JP2015213231A - 電子部品、電子機器、及び移動体 - Google Patents

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正則 半澤
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Abstract

【課題】振動子の先端部側の温度は検出できるが、振動子の共振周波数に影響を及ぼす振動片の励振電極の温度を正確に検出しにくいという課題があった。
【解決手段】電子部品は、一方の面16aと前記一方の面の裏面となる他方の面16bを有し、前記一方の面16aから前記他方の面16bまで貫通し、金属が充填された第1ビア電極70を有している基板10aと、前記一方の面16aに配置され、第1接続端子50aを有し、前記第1接続端子50aと前記一方の面16a側の第1端部70aとが接続されている電子素子としての感温素子50と、前記他方の面16bに配置され、少なくとも1つの励振電極22を有している振動片20と、を備え、前記第1ビア電極70の前記他方の面側が、平面視で前記励振電極22と重なっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子部品、電子機器、及び移動体に関する。
特許文献1に記載の圧電発振器は、圧電振動素子と、集積回路素子と、基板部と、で構成されている。圧電振動素子は、基板部の一方の面側に形成された第1の凹部空間内に片持ち支持により搭載され、集積回路素子は、基板部の他方の面側に形成された第2の凹側空間内に搭載されている。基板部の他方の面側には、集積回路素子搭載用パッドが設けられ、基板部の表裏を貫通するビア導体に接続されている。基板部の一方の面側には、圧電振動素子の先端部と対向してビア導体と接続された枕部材が配置されている。
このような構成により、圧電振動素子の先端部の熱はビア導体を介して、集積回路素子に内蔵された温度センサーに伝わるため、圧電振動素子の温度を測定することができる。このとき測定された温度の温度データ信号によって周波数が補正されるため、良好な周波数ドリフト特性を有する圧電発振器が得られることが開示されている。
特開2010−35078号公報
しかしながら、特許文献1に記載の圧電発振器では、圧電振動素子の先端部側の温度を枕部材からビア導体を介して集積回路素子に伝えていた。そのため圧電振動素子の先端部側の温度は検出できるが、圧電振動素子の周波数温度特性に影響を及ぼす圧電振動素子の励振電極の温度を正確に検出しにくく、結果として、高精度な周波数温度補償を有する圧電発振器を得られにくいという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る電子部品は、一方の面と前記一方の面の裏面となる他方の面を有し、前記一方の面から前記他方の面に向かって貫通し、金属が充填された第1ビア電極を有する基板と、前記一方の面に配置され、第1接続端子を有する電子素子と、前記他方の面に配置され、少なくとも1つの励振電極を有している振動片と、を備え、前記第1ビア電極の前記一方の面側の第1端部と前記第1接続端子とが接続されているとともに、前記第1ビア電極の前記他方の面側の第2端部が、平面視で前記励振電極と重なっていることを特徴とする。
本適用例によれば、一方の面から他方の面に向かって貫通し、金属が充填されている第1ビア電極が平面視で励振電極と重なるように配置されているため、第1ビア電極と励振電極との距離が近くなり、励振電極から放射(輻射)された熱が第1ビア電極を介して電子素子に伝わり易くなる。そのため励振電極の温度を電子素子で正確に測定することができるようになり、結果として、高精度に温度補償が可能な電子部品を実現できる。
[適用例2]上記適用例に記載の電子部品において、前記他方の面側に、前記基板よりも熱伝導性のよい第1パターンを有し、前記第1パターンと前記第1ビア電極の前記第2端部とが接続されているとともに、平面視で前記第1パターンと前記励振電極とが重なっていることが好ましい。
本適用例によれば、基板よりも熱伝導性のよい第1パターンが励振電極と重なるように配置されているので、励振電極の広い範囲から放射(輻射)された熱が、第1パターンから第1ビア電極を介して電子素子に伝わる。これにより、第1ビア電極だけで熱が伝わるより短時間で熱が伝わり易くなるため、励振電極の温度を電子素子で正確に測定することができる。
[適用例3]上記適用例に記載の電子部品において、前記第1パターンは、平面視で前記励振電極を覆っていることが好ましい。
本適用例によれば、第1パターンが平面視で励振電極を覆っていることにより、励振電極全体の面積から放射(輻射)された熱が、第1パターンから第1ビア電極を介して電子素子に短時間で伝わり易くなるため、励振電極の温度を電子素子で正確に検出することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の電子部品において、前記基板は、前記一方の面から前記他方の面に向かって貫通し、金属が充填された、平面視で前記励振電極と重なる第2ビア電極と、前記他方の面側に前記基板よりも熱伝導性の良い第2パターンとを有し、前記電子素子は、第2接続端子を有し、前記第2ビア電極の前記一方の面側の第3端部と前記第2接続端子とが接続されており、前記第2ビア電極の前記他方の面側の第4端部と前記第2パターンとが接続されており、平面視で前記第2パターンと前記励振電極とが重なっていることが好ましい。
本適用例によれば、平面視で励振電極と重なるように配置された第1パターンと第2パターンとが、第1ビア電極と第2ビア電極とを介して、電子素子の第1接続端子と第2接続端子とに接続されているので、振動片の励振電極から放射(輻射)された熱が電子素子の第1接続端子、第2接続端子の両方に伝わる。そのため、励振電極の温度を短時間で正確に測定することができる。
[適用例5]上記適用例に記載の電子部品において、前記第2パターンは、銅、金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデンのいずれか一種、または銅、金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデンのいずれか一種を主成分とする合金、または窒化アルミニウム、または炭化シリコンで構成されていることが好ましい。
本適用例によれば、第2パターンを熱伝導性のよい材質で構成することにより、第2パターンで受けた熱がより早く第1ビア電極に到達できるため、電子素子によって励振電極の温度を正確に短時間で正確に検出することができる。
[適用例6]上記適用例に記載の電子部品において、前記第1パターンは、銅、金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデンのいずれか一種、または銅、金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデンのいずれか一種を主成分とする合金、または窒化アルミニウム、または炭化シリコンで構成されていることが好ましい。
本適用例によれば、第1パターンを熱伝導性のよい材質で構成することにより、第1パターンで受けた熱がより早く第1ビア電極に到達できるため、電子素子によって励振電極の温度を正確に短時間で正確に検出することができる。
[適用例7]上記適用例に記載の電子部品において、前記基板は、少なくとも前記振動片を囲む側壁を有し、前記基板、前記側壁、及び蓋体により囲まれた空間に前記振動片が配置され、前記振動片が配置されている空間の雰囲気は水素、及びヘリウムのうち少なくとも1つの気体を主成分としていることが好ましい。
本適用例によれば、基板、側壁、蓋体により囲まれた空間の雰囲気は、気体の中では特に熱伝導性のよい水素、及びヘリウムのうち少なくとも1つを主成分としたものを封じ込めることにより、振動片の励振電極の熱が熱伝導性のよい気体を伝わり第1ビア電極、及び第2ビア電極、第1パターン、及び第2パターンを介して電子部品に短時間で伝わるので励振電極の温度を短時間で正確に計測することができる。
[適用例8]上記適用例に記載の電子部品において、前記電子素子は、感温素子であることが好ましい。
本適用例によれば、電子素子を感温素子とすることで振動片の温度の変化をより敏感にとらえることが可能である。従って励振電極の僅かな温度変化もとらえることができるので、励振電極の温度を正確に測定することができ、結果として、高精度な温度補償が可能となる電子部品を実現することができる。
[適用例9]上記適用例に記載の電子部品において、前記電子素子は、さらに、前記振動片を発振させる回路を備えていることが好ましい。
本適用例によれば、電子素子に振動片を発振させる回路も併せ持つことで、発振回路からの熱影響も含め、振動片の温度を正確に知ることができ、結果として、高精度な温度補償可能となる電子部品を実現することができる。
[適用例10]本適用例に係る電子機器は、上記適用例に記載の電子部品を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、高精度な温度補償が可能な電子部品を備えることで、温度特性に優れた電子機器を実現することができる。
[適用例11]本適用例に係る移動体は、上記適用例に記載の電子部品を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、高精度な温度補償が可能な電子部品を備えることで、安全性に優れた移動体を実現することができる。
実施形態1に係る感温素子付水晶振動子の平面図。 図1中のA−A線の断面図。 実施形態1の変形例1に係る感温素子付水晶振動子の断面図。 実施形態2に係る感温素子付水晶振動子の平面図。 図4中のB−B線の断面図。 実施形態2の変形例2に係る感温素子付水晶振動子の平面図。 実施形態2の変形例3に係る感温素子付水晶振動子の平面図。 実施形態3に係る感温素子付水晶振動子の平面図。 図8中のC−C線の断面図。 電子機器の一例としてのモバイル型のパーソナルコンピューターの概略構成を示す斜視図。 電子機器の一例としての携帯電話機の概略構成を示す斜視図。 電子機器の一例としてのデジタルスチールカメラの概略構成を示す斜視図。 移動体の一例としての自動車の概略構成を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。また、本発明の電子部品としては、感温素子付水晶振動子を一例として説明を行う。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る感温素子付水晶振動子100を示す平面図である。図2は、図1中のA−A線の断面図である。尚、説明の便宜上、図1は蓋体30を省略し図示している。
図1及び図2に示すように、本実施形態1に係る感温素子付水晶振動子100は、基板10aを有する容器体10と、電子素子としての感温素子50と、振動片20と、蓋体30と、で主に構成されている。
容器体10は、基板10aと、基板10aの他方の面16bに配置された側壁10bと、他方の面16bと接している側壁10bの面と反対側の面に配置されたシールリング10dと、基板10aの一方の面16aに配置された側壁10cと、で主に構成されている。
容器体10は、基板10a、側壁10b、及び蓋体30により囲まれた空間である第2の凹部空間11と、側壁10cに囲まれた空間である第1の凹部空間14と、を有しており、第2の凹部空間11には振動片20が、第1の凹部空間14には感温素子50が備えられている。
基板10aは、セラミック材料によって概略平板状の矩形形状に形成されており、一方の面16aから、一方の面16aの裏面となる他方の面16bまで貫通し、金属が充填された第1ビア電極70が設けられている。
第1ビア電極70は、基板10aの一方の面16aに第1端部70a、他方の面16bに第2端部70bを有している。基板10aは一方の面16aに感温素子50が配置され、第1接続端子50aがパッド15aを介して、第1ビア電極70の第1端部70aと接続されている。第1ビア電極70の第2端部70bは、後述する振動片20の励振電極22と平面視で重なるように配置されている。
第1ビア電極70は、基板10aに設けられた貫通孔にタングステン等の金属が充填され形成されている。基板10aを構成するセラミック材料の熱伝導率は、タングステン等の金属に比べて一桁以上小さい。タングステン等の熱伝導率のよい物質で構成された第1ビア電極70を平面視で励振電極22と重なるように配置することで、基板10aのみの場合に比べ、水晶素板21に配置されている励振電極22から放射(輻射)された熱を、第1ビア電極70を介して基板10aの一方の面16aに配置された感温素子50により高い効率で伝えることができる。従って、励振電極22および励振電極22が配置されている領域の水晶素板21の温度を感温素子50によって正確に測定することができる。
感温素子50は、基板10aの一方の面16aに配置され、略直方体形状で長手方向の両端に第1接続端子50a及び第2接続端子50bを有している。
第1接続端子50aと第2接続端子50bとは、容器体10の第1の凹部空間14に露出した基板10aの一方の面16aに形成されているパッド15aとパッド15bとに、それぞれ接続されている。第1接続端子50aは、パッド15aを介して第1ビア電極70に接続されている。
感温素子50は、例えばサーミスターのように、温度変化に対して電気抵抗の値が変化する電子部品である。感温素子50は、本形態では、矩形形状をした基板10aの長手方向に感温素子50の長手方向を合わせて実装されているが、感温素子50を回転させて基板10aの長手方向に感温素子50の短手方向を合わせ、さらにパッド15aと、パッド15bとのパターンも感温素子50に合わせて回転させて、感温素子50が実装されていても良い。
振動片20は、水晶素板21と、励振電極22とで構成され、水晶素板21の表裏の両主面に励振電極22がそれぞれ形成されている。外部からの交番電圧が励振電極22を介して水晶素板21に印加されると、所定の振動モード、及び周波数で共振を起こすようになっている。
水晶素板21は、人工水晶体から所定のカットアングルで切断し外形加工を施された概略平板状であり、平面形状が矩形状となっている。励振電極22は、水晶素板21の表裏両主面に金属を所定のパターンで蒸着し、形成したものである。なお、励振電極22の形成方法はこれに限らず、水晶素板21の両主面金属を蒸着、スパッタ、メッキ、または塗布等で形成した後に、ウエットエッチングまたはドライエッチング等の手法により所定の形状に加工して形成してもよい。
振動片20には、その両主面に形成されている励振電極22からそれぞれ延出する引き出し電極が設けられている。振動片20は、引き出し電極により、第2の凹部空間11に露出した他方の面16bに形成されている振動片搭載パッド13aと、振動片搭載パッド13bとに、導電性接着剤40を介して電気的且つ機械的に接続されている。
尚、振動片20は、水晶素板21の一方の面にのみ励振電極22(IDT電極)を配置して励振されるSAW共振子等でもよい。また、振動片20は、基板材料として水晶を用いた、例えば、ATカットやSCカットの水晶振動片や、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動片や、その他の基板材料を用いた振動片であってもよい。さらに、振動片の基板材料としては、水晶の他、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電単結晶や、ジルコン酸チタン酸鉛等の圧電セラミックス等の圧電材料、又はシリコン半導体材料等を用いてもよいし、振動片の励振手段としては、圧電効果によるものを用いてもよいし、クーロン力による静電駆動を用いてもよい。
蓋体30は、矩形形状をした板であり、例えば42アロイやコバール等から成る。第2の凹部空間11は、気体を封入、もしくは大気圧よりも低い圧力(負圧)にし、蓋体30と、シールリング10dと、を接合することによって気密封止されている。
一般的に封入する気体には、窒素を主成分とした気体が用いられているが、窒素に比べて熱伝導率の高い水素、ヘリウムいずれか一方を主成分とした気体を用いても構わない。
具体的な封止方法として、蓋体30は、水素、ヘリウムのいずれか一方を主成分とした気体の雰囲気中、もしくは負圧で、容器体10のシールリング10d表面に載置され、シールリング10d成分中の金属と、蓋体30の金属の一部と、が溶接されるように所定電流を印加してシーム溶接を行うことで、シールリング10dに接合されている。尚、封入した気体に含まれる水素、またはヘリウムは、窒素に比べて熱伝導率が高いので、励振電極22の熱を第1ビア電極70に伝えやすくなる。そのため感温素子50で励振電極22の温度を正確に測定することができる。また、第2の凹部空間11にヘリウムや水素以外の気体が封入されている場合においても、水晶素板21に配置されている励振電極22の熱は、励振電極22からの放射(輻射)および気体を介した伝導(熱伝導)で第1ビア電極70に伝わるため、励振電極22の熱が第1ビア電極70に伝わりやすくなるので、感温素子50で励振電極22の温度を正確に測定することができる。
本実施形態の感温素子付水晶振動子100において、感温素子50は励振電極22の温度測定、振動片20は発振回路による発振、とそれぞれが異なる動作を行っている。よって振動片20と感温素子50は、それぞれが一対の電極を持ち、電気的に独立した端子(外部接続用電極端子19a,19b,19c,19d)を有している。
側壁10cは、基板10aが接している側と反対側の主面が一方の面16aにほぼ並行しており、その四隅には、外部接続用電極端子19a,19b,19c,19dが設けられている。
感温素子50が搭載されるパッド15a,及び15bは、基板10aの一方の面16aに形成された図示しない配線パターンや貫通電極により、外部接続用電極端子19d,19bへ、それぞれ電気的に接続されている。
振動片20が搭載される振動片搭載パッド13a,13bは、基板10aの一方の面16aに形成された図示しない配線パターンや貫通電極により、外部接続用電極端子19c,19aへ、それぞれ電気的に接続されている。
これにより感温素子50の二個一対の電極(第1接続端子50a、第2接続端子50b)と、振動片20の二個一対の電極(励振電極22)は電気的に独立して外部接続用電極端子19a,19b,19c,19dに接続されている。そのため振動片20を励振しつつ、励振電極22の温度を測定することができる。
尚、容器体10は、アルミナセラミックスから成る場合、所定のセラミック材料粉末に適当な有機溶剤等を添加・混合して得たセラミックグリーンシートの表面に、振動片搭載パッド13a,13bや、外部接続用電極端子19a,19b,19c,19d等となるタングステンメタライズを、周知のスクリーン印刷によって塗布するとともに、これを複数枚積層してプレス成形した後、高温で焼成することにより製作される。
また、セラミックグリーンシートに打ち抜き等を施して予め穴あけしておいた貫通孔内にビア電極となる導体ペーストを従来周知のスクリーン印刷によって塗布するとともに、これを複数枚積層してプレス成形した後、高温で焼成することにより製作されてもよい。
容器体10の振動片搭載パッド13a,13bや外部接続用電極端子19a,19b,19c,19d等には、ニッケルメッキ及び金メッキが施されている。
振動片20を容器体10に搭載する際に用いられた導電性接着剤40は、シリコン樹脂等のバインダーの中に導電フィラーとして導電性粉末が含有されているものであり、導電性粉末としては、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、ニッケル鉄(NiFe)、炭素(C)のうちのいずれかまたはこれらの組み合わせを含むものが用いられている。
以上述べたように、本実施形態に係る感温素子付水晶振動子100によれば、以下の効果を得ることができる。
第1ビア電極70は、感温素子50の第1接続端子50aに接続され、平面視で励振電極22と重なるように配置されている。そのため、第1ビア電極70と励振電極22との距離が近くなり、励振電極22から放射(輻射)された熱が第1ビア電極70を介して感温素子50に伝わり易くなるので、励振電極22の温度を感温素子50で正確に測定することができる。従って、高精度に温度補償が可能な感温素子付水晶振動子100を得ることができる。
付随する効果として第2の凹部空間11を、水素またはヘリウムのうち少なくとも1つを主成分とする気体を気密封入することにより、励振電極22の熱は、輻射および熱伝導の良い気体である水素またはヘリウムと第1ビア電極70とを介して感温素子50に伝わるので、励振電極22の温度を短時間で正確に測定することができる。
感温素子付水晶振動子100は、一方の面16aには感温素子50ばかりでなく、発振回路、感温回路、温度補償回路が構成された回路を搭載してもよい。その場合はパッド15a,15bにかえて、基板10aの回路に合わせたフットパターンを設ければよい。これにより、発振回路からの熱影響も含め、励振電極22の温度を正確に測定することができるので、高精度な周波数温度補償を有する発振器を実現することができる。なお、上記発振回路、感温回路、温度補償回路は、同一の半導体基板に構成されていてもよいし、複数の半導体基板に構成されていてもよいし、別々の半導体基板に構成されていてもよい。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
図3は、実施形態1の変形例1に係る感温素子付水晶振動子100aの断面図である。以下、変形例1に係る感温素子付水晶振動子100aについて説明する。尚、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
感温素子付水晶振動子100aは、振動片20に対向する基板17bと、感温素子50に対向する基板17aとの二層から形成された基板17を有している。ここでは、基板17aと基板17bが積層された方向を厚み方向とし、厚み方向と交差する方向を平面方向として説明する。
基板17aには、厚み方向に延びる第1ビア電極71が設けられ、基板17bには、厚み方向に延びる第1ビア電極73が設けられ、さらに基板17aと、基板17bとの境界部分には、第1ビア電極71と、第1ビア電極73とに両端にそれぞれ接続されて、平面方向に延びる二層間配線パターン72が設けられている。
具体的には、基板17bには振動片20と対向し励振電極22と平面視で重なる第2端部73aを有する第1ビア電極73が形成されている。第1ビア電極73の第2端部73aと反対側の端部は、二層間配線パターン72の一方の端部に接続され、二層間配線パターン72の他方の端部は、基板17aに形成された第1ビア電極71の一方の端部に接続されている。第1ビア電極71の一方の端部と反対側の第1端部71aはパッド15aを介して感温素子50の第1接続端子50aに接続されている。二層間配線パターン72が平面方向に延びているため、第2端部73aと、第1端部71aと、は平面視において設けられる位置が重ならない。
このように、基板17の平面視において、第2端部73aと第1端部71aの配置位置が異なった構成であっても、熱伝導の効果を得ることができる。また、第1ビア電極71の位置を自由に配置できるので、間隔の広い素子形状を持つ感度の高い感温素子50を搭載しても振動片20の周波数温度特性に大きな影響を及ぼす励振電極22に平面視で重なるように第1ビア電極73を配置することが可能となり、励振電極22の温度をより高精度に計測することができる。そのため、高精度に温度補償が可能な感温素子付水晶振動子100aを得ることができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る感温素子付水晶振動子200について図4及び図5を参照して説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る感温素子付水晶振動子200の平面図である。図5は、図4中のB−B線の断面図である。本実施形態に係る感温素子付水晶振動子200について、これらの図を参照して説明する。尚、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
感温素子付水晶振動子200は、上記実施形態の感温素子付水晶振動子100の構成に加えて基板10aの他方の面16bに基板10aよりも熱伝導性の良い第1パターン80を有している。第1パターン80は、励振電極22と対向して設けられており、さらに他方の面16bに設けられた第1ビア電極70の第2端部70bと接続されている。また、平面視で第1パターン80は、励振電極22と少なくとも一部が重なるように配置されている。
第1パターン80の構成材料は、熱伝導性の良い材質であり、銅、金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデンのいずれか一種、または銅、金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデンのいずれか一種を主成分とする合金、または窒化アルミニウム、または炭化シリコンがあげられる。
これらの材質は基板10aを構成しているセラミック等より熱伝導率が一桁大きいので励振電極22から放射(輻射)された熱を第1ビア電極70により早く伝えることができるようになる。そのため、励振電極22の温度をより正確に測定することができる。
以上述べたように、本実施形態に係る感温素子付水晶振動子200によれば、実施形態1での効果に加えて、以下の効果を得ることができる。励振電極22と第1パターン80が対向している面積が広いので、励振電極22から放射(輻射)された熱を第1パターン80に伝えやすくなる。従って振動片20の励振電極22の熱は第1パターン80、及び第1ビア電極70を介して、感温素子50に伝わる。よって、励振電極22の温度を感温素子50でより正確に測定できるので、高精度に温度補償が可能な感温素子付水晶振動子200を実現できる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例2)
図6は、実施形態2の変形例2に係る感温素子付水晶振動子200aの平面図である。以下、変形例2に係る感温素子付水晶振動子200aについて説明する。尚、実施形態2と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
感温素子付水晶振動子200aは、図6に示すように、他方の面16b側に、平面視で励振電極22を覆う面積を有する第1パターン81が配置されている。
このような構成により、本変形例に係る感温素子付水晶振動子200aは、実施形態2での効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
振動片20の励振電極22は、平面視で第1パターン81によって覆われている状態にあるので、励振電極22を含め、より広い面積の振動片20の熱を第1パターン81に伝えられるため、より精度良く振動片20の励振電極22の温度を測定することができる。従って、高精度に温度補償が可能な感温素子付水晶振動子200aを得ることができる。
(変形例3)
図7は、実施形態2の変形例3に係る感温素子付水晶振動子200bの平面図である。以下、変形例3に係る感温素子付水晶振動子200bについて説明する。尚、実施形態2と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明は省略する。
感温素子付水晶振動子200bは、図7に示すように、他方の面16b側に平面視で励振電極22を覆う第1パターン82が形成され、振動片搭載パッド13a,13bの間に第1パターン82から延出するパッド間パターン83が設けられている。
このような構成により、本変形例に係る感温素子付水晶振動子200bによれば、実施形態2での効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
第1パターン82から延出されているパッド間パターン83は,振動片搭載パッド13a,13bに近接しているため、励振電極22から引き出し電極を伝わり、振動片搭載パッド13a,13bへ達した熱や振動片20と対向する空間の熱や、振動片20において平面視で振動片搭載パッド13a,13bと重なる領域にはさまれた水晶素板21から放射(輻射)された熱も伝わるので、振動片20や振動片搭載パッド13a,13bの温度を含めた励振電極22の温度をより正確に測定できるので、高精度に温度補償が可能な感温素子付水晶振動子200bが実現できる。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る感温素子付水晶振動子300について図8及び図9を参照して説明する。図8は、実施形態3に係る感温素子付水晶振動子300を示す平面図である。図9は、図8中のC−C線の断面図である。本実施形態に係る感温素子付水晶振動子300について、これらの図を参照して説明する。尚、実施形態1及び実施形態2と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
感温素子付水晶振動子300は、基板18の他方の面16bに第1パターン84と第2パターン85とが形成されている。第1パターン84及び第2パターン85は、振動片20の励振電極22とそれぞれ重なるように配置されている。
第1パターン84は、励振電極22と平面視にて重なるように基板18に設けられている第1ビア電極70の第2端部70bと接続されている。第2パターン85は、励振電極22と平面視にて重なるように基板18に設けられている第2ビア電極90の第4端部90bと接続されている。
基板18の一方の面16aに配置されている感温素子50の第1接続端子50aは第1ビア電極70の第1端部70aと、第2接続端子50bは第2ビア電極90の第3端部90aとそれぞれ接続されている。尚、第1パターン84及び第2パターン85の構成材料は、前述した第1パターン84と同様である。
以上述べたように、本実施形態に係る感温素子付水晶振動子300によれば、実施形態1及び実施形態2での効果に加えて、以下の効果を得ることができる。励振電極22から放射(輻射)された熱は、第1パターン84及び第2パターン85に伝わり、第1ビア電極70及び第2ビア電極90を介して、第1接続端子50a及び第2接続端子50bを有する感温素子50に伝わる。励振電極22の熱は、感温素子50の2つの端子それぞれに伝わるため、感温素子50で励振電極22に近い温度を短時間で正確に測定できる。これにより、高精度に温度補償が可能な感温素子付水晶振動子300が実現できる。
[電子機器]
次いで、本発明の一実施形態に係る電子機器について、図10〜図12に基づき、詳細に説明する。尚、上記実施形態又は変形例にかかる感温素子付水晶振動子100,100a,200,200a,200b,300のいずれかを含んだ形態のものを感温素子付水晶振動子600として以下に説明する。
図10は、本発明の一実施形態に係る感温素子付水晶振動子600を備える電子機器の一例としてのモバイル型(又はノート型)のパーソナルコンピューターの概略構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1000を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、信号処理のタイミング源としての機能を備えた感温素子付水晶振動子600が内蔵されている。
図11は、本発明の一実施形態に係る感温素子付水晶振動子600を備える電子機器の一例としての携帯電話機1200(PHSも含む)の概略構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204、及び送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1000が配置されている。このような携帯電話機1200には、信号処理のタイミング源としての機能を備えた感温素子付水晶振動子600が内蔵されている。
図12は、本発明の一実施形態に係る感温素子付水晶振動子600を備える電子機器の一例としてのデジタルスチールカメラ1300の概略構成を示す斜視図である。尚、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、従来のフィルムカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、デジタルスチールカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
デジタルスチールカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1000が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1000は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCD等を含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1000に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送、格納される。また、このデジタルスチールカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなデジタルスチールカメラ1300には、信号処理のタイミング源としての機能を備えた感温素子付水晶振動子600が内蔵されている。
尚、本発明の一実施形態に係る感温素子付水晶振動子600は、図10のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図11の携帯電話機、図12のデジタルスチールカメラの他にも、例えば、スマートフォンなどの移動体端末、通信機器、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、移動体端末基地局用機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーション装置、リアルタイムクロック装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等の電子機器に適用することができる。尚、前述した感温素子付水晶振動子600を用いれば、通信基地局などの温度環境の厳しい条件下で使用される電子機器に好適である。
[移動体]
次いで、本発明の一実施形態に係る移動体について図13に基づき説明する。尚、上記実施形態にかかる感温素子付水晶振動子100,100a,200,200a,200b,300のいずれかを含んだ形態のものを感温素子付水晶振動子600として以下に説明する。
図13は、移動体の一例としての自動車506を概略的に示す斜視図である。自動車506には本発明の一実施形態に係る感温素子付水晶振動子600が搭載されている。例えば、同図に示すように、移動体としての自動車506には、感温素子付水晶振動子600を内蔵することでタイヤ509などを制御する電子制御ユニット508が車体507に搭載されている。また、感温素子付水晶振動子600は、他にもキーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ブレーキシステム、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム、等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
10…容器体、10a…基板、10b,10c…側壁、10d…シールリング、11…第2の凹部空間、13a,13b…振動片搭載パッド、14…第1の凹部空間、15a,15b…パッド、16a…一方の面、16b…他方の面、17,17a,17b…基板、18…基板,19a,19b,19c,19d…外部接続用電極端子、20…振動片、21…水晶素板、22…励振電極、30…蓋体、40…導電性接着剤、50…感温素子、50a…第1接続端子、50b…第2接続端子、70…第1ビア電極、70a…第1端部、70b…第2端部、71…第1ビア電極、71a…第1端部、72…二層間配線パターン、73…第1ビア電極、73a…第2端部、80,81,82…第1パターン、83…パッド間パターン、84…第1パターン、85…第2パターン、90…第2ビア電極、90a…第3端部、90b…第4端部、100,100a,200,200a,200b,300…感温素子付水晶振動子、506…自動車、507…車体、508…電子制御ユニット、509…タイヤ、600…感温素子付水晶振動子、1000…表示部、1100…パーソナルコンピューター、1102…キーボード、1104…本体部、1106…表示ユニット、1200…携帯電話機、1202…操作ボタン、1204…受話口、1206…送話口、1300…デジタルスチールカメラ、1302…ケース、1304…受光ユニット、1306…シャッターボタン、1308…メモリー、1312…ビデオ信号出力端子、1314…入出力端子、1430…テレビモニター、1440…パーソナルコンピューター。

Claims (11)

  1. 一方の面と前記一方の面の裏面となる他方の面を有し、前記一方の面から前記他方の面に向かって貫通し、金属が充填された第1ビア電極を有する基板と、
    前記一方の面に配置され、第1接続端子を有する電子素子と、
    前記他方の面に配置され、少なくとも1つの励振電極を有している振動片と、を備え、
    前記第1ビア電極の前記一方の面側の第1端部と前記第1接続端子とが接続されているとともに、前記第1ビア電極の前記他方の面側の第2端部が、平面視で前記励振電極と重なっていることを特徴とする電子部品。
  2. 前記他方の面側に、前記基板よりも熱伝導性のよい第1パターンを有し、
    前記第1パターンと前記第2端部とが接続されているとともに、平面視で前記第1パターンと前記励振電極とが重なっていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記第1パターンは、平面視で前記励振電極を覆っていることを特徴とする請求項2に記載の電子部品。
  4. 前記基板は、前記一方の面から前記他方の面に向かって貫通し、金属が充填された、平面視で前記励振電極と重なる第2ビア電極と、前記他方の面側に前記基板よりも熱伝導性のよい第2パターンとを有し、
    前記電子素子は、第2接続端子を有し、
    前記第2ビア電極の前記一方の面側の第3端部と前記第2接続端子とが接続されており、
    前記第2ビア電極の前記他方の面側の第4端部と前記第2パターンとが接続されており、
    平面視で前記第2パターンと前記励振電極とが重なっていることを特徴とする請求項2に記載の電子部品。
  5. 前記第2パターンは、銅、金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデンのいずれか一種、または銅、金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデンのいずれか一種を主成分とする合金、または窒化アルミニウム、または炭化シリコンで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電子部品。
  6. 前記第1パターンは、銅、金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデンのいずれか一種、または銅、金、銀、アルミニウム、タングステン、モリブデンのいずれか一種を主成分とする合金、または窒化アルミニウム、または炭化シリコンで構成されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の電子部品。
  7. 前記基板は、少なくとも前記振動片を囲む側壁を有し、
    前記基板、前記側壁、及び蓋体により囲まれた空間に前記振動片が配置され、
    前記振動片が配置されている空間の雰囲気は水素、及びヘリウムのうち少なくとも1つの気体を主成分としていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子部品。
  8. 前記電子素子は、感温素子であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子部品。
  9. 前記電子素子は、さらに、前記振動片を発振させる回路を備えていることを特徴とする請求項8に記載の電子部品。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電子部品を備えていることを特徴とする電子機器。
  11. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電子部品を備えていることを特徴とする移動体。
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