JP2015217822A - 可動柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易的な構成で柵の上下動を円滑に速やかに行う可動柵の技術を提供する。【解決手段】可動柵10は、二つの支柱部20と、支柱部20間を上下に移動可能に架設された制止バー40と、制止バー40の上下に移動させる駆動部60とを備える。支柱部20は、支柱本体21とガイドレール22とを備える。制止バー40は、第1の制止バー41a及び第2の制止バー41bを有している。駆動部60は、噛み合いチェーン61と、モーター62と、チェーン収容ボックス63とを備える。制止バー40を上方に移動させる場合は、モーター62の動作によって、噛み合いチェーン61が噛み合わさって柱状になりつつ伸長する。その動作に伴い、第1の制止バー41aが上方向に移動する。【選択図】図1

Description

本発明は、可動柵に係り、例えば列車の旅客の乗降を行うプラットホーム等の施設に設置される可動柵に関する。
列車等の旅客の乗降等を行うプラットホームには、転落を防止するための可動柵(安全柵)が設けられることが多くなっている。従来では、ドア型が主流であったが、近年、次世代型可動柵が各種提案されており、バー型の可動柵(例えば特許文献1参照)やロープ型の可動柵(例えば特許文献2参照)が提案されている。
特許文献1に開示の技術では、プラットホームに設置された固定支柱に、可動支柱が取り付けられ、その可動支柱が上下に移動することで可動支柱に取り付けられた制止バーが上下に移動する。ホームに列車が入線し所定位置で停車すると、下りていた制止バーが上方に移動し、乗客が列車に乗り降り可能になっている。特許文献2に開示の技術では、所定のテンションが掛けられた状態の2本のロープが水平に架設された安全柵が用いられている。
特開2012−106544号公報 特開2013−199225号公報
ところで、特許文献1に開示の技術では、可動支柱の駆動装置と制止バーの駆動装置とを両方必要とすることから、構造が複雑になり、また、装置の小型化が難しく、コスト高になる傾向があり、導入に困難さがあった。特許文献2に開示の技術では、ロープ間隔が固定であるため、柵を開状態(乗降時の状態)にしたときに、ロープ間隔分だけ高さが必要となってしまい、全体としての高さを低く出来ないという課題があった。
本発明は、以上のような状況に鑑みなされたものであって、上記課題を解決する技術を提供することにある。
本発明の可動柵は、水平方向を長手方向として柵として機能する長尺部材と、伸縮することで前記長尺部材を上下に昇降させる昇降機構と、を有する。
前記昇降機構は、上下方向に伸縮し伸長した部分が所定の剛性を有する噛み合いチェーン機構を備えてもよい。
また、前記昇降機構は、ベルト駆動機構であってもよい。
また、前記長尺部材の上下移動を案内するガイドレールを備えてもよい。
また、前記長尺部材は、上下方向に並んで配置される複数のバー材を備え、前記昇降機構から直接作用を受けるバー材以外のバー材が下に移動する際に位置決めとなるストッパーを備えてもよい。
また、前記昇降機構は、前記複数のバー材のうち一番下に配置されるバー材に連結しており、前記複数のバーがそれぞれが最も下の所定位置にあるときに、前記複数のバー材のうち上側のバー材は、下側のバー材を係止するフック部材を備えてもよい。
本発明によると、簡易的な構成で柵の上下動を円滑に速やかに行う可動柵の技術を提供できる。
第1の実施形態に係る、全ての制止バーが下りた閉じた状態の可動柵を示す図である。 第1の実施形態に係る、一部の制止バーが上がった状態の可動柵を示す図である。 第1の実施形態に係る、全ての制止バーが上がった開いた状態の可動柵を示す図である。 第2の実施形態に係る、全ての制止バーが下りた閉じた状態の可動柵を示す図である。 第2の実施形態に係る、全ての制止バーが上がった状態の可動柵を示す図である。 第3の実施形態に係る、全ての制止バーが下りた閉じた状態の可動柵を示す図である。 第3の実施形態に係る、全ての制止バーが上がった開いた状態の可動柵を示す図である。 第4の実施形態に係る、全ての制止バーが下りた閉じた状態の可動柵を示す図である。 第4の実施形態に係る、一部の制止バーが上がった状態の可動柵を示す図である。 第4の実施形態に係る、全ての制止バーが上がった開いた状態の可動柵を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。
<第1の実施形態>
図1は本実施形態に係る可動柵10を示す図であり、全ての制止バー40(柵本体)が下りた状態を内部構造に示している。なお、本図及び以下に説明する図では、内部構造に着目して内部を透過させた状態で示している。図1(a)は正面図、図1(b)は平面図、図1(c)は右側面図を示している。図1は、列車が入線前または入線途中の可動柵10の状態であって、プラットホーム90の乗客等が線路に転落等しないように制止バー40(第1及び第2の制止バー41a、41b)が所定の位置に下りた状態であり、以下、この状態を「閉じた状態」と称する。
図2は二つの制止バー40が動作途中で上下中央付近に位置している状態を示している。図2(a)は正面図、図2(b)は平面図、図2(c)は右側面図を示している。
図3は全ての制止バー40が上がった状態を示している。図3(a)は正面図、図3(b)は平面図、図3(c)は右側面図を示している。図3は、列車の乗客が乗降する際の状態を示している。以下、この状態を「開いた状態」と称する。
可動柵10は、二つの支柱部20と、支柱部20間を上下に移動可能に架設された制止バー40と、制止バー40の上下に移動させる駆動部60とを備える。なお、可動柵10は図1(a)等に示す様に左右対称の構成であるので、以下では特に言及しない限り一方の構成について説明する。
支柱部20は、プラットホーム90上に設置された所定厚の鋼材等で形成されたベース部材65に取り付けられている。具体的には、支柱部20は、支柱本体21とガイドレール22とを備え、柱状のカバー19に覆われている。なお、制止バー40の動作に支障がないように、カバー19において制止バー40が動く領域には所定の開口が形成されている。支柱本体21は、プラットホーム90に設置され鉛直方向に伸びる支柱である。支柱本体21は、水平断面が略正方形であって例えば高さ略2m程度であり、制止バー40が最上位置に位置したときに、制止バー40の下の空間が乗降に支障を来さないようになっている。支柱本体21のプラットホーム90内側の側面には上下方向に直線状に延びるガイドレール22(リニアレール)が設置されている。制止バー40はこのガイドレール22にガイドされて上下に移動する。
制止バー40は、第1の制止バー41a及び第2の制止バー41bを有している。閉じた状態のとき、第1の制止バー41aは最も下の位置にあり、例えば、プラットホーム90から20cmの高さにある。また、このとき第2の制止バー41bは、支柱部20の中間の高さであって、例えば1mの高さにある。
第1の制止バー41aと第2の制止バー41bは、基本的構造として同様であって、それぞれ、制止バー本体42と、バー固定部43と、スライド部44とを備える。制止バー本体42は、二つの支柱部20に架設される長さを有している。なお、二つの支柱部20に架設される構成として、制止バー本体42の他に、同様に水平方向を長手方向とする長尺部材、例えば板材が用いられてもよく、特に形状について限定するものではない。
また、制止バー本体42の両端部にはバー固定部43が設けられている。さらにバー固定部43には、ガイドレール22上を実際に移動するスライド部44が設けられている。なお、詳細は後述するが、第2の制止バー41bが上方向に移動する場合には、第1の制止バー41aによって押し上げられることで移動する。このとき、第1の制止バー41aと第2の制止バー41bのそれぞれのバー固定部43が当接することになるが、その場合の緩衝部材として第1の制止バー41aのバー固定部43の上面にゴム等に緩衝部45が取り付けられている。
第2の制止バー41bは、上述の様に最下位の位置で支柱部20の高さの中央に位置するが、その場合の位置決め手段が設けられている。つまり、第2の制止バー41bのバー固定部43は、支柱本体21の上端に設けられた支持部29からワイヤー28で吊り下げられており、中央位置から自重で落下しないようになっている。ワイヤー28はチェーンでもよい。
第2の制止バー41bが丁度中央位置(所定位置)にあるときに、ワイヤー28は最大に伸びた状態になる。中央位置より上では、第2の制止バー41bはワイヤー28に拘束されること無くガイドレール22に沿って移動することができる。また、第1の制止バー41aのバー固定部43と第2の制止バー41bのバー固定部43もワイヤー27で連結されている。
このような構成とすることで、閉じた状態の時に、制止バー本体42は、二つのワイヤー27、28によって拘束されて移動することが出来ない。
駆動部60は、支柱部20のそれぞれに取り付けられており、第1の制止バー41aの両端の二つのバー固定部43を上下に移動させることで、制止バー40(第1の制止バー41a、第2の制止バー41b)を上下に移動させる。
具体的には、駆動部60は、噛み合いチェーン61と、モーター62と、チェーン収容ボックス63とを備える。モーター62は、ベース部材65にアングル部材を介して固定さている。そして、モーター62が取り付けられたベース部材65がプラットフォーム90に固定されている。
噛み合いチェーン61は、2本のチェーンがジッパーのように噛み合い、1本の強固な柱状になり「押し・引き」ができるチェーンである。駆動部60は、この噛み合いチェーン61を使うことで直線作動機として機能する。噛み合いチェーン61の「押し・引き」動作はモーター62によってなされる。噛み合いチェーン61の押し出し量によって、制止バー40(第1の制止バー41a)の上限高さが規定される。
噛み合った状態となった噛み合いチェーン61は柱状になって押し引きができ、噛み外れたときには、樹脂製のチェーン収容ボックス63にコンパクトに収納される。その結果、設置スペースを小さくすることができる。ここでは、噛み合いチェーン61の上端部分が第1の制止バー41aのバー固定部43の底面に取り付けられる。第1の制止バー41aは、噛み合いチェーン61によって直接的に作用を受けて、ガイドレール22に沿って上下動をする。
上記構成の可動柵10の具体的な開閉動作を図1〜3を参照して説明する。図1の状態のとき、つまり、制止バー40が閉じた状態の時に、上述の様に、下側の第1の制止バー41aは、プラットホーム90から略20cmの高さにある。第2の制止バー41bは、プラットホーム90から略1mの高さにある。
このとき、駆動部60の噛み合いチェーン61は、実質的に噛み外れた状態になっており、殆どの部分がチェーン収容ボックス63に収容されている。
可動柵10を開く場合は、つまり、制止バー40を上方に移動させる場合は、モーター62の動作によって、噛み合いチェーン61が噛み合わさって柱状になりつつ伸長する。その動作に伴い、スライド部44がガイドレール22に沿って移動することで第1の制止バー41aが上方向に移動を開始する。
図2の状態になると、つまり、第1の制止バー41aが高さ中央の位置まで移動し、第1の制止バー41aの緩衝部45が第2の制止バー41bのバー固定部43に当接すると、以降、第2の制止バー41bは第1の制止バー41aによって押し上げられる。このとき、ワイヤー27、28は弛むことになるため、第2の制止バー41bはワイヤー27、28に拘束されることなくガイドレール22に沿って円滑に移動する。
噛み合いチェーン61の延出量が最大になると、第1の制止バー41aの上昇が停止し、図3の状態になる。つまり、第1の制止バー41a及び第2の制止バー41bが最も高い位置の開いた状態になる。このとき、第1の制止バー41aの下側の領域は、十分に高さが確保された状態に有り、列車の乗降に支障を来すことがない。
図3の開いた状態から閉じた状態にするには、上記説明と逆の動作によってなされる。即ち、モーター62を開くときと逆に動作させ噛み合いチェーン61を下方向に移動される。このとき、噛み合いチェーン61は噛み外れて徐々にチェーン収容ボックス63に収容される。噛み合いチェーン61の下降に伴い、第1の制止バー41aが下がり、それに支えられている第2の制止バー41bも下がっていく。
第2の制止バー41bが中央まで下りてくると、支柱本体21の上端の支持部29に繋がるワイヤー28が最大に伸びた状態になる。つまり、第2の制止バー41bは、それ以上は下に移動できなくなる。その結果、第1の制止バー41aのみが下に移動する。
そして、第1の制止バー41aが最も下の位置に来るとモーター62が停止し、可動柵10は、図1の閉じた状態になる。このとき、第2の制止バー41bはワイヤー27、28に拘束されるため動くことはない。
以上のように、駆動部60に噛み合いチェーン61を用いることで、非常に簡易的に制止バー40の上下動を円滑に速やかに行うことができる。また、上下動のスピードの調整もモーター62を制御することで幅広い範囲で可能である。
さらに、モーター62に掛かる負荷を監視することで、制止バー40に作用する外力を検知することができるので、緊急停止等の動作を容易に実現できる。また、噛み合いチェーン61をコンパクトなチェーン収容ボックス63に収容することができるので、駆動部60の省スペース化が容易である。また、駆動部60の一部である噛み合いチェーン61が制止バー40の支持部材として機能することから、支柱部20自体に極端に強い剛性を要求する必要が無いため、可動柵10全体を軽量化することができる。その結果、可動柵10を設置する際に、プラットホーム90に大きな加工・施工を施すこと無く工事を最小に抑えることができる。
<第2の実施形態>
図4は本実施形態に係る可動柵110を示す図であり、全ての制止バー140が下りた状態を示している。図4(a)は正面図、図4(b)は平面図、図4(c)は右側面図を示している。図4の可動柵110は、「閉じた状態」を示している。図5は全ての制止バー140が上がった状態を示している。図5(a)は正面図、図5(b)は平面図、図5(c)は右側面図を示している。この図5の可動柵110は、「開いた状態」を示している。なお、可動柵110は左右対称であるので、図4(a)及び図5(a)の正面図では、右側部分のみを示している。
本実施形態と上述の第1の実施形態の違いは、制止バー140の数及び位置決め手段(ストッパー)にある。以下、主に異なる構成に詳述し、共通の構成については簡単に説明する。
可動柵110は、支柱部120と、制止バー140と、駆動部160とを備える。駆動部160は、噛み合いチェーン161と、モーター162と、チェーン収容ボックス163とを備える。支柱部120は、第1の実施形態同様にプラットホーム90上に設けられたベース部材165上に設置され、カバー119に覆われている。
支柱部120は、支柱本体121と、ガイドレール122と、下段ストッパー126、中段ストッパー127、及び上段ストッパー128を備える。下段ストッパー126、中段ストッパー127、及び上段ストッパー128は、支柱本体121の側面外側部分に取り付けられている。
上段ストッパー128は、支柱本体121の上端近傍の高さに取り付けられている。中段ストッパー127は、支柱本体121の略中央の高さに取り付けられている。下段ストッパー126は、中段ストッパー127とプラットホーム90の中間位置より若干上側の高さに取り付けられている。
制止バー40は、下から順に第1の制止バー141a、第2の制止バー141b、及び第3の制止バー141cの3本の構成となっている。
第1の制止バー141aは、制止バー本体142とその両端に設けられたバー固定部143aを備える。第2の制止バー141bは、制止バー本体142とその両端に設けられたバー固定部143bを備える。第3の制止バー141cは、制止バー本体142とその両端に設けられたバー固定部143cを備える。
各バー固定部143a〜143cの背面には、ガイドレール122をスライドするスライド部144が設けられている。噛み合いチェーン161は、第1の制止バー141aのバー固定部143aの底面に取り付けられる。
3つのバー固定部143a〜143cは、幅方向に異なる大きさである。具体的には、第1の制止バー141aのバー固定部143aの幅が一番狭く、第3の制止バー141cのバー固定部143cの幅が一番広くなるように、幅外側方向に少しずつ広くなっている。また、第1の制止バー141aのバー固定部143aと第2の制止バー141bのバー固定部143bの上面には緩衝部145が設けられている。
そして、上述した中段ストッパー127は、制止バー140が上から下に移動したときに、第3の制止バー141cのバー固定部143cの幅方向外側下面近傍に当接し、第1の制止バー141aのバー固定部143a及び第2の制止バー141bのバー固定部143bには当たらないようになっている。
また、下段ストッパー126は、第2の制止バー141bのバー固定部143bの幅方向外側下面近傍に当接し、第1の制止バー141aのバー固定部143aには当たらないようになっている。このような構成とすることで制止バー140が閉じた状態の時の位置決めがなされる。
また、支柱本体121の上端付近には、上段ストッパー128が設けられており、図5に示す様に制止バー140が開いた状態となったときに、つまり、下から上がってきたときに、第3の制止バー141cのバー固定部143cの幅方向外側上面近傍に当接する。
ただし、通常は噛み合いチェーン161の伸長量で第3の制止バー141cの上限位置が決まり、上段ストッパー128に当接することはないが、モーター162が異常が発生し通常は噛み合いチェーン161の伸長量が想定以上となった場合に、上段ストッパー128により上昇を停止させる。
第3の制止バー141cのバー固定部143cの背面には、鉛直下向きに延びるフック146cが設けられている。フック146cの下側端部は前方に直角に屈曲した係止部147cとなっている。図4で示す、制止バー140が閉じた状態において、丁度第2の制止バー141bのバー固定部143bの底面に引っ掛かるようになっている。
同様に、第2の制止バー141bのバー固定部143bの背面には、鉛直下向きに延びるフック146bが設けられている。フック146bの下側端部は前方に直角に屈曲した係止部147bとなっている。図4で示すような、制止バー140が閉じた状態において、丁度第1の制止バー141aのバー固定部143aの底面に引っ掛かるようになっている。そしてこのとき、中段ストッパー127、下段ストッパー126及びフック146b、146cによって、第2の制止バー141b及び第3の制止バー141cは上下に動くとができない。
本実施形態によると、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、制止バー140の位置決め手段がワイヤーでないので、一般的には耐久性を向上させることができる。
<第3の実施形態>
図6は本実施形態に係る可動柵210を示す図であり、全ての制止バー240が下りた状態を示している。図6(a)は正面図、図6(b)は平面図、図6(c)は右側面図を示している。この図6の可動柵210は、「閉じた状態」を示している。図7は全ての制止バー240が上がった状態を示している。図7(a)は正面図、図7(b)は平面図、図7(c)は右側面図を示している。図7の可動柵210は、「開いた状態」を示している。なお、可動柵210は左右対称であるので、図6(a)及び図7(a)の正面図では、右側部分のみを示している。
本実施形態は第2の実施形態の変形例であり、駆動部260が支柱部220の上端部分に設けられている点にある。以下、主に異なる構成に詳述し、共通の構成については簡単に説明する。
可動柵210は、支柱部220と、制止バー240と、駆動部260とを備える。駆動部260は、噛み合いチェーン261と、モーター262と、チェーン収容ボックス263とを備える。モーター262とチェーン収容ボックス263は所定のアングル部材によって支柱本体221の上端部背面側に取り付けられている。したがって、噛み合いチェーン261は、制止バー240が下方向に移動するときにチェーン収容ボックス263から鉛直下向きに延出する。支柱部220は、第1の実施形態同様にプラットホーム90上に設けられたベース部材265上に設置され、カバー219に覆われている。なお、本実施形態のカバー219は、例えば図7の破線で示す領域Xのように、足下部分の領域にモーター262が無いことから、カバー219のその部分を狭めている。
支柱部220は、支柱本体221と、ガイドレール222と、下段ストッパー226、中段ストッパー227、及び上段ストッパー228を備える。
制止バー240は、下から順に第1の制止バー241a、第2の制止バー241b、及び第3の制止バー241cの3本の構成となっている。
第1の制止バー241aは、制止バー本体242とその両端に設けられたバー固定部243aを備える。第2の制止バー241bは、制止バー本体242とその両端に設けられたバー固定部243bを備える。第3の制止バー241cは、制止バー本体242とその両端に設けられたバー固定部243cを備える。各バー固定部243a〜243cの背面には、ガイドレール222をスライドするスライド部244が設けられている。
噛み合いチェーン261は支柱本体221の背面側であり、第1の制止バー241aのバー固定部243aは前面側であり、それらを直接固定できない。そこで、噛み合いチェーン261とバー固定部243aは、所定形状の連結用部材264を介して固定されている。これによって、噛み合いチェーン261の上下伸縮に連動して第1の制止バー241aが上下に移動する。
また、第2の実施形態と同様に、第1の制止バー241aのバー固定部243aの幅が一番狭く、第3の制止バー241cのバー固定部243cの幅が一番広くなるように、幅外側方向に少しずつ広くなっている。
そして、上述した中段ストッパー227は、制止バー240が上から下に移動したときに、第3の制止バー241cのバー固定部243cの幅方向外側下面近傍に当接し、第1の制止バー241aのバー固定部243a及び第2の制止バー241bのバー固定部243bには当たらないようになっている。また、下段ストッパー226は、第2の制止バー241bのバー固定部243bの幅方向外側下面近傍に当接し、第1の制止バー241aのバー固定部243aには当たらないようになっている。このような構成とすることで制止バー240が閉じた状態の時の位置決めがなされる。また、支柱本体221の上端付近には、上段ストッパー228が設けられている。
第3の制止バー241cのバー固定部243cの背面には、鉛直下向きに延びるフック246cが設けられている。フック246cの下側端部は前方に直角に屈曲した係止部247cとなっている。図6で示す、制止バー240が閉じた状態において、丁度第2の制止バー241bのバー固定部243bの底面に引っ掛かる。
同様に、第2の制止バー241bのバー固定部243bの背面には、鉛直下向きに延びるフック246bが設けられている。フック246bの下側端部は前方に直角に屈曲した係止部247bとなっている。図6で示す、制止バー240が閉じた状態において、丁度第1の制止バー241aのバー固定部243aの底面に引っ掛かる。そしてこのとき、中段ストッパー227、下段ストッパー226及びフック246b、246cによって、第2の制止バー241b及び第3の制止バー241cは上下に動くとができない。
また、駆動部260が支柱部20の上端に設けられているので、プラットホーム90の施工を最小にすることができる。また、上述の実施形態と比較して足下部分の専有面積を狭くできるので、乗降の際に現実的に乗客等が利用できる空間を大きくすることができる。
<第4の実施形態>
本実施形態は第1の実施形態の変形例であって、昇降機構として、噛み合いチェーン機構の替わりにベルト駆動機構を用いた構成となっている。
図8は本実施形態の可動柵310を示しており、特に閉じた状態を示している。図8(a)は正面図、図8(b)は平面図、図8(c)は右側の支柱部320の左側面図を示している。
図9は二つの制止バー340が動作途中で上下中央付近に位置している状態を示している。図9(a)は正面図、図9(b)は平面図、図9(c)は右側の支柱部320の左側面図を示している。
図10は全ての制止バー340が上がった状態(開いた状態)を示している。図10(a)は正面図、図10(b)は平面図、図10(c)は右側の支柱部320の左側面図を示している。
可動柵310は、支柱部320と、制止バー340と、駆動部360とを備える。駆動部360は、支柱部320の上下端近傍に設けられたプーリー364に巻かれたベルト368と、モーター362とを備える。モーター362の回動軸は、下側のプーリー364に接続され、ベルト368を動作させる。また、モーター362は、所定のアングル部材で支柱本体321に取り付けられてる。
支柱部320は、プラットホーム90上に設置された所定厚の鋼材等で形成されたベース部材365に取り付けられている。具体的には、支柱部320は、支柱本体321とガイドレール322とを備え、柱状のカバー319に覆われている。
支柱本体321は、水平断面が略正方形であって例えば高さ略2m程度であり、制止バー340が最上位置に位置したときに、制止バー340の下の空間が乗降に支障を来さないようになっている。支柱本体321のプラットホーム90内側の側面には上下方向に直線状に延びるガイドレール322が設置されている。制止バー340はこのガイドレール322にガイドされて上下に移動する。
制止バー340は、第1の制止バー341a及び第2の制止バー341bを有している。閉じた状態のとき、第1の制止バー341aは最も下の位置にある。また、このとき第2の制止バー341bは、支柱部320の中間の高さに位置している。
第1の制止バー341aと第2の制止バー341bは、基本的構造として同様であって、それぞれ、制止バー本体342と、バー固定部343と、スライド部344とを備える。第1の制止バー341aのバー固定部343の上面にゴム等に緩衝部345が取り付けられている。
第2の制止バー341bは、上述の様に最下位の位置で支柱部320の高さの中央に位置する。第2の制止バー341bのバー固定部343は、支柱本体321の上端に設けられた支持部329からワイヤー328で吊り下げられており、中央位置から自重で落下しないようになっている。
第2の制止バー341bが丁度中央位置にあるときに、ワイヤー328は最大に伸びた状態になる。中央位置より上では、第2の制止バー341bはワイヤー328に拘束されること無くガイドレール322に沿って移動することができる。また、第1の制止バー341aのバー固定部343と第2の制止バー341bのバー固定部343もワイヤー327で連結されている。
このような構成とすることで、閉じた状態の時に、第2の制止バー341bは、二つのワイヤー327、328によって拘束されて移動することが出来ない。
駆動部360は、支柱部320のそれぞれに取り付けられており、第1の制止バー341aの両端の二つのバー固定部343を上下に移動させることで、制止バー340(第1の制止バー341a、第2の制止バー341b)を上下に移動させる。
具体的には、ベルト368に第1の制止バー341aのバー固定部343が所定の連結部材349により取り付けられる。第1の制止バー341aは、ベルト368の動作に従ってガイドレール322に沿って上下動をする。なお、具体的な動作は、第1の制止バー341aの上下動が、第1の実施形態の噛み合いチェーン61からベルト昇降機構(ベルト368)によるものに替わったもので、第1の制止バー341aと第2の制止バー341bの動作態様は第1の実施形態と同様である。
本実施形態によると、第1の実施形態と同様に、非常に簡易的に制止バー340の上下動を円滑に速やかに行うことができる。また、上下動のスピードの調整もモーター362を制御することで幅広い範囲で可能である。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。例えば、第1の実施形態において、第1の制止バー41aと第2の制止バー41bとの間にネット等の仕切り部材が設けられてもよい。また、昇降機構として、噛み合いチェーン61やベルト昇降機構の代わりに、ボールねじを使用してナット部をスライド部44に接合し昇降させてもよい。また油圧シリンダーや空気圧シリンダーが用いられてもよい。ただし、その場合は、プラットホーム90のホームスラブに穴を開ける必要がある。
10、110、210、310 可動柵
19、119、219、319 カバー
20、120,220、320 支柱部
21、121、221、321 支柱本体
22、122、222、322 ガイドレール
27、28、327、328 ワイヤー
29、329 支持部
40、140、240、340 制止バー
41a、141a、241a、341a 第1の制止バー
41b、141b、241b、341b 第2の制止バー
141c、241c 第3の制止バー
42、142、242、342 制止バー本体
43、143a〜143c、243a〜243c、343 バー固定部
44、144、244,344 スライド部
45、145、245、345 緩衝部
60、160、260、360 駆動部
61、161、261 噛み合いチェーン
62、162、262、362 モーター
63、163、263 チェーン収容ボックス
65、165、265、365 ベース部材
90 プラットホーム
126、226 下段ストッパー
127、227 中段ストッパー
128、228 上段ストッパー
146b、146c、246b、246c フック
147b、147c、247b、247c 係止部
264 連結用部材
349 連結部材
364 プーリー
368 ベルト

Claims (6)

  1. 水平方向を長手方向として柵として機能する長尺部材と、
    伸縮することで前記長尺部材を上下に昇降させる昇降機構と、
    を有することを特徴とする可動柵。
  2. 前記昇降機構は、上下方向に伸縮し伸長した部分が所定の剛性を有する噛み合いチェーン機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の可動柵。
  3. 前記昇降機構は、ベルト駆動機構であることを特徴とする請求項1に記載の可動柵。
  4. 前記長尺部材の上下移動を案内するガイドレールを備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の可動柵。
  5. 前記長尺部材は、上下方向に並んで配置される複数のバー材を備え、
    前記昇降機構から直接作用を受けるバー材以外のバー材が下に移動する際に位置決めとなるストッパーを備えることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の可動柵。
  6. 前記昇降機構は、前記複数のバー材のうち一番下に配置されるバー材に連結しており、
    前記複数のバーがそれぞれが最も下の所定位置にあるときに、前記複数のバー材のうち上側のバー材は、下側のバー材を係止するフック部材を備えることを特徴とする請求項5に記載の可動柵。
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