JP2015208187A - モータ駆動装置および電動圧縮機 - Google Patents

モータ駆動装置および電動圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】低消費電力で、始動が容易で演算負荷が低いモータ駆動装置および電動圧縮機を提供する。【解決手段】モータ駆動装置(インバータ装置10)は、インバータ(スイッチング回路30)と、インバータ制御部(モータ制御部40)とを備える。制御部は、固定子コイルに印加した電圧パルスで流れる電流に基づいて、回転子の初期角度を検出する初期角度算出処理と、検出された初期角度に対応する励磁成分電流軸(d軸)、トルク成分電流軸(q軸)の各々を−θa回転させた位置を制御指令値の励磁成分電流軸、トルク成分電流軸とし、回転させた電流軸に基づいて定めたトルク成分電流を固定子に流して回転子を加速させる加速処理と、回転子の角速度が所定回転数に到達した後に多相コイルに印加した電圧または流れる電流に基づいて回転子の角度および速度を推定し、推定した角度および速度に基づいて回転子を回転制御するセンサレス制御処理とを実行する。【選択図】図1

Description

この発明は、モータ駆動装置および電動圧縮機に関し、特に回転子に永久磁石を設けたモータのモータ駆動装置およびそれを備える電動圧縮機に関する。
近年、回転子に永久磁石を設けたモータがエアコンや電気自動車などに広く用いられている。モータを駆動するインバータ装置には、永久磁石モータの磁束軸方向成分(d軸)とこれに直交するトルク方向成分(q軸)に電流を分離して、独立に制御する所謂ベクトル制御が採用される。ベクトル制御には、uvwの三相座標系からdq軸への座標変換を用いる。この座標変換には、回転子の位置が必要である。一般にはレゾルバやロータリエンコーダなどの回転位置センサによって回転子の位置が検出される。
しかし、小型化、低価格化のためには回転位置センサを用いなくてもモータ制御ができることが好ましい。このため、d軸およびq軸電流に基づき永久磁石モータの誘起電圧を演算で求めることにより、位置センサレスでモータを駆動する制御(センサレス制御)が採用される。
特開2004−72906号公報(特許文献1)は、センサレス制御を行なう永久磁石モータの始動時の制御を開示する。
特開2004−72906号公報
特開2004−72906号公報に記載された技術では、起動前の回転子の位置が不明の状態から固定子の巻線に電流を流し回転子を吸引して回転子の位置決めを行なう(位置決め段階)。これにより、永久磁石が作る磁束方向と電機子電流が作る磁束方向とはほぼ一致した状態となる。
続いて、回転速度指令値をゼロから漸増させる(強制回転段階)。その結果電気子電流が作る磁束方向は回転し、永久磁石が作る磁束方向との位相差が発生するので、この位相差の発生により回転トルクが生じ、回転子は回転を始める。
回転子の回転速度が所定値に達した時点で電流Idと電流Iqとを切換える処理が行なわれる(電流切換段階)。そして、電流を切換える処理が終了すると、角速度推定値を用いて回転制御を行なう(定常運転段階)。
しかしながら、上記の技術では、位置決め段階の消費電力が大きく、また回転子の位置決めが困難となる初期位置が存在する。たとえば、初期位置決め段階でのモータ電流に対して、ちょうど180°異なる角度にロータの初期位置が相当する場合である。さらに、回転子が回転している最中に電流切換段階の処理を実行するので、処理が難しく、制御部の演算負荷が高い。
この発明の目的は、始動時の消費電力が低減され、始動が容易で演算負荷が低いモータ駆動装置および電動圧縮機を提供することである。
この発明は、要約すると、永久磁石を含む回転子と、多相コイルが巻回された固定子とを含む電動圧縮機が備える多相同期モータを駆動するモータ駆動装置であって、多相コイルに電流を流すインバータと、インバータを制御する制御部とを備える。制御部は、固定子の多相コイルに印加した電圧パルスに応じて流れる電流に基づいて、回転子の初期角度を検出する初期角度算出処理と、初期角度算出処理によって検出された初期角度に対応する励磁成分電流軸、トルク成分電流軸の各々を所定角θaだけロータの回転の逆方向に回転させた位置を制御指令値の励磁成分電流軸、トルク成分電流軸とし、回転させた電流軸に基づいて定めたトルク成分電流を固定子に流して回転子を加速させる加速処理と、加速処理の結果、回転子の角速度が所定回転数に到達した後に多相コイルに印加した電圧または流れる電流に基づいて回転子の角度および速度を推定し、推定した角度および速度に基づいて回転子を回転制御するセンサレス制御処理とを実行する。所定角θaは、センサレス制御処理の励磁成分電流指令値、トルク成分電流指令値の初期目標値に基づいて決定される角度である。
好ましくは、所定角θaは、θa=arctan(−Idrefm/Iqrefm)+π/2で決定される。Idrefm,Iqrefmは、それぞれ、センサレス制御処理の励磁成分電流指令値、トルク成分電流指令値の初期目標値である。
好ましくは、θaは、θa=π/2〜3π/4の範囲の角度である。
この発明は、他の局面では、上記モータ駆動装置と、モータ駆動装置によって駆動される多相同期モータとを備える電動圧縮機である。
本発明によれば、電動圧縮機等を駆動するモータの始動時の消費電力が低減され、また制御装置の演算負荷が低減される。
本実施形態の電動圧縮機の構成を示す回路図である。 初期駆動時にモータ制御部40で実行される制御を説明するためのフローチャートである。 モータの初期駆動時の電流波形の1相分を示した波形図である。 各処理P2〜P4と電流制御の指令値との関係を説明するための図である。 起動前状態における制御上のd’軸、q’軸の状態を示した図である。 初期角度検出後の制御上のd’軸、q’軸の状態を示した図である。 制御軸を−θaずらした後に、通電して加速する初期状態を示した図である。 電流の位相を回転させた状態を示した図である。 センサレス制御移行後のd’軸、q’軸とd軸、q軸の状態を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施形態の電動圧縮機の構成を示す回路図である。図1を参照して、電動圧縮機は、交流モータ5と、インバータ装置10と、交流モータ5によって駆動されるスクロール圧縮機9とを含む。
インバータ装置10は、直流電源である高圧バッテリ1から電力を入力して交流モータ5を駆動制御する。交流モータ5は、三相同期モータであり、たとえば、自動車のエアコン用モータ(エアコンコンプレッサ用モータ)として使用される。
インバータ装置10は、コンデンサ20と、スイッチング回路30と、モータ制御部40とを含む。
高圧バッテリ1の正極端子には、コンデンサ20の一方の端子およびスイッチング回路30の正極電力線が接続される。また、高圧バッテリ1の負極端子には、コンデンサ20の他方の端子およびスイッチング回路30の負極電力線が接続される。高圧バッテリ1からは、コンデンサ20を介してスイッチング回路30に直流電力が供給される。なお、図示しないが、高圧バッテリ1は、電気自動車やハイブリッド自動車の走行用モータを駆動する電力を供給する供給源であってもよい。
スイッチング回路30は、スイッチング素子Q1〜Q6と、ダイオードD1〜D6と、シャント抵抗63〜65とを含む。スイッチング素子Q1〜Q6として、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いることができる。正極電力線と負極電力線との間には、U相用のスイッチング素子Q1,Q2およびシャント抵抗63が直列接続され、V相用のスイッチング素子Q3,Q4およびシャント抵抗64が直列接続され、W相用のスイッチング素子Q5,Q6およびシャント抵抗65が直列接続される。スイッチング素子Q1〜Q6にはそれぞれダイオードD1〜D6が逆並列接続される。スイッチング素子Q1とQ2、スイッチング素子Q3とQ4、スイッチング素子Q5とQ6の接続ノードには、それぞれモータ5の各相のコイル6,7,8が接続される。コイル6,7,8はY結線される。
スイッチング回路30の電源入力側において、正極電力線と負極電力線との間には抵抗61,62が直列接続される。抵抗61,62の接続ノードの電圧Vdcにより入力電圧を検知することができる。また、シャント抵抗63〜65の電圧によりモータ5に流れる電流を検知することができる。
モータ制御部40は、交流モータ5をベクトル制御する。モータ制御部40は、uvw/dq変換部41と、位置・速度推定部42と、減算器43と、速度制御部44と、減算器45,46と、電流制御部47と、dq/uvw変換部48とを含む。
モータ制御部40の減算器43には、外部からモータ5の指令速度が入力される。モータ制御部40は、指令速度に応じたベクトル制御によりスイッチング回路30を駆動する。
dq/uvw変換部48は、U相制御信号、W相制御信号、V相制御信号を出力する。スイッチング素子Q1のゲート端子はdq/uvw変換部48からU相制御信号を受け、スイッチング素子Q2のゲート端子はインバータ50から出力されるU相制御信号の反転信号を受ける。
スイッチング素子Q3のゲート端子はdq/uvw変換部48からV相制御信号を受け、スイッチング素子Q4のゲート端子はインバータ51から出力されるV相制御信号の反転信号を受ける。
スイッチング素子Q5のゲート端子はdq/uvw変換部48からW相制御信号を受け、スイッチング素子Q6のゲート端子はインバータ52から出力されるW相制御信号の反転信号を受ける。
uvw/dq変換部41は、抵抗63〜65で検知された電流値に基づきモータ5におけるロータ軸上のd軸座標およびq軸座標にそれぞれ換算された励磁成分電流Idおよびトルク成分電流Iqを算出する。算出された励磁成分電流Idおよびトルク成分電流Iqは、位置・速度推定部42に入力される。また、算出された励磁成分電流Idは、減算器45に入力される。さらに、算出されたトルク成分電流Iqは、減算器46に入力される。
位置・速度推定部42は、励磁成分電流Id、トルク成分電流Iq、励磁成分電圧Vdおよびトルク成分電圧Vqに基づいて、モータ5におけるロータ推定速度を算出するとともに、ロータ推定位置を算出する。算出されたロータ推定速度は、減算器43に入力される。また、算出されたロータ推定位置は、切替部56を経由してuvw/dq変換部41およびdq/uvw変換部48に供給される。
減算器43は、指令速度からロータ推定速度を減算する。速度制御部44は、減算器43から指令速度と推定速度との差分を受け、励磁成分電流Idに対する目標値Idref、および、トルク成分電流Iqに対する目標値Iqrefを算出する。励磁成分電流Idに対する目標値Idrefは切替部55を経由して減算器45に入力される。また、トルク成分電流Iqに対する目標値Iqrefは切替部55を経由して減算器46に入力される。
減算器45は、目標値Idrefから励磁成分電流Idを減算する。この減算結果が電流制御部47に入力される。また、減算器46は、目標値Iqrefからトルク成分電流Iqを減算する。この減算結果が電流制御部47に入力される。
電流制御部47は、目標値Idrefと励磁成分電流Idとの差分に基づいてモータ5におけるロータ軸上のd軸座標に換算された励磁成分電圧Vdを算出する。この励磁成分電圧Vdがdq/uvw変換部48および位置・速度推定部42に入力される。また、電流制御部47は、目標値Iqrefとトルク成分電流Iqとの差分に基づいてモータ5におけるロータ軸上のq軸座標に換算されたトルク成分電圧Vqを算出する。このトルク成分電圧Vqがdq/uvw変換部48および位置・速度推定部42に入力される。
抵抗61,62による分圧された電圧Vdcは、dq/uvw変換部48に入力される。そして、dq/uvw変換部48は、入力されるロータ推定位置、励磁成分電圧Vd、トルク成分電圧Vq、および電圧Vdcに基づいて、モータ5の各相のコイル6,7,8に対する駆動電圧Vu,Vv,Vwを算出し、その駆動電圧Vu,Vv,Vwを得るのに必要な駆動波形信号(PWM信号)を生成する。この駆動波形信号により、上記スイッチング回路30の各スイッチング素子Q1〜Q6がオン,オフ駆動される。
このようにして、本実施の形態においては、モータ制御部40は、シャント抵抗63〜65で検知した電流から得られた交流モータ5における励磁成分電流Idとトルク成分電流Iqが目標値となるように、交流モータ5の電流経路に設けられたスイッチング素子Q1〜Q6をPWM制御する。
モータ制御部40は、ロータの回転速度が所定速度以上となるまでは、初期駆動動作用の制御を実行し、ロータの回転速度が所定速度以上となった後に、センサレス動作用の制御を実行する。センサレス動作は、モータのロータ位置を検出するレゾルバなどの回転速度センサを用いないで、モータ電流などからロータ位置およびロータ回転速度を推定してこの推定値に基づいてモータを回転させる動作である。センサレス動作用の制御については上記の位置・速度推定部42と速度制御部44とを用いた速度閉ループ制御が実行される。
以下に、初期駆動動作用の構成についてさらに説明する。
モータ制御部40は、初期駆動時の電流指令を出力する初期速度制御部53と、初期速度制御部53の出力と速度制御部44の出力とを切替えて減算器45,46に出力する切替部55と、初期駆動時の加速制御を行なう加速制御部54と、加速制御部54の出力と位置・速度推定部42の出力する推定位置とを切替えてuvw/dq変換部41およびdq/uvw変換部48に出力する切替部56とを含む。
初期駆動動作時には、位置・速度推定部42と速度制御部44とを用いた速度閉ループ制御に代えて、速度に関しては初期速度制御部53と加速制御部54を用いたオープンループ制御が実行される。そして、ロータの速度が所定速度に到達すると、切替部55,56が切替えられ、位置・速度推定部42と速度制御部44とを用いた速度閉ループ制御(センサレス制御)が実行される。
以上のような構成によって、指令速度に基づいてスイッチング回路30のスイッチング素子Q1〜Q6が制御され直流電流が三相交流電流に変換され、スイッチング回路30で変換された三相交流電流が交流モータ5の各相のコイル6,7,8に供給される。この三相交流電流によって、エアコン用交流モータ5が駆動される。
なお、図1では高圧バッテリ(直流電源)1にスイッチング回路30を接続したが、これに代わり、交流電源の交流電圧を直流電圧に変換し、その直流電圧をスイッチング回路30に供給しても良い。
また、電流検知手段としてシャント抵抗63〜65を用いたが、シャント抵抗の代わりに、スイッチング回路30と交流モータ5間に三相交流電流を検知するためのホール素子を設けてもよい。
図2は、初期駆動時にモータ制御部40で実行される制御を説明するためのフローチャートである。図3は、モータの初期駆動時の電流波形の1相分を示した波形図である。図1〜図3を参照して、モータのロータが停止しているときに、ステップS1においてモータ制御部40は、初期角度検出用電圧パルスをインバータ装置10に印加させる。時刻t0〜t1における処理P1では、電流が電圧パルスの応答として出力される。この電流は、シャント抵抗63〜65で電圧に変換され、モータ制御部40で検出される。
なお、初期角度検出用電圧パルスは、駆動のための電圧と比べて極めて小さいので、ロータの重量や回転摩擦などによってロータは静止したままである。したがって、初期角度検出時にはロータは静止しているので騒音は発生しない。
検出される各相の電流は、ロータの初期角度によって異なる。モータ制御部40は、予め初期角度と電流応答パターンの関係を記憶しており、電流応答パターンに対応するロータの初期角度を算出する(図2のステップS2,図2および図3の処理P2)。
図4は、各処理P2〜P4と電流制御の指令値との関係を説明するための図である。図3、図4を参照して、初期位置検出後の時刻t1では、ロータと制御軸(d’軸)の成す角は、ほぼゼロであり、電流制御は未実施であり、ステータコイルに流れる実電流はIq=0かつId=0である。
図5は起動前状態における制御上のd’軸、q’軸の状態を示した図である。図6は、初期角度検出後の制御上のd’軸、q’軸の状態を示した図である。
図5では、起動前状態におけるロータ位置と磁極位置で定まるd軸、q軸の位置と制御上のd’軸、q’軸の位置の関係が示されている。制御上のd’軸、q’軸は、指令値が定められる前であるので、仮の位置が示されている。以下、d’軸、q’軸に現れる電流指令値をId’,Iq’とし、d軸、q軸に実際に流れる電流をId,Iqとする。
図6では、電圧パルスをステータコイルに印加した後に推定した初期角度に基づいて、制御上のd’軸、q’軸をロータの磁極位置で定まるd軸、q軸の位置に一致させた状態を示している。
再び、図2を参照して、モータ制御部40は、算出された初期角度からθa(一例では、90°(=π/2))を減算しこれに基づいて電流指令値Iq’,Iq’を設定する(ステップS3,S4)。図4において、処理P2からP3に遷移する際の「軸ずらし後通電初期」には、ロータと制御軸d’との成す角は−θaに設定される。そして電流指令値Iq’,Iq’は次のとおりに設定される。
Iq’=Iqref_m
Iq’=Idref_m
ここで、Iqref_m,Idref_mは、センサレス制御への切替え時に採用する電流指令値の初期値である。この初期値は、あらかじめ決めておく値であり、所定回転速度に到達後センサレス制御が十分運転可能な電流指令値または、最大トルク出力時の電流指令値とすれば良い。
そして、θaは電流指令初期値に対して次の式で決定される。
θa=arctan(−Idref_m/Iqref_m)+π/2
なお、θaは90°〜135°の間が好ましい。Idref_m=0としてθa=90°(=π/2)を採用しても良い。
図7は、制御軸を−θaずらした後に、通電して加速する初期状態を示した図である。図7に示すように、ロータの磁極位置で定まるd軸、q軸に対して、制御上のd’軸、q’軸はロータ回転方向に対してθa戻された位置に設定される。そしてこの制御上のd’軸、q’軸でq軸電流を流すと、図4に示すように、次式の通りとなる。
Iq=0
Id=√(Iqref_m+Idref_m
なお、θa=90°の場合にはId=Iqref_mとなる。具体的には、モータ制御部40は、q軸に電流を流しているのだが、90°ずらす変換を行なうことによって実際はd軸に電流が流れ、q軸には電流が流れないことになり、ロータに大きなトルクは発生しない。その状態でモータ電流を回転させることによって、ロータに回転を与えて加速する。
再び図2を参照して、電流指令値が設定されると、ステップS5において、モータ制御部40はスイッチング回路30に通電を開始し、出力周波数を所定の割合で増加する(図3処理P3)。出力周波数を所定の割合で増加する処理は、図1に示した構成では、加速制御部54によって実行される。図7で示した−θaずらす処理は、加速制御部54の出力するθに対して、−θaだけオフセット値を与えることに相当する。
図8は、電流の位相を回転させた状態を示した図である。図8に示すように、制御上のd’軸、q’軸を回転方向に回転させると、ロータの回転が遅れる分、モータ電流(q’軸電流)がd軸に対してΔθ位相が進む。するとトルク成分となるq軸電流成分が発生するのでこれによりロータが回転することになる。実電流Iq,Idは、図4に示すように、処理P3においては次の通りとなる。
Iq=√(Iqref_m+Idref_m)sinΔθ
Id=√(Iqref_m+Idref_m)cosΔθ
そして、通電および加速開始してから所定回転速度に到達すると、電流制御を維持しつつセンサレス制御への移行が行なわれる(図2ステップS6、図3処理P4)。このときには、図4に示すようにロータと制御軸Id’の成す角は、ほぼゼロに収束している。したがって、実電流Iq,Idは、指令電流Iq’,Id’とそれぞれほぼ等しくなる。
図9は、センサレス制御移行後のd’軸、q’軸とd軸、q軸の状態を示した図である。センサレス制御移行後では、図1の位置・速度推定部42によってId,Iqからロータの位置および速度が推定され、指令速度に推定速度が一致するようにフィードバック制御が実行される。この時の指令電流値Iq’,Id’は、フィードバック制御によって決定されるIqref,Idrefとなる(図4の処理P4の欄参照)。
本実施の形態のモータ制御部40は、最後にセンサレスに移る際に、軸の切換をしなくてもスムーズにセンサレス制御に移行できる。
特開2004−72906号の段落0055に開示された技術では、ロータを強制回転させる処理の後から電流切替段階の処理(電流軸の切替えに相当)を実行している。具体的には、以下の式に従って、電流指令値Idrを所定値Idsからゼロに切替えるとともに、電流指令値Idrをゼロから所定値Iqsに切替えている。
Idr=Ids・cos(ωs・t)
Iqr=Iqs・sin(ωs・t)
ただし、ωsは電流切替え段階に移る直前の角速度指令値を示し、tは電流切替え段階の開始からの経過時間を示す。また、指令電流値Ids,Iqsはそれぞれ本実施の形態の指令電流値Iq’,Id’に相当する値である。
これに対して本実施の形態では、図4に示されるように処理P2からP3に移る際に軸の切替えを行なっている。本実施の形態の処理P3では、実際のd軸、q軸の位置はパルス推定で求められているが、そのd軸、q軸を−θa回転させたId’軸、Iq’軸を制御上のロータ位置に認識(読み替え)して起動制御を開始する。これにより、電流指令値Iq’=Iqreq_m,Id’=Idreq_mのままセンサレス制御に切替える。センサレス制御の電流初期値はIq’=Iqreq_m,Id’=Idreq_mを目標としており、センサレス制御の移行前のロータ加速中においても同じ値を電流指令値としているので、センサレス制御への切替え直後に電流指令値の大きな変動は発生せず、安定にロータを回転させることができる。
本実施の形態では、ロータを回転させる前の段階で軸を切替えてやることで、回転中に軸を上記のIdr,Iqrの算出式に従って切替える複雑な処理を避けることができ、制御の安定性が向上する。
初期位置検出時、上記の技術に比べると、ロータ位置決め処理に代えて初期位置検出を行なってその位置に対応する制御を行なうので、消費電力が少ない。また、ロータ位置決め処理では、ロータ初期位置によっては位置決めが困難な場合があったりしたが、本実施の形態の処理ではそのような問題が発生する初期位置はなく、初期位置決め段階でロータを回転させないので処理が早く音も静かである。
最後に、再び図1等を参照して本実施の形態について総括する。本実施の形態に開示されるモータ駆動装置(インバータ装置10)は、永久磁石を含む回転子と、多相コイル6〜8が巻回された固定子とを含む多相同期モータ5を駆動する。モータ駆動装置は、多相コイルに電流を流すインバータ(スイッチング回路30)と、インバータを制御する制御部(モータ制御部40)とを備える。制御部は、固定子の多相コイルに印加した電圧パルスに応じて流れる電流に基づいて、回転子の初期角度を検出する初期角度算出処理(図2のステップS1,S2)と、初期角度算出処理によって検出された初期角度に対応する励磁成分電流軸(d軸)、トルク成分電流軸(q軸)の各々を−θa回転させた位置を制御指令値の励磁成分電流軸、トルク成分電流軸とし、回転させた電流軸に基づいて定めたトルク成分電流(q軸電流)を固定子に流して回転子を加速させる加速処理(図2のステップS5)と、加速処理の結果、回転子の角速度が所定回転数に到達した後に多相コイルに印加した電圧または流れる電流に基づいて回転子の角度および速度を推定し、推定した角度および速度に基づいて回転子を回転制御するセンサレス制御処理(図2のステップS6)とを実行する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 高圧バッテリ、5 交流モータ、6,7,8 コイル、10 インバータ装置、20 コンデンサ、30 スイッチング回路、40 モータ制御部、41,48 変換部、42 速度推定部、43,45,46 減算器、44 速度制御部、47 電流制御部、50,51,52 インバータ、53 初期速度制御部、54 加速制御部、55,56 切替部、61,62,63,64,65 抵抗、D1〜D6 ダイオード、Q1〜Q6 スイッチング素子。

Claims (4)

  1. 永久磁石を含む回転子と、多相コイルが巻回された固定子とを含む電動圧縮機が備える多相同期モータを駆動するモータ駆動装置であって、
    前記多相コイルに電流を流すインバータと、
    前記インバータを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    固定子の多相コイルに印加した電圧パルスに応じて流れる電流に基づいて、回転子の初期角度を検出する初期角度算出処理と、
    前記初期角度算出処理によって検出された前記初期角度に対応する励磁成分電流軸、トルク成分電流軸の各々を所定角θaだけロータの回転の逆方向に回転させた位置を制御指令値の励磁成分電流軸、トルク成分電流軸とし、回転させた電流軸に基づいて定めたトルク成分電流を前記固定子に流して前記回転子を加速させる加速処理と、
    前記加速処理の結果、前記回転子の角速度が所定回転数に到達した後に前記多相コイルに印加した電圧または流れる電流に基づいて前記回転子の角度および速度を推定し、推定した角度および速度に基づいて前記回転子を回転制御するセンサレス制御処理とを実行し、
    前記所定角θaは、センサレス制御処理の励磁成分電流指令値、トルク成分電流指令値の初期目標値に基づいて決定される角度である、モータ駆動装置。
  2. 前記所定角θaは、θa=arctan(−Idrefm/Iqrefm)+π/2で決定され、Idrefm,Iqrefmは、それぞれ、センサレス制御処理の励磁成分電流指令値、トルク成分電流指令値の初期目標値である、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. θa=π/2〜3π/4である、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ駆動装置と、
    前記モータ駆動装置によって駆動される多相同期モータとを備える電動圧縮機。
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