JP4420431B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
近年は、画像出力速度の高速化の要求に伴い、カラー画像形成のため、感光体ドラムを4本使用するタンデム型の画像出力装置が高速カラー機では一般的となりつつあり、4本の感光体ドラムの回転速度差や、トナーを転写する際の速度変動等によって色ずれが発生し、画質劣化の原因となっている。
更に詳しく述べると、実際の書き込みをおこなう際にはモータの回転精度や取り付け位置等による偏心による回転変動、その他の駆動部分の取り付け位置などにより、出力画像上で色ずれが発生する。様々な要因から発生する振動の影響により感光体の回転速度に速度むら(回転むら)が生じてしまう。上記のような理由で発生する色ずれは、カラー画像出力時に大きな画質劣化の原因となり、高画質カラー画像出力に対して大きな課題となっている。
この色ずれを低減するためには、それぞれの感光体の回転速度や、その他の回転体、移動部分の速度変動を小さくすることが重要であり、機構の取り付け精度の向上や、回転体の回転精度向上により、速度変動を低減できる。
しかし、取り付け位置の高精度化は、製品組立時の工数増加や、加工精度の高精度化を必要とし、コスト高になることや、機構による精度向上は非常に難しいという問題、回転体の回転精度向上には、モータ自体の特性や制御設計が必要などという難しい問題が存在している。
転写ベルト21上に形成されたカラー画像は次に紙搬送ベルト31によって搬送される紙上に、転写ベルト駆動プーリー24と2次転写駆動ローラ32によって転写され、その後この図では省略しているが、定着などの工程を経て、出力画像が紙上に形成される。
この結果をもとに例えばKの書き込み画像情報を基準としてYMCそれぞれの位置ずれ情報を解析した結果が図3のようになり、図3では感光体のホームポジション情報のみ示しているが、図2で計測した位置情報との関係を得ることができる。
これは、感光体や転写ベルト等の回転変動の一因として、取り付け位置等の偏心があり、この偏心量は感光体や転写ベルト、駆動ローラの位置によって一定になると考えられるためである。つまり、偏心成分により発生する速度変動が原因となる位置ずれは、感光体やその他の駆動部分の位置と相関があり、それぞれの駆動部分の位置関係によりその位置ずれ量はほぼ同じ傾向を持っている。
ここで、図3で示した各感光体、駆動ローラのホームポジションからの一回転周期に対応する位置ずれの変動量を求め、補正値のテーブルを作成する。また、この補正データは、変動量を示す関数によって保持しても良い。
画像補正の具体的な手段としては、レーザ光走査装置では、各書き込みラインのピッチはポリゴンモータと呼ばれる多面体の反射ミラーを回転させて1ライン中のレーザ光を感光体上に走査していることより、そのポリゴンミラーの回転に同期させたデータの変更によって、ライン毎の書き込み位置補正が可能となり、画像補正装置42では、データの発生タイミングを変更させることで書き込み位置補正を実現する。
書き込みデータ値の変化が緩やかな場合は、出力画像上での色の変化が緩やかであることから、色ずれに対する人間が知覚できる知覚感度が低いことや、ライン毎の補正によって、ラインデータが変更され、色の急激な変化が発生することがあることから補正はおこなわず、書き込みデータ値の変化が急激な場合は、例えば文字のエッジ部分のように色ずれが発生すれば知覚感度が高くなることから補正を実施する。
図5は画像補正をおこなうか否かを決定するシーケンスを示す図である。まず図4の書き込み画像データ形成装置41からあらかじめ出力画像データを画像補正装置42内のバッファ等に取り込みをおこない(ステップ502)、ライン毎にそのデータの比較(差分値の計算)をおこない(ステップ502)、その比較結果をもとに、あるスレッシュレベルXを設定し(ステップ503)、そのスレッシュレベル以下の場合は補正をおこなわず(ステップ504)、スレッシュレベル以上の場合は補正を実行する(ステップ505)。この補正は、ライン毎におこなうが、更に補正装置内のバッファ数を多くすることによりライン途中の変化に対しても対応可能となる。
2 ポリゴンミラー
11、12、13,14 感光体
21 転写ベルト
22 転写駆動ローラ
23,24 プーリー
31 紙搬送ベルト
32 2次転写駆動ローラ
35 位置ずれ検出装置
41 画像データ形成装置
42 画像補正装置
43 補正テーブル
Claims (1)
- 画像データ形成装置によって形成され第1の色および第2の色を有する画像データを紙に印刷可能な画像形成装置において、
前記画像データに基づいて、第1のレーザ光走査装置によるレーザ光の照射に応じて前記第1の色の画像を形成する第1の感光体と、
前記画像データに基づいて、第2のレーザ光走査装置によるレーザ光の照射に応じて前記第2の色の画像を形成する第2の感光体と、
前記第1の感光体にて形成された前記第1の色の画像と前記第2の感光体にて形成された前記第2の色の画像とを重ね合わせる転写ベルトを駆動する駆動部と、
前記転写ベルト上における前記第1の色の画像の位置に対する前記第2の色の画像の位置の画像位置ずれ量を検出するとともに、前記第1の感光体、前記第2の感光体および前記駆動部の回転位置情報を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記画像位置ずれ量及び前記回転位置情報に基づいて各回転体の1回転周期に対する画像位置ずれの変動量である補正値を算出した後に、前記第1の感光体、前記第2の感光体及び前記駆動部を動作させることで前記転写ベルト上に画像を形成する場合、前記第1の感光体、前記第2の感光体及び前記転写ベルトの位置情報を検出し、当該検出された位置情報及び前記算出された前記各回転体の1回転周期に対する画像位置ずれ変動量である前記補正値を用いて、前記第1の感光体が前記第1の色の画像を形成するためのレーザ光を照射する前記第1のレーザ光走査装置又は前記第2の感光体が前記第2の色の画像を形成するためのレーザ光を照射する前記第2のレーザ光走査装置を制御することで、前記転写ベルト上に形成されるべき前記第1の色の画像の位置に対する前記第2の色の画像の位置のずれを補正する補正手段と、
前記画像データ形成装置によって形成される前記画像データのライン方向における前記第1の色から前記第2の色へ又は前記第2の色から前記第1の色への変化量を示すデータ変化量を検出し、当該色の変化が急激であるか又は緩やかであるかを区別するための閾値と前記検出されたデータ変化量とを比較し、前記検出されたデータ変化量が前記閾値よりも大きい場合は前記色の変化が急激であるために前記補正手段による補正を実行すると判定し、一方、当該検出されたデータ変化量が前記閾値以下の場合は前記色の変化が緩やかであるために前記補正手段による補正を実行しないと判定する判定手段と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2003300544A JP4420431B2 (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003300544A JP4420431B2 (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | 画像形成装置 |
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JP2005067048A JP2005067048A (ja) | 2005-03-17 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4420431B2 (ja) |
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- 2003-08-25 JP JP2003300544A patent/JP4420431B2/ja not_active Expired - Fee Related
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