ローラ12などを有している。給紙トレイ11は、本体筐体2の下方に着脱可能に装着されており、用紙Pを内部に収容する。給紙部10は給紙トレイ11内の用紙Pを1枚ずつ画像形成部20に向かって給紙する。
画像形成部20は、本体筐体2内部の略中央部分に配置されており、プロセスカートリッジ30C、30M、30Y、30K、露光部40、転写部50、および定着部60を有している。
プロセスカートリッジ30C、30M、30Y、30Kには、夫々、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナーが収容されている。
ここで、プロセスカートリッジ30C〜30Kの構成について説明する。尚、プロセスカートリッジ30C〜30Kは、現像剤であるトナーの色が異なるのみで、その他の構成は同一である。従って、代表して、プロセスカートリッジ30Cの構成について説明する。尚、プロセスカートリッジ30C〜30Kはフロントカバー2aを開放して、交換することができる。
プロセスカートリッジ30Cは、感光体ドラム31、帯電器32、およびトナーカートリッジ33C等を有して構成される。帯電器32は、帯電ワイヤ32aと、グリッド部32bとを有するスコロトロン型の帯電器である。帯電器32は、画像形成に際し、感光体ドラム31表面に静電潜像を形成するのに先立って、感光体ドラム31表面を一様に正帯電させる。具体的には、帯電ワイヤ32aに後述する帯電電圧生成回路101より正電圧が印加されることで、感光体ドラム31との間に電位差が形成され、コロナ放電が発生する。
トナーカートリッジ33Cは、トナー収容室33aおよび現像ローラ33fなどを有している。トナー収容室33aは、シアンのトナーを収容している。現像ローラ33fは感光体ドラム31の回転方向に沿って帯電器32の下流側に配置されている。現像ローラ33fのローラ軸には、正電圧が印加されるように構成されている。これにより、現像ローラ33fと感光体ドラム31に形成された静電潜像の電位との間に電位差が形成され、現像ローラ33fに供給されたトナーが感光体ドラム31に移動する。感光体ドラム31に移動したトナーは、感光体ドラム31の表面に担持される。
露光部40は、本体筐体2内部の最上方に配設されており、図示しない、レーザ光源、ポリゴンミラー等を有している。レーザ光源から発光されるレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向されて、帯電器32と現像ローラ33fとの間から感光体ドラム31表面に照射される。これにより、静電潜像が形成される。
転写部50は、給紙部10により給紙された用紙Pを排出トレイ5へ向かって搬送しつつ、用紙Pにカラー画像を形成する。転写部50は、給紙部10よりも上方であって、プロセスカートリッジ30C〜30Kよりも下方に配設されている。図1に示すように、転写部50は、駆動ローラ51、従動ローラ52、搬送ベルト53、複数の転写ローラ55等を有している。
搬送ベルト53は、ベルトを環状にして構成された無端ベルトであり、プロセスカートリッジ30Cの後端側下方に位置する駆動ローラ51と、プロセスカートリッジ30Kの前端側下方に位置する従動ローラ52との間に掛け渡されている。
各転写ローラ55は、搬送ベルト53の用紙搬送面53Aを挟んで、各感光体ドラム31と対向する位置において、用紙搬送面53Aの裏面側から搬送ベルト53と接触している。各転写ローラ55のローラ軸には負の転写電圧が付与されることで、感光体ドラム31の表面に担持されたトナー像を、用紙搬送面53Aを搬送される用紙Pに転写する。
用紙Pの搬送経路Rにおいて、転写部50よりも搬送方向下流側には定着部60が配設されている。図1に示すように、定着部60は、加熱ローラ61と加圧ローラ62とを有しており、用紙Pに転写されたトナー像を定着させる。
レーザプリンタ1における画像形成時の動作について説明する。各感光体ドラム31の表面は、各帯電器32によって、一様に正帯電され、印刷データに基づいて露光部40からレーザビームが照射され、露光される。これにより、各感光体ドラム31の表面には、夫々のトナー色に対応した静電潜像が形成される。次に、現像ローラ33fにより、トナーが現像ローラ33fに担持される。これにより、感光体ドラム31の表面の静電潜像は可視像化され、感光体ドラム31の表面にはトナー像が担持される。その後、感光体ドラム31の表面に担持されたトナー像は、給紙部10により搬送された用紙Pに、転写ローラ55により転写される。そして、トナー像が転写された用紙Pが定着部60に搬送され熱定着されて画像が形成される。用紙Pは、排出ローラ65により排出トレイ5に排出される。尚、搬送経路R途中で用紙PのJAMが発生した場合には、ユーザはリアカバー2bを開放して取り出すことができる。
<電気的構成>
次に、図2に基づき、第1実施形態に係るレーザプリンタ1の電気的構成について説明する。レーザプリンタ1は図1で示した給紙部10、画像形成部20等の各部を制御する制御部80および制御部80と連携して動作する回路部100等を有する。制御部80はCPU81、ROM82、RAM83、およびASIC(Application Specific Integrated Circuit)90などを含む。CPU81はROM82に記憶されている後述する検査処理を含む各種のプログラムを実行することによって回路部100および各部を制御する。ROM82には制御プログラムや各種のデータなどが記憶されている。RAM83はCPU81が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。ASIC90はCPU81と回路部100とを中継する。
ASIC90は、PWM回路91、検出回路92、テスト回路93、AD変換回路94、トランジスタQ1〜Q4、ポートP1〜P3などを含む。回路部100は、帯電電圧生成回路101、FB回路102、異常放電検出回路103、制限回路104などを含む。ポートP1は出力ポートであり、ポートP2は入出力ポートであり、ポートP3は入力ポートである。尚、帯電電圧生成回路101等は感光体ドラム31毎に設けられているが、同じ構成であるため、図2では1つの感光体ドラム31に対応する帯電電圧生成回路101等を記載している。
PWM回路91は帯電電圧生成回路101への制御信号であるPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、ポートP1から出力する。帯電電圧生成回路101はPWM信号に基づいて、帯電電圧CHGを生成し、配線Wchgを介して帯電ワイヤ32aへ出力する。FB回路102はポートP3を介して、帯電電圧CHGに応じた検出電圧FBをAD変換回路94へ出力する。AD変換回路94はアナログ値である検出電圧FBをデジタル値であるAD値に変換して、CPU81へ送信する。CPU81は受信するAD値に基づいてPWM回路91を制御することにより、帯電ワイヤ32aへ所定の帯電電圧CHGを印加する。
検出回路92およびテスト回路93は相補的に動作する。ポートP2を入力とする通常モードにおいては、検出回路92はポートP2を介して後述する検出信号Sigaを受け取る。ポートP2を出力とする検出モードにおいては、テスト回路93は、トランジスタQ3,Q4、およびポートP2を介して後述するテスト信号Sigtを出力する。
トランジスタQ1,Q3は例えばPMOSFETであり、トランジスタQ2,Q4は例えば、NMOSFETである。トランジスタQ1,Q2は電源電圧VDDと接地電圧間に直列接続されて、インバータ回路を構成している。トランジスタQ1,Q2の接続点は検出回路92に接続されており、ゲートはポートP2に接続されている。トランジスタQ3,Q4は電源電圧VDDと接地電圧間に直列接続されてインバータ回路を構成している。トランジスタQ3,Q4の接続点はポートP2に接続されており、ゲートはテスト回路93に接続されている。
異常放電検出回路103は異常放電を検出すると、ハイレベルの検出信号SigaをポートP2へ出力する。制限回路104は異常放電が生じた場合に、帯電電圧生成回路101の出力を制限する。
次に、回路部100について詳しく説明する。帯電電圧生成回路101は、トランス111、トランジスタTr1,Tr2、コンデンサC1〜C3、抵抗R1,R2,R5などを含む。トランジスタTr1は例えばPNP型バイポーラトランジスタであり、トランジスタTr2は例えばNPN型バイポーラトランジスタである。トランジスタTr1のエミッタは抵抗R5を介して電源電圧VCC1に接続され、ベースは抵抗R1を介してポートP1に接続されている。また、トランジスタTr1のベースと接地電圧間にコンデンサC1が接続されている。トランジスタTr1のコレクタはトランス111の1次側副巻線111cを介してトランジスタTr2のベースに接続されている。トランジスタTr2のエミッタは接地電圧に接続されている。また、トランジスタTr1のコレクタと接地電圧間に平滑化用のコンデンサC2が接続されている。電源電圧VCC1とトランジスタTr2のコレクタとの間にトランス111の1次側巻線111aが接続される。また、トランス111の2次側巻線111bの一端子はダイオードD1のアノードに接続され、他端子はコンデンサC3を介してダイオードD1のカソードに接続される。また、コンデンサC3に放電用の抵抗R2が並列接続されている。
PWM信号は抵抗R1およびコンデンサC1により平滑化され、トランジスタTr1のベースに印加され、トランジスタTr1のオン抵抗が制御される。これにより、トランジスタTr2のベース電圧が制御され、1次側巻線111aに流れる電流が制御される。これにより、1次側巻線111aに流れる電流が断続して、2次側巻線111bに電圧が誘起される。2次側巻線111bに誘起された電圧はダイオードD1、コンデンサC3により整流平滑化され帯電電圧CHGが生成される。
FB回路102は帯電電圧生成回路101の配線Wchgと接地電圧間に直列接続される抵抗R3,R4を含む。抵抗R3,R4の接続点は配線Wfbを介してポートP3に接続されている。帯電電圧CHGが抵抗R3,R4により分圧されて、抵抗R4に誘起される電圧である検出電圧FBがポートP3へ出力される。
ここで、帯電器32における異常放電について説明する。例えば、帯電ワイヤ32aにトナーが不均一に付着すること等により、火花放電などの異常放電が発生する場合がある。異常放電検出回路103は異常放電に伴う帯電器32に流れる過電流を検出することにより、異常放電を検出する。制限回路104は異常放電検出回路103が異常放電を検出することに応じて、帯電電圧生成回路101の出力を制限する。これにより、帯電ワイヤ32aへの不要な帯電電圧CHGの印加が抑制される。尚、異常放電検出回路103は異常放電に限らず、例えば配線Wchgと他配線との短絡なども同様に検出することができる。
異常放電検出回路103は、抵抗R7,R8、コンデンサC4、トランジスタTr4、ツェナーダイオードD2を含む。トランジスタTr4は例えばPNP型バイポーラトランジスタである。抵抗R8はコンデンサC3の低電圧側の端子と接地電圧間に接続されている。ツェナーダイオードD2のカソードはコンデンサC3と抵抗R8との接続点に接続され、アノードはトランジスタTr4のベースに接続されている。トランジスタTr4のエミッタは電源電圧VCC2に接続され、コレクタは抵抗R7を介して接地電圧に接続されている。また、トランジスタTr4のコレクタは配線Wsig1を介してポートP2に接続されている。配線Wsig1と接地電圧間にノイズ除去用のコンデンサC4が接続されている。
抵抗R8に異常放電に伴う過電流が流れると、抵抗R8での電圧降下が大きくなり、ツェナーダイオードD2に電流が流れる。これにより、トランジスタTr4がオンし、コレクタ電圧は電源電圧VCC2付近となり、ハイレベルの検出信号SigaがポートP2へ出力される。尚、例えば異常放電が検出されない場合には、トランジスタTr4はオフしているため、プルダウン抵抗である抵抗R7により、配線Wsig1は接地電圧となり、検出信号Sigaはロウレベルとなる。ポートP2にハイレベルの検出信号Sigaが入力された場合には、検出回路92にはトランジスタQ1,Q2で反転されたロウレベルの信号が入力されるため、制御部80は例えば異常放電が発生したと判断することができる。一方、ポートP2にロウレベルの検出信号Sigaが入力された場合には、検出回路92にはトランジスタQ1,Q2で反転されたハイレベルの信号が入力されるため、制御部80は例えば異常放電が発生していないと判断することができる。
制限回路104は抵抗R6、トランジスタTr3などを含む。例えばNPN型バイポーラトランジスタであるトランジスタTr3のエミッタは接地電圧に接続され、コレクタは抵抗R5を介して電源電圧VCC2に接続されている。トランジスタTr3のベースは抵抗R6を介して、配線WSig1に接続されている。上記した様に、例えば異常放電に伴う過電流が流れると、配線WSig1の電圧がハイレベルとなる。これにより、トランジスタTr3がオンし、トランジスタTr3のコレクタ電圧は接地電圧付近まで低下する。このため、トランジスタTr2はオフし、トランス111の動作は制限される。尚、異常放電が検出されない場合には、トランジスタTr3はオフしているため、トランス111の動作は制限されず、帯電電圧生成回路101から帯電電圧CHGが出力される。
さて、制御部80および回路部100は実装基板に形成されている。このため、例えば配線Wsig1が断線するなどの異常が発生する場合がある。この場合、異常放電の発生に伴い異常放電検出回路103から配線Wsig1にハイレベルである検出信号Sigaが出力されても、ポートP2へハイレベルである検出信号Sigaが入力されないこととなる。即ち、異常放電が発生しているにも係わらず、制御部80は異常放電が発生していると判断することができない。そこで、例えば、レーザプリンタ1の電源がオンされた後に、制御部80は配線Wsig1が断線しているか否かの検査を含む、後述する検査処理を行う。詳しくは、テスト回路93はトランジスタQ3,Q4のゲートにロウレベルの信号を出力する。これにより、ポートP2からハイレベルのテスト信号Sigtが出力される。ポートP2から制限回路104までの配線Wsig1が断線していない場合には、上記したように、配線Wsig1の電圧がハイレベルとなると、制限回路104により帯電電圧生成回路101の出力が制限されて、帯電電圧CHGおよび検出電圧FBの電圧はロウレベルとなる。一方、配線Wsigが断線している場合には、制限回路104は機能しないため、帯電電圧CHGおよび検出電圧FBの電圧はロウレベルとはならない。これにより、配線Wsig1が断線しているか否かを検査することが可能となる。
また、テスト回路93およびトランジスタQ3,Q4は、例えば、量産に至るまでの開発段階でのデバックのため、あるいは、機種間の互換性を持たせるための回路である。ASICの回路変更はコストがかかるため、量産品の機種においても同様の回路構成となっている。つまり、量産品での画像形成時には使用することが無い場合においても、予めASIC90に含まれている回路構成である。予め含まれているテスト回路93およびトランジスタQ3,Q4を使用して、配線Wsig1の断線を検出することができる構成となっている。
<検査処理>
次に、図3を用いて、検査処理のフローチャートについて説明する。例えば、レーザプリンタ1の電源がオンされることに応じて、制御部80は検査処理を開始する。まず、制御部80はポートP2を入力とする通常モードにおいて、PWM信号をポートP1から出力し、帯電電圧生成回路101を動作させる(S1)。次に、ポートP2を出力とする検出モードに切替え、ポートP2からハイレベルのテスト信号Sigtを出力する(S9)。これにより、配線Wsig1にハイレベルの電圧が印加される。上記したように、配線Wsig1にハイレベルの電圧が印加されると、配線Wsig1が断線していない場合には、制限回路104により帯電電圧生成回路101の出力が制限され、検出電圧FBは接地電圧付近となる。次に、制御部80はAD値が閾値以上であるか否かを判断する(S11)。制御部80はAD値が閾値以上でないと判断することに応じて(S11:NO)、制限回路104により帯電電圧生成回路101の出力は制限されているため、配線Wsig1の断線は発生しておらず、正常であると判断し(S13)、処理を終了する。一方、制御部80はAD値が閾値以上であると判断することに応じて(S11:YES)、制限回路104にハイレベルのテスト信号Sigtが入力されていないと判断し、配線Wsig1が断線していると判断し(S15)、処理を終了する。ステップS9,S11を実行することにより、配線Wsig1が断線しているのか否かを切り分けることができる。
尚、ステップS13後に検査処理を終了した場合にレーザプリンタ1は、例えば、印刷ジョブに応じて画像形成処理を行える待機状態となる。一方、ステップS15後に検査処理を終了した場合には、画像形成処理を実行するべきでないため、レーザプリンタ1は、例えば、レーザプリンタ1が備える表示部に断線等の異常が生じた旨のエラー表示を行い、ユーザに報知する。
また、上記では、ポートP2と異常放電検出回路103とを接続する経路は、実装基板に形成された配線Wsig1であるとして説明したが、経路が例えば抵抗および容量などの電子素子などを含んで構成された場合にも、同様に経路の異常を検出することができる。また、経路の異常として、断線を例示したが、断線以外の異常も検出することができる。例えば、配線が高抵抗となる、他配線との短絡、ASIC90の各ポートの破壊、回路部100を構成している各電子素子の端子の破壊、ポートあるいは端子と配線とが高抵抗で接続される、あるいは接続されないなどの接続不良などである。この場合においても、制限回路104はテスト信号Sigtを受け取ることができないため、FB回路102からロウレベルの検出電圧FBは出力されず、経路に異常かあるか否かを判断することができる。
ここで、ポートP2は入出力ポートの一例であり、ポートP3は入力ポートの一例である。異常放電検出回路103は状態検出回路の一例である。帯電電圧生成回路101、FB回路102、制限回路104、および配線Wfbは出力回路の一例である。配線Wsig1は経路の一例である。また、ステップS9は第1ステップの一例であり、ステップS11は第2ステップの一例である。また、ポートP1は出力ポートの一例であり、FB回路102は帯電電圧検出回路の一例であり、検出電圧FBは第3信号の一例であり、PWM信号は制御信号の一例である。また、異常放電が発生していない状態は第1の状態の一例であり、異常放電が発生している状態は第2の状態の一例であり、ハイレベルのテスト信号Sigtは第1信号の一例であり、ロウレベルの検出電圧FBは第2信号の一例である。また、異常放電に伴う過電流は、異常電流の一例である。
以上、上記した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
配線Wsig1に例えば断線などの異常がある場合には、ハイレベルであるテスト信号SigtがポートP2から出力されても、制限回路104へ入力されない。このため、FB回路102はロウレベルである検出電圧FBを制御部80のポートP3へ出力することができない。これにより、検出モードのステップS11において、制御部80はポートP3に入力される信号がロウレベルである検出電圧FBでない場合、配線Wsig1に異常があると判断することができる。一方、検出モードのステップS11において、制御部80はポートP3に入力される信号がロウレベルである検出電圧FBである場合、制限回路104および帯電電圧生成回路101は正常に動作していると判断することができる。検出モードにおいては、配線Wsig1だけでなく、ポートP2から、配線Wsig1、制限回路104、帯電電圧生成回路101、FB回路102、ポートP3までを含む広範囲の異常を検出することとなる。複数の回路ブロックを有する回路部100において、広い範囲の異常を検出することができる。
また、ASIC90および回路部100に含まれる回路は画像形成に必要な既存の回路である。既存の回路を用いて、異常の検出をすることができる。
また、ステップS1において、PWM信号により帯電電圧生成回路101を動作させた状態とすることにより、配線Wsig1に異常がない場合には、ハイレベルのテスト信号Sigtにより制限回路104が動作し、帯電電圧生成回路101の出力が制限される。また、配線Wsig1に異常がある場合には、ハイレベルのテスト信号Sigtが制限回路104に入力されないため、帯電電圧生成回路101の出力が制限されない。制御部80は、AD値が閾値以上である場合には、帯電電圧生成回路101の出力が制限されていないと判断し、配線Wsig1に異常があると判断することができる。
<第2実施形態>
次に、図4に基づき、第2実施形態に係るレーザプリンタ1の電気的構成について説明する。尚、第1実施形態と同じ構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
制御部80(図2)に含まれるASIC90は、検出回路292、テスト回路293、AD変換回路94、トランジスタQ1〜Q4、ポートP3,P4などを含む。回路部100は、帯電電圧生成回路101、FB回路102、カバーOPENスイッチ105、カバーOPEN検出回路106、ダイオードD21などを含む。ポートP4は入出力ポートである。尚、図3において、制御部80、CPU81、ROM82、RAM83の記載は省略している。
ASIC90およびカバーOPEN検出回路106に含まれるコンデンサC21および抵抗R21は実装基板201に実装されている。また、カバーOPEN検出回路106に含まれるフォトカプラPC21、カバーOPENスイッチ105、帯電電圧生成回路101、FB回路102、およびダイオードD21は実装基板203に実装されている。実装基板201と実装基板203とはコネクタ202により電気的に接続されており、配線Wsig21および配線Wfbは、実装基板201、コネクタ202、および実装基板203に実装されている。
第1実施形態の検出回路92およびテスト回路93と同様に、検出回路292およびテスト回路293は相補的に動作する。ポートP4を入力とする通常モードにおいては、検出回路292はポートP4、トランジスタQ1,Q2を介して、ハイレベルまたはロウレベルの後述する検出信号Sigbを受け取る。ポートP4を出力とする検出モードにおいては、テスト回路293は、トランジスタQ3,Q4、ポートP4を介してハイレベルのテスト信号Sigtを出力する。
検出回路292はトランジスタQ1,Q2の接続点に接続されている。テスト回路293はトランジスタQ3,Q4のゲートに接続されている。トランジスタQ1,Q2のゲートおよび、トランジスタQ3,Q4の接続点はポートP4に接続されている。
カバーOPEN検出回路106はフロントカバー2aが開放された場合には、ハイレベルの検出信号SigbをポートP4に出力し、フロントカバー2aが閉じられている場合には、ロウレベルの検出信号SigbをポートP4に出力する。このため、ポートP4にハイレベルの検出信号Sigbが入力された場合には、検出回路292にはトランジスタQ1,Q2で反転されたロウレベルの信号が入力されるため、制御部80はフロントカバー2aが開放されたと判断することができる。一方、ポートP4にロウレベルの検出信号Sigbが入力された場合には、検出回路92にはトランジスタQ1,Q2で反転されたハイレベルの信号が入力されるため、制御部80はフロントカバー2aが開放されていないと判断することができる。以下、詳述する。
カバーOPENスイッチ105は、フロントカバー2aの開閉に連動してオン・オフする接点を備える。カバーOPEN検出回路106とポートP4とは、配線Wsig21を介して接続されている。カバーOPEN検出回路106は、フォトカプラPC21、コンデンサC21、および抵抗R21などを含む。フォトカプラPC21は電源電圧VCC2に接続されるフォトトランジスタPT21、およびカバーOPENスイッチ105のオン・オフに連動して点灯・消灯するフォトダイオードPD21を含む。コンデンサC21および抵抗R21は配線Wsig21と接地電圧間に接続されている。フロントカバー2aが開放されると、カバーOPENスイッチ105およびフォトトランジスタPT21がオンし、配線Wsig21の電圧は電源電圧VCC2付近となり、検出信号Sigbはハイレベルとなる。一方、フロントカバー2aが閉じられると、カバーOPENスイッチ105およびフォトトランジスタPT21がオフし、配線Wsig21には抵抗R21を介しての接地電圧が印加され、検出信号Sigbはロウレベルとなる。
帯電電圧生成回路101およびFB回路102は第1実施形態と同様の構成である。ここで、FB回路102の抵抗R3,R4(図2)の接続点が出力端子O102である。出力端子O102とポートP3とは配線Wfbを介して接続されている。ダイオードD21のアノードは配線Wsig21に接続され、カソードは配線Wfbに接続されている。
制御部80は第1実施形態と同様に、配線Wsig21に、例えば断線などの異常があるか否かを検査するための検査処理を実行する。制御部80は例えば、レーザプリンタ1の電源がオンされると、ポートP4を出力とする検出モードとし、ポートP4からハイレベルのテスト信号Sigtを出力する。詳しくは、テスト回路293からロウレベルの信号を出力する。これにより、トランジスタQ3,Q4で反転されて、ポートP4からはハイレベルのテスト信号Sigtが出力される。次に、制御部80はポートP3から取得した検出電圧FBをAD変換回路94にてデジタル変換した値であるAD値を取得し、AD値が閾値以上であるか否かを判断する。配線Wsig21が断線していない場合、ダイオードD21を介して、配線Wfbへハイレベルの電圧が印加され、AD値は閾値以上となる。従って、制御部80はAD値が閾値以上であると判断することに応じて、配線Wsig21は断線しておらず正常であると判断し、処理を終了する。一方、制御部80はAD値が閾値以上でないと判断することに応じて、配線Wsig21は断線していると判断し、処理を終了する。
尚、検査処理は、フロントカバー2aが閉じられている状態で実行される。詳しくは、ポートP4にロウレベルの検出信号Sigbが入力されており、フロントカバー2aは開放されていないと制御部80が判断した場合に、検査処理を実行する。これにより、フォトカプラPC21を介する電源電圧VCC2から配線Wsig21への電流経路が遮断された状態で検査処理は実行されるため、ポートP3への電流経路はポートP4からの電流経路に限定される。これにより、検査処理において、制御部80は異常があるか否かを確実に判断することができる。一方、フロントカバー2aが開放された場合には、フォトトランジスタPT21およびダイオードD21を介して、ポートP3へはハイレベルの電圧が印加される。しかし、フロントカバー2aが開放されると、安全のため、帯電電圧生成回路101の出力は制限される。このため、制御部80は帯電電圧CHGを制御するために検出電圧FBを取得する必要はなく、ポートP3へはハイレベルの電圧が印加されても、誤って帯電電圧CHGの制御が実行されるおそれはない。
実装基板201と実装基板203とはコネクタ202で接続されている。このため、コネクタ202の接続不良が発生する場合がある。そこで、ダイオードD21をASIC90が実装されていない実装基板203に実装することにより、ポートP4から出力されたハイレベルのテスト信号Sigtはコネクタ202を通過することになる。これにより、コネクタ202の接続状態を含めて検査することができる。
尚、カバーOPENスイッチ105、カバーOPEN検出回路106、帯電電圧生成回路101、FB回路102は、レーザプリンタ1が画像形成を実行するために備えている構成である。第2実施形態に係る回路部100では、既存の回路構成にダイオードD21を追加した構成となっている。
ここで、ポートP4は入出力ポートの一例であり、ポートP3は入力ポートの一例である。カバーOPEN検出回路106は状態検出回路の一例であり、ダイオードD21および配線Wfbは出力回路の一例である。配線Wsig21は経路の一例である。また、帯電電圧生成回路101は電力生成回路の一例であり、FB回路102は電力検出回路の一例であり、検出電圧FBは第4信号の一例である。フォトトランジスタPT21はスイッチの一例である。また、フロントカバー2aが開放されていない状態は第1の状態の一例であり、フロントカバー2aが開放されている状態は第2の状態の一例であり、ハイレベルのテスト信号Sigtは第1信号の一例であり、ハイレベルの検出電圧FBは第2信号の一例である。
以上、上記した第2実施形態によれば、以下の効果を奏する。
配線Wsig21に例えば断線などの異常がある場合には、ハイレベルであるテスト信号SigtがポートP4から出力されても、ポートP3へ伝達されない。検出モードにおいて、制御部80はポートP3に入力される信号がハイレベルである検出電圧FBでない場合、配線Wsig21に異常があると判断することができる。検出処理においては、配線Wsig21だけでなく、コネクタ202の接続状態を含む、広い範囲の異常を検出することができる。
既存のカバーOPENスイッチ105、カバーOPEN検出回路106、帯電電圧生成回路101、FB回路102に、配線Wsig21とポートP3とを接続するダイオードD21を追加するだけで、配線Wsig21の異常検出することができる。
フロントカバー2aが閉じられた状態ではフォトトランジスタPT21がオフし、カバーOPEN検出回路106から電源電圧VCC2が出力されない状態となる。この状態で、制御部80はポートP4からハイレベルのテスト信号Sigtを出力すると、配線Wsig21に異常がない場合には、閾値以上の電圧がポートP3に入力される。これにより、制御部80は異常を検出することができる。
また、配線Wsig21と配線WfbとをダイオードD21を介して接続することにより、FB回路102からポートP4への電流を制限することができる。FB回路102からの信号を遮断することにより、ポートP4を入力とする通常モードにおいて、制御部80はカバーOPEN検出回路106からの検出信号Sigbのみを受け取ることができ、カバーOPENに係る誤判断を抑制することができる。
また、実装基板203にダイオードD21を実装することにより、ポートP4からダイオードD21までの経路と、ダイオードD21からポートP3までの経路とにコネクタ202が含まれる。これにより、検出処理において、配線Wsig21の異常だけでなく、コネクタ202の接続状態を含めて異常を検出することができる。
<第3実施形態>
次に、図5に基づき、第3実施形態に係るレーザプリンタ1の電気的構成について説明する。尚、第1実施形態および第2実施形態と同じ構成については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
制御部80(図2)に含まれるASIC90は、検出回路292、テスト回路293、検出回路392、トランジスタQ1〜Q4、ポートP4,P5などを含む。回路部100は、カバーOPEN検出回路106,108、カバーOPENスイッチ105,107、およびダイオードD31などを含む。ポートP4は入出力ポートである。尚、図5において、制御部80、CPU81、ROM82、RAM83の記載は省略している。
検出回路392はトランジスタQ5,Q6の接続点に接続されている。トランジスタQ5は例えばPMOSFETであり、トランジスタQ6は例えば、NMOSFETである。トランジスタQ5,Q6は電源電圧VDDと接地電圧間に直列接続されて、インバータ回路を構成している。トランジスタQ5,Q6のゲートはポートP5に接続されている。
カバーOPENスイッチ107およびカバーOPEN検出回路108は夫々カバーOPENスイッチ105およびカバーOPEN検出回路106と同様に動作する。カバーOPENスイッチ107はリアカバー2bが開放された場合には、ハイレベルの検出信号SigcをポートP5に出力し、リアカバー2bが閉じられている場合には、ロウレベルの検出信号SigcをポートP5に出力する。
カバーOPEN検出回路108の出力端子O108とポートP5とは配線Wsig31を介して接続されている。ダイオードD31のアノードは配線Wsig21に接続され、カソードは配線Wfbに接続されている。
制御部80は第1実施形態と同様に、配線Wsig21に、例えば断線などの異常があるか否かを検査するための検査処理を実行する。制御部80は例えば、レーザプリンタ1の電源がオンされると、ポートP4を出力とする検出モードとし、ポートP4からハイレベルのテスト信号Sigtを出力する。次に、制御部80はポートP5から取得した検出信号Sigcの電圧値が閾値以上であるか否かを判断する。配線Wsig21が断線していない場合、ダイオードD31を介して、配線Wsig31へハイレベルの電圧が印加され、トランジスタQ5,Q6で反転され、ロウレベルの信号が検出回路392へ印加される。従って、制御部80は信号の電圧値が閾値以下であると判断することに応じて、配線Wsig21は断線しておらず正常であると判断し、処理を終了する。一方、制御部80は検出回路392に入力される信号の電圧値が閾値以下でないと判断することに応じて、配線Wsig21は断線していると判断し、処理を終了する。尚、検査処理は、フロントカバー2aおよびリアカバー2bが閉じられている状態で実行される。詳しくは、ポートP4にロウレベルの検出信号Sigbが入力されており、ポートP5にロウレベルの検出信号Sigcが入力されており、フロントカバー2aおよびリアカバー2bが開放されていないと制御部80が判断した場合に、検査処理を実行する。これにより、フォトカプラPC21を介する電源電圧VCC2から配線Wsig21への電流経路、およびフォトカプラPC31を介する電源電圧VCC2から配線Wsig31への電流経路が遮断された状態で検査処理は実行されるため、ポートP5への電流経路はポートP4からの電流経路に限定される。これにより、検査処理において、制御部80は異常があるか否かを確実に判断することができる。
ここで、ポートP4は入出力ポートの一例であり、ポートP5は入力ポートの一例である。カバーOPEN検出回路106は状態検出回路の一例であり、ダイオードD31および配線Wsig31は出力回路の一例である。配線Wsig21は経路の一例である。また、フロントカバー2aは第1の筺体カバーの一例であり、リアカバー2bは第2の筺体カバーの一例である。また、カバーOPEN検出回路108は第2の状態検出回路の一例である。また、フロントカバー2aが開放されていない状態は第1の状態の一例であり、フロントカバー2aが開放されている状態は第2の状態の一例である。また、ハイレベルのテスト信号Sigtは第1信号の一例であり、ハイレベルの検出信号Sigcは第2信号の一例であり、検出信号Sigcは第2検出信号の一例である。
以上、上記した第3実施形態によれば、以下の効果を奏する。
配線Wsig21に例えば断線などの異常がある場合には、ハイレベルであるテスト信号SigtがポートP4から出力されても、ポートP5へ伝達されない。検出モードにおいて、制御部80はポートP5に入力される信号がハイレベルでない場合、配線Wsig21に異常があると判断することができる。
また、既存のカバーOPEN検出回路106,カバーOPEN検出回路108に、配線Wsig21とポートP5とを接続するダイオードD31を追加するだけで、配線Wsig21の異常検出することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、電力生成回路として、帯電電圧生成回路101を例示したが、これに限定されない。例えば、転写ローラ55のローラ軸への電力を生成する回路、レーザプリンタ1が備える例えば送風用のファンへの電力を生成する回路などを適用することができる。
また、状態検出回路として、異常放電検出回路103、カバーOPEN検出回路106を例示したが、これに限定されず、例えば給紙トレイ11における用紙Pの有無を検出する回路、搬送経路Rにおける用紙PのJAM発生の有無を検出する回路、DC−DCコンバータの出力電力の異常を検出する検出回路などを適用することができる。
また、ポートP3には帯電電圧CHGを検出するFB回路102が接続されていると説明したが、これに限定されない。例えば、放電時にグリッド部32bに流れるグリッド電流を検出するためのFB回路、現像ローラ33fのローラ軸への印加電圧を検出するためのFB回路、転写ローラ55のローラ軸に流れる転写電流を検出するためのFB回路が接続される構成としても良い。第1実施形態においては、グリッド電流を検出するためのFB回路としても、帯電電圧生成回路101の出力が制限された場合に、グリッド電流が減少するため、同様に検査処理を実行することができる。
また、回路構成は実施形態に限定されず、例えば第1〜第3実施形態に示した回路部100に含まれる回路ブロックを任意に組み合わせることができる。例えば、図2に示す第1実施形態に係る回路部100で、制限回路104が無い場合には、配線Wsig1と配線Wfbとを例えばダイオードで接続して構成しても良い。
また、例えば配線Wsig21である経路と例えばポートP3である入力ポートとを接続する電子素子として、ダイオードD21を例示したが、ダイオードに限定されず、例えば抵抗、トランジスタなどの他の電子素子でも良い。
また、図4に示す第2実施形態に係る回路部100で、ダイオードD21は実装基板203に実装されていると説明したが、実装基板201に実装されている構成としても良い。
また、検査処理は、レーザプリンタ1の電源がオンされることに応じて実行されると説明したが、例えば、出荷時の検査において実行しても良い。
また、画像形成装置として4色のトナーを用いるカラーのレーザプリンタ1を例示したが、1色のトナーを用いるモノクロのレーザプリンタ、インクを用いるインクジェットプリンタ、および、プリンタとともにスキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能等を備える所謂複合機などにも適用することができる。
また、実施形態では、制御部80がCPU81およびASIC90を備える場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。複数のCPUを備えてもよいし、ASICだけで構成されてもよい。
また、トランジスタTr1〜Tr4をバイポーラトランジスタ、トランジスタQ1〜Q6をMOSFETと説明したが、これに限定されるものではない。例えば、トランジスタTr1〜Tr4をMOSFET、トランジスタQ1〜Q6をバイポーラトランジスタとしても良い。また、例えば、カバーOPEN検出回路106はフロントカバー2aが開放された場合には、ハイレベルの検出信号Sigbを出力し、フロントカバー2aが閉じられている場合には、ロウレベルの検出信号Sigbを出力すると説明したが、電圧レベルを限定するものではない。フロントカバー2aが開放された状態と、閉じられた状態とで例えば異なる電圧レベルを出力する構成であると良い。
また、帯電電圧は正電圧であり、転写電圧は負電圧を説明したが、帯電電圧が負電圧であり、転写電圧は正電圧であっても良い。
1 レーザプリンタ
2a フロントカバー
2b リアカバー
31 感光体ドラム
32 帯電器
32a 帯電ワイヤ
80 制御部
81 CPU
90 ASIC
100 回路部
101 帯電電圧生成回路
102 FB回路
103 異常放電検出回路
104 制限回路
106、108 カバーOPEN検出回路
201、203 実装基板
P1、P2、P3、P4、P5 ポート
Wsig1、Wfb、Wsig21、Wsig31 配線
D21、D31 ダイオード
PT21 フォトトランジスタ
O102、O108 出力端子
Siga、Sigb、Sigc 検出信号
Sigt テスト信号

Claims (14)

  1. 入出力ポートおよび入力ポートを有する制御部と、
    第1の状態と第2の状態とで異なる検出信号を出力する状態検出回路と、
    前記入出力ポートと前記状態検出回路とを接続する経路と、
    前記経路および前記入力ポートに接続され、前記入出力ポートから第1信号が入力されると前記入力ポートに第2信号を出力する出力回路と、を備え、
    前記制御部は、
    前記入出力ポートを入力とする通常モードにおいて、前記状態検出回路により前記入出力ポートに入力される前記検出信号に基づいて、前記第1の状態および前記第2の状態の何れであるかを判断するとともに、
    前記入出力ポートを出力とする検出モードにおいて、前記入出力ポートから前記第1信号を出力する第1ステップと、
    前記検出モードにおいて、前記出力回路を介して前記入力ポートに入力される信号が前記第2信号でないとき前記経路に異常があると判断し、前記出力回路を介して前記入力ポートに入力される信号が前記第2信号であるとき前記経路に異常がないと判断する第2ステップと、を実行することを特徴とする検出回路。
  2. 感光体を帯電させる帯電器を備え、
    前記出力回路は、
    前記帯電器に給電する帯電電圧を生成する帯電電圧生成回路、および前記帯電器に異常電流が流れることに応じて前記帯電電圧生成回路の出力を制限させる制限回路を有し、
    前記第1信号が入力されると前記制限回路に前記帯電電圧生成回路の出力を制限させて第2信号を出力し、
    前記状態検出回路は、
    前記帯電器に前記異常電流が流れない状態を前記第1の状態とし、前記帯電器に前記異常電流が流れる状態を前記第2の状態とすることを特徴とする請求項1に記載の検出回路を含む画像形成装置。
  3. 前記出力回路は、
    前記帯電電圧生成回路からの出力電圧に基づき第3信号を前記入力ポートに出力する帯電電圧検出回路を有し、
    前記制御部は、出力ポートを有し、
    前記通常モードにおいて、入力される前記第3信号に基づいて、前記出力ポートから前記帯電電圧生成回路へ制御信号を出力し、
    前記帯電電圧生成回路は前記制御信号に応じた前記帯電電圧を出力することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第2ステップにおいて、
    前記制御信号を出力し、
    前記入力ポートに入力される信号の電圧値が閾値以上である場合に、前記経路に異常があると判断することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 電力を生成する電力生成回路と、
    出力端子を有し、前記電力生成回路からの出力電力に基づき第4信号を前記出力端子から出力する電力検出回路と、を備え、
    前記出力回路は、
    前記電力検出回路の前記出力端子に接続され、前記通常モードにおいて、前記第4信号を前記入力ポートへ伝えることを特徴とする請求項1に記載の検出回路を含む画像形成装置。
  6. 感光体を帯電させる帯電器を備え、
    前記電力生成回路は、
    前記帯電器に給電する帯電電圧を生成することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 筺体カバーを備え、
    前記状態検出回路は、
    前記筺体カバーが開放されていない状態を前記第1の状態とし、前記筺体カバーが開放されている状態を前記第2の状態とすることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、
    前記通常モードにおいて、前記第1の状態であると判断した場合に、前記第1ステップおよび前記第2ステップを実行することを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 第1の筺体カバーと、
    第2の筐体カバーと、
    前記状態検出回路とは異なる第2の状態検出回路と、を備え、
    前記状態検出回路は、
    前記第1の筺体カバーが開放されていない状態を前記第1の状態とし、前記第1の筺体カバーが開放されている状態を前記第2の状態とし、
    前記第2の状態検出回路は、出力端子を有し、
    前記第2の筺体カバーが開放されていない状態と、前記第2の筺体カバーが開放されている状態とで異なる第2検出信号を前記出力端子から出力し、
    前記出力回路は、
    前記第2の状態検出回路の前記出力端子に接続され、前記通常モードにおいて、前記第2検出信号を前記入力ポートへ伝えることを特徴とする請求項1に記載の検出回路を含む画像形成装置。
  10. 前記制御部は、
    前記通常モードにおいて、前記第1の状態であると判断し、かつ、前記第2検出信号に基づいて前記第2の筺体カバーが開放されていない状態であると判断した場合に、前記第1ステップおよび前記第2ステップを実行することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記出力回路は、前記経路と、前記入力ポートとを電子素子を介して接続することを特徴とする請求項5乃至請求項10の何れかに記載の画像形成装置。
  12. 前記状態検出回路は、電源電圧と接地電圧との間に直列接続されるスイッチおよび抵抗を有し、
    前記第1の状態において、前記スイッチがオフすることにより接地電圧および電源電圧の何れか一方の信号を出力し、前記第2の状態において、前記スイッチがオンすることにより接地電圧および電源電圧の何れか他方の信号を出力し、
    前記制御部は、
    前記第1ステップおよび前記第2ステップを前記第1の状態で実行し、
    前記第1ステップにおいて、前記第1信号を前記接地電圧および電源電圧の何れか他方とし、
    前記第2ステップにおいて、前記入力ポートに入力される信号が、閾値と前記接地電圧および電源電圧の何れか他方の電圧値との範囲にある場合に、前記経路に異常がないと判断することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記電子素子はダイオードであり、ダイオードのアノードは前記経路に接続されることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部を含む第1実装基板と、
    前記状態検出回路を含む第2実装基板と、を備え、
    前記ダイオードは前記第2実装基板に含まれることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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