JP6596985B2 - 給紙装置、画像形成装置、障害発生低減方法及びプログラム - Google Patents

給紙装置、画像形成装置、障害発生低減方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、給紙装置、画像形成装置、障害発生低減方法及びプログラムに関する。
従来から、管理装置が、顧客環境に設置された画像形成装置からリモートで情報を収集し、異常を検知すると、検知した異常に基づく報知を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また特許文献1には、管理装置により収集される画像形成装置の情報に、給紙ローラなどの給紙部材の回転数計測値と紙の移動量との比較により求められた、給紙時の給紙部材と紙との滑り量(スリップ量)が含まれることが開示されている。
上述したような従来技術において、滑り量に基づいて給紙部材の異常が検知され、報知が行われても、給紙部材に対する保守が行われるまでの間は、紙詰まりなど給紙部材に基づく障害の発生を低減することはできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、給紙部材に基づく障害の発生を低減することができる給紙装置、画像形成装置、障害発生低減方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる給紙装置は、給紙部材と、前記給紙部材が用紙を給紙した際の滑り量を算出する算出部と、前記滑り量が第1の閾値を超えているか否かを判定する第1の判定部と、前記滑り量が前記第1の閾値を超えている場合、通常状態から前記給紙部材に基づく障害の発生を低減させる特殊状態に移行させる移行部と、を備え、前記給紙部材に基づく障害は、紙詰まりであり、前記給紙部材に前記用紙を給紙させる給紙制御部と、給紙された前記用紙が搬送される搬送路上で前記用紙を検知する第3の検知部と、前記用紙の給紙開始タイミングから前記第3の検知部により検知されるまでの第3の時間が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する第2の判定部と、を更に備え、前記給紙制御部は、前記特殊状態では、前記通常状態よりも給紙間隔を長くして、前記給紙部材に前記用紙を給紙させ、前記第2の判定部は、前記特殊状態では、前記通常状態よりも前記第2の閾値の値を大きくして、紙詰まりを判定する
本発明によれば、給紙部材に基づく障害の発生を低減することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の印刷装置の機械的構成の一例を示す模式図である。 図2は、本実施形態の印刷装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態の印刷装置のハードウェア構成のうちの給紙コロの駆動に関わるハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態の印刷装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施形態の給紙コロの摩擦係数μとモータの駆動電圧との関係の一例の説明図である。 図6は、本実施形態の特殊モードに移行した旨の通知画面の一例を示す図である。 図7は、本実施形態の保守画面の一例を示す図である。 図8は、本実施形態の保守画面の一例を示す図である。 図9は、本実施形態の保守画面の一例を示す図である。 図10は、本実施形態の印刷装置の通常モード時に実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、本実施形態の印刷装置の特殊モード時に実行される処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる給紙装置、画像形成装置、障害発生低減方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
以下の実施形態では、本発明の給紙装置を電子写真方式の印刷装置に適用した場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではなく、電子写真方式及びインクジェット方式を問わず、印刷装置、スキャナ装置、ファクシミリ装置、複写機、及び複合機(MFP:Multifunction Peripheral)など画像形成装置に適用できる。なお、複合機とは、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する装置である。また本発明の給紙装置は、画像形成装置以外にも、自動販売機など筐体内で給紙(紙送り)を行う装置に適用できる。
図1は、本実施形態の印刷装置10の機械的構成の一例を示す模式図である。図1に示すように、印刷装置10は、給紙トレイ12と、給紙コロ14(給紙部材の一例)と、搬送路15と、分離ローラ対16と、画像形成部18と、定着部40と、用紙センサ42と、用紙センサ44と、搬送センサ46とを、備える。なお図1に示す例では、後述するように、搬送ベルトに沿って各色の作像部が配列されたいわゆるタンデムタイプと称される印刷装置を示しているが、これに限定されるものではない。
給紙トレイ12には、複数の用紙が重ね合わせて収容される。
給紙コロ14は、給紙トレイ12の最上部に位置する用紙Pに当接されており、当接している用紙Pを搬送路15上に給紙する。
分離ローラ対16は、給紙コロ14により2枚以上の用紙が給紙された場合、用紙P以外の用紙を給紙トレイ12に押し戻すことにより、用紙Pを用紙P以外の用紙から分離し、用紙Pのみを搬送路15上で搬送し、画像形成部18へ送る。なお、給紙コロ14及び分離ローラ対16以外のローラなどを用いて搬送路15上で用紙Pを搬送し、画像形成部18へ送るようにしてもよい。
搬送路15上には、用紙Pの搬送方向の上流側から用紙センサ42、用紙センサ44、及び搬送センサ46が配されている。用紙センサ42、用紙センサ44、及び搬送センサ46は、いずれも光センサなどで実現でき、搬送路15上を搬送される用紙P(詳細には、用紙Pの先端)を検知する。
画像形成部18は、分離ローラ対16から送られた用紙Pに画像を形成するものであり、作像部20B、20M、20C、及び20Yと、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)32B、32M、32C、及び32Yと、搬送ベルト34と、駆動ローラ36と、従動ローラ38とを、備える。
作像部20B、20M、20C、及び20Yは、分離ローラ対16から送られた用紙Pを搬送する搬送ベルト34の搬送方向の上流側から作像部20B、20M、20C、及び20Yの順番で搬送ベルト34に沿って配列されている。
作像部20Bは、感光体ドラム22B、並びに感光体ドラム22Bの周囲に配置された帯電器24B、現像器26B、転写器28B、感光体クリーナ(図示省略)、及び除電器30Bを備える。作像部20B及びVCSEL32Bは、感光体ドラム22B上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、及び除電工程)を行うことにより、感光体ドラム22B上にブラックのトナー画像を形成する。
なお、作像部20M、20C、及び20Yは、いずれも作像部20Bと共通の構成要素を備えており、作像部20Mは、作像プロセスを行うことによりマゼンタのトナー画像を形成し、作像部20Cは、作像プロセスを行うことによりシアンのトナー画像を形成し、作像部20Yは、作像プロセスを行うことによりイエローのトナー画像を形成する。このため、以下では、作像部20Bの構成要素についての説明を主に行い、作像部20M、20C、及び20Yの構成要素については、作像部20Bの構成要素の符号に付したBに替えてそれぞれM、C、Yを付すに留め、その説明を省略する。
まず、帯電工程では、帯電器24Bは、回転駆動されている感光体ドラム22Bの外周面を暗中にて一様に帯電する。
続いて、露光工程では、VCSEL32Bは、回転駆動されている感光体ドラム22Bの外周面をブラック画像に応じた照射光で露光し、感光体ドラム22B上にブラック画像に基づく静電潜像を形成する。
続いて、現像工程では、現像器26Bは、感光体ドラム22B上に形成された静電潜像をブラックトナーで現像し、感光体ドラム22B上にブラックのトナー画像を形成する。
続いて、転写工程では、転写器28Bは、感光体ドラム22Bと搬送ベルト34により搬送される用紙Pとが接する転写位置で、感光体ドラム22B上に形成されたブラックのトナー画像を用紙Pに転写する。なお、感光体ドラム22B上には、トナー画像の転写後においても未転写トナーが僅かながら残存する。
続いて、クリーニング工程では、感光体クリーナは、感光体ドラム22B上に残存している未転写トナーを払拭する。
最後に、除電工程では、除電器30Bは、感光体ドラム22B上の残留電位を除電する。そして、作像部20Bは、次回の画像形成を待機する。
搬送ベルト34は、駆動ローラ36と従動ローラ38とに巻回されたエンドレスのベルトであり、分離ローラ対16から送られた用紙Pが静電吸着作用により吸着される。搬送ベルト34は、駆動ローラ36が回転駆動することにより無端移動し、吸着されている用紙Pを作像部20B、20M、20C、20Yの順に搬送する。
そして、搬送ベルト34により搬送される用紙Pには、まず、作像部20Bによりブラックのトナー画像が転写され、続いて、作像部20Mによりマゼンタのトナー画像、作像部20Cによりシアンのトナー画像、作像部20Yによりイエローのトナー画像が重畳して転写される。これにより、用紙P上にフルカラーの画像が形成される。
定着部40は、搬送ベルト34から剥離された用紙Pを加熱及び加圧することにより、作像部20B、20M、20C、及び20Yにより形成されたフルカラーの画像を用紙Pに定着させる。画像が定着された用紙Pは、印刷装置10の外部に排紙される。
なお、図1に示す例では、印刷装置10が1次転写方式を採用している場合について説明したが、これに限定されず、中間転写ベルトなどを用いた2次転写方式を採用してもよい。
図2は、本実施形態の印刷装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、印刷装置10は、コントローラ110とエンジン部(Engine)160とをPCIバスで接続した構成となる。コントローラ110は、印刷装置10の全体の制御、描画、通信、及び操作表示部120からの入力を制御するコントローラである。エンジン部160は、PCIバスに接続可能なエンジンであり、例えば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、又は4ドラムカラープロッタ等のプリンタエンジンである。エンジン部160には、エンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分も含まれる。
コントローラ110は、CPU(Central Processing Unit)111と、ノースブリッジ(NB)113と、システムメモリ(MEM−P)112と、サウスブリッジ(SB)114と、ローカルメモリ(MEM−C)117と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)116と、HDD(Hard Disk Drive)118とを有し、ノースブリッジ(NB)113とASIC116との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス115で接続した構成となる。また、MEM−P112は、ROM(Read Only Memory)112aと、RAM(Random Access Memory)112bとをさらに有する。
CPU111は、印刷装置10の全体制御を行うものであり、NB113、MEM−P112およびSB114からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB113は、CPU111とMEM−P112、SB114、AGPバス115とを接続するためのブリッジであり、MEM−P112に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P112は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM112aとRAM112bとからなる。ROM112aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM112bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB114は、NB113とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB114は、PCIバスを介してNB113と接続されている。
ASIC116は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス115、PCIバス、HDD118およびMEM−C117をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC116は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC116の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C117を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部160との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC116には、PCIバスを介して、ネットワークI/F(インタフェース)130、USB140、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)I/F(インタフェース)150、及びモータ制御装置170が接続される。
MEM−C117は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD118は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGPバス115は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインタフェースであり、MEM−P112に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
図3は、本実施形態の印刷装置10のハードウェア構成のうちの給紙コロ14の駆動に関わるハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
モータ制御装置170は、駆動回路172の動作を制御することで、モータ174の駆動を制御する。例えば、モータ制御装置170は、モータ174を狙いの回転数で回転させるために必要な駆動電圧を算出し、当該駆動電圧を示すPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成して、駆動回路172に出力する。ここで、狙いの回転数は、単位時間当たりの回転数であり、回転速度としてもよい。
これにより、駆動回路172は、モータ174を狙いの回転数で回転させるための電源をモータ174に供給し、モータ174が狙いの回転数で回転する。ここでは、モータ174が狙いの回転数で回転することにより、給紙コロ14が予め定められた回転数で回転するものとする。なお、モータ174の狙いの回転数と給紙コロ14の予め定められた回転数とは、同一であっても異なっていてもよい。
またモータ制御装置170は、モータ174の回転などを検出するエンコーダ176からの検出信号に基づいて、モータ174を狙いの回転数で回転させるためのフィードバック制御を行う。例えば、エンコーダ176は、モータ174の回転位置を検出する毎に、検出信号をモータ制御装置170に出力し、モータ制御装置170は、検出信号をカウントすることで、モータ174の実際の回転数を把握する。そしてモータ制御装置170は、モータ174の実際の回転数をモータ174の狙いの回転数と一致させるように駆動電圧を修正し、修正した駆動電圧を示すPWM信号を生成して、駆動回路172に出力する。
モータ制御装置170は、例えば、CPU、ROM、RAM、及びICなどにより実現できる。本実施形態では、PWM信号の生成やエンコーダ176からの検出信号のカウントをICなどでハードウェア的に行い、駆動電圧の算出や修正をCPU、ROM、及びRAMなどでソフトウェア的に行う場合を想定しているが、これに限定されるものではなく、検出信号のカウントをソフトウェア的に行ってもよいし、駆動電圧の算出や修正をハードウェア的に行ってもよい。
図4は、本実施形態の印刷装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、印刷装置10は、算出部201と、第1の検知部203と、第2の検知部205と、給紙制御部207と、第1の判定部209と、移行部211と、第3の検知部213と、第2の判定部215と、通知部217と、を含む。
算出部201、第1の判定部209、移行部211、及び第2の判定部215は、例えば、CPU111及びMEM−P112などにより実現できる。第1の検知部203、第2の検知部205、第3の検知部213は、それぞれ、例えば、用紙センサ42、用紙センサ44、搬送センサ46などにより実現できる。給紙制御部207は、例えば、モータ制御装置170などにより実現できる。通知部217は、例えば、CPU111、MEM−P112、及びネットワークI/F130などにより実現できる。
給紙制御部207は、給紙コロ14に用紙を給紙させる。具体的には、給紙制御部207は、用紙の給紙開始タイミングになると、給紙コロ14を回転させ、給紙コロ14に用紙を給紙させる。
算出部201は、給紙コロ14が用紙を給紙した際の滑り量(以下、「スリップ量」と称する)を算出する。スリップ量は、例えば、給紙コロ14が用紙を給紙する際に、用紙が給紙コロ14に対してスリップしてしまうことが原因で、給紙コロ14が用紙を搬送できなかった分の搬送量の度合いを直接的又は間接的に示す値とすることができる。
なお、給紙コロ14の外周面は、一般的に、ゴムにより形成されているが、このゴムの摩擦係数μが低下することにより、用紙に対する給紙コロ14の吸着度合いが通常よりも弱くなり、上記のようなスリップが生じてしまう。
算出部201は、例えば、給紙コロ14により用紙が給紙されてから第1の検知部203により検知されるまでの第1の時間、及び用紙が第1の検知部203により検知されてから第2の検知部205により検知されるまでの第2の時間に基づいて、スリップ量を算出する。
具体的には、算出部201は、給紙制御部207から用紙の給紙開始タイミングの通知を受けてから、第1の検知部203から用紙を検知したタイミングの通知を受けるまでの時間を第1の時間として計測する。また例えば、算出部201は、第1の検知部203から用紙を検知したタイミングの通知を受けてから、第2の検知部205から用紙を検知したタイミングの通知を受けるまでの時間を第2の時間として計測する。
そして算出部201は、第1の時間、第2の時間を、それぞれ、給紙コロ14の外周面を形成するゴムの摩擦係数μが低下していない状態(スリップが生じない状態)での第1の時間(以下、「第1の予定時間」と称する)、第2の時間(以下、「第2の予定時間」と称する)と比較し、第1の時間と第1の予定時間との差、及び第2の時間と第2の予定時間との差に基づく値をスリップ量として算出する。なお、第1の予定時間及び第2の予定時間は、例えば、MEM−P112などに記憶されている。
例えば、算出部201は、(第1の時間と第1の予定時間との差)−(第2の時間と第2の予定時間との差)をスリップ量としてもよい。なお、ここでは、第1の時間だけでは、給紙コロ14だけでなく分離ローラ対16での用紙のスリップの影響も含まれてしまうため、給紙コロ14での用紙のスリップの影響を含まずに分離ローラ対16での用紙のスリップの影響を含む第2の時間も用いてスリップ量を算出しているが、スリップ量の算出方法はこれに限定されるものではない。
また例えば、算出部201は、過去に用紙が給紙された際の第1の時間、第2の時間をMEM−P112などに履歴として記憶しておき、今回算出した第1の時間及び履歴として記憶された1以上の第1の時間の平均、並びに今回算出した第2の時間及び履歴として記憶された1以上の第2の時間の平均を算出し、平均の第1の時間、平均の第2の時間を、それぞれ、第1の予定時間、第2の予定時間と比較することで、スリップ量を算出してもよい。
また例えば、算出部201は、過去に用紙が給紙された際の第1の時間、第2の時間をMEM−P112などに履歴として記憶しておき、今回算出した第1の時間及び履歴として記憶された1以上の第1の時間のバラツキ(分散)、並びに今回算出した第2の時間及び履歴として記憶された1以上の第2の時間のバラツキを算出し、第1の時間のバラツキ及び第2の時間のバラツキに基づく値(例えば、第1の時間のバラツキ−第2の時間のバラツキ)をスリップ量として算出してもよい。
また算出部201は、例えば、給紙コロ14を予め定められた回転数で回転させる際のモータ174(駆動源の一例)の駆動電圧及び回転数の少なくともいずれかに基づいて、スリップ量を算出する。
例えば、算出部201は、給紙制御部207から、給紙コロ14を予め定められた回転数で実際に回転させている際の駆動電圧、及び給紙コロ14の外周面を形成するゴムの摩擦係数μが低下していない状態(スリップが生じない状態)において給紙コロ14を予め定められた回転数で回転させた際の駆動電圧(以下、「予定駆動電圧」と称する)を取得し、予定駆動電圧−駆動電圧をスリップ量とする。なお、予定駆動電圧は、例えば、給紙制御部207が予め保持している。
これは、図5に示すように、給紙コロ14の外周面を形成するゴムの摩擦係数μが低い方が、モータ174の回転負荷が小さくなり、駆動電圧が小さくなるためである(図5に示す例では、摩擦係数μ1>摩擦係数μ2)。
つまり、給紙コロ14の外周面を形成するゴムの摩擦係数μが低下するほど、用紙が実際にスリップする量が大きくなるとともに、予定駆動電圧−駆動電圧の値も大きくなるため、予定駆動電圧−駆動電圧をスリップ量としている。
また例えば、算出部201は、給紙制御部207から、給紙コロ14を予め定められた駆動電圧で実際に回転させている際のモータ174の回転数、及び給紙コロ14の外周面を形成するゴムの摩擦係数μが低下していない状態(スリップが生じない状態)においてモータ174を予め定められた駆動電圧で回転させた際の回転数(以下、「予定回転数」と称する)を取得し、モータ174の回転数−予定回転数をスリップ量とする。なお、予定回転数は、例えば、給紙制御部207が予め保持している。
これは、給紙コロ14の外周面を形成するゴムの摩擦係数μが低い方が、モータ174の回転負荷が小さくなり、回転数が大きくなるためである。
つまり、給紙コロ14の外周面を形成するゴムの摩擦係数μが低下するほど、用紙が実際にスリップする量が大きくなるとともに、モータ174の回転数−予定回転数の値も大きくなるため、モータ174の回転数−予定回転数をスリップ量としている。
第1の判定部209は、算出部201により算出されたスリップ量が第1の閾値を超えているか否かを判定する。
移行部211は、第1の判定部209によりスリップ量が第1の閾値を超えていると判定された場合、通常状態(以下、「通常モード」と称する)から給紙コロ14に基づく障害の発生を低減させる特殊状態(以下、「特殊モード」と称する)に移行させる。ここで、給紙コロ14に基づく障害は、例えば、紙詰まり(以下、「給紙ジャム」と称する場合がある)が挙げられる。
通知部217は、第1の判定部209によりスリップ量が第1の閾値を超えていると判定された場合、給紙コロ14の保守が必要である旨を通知する。
通知部217は、例えば、給紙コロ14の保守が必要である旨を操作表示部120や印刷装置10と接続された(ネットワークを介した接続含む)PC(Personal Computer)などに表示することで、給紙コロ14の保守が必要である旨をユーザに通知する。また例えば、通知部217は、印刷装置10の給紙コロ14の保守が必要であることを示す情報を印刷装置10の保守サービスを請け負う保守業者などが運営する管理サーバに送信することで、給紙コロ14の保守が必要である旨を保守業者に通知する。これにより、ユーザや保守業者は、給紙コロ14の保守が必要であることを把握できる。
また通知部217は、移行部211により特殊モードに移行された場合、特殊モードに移行した旨を更に通知する。通知部217は、例えば、図6に示すように、特殊モードに移行した旨を操作表示部120や印刷装置10と接続された(ネットワークを介した接続含む)PCなどに表示することで、特殊モードに移行した旨をユーザに通知する。また例えば、通知部217は、印刷装置10が特殊モードに移行したことを示す情報を印刷装置10の保守業者などが運営する管理サーバに送信することで、印刷装置10が特殊モードに移行した旨を保守業者に通知してもよい。特殊モードに移行した場合、後述するように、印刷装置10の動作が通常モード時と変化するが、ユーザは、印刷装置10の動作が変化した原因が特殊モードに移行したためであることを把握でき、ユーザから保守業者に対する不要な問い合わせなどを防止できる。
なお、通知部217は、給紙コロ14の保守が必要である旨の通知、及び印刷装置10が特殊モードに移行した旨の通知を併せて行うようにしてもよい。
第2の判定部215は、用紙の給紙開始タイミングから第3の検知部213により検知されるまでの第3の時間(以下、「紙詰まり判定時間」と称する)が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する。具体的には、第2の判定部215は、給紙制御部207から用紙の給紙開始タイミングの通知を受けてから、第3の検知部213から用紙を検知したタイミングの通知を受けるまでの時間を紙詰まり判定時間として計測し、第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する。
ここで、特殊モードの場合、例えば、給紙制御部207は、通常モードよりも給紙間隔を長くして、給紙コロ14に用紙を給紙させ、第2の判定部215は、通常モードよりも第2の閾値の値を大きくして、紙詰まりを判定してもよい。
このように給紙間隔を長くすれば、用紙の搬送時間にマージンを持たせることができるため、スリップに伴う用紙の搬送遅れの影響を吸収できる。また、第2の閾値の値を通常モードよりも大きくすれば、スリップに伴う用紙の搬送遅れが生じても、紙詰まりと判定されにくくすることができる。これにより、給紙コロ14に対する保守が行われるまでの間においても、紙詰まりの発生を低減することができる。
また、特殊モードの場合、例えば、給紙制御部207は、通常モードよりも給紙開始タイミングを早めて、給紙コロ14に用紙を給紙させ、第2の判定部215は、紙詰まり判定時間を、通常モードでの給紙開始タイミングから第3の検知部213により検知されるまでの時間として、紙詰まりを判定してもよい。
つまり、特殊モードの場合、給紙制御部207は、通常モードよりも給紙開始タイミングを早めて、給紙コロ14に用紙を給紙させ、通常モードでの給紙開始タイミングになると第2の判定部215に給紙開始タイミングを通知し、第2の判定部215は、紙詰まり判定時間を計測し、紙詰まりを判定する。
このように給紙開始タイミングを早くすれば、用紙の搬送時間にマージンを持たせることができるため、スリップに伴う用紙の搬送遅れの影響を吸収できる。また、紙詰まり判定時間の計測を、実際に用紙を給紙したタイミングよりも遅いタイミングで開始すれば、スリップに伴う用紙の搬送遅れが生じても、紙詰まりと判定されにくくすることができる。これにより、給紙コロ14に対する保守が行われるまでの間においても、紙詰まりの発生を低減することができる。特にこの場合、給紙間隔、即ち、紙間を通常モードと同様の間隔にできるため、給紙コロ14に対する保守が行われるまでの間においても、印刷物の生産性を落とさずに、紙詰まりの発生を低減することができる。
また、特殊モードの場合、例えば、給紙制御部207は、通常モードよりもモータ174の回転を速めて、給紙コロ14に用紙を給紙させてもよい。
このようにモータ174の回転を速くすれば、通常モードよりも用紙の給紙速度を速くできるため、スリップに伴う用紙の搬送遅れの影響を相殺できる。そして、スリップに伴う用紙の搬送遅れが生じても、スリップに伴う用紙の搬送遅れの影響が相殺されれば、紙詰まりと判定されにくくすることができる。特にこの場合、給紙間隔、即ち、紙間を通常モードと同様の間隔にできるため、給紙コロ14に対する保守が行われるまでの間においても、印刷物の生産性を落とさずに、紙詰まりの発生を低減することができる。
ここで、移行部211及び通知部217について再度説明する。
移行部211は、第1のユーザ操作に基づいて、特殊モードから、給紙コロ14の保守を行わせる保守状態(以下、「保守モード」と称する)に移行させる。
第1のユーザ操作は、特殊モードから保守モードに移行させるために、ユーザが操作表示部120や印刷装置10と接続された(ネットワークを介した接続含む)PC上で行う操作である。例えば、第1のユーザ操作は、図6に示す特殊モードに移行した旨を示す画面において、保守モードボタン301を押下する操作などが挙げられるが、これに限定されるものではない。
保守モードは、例えば、粘着性のクリーニングシートを給紙コロ14に給紙させることで、給紙コロ14の外周面を形成するゴムの摩擦係数μを増加(回復)させるという保守を行うモードなどが挙げられるが、これに限定されるものではない。
給紙コロ14の外周面を形成するゴムの摩擦係数μの低下の原因は、一般的に、給紙コロ14の外周面を形成するゴムに紙粉、炭酸カルシウム(用紙に含まれる)、トナー、及びゴミなどが付着することや、給紙コロ14の外周面を形成するゴムの劣化などである。このため、粘着性のクリーニングシートを給紙コロ14に給紙させることで、給紙コロ14の外周面を形成するゴムに付着した紙粉、炭酸カルシウム、トナー、及びゴミを吸着するとともに、給紙コロ14の外周面を形成するゴムに粘性を与えることで、給紙コロ14の外周面を形成するゴムの摩擦係数μを増加させることができる。
通知部217は、例えば、図6に示す画面において、保守モードボタン301を押下する操作が行われると、図7に示すように、クリーニングシートを給紙トレイ12にセットさせる旨を示す画面を、操作表示部120や印刷装置10と接続された(ネットワークを介した接続含む)PCに表示する。
そして、OKボタン311を押下する操作が行われると、給紙制御部207は、給紙コロ14にクリーニングシートを給紙させる。なお、クリーニングシートは粘着性であるため、感光体ドラム22B、22M、22C、及び22Yや定着部40を通過させてしまうと、感光体ドラム22B、22M、22C、及び22Yや定着部40にダメージを与えてしまい、故障を招く恐れがある。このため、保守モードでは、給紙制御部207は、第3の検知部213からクリーニングシートを検知したタイミングの通知を受けると、クリーニングシートの搬送を停止させる。これにより、給紙制御部207は、画像形成部18の手前でクリーニングシートの搬送を停止できる。
給紙制御部207によりクリーニングシートの搬送が停止されると、通知部217は、図8に示すように、印刷装置10のカバーを開き、クリーニングシートを取り除かせる旨を示す画面を、操作表示部120や印刷装置10と接続された(ネットワークを介した接続含む)PCに表示する。
そして通知部217は、印刷装置10からクリーニングシートが取り除かれると、図9に示すように、給紙コロ14のクリーニング(保守)が終了した旨を示す画面を、操作表示部120や印刷装置10と接続された(ネットワークを介した接続含む)PCに表示する。なお、クリーニングシートが取り除かれたか否かは、第3の検知部213からクリーニングシートを検知しているか否かの通知により判別できる。
移行部211は、第2のユーザ操作に基づいて、保守モードから通常モードに移行させる。第2のユーザ操作は、保守モードから通常モードに移行させるために、ユーザが操作表示部120や印刷装置10と接続された(ネットワークを介した接続含む)PC上で行う操作である。例えば、第2のユーザ操作は、図9に示す画面において、OKボタン321を押下する操作などが挙げられるが、これに限定されるものではない。
なお、移行部211は、給紙コロ14のクリーニング(保守)の終了後、第2のユーザ操作に基づいて、給紙コロ14に用紙を給紙させ、第1の判定部209による判定を行わせて、スリップ量が第1の閾値未満であることを確認してから、通常モードに移行させるようにしてもよい。
このように、保守モードでは、ユーザ自身で給紙コロ14を簡易に保守できるため、特殊モードから通常モードに早期に復帰させることができる。
図10は、本実施形態の印刷装置10の通常モード時に実行される処理の一例を示すフローチャートである。
まず、給紙制御部207は、用紙の給紙開始タイミングになると、給紙コロ14を回転させ、給紙コロ14に用紙を給紙させる(ステップS101)。
続いて、算出部201は、給紙コロ14が用紙を給紙した際のスリップ量を算出する(ステップS103)。
続いて、第2の判定部215は、給紙制御部207から用紙の給紙開始タイミングの通知を受けてから、第3の検知部213から用紙を検知したタイミングの通知を受けるまでの時間を紙詰まり判定時間として算出(計測)する(ステップS105)。
続いて、第2の判定部215は、紙詰まり判定時間が第2の閾値を超えているか否かを判定する(ステップS107)。
紙詰まり判定時間が第2の閾値を超えている場合(ステップS107でYes)、第2の判定部215は、紙詰まりと判定し、給紙ジャムが発生する(ステップS109)。
一方、紙詰まり判定時間が第2の閾値を超えていない場合(ステップS107でNo)、第1の判定部209は、算出部201により算出されたスリップ量が第1の閾値を超えているか否かを判定する(ステップS111)。
移行部211は、スリップ量が第1の閾値を超えている場合(ステップS111でYes)、通常モードから特殊モードに移行させる(ステップS113)。
一方、スリップ量が第1の閾値を超えていない場合(ステップS111でNo)、ステップS113の処理は行われない。
図11は、本実施形態の印刷装置10の特殊モード時に実行される処理の一例を示すフローチャートである。
まず、給紙制御部207は、用紙の給紙開始タイミングになると、給紙コロ14を回転させ、給紙コロ14に用紙を給紙させる(ステップS201)。
続いて、第2の判定部215は、給紙制御部207から用紙の給紙開始タイミングの通知を受けてから、第3の検知部213から用紙を検知したタイミングの通知を受けるまでの時間を紙詰まり判定時間として算出(計測)する(ステップS203)。
続いて、第2の判定部215は、紙詰まり判定時間が第2の閾値を超えているか否かを判定する(ステップS205)。
紙詰まり判定時間が第2の閾値を超えている場合(ステップS205でYes)、第2の判定部215は、紙詰まりと判定し、給紙ジャムが発生する(ステップS207)。
一方、紙詰まり判定時間が第2の閾値を超えていない場合(ステップS205でNo)、ステップS207の処理は行われない。
以上のように本実施形態によれば、スリップ量が第1の閾値を超え、給紙コロの摩擦係数μが低下している場合、給紙ジャムの発生を低減させる給紙制御が行われる特殊モードに移行するため、給紙コロに対する保守が行われるまでの間においても、給紙ジャムの発生を低減させることができる。
なお、上記実施形態では、上述の通り、本発明の給紙装置を電子写真方式の印刷装置に適用した場合を例に取り説明したが、電子写真方式の印刷装置以外の画像形成装置や自動販売機など筐体内で給紙を行う装置に適用できる。この場合、電子写真方式の印刷装置以外の画像形成装置や自動販売機など筐体内で給紙を行う装置は、給紙装置として、例えば、図4で説明した機能構成、当該機能構成を実現するために必要な図1で説明した機械的構成、並びに図2及び図3で説明したハードウェア構成を備えていればよい。
(プログラム)
上記実施形態の印刷装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、上記実施形態の印刷装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記実施形態の印刷装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上記実施形態の印刷装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
上記実施形態の印刷装置で実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、CPUがROMからプログラムをRAM上に読み出して実行することにより、上記各機能部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
10 印刷装置
12 給紙トレイ
14 給紙コロ
15 搬送路
16 分離ローラ対
18 画像形成部
20B、20M、20C、20Y 作像部
22B、22M、22C、22Y 感光体ドラム
24B、24M、24C、24Y 帯電器
26B、26M、26C、26Y 現像器
28B、28M、28C、28Y 転写器
30B、30M、30C、30Y 除電器
32B、32M、32C、32Y VCSEL
34 搬送ベルト
36 駆動ローラ
38 従動ローラ
40 定着部
42 用紙センサ
44 用紙センサ
46 搬送センサ
110 コントローラ
111 CPU
112 システムメモリ
112a ROM
112b RAM
113 ノースブリッジ
114 サウスブリッジ
115 AGPバス
116 ASIC
117 ローカルメモリ
118 ハードディスクドライブ
120 操作表示部
130 ネットワークI/F
140 USB
150 IEEE1394I/F
160 エンジン部
170 モータ制御装置
172 駆動回路
174 モータ
176 エンコーダ
201 算出部
203 第1の検知部
205 第2の検知部
207 給紙制御部
209 第1の判定部
211 移行部
213 第3の検知部
215 第2の判定部
217 通知部
特開2011−166427号公報

Claims (11)

  1. 給紙部材と、
    前記給紙部材が用紙を給紙した際の滑り量を算出する算出部と、
    前記滑り量が第1の閾値を超えているか否かを判定する第1の判定部と、
    前記滑り量が前記第1の閾値を超えている場合、通常状態から前記給紙部材に基づく障害の発生を低減させる特殊状態に移行させる移行部と、
    を備え
    前記給紙部材に基づく障害は、紙詰まりであり、
    前記給紙部材に前記用紙を給紙させる給紙制御部と、
    給紙された前記用紙が搬送される搬送路上で前記用紙を検知する第3の検知部と、
    前記用紙の給紙開始タイミングから前記第3の検知部により検知されるまでの第3の時間が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する第2の判定部と、
    を更に備え、
    前記給紙制御部は、前記特殊状態では、前記通常状態よりも給紙間隔を長くして、前記給紙部材に前記用紙を給紙させ、
    前記第2の判定部は、前記特殊状態では、前記通常状態よりも前記第2の閾値の値を大きくして、紙詰まりを判定する、
    給紙装置。
  2. 前記滑り量が前記第1の閾値を超えている場合、前記給紙部材の保守が必要である旨を通知する通知部を更に備える請求項に記載の給紙装置。
  3. 給紙部材と、
    前記給紙部材が用紙を給紙した際の滑り量を算出する算出部と、
    前記滑り量が第1の閾値を超えているか否かを判定する第1の判定部と、
    前記滑り量が前記第1の閾値を超えている場合、通常状態から前記給紙部材に基づく障害の発生を低減させる特殊状態に移行させる移行部と、
    を備え、
    前記給紙部材に基づく障害は、紙詰まりであり、
    前記給紙部材に前記用紙を給紙させる給紙制御部と、
    給紙された前記用紙が搬送される搬送路上で前記用紙を検知する第3の検知部と、
    前記用紙の給紙開始タイミングから前記第3の検知部により検知されるまでの第3の時間が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する第2の判定部と、
    を更に備え、
    前記給紙制御部は、前記特殊状態では、前記通常状態よりも前記給紙開始タイミングを早めて、前記給紙部材に前記用紙を給紙させ、
    前記第2の判定部は、前記特殊状態では、前記第3の時間を、前記通常状態での前記給紙開始タイミングから前記第3の検知部により検知されるまでの時間として、紙詰まりを判定する、
    給紙装置。
  4. 給紙部材と、
    前記給紙部材が用紙を給紙した際の滑り量を算出する算出部と、
    前記滑り量が第1の閾値を超えているか否かを判定する第1の判定部と、
    前記滑り量が前記第1の閾値を超えている場合、通常状態から前記給紙部材に基づく障害の発生を低減させる特殊状態に移行させる移行部と、
    を備え、
    前記給紙部材に基づく障害は、紙詰まりであり、
    前記給紙部材に前記用紙を給紙させる給紙制御部と、
    給紙された前記用紙が搬送される搬送路上で前記用紙を検知する第3の検知部と、
    前記用紙の給紙開始タイミングから前記第3の検知部により検知されるまでの第3の時間が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する第2の判定部と、
    を更に備え、
    前記給紙制御部は、前記特殊状態では、前記通常状態よりも前記給紙部材の駆動源の回転を速めて、前記給紙部材に前記用紙を給紙させる、
    給紙装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載の給紙装置を備える画像形成装置。
  6. 給紙部材が用紙を給紙した際の滑り量を算出する算出ステップと、
    前記滑り量が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
    前記滑り量が前記閾値を超えている場合、通常状態から前記給紙部材に基づく障害の発生を低減させる特殊状態に移行させる移行ステップと、
    を含み、
    前記給紙部材に基づく障害は、紙詰まりであり、
    前記給紙部材に前記用紙を給紙させる給紙制御ステップと、
    給紙された前記用紙が搬送される搬送路上で前記用紙を検知する第3の検知ステップと、
    前記用紙の給紙開始タイミングから前記第3の検知ステップにより検知されるまでの第3の時間が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する第2の判定ステップと、
    を更に含み、
    前記給紙制御ステップは、前記特殊状態では、前記通常状態よりも給紙間隔を長くして、前記給紙部材に前記用紙を給紙させ、
    前記第2の判定ステップは、前記特殊状態では、前記通常状態よりも前記第2の閾値の値を大きくして、紙詰まりを判定する、
    障害発生低減方法。
  7. 給紙部材が用紙を給紙した際の滑り量を算出する算出ステップと、
    前記滑り量が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
    前記滑り量が前記閾値を超えている場合、通常状態から前記給紙部材に基づく障害の発生を低減させる特殊状態に移行させる移行ステップと、
    を含み、
    前記給紙部材に基づく障害は、紙詰まりであり、
    前記給紙部材に前記用紙を給紙させる給紙制御ステップと、
    給紙された前記用紙が搬送される搬送路上で前記用紙を検知する第3の検知ステップと、
    前記用紙の給紙開始タイミングから前記第3の検知ステップにより検知されるまでの第3の時間が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する第2の判定ステップと、
    を更に含み、
    前記給紙制御ステップは、前記特殊状態では、前記通常状態よりも前記給紙開始タイミングを早めて、前記給紙部材に前記用紙を給紙させ、
    前記第2の判定ステップは、前記特殊状態では、前記第3の時間を、前記通常状態での前記給紙開始タイミングから前記第3の検知ステップにより検知されるまでの時間として、紙詰まりを判定する、
    障害発生低減方法。
  8. 給紙部材が用紙を給紙した際の滑り量を算出する算出ステップと、
    前記滑り量が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
    前記滑り量が前記閾値を超えている場合、通常状態から前記給紙部材に基づく障害の発生を低減させる特殊状態に移行させる移行ステップと、
    を含み、
    前記給紙部材に基づく障害は、紙詰まりであり、
    前記給紙部材に前記用紙を給紙させる給紙制御ステップと、
    給紙された前記用紙が搬送される搬送路上で前記用紙を検知する第3の検知ステップと、
    前記用紙の給紙開始タイミングから前記第3の検知ステップにより検知されるまでの第3の時間が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する第2の判定ステップと、
    を更に含み、
    前記給紙制御ステップは、前記特殊状態では、前記通常状態よりも前記給紙部材の駆動源の回転を速めて、前記給紙部材に前記用紙を給紙させる、
    障害発生低減方法。
  9. 給紙部材が用紙を給紙した際の滑り量を算出する算出ステップと、
    前記滑り量が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
    前記滑り量が前記閾値を超えている場合、通常状態から前記給紙部材に基づく障害の発生を低減させる特殊状態に移行させる移行ステップと、
    をコンピュータに実行させ
    前記給紙部材に基づく障害は、紙詰まりであり、
    前記給紙部材に前記用紙を給紙させる給紙制御ステップと、
    給紙された前記用紙が搬送される搬送路上で前記用紙を検知する第3の検知ステップと、
    前記用紙の給紙開始タイミングから前記第3の検知ステップにより検知されるまでの第3の時間が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する第2の判定ステップと、
    を更にコンピュータに実行させ、
    前記給紙制御ステップは、前記特殊状態では、前記通常状態よりも給紙間隔を長くして、前記給紙部材に前記用紙を給紙させ、
    前記第2の判定ステップは、前記特殊状態では、前記通常状態よりも前記第2の閾値の値を大きくして、紙詰まりを判定する、
    ためのプログラム。
  10. 給紙部材が用紙を給紙した際の滑り量を算出する算出ステップと、
    前記滑り量が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
    前記滑り量が前記閾値を超えている場合、通常状態から前記給紙部材に基づく障害の発生を低減させる特殊状態に移行させる移行ステップと、
    をコンピュータに実行させ、
    前記給紙部材に基づく障害は、紙詰まりであり、
    前記給紙部材に前記用紙を給紙させる給紙制御ステップと、
    給紙された前記用紙が搬送される搬送路上で前記用紙を検知する第3の検知ステップと、
    前記用紙の給紙開始タイミングから前記第3の検知ステップにより検知されるまでの第3の時間が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する第2の判定ステップと、
    を更にコンピュータに実行させ、
    前記給紙制御ステップは、前記特殊状態では、前記通常状態よりも前記給紙開始タイミングを早めて、前記給紙部材に前記用紙を給紙させ、
    前記第2の判定ステップは、前記特殊状態では、前記第3の時間を、前記通常状態での前記給紙開始タイミングから前記第3の検知ステップにより検知されるまでの時間として、紙詰まりを判定する、
    ためのプログラム。
  11. 給紙部材が用紙を給紙した際の滑り量を算出する算出ステップと、
    前記滑り量が閾値を超えているか否かを判定する判定ステップと、
    前記滑り量が前記閾値を超えている場合、通常状態から前記給紙部材に基づく障害の発生を低減させる特殊状態に移行させる移行ステップと、
    をコンピュータに実行させ、
    前記給紙部材に基づく障害は、紙詰まりであり、
    前記給紙部材に前記用紙を給紙させる給紙制御ステップと、
    給紙された前記用紙が搬送される搬送路上で前記用紙を検知する第3の検知ステップと、
    前記用紙の給紙開始タイミングから前記第3の検知ステップにより検知されるまでの第3の時間が第2の閾値を超えている場合、紙詰まりと判定する第2の判定ステップと、
    を更にコンピュータに実行させ、
    前記給紙制御ステップは、前記特殊状態では、前記通常状態よりも前記給紙部材の駆動源の回転を速めて、前記給紙部材に前記用紙を給紙させる、
    ためのプログラム。
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