JP2015214314A - 車両の下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気デバイス収納部が周囲温度による影響を受けにくい車両の下部構造を提供する。【解決手段】フロアパネルFが固定される左右一対の骨格部材8間に配置された電気デバイス収容体Pの下方に、電気デバイス収容体Pの底部1bとの間に空間S2を介してアンダーカバー27R,27Lが配置される。【選択図】図10

Description

本発明は、車両の下部構造に関する。
従来、燃料タンク及び排気管に対向するアンダーカバーの後端部に、斜め下方に向けて延びるフラップ部を設けた車両の床下構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1によると、燃料タンク及び排気管による自動車の下方を流れる空気流の乱れを、アンダーカバーで整流することにより、自動車の空力特性をあらわす指標であるCd値(空気抵抗係数)及びCl値(揚力係数)の低減を図っている。
ところで、近年では、HEV(Hybrid Electrical Vehicle:ハイブリッド電気自動車)及びEV(Electrical Vehicle:電気自動車)等の、バッテリ等の電気デバイスを搭載した車両が普及しつつある。このような車両においては、バッテリ等の電気デバイスを収納する電気デバイス収納部を車室内に配置した車体構造、又は車室内空間を確保するために電気デバイス収納部を後部座席の下方などの車室外に配置した車体構造が採用されている。
特開2006−62494号公報
電気デバイス収納部に収納されるバッテリの性能は、周囲温度の影響を受けて変化する。特に、電気デバイス収納部が車室外に配置された車体構造では、電気デバイス収納部の少なくとも一部が車室外に露出しているため、バッテリは周囲温度による影響を受けやすい。
本発明の目的は、電気デバイス収納部が周囲温度による影響を受けにくい車両の下部構造を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
フロアパネル(例えば、後述の実施形態でのフロアパネルF)が固定される左右一対の骨格部材(例えば、後述の実施形態での骨格部材8)間に、電気デバイス(例えば、後述の実施形態での電気デバイスD)を収納する電気デバイス収納部(例えば、後述の実施形態での電気デバイス収容体P)が配置される、車両の下部構造であって、
前記電気デバイス収納部の下方の少なくとも一部に、前記電気デバイス収納部の底部(例えば、後述の実施形態での底部1b)との間に空間(例えば、後述の実施形態での空間S2)を介してアンダーカバー(例えば、後述の実施形態でのアンダーカバー27R,27L)が配置される。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記電気デバイス収納部の下方には、排気管(例えば、後述の実施形態での排気管20)が配置され、該排気管を挟んで車幅方向両側に前記アンダーカバーが配置される。
また、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、
前記電気デバイス収納部と前記排気管との間にバッフルプレート(例えば、後述の実施形態でのバッフルプレート26)が配置される。
また、請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の発明において、
前記バッフルプレートは、前記電気デバイス収納部の前記底部全体を覆うように配置される。
また、請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、
前記電気デバイスは、高圧系機器(例えば、後述の実施形態での高圧電気機器19)を含み、
前記電気デバイス収納部は、前記電気デバイスを収納するケース(例えば、後述の実施形態でのケース1)及び前記ケースの開口を覆う蓋部材(例えば、後述の実施形態での蓋2)を有し、
前記蓋部材及び前記バッフルプレートは金属製である。
また、請求項6に記載の発明では、請求項3〜5のいずれ一項に記載の発明において、
前記電気デバイス収納部の前記底部と前記バッフルプレートとの間のクリアランス(例えば、後述の実施形態での隙間L1)は、前記バッフルプレートと前記アンダーカバーとの間のクリアランス(例えば、後述の実施形態での隙間L2)よりも大きい。
請求項1に記載の発明によれば、電気デバイス収納部とアンダーカバーとの間に空気層を形成することで、電気デバイス収納部を断熱することができる。このため、電気デバイス収納部は、外気温や地表温度等の周囲温度による影響を受けにくい。
請求項2に記載の発明によれば、排気管を挟んで車幅方向両側にアンダーカバーが配置されるため、排気管は外気(走行風)によって冷却され、電気デバイス収納部の下方のアンダーカバーが配置された部分は、電気デバイス収納部とアンダーカバーとの間の空気層による断熱効果によって、排気熱による電気デバイス収納部への熱影響を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、排気管による排気熱をバッフルプレートにより遮断し、排気熱による電気デバイス収納部への熱の影響をさらに抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、電気デバイス収納部が、バッフルプレートとアンダーカバーとによる二層の空気層(断熱層)により断熱されるので、電気デバイス収納部の断熱効果が向上する。また、外気の影響を少なくすることで、簡単な構成で効率のよい温調が実現できる。
請求項5に記載の発明によれば、いずれも金属製の蓋部材とバッフルプレートとで高圧系機器を覆うことより、高圧系機器から発せられる電磁ノイズを遮断することができ、電磁ノイズによる外部機器への影響を防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、より効果的に電気デバイス収納部を断熱することができる。
本発明の一実施形態に係る下部構造を備える車両の要部斜視図である。 キックアップ部及びリヤフロアパネル間に設けられた開口部に挿入される前の電気デバイス収容体を左前方から見下ろした斜視図である。 図2に示す電気デバイス収容体のIII−III矢視断面図である。 図3に示すIII−III矢視断面図の部分拡大図であり、(a)は領域K1の部分拡大図であり、(b)は領域K2の部分拡大図である。 図2に示す電気デバイス収容体のV−V矢視断面図のうち、右側のボルト付近の部分拡大図である。 図2に示す電気デバイス収容体のVI―VI矢視断面図である。 電気デバイス収容体を左前方から見下ろした分解斜視図である。 図2に示す電気デバイス収容体のVIII―VIII矢視断面図である。 車両の下部構造を示す裏面図である。 図1に示すX−X矢視断面図である。 電磁波シールド部材が設けられた車両の下部構造を示す裏面図である。 (a)〜(c)はバッフルプレートとアンダーカバーとの固定手段を説明する概念図である。 他の形態の図10相当図である。 本発明の変形例に係る下部構造であって、車室内に配置される電気デバイス収容体が収納空間Gに挿入される前の状態を左前方から見下ろした斜視図である。 図14に示す電気デバイス収容体のXV―XV矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の車両の下部構造は、図1及び図2に示すように、後部座席9(図8参照)の下方のフロアパネルFに設けられた孔Hに電気デバイス収容体Pが配設されている。また、図9に示すように、電気デバイス収容体Pの下方には、電気デバイス収容体Pの長手方向に対し交差する(前後方向)ように、不図示のエンジンからセンタートンネル14を介して延びる排気管20が配置されている。電気デバイス収容体Pの底部1bと排気管20との間には、バッフルプレート26が配置され、排気管20の車幅方向両側における電気デバイス収容体Pの下方には、左右一対のアンダーカバー27R,27Lが配置されている。
<電気デバイス収容体の構成>
先ず、電気デバイス収容体Pについて説明する。
図1及び図2に示す電気デバイス収容体Pは、バッテリ18及びDC/DCコンバータやインバータなどの高圧電気機器19等の電気デバイスD(図3、図10参照)を収容するものであり、例えば、ハイブリッド車に搭載される。電気デバイス収容体Pは、金属製のフロアパネルF(ボディパネル)が固定される左右一対の骨格部材8間であって、後部座席9(図8参照)の下方のフロアパネルFに設けられた開口部(孔H)に上側から嵌め込んだ状態で、このフロアパネルFに締結される。
孔Hは、フロントフロアパネル5の後端部から左右の骨格部材8間に立ち上るように形成されたキックアップ部5aと、キックアップ部5aの後方に設けられたリヤフロアパネル6との間の後部座席9の下側に開口する開口部である(図2、図8参照)。
電気デバイス収容体Pは、図3に示すように、ケース1と、蓋2と、上側シール3と、下側シール4と、補強部材51,52と、カラー61,62と、フレーム部材7と、各種の締結部材(ボルトB1、ナットN1等)と、を備えている。
(ケース)
図3に示すケース1は、ケース本体11と、このケース本体11の側壁11aから外側に延びる環状の上側フランジ部12と、上側フランジ部12よりも下側に配置されケース本体11の側壁11aから外側に延びる環状の下側フランジ部13と、を有している。ケース本体11の側壁11a、上側フランジ部12、及び下側フランジ部13は、平面視において四角枠状を呈している(図7参照。)。ケース1(ケース本体11)の底部1bには、後述する排気管20との干渉を避けるための凹部1cが車両前後方向に延びるように排気管20に沿って設けられている(図2、図7、図10参照)。
ケース本体11は、上方が開口した箱状(凹状)を呈する樹脂製の部材であり、その外形は直方体状を呈している。ケース本体11は、前記した電気デバイスDを収容可能に構成されている。図10に示すように、ケース本体11には、バッテリ18及びDC/DCコンバータやインバータなどの高圧電気機器19等の電気デバイスDが収容され、バッテリ18よりも耐熱性の高い高圧電気機器19は、排気管20の上方、即ち、ケース1の凹部1cの上方に配置されている。
なお、車両のフロアパネルF(図2参照)のうち、後部座席9の下側には、ケース本体11の側壁11a(外側面)の形状に対応する矩形状の孔Hが形成されている。ケース本体11は、この孔Hに嵌め込まれた状態でフロアパネルFに締結される。孔Hの周囲には、後記するボルトB1(図4参照)が挿通される挿通孔h1(図4参照)が複数形成されている。
図3に示す上側フランジ部12は、ケース本体11の側壁11aの上端から外側に延びると共に、その外縁付近が上方に延びている。上側フランジ部12は、ケース本体11の側壁11aの全周に亘って環状に設けられている(図7参照)。上側フランジ部12は、後記する蓋2のフランジ21と補強部材51,52とによって上下方向で押圧(圧縮)される。したがって、剛性を確保するために、上側フランジ部12は上下方向において比較的肉厚に形成されている。上側フランジ部12の上端には、縦断面視で下側に凹んだシール溝12vが全周に亘って形成されている(図4、図7参照)。このシール溝12vには、後記する環状の上側シール3が設置される。
図6、図7に示すように、上側フランジ部12は、後記するフレーム部材7を締結するための締結部12aを複数(本実施形態では8個:図7参照)有している。締結部12aは、前記したシール溝12vよりも前後方向において内側に設けられ、電気デバイスDの荷重が作用することを考慮して比較的肉厚に形成されている。締結部12aには、フレーム部材7を固定するためのボルトB2及び円筒状のカラーC2を挿通するための挿通孔h2が上下方向に沿って形成されている。また、締結部12aには、平面視でボルトB2の頭部を囲むように環状の溝12wが形成され、この溝12wにOリングRが設置されている。
その他、上側フランジ部12のうち、後記する蓋2をケース1に固定するボルトB3の挿通孔h3(図5、図7参照)が、シール溝12vよりも外側に複数形成されている。この挿通孔h3には、ボルトB3の相手方となる断面視U字状のナットN3が嵌め込まれている。
図3に示す下側フランジ部13は、ケース本体11のうち上側フランジ部12よりも下側の側壁11aから外側に延びており、この側壁11aの全周に亘って環状に形成されている。つまり、上側フランジ部12と、下側フランジ部13と、ケース本体11の側壁11aと、によって、縦断面視で凹状の溝vが側壁11aの全周に亘って形成されている。この溝vのうち左右方向に沿う箇所には、後記するカラー61,62が溶着された補強部材51,52が嵌め込まれる(図7参照)。なお、上側フランジ部12のうち左右方向でカラー61に対応する部分は、このカラー61に干渉しないように前後方向で内側に凹んでいる(図7参照)。
図3に示すように、下側フランジ部13の外側端部は全周に亘って孔Hの外側に位置しており、その下面には後記する下側シール4が設置(接着)されている。フロアパネルFに対して電気デバイス収容体Pを上側から嵌め込むと、下側フランジ部13がフロアパネルFに係止され、環状の下側シール4が上下方向で圧縮されてフロアパネルFに密着するようになっている。
なお、電気デバイス収容体PがフロアパネルFに設置された状態において、ケース1のうち下側フランジ部13(及び、後記する下側シール4)よりも下側の部分は車室外に臨み、下側フランジ部13よりも上側の部分は車室内に臨んでいる。
(蓋)
蓋2は、箱状を呈するケース本体11の開口を塞ぐものであり、例えば、金属板をプレス加工することで形成される。蓋2には、ケース本体11の開口に対応して略長方形に形成された天井部22と、天井部22の外周縁から一体に垂下する略4角枠状の縦壁23と、縦壁23の下端縁部から全周に亘って水平方向に延びるフランジ21と、が形成されている(図2、図6参照)。
また、天井部22には、天井部22を貫通する吸気口24aを有する吸気パイプ24が、上方に突出して形成されている。吸気パイプ24は、縦壁23より蓋2の中央側(後方)であり、且つ、吸気パイプ24の上端は、天井部22より高い位置に設けられている。天井部22の後部側からは、断面略円弧状の吸気カバー25が、吸気パイプ24の上方を覆うように、前上方に向けて一体的に形成されている。吸気パイプ24及び吸気カバー25は、蓋2において、排気ダクト41(図1、図2参照)を外部に露出させるために車両の右後方に形成された孔htの反対側、即ち、車両の左前方に配置されている。
このフランジ21には、ボルトB1(図4参照)が挿通される挿通孔h4と、ボルトB3(図5参照)が挿通される挿通孔h5と、がそれぞれ複数形成されている。また、その他、蓋2には、排気ダクト41(図1、図2参照)を外部に露出させるための孔ht(図7参照)や、電気デバイスDの配線を引き出すための孔(図示せず)が形成されている。
(上側シール)
図7に示す上側シール3は、上側フランジ部12に形成されたシール溝12v(上側フランジ部12の上面)に設置される環状のシール部材であり、上側フランジ部12と蓋2との間に介在している。なお、ケース1内への浸水を防止して電気デバイスDを保護するために、上側シール3には、後記する下側シール4よりも高いシール性能が要求される。したがって、上側シール3として、下側シール4よりも圧縮に伴う弾性復元力(反力)が大きいものを用いることが好ましい。上側シール3として、例えば、防水性の高いゴム製のOリングやガスケットを用いることが好ましい。
そして、蓋2とフロアパネルFとを締結するボルトB1(図3参照)がナットN1に螺合されることで上側シール3が上下方向で圧縮され、蓋2のフランジ21の下面と、上側フランジ部12の上面と、に密着するようになっている。なお、上側シール3は、圧縮されていない状態において、その上端が後記するカラー61(図4(a)参照)よりも上方に位置している。
(下側シール)
図7に示す下側シール4は、下側フランジ部13の下面に設置(例えば、接着)される環状のシール部材であり、下側フランジ部13とフロアパネルFとの間に介在している。下側シール4として、上側シール3よりも圧縮に伴う弾性復元力が小さい(つまり、柔軟である)エプトシーラー(発泡樹脂)や、シリコン製又はウレタン製のシーラーを用いることが好ましい。これによって、フロアパネルF等の部品公差を下側シール4で吸収しつつ、フロアパネルFの孔Hを介して車室に水が侵入することを防止できる。また、エプトシーラー等は、ゴム製のOリングと比較して安価であるという利点もある。
蓋2とフロアパネルFとを締結するボルトB1(図3参照)がナットN1に螺合されることで、下側シール4が上下方向で圧縮され、下側フランジ部13の下面と、フロアパネルF(孔Hの縁付近)の上面と、に密着するようになっている。なお、下側シール4は、圧縮されていない状態において、その下端が後記するカラー61,62よりも下方に位置している。
(補強部材)
図3に示す補強部材51,52は、上側フランジ部12と下側フランジ部13とによって挟まれる金属部材であり、左右方向に延びている。上側フランジ部12及び下側フランジ部13は、上記したように平面視において四角枠状を呈しており、補強部材51,52は、四角枠状の一方の対辺(左右方向に沿う対辺)に対応する箇所に設置される。すなわち、図7に示すように、ケース1の前側から一方の補強部材51が嵌め込まれ、ケース1の後側から他方の補強部材52が嵌め込まれる。
なお、本実施形態では、ケース1のうち前後方向に沿う箇所には補強部材が設置されない。したがって、当該箇所には、ケース1の側壁11aから外側に張り出す補強用のリブ(図示せず)を複数設けることで、剛性を高めるようにすることが好ましい。このリブは、例えば、上側フランジ部12から下側フランジ部13に亘って上下方向に延びている。
図4(a)に示す補強部材51は、例えば、縦断面視でC字状を呈する金属板51a,51bの端部同士を溶着することで形成され、その断面は四角枠状を呈している。補強部材51は、その上下幅が上側フランジ部12と下側フランジ部13との距離に略等しくなっている。図4(b)に示す他方の補強部材52についても同様である。
一方の補強部材51には、後記するカラー61を設置するための孔h6が複数形成されている。図4(b)に示す他方の補強部材52のうち下側の金属板52bには、カラー62を設置するための孔h7が複数形成され、上側の金属板52aにはボルトB1を挿通させるための挿通孔h8が複数形成されている(図7参照)。なお、図3に示す領域K2及び領域K1のうち一方を他方と同様の構成にしてもよい。
また、図6、図7に示すように、上側の金属板52aには、前記したボルトB2を挿通させるための挿通孔h9が複数形成されている。また、上側の金属板52aの下面において挿通孔h9に対応する箇所には、ボルトB2の相手方となるナットN2が予め溶着されている。
(カラー)
図4(a)に示すカラー61は、円筒状を呈する金属部材であり、補強部材51を貫通した状態でこの補強部材51に溶着されている。左右方向に延びる補強部材51に溶着された状態において、カラー61は上下方向に延びている(図7参照)。また、ボルトB1が締結された状態において、カラー61の上端は蓋2のフランジ21の下面に当接し、カラー61の下端はフロアパネルFの上面に当接している。
カラー61は補強部材51に固定(溶着)されているため、カラー61が補強部材51から上側に突出する長さによって、上側シール3を圧縮する程度を調整できる。つまり、カラー61は、その上端が上側フランジ部12の上端よりも僅かに上側に位置しており、蓋2をカラー61に当接させることで上側シール3を適度に圧縮するようになっている。カラー61が補強部材51から上側に突出する長さは、上側シール3の材質や要求されるシール性能を考慮して設定されている。
同様に、カラー61が補強部材51から下側に突出する長さによって、下側シール4を圧維する程度を調整できる。カラー61は、その下端が下側フランジ部13よりも所定距離だけ下側に位置しており、カラー61をフロアパネルFに当接させることで下側シール4を適度に圧縮するようになっている。カラー61が補強部材51から下側に突出する長さは、下側シール4の材質や要求されるシール性能を考慮して設定されている。
図4(b)に示すカラー62については、下側の金属板52bのみを貫通している点を除いて、補強部材51に溶着されたカラー61と同様である。カラー62は、その上端が上側の金属板52aの下面に当接し、その下端がフロアパネルFの上面に当接している。カラー62が補強部材52から下側に突出する長さによって、下側シール4を圧縮する程度を調整できる。
(フレーム部材)
図6に示すフレーム部材7は、上下二段に配置された電気デバイスD(例えば、バッテリパック)をケース1の上側フランジ部12に掛けた状態で保持するための金属部材である。フレーム部材7は、電気デバイスDに締結されるデバイス側締結部71と、上側フランジ部12に締結されるフランジ側締結部72と、を有している。デバイス側締結部71は、上下方向に延びており、フランジ側締結部72は、デバイス側締結部71の上端から上側フランジ部12に向けて前方(または後方)に延びている。
前側のデバイス側締結部71は、ボルトB4及びナットN4を用いて電気デバイスDの前面に締結されている(後側のデバイス側締結部71も同様)。フランジ側締結部72は、その先端が上側フランジ部12の上面に当接した状態で、この上側フランジ部12に締結される。フランジ側締結部72の先端付近には、ボルトB2が挿通される挿通孔h10が形成されている。フランジ側締結部72は、ボルトB2と、補強部材51,52の内壁面(天井面)に溶着されたナットN2と、によって上側フランジ部12及び補強部材51,52に締結される。
なお、上側フランジ部12の締結部12aに設けられた挿通孔h2には円筒状のカラーC2が設置され、このカラーC2を介してボルトB2が挿通される。このように上下方向に延びるカラーC2を設置することで、電気デバイスDの荷重が作用する部分の剛性を高めることができる。
図6に示すように、本実施形態では、一対のフレーム部材7,7が前後で略対称となるように電気デバイスDに固定され、各フレーム部材7を上側フランジ部12に掛けた状態で締結するようにした。なお、実際には左右方向に沿って複数対のフレーム部材7が設置されている。デバイス側締結部71が電気デバイスDに締結され、かつ、フランジ側締結部72が上側フランジ部12に締結された状態において、電気デバイスDはケース本体11の底面から離間している。
(締結部材)
図3に示すボルトB1及びナットN1(締結部材)は、蓋2と、補強部材51,52と、フロアパネルFと、を締結するものである。ボルトB1は、補強部材51に溶着されたカラー61を貫通し、その軸部の下端がフロアパネルFよりも下側に突出している。ボルトB1の軸部のうちフロアパネルFの下側に突出した箇所にナットN1が螺合される。なお、フロアパネルFの下面に予めナットN1を溶着するようにしてもよい。なお、他のボルトB2〜B4、ナットN2〜N4については、詳細な説明を省略する。
(吸排気部)
図8に示すように、フロントフロアパネル5及びキックアップ部5aの車室30内側は、上端部が後部座席9の下面と吸気カバー25の上面との間に挟持されたトリム15により覆われている。即ち、トリム15はフロントフロアパネル5及びキックアップ部5aの車室30内側を覆い、さらに上端部が後部座席9の下面まで延びて、吸気カバー25の上面に接続されている。トリム15には、車室30内の空気を取り入れるための吸気グリル16が、蓋2の縦壁23に対向する位置(前方)に設けられている。吸気部は、車室30内の空気を吸気グリル16から冷却用空気として取り入れ、吸気パイプ24の吸気口24aから電気デバイス収容体Pに供給する。
排気部は、図1及び図2に示すように、電気デバイス収容体P(蓋2)の孔ht(図7参照)から延びて、車室30と荷室31とを区画する環状バルク44の貫通孔45に接続される排気ダクト41(室内側ダクト42、荷室側ダクト43)と、を備える。
このような電気デバイス収容体Pは、図8に示すように、キックアップ部5aとリヤフロアパネル6との間に形成された孔Hに車室内側から挿入され、フロアパネルFにボルトB1及びナットN1で固定される。
<下部構造>
図9は、車両の下部構造を示す裏面図である。図9に示すように、電気デバイス収容体Pの後方には、燃料タンク35が配置されている。燃料タンク35の底面には、排気管20との干渉を避けるための凹部35cが、ケース1(電気デバイス収容体P)の凹部1c(図9では、後述するバッフルプレート26の凹部26cで示す)から連続して車両前後方向に延びるように設けられている。
不図示のエンジンから延びる排気管20は、図9及び図10に示すように、車両のセンタートンネル14内に配置されて後方に延設され、電気デバイス収容体Pの前方で屈曲した後、その一部(上部)がケース1の凹部1c(バッフルプレート26の凹部26c)及び燃料タンク35の凹部35cに収容された状態で、凹部1c,35cに沿って配設されている。ケース1内部の凹部1cの上方には、バッテリ18よりも耐熱性の高い高圧電気機器19が配置されており、バッテリ18は凹部1cから離れた位置に配置されている。
ケース1と排気管20との間には、電気デバイス収容体Pの底部1bに沿って、金属製のバッフルプレート26が配設されている。バッフルプレート26の、ケース1の凹部1cに対応する部分には、凹部1cの形状に倣って湾曲する凹部26cが形成されている。電気デバイス収容体Pの底部1bとバッフルプレート26との間には、空間S1(隙間L1)が設けられている。これにより、図10に示すように、電気デバイス収容体Pの下方の一部には、空間S1による空気層A1が形成される。
また、排気管20の車幅方向両側における電気デバイス収容体Pの下方には、左右一対のアンダーカバー27R,27Lが配設されている。電気デバイス収容体Pの底部1bとアンダーカバー27R,27Lとの間には、空間S2(隙間L2)が設けられている。これにより、図10に示すように、電気デバイス収容体Pの下方の一部には、空間S2による空気層A2が形成される。なお、アンダーカバー27R,27Lは、樹脂又は炭素繊維によって構成されることが好ましい。また、アンダーカバー27R,27Lの車体側の電気デバイス収容体Pの底部1bと対向する領域を少なくとも含む領域には、図11に示すように、導電布やアルミニウム箔、導電塗料などの電磁波シールド部材33が溶着、貼付け、或いは塗布されている。
図8に示すように、バッフルプレート26は、金属板をプレス加工することで段差(凹凸)を有する形状に形成され、高さが異なる位置に固定されて剛性が高められている。即ち、バッフルプレート26の前端26aは、キックアップ部5aに固定されたブラケット28にボルトB5とナットN5で固定され、バッフルプレート26の後端26bは、補強部材52後方においてリヤフロアパネル6の下面に設けられたフロアクロスメンバ17にボルトB5とナットN5で固定されている。バッフルプレート26の前端26aは、端部が上方に傾斜した構成であるため、車両底部における前方からのチッピングによる電気デバイス収容体Pへの影響を軽減できる。
また、バッフルプレート26の左右両端は、アンダーカバー27R,27Lに固定される。バッフルプレート26とアンダーカバー27R,27Lとの固定は、任意の方法を採用することができるが、例えば、図12(a)に示すように、バッフルプレート26及びアンダーカバー27R,27Lを貫通するクリップ29で固定される。また、図12(b)に示すように、アンダーカバー27R,27Lに形成した凹部27aにクリップ29の頭部を埋め込んで固定するようにしてもよい。これにより、アンダーカバー27R,27Lからの突起部をなくしてアンダーカバー27R,27Lの下方を流れる空気流の乱れを防止することができる。更に、図12(c)に示すように、ケース1の底部1bの内面側に形成した凸部1dに、ケース1の内部空間には貫通しないようタップねじ32を螺合させて、バッフルプレート26とアンダーカバー27R,27Lとを固定するようにしてもよい。
次に、上記の構成を備えた本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の車両の下部構造では、電気デバイス収容体Pと排気管20との間にバッフルプレート26が配設されており、バッフルプレート26と電気デバイス収容体Pとの間には空気層A1が形成されている。バッフルプレート26及び空気層A1によって排気管20からの熱を遮断して、電気デバイス収容体Pに収容された電気デバイスDに及ぼす熱の影響を防止する。これにより、電気デバイス収容体Pの下方に、センタートンネル14に沿って延設された排気管20を配置することが可能となり、排気管20の屈曲を小さくして排気圧損を低減させることでエンジン性能が向上する。
また、排気管20の車幅方向両側における電気デバイス収容体Pの下方には、アンダーカバー27R,27Lが配設されており、アンダーカバー27R,27Lと電気デバイス収容体Pとの間には空気層A2が形成されている。アンダーカバー27R,27L及び空気層A2によって電気デバイス収容体Pは断熱されるため、電気デバイス収容体Pは外気や地表からの影響が抑制される。したがって、寒冷地や寒冷時でのバッテリ18の冷却を防止することができ、エンジンの始動性が向上する。
また、電気デバイス収容体Pの下方領域は、排気管20が配置された領域と、アンダーカバー27R,27Lが配置された領域とに区画されている。即ち、排気管20は、バッフルプレート26及びアンダーカバー27R,27Lによって覆われず外気に露出しているので、車両下方を流れる空気流によって効果的に冷却される。
また、電気デバイスDは、金属製の電気デバイス収容体Pの蓋2、金属製のバッフルプレート26、及びアンダーカバー27R,27Lの車体側領域に設けられた電磁波シールド部材33によって覆われているので、電気デバイスDから発生する電磁ノイズが遮断されて外部機器への影響が防止される。
また、アンダーカバー27R,27Lによって車体の下部を流れる空気流を整流して、空力特性の改善により燃費向上に寄与する。
以上説明したように、本実施形態に係る車両の下部構造によれば、左右一対の骨格部材8間に配置される電気デバイス収容体Pの下方の少なくとも一部に、電気デバイス収容体Pの底部1bとの間に空間S2を介してアンダーカバー27R,27Lが配置されるので、電気デバイス収容体Pとアンダーカバー27R,27Lとの間に空気層A2を形成することで、電気デバイス収容体Pを断熱することができる。その結果、電気デバイス収容体Pに収容されたバッテリ18は、特に寒冷地や寒冷時に外気温や地表温度等の周囲温度による影響を受けにくくなる。また、当該断熱効果によって、ケース1の下側に配置されたバッテリ18と上側に配置されたバッテリ18の相互間の温度むらを小さくでき、バッテリ性能を維持すると共に寿命を延ばすことができる。
また、電気デバイス収容体Pの下方に排気管20が配置され、排気管20を挟んだ車幅方向両側にアンダーカバー27R,27Lが配置されるので、排気管20は外気(走行風)によって冷却され、電気デバイス収容体Pの下方のアンダーカバー27R,27Lが配置された部分は、電気デバイス収容体Pとアンダーカバー27R,27Lとの間の空気層A2による断熱効果によって、排気熱による電気デバイス収容体Pへの熱影響を抑制することができる。
また、電気デバイス収容体Pと排気管20との間にバッフルプレート26が配置されるので、排気管20による排気熱をバッフルプレート26により遮断し、排気熱による電気デバイス収容体Pへの熱の影響をさらに抑制することができる。
また、電気デバイス収容体Pは、電気デバイスDを収納するケース1及びケース1の開口を覆う蓋2を有し、蓋2及びバッフルプレート26は金属製である。このように、電気デバイス収容体Pに収容される電気デバイスDから発せられる電磁ノイズを金属製の蓋2とバッフルプレート26とによって遮断することができ、電磁ノイズによる外部機器への影響を防止することができる。また、電気デバイス収容体Pの底部1bに対向する領域を少なくとも含むアンダーカバー27R,27Lの車体側領域に電磁波シールド部材33が設けられているため、電磁ノイズの遮断効果をさらに向上できる。
なお、図13に示すように、バッフルプレート26は、排気管20の下方だけでなく、車両の左右両側を前後方向に延設される左右一対の骨格部材8間に亘って、電気デバイス収容体Pの底部1b全面を覆うように配置されていても良い。この場合、バッフルプレート26の左右両端は、左右の骨格部材8に、ボルトB5とナットN5で固定される。また、当該構成では、電気デバイス収容体Pと特にアンダーカバー27Lとの間の空間S2(空気層A2)がバッフルプレート26によって分割され、電気デバイス収容体Pの底部1bとバッフルプレート26との間には空間S1(隙間L1)による空気層A1が形成され、バッフルプレート26とアンダーカバー27Lとの間には空間S3(隙間L3)による空気層A3が形成される。このように、電気デバイス収容体Pの下方には、空気層A1及び空気層A3からなる二層の空気層が形成されて、電気デバイス収容体Pの断熱効果が向上する。隙間L1を隙間L3より広く設定して、電気デバイス収容体Pの底部1bに直接影響する空気層A1を厚くすれば、断熱効果が更に高まる。
<変形例>
続いて、本発明の変形例に係る下部構造について説明する。
図14は、車室内に配置される電気デバイス収容体が収納空間Gに挿入される前の状態を左前方から見下ろした斜視図である。図15は、図14に示す電気デバイス収容体のXV―XV矢視断面図である。
本変形例の車両の下部構造が、上記説明した実施形態の車両の下部構造と異なる点は、電気デバイス収容体Pが車室30内に配置されていることである。また、電気デバイス収容体Pが車室30内に配置されるため、電気デバイス収容体P単体でのシール機構を備えていない。この点以外は実施形態と同様であり、図14及び図15において、図2及び図8と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。このため、上記説明した実施形態の車両の下部構造と同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図14及び図15に示すように、本変形例のフロアパネルFは、電気デバイス収容体Pを収容可能な収納空間Gを有し、箱状に形成されたミドルフロア10を備える。ミドルフロア10の上端縁から外側に延びる環状のフランジ部10aは、フロント側がフロントフロアパネル5のキックアップ部5aに溶接されることで一体形成されている。また、フランジ部10aのリア側は、ボルトB1とナットN1とによりリヤフロアパネル6に締結されている。これにより、ミドルフロア10を含むフロアパネルFは所定高さまでの止水構造を有し、収納空間Gに収容された電気デバイス収容体Pは、防水された車室30内に配置された構成となる。
このように、本変形例の電気デバイス収容体Pは車室30内に配置されることから、電気デバイス収容体P単体での防水対策を必要としておらず、実施形態(図2〜図8)において説明した上側シール3及び下側シール4を備えていない。なお、ケース1と蓋2との接合部には、例えば、エプトシール(図示せず)などのシール部材を配設して防塵対策しておくことが好ましい。また、万一、ミドルフロア10内に液体が侵入しても、電気デバイスDは、樹脂製のケース1内に収容されているので、高圧部品への影響が防止されている。
図示は省略するが、上記説明した車両の下部構造は、本変形例のように、電気デバイス収容体Pが車室30内に配置される場合にも適用することができ、排気管20を挟んだ車幅方向両側のフロアパネルFの下方にアンダーカバー27R,27Lを配設することで、図15に示すように、ミドルフロア10とアンダーカバー27R,27Lとの間には、空間S4(隙間L4)が設けられている。これにより、電気デバイス収容体Pの下方の一部には、ミドルフロア10との空気層に加えて、当該空気層の下方に、空間S4による空気層A4が形成される。
本変形例によれば、アンダーカバー27R,27L及び空気層A4によって電気デバイス収容体Pは断熱されるため、電気デバイス収容体Pは外気や地表からの影響が抑制される。したがって、寒冷地や寒冷時でのバッテリ18の冷却を防止することができ、エンジンの始動性が向上する。なお、本変形例の車両の下部構造では、電気デバイス収容体Pの底部1bと排気管20との間にミドルフロア10が配置されているので、バッフルプレート26を備えていない。
尚、本発明は、前述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。適用車両としてハイブリッド自動車について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば、モータのみを駆動源とする電気自動車であってもよい。
1 ケース
1b 底部
2 蓋(蓋部材)
5 フロントフロアパネル(フロアパネル)
6 リヤフロアパネル(フロアパネル)
8 骨格部材
18 バッテリ(電気デバイス)
19 高圧電気機器(高圧系機器、電気デバイス)
20 排気管
26 バッフルプレート
27R,27L アンダーカバー
A1,A2,A3,A4 空気層
L1,L2,L3,L4 隙間(クリアランス)
D 電気デバイス
F フロアパネル
P 電気デバイス収容体(電気デバイス収納部)
S1,S2,S3,S4 空間

Claims (6)

  1. フロアパネルが固定される左右一対の骨格部材間に、電気デバイスを収納する電気デバイス収納部が配置される、車両の下部構造であって、
    前記電気デバイス収納部の下方の少なくとも一部に、前記電気デバイス収納部の底部との間に空間を介してアンダーカバーが配置される、車両の下部構造。
  2. 請求項1に記載の車両の下部構造であって、
    前記電気デバイス収納部の下方には、排気管が配置され、該排気管を挟んで車幅方向両側に前記アンダーカバーが配置される、車両の下部構造。
  3. 請求項2に記載の車両の下部構造であって、
    前記電気デバイス収納部と前記排気管との間にバッフルプレートが配置される、車両の下部構造。
  4. 請求項3に記載の車両の下部構造であって、
    前記バッフルプレートは、前記電気デバイス収納部の前記底部全体を覆うように配置される、車両の下部構造。
  5. 請求項4に記載の車両の下部構造であって、
    前記電気デバイスは、高圧系機器を含み、
    前記電気デバイス収納部は、前記電気デバイスを収納するケース及び前記ケースの開口を覆う蓋部材を有し、
    前記蓋部材及び前記バッフルプレートは金属製である、車両の下部構造。
  6. 請求項3〜5のいずれか一項に記載の車両の下部構造であって、
    前記電気デバイス収納部の前記底部と前記バッフルプレートとの間のクリアランスは、前記バッフルプレートと前記アンダーカバーとの間のクリアランスよりも大きい、車両の下部構造。
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