JP2015060010A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置の内部センサを使用した濃度補正において、内部センサによる読み取り値のバラつきを軽減する【解決手段】S1,S2で複数の階調パターンを作成し、S3でその各階調パターンを複数の濃度検知センサで濃度検出する。S5でその各濃度検知センサの読み取り値を比較し、差異が大きい場合はS5で履歴データと比較し、S7,S8でその比較結果によって濃度検知センサの重み平均係数を算出する。S9で各濃度検知センサに対する重み平均係数のバラつき度合いが大きい場合は、S10で重み平均係数が総じて低い濃度検知センサの読み取り値を取得せずに破棄する。ある階調の重み平均係数が他の階調値に対する重み平均係数よりも差異が大きい場合は、差異の程度によりドットパターンを変更するか、その階調値に対する階調パターンは形成せず、前後の階調値の結果から補間する。【選択図】 図5

Description

この発明は、機内の像担持体上に形成した階調パターンを内部の濃度検知センサによって読み取って、画像の濃度を補正する機能を有する画像形成装置に関する。
プリンタ等の画像形成装置による印刷において、装置の個体差に起因する印刷濃度のバラツキや、同一個体の経時による印刷濃度のバラツキが問題となる場合がある。
この問題に対し、画像形成装置によって濃度補正用の階調パターンを紙に印刷し、それを濃度計もしくはスキャナのような画像読み取り装置で読み取って、濃度補正する方法がある。しかし、省資源の観点から、紙媒体に印刷することなく、画像形成装置内の中間転写体に複数の階調パターンを転写し、装置内の濃度検知センサによって読み取った濃度値を使用して、濃度補正を行う技術が既に知られている。
例えば、特許文献1には、中間転写ベルト上に面積階調法によって段階的に階調値の異なるパターンからなる面積階調パターン列を形成し、そのトナー付着量をトナー付着量検知センサで検知した結果に基づいて、階調補正を行う画像形成装置が開示されている。
しかしながら、このような従来の画像形成装置においては、内部センサの検知精度が良好でないことや、像担持体を含めた作像部の主走査及び副走査方向のトナー付着量のバラつきに起因し、内部センサの読み取り結果にもバラつきがあった。そのため、画像処理部で濃度補正を実施する時に過補正となり、階調段差が発生するという問題があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、画像形成装置の内部センサを使用した濃度補正において、画像形成装置本体の濃度安定性の変動に起因する内部センサによる読み取り値のバラつきを軽減することを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、像担持体上に形成したトナー像を記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置において、
上記像担持体上に濃度補正用の階調パターンを主走査方向に間隔を置いて、同じ濃度階調値のパッチの副走査方向の位置が揃うように複数形成する階調パターン作成手段と、
上記像担持体に近接して上記主走査方向に上記間隔を置いて配置され、それぞれ上記複数の各階調パターンの各パッチごとの濃度を読み取る複数の濃度検知センサによる濃度検出手段と、
その濃度検出手段による濃度検出値に応じて画像データによって形成する画像の濃度を補正する濃度補正手段と、
上記複数の各濃度検知センサでそれぞれ読み取った各濃度階調値に対する読み取り値を比較する比較手段と、
その比較手段による比較結果に応じて上記複数の各濃度検知センサの上記各濃度階調値に対する重み平均係数を算出する重み平均係数算出手段と、
その重み平均係数算出手段によって算出された上記各濃度検知センサの上記各濃度階調値に対する重み平均係数の比較により、上記各濃度検知センサごとにその読み取り値を取得するか否かを判断する第1の判断手段と、
上記各濃度検知センサの上記各濃度階調値に対する上記算出された重み平均係数の比較により、複数の上記階調パターンごとに、階調値のドットパターンを変更するか否かを判断する第2の判断手段とを設けたことを特徴とする。
この発明による画像形成装置は、装置内の内部センサを使用した濃度補正において、画像処理部の濃度補正に使用するセンサ読み取り値のバラつきを軽減することができる。
この発明による画像形成装置の一実施形態のハード構成の概略を示すブロック図である。 図1におけるエンジン部の概略構成例を示す模式図である。 図1に示した画像形成装置の濃度補正に係わる機能構成例を示す機能ブロック図である。 図3の画像形成部によって転写搬送ベルト上に形成する濃度補正用の階調パターンとその読み取りについて説明するための図である。 図3に示した画像形成装置における階調パターンの生成とその濃度値の読み取り及び濃度補正に関する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1及び図2によって、この発明による画像形成装置の一実施形態のハード構成を説明する。図1はその画像形成装置であるカラープリンタのハード構成の概略を示すブロック図である。
図1に示す画像形成装置は、コントローラ部20と、操作パネル40及びエンジン部50を備えている。
コントローラ部20は後述する画像処理部であり、CPU21、ROM22、RAM23、ホストI/F24、HDD25、パネルI/F26、およびエンジンI/F27を有する。
これらは、システムバス28によって相互にデータ、アドレス、および制御信号をやり取り可能に接続され、マイクロコンピュータを構成している。
ここで、「I/F」は「インタフェース」、「HDD」は「ハードディスクドライブ」のそれぞれ一般的な略称である。
CPU21は、RAM23をワークエリアとしてROM22又はHDD25に記憶されたプログラムを選択的に実行することにより、画像形成装置1の全体を統括的に制御すると共に、後述するこの発明に係わる各種の機能を実現する中央処理装置である。
ROM22は、CPU21が実行する各プログラムとその実行に必要な固定データ等を予め記憶した読み出し専用のメモリである。
RAM23は、CPU21がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用するとともに、一時的なデータを記憶する読み書き可能なメモリである。
ホストI/F24は、ネットワークを介してホスト装置60と通信するためのインタフェースであり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であるホスト装置から送信される印刷データを受信する。
HDD25は、ハードディスクにCPU21が実行する各プログラムやその実行に必要な固定データ、各種設定値などを変更設定可能に記憶する不揮発性の大容量記憶装置である。受信した印刷データをこのHDD25に一時的に記憶させることもできる。
なお、このHDD25の代わりに、あるいはHDD25に加えて、不揮発性RAM等の不揮発性記憶メモリを設けてもよい。
パネルI/F26は、操作パネル40との間で信号やデータを授受するためのインタフェースである。操作パネル40は、画像形成装置の筐体の前面又は上面などに設けられ、ユーザに操作されるキー群と液晶表示器等の表示部を備えている。
エンジンI/F27は、実際に画像形成を行う画像形成機構部とその駆動回路等からなるエンジン部(プリンタエンジンとも称される)50との間で、信号やデータを授受するためのインタフェースである。
そのエンジン部50の画像形成機構部の構成例を図2によって説明する。
このエンジン部50は画像形成部であり、この実施形態では電子写真方式の画像形成により転写紙(「記録紙」とも称す)上へカラー画像又は単色画像を形成するタンデム型直接転写方式の画像形成部である。
このエンジン部50は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の画像を形成する4個の作像ユニット1Y,1M,1C,1Kを有する。その作像ユニット1Y,1M,1C,1Kは、記録媒体である転写紙2を搬送する転写搬送ベルト3の移動方向(矢示A方向)に沿って、所定の間隔で配置されている。
転写搬送ベルト3は、図示を省略した駆動モータによって矢示B方向に回転駆動される駆動ローラ4と、間隔を置いて平行に配置された従動ローラ5とによって、ほぼ水平に張り渡され、矢示A方向に周回移動(回動)する。
その転写搬送ベルト3の下部には、転写紙2が収納された給紙トレイ6を備えている。
この給紙トレイ6に収納された転写紙2のうち最上位にある転写紙2が、画像形成時に転写搬送ベルト3に向けて矢示C方向に給紙され、静電吸着によって転写搬送ベルト3上に吸着され、その矢示A方向の移動によって、作像ユニット1Yに搬送される。
作像ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれ感光体ドラム7と、その感光体ドラム7の周囲に配置された帯電器8、現像器10、感光体クリーナ11、及び転写器12を備えている。作像ユニット1Y,1M,1C,1Kの上部には共通の露光装置9が配置されている。
各作像ユニット1Y,1M,1C,1Kの感光体ドラム7はそれぞれ矢示方向に回転され、それぞれ所定のタイミングで帯電器8によって表面が一様に帯電された後、露光装置9から射出される各色の画像に対応したレーザ光Lによって露光走査される。それによって、各感光体ドラム7に表面に静電潜像が形成される。
その静電潜像が、現像器10でそれぞれ各色のトナーによって現像され、各作像ユニット1Y,1M,1C,1Kの感光体ドラム7上に各色のトナー像が形成される。
この各色のトナー像が、感光体ドラム7と転写搬送ベルト3上の転写紙2とが接する位置(転写位置)で、転写器12によって転写紙2に順次重ねて転写され、それによって、転写紙2上にフルカラー画像が形成される。
転写が終わった感光体ドラム7の表面に残った不要なトナーは感光体クリーナ11Yによってクリーニングされ、次の画像形成に備える。
作像ユニット1Kを通過してフルカラー画像が形成された転写紙2は、転写搬送ベルト3から剥離されて定着器13へ搬送され、そこでフルカラーのトナー像が定着された後、矢示D方向に排紙される。
単色画像を形成する場合は、作像ユニット1Y,1M,1C,1Kのうちの所望の色のトナー像を形成する作像ユニットのみを動作させればよい。したがって、白黒画像を形成する場合は、作像ユニット1Kのみを動作させる。
このエンジン部50には、後述する濃度補正を行う際に、転写搬送ベルト3上に形成される階調パターンを検知するための濃度検知センサ14〜16を、転写搬送ベルト3の下側の面に近接して、その幅方向(紙面に垂直な方向)に間隔を置いて設けている。
この実施形態では、このような画像処理部(コントローラ部20)及び画像形成部(エンジン部50)において濃度補正用の階調パターンを生成可能な画像形成装置において、像担持体である転写搬送ベルト3上に濃度補正用の階調パターンを生成する。そして、画像形成装置内の濃度検知センサ14〜16によってその階調ターンを読み取り、コントローラ部20で濃度補正処理を行う。
その際、画像形成装置本体の濃度安定性の変動に応じて、複数の各濃度検知センサに対する重みや読み取りパッチの個数を切り替えることにより、画像処理部の濃度補正に使用するセンサ読み取り値のバラつきを軽減する。
そこで、上述した画像形成装置におけるこの発明を実施した濃度補正の処理について、図3〜図5によって詳細に説明する。
図3は、図1に示した画像形成装置1の濃度補正に係わる機能構成例を示す機能ブロック図である。ここで、画像処理部20は、図1におけるコントローラ部であり、画像形成部50は、図1及び図2におけるエンジン部である。
図1に示したパーソナルコンピュータ等のホスト装置60から受信する印刷データによる画像データは、通常印刷時においては、図3に示す画像形成装置1内の画像処理部20によって次のように処理される。
すなわち、ホスト装置60からから送られた画像データはRGBデータなので、色変換処理部31でYMCデータに変換する。そして、墨生成処理部32が黒データを生成してYMCKデータにし、そのYMCKデータに対して濃度変換処理部33が濃度変換(γ変換)処理を行い、階調変換処理部34が階調変換を行う。
そして、それらの各処理が実施された画像データは、画像形成部50の作像部53(図2における作像ユニット1Y,1M,1C,1K及び露光装置9等)へ送られて、実画像を作像し、その印刷結果としてフルカラー画像を印刷した転写紙を出力する。
この発明による内部の濃度検知センサを使用する濃度補正時には、画像形成部50内の特性の実行条件に応じて階調パターン生成部52が濃度補正用の階調パターン(濃度階調値が異なるパッチ列)を生成し、作像部53がそれを転写搬送ベルト3上に形成する。その階調パターンは、図1に示した操作パネル40によるユーザの指定によって変更してもよい。この階調パターン生成部52と作像部53によって階調パターン作成手段の機能を果す。
図2に示したエンジン部50では、像担持体である転写搬送ベルト3上に階調パターンを形成するが、中間転写方式のエンジン部の場合には、像担持体である中間転写ベルト等の中間転写体上に階調パターンを形成すればよい。モノクロ専用機の場合は、像担持体である感光体ドラム又は感光体ベルト上に階調パターンを形成すればよい。
そして、その形成した階調パターンの各濃度を濃度検知センサ14〜16による濃度検出部54によって検出して、階調パターンの読み取りを行う。この濃度検知センサ14〜16による濃度検出部54が、濃度検出手段に相当する。
その濃度検出部54で読み取った濃度データに基づいて、濃度検出値変換部51が後述する重み平均係数の設定変更等に関する各種の処理を行って、その結果を階調パターン生成部52に反映させる。また、その反映後に階調パターン生成部52及び作像部53によって形成された階調パターンを濃度検出部54によって読み取ったときには、その濃度データを濃度検出値変換部51で画像処理部20で処理可能な形態に変換する。そして、その濃度データを画像処理部20へ送出する。この濃度検出値変換部51が、比較手段、重み係数算出手段、および第1、第2に判断手段の機能も果す。
画像処理部20では、濃度検出値処理部35がその濃度データを受け取って処理し、濃度閾値判定部36が濃度閾値を判定し、濃度補正値生成部37が濃度補正値を生成し、その濃度補正値を濃度変換処理部33が使用して、印刷する画像の濃度を補正する。また、その濃度補正値を濃度補正値保持部38が保持する。
この実施形態では、濃度の読み取りを例に挙げているが、読み取り特性としては明るさに相当するものを読み取ってもよい。明るさは濃度と対応している。
図4は、画像形成部50で生成するパターンとその読み取りについて説明するための図である。
この実施形態では、図4の左側に示すように、3個の濃度読み取りセンサ14,15,16が、主走査方向(書き込み方向)Wに沿って、図2において奥側と、中央と、手前側に、等間隔で配置されている。一方、像担持体である転写搬送ベルト3上の、主走査方向の濃度読み取りセンサ14,15,16と対応する位置に、副走査方向(紙送り方向)Aに沿って3本の濃度補正用の階調パターン17,18,19が形成される。
その各階調パターン17,18,19を、それぞれ対応する各濃度読み取りセンサ14,15,16によって読み取る。各階調パターン17,18,19は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色について濃度階調値が段階的に異なる5個のパッチを続けて形成している。その各階調パターン17,18,19の濃度階調値は、副走査方向においては変化するが、主走査方向では各色とも同一階調値である。
さらに,副走査方向における濃度階調値は、各色とも薄い値から濃い値に5階調に推移するものとする。各色の順序は図4に示した例に限るものではない。
図5は、図3に示した画像形成装置1における階調パターンの生成とその濃度値の読み取り及び濃度補正に関する処理の流れを示すフローチャートである。
この図において、各処理のステップを「S」と略記する。また、破線で囲んだ部分は、読み取り値の補正に関する処理を示している。
画像形成装置1において濃度補正の処理を開始すると、ステップ1で読み取り処理の初期化を行って、階調パターン生成部52によって階調パターンを生成する。そして、ステップ2で作像部53によって転写搬送ベルト3上に図4に示した階調パターン17〜19を作像する。これが、階調パターン作成手段に相当する。
ステップ3で濃度検出部54が濃度検知センサ14〜16によって、その各階調パターンの濃度検出を行う。その濃度検出は、各濃度検知センサ14,15,16によって、各階調値のパッチ及び各色のパッチに対して実施し、その各濃度検知センサの各読み取り値を取得する。その読み取り値を取得する段階では、重み平均を利用した平均値の計算は実施しない。これが、濃度検出手段に相当する。
ステップ5では、その取得した各濃度検知センサによる各階調値及び各色の読み取り値に対し、同一階調値で同一色の読み取り値を比較する。その比較結果に応じて、各濃度検知センサの読み取り結果の差異が設定された規定値未満の場合は、ステップ11へ進む。そして、画像形成装置に予め保持されている各濃度検知センサの重み平均の係数の初期値を使用して、平均値を算出した結果を、階調パターン生成部52による階調パターンの設定に反映する。
なお、図5において、ステップ5以降ではスペースの都合で、「濃度検知センサ」を単に「センサ」と略記している。
ステップ5の比較で、読み取り結果の差異が設定された規定値より大きかった場合は、ステップ6で、各濃度検知センサの読み取り値の履歴データとの比較を実施する。
そして、ステップ7で、バラつきが大きい濃度検知センサの重み平均係数を重み平均の係数値を初期値に対して下げ、バラつきが小さい濃度検知センサの重み平均係数を重み平均の係数値を初期値に対して上げる。
そして、ステップ8で各階調値に対する重み平均係数を算出する。重み平均係数の変更を実施する場合は、全ての濃度検知センサに対して実施する。重み平均係数の変更は各階調値及び各色に対してそれぞれ実施するが、濃淡の傾向が色に依存しない場合は各色共通の重み係数にしてもよい。
重み平均係数を算出後に、ステップ9で各濃度検知センサに対する重み平均係数のバラつき度合いをチェックする。その結果、バラつき度合いが規定値未満の場合は、ステップ11へ進んで、画像形成装置に予め保持されている各濃度検知センサの重み平均の係数の初期値を使用して、平均値を算出した結果を、階調パターン生成部52による階調パターン設定に反映する。
ステップ9でバラつき度合いが規定値より大きい場合は、ステップ10へ進む。そこでは、任意の濃度検知センサに対する全濃度階調値に対する重み平均係数が、他の濃度検知センサの全濃度階調値に対する重み平均係数に対して一定の閾値の場合は、その濃度検知センサの読み取り値を取得せずに破棄する。
また、任意の濃度階調値に対する重み平均係数が他の濃度階調値に対する重み平均係数に対して一定の閾値より大きい(バラつきが大きい)場合は、差異の程度により次のいずれかを実施する。
(1)その階調値に使用されているドットパターンを変更する。
(2)その階調値に対する階調パターンは形成せず、前後の階調値の結果から補間する。
ドットパターンの変更は、ドットパターンのスクリーン線数を低くするか、もしくは網点の密度を上げることによって実施する。このようにドットパターンを粗くする理由としては、像担持体上での安定性を向上させることができるためであるが、ドットパターンの変更時には、単位面積当たりのドットの粗密は変更しないパタンを選択する。また、最低階調値および最高階調値を示す濃度検出パッチは必ず形成する。
これのステップ5〜10の処理が、比較手段、重み係数算出手段、および第1、第2に判断手段に相当する。
そして、ステップ11で、読み取り値の補正内容を階調パターン生成部52による階調パターン設定に反映する。
設定反映後、ステップ12で再度、階調パターンの生成および読み取りを実施し、ステップ13で読み取り値を補正(重み平均計算)後に、画像処理部20にデータを送信する。ステップ15でそれを受けた画像処理部20が濃度補正処理を実施して、処理を終了する。その濃度補正処理は、図3における濃度検出値処理部35、濃度閾値判定部36、濃度補正値生成部37、及び濃度変換処理部33によってなされる。これらが濃度補正手段に相当する。
これらの処理は、画像形成部50にもCPU等のプロセッサを設けて実行してもよいが、画像処理部20の図1に示したCPU21と協働して実行することができおるが、CPU21が画像処理部20と画像形成部50の処理を兼ねて実行することもできる。
表1〜表3によって、重み平均係数の設定例について説明する。
表1は初期設定値、表2は算出例1、表3は算出例2の各濃度検知センサに対する各パッチごとの重み平均係数を示す。
「センサ位置」の奥、中央、手前は、図4に示した濃度検知センサ14,15,16をそれぞれ意味する。パッチ1〜5は、図4に示した各階調パターン17〜19における、ある色(例えば黒)の最も明るい階調から最も暗い階調までの5段階の各階調のパッチを意味する。
表1に示す重み平均係数の初期設定値は、画像形成装置の特性を考慮してあらかじめ設定されている。
表2に示す算出例1は、奥側の濃度検知センサ14の重み平均係数が総じて低い場合であり、信頼性が低いと判断される。そのため、その濃度検知センサの読み取り値を破棄するか、階調パターンの生成を実施しないことにより、奥側の濃度検知センサの読み取り結果は濃度補正処理には反映しないように設定にする。
表3に示す算出例2は、パッチ2の係数が他のパッチと比較して差異が大きい例を示しており、形成されるドットパタンに依存して差異が出ている場合があることから,ドットパタンを変更するか、もしくはその階調値のドットパタンを形成しない設定とする。
以上、この発明の実施形態について説明してきたが、この発明はこれに限るものではない。この発明による画像形成装置は、プリンタに限らず、印刷装置、複写装置、ファクシミリ装置、それらの複数の機能を備えた複合機などでもよい。
なお、上述した各実施形態の構成及び機能等は、適宜追加、変更、一部の省略等を行うことができ、また、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
1:画像形成装置 1Y,1M,1C,1K:作像ユニット 2:転写紙
3:転写搬送ベルト 4:駆動ローラ 5:従動ローラ 6:給紙トレイ
7:感光体ドラム 8:帯電器 9:露光装置 10:現像器
11:感光体クリーナ 12:転写器 13:定着器
14〜16:濃度検知センサ 17〜19:階調パターン
20:コントローラ部(画像処理部) 21:CPU 22:ROM
23:RAM 24:ホストI/F 25:HDD 26パネルI/F
27:エンジンI/F 28:システムバス
31:色変換処理部 32:墨生成処理部 33:濃度変換処理部
34:階調変換処理部 35:濃度検出値処理部 36:濃度閾値判定部
37:濃度補正値生成部 38:濃度補正値保持部
40:操作パネル 50:エンジン部(画像形成部)
51:濃度検出値変換部 52:階調パターン生成部 53:作像部
54:濃度検出部 60:ホスト装置
特許第4383622号公報

Claims (7)

  1. 像担持体上に形成したトナー像を記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置において、
    前記像担持体上に濃度補正用の階調パターンを主走査方向に間隔を置いて、同じ濃度階調値のパッチの副走査方向の位置が揃うように複数形成する階調パターン作成手段と、
    前記像担持体に近接して前記主走査方向に前記間隔を置いて配置され、それぞれ前記複数の各階調パターンの各パッチごとの濃度を読み取る複数の濃度検知センサによる濃度検出手段と、
    該濃度検出手段による濃度検出値に応じて画像データによって形成する画像の濃度を補正する濃度補正手段と、
    前記複数の各濃度検知センサでそれぞれ読み取った各濃度階調値に対する読み取り値を比較する比較手段と、
    該比較手段による比較結果に応じて前記複数の各濃度検知センサの前記各濃度階調値に対する重み平均係数を算出する重み平均係数算出手段と、
    該重み平均係数算出手段によって算出された前記各濃度検知センサの前記各濃度階調値に対する重み平均係数の比較により、前記各濃度検知センサごとにその読み取り値を取得するか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記各濃度検知センサの前記各濃度階調値に対する前記算出された重み平均係数の比較により、複数の前記階調パターンごとに、階調値のドットパターンを変更するか否かを判断する第2の判断手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記比較手段は、前記各濃度検知センサでそれぞれ読み取った各濃度階調値に対する読み取り値をで比較し、その差異が規定値より大きかった場合は、該各濃度検知センサの履歴データと比較することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記重み平均係数算出手段は、前記比較手段が前記各濃度検知センサでそれぞれ読み取った各濃度階調値に対する読み取り値を比較した結果、その差異が規定値未満であった場合は、予め保持している初期値によって、前記各濃度検知センサの前記各濃度階調値に対する重み平均係数を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記重み平均係数算出手段は、前記比較手段による前記履歴データとの比較により読み取り値のバラつきが大きい濃度検知センサに対しては係数値を下げ、読み取り値のバラつきが小さいセンサに対しては係数値を上げて、前記各濃度検知センサの前記各濃度階調値に対する重み平均係数を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の判断手段は、前記各濃度検知センサの前記各濃度階調値に対する重み平均係数の比較により、任意の濃度検知センサの全濃度階調値に対する重み平均係数が、他の濃度検知センサの全濃度階調値に対する重み平均係数に対して一定の閾値未満の場合には、該任意の濃度検知センサの読み取り値を取得せずに破棄すると判断することを特徴とする請求項1から4のいずれた一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の判断手段は、前記各濃度検知センサの前記各濃度階調値に対する重み平均係数の比較により、任意の濃度階調値に対する重み平均係数が、他の濃度階調値に対する重み平均係数に対して一定の閾値よりも大きかった場合には、前記階調パターンにおける該任意の濃度階調値に対するパッチのドットパターンを変更すると判断することを特徴とする請求項1から5のいずれた一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ドットパタンの変更が、ドットパターンのスクリーン線数を低くするか、もしくは網点の密度を上げることであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017200728A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 株式会社リコー 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像形成システム、及びプログラム

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