JP4838575B2 - 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム Download PDF

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本発明は、画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムに関するものであり、特にカラー画像における色ずれの防止に関するものである。
従来、カラー画像形成装置は、転写ベルトに各色を重ね合わせてカラー画像を転写媒体に転写するタンデム型のカラー画像形成装置が一般に知られている。かかるカラー画像形成装置では、転写ベルト上の転写媒体に転写する各色の画像の位置がずれることにより、色ずれが生じ、画像の品質が低下するという問題があった。
このような問題を解決するものとして、各色の画像の位置あわせを行うカラー画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。かかる画像形成装置は、転送ベルト上に形成された補正パターンを検知し、ずれが生じている場合には、主走査方向の書き出しタイミングや副走査方向の書き出しタイミングの補正などを行うことによって、位置ずれを補正するものである。
特開2002−244387号公報
しかしながら、実際に画像データを出力する際に行われている画像処理が補正パターン検知時に補正パターンに対して行われている画像処理と異なる上記特許文献1に開示される技術では、補正パターン検知によって算出した位置ずれの補正値を補正しただけでは、各色の位置ずれを解消することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、各色についての位置ずれを防止した高画質な画像を出力することができる画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、画像情報を取得し、前記画像情報に対する複数色のトナー画像を形成し、前記トナー画像を転写ベルト上で転写媒体に重ね合わせて転写する画像形成装置において、前記画像情報の種別、前記画像情報の解像度、前記画像情報の階調数、および、形成する出力画像の解像度を含む転写条件と、トナー画像を形成する際に生じる各色の間の副走査方向の位置ずれに対する補正値を示す副走査遅延量補正値とを対応付けて記憶する副走査遅延量補正値記憶手段と、前記画像情報から当該画像情報についての転写条件を取得する転写条件取得手段と、前記副走査遅延量補正値記憶手段において、前記転写条件取得手段によって取得された前記転写条件に対応付けられている前記副走査遅延量補正値を特定する副走査補正値特定手段と、前記副走査補正値特定手段によって特定された前記副走査遅延量補正値に基づいて、前記転写ベルトにおけるトナー画像の書込位置を補正する画像形成手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は、前記副走査補正値特定手段によって特定された前記副走査遅延量補正値に基づいて画像データの送信タイミングを制御することによって、前記転写ベルトにおけるトナー画像の書込位置を補正すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記転写ベルト上の位置であって、各色のトナー画像を転写する位置である転写位置を補正するために転写された補正パターンの検知情報を取得する補正パターン検知手段と、前記補正パターン検知手段によって取得された前記検知情報に基づいて、副走査位置ずれ補正値を算出する位置ずれ補正値算出手段と、をさらに備え、前記画像形成手段は、さらに前記位置ずれ補正値算出手段によって算出された前記副走査位置ずれ補正値に基づいて、前記転写ベルトにおけるトナー画像の書込位置を補正すること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記画像情報の種別は、少なくともプリンタコントローラによって受信された画像データである旨を示す情報、またはスキャナから読込まれた画像データである旨を示す情報のいずれかを表すこと、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記副走査遅延量補正値は、予め定められた転写条件を基準とした値であること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、画像情報を取得し、前記画像情報に対する複数色のトナー画像を形成し、前記トナー画像を転写ベルト上で転写媒体に重ね合わせて転写する画像形成方法において、前記画像情報から当該画像情報についての転写条件を取得する転写条件取得ステップと、前記画像情報の種別、前記画像情報の解像度、前記画像情報の階調数、および、形成する出力画像の解像度を含む転写条件と、トナー画像を形成する際に生じる各色の間の副走査方向の位置ずれに対する補正値を示す副走査遅延量補正値とを対応付けて記憶する副走査遅延量補正値記憶手段において、前記転写条件取得ステップによって取得された前記転写条件に対応付けられている前記副走査遅延量補正値を特定する副走査補正値特定ステップと、前記副走査補正値特定ステップによって特定された前記副走査遅延量補正値に基づいて、前記転写ベルトにおけるトナー画像の書込位置を補正する画像形成ステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載された画像形成方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、画像情報から当該画像情報についての転写条件を取得し、転写に関する情報を示す転写条件と、トナー画像を形成する際に生じる各色の間の副走査方向の位置ずれに対する補正値を示す副走査遅延量補正値とを対応付けて記憶する副走査遅延量補正値記憶手段において、転写条件に対応付けられている副走査遅延量補正値を特定し、副走査遅延量補正値に基づいて、転写ベルトにおけるトナー画像の書込位置を補正することにより、画像処理による遅延を考慮して各色の副走査方向の書込み位置のずれを補正するこ
とができるため、色ずれを防止した高品質な画像を出力することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
本実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、本発明が適用される複合機の構成例について説明する。図1は、本実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる複合機100は、パターン検知センサ15、16と、エンジン制御部110と、プリンタコントローラ140と、スキャナ150と、LD(laser diode)制御部160K、160M、160C、160Yと、図示しない画像形成部、画像出力部などを備えている。
パターン検知センサ15、16は、各色の画像の位置ずれを算出するために、転写ベルトに転写された補正パターンを検知するためのセンサである。プリンタコントローラ140は、他の情報端末などからネットワークを介して送信された画像データを受信するものである。スキャナ150は、原稿を読込むことによって画像データを取得するものである。
エンジン制御部110は、プリンタコントローラ140によって受信した画像データ、またはスキャナ150から取得した画像データを画像処理し、書込み制御を行い、画像データを変換したLD発光データを送信するものである。
LD制御部160は、エンジン制御部110によって送信されたLD発光データによって、LDを発光させるものである。LDが発光することによって、感光体ドラム上にトナー画像が形成される。形成されたトナー画像は、転写媒体に転写され出力される。
エンジン制御部110は、さらに補正パターン検知部111と、CPU112と、RAM113と、画像処理部114と、書込み制御部115とを備えている。
補正パターン検知部111は、各色の画像の位置ずれを補正するために、転写ベルトに転写した補正パターンの検知情報を取得するものである。
ここで、転写ベルト3に形成された補正パターンの検知情報の取得について説明する。図2は、転写ベルト上に形成された補正パターンを示す説明図である。タンデム型のカラー画像形成装置である複合機100においては、その構成上、各色間の位置合わせ技術が重要な課題となる。そこで、本実施の形態にかかる複合機100では、転写紙に対して実際のカラー画像形成動作を行なうことに先立ち、各色の位置ずれ補正を行なう。
具体的には、2つの検知センサ15、16を転写ベルト3における主走査方向の両端に配置し、転写ベルト3には、各々の検知センサ15、16の配置位置に対応させて補正パターン14を形成する。形成された補正パターン14は、転写ベルト3が移動し、検知センサ15、16を順に通過することによって検知される。補正パターン検知部111は、補正パターン検知センサ15、16が検知した信号を取得する。
CPU112は、RAM113や図示していないROMに格納されたプログラムやデー
タを読込み、実行するものである。また、CPU112は、画像データの送信タイミングの基準となるスタート信号(STTRIG_N)を書込み制御部115に対して送信するものである。
画像処理部114は、プリンタコントローラ140によって受信した画像データやスキャナ150によって取得された画像データに対して、種々の画像処理を行うものである。
次に、書込み制御部115の詳細について説明する。書込み制御部115は、さらに信号出力タイミング補正部117と、各色の書込み制御部(K)116K、書込み制御部(M)116M、書込み制御部(C)116C、書込み制御部(Y)116Yを備えている。
信号出力タイミング補正部117は、位置ずれ補正値と遅延量補正値から副走査遅延量を算出するものである。ここで、位置ずれ補正値とは、LDによる画像データの書込みタイミングがずれていることによって生じる各色の間の位置ずれを補正するため、画像処理部114からの画像データの出力タイミングを補正する補正値である。また、遅延量補正値は、各色の画像データに対して行われる書込み画像処理での遅延によって生じる各色の間の位置ずれを補正するため、画像処理部114からの画像データの出力タイミングを補正する補正値である。
図3は、信号出力タイミング補正部の詳細な構成を示すブロック図である。信号出力タイミング補正部117は、さらに転写条件取得部131と、位置ずれ補正値算出部132と、副走査遅延量算出部133と、副走査遅延量補正値記憶部134とを備えている。
副走査遅延量補正値記憶部134は、転写条件に対応する副走査遅延量補正値を規定するものである。図4は、副走査遅延量補正値記憶部のデータ構成の一例を示す説明図である。副走査遅延量補正値記憶部134は、転写条件と、副走査遅延量補正値とを対応付けて記憶している。なお、図4で示す副走査遅延量補正値記憶部134は、補正パターンの検知処理において、書込み画像処理を行わない場合の副走査遅延量補正値を規定したものである。
ここで、転写条件とは、転写に関する情報を示すものであり、各色の画像データに対して行われる書込み画像処理での遅延によって生じる各色の間の位置ずれを補正するための補正値である副走査遅延量補正値を決定するための条件である。転写条件としては、画像データの種別と、入力画像の解像度、入力画像の階調数、出力画像の解像度を含む。ここで、画像データの種別のプリンタとは、ネットワークを介して送信された画像データであることを示し、コピーとは、スキャナによって取得された画像データであることを示す。
副走査遅延量補正値は、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の各色について副走査遅延量補正値が設定されている。同一の転写条件であっても、色によって必要な画像処理機能が異なる場合がある。すなわち、各色の画像処理によって内部遅延ライン数が異なる。副走査遅延量補正値は、このような遅延にも対応する値である。
ここで、具体的に副走査遅延量補正値について説明する。例えば、モノクロ画像はスムージング処理を行うが、カラー画像ではスムージング処理を行わない。スムージング処理を行う場合は、複数ラインを参照しなければならないので、複数ライン分のラインメモリが必要になる。しかし、スムージング処理を行わない色では、速度変換用として最大でも2ライン分のラインメモリがあれば十分である。そのため、Kとカラー(M、C、Y)の間では、LD画像データを出力することに必要な書込み制御部122での内部遅延ライン
数が異なる。副走査遅延量補正値は、この遅延を補正するための値である。
転写条件取得部131は、画像データまたは予め設定されている画像データの読込条件や出力条件から、副走査遅延量補正値を特定するために必要な条件である転写条件を取得するものである。
位置ずれ補正値算出部132は、補正パターン検知部111で検知された補正パターンの検知情報から、様々な色ずれ量補正値、具体的には、主走査倍率補正値、主走査位置ずれ補正値、副走査位置ずれ補正値を算出するものである。
副走査遅延量算出部133は、副走査遅延量補正値記憶部134から、転写条件取得部131で取得された転写条件によって副走査遅延量補正値を特定する。副走査遅延量補正値に、位置ずれ補正値算出部132によって算出された副走査位置ずれ補正値を加算することによって、副走査遅延量を算出するものである。これにより、各色の副走査遅延量が算出される。
次に、書込み制御部116K、116M、116C、116Yについて説明する。図5は、書込み制御部の詳細な構成を示すブロック図である。各色の書込み制御部116K、116M、116C、116Yは、各色それぞれにラインメモリ121と、書込み画像処理部122と、補正パターン生成部123と、LDデータ出力部124と、副走査信号出力部125とを備えている。
副走査信号出力部125は、スタート信号(STTRIG_N)を基準として、信号出力タイミング補正部117の副走査遅延量算出部133によって算出された副走査遅延量に従って、副走査タイミング信号(*_FSYNC_N)を画像処理部114に出力するものである。各色の副走査信号出力部125において、各色の副走査遅延量に合わせて各色の副走査タイミング信号を出力することにより、書込み画像処理部122において生じる遅延を吸収し、各色の画像の位置ずれによる色ずれを防ぐことができる。
ラインメモリ121は、画像処理部114から送られた画像データを順次格納するメモリである。書込み画像処理部122は、ラインメモリ121に格納された画像データを用いて各種の画像処理を行うものである。例えば、スムージング処理やエッジ処理などが行われる。
補正パターン生成部123は、上述した各色の転写ベルト3上での位置ずれを補正するための補正値を算出するために、転写ベルト3に転写する補正パターン14の画像データを生成するものである。
LDデータ出力部124は、書込み画像処理部122で処理され画像データを感光体に転写するためにLDデータを出力するものである。
次に、以上のように構成されている複合機100による画像形成処理について説明する。図6は、補正パターン生成部、補正パターン検知部、転写条件取得部、補正値算出部、副走査遅延量算出部、書込み制御部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。
補正パターン生成部123は、補正パターン14を生成する(ステップS601)。K、M、C、Y色ごとの補正パターン14の画像データは、各色のLDデータ出力部124、LD制御部160を介して、転写ベルト3に転写され、補正パターン14が形成される。補正パターン検知部111は、補正パターン検知センサ15、16によって検知された
補正パターン14の検知情報を取得する(ステップS602)。
位置ずれ補正値算出部132は、補正パターン検知部111によって検知された検知情報から主走査倍率補正値を算出する(ステップS603)。位置ずれ補正値算出部132は、補正パターン検知部111によって検知された検知情報から主走査位置ずれ補正値を算出する(ステップS604)。
補正パターン検知部111によって検知された検知情報から副走査位置ずれ補正値を算出する(ステップS605)。Kを基準として、M、C、Y色の副走査位置ずれ補正値を算出する。Kに対するM、C、Y色の副走査位置ずれ補正値は、A1、A2、A3とする。このように、補正パターンをセンサで検知した検知情報から転写ベルトに書込むタイミングによる位置ずれを検知することができ、位置ずれを補正する補正値を算出して、書込みタイミングを制御することができるため、書込みタイミングによる位置ずれを防止することができ、高品質な画像を出力することができる。
転写条件取得部131は、画像データや出力条件、入力条件などの情報から副走査遅延量補正値を決定するための転写条件を取得する(ステップS606)。副走査遅延量算出部133は、副操作遅延量補正値記憶部134から、転写条件取得部131によって取得された転写条件に対応付けられた各色の副走査遅延量補正値を決定する(ステップS607)。このように、入力された画像データなどによって決定することができる転写条件から遅延量補正値を予め設定することができるため、画像処理を行うことにより発生する遅延による位置ずれを防止することができ、高品質な画像を出力することができる。
副走査遅延量算出部133は、Kの位置ずれ補正時の値を基準として各色についての副走査位置ずれ補正値と副走査遅延量補正値を加算することによって、各色の副走査遅延量を算出する(ステップS608)。具体的には、スタート信号基準の副走査遅延量(*_mfcntld)は、副走査遅延量補正値(B0〜B3)と、色ずれ補正を実行した時の副走査位置ずれ補正値(A1〜A3)から下記のように求めることができる。
K_mfcntld=位置ずれ補正時の値+B0
M_mfcntld=位置ずれ補正時の値+A1+B1
C_mfcntld=位置ずれ補正時の値+A2+B2
Y_mfcntld=位置ずれ補正時の値+A3+B3
副走査遅延量算出部133によって算出された副走査遅延量によって画像処理部114から送信される画像データの出力タイミングを制御して、印刷処理を行う(ステップS609)。具体的に、副走査の色ずれを補正する処理を説明する。色ずれを補正するための位置合わせは、スタート信号を基準として、上述したように算出された副走査遅延量Y_mfcntld、M_mfcntld、C_mfcntld、K_mfcntldを反映させた副走査タイミング信号(*_FSYNC_N)を画像処理部114に対して出力する。画像処理部114では、*_FSYNC_Nをトリガにして副走査ゲート信号(*_IPFGATE_N)を出力し、画像データ(*_IPDATA[7:0]_N)が転送される。すなわち、画像データは、書込み画像処理による遅延を考慮したタイミングで出力される。画像データに対する書き込み画像処理後、LD制御部160K、160M、160C、160Yを介して感光体にトナー画像が形成され、画像が転写媒体に出力される。これにより、各色の画像の位置ずれによる色ずれを防止することができる。
図7は、副走査遅延量算出部によって算出された副走査遅延量が加味されたタイミングチャートである。図7では、副走査遅延量算出部によって算出された各色の副走査遅延量Y_mfcntld、M_mfcntld、C_mfcntld、K_mfcntldが反映され、副走査ゲート信号(*_IPFGATE_N)が出力されている。すなわち、同様のタイミングで画像データ(*_IPDATA[7:0]_N)
が出力される。LDデータ出力部124では、書込み画像処理により遅延した画像データからLD発光データ(*_LDDATA)に生成し、各色のLD制御部160K、160M、160C、160Yに出力する。LD制御部160は、LD発光データによってLDが発光させ、感光体ドラム上にトナー画像が形成され、転写媒体に転写され出力される。このように、各色の副走査遅延量を反映させて画像データを出力することにより、各色間の色ずれを防止することができる。
なお、上記においては、副走査遅延量に用いた補正の処理について説明したが、主走査倍率補正値、主走査位置ずれ補正値についても既知の方法によって補正処理が実施されて印刷処理が行われる。
各色間の位置ずれの補正を行う際に、補正パターンを出力して位置ずれを補正する場合は、ラインメモリ121が使用されることなく、補正パターン生成部123で補正パターンが生成され、出力されるため、画像処理部114から出力された副走査ゲート信号(*_IPFGATE_N)に対して、LD画像データ(*_LDDATA)は遅れることがない。
しかしながら、実際にスキャナ150で読込まれた画像データなどを出力する場合は、ラインメモリ121を使用するため、画像処理部114から出力された副走査ゲート信号(*_IPFGATE_N)に対して、LD画像データ(*_LDDATA)は遅れることがある。また、色ごとに使用するライン数が異なる場合がある。本願においては、このようなラインメモリ121の使用や使用ライン数の違いに起因した各色間の位置ずれによる色ずれを補正することができる。
次に、具体的な遅延量の補正を説明する。図8は、副走査遅延量の補正の一例を説明するためのタイミングチャートである。なお、本例では、CとYはMと同様のタイミングとなるため省略し、KとMについてのタイミングチャートを示している。
補正パターン出力時は、上述したようにラインメモリ121を使用しないため、副走査カウンタ、すなわち副走査ゲート信号(*_IPFGATE_N)に対して、LD画像データ(*_LDDATA)が遅れることはない。
画像データ種別:プリンタ、入力画像の解像度:600dpi、入力画像の階調数:2値、出力画像の解析度:600dpi出力(補正なし)の場合は、書込み画像処理部(K)122Kで4ライン遅延し、書込み画像処理部(M)122Mでは、1ライン遅延している。この場合は、補正パターン出力時に比べて、プリンタ出力時は副走査の絶対位置がKで4ライン、Mで1ラインずれることになる。すなわち、補正パターンで位置ずれ補正値を算出しても、この差を加味して補正しないと位置ずれが生じる。
画像データ種別:プリンタ、入力画像の解像度:600dpi、入力画像の階調数:2値、出力画像の解析度:600dpi出力(補正あり)の場合について説明する。本実施の形態にかかる複合機100では、補正パターンと実画像を印刷する場合の書込み制御部115での遅延量の差分を補正するための副走査遅延量補正値を、図4の副走査遅延量補正値記憶部134で参照する。副走査遅延量補正値は、K=−4、M=−1が特定される。副走査遅延量補正値K=−4、M=−1を、スタート信号基準の副走査遅延量(*_mfcntld)に反映することにより、遅延量が補正される。よって、本実施の形態にかかる複合機100は、色ずれを防止した高品位な画質の画像を出力することができる。
他の副走査方向の色ずれを補正する例を説明する。図9は、ある転写条件によって色ずれが生じた場合の副走査遅延量の補正の一例を説明するためのタイミングチャートである。画像データ種別:コピー、入力画像の解像度:600dpi、入力画像の階調数:多値
(4bit)、出力画像の解析度:600dpi出力の場合は、Kとカラー(M、C、Y)で書込み画像処理部122での遅延ライン数は同数の1ラインとなる例である。図4の副走査遅延量補正値(B)から求めた補正値としてK=−1、M=−1、C=−1、Y=−1を、スタート信号基準の副走査遅延量(*_mfcntld)に反映することにより、遅延量が補正される。
また、画像データ種別:プリンタ、入力画像の解像度:300dpi、入力画像の階調数:2値、出力画像の解析度:600dpi出力の場合は、副走査遅延量補正値としてK=−8、M=−2、C=−2、Y=−2を、スタート信号基準の副走査遅延量(*_mfcntld)に反映することにより、遅延量が補正される。なお、書込み制御部122は、副走査2倍密の処理を行っている。
他の副走査方向に位置ずれを補正する例を説明する。図10は、ある転写条件によって色ずれが生じた場合の副走査遅延量の補正の一例を説明するためのタイミングチャートである。これは、プリンタの解像度が2倍になり、ライン周期が1/2になった場合の例である。画像データ種別:プリンタ、入力画像の解像度:1200dpi、入力画像の階調数:2値、出力画像の解析度:600dpiから、図4の副走査遅延量補正値(B)から求めた補正値としてK=−8、M=−2、C=−2、Y=−2を、スタート信号基準の副走査遅延量(*_mfcntld)に反映することにより、遅延量が補正される。
また、他の例として位置ずれ補正パターン生成時に、ある基準となる転写条件の書込み制御部での副走査内部遅延量と同じ遅延量に設定して出力した場合の遅延量の補正を説明する。図11は、ある転写条件によって色ずれが生じた場合の副走査遅延量の補正の一例を説明するためのタイミングチャートである。この場合、副走査位置の基準は、画像データ種別:プリンタ、入力画像の解像度:600dpi、入力画像の階調数:2値、出力画像の解析度:600dpi時が基準になる。
図12は、副走査遅延量補正値記憶部のデータ構成の一例を示す説明図である。上述した副走査遅延量補正値記憶部134と差異は、補正パターンの検知処理において、予め定められた転写条件で書込み画像処理を行なった場合の副走査遅延量補正値を規定した点である。具体的に、予め定められた転写条件とは、画像データ種別:プリンタ、入力画像の解像度:600dpi、入力画像の階調数:2値、出力画像の解析度:600dpiであり、この転写条件を基準として、他の転写条件での副走査遅延量補正値を規定している。
かかる場合、図12の副走査遅延量補正値(B)から求めた補正値はK=+3、M、C、Y=0となる。かかる補正値を、スタート信号基準の副走査遅延量(*_mfcntld)に反映することにより、遅延量が補正される。すなわち、基準となる転写条件(この場合は、画像データ種別:プリンタ、入力画像の解像度:1200dpi、入力画像の階調数:2値、出力画像の解析度:600dpi)と同一のタイミングでLD画像データ(*_LDDATA)の出力するように補正すれば、LDによる書込みタイミングによる位置ずれ補正は別途手当てされているため、書込み画像処理による位置ずれは補正することができる。他のモードにおいても、図12の値を使用することで、色ずれを防止した画像を印刷することができる。
このように、画像データを画像形成する際に用いられる転写条件と同一の条件で、位置ずれ補正パターン形成を行った場合の補正値を基準とした補正値テーブルを生成して用いることにより、副走査遅延量補正値として加算する値が小さくなり、調整時間が短縮され、処理時間を削減することができる。
ここで、本実施の形態の前提となるカラー画像形成装置の作像原理を説明する。図13
は、カラー画像形成装置である複合機の画像プロセス部および転写ベルトの構成を示す説明図である。
各色の画像を形成する画像プロセス部1Y、1M、1C,1Kは、転写媒体としての転写紙2を搬送する転写ベルト3に沿って一列に配置されている。転写ベルト3は、駆動回転する駆動ローラ4と従動回転する従動ローラ5との間に架設されており、駆動ローラ4の回転によって矢印方向A→A’に回転駆動される。転写ベルト3の下部には、転写紙2が収納された給紙トレイ6が備えられている。この給紙トレイ6に収納された転写紙2のうち最上位置にある転写紙2は、画像形成時に転写ベルト3に向けて給紙され、静電吸着によって転写ベルト3上に吸着される。吸着された転写紙2は、第1の画像プロセス部1Yに搬送され、ここでイエローの画像形成が行われる。
第1の画像プロセス部1Yは、感光体ドラム7Yと、この感光体ドラム7Yの周囲に配置された帯電器8Y、露光器9、現像器10Y及び感光体クリーナ11Yから構成されている。感光体ドラム7Yの表面は、帯電器8Yで一様に帯電された後、露光器9によりイエローの画像に対応したレーザ光LYで露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、現像器10Yで現像され、感光体ドラム7Y上にトナー像が形成される。このトナー像は、感光体ドラム7Yと転写ベルト3上の転写紙2とが接する位置(転写位置)で、転写器12Yによって転写紙2に転写され、これによって、転写紙2上に単色(イエロー)の画像が形成される。転写が終わった感光体ドラム7Yでは、ドラム表面に残った不要なトナーが感光体クリーナ11Yによってクリーニングされ、次の画像形成に備えることとなる。
このように、第1の画像プロセス部1Yで単色(イエロー)を転写された転写紙2は、転写ベルト3によって第2の画像プロセス部1Mに搬送される。ここでも同様に、感光体ドラム7M上に形成されたトナー像(マゼンタ)が転写紙2上に重ねて転写される。転写紙2は、さらに、第3の画像プロセス部1Cと第4の画像プロセス部1Kとに順に搬送され、同様に、形成されたトナー像が転写紙2に転写され、これによって転写紙2上にカラー画像を形成してゆく。なお、第2〜第4の画像プロセス部1M、1C、1Kは、第1の画像プロセス部1Yと同様の構造なので、その説明は省略する。
さらに、第4の画像プロセス部1を通過してカラー画像が形成された転写紙2は、転写ベルト3から剥離され、定着器13にて定着された後、排紙される。
図14は、本実施の形態にかかる複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この複合機100は、コントローラ210とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ210は、複合機100全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ210は、CPU112と、ノースブリッジ(NB)213と、システムメモリ(MEM−P)212と、サウスブリッジ(SB)214と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)216と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC216との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス215で接続した構成となる。また、MEM−P212は、ROM(Read Only Memory)212aと、RAM(Rando
m Access Memory)113と、をさらに有する。
CPU112は、複合機100の全体制御をおこなうものであり、NB213、MEM−P212およびSB214からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB213は、CPU112とMEM−P212、SB214、AGP215とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P212は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM212aとRAM113とからなる。ROM212aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM113は、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB214は、NB213とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB214は、PCIバスを介してNB213と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC216は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP215、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC216は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC216の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC216には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP215は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P212に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、本実施形態の複合機100で実行される画像形成プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施形態の複合機100で実行される画像形成プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の複合機100で実行される画像形成プログラムを、インターネッ
ト等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の複合機100で実行される画像形成プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態の複合機100で実行される画像形成プログラムは、上述した各部(転写条件取得部、補正値算出部、副走査遅延量算出部、LD出力タイミング制御部など)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像形成プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、転写条件取得部、補正値算出部、副走査遅延量算出部、LD出力タイミング制御部などが主記憶装置上に生成されるようになっている。
さらに、他の変形例では、信号出力タイミング補正部117において位置ずれ補正値算出部132を備えなくてもよい。この場合は、位置ずれ補正を行わず、書込み画像処理により生じた遅延のみを補正することとなる。
本実施の形態にかかる複合機の構成を示すブロック図である。 転写ベルト上に形成された補正パターンを示す説明図である。 信号出力タイミング補正部の詳細な構成を示す説明図である。 副走査遅延量補正値記憶部のデータ構成の一例を示す説明図である。 書込み制御部の詳細な構成を示すブロック図である。 補正パターン生成部、補正パターン検知部、転写条件取得部、補正値算出部、副走査遅延漁補正部、LD出力タイミング制御部が行う画像形成処理手順を示すフローチャートである。 副走査遅延量算出部によって算出された副走査遅延量が加味されたタイミングチャートである。 副走査遅延量の補正の一例を説明するためのタイミングチャートである。 ある転写条件によって色ずれが生じた場合の副走査遅延量の補正の一例を説明するためのタイミングチャートである。 ある転写条件によって色ずれが生じた場合の副走査遅延量の補正の一例を説明するためのタイミングチャートである。 ある転写条件によって色ずれが生じた場合の副走査遅延量の補正の一例を説明するためのタイミングチャートである。 副走査遅延量補正値記憶部のデータ構成の一例を示す説明図である。 カラー画像形成装置である複合機の画像プロセス部および転写ベルトの構成を示す説明図である。 本実施の形態にかかる複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
符号の説明
15、16 補正パターン検知センサ
100 複合機
110 エンジン制御部
111 補正パターン検知部
112 CPU
113 RAM
114 画像処理部
115 書込み制御部
116K 書込み制御部(K)
116M 書込み制御部(M)
116C 書込み制御部(C)
116Y 書込み制御部(Y)
117 信号出力タイミング補正部
121 ラインメモリ
122 書込み画像処理部
123 補正パターン生成部
124 LDデータ出力部
125 副走査信号出力部
131 転写条件取得部
132 位置ずれ補正値算出部
133 副走査遅延量算出部
134 副走査遅延量補正値記憶部
140 プリンタコントローラ
150 スキャナ
160K LD制御部(K)
160M LD制御部(M)
160C LD制御部(C)
160Y LD制御部(Y)

Claims (7)

  1. 画像情報を取得し、前記画像情報に対する複数色のトナー画像を形成し、前記トナー画像を転写ベルト上で転写媒体に重ね合わせて転写する画像形成装置において、
    前記画像情報の種別、前記画像情報の解像度、前記画像情報の階調数、および、形成する出力画像の解像度を含む転写条件と、トナー画像を形成する際に生じる各色の間の副走査方向の位置ずれに対する補正値を示す副走査遅延量補正値とを対応付けて記憶する副走査遅延量補正値記憶手段と、
    前記画像情報から当該画像情報についての転写条件を取得する転写条件取得手段と、
    前記副走査遅延量補正値記憶手段において、前記転写条件取得手段によって取得された前記転写条件に対応付けられている前記副走査遅延量補正値を特定する副走査補正値特定手段と、
    前記副走査補正値特定手段によって特定された前記副走査遅延量補正値に基づいて、前記転写ベルトにおけるトナー画像の書込位置を補正する画像形成手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段は、前記副走査補正値特定手段によって特定された前記副走査遅延量補正値に基づいて画像データの送信タイミングを制御することによって、前記転写ベルトにおけるトナー画像の書込位置を補正すること、を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写ベルト上の位置であって、各色のトナー画像を転写する位置である転写位置を補正するために転写された補正パターンの検知情報を取得する補正パターン検知手段と、
    前記補正パターン検知手段によって取得された前記検知情報に基づいて、副走査位置ずれ補正値を算出する位置ずれ補正値算出手段と、をさらに備え、
    前記画像形成手段は、さらに前記位置ずれ補正値算出手段によって算出された前記副走査位置ずれ補正値に基づいて、前記転写ベルトにおけるトナー画像の書込位置を補正すること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像情報の種別は、少なくともプリンタコントローラによって受信された画像データである旨を示す情報、またはスキャナから読込まれた画像データである旨を示す情報のいずれかを表すこと、を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  5. 前記副走査遅延量補正値は、予め定められた転写条件を基準とした値であること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  6. 画像情報を取得し、前記画像情報に対する複数色のトナー画像を形成し、前記トナー画像を転写ベルト上で転写媒体に重ね合わせて転写する画像形成方法において、
    前記画像情報から当該画像情報についての転写条件を取得する転写条件取得ステップと、
    前記画像情報の種別、前記画像情報の解像度、前記画像情報の階調数、および、形成する出力画像の解像度を含む転写条件と、トナー画像を形成する際に生じる各色の間の副走査方向の位置ずれに対する補正値を示す副走査遅延量補正値とを対応付けて記憶する副走査遅延量補正値記憶手段において、前記転写条件取得ステップによって取得された前記転写条件に対応付けられている前記副走査遅延量補正値を特定する副走査補正値特定ステップと、
    前記副走査補正値特定ステップによって特定された前記副走査遅延量補正値に基づいて、前記転写ベルトにおけるトナー画像の書込位置を補正する画像形成ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  7. 請求項6に記載された画像形成方法をコンピュータに実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
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