JP2008225171A - 画像形成装置、位置ずれ調整方法、および位置ずれ調整プログラム - Google Patents

画像形成装置、位置ずれ調整方法、および位置ずれ調整プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】位置ずれ調整に要する時間を短縮するとともに、パターン画像を形成するためのトナーの消費量を軽減し、かつ誤った各色の位置ずれ調整を軽減する。
【解決手段】複数色の画像を中間転写ベルトまたは用紙に重ね合わせて形成するとともに、中間転写ベルトに各色の位置ずれの調整用のパターン画像を形成する作像部102と、中間転写ベルトの搬送方向に直交する方向である主走査方向に複数配置され、少なくとも中間転写ベルトに形成されたパターン画像を検出する複数のセンサ5と、複数のセンサ5による検出結果から、異なるセンサによる出力間隔であるタイミング幅を算出し、算出したタイミング幅が所定範囲内であった場合に、パターン画像の検出結果であるパターン信号と判定する判定部104と、各色のパターン信号に基づいて、位置ずれを調整する調整部105とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数色の画像を像担持体または記録媒体に重ね合わせることで画像を形成する画像形成技術に関し、特に、各色の位置ずれを調整する画像形成装置、位置ずれ調整方法、および位置ずれ調整プログラムに関するものである。
従来から、複数の感光体に、イエロー(Y)、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンダ(M)の各色のトナー画像を形成し、これらのトナー画像を中間転写ベルト(像坦持体)または紙媒体(記録媒体)に重ね合わせてカラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置が知られている。このようなタンデム方式の画像形成装置では、感光体と中間転写ベルトが一体型ではなく別個のモジュールになっているため、異なる色のトナー画像を正確に重ね合わせるのは困難であった。
そのため、各色の画像の位置ずれ調整用のパターン画像を中間転写ベルトに形成し、この各色のパターン画像をセンサで検出した検出結果に基づいて、パターン画像の本来の位置からのずれ量を算出して、中間転写ベルト上の各色の位置ずれを調整して色ずれ補正をする技術が公開されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−31168号公報
しかしながら、パターン画像を検出するセンサが、クリーニングブレード等の清掃機構で除去できなかった中間転写ベルト上の汚れや、中間転写ベルトの回転中などに発生した中間転写ベルトの傷等に反応してしまうと、その汚れや傷をパターン画像と誤って検出する場合がある。そうすると、パターン画像を検出することによる中間転写ベルト上の各色の位置ずれを調整しても、誤った検出結果に基づいて調整を行ってしまう。
また、そのような誤った検出を回避するため、従来から、パターン画像の数よりセンサによる検出の数が多くなった場合には、その検出はエラーであると判断して、検出したデータを消去したり再実行(再検出)を行う技術がある。しかし、この従来技術では、位置ずれ調整を再度行う時間を要するとともに、再度パターン画像を形成するためのトナーを消費することになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、位置ずれ調整の再実行数を低減して位置ずれ調整に要する時間を短縮するとともに、パターン画像を形成するためのトナーの消費量を軽減し、かつ誤った各色の位置ずれ調整を軽減することができる画像形成装置、位置ずれ調整方法、および位置ずれ調整プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、複数色の画像を像担持体または記録媒体に重ね合わせて形成するとともに、前記像担持体上に各色の位置ずれの調整用のパターン画像を形成する画像形成手段と、前記像坦持体の搬送方向に直交する方向である主走査方向に複数配置され、少なくとも前記像坦持体に形成された前記パターン画像を検出する複数の検出手段と、前記複数の検出手段による検出結果から、異なる前記検出手段による出力間隔であるタイミング幅を算出し、算出した前記タイミング幅が所定範囲内であった場合に前記パターン画像の検出結果であるパターン信号と判定する判定手段と、各色の前記パターン信号に基づいて、前記位置ずれを調整する調整手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記判定手段は、前記検出手段による検出結果である出力信号が所定の閾値を超えた場合に、当該出力信号をパターン候補信号として取得し、取得した前記パターン候補信号から前記タイミング幅を算出すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記判定手段は、前記タイミング幅が前記像担持体の搬送方向である副走査方向の前記パターン信号の幅の半分以内であった場合に、前記出力信号を前記パターン信号と判定すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項2または3に記載の画像形成装置において、前記判定手段は、前記パターン候補信号の立ち下がり信号部と前記閾値との交点の値を基準として前記タイミング幅を算出すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項2または3に記載の画像形成装置において、前記判定手段は、前記パターン候補信号の立ち上がり信号部と前記閾値との交点の値を基準として前記タイミング幅を算出すること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項2または3に記載の画像形成装置において、前記判定手段は、前記パターン候補信号の立ち下がり信号部と前記閾値との交点である第1の交点の値と、前記パターン候補信号の立ち上がり信号部と前記閾値との交点である第2の交点の値との中央値を基準として前記タイミング幅を算出すること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記検出手段は、正反射する光を前記像担持体に対して照射すること、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記検出手段は、拡散反射する光を前記像担持体に対して照射すること、を特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、複数色の画像を像担持体または記録媒体に重ね合わせて形成するとともに、前記像担持体上に各色の位置ずれの調整用のパターン画像を形成する画像形成ステップと、少なくとも前記像坦持体に形成された前記パターン画像を複数の検出部によって検出する検出ステップと、前記検出ステップによる検出結果から、異なる前記検出部による出力間隔であるタイミング幅を算出し、算出した前記タイミング幅が所定範囲内であった場合に、前記パターン画像からの検出結果であるパターン信号と判定する判定ステップと、各色の前記パターン信号に基づいて、前記位置ずれを調整する調整ステップと、を含むことを特徴とする位置ずれ調整方法である。
また、請求項10にかかる発明は、複数色の画像を像担持体または記録媒体に重ね合わせて形成するとともに、前記像担持体上に各色の位置ずれの調整用のパターン画像を形成する画像形成ステップと、少なくとも前記像坦持体に複数形成された前記パターン画像を検出する検出部による検出結果から、異なる前記検出部による出力間隔であるタイミング幅を算出し、算出した前記タイミング幅が所定範囲内であった場合に、前記パターン画像からの検出結果であるパターン信号と判定する判定ステップと、各色の前記パターン信号に基づいて、前記位置ずれを調整する調整ステップと、をコンピュータに実行させる位置ずれ調整プログラムである。
本発明によれば、検出手段による検出結果から、パターン画像のパターン信号であると判定した場合に各色の位置ずれを調整することで、位置ずれ調整の再実行数を低減して位置ずれ調整に要する時間を短縮するとともに、パターン画像を形成するためのトナーの消費量を軽減し、かつ誤ったパターン画像の位置ずれ調整を軽減することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、位置ずれ調整方法、および位置ずれ調整プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。以下の実施の形態では、本発明の画像形成装置を、カラー画像を形成するカラープリンタに適用した例を示す。但し、カラープリンタに限られず、複写機、ファクシミリ、スキャナ機能やコピー、ファックス、プリンタなどの複数の機能を一つの筐体に収納した複合機等、タンデム方式での画像処理を行うものであれば、本発明を適用することができる。
図1は、本実施の形態にかかるカラープリンタの構成図である。カラープリンタは、各色の印刷画像を重ね合わせてカラー印刷を行なうものであり、本実施の形態においては、印刷を行なう際の各色の位置ずれ調整を行う際に、センサによる検出結果が位置ずれ調整用のパターン画像(後述)を検出した検出結果であるか否かを判定した後に、当該位置ずれ調整を行うものである。
図1に示すように、中間転写ベルト13に沿って4つの現像ユニット3a、3b、3c、3dが一列に配置されている。現像ユニット3a、3b、3c、3dは、中間転写ベルト13にトナー像を転写するものであり、ユニット内には、各色の感光体ドラム4a(イエロー:Y)、4b(ブラック:K)、4c(シアン:C)、4d(マゼンタ:M)が備えられている。
感光体ドラム4a、4b、4c、4dの周回には、不図示の帯電装置と、現像装置と、クリーニング装置がそれぞれ配設されている。感光体ドラム4a、4b、4c、4dは、矢印R1方向に回転駆動され、帯電装置によって表面が所定の極性に帯電される。次いで、感光体ドラム4a、4b、4c、4dは、その帯電面にレーザ光が照射され静電潜像が形成されると、その静電潜像が現像装置によって各色のトナー像として可視像化される。そして、可視像化されたトナー像が中間転写ベルト13に転写される。このようにして、イエロー、ブラック、シアン、マゼンタのトナー像が、中間転写ベルト13に順次重ね合わせた状態で転写されていき、フルカラーのカラー画像が形成される。この中間転写ベルト13に転写される画像は、用紙にカラー画像を印刷するための印刷画像と、各色の位置ずれ調整を行うためのパターン画像とが含まれる。
中間転写ベルト13は、駆動回転する駆動ローラ7と、駆動ローラ7の回転に従動することで回転して中間転写ベルト13のたるみを防ぐテンションローラ6とに掛架されており、駆動ローラ7の回転により矢印α方向に搬送される。図1において、中間転写ベルト13の左上側には、中間転写ベルト13に形成されたパターン画像を検出するためのセンサ5が配設されており、中間転写ベルト13の右上側には、用紙に転写されずに残留した中間転写ベルト13上のトナーを取り除くクリーニング装置8が配設されている。
上述したように、中間転写ベルト13に各色のパターン画像が形成されると、このパターン画像をセンサ5によって検出し、その検出結果を元にして各色の位置ずれを調整する。そして、各色の位置ずれ調整がなされた後に印刷を行なうと、各色の位置ずれのないフルカラーの印刷が行なえることになる。まず、中間転写ベルトに形成されたパターン画像について説明をする。図2は、中間転写ベルトに形成されたパターン画像とセンサとを例示した説明図である。図2に示すように、パターン画像P1、P2、P3、P4は、各カラーY、K、C、Mそれぞれからなる4本の線状画像であって、中間転写ベルト13の搬送方向(矢印α方向)に対して直交する方向(主走査方向)に平行な線状をなして、搬送方向(副走査方向)に並列に形成されている。これらの4本(4色)のパターン画像P1、P2、P3、P4を1組のパターン画像とすると、図2では、パターン画像P1、P2、P3、P4が主走査方向に2組形成されていることになる。センサ5A、5Bは、パターン画像P1、P2、P3、P4を検出するものであって、主走査方向に並列して2個配設されている。
図1に戻り、中間転写ベルト13の下方には、印刷がなされる前の用紙が収納された給紙カセット2が備えられている。給紙カセット2に収納された用紙のうち最上位置にある用紙は、画像形成時に給紙ローラ12によって搬送路9を搬送される。
給紙カセット2から搬送された用紙は、2次転写ローラ11によって圧力を加えられることによって、中間転写ベルト13上の印刷画像が転写され、定着ユニット10において熱によりトナーが定着された後、カラープリンタ1から排紙される。このようにして、用紙にカラー画像が形成されることにより、カラー印刷が行われる。
次に、本実施の形態のカラープリンタの内部構成について説明する。図3は、本実施の形態のカラーププリンタの機能を示すブロック図である。図3に示すように、カラープリンタ1は、センサ5と、照射対象面13aと、発光部101と、作像部102と、記録部103と、メモリ120と、判定部104と、調整部105とを主に備えている。
センサ5は、主走査方向に並列して2個(5A、5B:図2参照)設けられた反射型のセンサであり、センサ5A、5Bは、中間転写ベルト13のセンサ5側の面である照射対称面13aに転写されて形成された2組のパターン画像をそれぞれ検出するものであり、発光素子5aと受光素子5bとを備えている。
発光素子5aは、発光部101によって発光制御されることで、中間転写ベルト13の照射対称面13aに赤外線などの光を照射する素子であり、例えば赤外線を発光する赤外発光ダイオードなどが該当する。受光素子5bは、中間転写ベルト13からの反射光を受光して、受光した光信号の光強度によってパターン画像を検知し、光信号を光強度に応じた電気信号(電圧値)に変換して出力信号として出力する素子であり、例えば、フォトトランジスタ/フォトダイオードなどが該当する。受光素子5bの種類としては、例えば、中間転写ベルト13からの正反射光を受光するものと、拡散反射光を受光するものがある。
発光部101は、センサ5の発光素子5aの発光を制御するものであり、具体的には、発光素子5aに発光指示としての入力信号を送信することにより発光素子5aから赤外線等の光を照射するように制御する。また、発光部101は、受光素子5bが出力した出力信号が所望の出力信号(値)になるように、発光素子5aに送信する入力信号の値を調整している。
作像部102は、各感光体ドラム4a、4b、4c、4dに印刷画像の潜像を形成し、形成した各色の印刷画像の潜像を重ね合わせて中間転写ベルト13に転写することにより、中間転写ベルト13上に各色の印刷画像を作像するものである。また、作像部102は、各感光体ドラム4a、4b、4c、4dにパターン画像の潜像を形成し、形成した各色のパターン画像の潜像を中間転写ベルト13の主走査方向に複数転写することにより、中間転写ベルト13上に複数組のパターン画像を作像するものである。本実施の形態では、作像部102は、中間転写ベルト13の主走査方向に2組のパターン画像を作像している(図2参照)。
記録部103は、センサ5A、5Bによって出力された出力信号をメモリ120に記憶する処理を行うものである。
メモリ120は、センサ5A、5Bによって出力された出力信号を一時的に記憶するメモリ等の記憶媒体である。
判定部104は、センサ5A、5Bによって出力された出力信号が、パターン画像をセンサ5A、5Bによって検知して出力された出力信号(以下、「パターン信号」という)であるか否かの判定をするものである。これは、センサ5A、5Bによって中間転写ベルト13上の汚れや搬送時などに発生した傷等のパターン画像以外のものを検知して出力信号を出力してしまった場合も考えられるため、位置ずれ調整を行う前に、センサ5A、5Bによる出力された出力信号がパターン信号であるか否かの判定をする。
具体的には、まず、判定部104は、センサ5A、5Bにより出力された出力信号が所定の閾値を超えているか否かを判断して、出力信号が当該閾値を超えていた場合、パターン画像を検知した場合に出力されたパターン信号である可能性を有するパターン候補信号であると判定する。また、判定部104は、センサ5A、5Bそれぞれで出力したパターン候補信号の出力間隔としてのタイミング幅を算出する。例えば、センサ5A、5Bそれぞれで出力したパターン候補信号の立ち下がり信号部と先に述べた閾値との交点のうち、検出順の早い2つの交点の値を出力信号として出力間隔をタイミング幅として算出する。なお、タイミング幅は、センサ5A、5Bそれぞれで出力したパターン候補信号の出力タイミングの間において、中間転写ベルト13の走行に伴って出力されるパルスを、カウンタ(図示せず)でカウントしたカウンタ値を求めることにより算出する。
そして、判定部104は、算出したタイミング幅が所定範囲内(例えば、副走査方向のパターン信号の幅aの半分であるa/2に相当するカウンタ値以内)であるか否かを判断して、タイミング幅が当該所定範囲内であった場合に、パターン画像を検知した検出結果であるパターン信号であると判定する。一方、算出したタイミング幅が所定範囲内ではなかった場合は、中間転写ベルト13上の汚れや傷などを検出した出力信号であると考えられるため、タイミング幅の算出に使用した2つの出力信号(交点)のうち、検出順の早い出力信号をカウントせず、残った出力信号と次に検出順が早い出力信号とによりタイミング幅を算出して、再度、上記と同様にパターン信号であるか否かを判定する。
上記では、パターン候補信号の立ち下がり信号部と先に述べた閾値との交点の値を基準の出力信号としてタイミング幅を算出しているが、パターン候補信号の立ち上がり信号部と閾値との交点の値を基準の出力信号としてタイミング幅を算出してもよい。また、パターン候補信号の立ち下がり信号部と閾値との交点の値と、パターン候補信号の立ち上がり信号部と閾値との交点の値とを加算して2で除した値である中央値を基準としてタイミング幅を算出してもよい。
調整部105は、判定部104によりパターン信号と判定された各色のパターン信号に基づいて、印刷画像を中間転写ベルト13上に作像する場合における作像部102によるレーザ光照射による書き込みタイミングの調整等を行って、各色の位置ずれを調整するものである。
次に、本実施の形態のカラープリンタ1における位置ずれ調整処理の流れについて説明する。図4は、本実施の形態のカラープリンタにおける位置ずれ調整処理の流れを示すフローチャートである。
まず、発光部101により発光素子5aが発光を行うように制御された後、作像部102は、中間転写ベルト13上の主走査方向に複数組の各色のパターン画像を作像する(ステップS10)。中間転写ベルト13がセンサ5の位置に搬送されると、センサ5は、中間転写ベルト13上に作像された複数組の各色のパターン画像を検知して出力信号を出力する(ステップS11)。なお、この場合、中間転写ベルト13に付着した汚れや傷等を検知した出力信号を出力してしまう可能性もある。
ここで、センサ5がパターン画像を検知して出力するパターン信号について説明する。図5は、センサにより検出されたパターン信号の一例を示す図である。図5に示すように、横軸は時間[t]を、縦軸は出力信号[V](電圧)を表している。そして、各色(Y、K、C、M)のパターン画像を検知すると電圧値が下がり、図5に示すような波形のパターン信号が形成される。また、中間転写ベルト13の搬送方向に従ってセンサ5による処理が行われていることより、図5における幅aは、一つの色のパターン信号の副走査方向の幅に相当するカウンタ値となっている。また、図5におけるSは予め定めた閾値(所定の電圧値)であり、この閾値Sを超えた出力信号をパターン候補信号とする。また、上述したパターン候補信号の立ち下がり信号と閾値Sとの交点が図5における値S1となる。そして、この値S1を基準として、後述するパターン信号の判定が行われる。
本実施の形態では、パターン候補信号の立ち下がり信号と閾値Sとの交点である値S1を基準にパターン信号の判定を行うが、パターン候補信号の立ち上がり信号と閾値Sとの交点である値S2(図5参照)を基準にパターン信号の判定を行ってもよい。また、値S1と値S2とを加算して2で除した値である中央値である値S3(図5参照)を基準にパターン信号の判定を行ってもよい。
図4に戻って、次に、記録部103は、センサ5によって出力された出力信号をメモリ120に記憶する(ステップS12)。そして、判定部104は、メモリ120に記憶された出力信号がパターン画像からのパターン信号であるか否かの判定をする(ステップS13)。この判定についての詳細は後述する(図6参照)。調整部105は、判定部104によりパターン信号と判定された各色のパターン信号に基づいて、作像部102の調整を行って各色の位置ずれ調整をする(ステップS14)。このような流れでカラープリンタ1における各色の位置ずれ調整が行われる。
次に、センサ5により出力された出力信号がパターン信号か否かを判定する判定処理の詳細について説明する(図4のステップS13)。図6は、本実施の形態のカラープリンタにおける判定処理の流れを示すフローチャートである。
まず、判定部104は、メモリ120に記憶されている出力信号であって、予め定めた閾値を超えたパターン候補信号である各センサ5の出力信号数nが、パターン信号数m、すなわち、パターン画像を形成する色数mと同じであるか否かの判断をする(ステップS20)。各センサ5の出力信号数nとパターン信号数mが同じである場合(ステップS20:Yes)、判定部104は、各センサ5が中間転写ベルト13上の汚れや傷などを検知せず、各色のパターン画像のみを検知して出力した出力信号であると判断し、そのまま調整部105による各色の位置ずれ調整が行われる(図4のステップS14)。
一方、各センサ5の出力信号数nとパターン信号数mが異なる場合(ステップS20:No)、判定部104は、各センサ5の出力信号数nが共にパターン信号数mより多いか否かの判断をする(ステップS21)。各センサ5の出力信号数nが共にパターン信号数mより多くない場合、すなわち信号数m以下である場合(ステップS21:No)、判定部104は、センサ5がいずれかの色のパターン画像を検知しなかったことになり、エラーと判断する(ステップS29)。
一方、各センサ5の出力信号数nが共にパターン信号数mより多い場合(ステップS21:Yes)、判定部104は、センサ5は、パターン画像だけでなく中間転写ベルト13上の汚れや傷なども検知して出力信号を出力していると考えられる。この場合に、判定部104は、いずれの出力信号がパターン画像を検知したものであるかの判定をする。
判定部104は、センサ5により出力されたパターン候補信号である出力信号を検出順にメモリ120上に並べる(ステップS22)。次に、判定部104は、メモリ120に並べられた出力信号のうち、各センサにおける検出順の早い出力信号を含む組を作成する(ステップS23)。判定部104は、組を作成した出力信号から、各センサの出力間隔であるタイミング幅を算出し、算出したタイミング幅が所定範囲内か否かの判断をする(ステップS24)。算出したタイミング幅が所定範囲内でなかった場合(ステップS24:No)、判定部104は、中間転写ベルト13上の汚れや傷などを検出した出力信号であると判断し、タイミング幅の算出に使用した出力信号のうち、検出順の早い方の出力信号をパターン信号とカウントしないで(ステップS25)、再度ステップ23に戻って、出力信号を含む組を作成する。
一方、算出したタイミング幅が所定範囲内であった場合(ステップS24:Yes)、判定部104は、組を作成した出力信号がパターン信号であると判定し、作成したパターン信号の組をメモリ120に記憶する(ステップS26)。そして、判定部104は、各センサから出力された残りの出力信号があるか否かの判断をする(ステップS27)。各センサから出力された残りの出力信号があった場合(ステップS27:Yes)、判定部104は、再度ステップ23に戻って出力信号を含む組を作成する。
一方、各センサから出力された残りの出力信号がない場合(ステップS27:No)、判定部104は、メモリ120に記憶したパターン信号の組が、パターン画像を形成する色数であるm組であるか否かの判断をする(ステップS28)。メモリ120に記憶したパターン信号の組がm組であった場合(ステップS28:Yes)、各センサ5から出力された出力信号のうちパターン信号と判定された出力信号について、調整部105による各色の位置ずれ調整が行われる(図4のステップS14)。一方、メモリ120に記憶したパターン信号の組がm組でなかった場合(ステップS28:No)、判定部104は、エラーと判断する(ステップS29)。
次に、図6で説明した判定処理の具体例を図6および図7〜図9―5を参照して説明する。図7〜図9―5による具体例では、センサを2つ(5A、5B)配置し、パターン画像はY,K,C,Mの4色(m=4)とする。図7、図8は、センサにより検出された検出結果の一例を示す図である。図7ではセンサ5Aにより検出された検出結果を、図8ではセンサ5Bにより検出された検出結果を示している。以下の具体例では、各センサ5A、5Bで出力したパターン候補信号の立ち下がり信号部と閾値Sとの交点の値を出力信号の基準とする。従って、図7では、センサ5Aによる検出結果として、出力信号A1〜A4の4つを利用してパターン信号の判定を行う。そして、図8では、センサ5Bによる検出結果として、出力信号B1〜B5の5つを利用してパターン信号の判定を行う。また、図8に示すように、センサ5Bによる検出結果では、ノイズXを検知した出力信号B2を含んでいる。図9−1〜図9−5は、メモリ120に並べた出力信号の一例を示す図である。
各センサ5A、5Bの出力信号数nが共にパターン信号数4より多い場合(ステップS21:Yes)、判定部104は、センサ5Bがパターン画像だけでなく中間転写ベルト13上の汚れや傷なども検知して出力信号を出力していると考えられる。つまり、図7におけるセンサ5Aによって検出された出力信号A1〜A4は4つであり、パターン信号数4と同じであるが、図8におけるセンサ5Bによって検出された出力信号B1〜B5は5つであり、パターン信号数4より1つ出力信号が多くなっている。
判定部104は、各センサ5A、5Bにより出力された出力信号A1〜A4およびB1〜B5を検出順にメモリ120に並べると、図9−1のように配列される(ステップS22)。次に、判定部104は、メモリ120に並べられた出力信号A1〜A4およびB1〜B5のうち、各センサ5A、5Bにおける検出順の早い出力信号を含む組を作成すると、図9−2のようにA1とB1の組が作成される(ステップS23)。
判定部104は、組を作成した出力信号A1とB1とから、各センサ5A、5Bの出力間隔であるタイミング幅を算出し、算出したタイミング幅が所定範囲内か否かの判断をする(ステップS24)。例えば、副走査方向のパターン信号の幅aの半分であるa/2を所定範囲とする(図5参照)。
図7と図8とを比較して、算出した出力信号A1とB1の出力間隔のタイミング幅がa/2以内である場合(ステップS24:Yes)、判定部104は、組を作成した出力信号A1とB1とがパターン信号であると判定し、作成したパターン信号の組(A1、B1)をメモリ120に記憶する(ステップS26)。そして、判定部104は、各センサ5A、5Bから出力された残りの出力信号があるか否かの判断し(ステップS27)、残りの出力信号があった場合(ステップS27:Yes)、判定部104は、再度ステップ23に戻って出力信号を含む組を作成する。
次に、判定部104は、メモリ120に並べられた残りの出力信号A2〜A4およびB2〜B5のうち、各センサ5A、5Bにおける検出順の早い出力信号を含む組を作成すると、図9−3のようにB2とA2の組が作成される(ステップS23)。判定部104は、組を作成した出力信号B2とA2とから、各センサ5A、5Bの出力間隔であるタイミング幅を算出し、算出したタイミング幅がa/2以内であるか否かの判断をする(ステップS24)。
図7と図8とを比較して、算出した出力信号B2とA2の出力間隔のタイミング幅がa/2以内でない場合(ステップS24:No)、判定部104は、中間転写ベルト13上の汚れや傷などを検出した出力信号であると判断し、タイミング幅の算出に使用した出力信号B2とA2のうち、検出順の早い方の出力信号B2をパターン信号とカウントしないで(ステップS25)、再度ステップ23に戻って、出力信号を含む組を作成する。つまり、判定部104は、出力信号B2をカウントせずに、メモリ120に並べられた残りの出力信号A2〜A4およびB3〜B5のうち、各センサ5A、5Bにおける検出順の早い出力信号を含む組を作成すると、図9−4のようにA2とB3との組が作成される(ステップS23)。
図7と図8とを比較して、算出した出力信号A2とB3の出力間隔のタイミング幅がa/2以内である場合(ステップS24:Yes)、判定部104は、組を作成した出力信号A2とB3とがパターン信号であると判定し、作成したパターン信号の組(A2、B3)をメモリ120に記憶する(ステップS26)。同様の処理を行って、図9−5のようにA3とB4との組、およびA4とB5との組を作成し、タイミング幅を判定して作成したパターン信号の組(A3、B4)、組(A4、B5)をメモリ120に記憶する(ステップS26)。
そして、各センサ5A、5Bから検出された残りの出力信号がなくなり(ステップS27:No)、図9−5に示すように、メモリ120に記憶したパターン信号の組(4組)が、パターン画像を形成する色数である4組である場合(ステップS28:Yes)、この4組のパターン信号を利用して、調整部105による各色の位置ずれ調整が行われる。
このように、本実施の形態にかかるカラープリンタ1は、各センサ5により出力された出力信号がパターン候補信号であるか否かの判断をして、さらにパターン候補信号がパターン画像を検知した場合のパターン信号であるかを判定して、予めパターン信号であると判定したパターン信号に対して各色の位置ずれを調整する。これによって、誤った調整をやり直すための位置ずれ調整の再実行数を低減して位置ずれ調整に要する時間を短縮するとともに、再実行する度に使用されるパターン画像を形成するためのトナーの消費量を軽減し、かつ誤ったパターン画像の位置ずれ調整を軽減することができる。
本実施の形態では、感光体に可視像化されたトナー像を中間転写ベルトに転写して、転写ベルトからトナー画像を重ね合わせて用紙に転写することで、カラー画像の形成を行っているが、感光体のトナー像を直接用紙に転写してカラー画像の形成を行うように構成してもよい。
本実施の形態では、2つのセンサ5A,5Bを配置して位置ずれ調整を行っているが、3つ以上のセンサを配置して位置ずれ調整を行なってもよい。
図10は、本実施の形態のカラープリンタ1のハードウェア構成を示すブロック図である。図10に示すように、このカラープリンタ1は、コントローラ110とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ110は、カラープリンタ1全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ110は、CPU111と、ノースブリッジ(NB)113と、システムメモリ(MEM−P)112と、サウスブリッジ(SB)114と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)113とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P112は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bとをさらに有する。
CPU111は、カラープリンタ1の全体制御をおこなうものであり、NB113、MEM−P112およびSB114からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB113は、CPU111とMEM−P112、SB114、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P112に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P112は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB114は、NB113とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB114は、PCIバスを介してNB113と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。操作表示部20はASIC16に直接接続されている。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P112に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、本実施の形態のカラープリンタ1で実行される位置ずれ調整プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施の形態のカラープリンタ1で実行される位置ずれ調整プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態のカラープリンタ1で実行される位置ずれ調整プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態のカラープリンタ1で実行される位置ずれ調整プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態のカラープリンタ1で実行される位置ずれ調整プログラムは、上述した各部(発光部101と、作像部102と、記録部103と、判定部104と、調整部105)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから位置ずれ調整プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、発光部101と、作像部102と、記録部103と、判定部104と、調整部105が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本実施の形態にかかるカラープリンタの構成図である。 中間転写ベルトに形成されたパターン画像とセンサとを例示した説明図である。 本実施の形態のカラーププリンタの機能を示すブロック図である。 本実施の形態のカラープリンタにおける位置ずれ調整処理の流れを示すフローチャートである。 センサにより検出されたパターン信号の一例を示す図である。 本実施の形態のカラープリンタにおける判定処理の流れを示すフローチャートである。 センサにより検出された検出結果の一例を示す図である。 センサにより検出された検出結果の一例を示す図である。 メモリ120に並べた出力信号の一例を示す図である。 メモリ120に並べた出力信号の一例を示す図である。 メモリ120に並べた出力信号の一例を示す図である。 メモリ120に並べた出力信号の一例を示す図である。 メモリ120に並べた出力信号の一例を示す図である。 本実施の形態のカラープリンタ1のハードウェア構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 カラープリンタ
2 給紙カセット
3a、3b、3c、3d 現像ユニット
4a、4b、4c、4d 感光体ドラム
5(5A、5B) センサ
5b 受光素子
5a 発光素子
6 テンションローラ
7 駆動ローラ
8 クリーニング装置
9 搬送路
10 定着ユニット
11 2次転写ローラ
12 給紙ローラ
13 中間転写ベルト
13a 照射対象面
101 発光部
102 作像部
103 記録部
104 判定部
105 調整部
120 メモリ

Claims (10)

  1. 複数色の画像を像担持体または記録媒体に重ね合わせて形成するとともに、前記像担持体上に各色の位置ずれの調整用のパターン画像を形成する画像形成手段と、
    前記像坦持体の搬送方向に直交する方向である主走査方向に複数配置され、少なくとも前記像坦持体に形成された前記パターン画像を検出する複数の検出手段と、
    前記複数の検出手段による検出結果から、異なる前記検出手段による出力間隔であるタイミング幅を算出し、算出した前記タイミング幅が所定範囲内であった場合に、前記パターン画像の検出結果であるパターン信号と判定する判定手段と、
    各色の前記パターン信号に基づいて、前記位置ずれを調整する調整手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定手段は、前記検出手段による検出結果である出力信号が所定の閾値を超えた場合に、当該出力信号をパターン候補信号として取得し、取得した前記パターン候補信号から前記タイミング幅を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判定手段は、前記タイミング幅が前記像担持体の搬送方向である副走査方向の前記パターン信号の幅の半分以内であった場合に、前記出力信号を前記パターン信号と判定すること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段は、前記パターン候補信号の立ち下がり信号部と前記閾値との交点の値を基準として前記タイミング幅を算出すること、
    を特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記判定手段は、前記パターン候補信号の立ち上がり信号部と前記閾値との交点の値を基準として前記タイミング幅を算出すること、
    を特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  6. 前記判定手段は、前記パターン候補信号の立ち下がり信号部と前記閾値との交点である第1の交点の値と、前記パターン候補信号の立ち上がり信号部と前記閾値との交点である第2の交点の値との中央値を基準として前記タイミング幅を算出すること、
    を特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  7. 前記検出手段は、正反射する光を前記像担持体に対して照射すること、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  8. 前記検出手段は、拡散反射する光を前記像担持体に対して照射すること、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  9. 複数色の画像を像担持体または記録媒体に重ね合わせて形成するとともに、前記像担持体上に各色の位置ずれの調整用のパターン画像を形成する画像形成ステップと、
    少なくとも前記像坦持体に形成された前記パターン画像を複数の検出部によって検出する検出ステップと、
    前記検出ステップによる検出結果から、異なる前記検出部による出力間隔であるタイミング幅を算出し、算出した前記タイミング幅が所定範囲内であった場合に、前記パターン画像からの検出結果であるパターン信号と判定する判定ステップと、
    各色の前記パターン信号に基づいて、前記位置ずれを調整する調整ステップと、
    を含むことを特徴とする位置ずれ調整方法。
  10. 複数色の画像を像担持体または記録媒体に重ね合わせて形成するとともに、前記像担持体上に各色の位置ずれの調整用のパターン画像を形成する画像形成ステップと、
    少なくとも前記像坦持体に複数形成された前記パターン画像を検出する検出部による検出結果から、異なる前記検出部による出力間隔であるタイミング幅を算出し、算出した前記タイミング幅が所定範囲内であった場合に、前記パターン画像からの検出結果であるパターン信号と判定する判定ステップと、
    各色の前記パターン信号に基づいて、前記位置ずれを調整する調整ステップと、
    をコンピュータに実行させる位置ずれ調整プログラム。
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