JP2011045152A - センサレスモータ用インバータ制御回路及びこれを備えるセンサレスモータ制御装置 - Google Patents

センサレスモータ用インバータ制御回路及びこれを備えるセンサレスモータ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】必要トルクに応じたq軸指令電流の制御を行い得るセンサレスモータ制御装置と、当該センサレスモータ制御装置を実現させ得るセンサレスモータ用制御回路を提供する。
【効果】本発明に係るセンサレス用制御回路では、制御軸qc−dcと磁束ベクトルΦとの間に生じた位相差Δθに対応させて切換時q軸指令電流が制御されるので、強制運転動作の終了時での電流値は負荷に応じた値とされる。また、本発明に係るセンサレスモータ制御装置によれば、センサレスモータ用制御回路によってq軸指令電流の電流値が負荷に応じて設定されるので、センサレスモータ300の回転子302は、負荷に合致した円滑な駆動が実現される。
【選択図】図3

Description

本発明は、センサレスモータ用インバータ制御回路及びこれを備えるセンサレスモータ制御装置に関し、特に、センサレスモータの運転を円滑に行う際に用いて好適のものである。
ホール素子等の位置検出機構を具備する同期モータは、当該ホール素子等を用いて回転子の位置情報を発信できるので、ベクトル制御による回転子の制御が容易に行われ、力率の改善及び消費電力の低減に大きく寄与するものとされる。しかし、かかる同期モータは、位置検出機構が構成されるため、装置の大型化及びコストの上昇を招来させていた。そこで、これを改善させるべく開発されたセンサレスモータは、当該センサレスモータから出力される相電流に基づいて回転子の位置が推測されるため、位置検出機構が排除され、これにより、装置の小型化及び低コスト化を可能としている。
センサレスモータを駆動制御させるセンサレスモータ制御装置は、電流検出回路が適宜に設けられており、当該電流検出回路から出力される信号に基づいて出力電力を制御させる。かかるセンサレスモータ制御装置には、各種の電流検出方式が検討され、当該電流検出方式には、相電流に対応させて電流検出回路が複数配置された相電流検出方式、及び、センサレスモータ制御装置に配された1つの電流検出回路から回転子の位置情報を推測する所謂One-Shunt抵抗を用いた電流検出方式等が挙げられる。
図1には、相電流検出方式を用いたセンサレスモータ制御装置が示されている。図示の如く、センサレスモータ制御装置1000は、電源回路100とインバータ回路200と電流検出回路400とセンサレスモータ用インバータ制御回路(以下、制御回路と呼ぶ)500とから構成されている。かかるセンサレスモータ制御装置1000は、制御回路500が電流検出回路400から検出電流Ii$を受信すると、当該制御回路500にて検出電流に応じたPWM信号(Su*、Sv*、Sw*)を出力させ、インバータ回路200が電源回路100の電力を複数の相電流に変換し、当該相電流をブラシレスモータ300へ供給させ、これにより、ブラシレスモータ300の回転子302を指令角速度に一致させて駆動させる。
図2には制御回路500の構成が示されている。当該制御回路500は、図示されないCPU、AD変換回路、クロック回路、メモリ回路等によって構成され、メモリ回路には制御プログラム及び各種演算処理を実現させるプログラム及び当該演算処理で用いられるパラメータが適宜格納されている。そして、これらの回路と所定のプログラムとが協働して、図示される機能を実現させている。尚、同図には、他の構成とされるインバータ回路200及びセンサレスモータ300が便宜的に示されている。
上述の如く、制御回路500は、信号変換部510及びPWM信号成形部520とから構成される。このうち、信号変換部510は、検出値変換部511と角速度推定部512と位置情報演算部513と指令電流生成部514とd軸指令値演算部515とq軸指令値演算部516と指令値換算部517とから構成される。
かかる制御回路500では、q軸及びd軸から成る制御軸と電流ベクトルとを制御させる。尚、電流ベクトルは、q軸成分のq軸指令電流とd軸成分のd軸指令電流とから成る。そして、オープンループ制御とクローズドループ制御とを適宜に選択し、位置決め動作(1)及び強制運転動作(2)及び電流切換動作(3)及び同期運転動作(4)を実行させる。
図6には、回転子302を駆動させる場合における、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*と、制御軸dc−qcの角速度ωcと、電流ベクトルIの角速度ωiと、回転子302の実際の角速度ωmとの変化状態が運転モード毎に示されている。
先ず、制御回路500が起動されると、図6に示す如く位置決め動作(1)が実行される。かかる動作(1)では、q軸電流指令値Iq*を零に維持させ、併せて、d軸電流指令値Id*を初期電流値Idsに上昇させ、これにより、回転子302が停止している制御軸に一致するよう駆動される。尚、初期電流値Idsは、回転子302が回転摩擦に抗して初期位置にセットされ得る電流値とされる。かかる場面では、回転子302が初期電流値Idsによって初期位置にセットされ、制御軸のdm軸及び回転子のdc軸、制御軸のqm軸及び回転子のqc軸が一致した状態とされる。
位置決め動作(1)が終了すると、図6に示す如く強制運転動作(2)が実施される。当該強制運転動作(2)では、所定のプログラムに基づいて電流ベクトルの角速度を漸増させるV/F制御が実施される。強制運転動作(2)では、電流ベクトルを制御軸のd軸方向へ一致させ、且つ、制御軸及び回転子の磁束ベクトルの間に位相差を与えて回転子を加速させる。かかる位相差は、トルクに応じて大きくなり、強制運転動作の終了時点で最大となる。
その後、電流切換動作(3)では、d軸指令電流Id*を漸減させると共にq軸指令電流Iq*を漸増させ、これにより、双方の指令電流の切換制御を実施させる。具体的には、電流切換動作時における切換時d軸電流指令値をIdrとし、電流切換動作時における切換時q軸電流指令値をIqrとすると、
Idr=Ids・cos(ωi・t),
Iqr=Iqs・sin(ωi・t),で表わされる。
但し、cos(ωi・t2)=1に設定され、時刻t2における切換時d軸指令電流Idrは、Idr=Idsとされる。
ここで、ωiはV/F制御で最終的に到達する電流ベクトルの角速度を指し、tは電流切換動作の開始時点から計測した経過時間を指し、Idsは切換時d軸指令電流Idrに与えられる初期電流値を指し、Iqsは予め設定された一定値とされる設計電流値を指す。そして、同期運転動作(4)に切換わる際に、切換時d軸指令電流Idrは零の値を取り、q軸指令電流Iqrは設計電流値Iqsに至る。尚、設計電流値Iqsは、同期運転動作の切換時に想定される最大トルクが設定され、当該最大トルクに相当する電流値又はこれに許容値を付加させた電流値として設定される。
そして、電流切換動作(3)が終了すると、図6に示す如く同期運転動作(4)が実施される。かかる動作(4)では、制御軸のd軸とロータの磁束方向Φとが一致し、電流ベクトルIが磁束ベクトルΦに垂直となるよう制御され、これにより、回転子の角速度ωmは、電流ベクトルの角速度ωiに収束するよう同期的に加減速される。
また、特開2004−072906号公報(特許文献1)では、上述した電流切換動作に改変を加えた同期電動機駆動システム(特許請求の範囲におけるセンサレスモータ制御装置)が紹介されている。尚、センサレスモータ制御装置の構成については、上述した従来例と略同一のものとされる。
かかるセンサレスモータ制御装置にあっても位置決め動作(1)及び強制運転動作(2)が実施され、その後、図7に示す如く電流切換処理(3)が実施される。また、上述同様、電流切換動作時における切換時d軸指令電流をIdrとし、電流切換動作時における切換時q軸指令電流をIqrとすると、
Idr=Ids1・cos(ωi・t), 〔t0≦t≦t1〕
Idr=Ids2, 〔t1≦t≦t2〕
Iqr=Iqs・sin(ωi・t), 〔t0≦t≦t2〕で与えられる。
上述同様、cos(ωi・t2)=1に設定されているが、切換時q軸指令電流Iqrは、制御軸qc−dc及び回転子の座標qm−dmが一致すると、図7に示す如く、其の時刻t1における電流値Iqkが保持され、同期運転動作の開始時点では、q軸指令電流がトルクに応じた電流値に引き下げられる。即ち、特許文献1に係るセンサレスモータ制御装置では、時刻t1におけるq軸指令電流の電流値Iqkが同期運転動作の開始時点まで維持されるので、同期運転動作へ切替えられた当初のq軸指令電流は、ブラシレスモータ300に加わる負荷トルクに応じた電流値に設定されることとなる。
特開2004−072906号公報
先ず、図6に示される技術では、設計電流Iqsが固定値とされているので、モータの負荷が変動する場合、同期運転動作(4)では、切換当初に設計電流Iqsを発生させてから、トルクに応じた電流値Iqscに制御させなければならない。具体的に説明すると、トルクに応じた電流値Iqscが設計電流Idsより低いと、q軸指令電流Iqrは、図6に示す如く、同期運転動作に切換えられてから所望の電流値Iqscに減少制御されるため、モータの回転子に不要な加速動作(X部参照)を一時的に発生させてしまうとの問題が生じる。かかる加速動作は、其の加速度が大きくなる場合、モータの回転子が制御軸から逸脱する脱調を起こし、当該回転子の制御不能を招くとの問題も生じる。
これに対し、特許文献1に係るセンサレスモータ制御装置では、同期運転動作へ切替えられた当初のq軸指令電流を、モータの負荷トルクに応じた電流値に制御させている。しかしながら、かかる技術では、q軸指令電流の設計電流Iqs1が固定値とされているので、負荷トルクが小さい場合、電流値Iqkに切換えられる時刻t1は早期に到来する。そして、電流切換動作の開始当初において、q軸指令電流Iqrは、傾きが急勾配とされるため、電流値Iqkの設定値に誤差を生じさせてしまう。即ち、制御軸のd軸と磁束方向Φとの位相差をΔθとすると、演算上の位相差Δθは誤差を具備する電流値Iqkによって算出され、演算上のΔθの処理結果が零の場合には、実際の位相差Δθに所定の誤差が生じることとなる。そして、かかる位相差Δθの演算誤差は、同期運転動作へ切換わるとき、図7のY部に示す如く、電流値及び角速度ωmにリップルを発生させ、安定動作に収束するまで所定の時間がかかるとの問題が生じる。
本発明は上記課題に鑑み、必要トルクに応じたq軸指令電流の制御を行い得るセンサレスモータ制御回路の提供と、安定動作を実現させ得るセンサレスモータ制御装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では次のようなセンサレスモータ用インバータ制御回路の構成とする。即ち、センサレスモータの回転子を駆動させる際に、q軸及びd軸から成る制御軸と前記q軸を成分とするq軸指令電流及び前記d軸を成分とするd軸指令電流から成る電流ベクトルとを制御させるものであって、前記電流ベクトルを前記制御軸のd軸方向へ一致させ且つ前記電流ベクトル及び前記回転子の磁束ベクトルの間に位相差を与えて前記回転子を加速させる強制運転動作と、前記磁束方向に対して直交する状態へ近づくように前記電流ベクトルの各成分を切換制御させる電流切換動作と、前記電流ベクトルを前記磁束方向に対して略直行するように制御させ前記回転子を回転させる同期運転動作とを実施させるセンサレスモータ用制御回路において、前記q軸指令電流のうち前記同期運転動作の開始時点で設定される同期開始q軸指令電流は、前記位相差の推定値に応じて変動することとする。
好ましくは、前記同期開始q軸指令電流をIqsとし、前記位相差の推定値をΔθとし、前記強制運転動作が終了する時点での電流ベクトルの絶対値を|I|とすると、前記同期開始q軸指令電流は、Iqs=|I|・sin(Δθ),によって算出されることとする。
好ましくは、前記q軸指令電流のうち前記電流切換動作で制御される切換時q軸指令電流は、前記同期開始q軸指令電流を最大値とする増加関数によって制御されることとする。
好ましくは、前記切換時q軸指令電流をIqrとし、前記電流切換動作での電流ベクトルの角速度をωiとし、前記電流切換動作の開始時点から計測した経過時間をtとすると、前記切換時q軸指令電流は、Iqr=Iqs・sin(ωi・t),によって算出されることとする。
好ましくは、前記増加関数は、前記最大値での導関数がゼロとされることとする。
また、本発明では次のようなセンサレスモータ制御装置の構成とする。即ち、電力を供給する電源回路と、前記電源回路から電力を受け前記センサレスモータを駆動させるインバータ回路と、上述した発明の何れかに記載のセンサレスモータ用インバータ制御回路とを備えることとする。
本発明に係るセンサレスモータ用インバータ制御回路によれば、同期開始q軸指令電流は強制運転動作の位相差に応じて変動し、切換時q軸指令電流は最大値を同期開始q軸指令電流とする増加関数として制御されるので、当該切換時q軸指令電流は、同期運転動作に切換わる際、同期開始q軸指令電流に一致し、負荷トルクに応じた電流値に制御される。
本発明に係るセンサレスモータ制御装置によれば、センサレスモータ用制御回路によってq軸指令電流の電流値が負荷に応じて設定されるので、センサレスモータの回転子は、当該負荷に基づいて円滑に駆動される。
センサレスモータ制御装置の構成を示す図 センサレスモータ用インバータ制御回路の構成を示す図 回転子を静止状態から制御する場合の電流指令値及び角速度のタイムチャート 回転子を静止状態から制御する場合における電流ベクトル及び磁束ベクトル及び制御軸の関係を示す図 実施例1に係る電流ベクトルと切換時q軸電流との関係を示す図 従来例に係る電流ベクトルと切換時q軸電流との関係を示す図 従来例に係る電流ベクトルと切換時q軸電流との関係を示す図
以下、本発明に係る実施の形態につき図面を参照して説明する。図1には、相電流検出方式を用いたセンサレスモータ制御装置が示されている。図示の如く、センサレスモータ制御装置1000は、電力を供給する電源回路100と、電源回路100から電力を受けセンサレスモータ300を駆動させるインバータ回路200と、電流検出回路400と、センサレスモータ制御回路500(以下、制御回路と呼ぶ)とから構成される。かかるセンサレスモータ制御装置1000は、制御回路500が電流検出回路400から検出電流Ii$を受信すると、当該制御回路500にて検出電流に応じたPWM信号(Su*、Sv*、Sw*)を出力させ、インバータ回路200が電源回路100の電力を複数の相電流に変換し、当該相電流をブラシレスモータ300へ供給させ、これにより、ブラシレスモータ300の回転子302を所望の状態にて駆動させる。
図2には制御回路500の構成が示されている。当該制御回路500は、図示されないCPU、AD変換回路、クロック回路、メモリ回路等によって構成され、メモリ回路には制御プログラム及び各種演算処理を実現させるプログラム及び当該演算処理で用いられるパラメータが適宜格納されている。そして、これらの回路と所定のプログラムとが協働して、図示される機能を実現させている。尚、同図には、他の構成とされるインバータ回路200及びブラシレスモータ300が便宜的に示されている。
上述の如く、制御回路500は、信号変換部510及びPWM信号成形部520とから構成される。このうち、信号変換部510は、検出値変換部511と角速度推定部512と位置情報演算部513と指令電流生成部514とd軸指令値演算部515とq軸指令値演算部516と指令値換算部517と指令角速度出力部518とから構成される。
検出値変換部511は、相電流変換部511aとステータ座標変換部511bとローター座標変換部511cとから構成される。また、当該検出値変換部511には、電流検出回路400から出力された検出電流Ii$と位置情報演算部513から出力された位置情報θ#とが入力される。
相電流復元部511aは、二相分の検出電流が入力され、これに基づいて三相分の検出相電流(Iu$、Iv$、Iw$)を算出させる。
ステータ座標変換部511bは、検出相電流(Iu$,Iv$,Iw$)を固定子座標系の二軸検出電流(Iα$、Iβ$)に変換し、当該検出電流の電流値情報を出力させる。尚、かかる固定子座標系とは、ブラシレスモータ300の固定子の所定位置を観測系とする垂直座標である。
かかる二軸電流(Iα$、Iβ$)は、検出相電流(Iu$、Iv$、Iw$)に基づいて、「数1」の式により算出される。
Figure 2011045152
ローター座標変換部511cは、固定子座標系の二軸検出電流(Iα$、Iβ$)を更に変換し、回転子座標系の二軸検出電流(Id$、Iq$)を算出出力させる。尚、かかる回転座標系とは、ブラシレスモータ300の回転子の磁束方向をdm軸とし当該磁束方向に垂直な方向をqm軸とする垂直座標であって、以下、回転子302の座標軸qm−dmと呼ぶ。従って、回転座標系は、回転子の回転動作と共に回動する。
二軸検出電流値(Id$、Iq$)は、入力される位置情報θ#と二軸検出電流(Iα$、Iβ$)とに基づいて、「数2」の式により算出される。
Figure 2011045152
角速度推定部512は、位相誤差推定部512aと換算部512bとを備える。位相誤差推定部512aは、二軸検出電流Id$及び二軸検出電流Iq$及び二軸指令電圧Vd*及び二軸指令電圧Vq*が入力され、且つ、換算部515bにて算出された推定角速度ω#が帰還ループされている。位相誤差推定部512aは、更に、回転子のd軸インダクタンスLd、q軸インダクタンスLqと、ブラシレスモータ300の抵抗値Rmとを取得可能に構成されており、これらの情報に基づいて位相誤差Δθ#を算出させる。
位相誤差Δθ#は、制御軸と回転子302の座標軸qm−dmとの間に生じる位相差を算出したものである。また、当該制御軸は、qc軸及びdc軸から成る直行座標を呈し、以下、制御軸qc−dcと呼ぶ。ここで、位相誤差Δθ#は、上述したパラメータに基づいて、「数3」の式により算出される。
Figure 2011045152
換算部512bでは、推定角速度ω#を算出させ、当該推定角速度ω#を位置情報演算部513及び指令電流生成部514へ出力させる。当該推定角速度ω#は、位相誤差Δθ#に応じた補正値が反映され、当該位相誤差Δθ#を零へ収束させる値に調整される。即ち、角度推定部513では、電流切換動作及び同期運転動作における制御軸の角速度ωcを制御させる。
位置情報演算部513は、入力された推定角速度ω#に基づいて位置情報θ#を出力させる。位置情報θ#は、θ#=∫ω#・dt、の数式にて算出される。従って、かかる位置情報θ#は、補正値を伴う推定角速度ω#に基づいて算出されるので、センサレスモータ制御装置1000では、推定角速度ω#を伴った制御を実施させる場合(クローズドループ制御)、位相誤差Δθ#を零へ収束させるように、即ち、制御軸qc−dcと回転子302の座標軸qm−dmとが一致するように制御を行う。
指令角速度出力部518は、ブラシレスモータ300に要求される回転子302の角速度を指令角速度ω*として出力させる。かかる指令電圧出力部518は、例えば、センサレスモータ制御装置1000の外部に載置された制御パネルが操作されると、これによる操作指令に基づいて指令角速度ω*を演算処理させ、併せて、当該指令角速度ω*を出力させるように構成されるもの等が考えられる。
指令電流生成部514は、d軸指令電流Id*及びq軸指令電流Iq*を各々出力させる。d軸指令電流Idは制御軸のd軸成分とされ、q軸指令電流Idは制御軸のq軸成分とされ、双方の成分によって電流ベクトルが制御される。かかる指令電流生成部514では、電流切換動作及び同期運転動作においてクローズドループ制御を実施させる。
指令電流(Id*、Iq*)は、各々が減算器へ導入され、差分指令電流(δId*、δIq*)に変換される。当該減算器では、検出電流値(Id$、Iq$)が入力され、指令電流(Id*、Iq*)との差分値が各々算出される。
d軸指令値演算部515では、d軸差分指令電流値δId*に基づいてPI制御又はPID制御を実施させ、これにより、d軸指令電圧Vd*を算出させる。即ち、信号変換部510では、d軸差分指令電流δId*を零に収束させるように制御させる。
同様に、q軸指令値演算部516では、q軸差分指令電流値δIq*に基づいてPI制御又はPID制御を実施させ、これにより、q軸指令電圧Vq*を算出させる。即ち、信号変換部510では、q軸差分指令電流δIq*を零に収束させるように制御させる。
d軸指令電圧Vd*及びq軸指令電圧Vq*は、後段の指令値換算部517によって数値換算処理され、U相〜W相に対応した指令電圧(Vu*、Vv*、Vw*)を出力させる。かかる処理を行う指令値換算部517は、図示の如く、ローター座標換算部517aとステータ座標517bとを備える。
ローター座標517aは、d軸指令電圧Vd*、q軸指令電圧Vq*、位置情報θ#が入力され、これらのパラメータに基づいて指令電圧(Vα*、Vβ*)を算出させる。かかる指令電圧値(Vα*、Vβ*)は、固定子を観測系とする垂直座標に対応する電圧値である。
指令電流値(Vα$、Vβ$)は、入力される指令電圧(Vd*、Vq*)に基づいて、「数4」の式により算出される。
Figure 2011045152
その後、ステータ座標換算部517bでは、指令電圧(Vα*、Vβ*)に基づいて、指令電圧(Vu*、Vv*、Vw*)を「数5」の式により算出される。尚、特許請求の範囲における指令電圧とは、指令電圧(Vu*、Vv*、Vw*)を指す。
Figure 2011045152
かかる構成を具備する信号変換部510では、図3に示される動作を実施させる。先ず、オープンループ制御が開始される場合、予め規定されたプログラムに基づき、回転子302を静止状態又はフリーラン状態から角速度ωsまで上昇させる。かかる制御では、検出電流Ii$の値と無関係に制御処理が行われる(V/F制御)。V/F制御時にあっては、指令電流生成部514では、制御軸qc−dcの角速度ωcがプログラムに基づいて制御され、電流ベクトルと磁束ベクトルとの間に位相差を与える。このとき、回転子302は、当該位相差に基づき回転トルクが与えられ、回転子の角速度ωmは、予め規定されたプログラムに応じて増加され、所定時間経過後に角速度ωsに到達する。また、回転子302の角速度が、ωm=ωsとされた時点で、電流切換動作(3)が実施される。
これに対し、クローズドループ制御が実施される場合、検出値変換部511及び角速度推定部512及び位置情報演算部513の回路が機能する。そして、制御軸qc−dcは、電流ベクトルIがq軸に一致され、q軸と回転子302の磁束ベクトルΦとの位相誤差Δθ#を零に収束させるように制御させ、且つ、指令角速度ω*へ一致するように制御され、これにより、回転子302は、指令角速度ω*で回転するように同期制御されることとなる。
かかる制御回路500では、オープンループ制御とクローズドループ制御とを適宜に選択し、位置決め動作(1)及び強制運転動作(2)及び電流切換動作(3)及び同期運転動作(4)を順次実行させる。
図3には、回転子302を駆動させる場合における、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*と、制御軸dc−qcの角速度ωcと、電流ベクトルIの角速度ωiと、回転子302の実際の角速度ωmとの変化状態が運転モード毎に示されている。また、図4には、回転子の座標qm−dmと、制御軸qc−dcと、電流ベクトルIとの関係が示されている。
先ず、制御回路500が起動されると、図3に示す如く位置決め動作(1)が実行される。かかる動作(1)では、q軸電流指令値Iq*を零に維持させ、併せて、d軸電流指令値Id*を初期電流値Idsに上昇させ、これにより、回転子302が制御軸に位置決めされる。尚、初期電流値Idsは、回転子302が回転摩擦に抗して初期位置にセットされ得る電流値とされる。かかる場面では、図4(1)に示す如く、回転子302が初期電流値Idsによって初期位置にセットされ、制御軸のdm軸及び回転子のdc軸、及び、制御軸のqm軸及び回転子のqc軸が一致した状態とされる。
位置決め動作(1)が終了すると、図3に示す如く強制運転動作(2)が実施される。当該強制運転動作(2)では、所定のプログラムに基づいて電流ベクトルの角速度を漸増させるV/F制御が実施される。強制運転動作(2)では、電流ベクトルを制御軸のd軸方向へ一致させ、且つ、電流ベクトルI及び回転子の磁束ベクトルΦの間に位相差Δθを与えて回転子302を加速させる。かかる場面では、図4(2)に示す如く、制御軸のdc軸に一致した電流ベクトルI*は、角速度ωiを漸増させつつ回転する。このとき、回転子302は、磁束ベクトルΦに垂直な成分の電流によってトルクが与えられるので、qm軸に対して位相差を形成させつつ回転を開始する。そして、回転子302は、制御軸qc−dcの角速度がωsに到達すると、位相差がΔθに広がることとなる。
その後、電流切換動作(3)では、電流ベクトルIが磁束方向Φに対して直交する状態へ近づくように、d軸指令電流Id*を漸減させると供にq軸指令電流Iq*を漸増させ、電流ベクトルIの各成分を切換制御させる。図3に示す如く、制御軸の角速度ωcは、電流切換動作(3)の期間において、角速度の極めて遅いωLに制御される。このとき、制御軸qc−dcは、図4(3)に示す如く、電流ベクトルIの位相から遅れだし、一方、電流ベクトルIは、軸qmに一致するように制御される。そして、時刻t1では、制御軸の軸dcが磁束ベクトルΦに一致し、一方、電流ベクトルIが軸qmに一致する。
ここで、電流切換動作時におけるd軸指令電流を切換時d軸電流指令Idrとし、電流切換動作時におけるq軸指令電流を切換時q軸電流指令値Iqrとすると、
Idr=Ids・cos(ωi・t),
Iqr=Iqs・sin(ωi・t),で与えられる。
このとき、ωiは電流切換動作(3)での電流ベクトルIの角速度を指し、tは電流切換動作(3)の開始時点t0から計測した経過時間を指し、Idsはd軸電流指令値Id*に与えられる初期電流値を指し、Iqsはq軸指令電流のうち同期運転動作(4)の開始時点t2で設定される同期開始q軸指令電流を指す。そして、同期運転動作(4)に切換わる際に、切換時d軸指令電流値Idrは零の値を取り、切換時q軸指令電流Iqrは同期開始q軸指令電流Iqsを取る。
同期開始q軸指令電流Iqsは、位相差Δθの推定値に応じて変動するのが好ましい。これにより、同期運転動作(4)が開始する時点t1では、回転子302に発生するトルクと当該回転子の負荷トルクとが一致するので、回転子302は、急加速を発生させることなく、安定的な回転動作が実現される。
ここで、位相差の推定値をΔθとし、強制運転動作(2)が終了する時点t0での電流ベクトルの絶対値を|I|とすると、
同期開始q軸指令電流は、Iqs=|I|・sin(Δθ),によって算出されるのが好ましい。これにより、同期開始q軸指令電流は、モータの負荷トルクに合致した電流値に設定される。尚、同期開始q軸指令電流と負荷トルクとの関係については、追って詳述することとする。
また、電流切換動作(3)で制御される切換時q軸指令電流Iqrは、同期開始q軸指令電流Iqsを最大値とする増加関数によって制御されるのが好ましい。これにより、q軸指令電流Iqrは、最終到達点(同期開始q軸指令電流Iqs)に到達すると、直ちに同期運転動作(4)へと切換えられるので、かかる処理を行なう制御回路500では、迅速な切換動作が実現され、いち早く同期運転動作(4)へ移行することが可能となる。
このとき、切換時q軸指令電流Iqrを制御する増加関数は、最大値(同期開始q軸指令電流Iqs)での導関数がゼロとされるのが好ましい。これにより、同期開始q軸指令電流Iqsは、誤差を極限にまで排除させた最適な電流値が設定されることとなる。即ち、制御軸のd軸と磁束方向Φとの位相差をΔθとすると、演算上の位相差Δθは誤差を極力排除させた同期開始q軸指令電流Iqsによって算出されるので、演算上のΔθの処理結果と実際の位相差Δθとが略一致することとなる。従って、同期運転動作へ切換わるとき、q軸指令電流は、急激な変動が無くなるので、安定的な波形制御が実現される。
図3に戻り、電流切換動作(3)が終了すると、同期運転動作(4)に切換えられる。同期運転動作(4)では、指令角速度出力部518から出力された指令角速度ω*の値に基づいてq軸指令電流Iq*が制御され、これにより、回転子の角速度ωmは、当該角速度ω*の値に収束するよう同期的に加減速される。かかる場面では、図4(4)に示す如く、制御軸qc−dcと回転子の座標qm−dmとが一致し、電流ベクトルI*が磁束ベクトルΦに垂直となるよう制御される。
以下、本実施の形態に係る制御回路を用いた際の、切換時q軸指令電流Iqrの挙動について説明する。図5左には、強制運転動作における制御軸qc−dc及び回転子の座標qm−dm及び電流ベクトルIの関係が示されており、図5右には、電流切換動作での切換時d軸指令電流Idr及び切換時q軸指令電流Iqrの推移が示されている。尚、同図では、強制運転動作の終了時点の電流ベクトルの絶対値を|I|とし、電流切換動作時の電流ベクトルの角速度をωiとし、電流切換動作の開始時点から計測した経過時間をtとすることとする。
本実施の形態では、図示の如く、制御軸qc−dcと磁束ベクトルΦとの間に生じた位相差Δθに対応させて、切換時q軸指令電流を設定させていく。ここで、電流ベクトルIがd軸指令電流Id*の成分のみから成るので、d軸指令電流Id*のqm軸成分をIdy*とすると、
Idy*=|I|・sin(Δθ),で算出される。
一方、切換時q軸指令電流Iqrは、
Iqr=Idy*・sin(ωi・t),で現されるので、
当該切換時q軸指令電流Iqrは、
Iqr={|I|・sin(Δθ)}・sin(ωi・t),によって算出されることとされる。ここで、同図右の(a)〜(c)には、かかる公式に基づいて算出された切換時q軸指令電流Iqrの状態が負荷の値に応じて各々示されている。
図5(a)には、負荷が最大となる場面が示されている。かかる場面では、図5(a)左を参照すると、最大負荷の場面であって位相差Δθが最大とされる。また、切換時指令電流Iqrのqm軸成分Idy*は、当該位相差Δθに応じて最大値となる。このとき、図5(a)右を参照すると、切換時q軸指令電流Iqrは、同期開始q軸指令電流IdsがIdy*によって与えられ、振幅の大きいサインカーブを描き、同期運転動作の開始時点で同期開始q軸指令電流Iqsを取る。
図5(b)には、負荷が中程度となる場面が示されている。かかる場面では、図5(b)左を参照すると、負荷トルクの減少に応じて位相差Δθが幾分小さくなる。また、切換時q軸指令電流Iqrのqm軸成分Idy*は、位相差Δθの減少に応じて幾分低い値を示す。このとき、図5(b)右を参照すると、切換時q軸指令電流Iqrは、振幅の幾分小さいサインカーブを描き、同期運転動作の開始時点で同期開始q軸指令電流Idsを取る。
図5(c)には、負荷の小さい場面が示されている。かかる場面では、図5(c)左を参照すると、位相差Δθが零に近い値を示す。このとき、図5(c)右を参照すると、切換時q軸指令電流Iqrは、同期運転動作の開始時点で非常に小さな同期開始q軸指令電流Idsを取る。
上述の如く、本実施の形態に係る制御回路によれば、同期開始q軸指令電流は強制運転動作の位相差に応じて変動し、切換時q軸指令電流は最大値を同期開始q軸指令電流とする増加関数として制御されるので、当該切換時q軸指令電流は、同期運転動作に切換わる際、同期開始q軸指令電流に一致し、負荷トルクに応じた電流値に制御される。
本実施の形態に係るセンサレスモータ制御装置によれば、回転子302に発生するトルクと当該回転子の負荷トルクとの誤差に基づく差異が解消されるので、回転子302は、急加速等を発生させることなく、安定的な回転動作が実現される。
1000 センサレスモータ制御装置
100 電源回路
200 インバータ回路
300 ブラシレスモータ
302 回転子
500 センサレスモータ用インバータ制御回路
Id* d軸指令電流
Iq* q軸指令電流
Iqr 切換時q軸指令電流

Claims (6)

  1. センサレスモータの回転子を駆動させる際に、q軸及びd軸から成る制御軸と前記q軸を成分とするq軸指令電流及び前記d軸を成分とするd軸指令電流から成る電流ベクトルとを制御させるものであって、前記電流ベクトルを前記制御軸のd軸方向へ一致させ且つ前記電流ベクトル及び前記回転子の磁束ベクトルの間に位相差を与えて前記回転子を加速させる強制運転動作と、前記磁束方向に対して直交する状態へ近づくように前記電流ベクトルの各成分を切換制御させる電流切換動作と、前記電流ベクトルを前記磁束方向に対して略直行するように制御させ前記回転子を回転させる同期運転動作とを実施させるセンサレスモータ用制御回路において、
    前記q軸指令電流のうち前記同期運転動作の開始時点で設定される同期開始q軸指令電流は、前記位相差の推定値に応じて変動することを特徴とするセンサレスモータ制御回路。
  2. 前記同期開始q軸指令電流をIqsとし、前記位相差の推定値をΔθとし、前記強制運転動作が終了する時点での電流ベクトルの絶対値を|I|とすると、
    前記同期開始q軸指令電流は、
    Iqs=|I|・sin(Δθ),
    によって算出されることを特徴とする請求項1に記載のセンサレスモータ用制御回路。
  3. 前記q軸指令電流のうち前記電流切換動作で制御される切換時q軸指令電流は、前記同期開始q軸指令電流を最大値とする増加関数によって制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセンサレスモータ用制御回路。
  4. 前記増加関数は、前記最大値での導関数がゼロとされることを特徴とする請求項3に記載のセンサレスモータ用制御回路。
  5. 前記切換時q軸指令電流をIqrとし、前記電流切換動作での電流ベクトルの角速度をωiとし、前記電流切換動作の開始時点から計測した経過時間をtとすると、
    前記切換時q軸指令電流は、
    Iqr=Iqs・sin(ωi・t),
    によって算出されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のセンサレスモータ用制御回路。
  6. 電力を供給する電源回路と、前記電源回路から電力を受け前記センサレスモータを駆動させるインバータ回路と、請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のセンサレスモータ用インバータ制御回路とを備えることを特徴とするセンサレスモータ制御装置。
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