JP2015206155A - メンテナンス通路を備える空気紡績機 - Google Patents
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Abstract
【課題】紡出部の問題のないメンテナンスを可能にする貯蔵容器の設置場所の配置とした空気紡績機を提案すること。
【解決手段】空気紡績機1と、紡出部2と、延伸機構3と、空気紡糸ノズル4と、巻回装置7とを備え、空気紡績機1は、前記紡出部2に沿って移動可能な自動式の少なくとも1つのメンテナンス装置11と、紡糸がなされる前記繊維ストランド9のための貯蔵容器10とを備え、貯蔵容器10は、前記空気紡績機1の2本の長辺上に、前記紡出部2とは離間して設けられ、前記紡出部2と前記設置場所との間には、メンテナンス装置11及び操作者のために、前記空気紡績機1の前記縦方向に伸びるメンテナンス通路17が形成され、繊維ストランド9の送出手段16は、メンテナンス通路17の略上方及び/又は下方に設けられる空気紡績機。
【選択図】図1
【解決手段】空気紡績機1と、紡出部2と、延伸機構3と、空気紡糸ノズル4と、巻回装置7とを備え、空気紡績機1は、前記紡出部2に沿って移動可能な自動式の少なくとも1つのメンテナンス装置11と、紡糸がなされる前記繊維ストランド9のための貯蔵容器10とを備え、貯蔵容器10は、前記空気紡績機1の2本の長辺上に、前記紡出部2とは離間して設けられ、前記紡出部2と前記設置場所との間には、メンテナンス装置11及び操作者のために、前記空気紡績機1の前記縦方向に伸びるメンテナンス通路17が形成され、繊維ストランド9の送出手段16は、メンテナンス通路17の略上方及び/又は下方に設けられる空気紡績機。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気紡績機の縦方向の隣り合った位置に設けられた多数の紡出部を備える空気紡績機に関する。ここで、各紡出部は、紡糸がなされる繊維ストランドを延伸するための少なくとも1つの延伸機構と、糸を形成するための空気紡糸ノズルと、空気紡糸ノズル内で形成された糸を巻回するための巻回装置を備える。さらに、空気紡績機は、紡出部に沿って移動可能な少なくとも1つの自動式メンテナンス装置と、延伸される繊維ストランドのために紡績機に沿って隣り合った位置に設けられた多数の設置場所を収容する貯蔵容器とを備える。さらに、貯蔵容器から紡出部まで繊維ストランドを送出するための送出手段が設けられる。
先行技術の紡績機において、紡績機の紡糸がなされる繊維ストランドの貯蔵容器に貯蔵し、貯蔵容器から各紡出部まで繊維ストランドを送出するためにさまざまな解決が周知である。たとえば、空気紡績機において、隣り合った位置に設けられた多数の紡出部を、紡績機にその長辺に沿って装備し、紡績機の紡出部又は作業部では、紡糸プロセスが上から下に行われるとするのが周知である。これに対して、別の長辺には、複数の貯蔵容器が1以上の列を成して設けられ、かかる貯蔵容器から各紡出部まで紡糸がなされる繊維ストランドが送出される。紡出部と反対側の紡績機の裏側では、製造時に一切メンテナンス作業が実施されないため、貯蔵容器を紡績機に沿って複数の列を成して配列することもできる。たとえば、特許文献1は、紡出部の裏側に設けられた貯蔵容器の設置場所を備える上記の空気紡績機を示している。かかる設置場所の配置の不都合は、必要なスペースが大きくなり、一方の側のみに設けられた紡出部を備える機械の構成に限定される点にある。
特許文献2は、紡績機の2本の長辺に多数の紡出部が設けられる紡績機の他の実施形態を示す。この実施形態において、貯蔵容器の設置場所は、紡出部の略下方に設けられ、繊維ストランドは、各貯蔵容器の上方に設けられる延伸機構と、紡出要素と、上方に設けられる巻回装置とに向かって送出される。ここで、スペース上の理由から、1列に配した設置場所のみを紡績機の直下に配置でき、他方、2列目の貯蔵容器の設置場所は、若干前方に向かって突出している。機械の2本の長辺で製造プロセスにおいて必要となるメンテナンス作業を紡出部で実施できるようにするべく、紡績機の各辺に最大2列で貯蔵容器を配置できる。空気紡績機の下方に貯蔵容器を配置したことで、貯蔵容器の取り得る寸法、特にその高さ、さらには、その容量が制限される。さらに、貯蔵容器のかかる配置は、もっぱら紡糸プロセスが下から上に行われる空気紡績機で使用できる。
それゆえ、本発明の課題は、貯蔵容器の容量との関連で、紡出部の問題のないメンテナンスを可能にする貯蔵容器の設置場所の配置とした空気紡績機を提案することにある。
上記の課題は、請求項1の技術的特徴によって解決される。
空気紡績機は、紡績機の縦方向の隣り合った位置に設けられた多数の紡出部を備え、各紡出部は、紡糸がなされる繊維ストランドを延伸するための少なくとも1つの延伸機構と、糸を形成するための空気紡糸ノズルと、空気紡糸ノズル内で形成された糸を巻回するための巻回装置を備える。さらに、空気紡績機は、紡出部に沿って移動可能な少なくとも1つの自動式メンテナンス装置と、延伸される繊維ストランドのために紡績機に沿って隣り合った位置に設けられた多数の設置場所を収容する貯蔵容器とを備える。さらに、貯蔵容器から紡出部まで繊維ストランドを送出するための送出手段が設けられる。
空気紡績機は、両側式の紡績機として形成され、紡績機の2本の長辺に多数の紡出部が設けられている。貯蔵容器の多数の設置場所も、空気紡績機の2本の長辺に設けられ、紡出部から離間して設けられている。ここで、機械の各辺上の紡出部と設置場所との間には、少なくとも1つのメンテナンス装置及び操作者のために、空気紡績機の縦方向に伸びるメンテナンス通路が形成されている。ここで、繊維ストランドの送出手段は、メンテナンス通路の略上方及び/又は下方に設けられている。貯蔵容器の設置場所が紡出部と離間して設けられていることで、一方では、両側式の紡績機においても従来以上に大きな寸法の貯蔵容器も使用できる。というのは、設置場所の配置が必ずしも紡出部のピッチに左右されなくなるからである。さらに、使用される貯蔵容器の高さに関しても、制約がなくなる。それでも、ここでは、離間した配置としたことで、メンテナンス目的で紡出部に自由に立ち入り可能な状況が実現する。ここで、メンテナンス装置は、紡出部と貯蔵容器との間に形成されたメンテナンス通路の内部で移動可能である。さらに、離間した配置としたことで、貯蔵容器を空気紡績機に沿って相前後して複数の列に配列でき、先行技術のように、2列の配置に限定されない。ここで、繊維ストランドの送出手段は、メンテナンス通路の下方又は、好ましくは上方に形成されることで、メンテナンス目的で紡出部に立ち入り可能な状況に制約がなくなる。移動可能なメンテナンス装置の紡出部に沿った移動時においても、メンテナンス通路、少なくともメンテナンス装置の移動範囲の外に繊維ストランドの送出手段を配置したことで、移動中のメンテナンス装置と送出される繊維ストランドとの衝突が排除される。さらに、貯蔵容器が他の周知の両側式の紡績機の場合のように、紡績機の下方に配置されることがないという理由で、紡績機が従来以上に小さい設置高さを有することができると有利である。メンテナンス目的で空気紡績機の全てのユニットに立ち入り可能な状況及び巻回済みのボビンの取り出しが、上記の配置によって容易に達成される。これは、操作者が立ち入り可能な高さに全ての要素を配置できるからである。
ここで、空気紡績機が下降式紡績機として形成され、この下降式紡績機において、延伸機構と、空気紡糸ノズルと、巻回装置とが、上方から下方に下降する方向に、順番に設けられるとすると特に有利である。この場合、繊維ストランドの送出手段は、好ましくは、メンテナンス装置のメンテナンス通路の上方に配置される。
ここで設置場所は、好ましくは空気紡績機に沿って複数の列を成して配置される。特に、空気紡績機に沿って、空気紡績機の各辺上に2列に配置されると有利である。というのは、かかる配置によって、一方では空気紡績機の生産性に配慮し且つ十分な量の繊維ストランドを貯蔵することができ、他方では空気紡績機に必要なスペースが制限されるからである。
しかし、本発明の他の実施形態によれば、空気紡績機が上昇式紡績機として形成され、この上昇式紡績機において、延伸機構と、空気紡糸ノズルと、巻回装置とが、空気紡績機上で下方から上方に上昇する方向に、順番に設けられるとすることもできる。この場合、繊維ストランドの送出手段は、貯蔵容器から略下方にある延伸機構へと繊維ストランドを送出するために、好ましくは、メンテナンス通路の下方、たとえば床部分のカバーの下方に配置される。かかる配置とした場合にも、十分な量の繊維ストランドの提供、必要なスペース及びメンテナンス目的で紡出部に立ち入り可能な状況に関する上記の利点が達成される。
さらに、繊維ストランドの送出手段が、繊維ストランドの駆動式の搬送装置を含むと有利となる。たとえば、駆動式の搬送装置は、繊維ストランドの搬送のために、駆動式のローラを含む。同様に、繊維ストランドの駆動式の搬送ベルトも検討される。
加えて、送出手段が、複数の繊維ストランドの同時送出、特に複数の貯蔵容器からの複数の繊維ストランドの同時送出のために形成されると有利となる。かかる措置によって、送出手段の構築の手間と送出手段に必要となるスペースが抑えられる。
本発明の有利な変更形態によれば、移動可能な少なくとも1つのメンテナンス装置は、巻回済みのボビンを取り出し、取り出し部に送出し、空ボビンを紡出部に挿入する少なくとも1つのボビン交換器を含む。
さらに、移動可能な少なくとも1つのメンテナンス装置が、糸端部の結合のための装置を含むと有利となる。かかる移動可能なメンテナンス装置を用いて、移動可能なメンテナンス装置1つのみで、異なる紡出部における繊維の破損を解消することが可能になる。
本発明の他の実施形態によれば、糸端部の結合のための装置が移動可能ではなく、紡出部のそれぞれに固定して設けることもできる。
さらに、本発明の他の実施形態によれば、移動可能な少なくとも1つのメンテナンス装置が、ボビン交換器及び糸端部の結合のための装置の双方を含むよう手配される。必要に応じて、移動可能なメンテナンス装置は、他のメンテナンス作業の実施のために、紡出部上に形成することもできる。
しかし、2つ以上の移動可能なメンテナンス装置が設けられ、うち1つがボビン交換器を含み、他のメンテナンス装置が糸端部の結合のための装置を含むとすることも同様に可能である。
さらに、少なくとも1つのメンテナンス装置が、空気紡績機の2本の長辺上を紡出部に沿って弧を描いて移動可能とすると有利である。
本発明のその他の利点は、以下に説明する実施形態を用いて説明される。
図1に模式化した断面図で図示した空気紡績機1は、多数の紡出部2を含み、かかる紡出部は、周知の形で、空気紡績機1の縦方向であって空気紡績機1の2辺上に隣り合って設けられる。ここで、各紡出部2は、それ自体周知の形で、少なくとも1つの延伸機構3と、空気紡糸ノズル4と、空気紡糸ノズル4内で生成された糸6を引き出すための引き出し装置5と、空気紡糸ノズル4内で生成された糸6をボビン8に巻回するのに用いる巻回装置7とを含む。これ以外に、上記以外の装置として、糸張力補償装置や、糸モニタリング装置や、糸洗浄装置や制御ユニットや繊維ストランド9のガイド装置などといった多数の装置が紡出部2には存在するが、これら上記以外の装置については図示せず、詳細には説明しない。
紡糸プロセスは、同じく周知の形で、貯蔵容器10から紡出部2に向かって、紡糸される繊維ストランド9を送出する形で行われる。ここで、繊維ストランド9は、貯蔵容器10からまず延伸機構3に到達し、この延伸機構において、繊維ストランドは紡糸の準備をするために延伸され、ここから空気紡糸ノズル4に到達し、この空気紡糸ノズルにおいて、繊維ストランド9の個別の繊維に回転が付与され、これによって糸6が形成される。空気紡糸ノズル4で生成された糸6は、最後に引き出し装置5を用いて引き出され、巻回装置7を用いてボビン8に巻回される。
さらに、空気紡績機には、紡出部2に沿って移動可能なメンテナンス装置11が設けられる。本願では、空気紡績機の2本の長辺のそれぞれに、少なくとも1つのメンテナンス装置11が、レール12上を移動可能に設けられる。メンテナンス装置11は、空気紡績機1の他の要素と同様に、もっぱら模式的に図示されており、異なる機能を含むことができる。
たとえば、メンテナンス装置11は、個々の紡出部2でボビン交換器14(左側に図示したメンテナンス装置11において、点線で図示する形で記号化したもの)を用いてボビン交換を実行するように形成できる。それゆえ、本願の図によれば、巻回装置7の下方には搬送ベルト13が設けられ、この搬送ベルトに巻回済みのボビン8を取り除くことができ、且つこの搬送ベルトからボビンを空気紡績機1の前端部から取り出すべく、この箇所まで搬送できる。しかし、もちろんボビン8を単に巻回装置7の下方の取り除け部に取り除くこともできる。さらに、メンテナンス装置11は、糸端部の結合のための装置15を含むこともでき、この装置を用いて、繊維の破損が発生した後に、ボビン側の糸端部と紡糸ノズル側の糸端部とが再結合できる。糸端部の結合のための装置15は、本願においては、同じく点線で記号化した形でのみ図示される。
ここで、紡績機の左側の辺に図示したメンテナンス装置11は、ボビン交換器14と糸端部の結合のための装置15の双方を含む。左側に図示した実施形態とは異なり、ボビン交換器14と糸端部の結合のための装置15の双方を同一のメンテナンス装置11の内部に設けることは、無条件で必須ではない。同様に、2つ以上のメンテナンス装置11について、空気紡績機1に沿って移動可能とすることができる。本願において、紡績機の右側の辺には、2つのメンテナンス装置11が図示され、このうち、図中上に図示した第1のメンテナンス装置11は、糸端部の結合のための装置15を含み、図中下に図示した第2のメンテナンス装置11は、ボビン交換器14を含む。ここで、本願に示したメンテナンス装置11の形状と配置は、もっぱら例示的なものと理解される。それゆえ、紡績機1において、多様なメンテナンス装置11を配置でき、これらのメンテナンス装置は、それぞれ異なるメンテナンス作業(たとえば、ボビン交換又は糸端部の結合)を実施する。他方、同様に、複数の機能を実施できるメンテナンス装置11を紡績機1に配置できる。最後に、複数の機能の実施のためのメンテナンス装置11と、1つの機能しか実施できないメンテナンス装置11とを、同時に単一の紡績機1に配置できる。ここで、メンテナンス装置11は、紡績機の2本の長辺の1本に永久的に割り当てることができる。しかし、メンテナンス装置11が弧を描いて移動可能であり、それゆえ両方の紡績機の長辺を操作するようにも手配できる。この点に関して、多数の変更及び組み合わせが可能であると理解される。
ここで、紡糸される繊維ストランド9は、複数の送出手段16を用いて、空気紡績機1の両側に、紡出部2とは間隔Aだけ離間して設けられた貯蔵容器10から紡出部2に送出される。それゆえ、空気紡績機1の両側で、紡出部2と貯蔵容器10の設置場所との間に、それぞれ1つのメンテナンス通路17が形成され、このメンテナンス通路内をメンテナンス装置11が移動可能であり、このメンテナンス通路を通って、操作者が紡出部2に立ち入ることができる。
本願において、空気紡績機1の長辺の1つに、貯蔵容器10の設置場所は、紡出部2に沿って相前後してそれぞれ2列をなして設けられる。しかし、図示したものとは異なり、1列のみの貯蔵容器10から紡出部2に繊維ストランド9を送出することも、貯蔵容器を相前後して3列に配列することもできる。貯蔵容器10の設置場所を紡出部2とは離間した配置としたことで、貯蔵容器10の寸法及び数との関連でかなりの自由がもたらされる。
繊維ストランド9の送出のための送出手段16は、本願の図によれば、メンテナンス通路17の上方に設けられる。本願において、送出装置16は、複数のローラ18を含み、これらのローラは、空気紡績機1の上部に固定されたブラケット19に設けられる。ブラケット19又は送出装置16が空気紡績機1の上部に固定されるという理由から、妨害を受けない条件での紡出部2への立ち入りが、メンテナンス装置11のみならず操作者にももたらされる。送出装置16は、異なる形で形成できる。たとえば、送出装置16のローラ18は、少なくとも一部を駆動式のローラとすることができる。同じく、ローラ18を備える送出装置16の代わりに、送出装置16が繊維ストランド9の搬送バンドを含むことも想到可能である。
ここで、かかる送出装置16は、必ずしも各紡出部2に設けられる必要はない。むしろ、3つ又は4つの紡出部2ごとに共通の送出装置16を設け、かかる送出装置が隣接する貯蔵容器10から繊維ストランド9を取り出し、送出装置16の3本の送出経路を介して紡出部2に送出することも想到可能である。ここで、送出手段16は、本願で図示した通り、相前後して設けられた貯蔵容器10から多数の紡出部2に繊維ストランド9を送出できる。隣り合って設けられた貯蔵容器10から共通の送出装置16に複数の繊維ストランド9を送出し、上記の共通の送出装置を通って、一緒に紡出部2まで搬送されるとすることも想到可能である。空気紡績機1の領域に至って初めて、ここまで同時に送出されてきた繊維ストランド9が、ここで隣り合って設けられた異なる紡出部2に向けて送出される。
本発明は、図示した実施形態に限定されない。空気紡績機1は、図1に示した通り、必ずしも下降式紡績機として形成される必要はない。同じく有利なものとして、上述した通り、貯蔵容器10の設置場所を上昇式紡績機に配置することもできる。この場合、貯蔵容器10からの繊維ストランド9の引き出しは、貯蔵容器10と並んで設けられた取り出し装置によって実施できる。特許請求の範囲との関連でのこれ以外の変更及び組み合わせも、本発明の範囲内となる。
Claims (10)
- 空気紡績機(1)であって、該空気紡績機(1)の縦方向の隣り合った位置に設けられた多数の紡出部(2)を備え、各紡出部(2)は、紡糸がなされる繊維ストランド(9)を延伸するための少なくとも1つの延伸機構(3)と、糸(6)を形成するための空気紡糸ノズル(4)と、該空気紡糸ノズル(4)内で形成された前記糸(6)を巻回するための巻回装置(7)とを備え、さらに、前記空気紡績機(1)は、前記紡出部(2)に沿って移動可能な自動式の少なくとも1つのメンテナンス装置(11)と、紡糸がなされる前記繊維ストランド(9)のために前記空気紡績機(1)に沿って隣り合った位置に設けられた多数の設置場所を収容する貯蔵容器(10)とを備え、前記紡出部(2)は、前記空気紡績機(1)の2本の長辺上に設けられ、前記貯蔵容器(10)の前記設置場所は、前記空気紡績機(1)の2本の長辺上に、前記紡出部(2)とは離間して設けられ、前記紡出部(2)と前記設置場所との間には、前記少なくとも1つのメンテナンス装置(11)及び操作者のために、前記空気紡績機(1)の前記縦方向に伸びるメンテナンス通路(17)が形成され、前記繊維ストランド(9)の送出手段(16)は、前記メンテナンス通路(17)の略上方及び/又は下方に設けられることを特徴とする空気紡績機。
- 前記延伸機構(3)と、前記空気紡糸ノズル(4)と、前記巻回装置(7)とが、上方から下方に下降する方向に、順番に設けられることを特徴とする請求項1に記載の空気紡績機。
- 前記繊維ストランド(9)の前記送出手段(16)は、前記空気紡績機(1)の紡績機フレーム上に固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の空気紡績機。
- 前記設置場所は、前記空気紡績機(1)に沿って複数の列、好ましくは2列を成して配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気紡績機。
- 前記繊維ストランド(9)の前記送出手段(16)は、前記繊維ストランド(9)の少なくとも1つの駆動式の搬送装置を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気紡績機。
- 前記送出手段(16)は、複数の繊維ストランド(9)の同時送出のために、特に、複数の貯蔵容器(10)からの複数の繊維ストランド(9)の同時送出のために形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気紡績機。
- 前記移動可能な少なくとも1つのメンテナンス装置(11)は、ボビン交換器(14)を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気紡績機。
- 前記移動可能な少なくとも1つのメンテナンス装置(11)は、糸端部の結合のための装置(15)を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の空気紡績機。
- 前記空気紡績機(1)は、少なくとも2つの移動可能なメンテナンス装置(11)を備え、少なくとも1つの第1のメンテナンス装置(11)は、ボビン交換器(14)を含み、少なくとも1つの第2のメンテナンス装置(11)は、糸端部の結合のための装置(15)を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の空気紡績機。
- 前記空気紡績機(1)は、移動可能な少なくとも1つのメンテナンス装置(11)を備え、該メンテナンス装置は、前記紡出部(2)に沿って、前記空気紡績機(1)の2本の長辺上を弧を描いて移動可能であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の空気紡績機。
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181003 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190423 |