JP2015205565A - 車両用内装パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】内装パネルを車両本体に固定した場合の固定状態の改善、外観の意匠性の向上を図るとともに、成型用型を複雑にすることのない構造を備える車両用内装パネルの提供。
【解決手段】樹脂製の車両用内装パネル100は、パネル本体110と、第1クリップ座120および第2クリップ座130とを含み、第1クリップ座は、当該車両用内装パネルの裏面側成型用型に対する型抜き方向Pに沿って延びる板状の第1ベース122と、第1ベースにおいて、第1ベースに対して直交する方向に張出す少なくとも1つの第1リブ121a、121bを有し、第2クリップ座は、第1ベースを含む平面内、または、第1ベースを含む平面に平行な平面内において、第1ベースが延びる方向とは異なる方向Qに延びる第2ベース132と、前記第2ベースにおいて、第1ベース側とは反対側に位置する側部に設けられ、第2ベースに対して直交する方向に張出す第3リブ131とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の内装として装着される車両用内装パネルの構造に関する。
たとえば車両のフロントパネル等の内装パネルの車両への取付に際しては、内装パネルの裏面側に、内装パネルの裏面側から起立するように設けられるクリップ座にクリップを装着し、車両本体側に設けられた固定穴に、クリップが装着されたクリップ座を挿入することにより、内装パネルの車両への固定を実現させている。
このような内装パネルの取付構造は、特開2013−147080号公報(特許文献1)、特開2011−105035号公報(特許文献2)、特開2008−062752号公報(特許文献3)、および、特開2007−182170号公報(特許文献4)に開示されている。
特開2013−147080号公報 特開2011−105035号公報 特開2008−062752号公報 特開2007−182170号公報
通常、内装パネルは、樹脂成型品により成型される。この場合、内装パネルの裏面側から起立するクリップ座を内装パネルとともに一体成型する場合には、全てのクリップ座は、内装パネルに対する成型用型の抜き方向に沿って延びるように成型される。
しかしながら、近年、内装パネルには、多くの曲面形状が求められるようになり、全てのクリップ座の方向が同じ場合には、内装パネルを車両本体に固定した場合に、部分的に内装パネルの車両本体への固定状態が緩くなったり、隙間が大きくなる等、内装パネルの固定状態及び外観の意匠性に問題が生じる可能性がある。
また、上記課題を改善しようとして、クリップ座の方向を2種以上設けた場合には、成型用型の構造が複雑となり、内装パネルの製造コストを上昇させる要因となる。
この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、内装パネルを車両本体に固定した場合の固定状態の改善、外観の意匠性の向上を図るとともに、成型用型を複雑にすることのない構造を備える、車両用内装パネルを提供することを目的とする。
この車両用内装パネルは、車両本体側に設けられた固定孔を用いて固定される樹脂製の車両用内装パネルであって、表面側が内装面を構成するパネル本体と、上記パネル本体の裏面側に設けられ、上記固定穴に挿入固定される2以上のクリップ座とを備える。
上記クリップ座は、第1クリップ座および第2クリップ座を含み、上記第1クリップ座は、当該車両用内装パネルの裏面側成型用型に対する型抜き方向に沿って延びる板状の第1ベースと、上記第1ベースにおいて、上記第1ベースに対して直交する方向に張出す少なくとも1つの第1クリップ座リブとを有し、上記第2クリップ座は、上記第1ベースを含む平面内、または、上記第1ベースを含む平面に平行な平面内において、上記第1ベースが延びる方向とは異なる方向に延びる第2ベースと、上記第2ベースにおいて、上記第1ベース側とは反対側に位置する側部に設けられ、上記第2ベースに対して直交する方向に張出す第2クリップ座第1リブとを有する。
この車両用内装パネルの構成によれば、パネル本体の裏面側にクリップ座として、形状の異なる第1クリップ座および第2クリップ座が設けられ、第1クリップ座の第1ベースの延びる方向と、第2クリップ座の第2ベースの延びる方向とは異なるように設けられている。
これにより、車両用内装パネルを車両本体に固定した場合に、第1クリップ座の固定される状態および第2クリップ座の固定される状態の最適化を図ることが可能となり、車両用内装パネルの車両本体への固定状態を改善することを可能とする。
さらに、第1クリップ座は、裏面側成型用型に対する型抜き方向に沿って延び、第2クリップ座は、第2ベースにおいて、第1ベース側とは反対側に位置する側部に設けられ、第2ベースに対して直交する方向に張出す第2クリップ座第1リブを有する。
これにより、第1クリップ座の延びる方向に沿ってパネル本体を裏面側成型用型から型抜きした場合、第2クリップ座には、型抜する際に裏面側成型用型が第2クリップ座に当接する領域をなくすことができるため、裏面側成型用型を容易な構造にすることができる。
他の形態では、上記第2クリップ座第1リブは、上記第2ベースの両平面に対して張り出している。
他の形態では、上記第2クリップ座第1リブは、上記第2ベースの一方の平面に対して張り出し、上記第2ベースの上記第1ベース側の側部には、上記第2クリップ座第1リブが張出す上記平面側とは反対側の上記平面側に張出す第2クリップ座第2リブが設けられている。
他の形態では、上記パネル本体は、第1パネル部と、上記第1パネル部に対して交差する方向に延びる第2パネル部とを含み、上記第1ベースは、上記第1パネル部に対して垂直方向に延び、上記第2ベースは、上記第2パネル部に対して垂直方向に延びる。
他の形態では、上記パネル本体は、平板状に延び、上記第1ベースは、上記パネル本体に対して垂直方向に延び、上記第2ベースは、上記パネル本体に対して交差する方向に延びる。
この車両用内装パネルの構成によれば、内装パネルを車両本体に固定した場合の固定状態の改善、外観の意匠性の向上を図るとともに、成型用型を複雑にすることのない構造を備える、車両用内装パネルを提供することができる。
実施の形態の車両用内装パネルの外観を示す斜視図である。 図1中のII−II線矢視に沿った実施の形態の車両用内装パネルの縦断面を示す図である。 実施の形態の車両用内装パネルに設けられる第1クリップ座の構造を示す斜視図である。 図3中のIV−IV線矢視断面図である。 実施の形態の車両用内装パネルに設けられる第2クリップ座の構造を示す斜視図である。 図5中のVI−VI線矢視断面図である。 実施の形態の車両用内装パネルを車両本体に装着した状態での縦断面図である。 第1クリップ座にクリップを装着し、車両本体に装着した状態での部分拡大断面図である。 参考技術の車両用内装パネルの縦断面を示す図である。 参考技術の車両用内装パネルを車両本体に装着した状態での縦断面図である。 実施の形態の車両用内装パネルの裏面側成型用型の抜き方向を示す第1断面模式図である。 実施の形態の車両用内装パネルの裏面側成型用型の抜き方向を示す第2断面模式図である。 他の実施の形態の第2クリップ座の断面形状を示す図である。 他の実施の形態の第2クリップ座の断面形状を示す図である。 他の実施の形態の車両用内装パネルの縦断面を示す図である。
本発明に基づいた実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。個数および量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数および量などに限定されない。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態]
図1から図5を参照して、本実施の形態における車両用内装パネル100の構造について説明する。図1に示す車両用内装パネル100は、車両の運転席および助手席の前に設けられるフロントパネルを示している。なお、車両用内装パネル100はフロントパネルに限定されない。
図2に、車両用内装パネル100の縦断面を示す。この車両用内装パネル100は、樹脂成型品で構成され、表面側(搭乗者側)が内装面を構成するパネル本体110と、パネル本体110の裏面側に設けられ、後述する車両本体側に設けられる固定穴に挿入固定される第1クリップ座120および第2クリップ座130とを含む。
パネル本体110は、傾斜面を構成する第1パネル部110Aと、この第1パネル部110Aに対して交差する方向(略水平方向)に延びる第2パネル部110Bとを有している。第1パネル部110Aの裏面側には、第1クリップ座120が3ヶ所設けられ、第2パネル部110Bの裏面側には、第2クリップ座130が1ヶ所設けられている。本実施の形態では、第1パネル部110Aに設けられる第1クリップ座120と第2パネル部110Bに設けられる第2クリップ座130とは異なる構造を有している。
第1クリップ座120および第2クリップ座130の位置および数量は、図示する位置および数量に限定されない。パネル本体110は、紙面に対して垂直方向に延びる形状であることから、紙面垂直方向に複数設けられる場合、紙面垂直方向にずれて設けられる場合等、様々な配置形態が考えられる。
(第1クリップ座120および第2クリップ座130の形状)
図3から図6を参照して、第1クリップ座120および第2クリップ座130の形状について説明する。図3および図4を参照して、第1クリップ座120は、第1パネル部110Aに対して略垂直方向に延びる板状の第1ベース122と、この第1ベース122の両側において、第1ベース122に対して直交する方向に張出す第1リブ121aおよび第2リブ121bとを有している。第1リブ121aおよび第2リブ121bは、いずれも第1クリップ座リブを構成する。第1ベース122には、後述するクリップを装着し係合するための横長の係合穴123が設けられている。
第1リブ121aは、第1ベース122の両平面側から突出するように設けられ、第2リブ121bも、第1ベース122の両平面側から突出するように設けられている。図4に示すように、第1クリップ座120の断面形状はH字形状である。第1リブ121aは先端側が窄む形状を有し、外表面の途中領域に段部124が設けられている。この段部124は、後述する車両本体側に設けられる固定穴に挿入固定される際の、挿入方向におけるストッパの役割を有する。
同様に、第2リブ121bも先端側が窄む形状を有し、外表面の途中領域に段部125が設けられている。この段部125も、後述する車両本体側に設けられる固定穴に挿入固定される際の、挿入方向におけるストッパの役割を有する。なお、後述するが、第1ベース122は、車両用内装パネル100の裏面側成型用型500に対する型抜き方向に沿って延びる形態を有している。
なお、第1クリップ座リブを構成する第1リブ121aおよび第2リブ121bは、すくなくともいずれか一方のみが第1ベース122の一方の側に設けられていればよい。また、第1リブ121aおよび第2リブ121bは、第1ベース122の両平面側から突出するように設けられている必要はなく、一方の平面側から突出する形態でもよい。よって、第1ベース122の一方の側において一方の平面側から突出した場合、第1クリップ座120の断面形状はL字形状となる。
図5および図6を参照して、第2クリップ座130は、第2パネル部110Bに対して略垂直方向に延びる板状の第2ベース132と、この第2ベース132の一方の側部において、第2ベース132に対して直交する方向に張出す第3リブ131を有している。第2ベース132には、後述するクリップを装着し係合するための横長の係合穴133が設けられている。第3リブ131は、第2クリップ座第1リブを構成する。
第3リブ131は、第2ベース132の両平面側から突出するように設けられている。図6に示すように、第2クリップ座130の断面形状はT字形状である。第3リブ131は先端側が窄む形状を有し、外表面の途中領域に段部134が設けられている。
第2ベース132は、第1ベース122を含む平面内、または、第1ベース122を含む平面に平行な平面内において、第1ベース122が延びる方向とは異なる方向Q(図2参照)に延びるように設けられている。また、第3リブ131は、第2ベース132において、第1ベース122側とは反対側に位置する側部に設けられている。本実施の形態の第2クリップ座130は、上記したように断面形状はT字形状であり、第2ベース132において、第1ベース122側の側部には、リブは設けられていない。
(車両用内装パネル100の車両本体への装着状態)
図7および図8を参照して、車両用内装パネル100の車両本体への装着状態について説明する。図7を参照して、車両本体側には、車両用内装パネル100を固定するための固定フレーム200が設けられ、この固定フレーム200には、固定孔200hが複数箇所に設けられている。
車両用内装パネル100の第1クリップ座120および第2クリップ座130にはそれぞれクリップ50が装着された状態で、第1クリップ座120および第2クリップ座130が、固定フレーム200の固定孔200hに挿入される。図8は、第1クリップ座120にクリップ50が装着された状態を示しているが、第2クリップ座130にクリップ50が装着された状態も同じである。
図8を参照して、クリップ50は、弾性変形可能な部材により構成され、図示において左右に拡幅が可能な弾性本体部50bと、第1クリップ座120に設けられた係合穴123および第2クリップ座130に設けられた係合穴133に係合可能な係止部50fとを有している。
クリップ50の第1クリップ座120への装着に際しては、第1リブ121aおよび第2リブ121bが、クリップ50の両側に位置することから、第1リブ121aおよび第2リブ121bは、第1クリップ座120のクリップ50への装着時のガイドの機能を果たす。第1クリップ座120に設けられた係合穴123にクリップ50に設けられた係止部50fが係止された後は、クリップ50が第1クリップ座120から容易に外れることはない。
第2クリップ座130のクリップ50への装着に際しては、第3リブ131が、クリップ50の一方側に位置することから、第3リブ131は、第2クリップ座130のクリップ50への装着時のガイドの機能を果たす。第2クリップ座130に設けられた係合穴133にクリップ50に設けられた係止部50fが係止された後は、クリップ50が第2クリップ座130から容易に外れることはない。
第1クリップ座120および第2クリップ座130にクリップ50を装着した状態で、固定孔200hに第1クリップ座120および第2クリップ座130を推し進めると、弾性本体部50bが固定孔200hによって内側に大きく押され、弾性本体部50bが一旦大きく内側に変形する。その後、さらに第1クリップ座120および第2クリップ座130が推し進められると、弾性本体部50bが固定孔200hを通過し、元の状態に拡幅する。その結果、クリップ50が固定孔200hに係合した状態となる。これにより、車両用内装パネル100の車両本体への装着状態が完成する。
再び、図7を参照して、本実施の形態では、パネル本体110の裏面側にクリップ座として、形状の異なる第1クリップ座120および第2クリップ座130を設け、第1クリップ座120の第1ベース122の延びる方向と、第2クリップ座130の第2ベース132の延びる方向とは異なるように設けている。
これにより、本実施の形態では、車両用内装パネル100を車両本体に固定した場合に、第1クリップ座120の固定孔200hへの固定状態と、第2クリップ座130の固定孔200hへの固定状態とは略同じ状態となり、第1クリップ座120の固定状態と、第2クリップ座130の固定状態との最適化を図ることを可能としている。
たとえば、図7おいて、第2クリップ座130の装着後の押え込みにより生じる車両用内装パネル100の移動量(H1)も最小限にすることを可能とする。これにより、図示しない隣接する内装パネルとの隙間が大きくなることもなく、外観上の意匠性を向上させることの可能としている。
(参考技術)
ここで、図9および図10に、参考技術として、パネル本体110の裏面側に設けられるクリップ座の形状が全て同じ場合について説明する。図9に示すように、クリップ座の形状は、第1クリップ座120の形状と同じであり、長さのみが異なっている。これは、全ての第1クリップ座120は、パネル本体110に対する成型用型の抜き方向に沿って延びるように成型されている。
図10に示すように、第2パネル部110Bに形成される第1クリップ座120は、固定孔200hに対してクリップ50による係合を確実にし、垂直方向から挿入できるようにするために、第1クリップ座120が長く設けられている。その結果、固定孔200hからパネル本体110までの距離が長くなり、第1クリップ座120の装着後の押え込みにより生じる車両用内装パネル100の移動量(H2)が大きくなってしまう。また、図示しない隣接する内装パネルとの隙間も大きくなる。
しかし、図7に示したように、本実施の形態における、車両用内装パネル100においては、第2クリップ座130の装着後の押え込みにより生じる車両用内装パネル100の移動量(H1)を最小限にすることを可能としている。
(裏面側成型用型500)
次に、図11および図12を参照して、上記構成を備える車両用内装パネル100の成型に用いる裏面側成型用型500について説明する。図11を参照して、上記車両用内装パネル100において、第1クリップ座120の第1ベース122は、裏面側成型用型500に対する型抜き方向Pに沿って延びるように形成されている。したがって、裏面側成型用型500の型穴510の延びる方向に沿って、車両用内装パネル100は引き抜かれる。
一方、本実施の形態において、第2クリップ座130は、第1クリップ座120の延びる方向とは異なる方向に延びるように形成されているが、第3リブ131は第1ベース122側とは反対側に位置する第2ベース132の側部に設けられている。
これにより、図11および図12に示すように、型穴530からスライド型501をスライド(矢印S方向)させることのみで、車両用内装パネル100を裏面側成型用型500から離型させることを可能としている。
このように、第2クリップ座130の形状において、第3リブ131を第1ベース122側とは反対側に位置する第2ベース132の側部に設けるようにすることで、第1クリップ座120の延びる方向に沿って車両用内装パネル100を裏面側成型用型500から型抜きした場合、第2クリップ座130には、型抜する際に裏面側成型用型500に第2クリップ座130に当接する領域を有さない構成を容易に実現できるため、裏面側成型用型500を容易な構造にすることができる。
なお、第2クリップ座130の形状は、図6に示すT字型の断面形状に限定されるものではなく、たとえば、図13に示すように、第3リブ131は、第2ベース132の一方の平面側から突出するように設けた、L字形状の断面構造であってもよい。
さらに、図14に示すように、第3リブ131を、第2ベース132の一方の平面側から突出するように設けた場合には、第2ベース132の反対側(第1クリップ座120側)の側部において、第3リブ131の突出する方向とは反対の方向に第4リブ135を設けた、Z字形状の断面構造であってもよい。第4リブ135は、第2クリップ座第2リブを構成する。
また、図2に示した車両用内装パネル100においては、傾斜面を構成する第1パネル部110Aと、この第1パネル部110Aに対して交差する方向(略水平方向)に延びる第2パネル部110Bとを有する構成としているが、図15に示す車両用内装パネル100Aように、パネル本体110は、平板状に延び、第1クリップ座120の第1ベース122は、パネル本体110に対して垂直方向に延び、第2クリップ座130の第2ベース132は、パネル本体110に対して交差する方向に延びる形態であってもよい。
以上、本発明に基づいた各実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
50 クリップ、50b 弾性本体部、50f 係止部、100 車両用内装パネル、110 パネル本体、110A 第1パネル部、110B 第2パネル部、120 第1クリップ座、121a 第1リブ(第1クリップ座リブ)、121b 第2リブ(第1クリップ座リブ)、122 第1ベース、123,133 係合穴、124,125 段部、130 第2クリップ座、131 第3リブ(第2クリップ座第1リブ)、132 第2ベース、134 段部、135 第4リブ(第2クリップ座第2リブ)、200 固定フレーム、200h 固定孔、500 裏面側成型用型、501 スライド型、510,530 型穴。

Claims (5)

  1. 車両本体側に設けられた固定孔を用いて固定される樹脂製の車両用内装パネルであって、
    表面側が内装面を構成するパネル本体と、
    前記パネル本体の裏面側に設けられ、前記固定穴に挿入固定される2以上のクリップ座と、を備え、
    前記クリップ座は、第1クリップ座および第2クリップ座を含み、
    前記第1クリップ座は、
    当該車両用内装パネルの裏面側成型用型に対する型抜き方向に沿って延びる板状の第1ベースと、
    前記第1ベースにおいて、前記第1ベースに対して直交する方向に張出す少なくとも1つの第1クリップ座リブと、を有し、
    前記第2クリップ座は、
    前記第1ベースを含む平面内、または、前記第1ベースを含む平面に平行な平面内において、前記第1ベースが延びる方向とは異なる方向に延びる第2ベースと、
    前記第2ベースにおいて、前記第1ベース側とは反対側に位置する側部に設けられ、前記第2ベースに対して直交する方向に張出す第2クリップ座第1リブと、
    を有する、車両用内装パネル。
  2. 第2クリップ座第1リブは、前記第2ベースの両平面に対して張り出している、請求項1に記載の車両用内装パネル。
  3. 第2クリップ座第1リブは、前記第2ベースの一方の平面に対して張り出し、
    前記第2ベースの前記第1ベース側の側部には、前記第2クリップ座第1リブが張出す前記平面側とは反対側の前記平面側に張出す第2クリップ座第2リブが設けられている、請求項1に記載の車両用内装パネル。
  4. 前記パネル本体は、第1パネル部と、前記第1パネル部に対して交差する方向に延びる第2パネル部と、を含み、
    前記第1ベースは、前記第1パネル部に対して垂直方向に延び、
    前記第2ベースは、前記第2パネル部に対して垂直方向に延びる、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用内装パネル。
  5. 前記パネル本体は、平板状に延び、
    前記第1ベースは、前記パネル本体に対して垂直方向に延び、
    前記第2ベースは、前記パネル本体に対して交差する方向に延びる、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用内装パネル。
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