JP2015200736A - 情報表示体 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で確実且つ容易に平面状態から立体状に転換可能な情報表示体。【解決手段】情報を表示可能な領域を有し、内部に空間2を有するように重ね合わせて配置される一対の基体6、7と、各基体6、7の下端部に屈曲自在に取り付けられ、基体6、7を自立可能に保持する一対の保持体16、17と、基体間に配置されるとともに保持体16、17に連結され、保持体16、17の屈曲にともなって、空間2を移動する移動体20と、を備える情報表示体10であって、保持体16、17の屈曲にともなって移動する移動体20の移動方向と逆方向への移動を規制する規制手段21、23を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は自立式の情報表示体に関する。
従来から、広告情報や各種掲示物等の情報の表示のための自立式の情報表示体が知られている。
この種の情報表示体は、様々な態様のものが知られており、例えば、店頭などに設置される大型の自立式広告パネルや、店舗内のテーブル上に載置される小型の自立式広告パネルがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示す情報表示体は、広告情報が表示される広告表示部と、形状を変形することによって当該広告表示部を自立可能に保持する自立保持部と、を備えた紙製の基体を備え、平坦状に折り畳まれた平面状態から自立保持部を変形させることで自立可能な立体状に転換可能となっている。
特開2013−167847号公報
このような情報表示体は、平坦状に折り畳まれた平面状態から自立可能な立体状に転換自在であるものの、自立保持部を変形させる際に折り目をしっかりとつけないと、紙の弾性(復元)力により形状が崩れる場合がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、簡易な構造で、容易且つ確実に平面状態から立体状に転換可能な情報表示体を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の情報表示体(10)は、情報を表示可能な領域を有し、内部に空間(2)を有するように重ね合わせて配置される一対の基体(6、7)と、各基体の下端部に屈曲自在に取り付けられ、基体を自立可能に保持する一対の保持体(16、17)と、前記基体間に配置されるとともに前記保持体に連結され、前記保持体の屈曲にともなって前記空間を移動する移動体(20)と、を備える情報表示体であって、前記保持体の屈曲にともなって移動する移動体の移動方向と逆方向への移動を規制する規制手段(21、23)を備えていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の情報表示体は、請求項1に記載の情報表示体において、前記規制手段は、前記移動体に形成される孔部(23)と当該孔部と係合する係合体(21)により構成され、当該係合体は、前記基体と前記保持体の連結部分から前記基体側に突出して設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の情報表示体は、請求項1、又は請求項2に記載の情報表示体において、前記基体には、情報を表示する掲示物を保持する保持手段(6a)が形成されていることを特徴とする。
本発明における情報表示体によれば、容易且つ確実に平面状態から立体状に転換可能であり、コンパクトに折り畳めるため、持ち運びや組立を誰でも簡単に行うことができる。
第1実施形態における情報表示体の外観を示す模式図であって、図1(a)は表側から視認した状態を示す斜視図、図1(b)は裏側から視認した状態を示す斜視図である。 第1実施形態における情報表示体の転換例を説明するための模式図であって、図2(a)は折り畳み状態を示す斜視図、図2(b)は掲示状態を示す斜視図である。 第1実施形態における情報表示体の転換状態を説明するための縦断面図である。 第1実施形態における情報表示体を製造するための用紙体の展開図である。 第2実施形態における情報表示体を製造するための用紙体の展開図である。 第2実施形態における情報表示体の外観例を示す模式図である。
以下に、本実施形態の情報表示体10について添付図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、便宜上、図1の上下方向を情報表示体10の上下方向とし、手前又は奥行き方向を情報表示体10の左方向、又は右方向とし、左右方向を情報表示体10の前後方向として説明するものとする。
また、本実施形態の情報表示体10とは、掲示物を取り付けて掲示したり、広告や宣伝に関する様々な情報(広告情報)を描いたりすることで広告情報や掲示物等の情報を表示するものをいう。
―第1実施形態−
図1〜図3を用いて、本発明の第1実施形態にかかる自立式の情報表示体10について詳述する。本実施形態の情報表示体10は、一例として、机上に載置可能な大きさを有し、名刺50等の掲示物を保持して掲示するものである。
この情報表示体10は、厚紙、段ボール紙等の用紙を用いて製造され、平坦状に折り畳まれる折り畳み状態(図2(a))から立体状に転換され掲示物を掲示可能な掲示状態(図2(b))に転換することが可能である。そして、掲示状態では、図1(a)に示すように、情報表示部5に名刺50等の掲示物を保持して掲示可能である。また、折り畳み状態では、複数の情報表示体10を重ね合わせることで嵩張ることなく束ねることが可能であり、簡単に持ち運ぶことができて便利である。
図1に示すように、情報表示体10は、広告や掲示物等の情報を表示可能な領域を有する情報表示部5と、この情報表示部5を自立可能に下方で保持する自立保持部15と、を備えている。
情報表示部5は、図1及び図3に示すように、内部に所定の空間2を有するようにして、2枚の用紙が重ね合わされて形成されており、下端部には当該空間2と連絡する開口5aを有している。
この情報表示部5の表面6(本願の基体の一方)には、所定の情報が表示される。所定の情報とは、例えば、掲示物等の情報であって、本実施形態では、掲示物として機能する名刺50に表示される自己の名前、所属先、又は連絡先等の情報である。
情報表示部5の表面6の上部左右には、図1及び図2に示すように、名刺50を保持するための切込部6aが形成されている。切込部6aは、略扇状の開口を有するように切り込まれて形成されており、各開口に名刺50の下端左右隅部を挿入することで名刺50は情報表示部5の表面6上に保持される。
自立保持部15は、図1乃至図3に示すように、情報表示部5の表面6及び裏面7(本願の基体の他方)のそれぞれの下端部から下方に延びるように設けられ、水平方向に延びる折り目線18a、18bを介して双方が離れる方向(以下、「外側」と称する。)に屈曲自在に配置されている2つの支持部材16、17(本願の保持体)と、この支持部材16、17に連結され、この支持部材16、17の屈曲により一部が前記空間部2に挿入されて上下方向に移動可能な移動体20と、を備えている。
各支持部材16、17には、上下を区分けするようにして水平方向に延びる折り目線19、19が形成されている。そして、図2及び図3に示すように、自立保持部15は、各支持体16、17の上部が外側に屈曲することで、各支持部材16、17の下部が当該折り目線19を介して双方が近づく方向(以下、「内側」と称する。)に屈曲し、側面視において略トラス形状に形成されることで、情報表示部5を下方から自立可能に保持する。
このように支持部材16、17の上部は、情報表示部5の表裏面6、7に対して傾斜する傾斜体として機能し、支持部材16、17の下部は傾斜体と移動体20とを繋ぐ連結体として機能する。
移動体20は、各支持部材16、17の下端縁に折り目線26を介して連結して設けられて、折り目線26を介して内側に折り返され重ね合わされた状態で空間2に挿入される。この移動体20は、図3(b)に示すように、支持部材16、17の屈曲動作にともなって、空間2内を上方へと移動する。
本実施形態の情報表示体10は、支持部材16、17の上部が、外側へと屈曲することにより、支持部材16、17の下部が、内側へと屈曲し、当該支持部材16、17に形成された折り目線19が載置面上に接触することによって、自立可能となっている。また、自立保持部15は、支持部材16と移動体17により側面視において略トラス形状に形成されるため、情報表示部10を保持するための強度を十分に確保することができる。
ここで、移動体20は、支持部材16、17の屈曲にともなって空間2を上方へと移動するが、屈曲部分に復元力が働いて下方へと移動し、その下端部が折り目線19よりも低くなると情報表示体10の自立状態が不安定となる。
そこで、本実施形態の情報表示体10は、自立保持部15を自立させるための支持部材16、17の屈曲にともなって移動する移動体20の移動方向と逆方向への移動を規制する規制手段を備えている。このような規制手段を備えることにより、移動体20は下方への移動が阻止されるため、支持部材16、17の屈曲部分が復元力により元に戻ることなくその屈曲状態が保持され、確実に情報表示体10を自立させることが可能である。
この規制手段は、例えば、図3に示すように、移動体20に貫通孔23を形成し、支持部材16、17の屈曲動作により移動体20が所定の位置まで移動した際に、当該貫通孔23に係合する係合体21を係合させることで、紙の復元力にともなう移動体20の逆方向(下方)への移動を阻止するものである。
具体的に、係合体21は、図1に示すように、支持部材16の一部を折り目線18aから表面5側に突出させたものであり、幅方向左右に設けられる。この係合体21は、その形状が凸状に形成されるように表面6が切り込まれて形成される。この切り込みの両端部は、折り目線18aに沿って延ばされ、さらにその各端部を湾曲させて上方に延ばして形成される。係合体21をこのような形状としたのは、情報表示体10の転換動作により係合体21のつけ根部分には集中して応力が加わり切断されることが想定されるためである。そして、上述したように係合体21を形成することで、応力が分散され、係合体21を破損しにくくすることが可能である。
また、係合体21は、図3に示すように、支持部材16上部の屈曲動作にともなって内側に傾倒し、移動体20に形成された貫通孔23と係合した後は、屈曲部分の復元力により移動体20が下方へと移動しやすくなるが、係合体21は、斜め上方に延びて配置されるため、簡単に外れずに貫通孔23と係合した状態が保たれる。
なお、貫通孔23と係合体21の形成位置は、係合体21が貫通孔23と係合した際に、移動体20の下端が地面から少し上方の離れた位置に配置されるように規定されることが好ましい。これは、移動体20が載置面に接し、支持部材16、17の下方全体が設置面と接触する場合、支持部材16、17の材質等によっては水平状態にならず、この場合、情報表示体10は自立するものの不安定となるが、載置面から少し上方の離れた位置に配置されることで安定して自立させることが可能であると考えられるからである。
一方、貫通孔23は、図3に示すように、本実施形態では移動体20を構成する2枚の用紙(移動体用部材20a、20b)にそれぞれ設けられる。具体的には、一方の移動体用部材20aには、所定の間隔を有して左右に略矩形状の貫通孔23a、23aが形成され、他方の移動体用部材20bには、当該左右の貫通孔23a、23aを覆う大きさを有する略矩形状の貫通孔23bが形成される。
なお、本実施形態では、2枚の用紙に異なる大きさの貫通孔23を形成しているが、これは、位置ずれによる係合不良を防止するものであり、同じ大きさの貫通孔を形成してもかまわない。また、係合体21の個数も2個に限定されるものではなく、中央に1個設けたり、中央、左右の3個設けても構わない。情報表示体10の大きさに応じて、係合体21の個数を適宜調整することが望ましく、本実施形態では例えば図1から図4に示された個数、位置が望ましい。
また、本実施形態の折り目線18a、18b、19、26には、破線状に用紙を貫通する切り込みが形成されている。これは、折り易さ等を考慮したもので、使用される用紙の種類やコシの強さ等により適宜形成されるものであり、必須の条件ではない。
また、本実施形態では、図1(b)に示すように、裏面7の一部を折り目線18bから支持部材17側に突出させるように略矩形状の突出部22が切り込まれて形成されている。これは、折りやすさを考慮したもので、使用される用紙の種類やコシの強さ等により適宜形成されるものであり、必須の条件ではない。
また、係合体21は、本実施形態では表面6に形成されているが、裏面7側に形成されても構わない。さらには、表面6と裏面7の双方に互い違いとなるように設けてもかまわない。
次に、上記情報表示体10の製造方法について説明する。
上記情報表示体は、図4に示すように、1枚の紙製の用紙を用いて製造されるものであって、例えば、コシのある薄紙用紙や段ボール等の板状の用紙体30を素材として、所定の金型を用いて打抜、又は切断することによって製造される。
用紙体30は、情報表示部5として機能する略矩形状の表面6及び裏面7が垂直方向に延びる折り目線31を介して連設され、表面6の左側方(裏面7の右側方でもよい)には、裏面7の側方開放端部と連結される連結体33が垂直方向に延びる折り目線31aを介して連設され、この連結体33はのりしろとして機能する。なお、例えば、この表面6の上部左右には、名刺50を保持するための切込部6aが形成される。
表面6及び裏面7の下端には、自立保持部15として機能する支持部材16、17と移動体20として機能する移動体用部材20a、20bがそれぞれ連設される。
支持部材16、17は、当該表面6及び裏面7の下端に水平方向に延びる折り目線18a、18bを介して連接される。また、用紙体30には、支持部材16の一部を折り目線18aから表面5側に凸状に突出させて係合体21が形成されるとともに、裏面7の一部を折り目線18bから支持部材17側に略矩形状に突出させて突出部22が形成される。
また、各支持部材16、17は、切込線34によって区分けされ、各支持部材16、17には、上下を区分けするようにして水平方向に延びる折り目線19、19が形成される。
また、移動体20は、支持部材16、17の下端に、水平方向に延びる折り目線26を介してそれぞれ連設される。この移動体20は、縦方向に長い略長方形状に形成され、先端に向かって左右方向の幅が支持部材16、17の幅よりも少し狭く形成される。
移動体20を構成する一方の移動体用部材20aには、係合体21と係合するための貫通孔23a、23aが左右に形成され、他方の移動体用部材20bには、上記2つの貫通孔23a、23aを覆う略矩形状の貫通孔23bが形成される。
このように構成された用紙体30は、まず、折り目線31を介して、表面6に対して連結体33及び裏面7が谷折りされて表面6と裏面7とが対向して配置され、裏面7の右側端部に連結体33が内側に折り込まれた状態で糊などによって貼着され、内部に空間2が形成されるようにして、表面6と裏面7とが貼り合わされる。
次に、折り目線18a、18bによって支持部材16、17の上部が谷折りされて外側に屈曲するように折筋が付けられ、折り目線19、19によって支持部材16、17の下部が山折りされて内側に屈曲するように折筋が付けられる。
最後に、移動体20が、折り目線26を介して山折りされて内側に屈曲されて、貫通孔23a、23b同士が重なり合うようにして各移動体用部材20a、20bが重ね合わされた状態で糊などによって貼着され、その先端部が空間部2に挿入されて情報表示体10が製造される。
次に、本実施形態にかかる情報表示体において、図2(a)に示す折り畳み状態から図2(b)に示す掲示状態までの組立手順の一例について説明する。
まず、情報表示体10を載置する載置面に支持部材16、17の下端面を押し当てる。この結果、図3(b)に示すように、支持部材16、17の下部が折り目線19を介して内側へと屈曲するとともに、支持部材16、17の上部が折り目線18a、18bを介して外側へと屈曲する。そして、支持部材16、17の上部が情報表示部5の表裏面6、7に対して前後方向へと傾斜するとともに、支持部材16、17の下部が水平状態に配置される。
さらに支持部材16、17の下部を上方へと押し上げられることにより、図3(c)に示すように、係合体21の先端部は、支持部材16の上部の傾斜にともなって上方へと傾斜して配置され、移動体21の下方への移動が阻止されるように係合体21が孔部23と係合することで、自立保持部15の組立が完了する。
なお、本実施形態では、連結体として機能する支持部材の下部は、傾斜体として機能する支持部材の上部下端と、移動体の下端と、に屈曲自在に連結されているが、部材の加工を容易にするためにこのような形態にしたものであって、必ずしも端部に連結されている必要はなく、例えば、支持部材16、17の上部中央部等であっても構わない。
以上に説明したように、本実施形態の情報表示体10は、内部に空間部2を有し、対向して配置される表面6及び裏面7を有する情報表示部5と、この表面6及び裏面7のそれぞれの下端部に屈曲自在に取り付けられ、情報表示部5を自立可能に保持する一対の支持部材16、17と、前記表面6及び裏面7の間に配置されるとともにそれぞれの支持部材16、17に連結され、前記支持部材16、17の屈曲にともなって、前記空間部2を移動する移動体20と、前記支持部材16、17の屈曲にともなって移動する移動体20の移動方向と逆方向への移動を規制する規制手段としての係合体21及び貫通孔23を備えている。
このような情報表示体10によれば、屈曲部分に生じる復元力によって移動体20が下方に移動することがないので、確実に自立した状態を保持することが可能である。また、情報表示体10は、支持部材16、17の屈曲によって、簡単に折り畳み状態から掲示状態に転換することができるので使い勝手が良い。また、折り畳み状態では、平坦状になるため、複数の情報表示体が嵩張ることなく束ねることができるので持ち運びに便利である。
また、前記支持部材16、17の下方は、内側に屈曲自在に形成されており、前記移動体20は、前記支持部材16、17の下方に屈曲自在に連結されている。このような情報表示体10によれば、支持部材16、17の上方の屈曲にともなって、支持部材16、17の下方は内側に屈曲され、側面視においてトラス形状に形成され、強度が十分に確保された状態で安定して自立させることができる。
―第2実施形態−
以下、図5及び図6を参照して、第2実施形態の情報表示体30について説明する。なお、図1乃至図4と同一の機能を有する部材には同一の符号を付するものとし、その説明は省略するものとする。
まず、本実施形態の特徴となるべき点は、規制手段が表面6及び裏面7の下方片側端部に設けられている点にある。
本実施形態の情報表示体10Aは、1枚の用紙によって製造されるもので、図5に示すように、例えば、コシのある薄紙用紙や段ボール等の板状の用紙体35を素材として、所定の金型を用いて打抜、又は切断することによって製造される。
用紙体35は、情報表示部5として機能する略矩形状の表面6及び裏面7が垂直方向に延びる折り目線31を介して連設され、表面6の左側方(裏面7の右側方でもよい)には、裏面7の側方開放端部と連結される連結体33が垂直方向に延びる折り目線31aを介して連設され、この連結体33はのりしろとして機能する。なお、例えば、この表面6の上部左右には、名刺50を保持するための切込部6aが形成される。
この表面と裏面の下部には、折り目線31を中心線として円形状の切欠部37が形成される。
表面6及び裏面7の下端には、自立保持部15として機能する支持部材16、17と移動体20として機能する移動体用部材20a、20bがそれぞれ連設される。
支持部材16、17は、当該表面6及び裏面7の下端に水平方向に延びる折り目線18a、18bを介して連接される。また、用紙体35には、表面の一部を折り目線18aから支持部材16側に略矩形状に突出させて突出部22が形成されるとともに、裏面7の一部を折り目線18bから支持部材17側に略矩形状に突出させて突出部22が形成される。
また、各支持部材16、17は、切込線34によって区分けされ、各支持部材16、17には、上下を区分けするようにして水平方向に延びる折り目線19、19が形成される。
また、移動体20は、支持部材16、17の下端に、水平方向に延びる折り目線26を介してそれぞれ連設される。この移動体20は、縦方向に長い略長方形状に形成され、先端に向かって左右方向の幅が支持部材16、17の幅よりも少し狭く形成される。
また、各移動体用部材20a、20bの長さ方向における外側、及び移動用部材20bの長さ方向における内側には、外側に突出する突起39が形成され、さらに、移動用部材20bの内側に形成される突起39の下端には連続するようにして、当該突起39よりも外側に張り出すように形成され、上記切欠部37と係合する突起部40(本願の係合体)が形成される。
このように構成された用紙体30は、まず、折り目線31を介して、表面6に対して連結体33及び裏面7が谷折りされて表面6と裏面7とが対向して配置され、裏面7の右側端部に連結体33が内側に折り込まれた状態で糊などによって貼着され、内部に空間2が形成されるようにして、表面6と裏面7とが貼り合わされる。
次に、折り目線18a、18bによって支持部材16、17の上部が谷折りされて外側に屈曲するように折筋が付けられ、折り目線19、19によって支持部材16、17の下部が山折りされて内側に屈曲するように折筋が付けられる。
最後に、移動体20が、折り目線26を介して山折りされて内側に屈曲されて、各移動体用部材20a、20bが重ね合わされた状態で糊などによって貼着され、その先端部が空間部2に挿入されて情報表示体10が製造される。
次に、本実施形態にかかる情報表示体10Aにおいて、折り畳み状態から図6に示す掲示状態までの組立手順の一例について説明する。
まず、情報表示体10を載置する載置面に支持部材16、17の下端面を押し当てる。この結果、図3(b)に示すように、支持部材16、17の下部が折り目線19を介して内側へと屈曲するとともに、支持部材16、17の上部が折り目線18a、18bを介して外側へと屈曲する。そして、支持部材16、17の上部が情報表示部5の表裏面6、7に対して前後方向へと傾斜するとともに、支持部材16、17の下部が水平状態に配置される。
さらに支持部材16、17の下部を上方へと押し上げられることにより、移動体20が空間2を上方へと移動し、図6に示すように、移動体20の下方への移動が阻止されるように突起部40が切欠部37と係合することで、自立保持部15の組立が完了する。
なお、突起39が設けられることにより、当該突起39が空間2を摺動しつつ移動するため、移動体20の下方への移動がより阻止される。
このような製造方法によって組み立てられた情報表示体10Aによれば、屈曲部分に生じる復元力によって移動体20が下方に移動することがないので、確実に自立した状態を保持することが可能である。また、情報表示体10は、支持部材16、17の屈曲によって、簡単に折り畳み状態から掲示状態に転換することができるので使い勝手が良い。また、折り畳み状態では、平坦状になるため、複数の情報表示体が嵩張ることなく束ねることができるので持ち運びに便利である。
なお、以上説明した実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。そして、上記実施形態の中で説明されている構成の組み合わせすべてが発明の課題解決に必須の手段であるとは限らない。
具体的には、本実施形態における情報表示部5は略矩形の形状としたが、特に限定されるものではなく、どのような形状を有していても構わない。本実施形態においては、情報表示体10は、好適には厚紙等の用紙を用いて製造されるが、プラスチック等の樹脂製板を用いてもよい。
また、実施形態で説明した折り目線は、用紙体を折り曲げ自在とするための処理が施されたものであり、例えば、用紙体に対して、筋付け(筋押し、又は筋入れ)等の各処理を施すことにより形成される(いわゆる罫線も含む)。
2 空間
5 情報表示部
6 表面
6a 切込部
7 裏面
10 情報表示体
16、17 支持部材
20 移動体
21 係合体
23 貫通孔

Claims (3)

  1. 情報を表示可能な領域を有し、内部に空間を有するように重ね合わせて配置される一対の基体と、
    各基体の下端部に屈曲自在に取り付けられ、基体を自立可能に保持する一対の保持体と、
    前記基体間に配置されるとともに前記保持体に連結され、前記保持体の屈曲にともなって、前記移動体が前記空間部を移動する移動体と、を備える情報表示体であって、
    前記保持体の屈曲にともなって移動する移動体の移動方向と逆方向への移動を規制する規制手段を備えていることを特徴とする情報表示体。
  2. 前記規制手段は、
    前記移動体に形成される孔部と当該孔部と係合する係合体により構成され、
    当該係合体は、前記基体と前記保持体の連結部分から前記基体側に突出して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示体。
  3. 前記基体には、情報を表示する掲示物を保持する保持手段が形成されていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の情報表示体。
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