JP2015208122A - 電子部品ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】誤組み付けを防止しかつ放熱性能を向上することができる電子部品ユニットを提供することを目的とする。【解決手段】電子部品ユニット1は、電子部品22が実装されたプレート2と、筐体3とを備え、プレート2、又は、筐体3の一方は、第1リブ28を有し、他方は、第1リブ受け部31lを有し、さらに、プレート2、又は、筐体3の一方は、第2リブ29を有し、他方は、第2リブ受け部31mを有する。第1リブ28と第2リブ受け部31m、又は、第2リブ29と第1リブ受け部31lの一方は、相互に嵌合不能な形状に形成され、第1リブ28と第1リブ受け部31lとは、電子部品22より接続部嵌合部33側に位置し、嵌合することで第1嵌合伝熱部51を構成し、第2リブ29と第2リブ受け部31mとは、電子部品22より接続部嵌合部33側に位置し嵌合することで第2嵌合伝熱部52を構成する。【選択図】図10

Description

本発明は、電子部品ユニットに関する。
車両等に搭載される従来の電子部品ユニットとして、例えば、特許文献1には、複数のバスバーが絶縁板に取り付けられ、複数のバスバーに複数の電子部品が電気接続された電子部品基板と、該電子部品基板を収容したケースと、を有し、各バスバーに設けられた外部端子接続部が集められてコネクタ接続部が形成された電子部品モジュールが開示されている。この電子部品モジュールは、コネクタ接続部が複数の電子部品の間に配置されることで、ユニットの小型化を図っている。
特開2013−198347号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の電子部品ユニットは、例えば、電子部品基板とケースとの誤組み付けの防止や電子部品で発生した熱の放熱の点でさらなる向上が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、誤組み付けを防止しかつ放熱性能を向上することができる電子部品ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニットは、樹脂材の内部に金属製のバスバーが内蔵され電子部品が実装されたプレートと、内部に前記プレートが組み付けられると共に、前記バスバーの端子と電線との接続部が嵌合する接続部嵌合部を有する筐体とを備え、前記プレート、又は、前記筐体のいずれか一方は、立設された第1リブを有し、前記プレート、又は、前記筐体の他方は、前記第1リブが嵌合可能な形状に形成された第1リブ受け部を有し、さらに、前記プレート、又は、前記筐体のいずれか一方は、前記第1リブとは異なる形状に形成され立設された第2リブを有し、前記プレート、又は、前記筐体の他方は、前記第2リブが嵌合可能な形状に形成された第2リブ受け部を有し、少なくとも前記第1リブと前記第2リブ受け部、又は、前記第2リブと前記第1リブ受け部の一方は、相互に嵌合不能な形状に形成され、前記第1リブと前記第1リブ受け部とは、前記プレートが前記筐体の内部に組み付けられた状態で前記電子部品より前記接続部嵌合部側に位置し、嵌合することで第1嵌合伝熱部を構成し、前記第2リブと前記第2リブ受け部とは、前記プレートが前記筐体の内部に組み付けられた状態で前記電子部品より前記接続部嵌合部側に位置し、嵌合することで第2嵌合伝熱部を構成することを特徴とする。
また、上記電子部品ユニットでは、前記第1嵌合伝熱部は、前記第1リブと前記第1リブ受け部とが面接触し、前記第2嵌合伝熱部は、前記第2リブと前記第2リブ受け部とが面接触するものとすることができる。
また、上記電子部品ユニットでは、前記第1リブ、及び、前記第2リブは、前記樹脂材によって一体成形され、前記筐体は、樹脂製であるものとすることができる。
また、上記電子部品ユニットでは少なくとも前記第1リブと前記第2リブ受け部、又は、前記第2リブと前記第1リブ受け部の一方は、相互に嵌合させようとした際に、当該嵌合が規制されるものとすることができる。
本発明に係る電子部品ユニットは、例えば、第1リブ受け部に対して第1リブが嵌合可能であると共に第2リブ受け部に対して第2リブが嵌合可能である一方、少なくとも第1リブと第2リブ受け部、又は、第2リブと第1リブ受け部の一方が相互に嵌合不能な形状に形成されることから、プレートを筐体の内部に予め定められた適正な位置関係で組み付けることができる。そして、この電子部品ユニットは、プレートが筐体の内部に適正な位置関係で組み付けられた状態で第1リブと第1リブ受け部とが電子部品より接続部嵌合部側で嵌合し第1嵌合伝熱部を構成し、第2リブと第2リブ受け部とが電子部品より接続部嵌合部側で嵌合し第2嵌合伝熱部を構成することから、当該第1嵌合伝熱部、当該第2嵌合伝熱部を介して電子部品で発生する熱をプレート側から筐体側に伝熱し放熱することができる。この結果、この電子部品ユニットは、誤組み付けを防止しかつ放熱性能を向上することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。 図4は、実施形態に係る電子部品ユニットのバスバーについて説明する斜視図である。 図5は、実施形態に係る電子部品ユニットのインサートバスバープレートの概略構成を表す斜視図である。 図6は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーのコネクタ嵌合部側の平面図である。 図7は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーのコネクタ嵌合部を含む断面図である。 図8は、実施形態に係る電子部品ユニットのインサートバスバープレートの実装面側の平面図である。 図9は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーの収容空間側の平面図である。 図10は、実施形態に係る電子部品ユニットの第1嵌合伝熱部を含む模式的な部分断面図である。 図11は、実施形態に係る電子部品ユニットの第1嵌合伝熱部を含む模式的な部分断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。図2は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。図3は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。図4は、実施形態に係る電子部品ユニットのバスバーについて説明する斜視図である。図5は、実施形態に係る電子部品ユニットのインサートバスバープレートの概略構成を表す斜視図である。図6は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーのコネクタ嵌合部側の平面図である。図7は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーのコネクタ嵌合部を含む断面図である。図8は、実施形態に係る電子部品ユニットのインサートバスバープレートの実装面側の平面図である。図9は、実施形態に係る電子部品ユニットのベースカバーの収容空間側の平面図である。図10、図11は、実施形態に係る電子部品ユニットの第1嵌合伝熱部を含む模式的な部分断面図である。なお、図1は、電気接続箱のアッパカバーを二点鎖線で図示している。また、図10、図11は、基本的には、第1リブと第1リブ受け部とによって構成される第1嵌合伝熱部を表しているが、第2リブと第2リブ受け部とによって構成される第2嵌合伝熱部の説明にも援用する。
本実施形態に係る電子部品ユニットとしての電子部品ユニット1は、図1に示すように、自動車等の車両に搭載される電気接続箱100に対して脱着可能に組み付けられる電子部品モジュールを構成するものである。ここで、電気接続箱100は、ワイヤハーネス・電線等の接続処理用部品を構成するコネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等の電装品を集約して内部に収容するものである。電気接続箱100は、例えば、車両のエンジンルームや車体の下方部分に設置され、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続されている。電気接続箱100は、電源から供給された電力を車両内の各種電子機器に分配する。なお、電気接続箱100は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。
図1に例示した電気接続箱100は、箱本体101の内部の収容空間部に、種々の電子部品102が収容される。箱本体101は、例えば、ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105等を含んで構成される。箱本体101は、ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105が分割された3層分割構造となっている。ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。ボディ103は、電子部品102が組み付けられる収容空間部を形成する主たる部材である。ボディ103は、略ロの字型の筒状に形成され、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向上側、及び、鉛直方向下側に開口が位置する。アッパカバー104は、ボディ103の鉛直方向上側の開口を塞ぐ蓋状の部材である。ロアカバー105は、ボディ103の鉛直方向下側の開口を塞ぐ皿状(トレイ状)の部材である。箱本体101は、ボディ103の鉛直方向上側の開口とアッパカバー104の開口とが対向し、ボディ103の鉛直方向下側の開口とロアカバー105の開口とが対向するようにして、アッパカバー104がボディ103の鉛直方向上側に組み付けられ、ロアカバー105がボディ103の鉛直方向下側に組み付けられる。箱本体101は、ボディ103に対して、種々の形式の係止機構106を介して、アッパカバー104、ロアカバー105が係止される。なお、ボディ103とアッパカバー104とロアカバー105とが積層される方向は、典型的には、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向に沿っているが、当該電気接続箱100の設置状況によっては当該積層される方向が鉛直方向に対して所定の角度を有して設置される場合もある。
そして、この箱本体101の内部の収容空間部に組み付けられる種々の電子部品102としては、上述したように、コネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等と共に、本実施形態の電子部品ユニット1が含まれる。電気接続箱100は、ボディ103に一体的に形成される種々の形状の区画壁107、ボディ103に着脱可能に組み付けられる種々の形状のブロック108等によって形成される多数のキャビティ内に、上記種々の電子部品102が組み付けられる。この場合、区画壁107、ブロック108等もボディ103等と同様に絶縁性の合成樹脂によって形成される。そして、電気接続箱100は、種々の電子部品102が組み付けられたキャビティに対して、開口部109等を介して配索される電線の端子等が鉛直方向下側から嵌合し電気的に接続される。
そして、本実施形態の電子部品ユニット1は、図2〜図7に示すように、プレートとしてのインサートバスバープレート2と、筐体3と、電線との接続部としてのコネクタ4とを備え、筐体3の内部にインサートバスバープレート2が組み付けられる。
インサートバスバープレート2は、図2、図4、図5に示すように、樹脂材23の内部に金属製のバスバー24が内蔵され電子部品22が実装された基板である。インサートバスバープレート2は、基板本体21と、電子部品22とを含んで構成される。
基板本体21は、樹脂材23の内部に導電性の複数のバスバー24が内蔵されたものであり、言い換えれば、複数のバスバー24を絶縁性の樹脂材23で覆い相互に絶縁したものである。基板本体21は、例えば、導電性の金属によって形成され金型内に配置されたバスバー24の周りに絶縁性の樹脂を注入して金属と樹脂を一体化するインサート成形によって形成される。
図4に例示する成形前バスバー集合体24aは、複数のバスバー24をキャリア24bによって連結した、インサート成形前のバスバー24の集合体を表している。当該成形前バスバー集合体24aは、導電性の金属によって形成されたものであり、例えば、プレス加工等によって全体として略板状に形成される。成形前バスバー集合体24aは、各バスバー24の端子24cが屈曲された状態でインサート成形用の金型に挿入される。基板本体21は、金型に挿入された成形前バスバー集合体24aの周りに絶縁性の樹脂を注入して各バスバー24と樹脂材23とを一体成形することで形成される。そして、基板本体21は、各バスバー24と樹脂材23とを一体成形した後にキャリア24bが切断される。基板本体21は、全体として長方形板状に形成される。
インサート成形された基板本体21は、図5等に示すように、各バスバー24の端子24cが短辺方向(第1の幅方向)のほぼ中央部に、長辺方向(第1の幅方向と直交する第2の幅方向)に沿って並んで位置する。ここでは、端子24cは、長辺方向に沿って2列で並んでいる。各端子24cは、基板本体21において電子部品22が実装される面である実装面25に対してほぼ垂直に立設される。つまり、各端子24cは、短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿って実装面25から突出し延在する。当該各端子24cは、短辺方向に対して、後述の複数の電子部品22の間に位置することとなる。言い換えれば、複数の端子24cは、実装面25の中央部に集約されている。また、基板本体21は、各バスバー24において、インサート成形後に切断されたキャリア24bと連結されていた側の端部が、基板本体21の端面において樹脂材23から露出した露出端部24dとなっている。つまり、このインサートバスバープレート2は、端面にバスバー24の複数の露出端部24dが露出している。露出端部24dは、基板本体21において対向する一対の長辺の端面にそれぞれ形成される。露出端部24dは、各長辺の端面において長辺方向に並んで複数が露出している。
電子部品22は、基板本体21の実装面25に実装されるものであり、ここでは、種々の機能を発揮する素子である。電子部品22は、各端子が所定のバスバー24と電気的に接続されると共に、実装面25の裏面においてハンダ付等によって固定される。本実施形態の電子部品22は、例えば、リレーである。つまり、本実施形態の電子部品ユニット1は、リレーユニットモジュールである。本実施形態のインサートバスバープレート2は、電子部品22としてのリレーが、各端子24cの短辺方向両側に、長辺方向に沿って並んで3つずつ、合計6つ設けられる。言い換えれば、インサートバスバープレート2は、電子部品22が2列に配置され、複数の端子24cが当該2列の電子部品22の間に2列で配置されている。本実施形態のインサートバスバープレート2は、基本的には、基板本体21の長辺方向に沿った中心線(つまり短辺方向の中心線)に対してほぼ線対称の形状であり、端子24c、電子部品22の配置もほぼ線対称となっている。なお、このインサートバスバープレート2は、電子部品22として6つのリレーの他、リレー抵抗等の素子も実装されている。
筐体3は、図2、図3、図6、図7に示すように、ベース部としてのベースカバー31と、蓋部としてのトップカバー32と、接続部嵌合部としてのコネクタ嵌合部33とを有する。ベースカバー31は、インサートバスバープレート2が組み付けられるものである。トップカバー32は、ベースカバー31に組み付けられたインサートバスバープレート2をベースカバー31とは反対側から覆うものである。コネクタ嵌合部33は、バスバー24の端子24cと電線との接続部であるコネクタ4が嵌合するものであり、ベースカバー31に一体で形成される。ベースカバー31、トップカバー32、及び、コネクタ嵌合部33は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。
具体的には、ベースカバー31は、図2に示すように、皿状(トレイ状)の部材である。ベースカバー31は、略ロの字型に形成された矩形枠状部31aと、当該矩形枠状部31aを閉塞する底部31bとを含んで構成される。底部31bは、インサートバスバープレート2の基板本体21と同様の形状の長方形板状に形成される。矩形枠状部31aは、底部31bの縁部を囲うように形成される。底部31bは、矩形枠状部31aの中腹に当該矩形枠状部31aと一体で形成される(図7等参照)。矩形枠状部31aは、底部31bの長辺方向に沿った一対の長辺側壁面31cに、それぞれ切り欠き31dが形成されると共に、トップカバー32と係合するための係合爪31eが形成される。また、矩形枠状部31aは、底部31bの短辺方向に沿った一対の短辺側壁面31fに、それぞれ電気接続箱100の箱本体101と係合するための係合爪31gが形成される。ベースカバー31は、当該矩形枠状部31aの中腹が底部31bよって閉塞した矩形筒状(一部が切り欠き31dによって切り欠かれている)に形成される。ベースカバー31は、矩形枠状部31aと底部31bとによって囲われた空間部がインサートバスバープレート2の電子部品22を収容する収容空間部31hとして区画される。
また、ベースカバー31は、底部31bの中央部に中央壁状部31iが形成される。中央壁状部31iは、底部31bが収容空間部31h側に突出するようにして形成される。中央壁状部31iは、底部31bの短辺方向のほぼ中央部に、長辺方向に沿って形成される。中央壁状部31iは、長辺方向に沿って一方の短辺側壁面31fから他方の短辺側壁面31fまで延在している。中央壁状部31iは、先端面に複数の端子嵌合孔31jと、一対のネジ孔31kが形成される。端子嵌合孔31jは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた際に、上述の各バスバー24の端子24cが嵌合する孔であり、当該端子24cに応じた数、位置で形成される。ここでは、端子嵌合孔31jは、長辺方向に沿って2列で並んでいる。ネジ孔31kは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた際に、当該インサートバスバープレート2をベースカバー31に締結するためのネジ26が螺合するための孔である。
さらに、ベースカバー31は、図6、図7に示すように、中央壁状部31iの裏面側、すなわち、収容空間部31hとは反対側が中空状になっており、この中空部分が電線との接続部であるコネクタ4が嵌合するコネクタ嵌合部33として形成される。上述の各バスバー24の端子24cは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態で、各端子嵌合孔31jを介してコネクタ嵌合部33内に露出する。ここでは、コネクタ嵌合部33は、2箇所に形成されており、2つのコネクタ嵌合部33にそれぞれ1つずつ、合計2つのコネクタ4が嵌合する。すなわち、本実施形態の電子部品ユニット1は、複数のバスバー24の端子24cに対して2つのコネクタ4が接続される。
トップカバー32は、図2に示すように、蓋状の部材である。トップカバー32は、略ロの字型に形成された矩形枠状部32aと、当該矩形枠状部32aの一方の開口を閉塞する天井部32bとを含んで構成される。天井部32bは、インサートバスバープレート2の基板本体21、ベースカバー31の底部31bと同様の形状の長方形板状に形成される。矩形枠状部32aは、天井部32bの縁部に立設されるようにして形成される。矩形枠状部32aは、天井部32bの長辺方向に沿った一対の長辺側壁面32cに、ベースカバー31と係合するための係合凹部32dが形成される。また、矩形枠状部32aは、天井部32bの短辺方向に沿った一対の短辺側壁面32eに、それぞれ切り欠き32fが形成される。トップカバー32は、当該矩形枠状部32a、及び、天井部32bよって一端が開口し他端が閉塞した矩形筒状(一部が切り欠き32fによって切り欠かれている)に形成される。
上記のように構成される電子部品ユニット1は、図2、図3に示すように、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられ、インサートバスバープレート2のベースカバー31とは反対側をトップカバー32によって覆った状態で、コネクタ4がコネクタ嵌合部33に嵌合されることで1つのモジュールを構成する。
より詳細には、電子部品ユニット1は、ベースカバー31の収容空間部31hにインサートバスバープレート2の電子部品22が収容されるような位置関係で、すなわち、電子部品22が実装される実装面25(図5等参照)がベースカバー31の底部31bと対向するような位置関係で、ベースカバー31にインサートバスバープレート2が組み付けられる。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態では、ベースカバー31の各端子嵌合孔31jにインサートバスバープレート2の複数のバスバー24の端子24cが嵌合し、端子24cが短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿ってコネクタ嵌合部33内に露出する。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2のネジ孔27に挿入されてベースカバー31のネジ孔31kに螺合することで、インサートバスバープレート2とベースカバー31とが締結される。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態で、中央壁状部31iの短辺方向両側に、電子部品22が3つずつ位置することとなる。
電子部品ユニット1は、ベースカバー31に組み付けられたインサートバスバープレート2をベースカバー31とは反対側からトップカバー32で覆うような位置関係で、ベースカバー31等に対して当該トップカバー32が装着される。電子部品ユニット1は、トップカバー32が適正な位置に装着された状態で、ベースカバー31側の各係合爪31eにトップカバー32側の各係合凹部32dが係合することで、トップカバー32がベースカバー31に組み付けられる。電子部品ユニット1は、図3等に示すように、トップカバー32がベースカバー31に組み付けられた状態で、トップカバー32の矩形枠状部32aがベースカバー31の矩形枠状部31aの外側に重なるように位置すると共に、トップカバー32の切り欠き32fから係合爪31gが露出する。そして、電子部品ユニット1は、コネクタ4が上記コネクタ嵌合部33に短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿って嵌合されることで、複数のバスバー24の端子24cに当該コネクタ4が接続されると共に、各係合爪31gを介して電気接続箱100の箱本体101の内部の所定の箇所に組み付けられる。
なお、ベースカバー31とインサートバスバープレート2とトップカバー32とが積層される方向は、上述の電気接続箱100と同様に、電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向に沿っているが、当該電気接続箱100の設置状況によっては当該積層される方向が鉛直方向に対して所定の角度を有して設置される場合もある。
ところで、本実施形態の電子部品ユニット1は、さらに、図2、図5、図8〜図11に示すように、第1リブ28、第1リブ受け部31l、第2リブ29、第2リブ受け部31mが設けられることで、誤組み付けの防止と共に放熱性能の向上を図っている。
第1リブ28は、インサートバスバープレート2、又は、筐体3のいずれか一方に設けられ、第1リブ受け部31lは、インサートバスバープレート2、又は、筐体3の他方に設けられる。さらに、第2リブ29は、インサートバスバープレート2、又は、筐体3のいずれか一方に設けられ、第2リブ受け部31mは、インサートバスバープレート2、又は、筐体3の他方に設けられる。これら第1リブ28、第1リブ受け部31l、第2リブ29、第2リブ受け部31mは、インサートバスバープレート2が筐体3に対して誤った位置関係で組み付けられることを防止するためのフールプルーフ(FP:Fool Proof)機能部を構成する。
なお、以下の説明では、本実施形態の電子部品ユニット1は、第1リブ28、及び、第2リブ29がインサートバスバープレート2に設けられ、第1リブ受け部31l、及び、第2リブ受け部31mが筐体3のベースカバー31に設けられるものとして説明するがこの組み合わせに限らない。電子部品ユニット1は、例えば、第1リブ28、及び、第2リブ29が筐体3のベースカバー31に設けられ、第1リブ受け部31l、及び、第2リブ受け部31mがインサートバスバープレート2に設けられてもよい。また、電子部品ユニット1は、第1リブ28、及び、第2リブ受け部31mがインサートバスバープレート2に設けられ、第1リブ受け部31l、及び、第2リブ29が筐体3のベースカバー31に設けられてもよい。さらには、電子部品ユニット1は、第1リブ28、及び、第2リブ受け部31mが筐体3のベースカバー31に設けられ、第1リブ受け部31l、及び、第2リブ29がインサートバスバープレート2に設けられてもよい。
具体的には、インサートバスバープレート2、又は、筐体3のいずれか一方、ここでは、図5、図8に示すように、インサートバスバープレート2は、立設された第1リブ28と、第1リブ28とは異なる形状に形成され立設された第2リブ29とを有する。本実施形態の第1リブ28は、長辺方向に沿った矩形板状に形成され、インサートバスバープレート2を構成する基板本体21の実装面25から突出するように立設される。第1リブ28は、長辺方向に対して中心部よりも一方側(図8中向かって左側)に寄って位置する。第1リブ28は、短辺方向に対して電子部品22と端子24cとの間に位置する。第1リブ28は、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態で、短辺方向に対して電子部品22と中央壁状部31iとの間に位置することとなる。第2リブ29は、矩形板状の一対のリブが垂直に交差した形状、すなわち、断面形状が略十字型状に形成され、実装面25から突出するように立設される。第2リブ29は、基板本体21の中央位置に対して第1リブ28とほぼ点対称となる位置に形成される。すなわち、第2リブ29は、長辺方向に対して中心部よりも他方側(図8中向かって右側)に寄って位置する。第2リブ29は、短辺方向に対して端子24cを挟んで第1リブ28とは反対側において、電子部品22と端子24cとの間に位置する。第2リブ29は、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態で、短辺方向に対して電子部品22と中央壁状部31iとの間に位置することとなる。第1リブ28、及び、第2リブ29は、図10、図11等に示すように、インサートバスバープレート2を構成する樹脂材23によって一体成形される。つまり、第1リブ28、及び、第2リブ29は、インサートバスバープレート2の基板本体21がインサート成形される際に一体となって形成される。
一方、インサートバスバープレート2、又は、筐体3の他方、ここでは、図2、図9等に示すように、筐体3のベースカバー31は、第1リブ受け部31lと第2リブ受け部31mとを有する。第1リブ受け部31lは、第1リブ28が嵌合可能な形状に形成される。第2リブ受け部31mは、第2リブ29が嵌合可能な形状に形成される。第1リブ受け部31l、第2リブ受け部31mは、ベースカバー31の底部31bから収容空間部31h側に突出するようにして形成される。ここでは、第1リブ受け部31l、第2リブ受け部31mは、中央壁状部31iの側面近傍に形成される。第1リブ受け部31l、第2リブ受け部31mは、底部31bや中央壁状部31iと共に一体で絶縁性の合成樹脂によって形成される。第1リブ受け部31lは、インサートバスバープレート2が筐体3のベースカバー31に予め定められた適正な位置関係で組み付けられた状態で、第1リブ28が嵌合する位置に形成される。ここでは、第1リブ受け部31lは、長辺方向に対して中心部よりも一方側(図9中向かって左側)に寄って位置する。第1リブ受け部31lは、短辺方向に対して中央壁状部31iの一方側(図9中向かって下側)の側面に隣接して形成される。第2リブ受け部31mは、インサートバスバープレート2が筐体3のベースカバー31に予め定められた適正な位置関係で組み付けられた状態で、第2リブ29が嵌合する位置に形成される。第2リブ受け部31mは、ベースカバー31の底部31bの中央位置に対して第1リブ受け部31lとほぼ点対称となる位置に形成される。ここでは、第2リブ受け部31mは、長辺方向に対して中心部よりも他方側(図9中向かて右側)に寄って位置する。第2リブ受け部31mは、短辺方向に対して中央壁状部31iの他方側(図9中向かって上側)の側面に隣接して形成される。そして、少なくとも第1リブ28と第2リブ受け部31m、又は、第2リブ29と第1リブ受け部31lの一方は、相互に嵌合不能な形状に形成される。本実施形態の電子部品ユニット1は、第2リブ29と第1リブ受け部31lとが相互に嵌合不能な形状に形成される。
より詳細には、第1リブ受け部31lは、図9、図10等に示すように、第1リブ28の形状に応じた矩形板状の嵌合溝53aが形成される。第1リブ受け部31lは、インサートバスバープレート2が筐体3のベースカバー31に予め定められた適正な位置関係で組み付けられた状態で、この嵌合溝53aに第1リブ28が嵌合し、典型的には、第1リブ28の外面と嵌合溝53aの内面とが面接触する。一方、第1リブ受け部31lは、第2リブ29が嵌合することができない形状となっている。同様に、第2リブ受け部31mは、第2リブ29の形状に応じた断面形状が略十字型状の嵌合溝53bが形成される。第2リブ受け部31mは、インサートバスバープレート2が筐体3のベースカバー31に予め定められた適正な位置関係で組み付けられた状態で、この嵌合溝53bに第2リブ29が嵌合し、典型的には、第2リブ29の外面と嵌合溝53bの内面とが面接触する。
そして、上記第1リブ28と上記第1リブ受け部31lとは、インサートバスバープレート2が筐体3のベースカバー31の内部に組み付けられた状態で電子部品22よりコネクタ嵌合部33側に位置し、嵌合することで第1嵌合伝熱部51を構成する。つまり、この第1嵌合伝熱部51は、第1リブ28と第1リブ受け部31lとが嵌合することで構成され、電子部品22とコネクタ嵌合部33(言い換えれば、中央壁状部31i)との間に位置する。同様に、上記第2リブ29と上記第2リブ受け部31mとは、インサートバスバープレート2が筐体3のベースカバー31の内部に組み付けられた状態で電子部品22よりコネクタ嵌合部33側に位置し、嵌合することで第2嵌合伝熱部52を構成する。つまり、この第2嵌合伝熱部52は、第2リブ29と第2リブ受け部31mとが嵌合することで構成され、電子部品22とコネクタ嵌合部33(言い換えれば、中央壁状部31i)との間に位置する。これら第1嵌合伝熱部51、及び、第2嵌合伝熱部52は、電子部品22で発生する熱をインサートバスバープレート2側から筐体3のベースカバー31側に伝熱する部分として機能する。
以上で説明した電子部品ユニット1によれば、樹脂材23の内部に金属製のバスバー24が内蔵され電子部品22が実装されたインサートバスバープレート2と、内部にインサートバスバープレート2が組み付けられると共に、バスバー24の端子24cと電線とのコネクタ4が嵌合するコネクタ嵌合部33を有する筐体3とを備える。インサートバスバープレート2、又は、筐体3のいずれか一方は、立設された第1リブ28を有し、インサートバスバープレート2、又は、筐体3の他方は、第1リブ28が嵌合可能な形状に形成された第1リブ受け部31lを有する。さらに、インサートバスバープレート2、又は、筐体3のいずれか一方は、第1リブ28とは異なる形状に形成され立設された第2リブ29を有し、インサートバスバープレート2、又は、筐体3の他方は、第2リブ29が嵌合可能な形状に形成された第2リブ受け部31mを有する。少なくとも第1リブ28と第2リブ受け部31m、又は、第2リブ29と第1リブ受け部31lの一方は、相互に嵌合不能な形状に形成される。第1リブ28と第1リブ受け部31lとは、インサートバスバープレート2が筐体3の内部に組み付けられた状態で電子部品22よりコネクタ嵌合部33側に位置し、嵌合することで第1嵌合伝熱部51を構成する。第2リブ29と第2リブ受け部31mとは、インサートバスバープレート2が筐体3の内部に組み付けられた状態で電子部品22よりコネクタ嵌合部33側に位置し、嵌合することで第2嵌合伝熱部52を構成する。
したがって、電子部品ユニット1は、第1リブ受け部31lに対して第1リブ28が嵌合可能であると共に第2リブ受け部31mに対して第2リブ29が嵌合可能である一方、少なくとも第1リブ28と第2リブ受け部31m、又は、第2リブ29と第1リブ受け部31lの一方が相互に嵌合不能な形状に形成されることから、インサートバスバープレート2を筐体3の内部に予め定められた適正な位置関係で組み付けることができる。ここで、上述したようにインサートバスバープレート2は、基板本体21の長辺方向に沿った中心線に対してほぼ線対称の形状であることから、筐体3のベースカバー31に組み付けられる際に誤った向きで組み付けられるおそれがある。しかしながら、この電子部品ユニット1は、例えば、インサートバスバープレート2が適正な位置関係に対して180°違う向きで組み付けられようとした場合、第2リブ29を第1リブ受け部31lに嵌合しようとした際に、当該第2リブ29と当該第1リブ受け部31lとが干渉し、嵌合が規制され、組み付けが阻止される。つまり、この電子部品ユニット1は、少なくとも第1リブ28と第2リブ受け部31m、又は、第2リブ29と第1リブ受け部31lの一方は、相互に嵌合させようとした際に、当該嵌合が規制される。これにより、電子部品ユニット1は、筐体3のベースカバー31に対してインサートバスバープレート2が誤った位置関係で組み付けられることを防止することができ、すなわち、誤組み付けを防止することができる。
そして、この電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2が筐体3の内部に適正な位置関係で組み付けられた状態で第1リブ28と第1リブ受け部31lとが電子部品22よりコネクタ嵌合部33側で嵌合し、第1嵌合伝熱部51を構成し、第2リブ29と第2リブ受け部31mとが電子部品22よりコネクタ嵌合部33側で嵌合し、第2嵌合伝熱部52を構成する。これにより、電子部品ユニット1は、電子部品22で発生する熱を、当該第1嵌合伝熱部51、当該第2嵌合伝熱部52を介してインサートバスバープレート2側から筐体3のベースカバー31側に伝熱し放熱することができる。さらに言えば、電子部品ユニット1は、電子部品22と筐体3のベースカバー31との間の空気層やベースカバー31とインサートバスバープレート2との空気層を、当該第1嵌合伝熱部51、当該第2嵌合伝熱部52によって埋めることができるので、図10等に例示するように、電子部品22やバスバー24で生じた熱を筐体3のベースカバー31やコネクタ嵌合部33(コネクタ4や電線)側に伝熱し、当該第1嵌合伝熱部51、当該第2嵌合伝熱部52を介して外気に放熱(あるいは均熱)することができる。この結果、この電子部品ユニット1は、誤組み付けを防止しかつ放熱性能を向上することができる。
なお、この電子部品ユニット1は、図11等に示すように、上述の第1リブ28、第2リブ29がインサートバスバープレート2の樹脂材23における厚肉部を構成することとなる。このため、電子部品ユニット1は、インサート成形用の金型に樹脂を注入し、インサートバスバープレート2をインサート成形する際に、当該金型において厚肉部としての第1リブ28、第2リブ29に相当する部分の作用により、当該樹脂の流動性を向上させることができ、これにより、例えば、樹脂の射出圧を低減することができる。
また、以上で説明した電子部品ユニット1によれば、第1嵌合伝熱部51は、第1リブ28と第1リブ受け部31lとが面接触し、第2嵌合伝熱部52は、第2リブ29と第2リブ受け部31mとが面接触する。したがって、電子部品ユニット1は、第1嵌合伝熱部51、第2嵌合伝熱部52において良好な伝熱効率を確保することができ、さらに放熱性能を向上することができる。
また、以上で説明した電子部品ユニット1によれば、第1リブ28、及び、第2リブ29は、樹脂材23によって一体成形され、筐体3は、樹脂製である。したがって、電子部品ユニット1は、第1嵌合伝熱部51、第2嵌合伝熱部52が空気よりも熱伝導率がはるかに高い樹脂によって構成されるので、この点でも第1嵌合伝熱部51、第2嵌合伝熱部52において良好な伝熱効率を確保することができ、さらに放熱性能を向上することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る電子部品ユニットは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上で説明した電子部品ユニット1は、電気接続箱100に対して脱着可能に組み付けられる電子部品モジュールを構成するものとして説明したがこれに限らない。本実施形態の電子部品ユニットの構成は、例えば、電気接続箱100自体に適用されてもよい。
以上で説明した電子部品22は、リレーであるものとして説明したがこれに限らず、ヒューズ等であってもよい。
以上の説明では、電子部品ユニット1は、第2リブ29と第1リブ受け部31lとが相互に嵌合不能な形状に形成されるものとして説明したが、これに限らず、第1リブ28と第2リブ受け部31mとが相互に嵌合不能な形状に形成されてもよいし、第2リブ29と第1リブ受け部31l、第1リブ28と第2リブ受け部31mの両方が相互に嵌合不能な形状に形成されてもよい。
1 電子部品ユニット
2 インサートバスバープレート(プレート)
3 筐体
4 コネクタ(接続部)
21 基板本体
22 電子部品
23 樹脂材
24 バスバー
24c 端子
28 第1リブ
29 第2リブ
31 ベースカバー
31l 第1リブ受け部
31m 第2リブ受け部
32 トップカバー
33 コネクタ嵌合部(接続部嵌合部)
51 第1嵌合伝熱部
52 第2嵌合伝熱部
53a、53b 嵌合溝
100 電気接続箱

Claims (4)

  1. 樹脂材の内部に金属製のバスバーが内蔵され電子部品が実装されたプレートと、
    内部に前記プレートが組み付けられると共に、前記バスバーの端子と電線との接続部が嵌合する接続部嵌合部を有する筐体とを備え、
    前記プレート、又は、前記筐体のいずれか一方は、立設された第1リブを有し、
    前記プレート、又は、前記筐体の他方は、前記第1リブが嵌合可能な形状に形成された第1リブ受け部を有し、
    さらに、前記プレート、又は、前記筐体のいずれか一方は、前記第1リブとは異なる形状に形成され立設された第2リブを有し、
    前記プレート、又は、前記筐体の他方は、前記第2リブが嵌合可能な形状に形成された第2リブ受け部を有し、
    少なくとも前記第1リブと前記第2リブ受け部、又は、前記第2リブと前記第1リブ受け部の一方は、相互に嵌合不能な形状に形成され、
    前記第1リブと前記第1リブ受け部とは、前記プレートが前記筐体の内部に組み付けられた状態で前記電子部品より前記接続部嵌合部側に位置し、嵌合することで第1嵌合伝熱部を構成し、
    前記第2リブと前記第2リブ受け部とは、前記プレートが前記筐体の内部に組み付けられた状態で前記電子部品より前記接続部嵌合部側に位置し、嵌合することで第2嵌合伝熱部を構成することを特徴とする、
    電子部品ユニット。
  2. 前記第1嵌合伝熱部は、前記第1リブと前記第1リブ受け部とが面接触し、
    前記第2嵌合伝熱部は、前記第2リブと前記第2リブ受け部とが面接触する、
    請求項1に記載の電子部品ユニット。
  3. 前記第1リブ、及び、前記第2リブは、前記樹脂材によって一体成形され、
    前記筐体は、樹脂製である、
    請求項1又は請求項2に記載の電子部品ユニット。
  4. 少なくとも前記第1リブと前記第2リブ受け部、又は、前記第2リブと前記第1リブ受け部の一方は、相互に嵌合させようとした際に、当該嵌合が規制される、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子部品ユニット。
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