JP2015200139A - アルコーブ構造を備えた建物 - Google Patents

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【課題】コストの増加を抑制しつつ間取りの自由度を確保することができるアルコーブ構造を備えた建物を得る。【解決手段】アルコーブ小梁146が天井小梁54と建物上下方向に対向して配置されており、当該アルコーブ小梁146の一端部が床大梁82の一端部88Aと連結されている。また、アルコーブ側壁パネル98を構成する壁フレーム104の上端部が直接又は部材を介して天井小梁54に固定されると共に、当該壁フレーム104の下端部が直接又は部材を介してアルコーブ小梁146に固定されている。このため、アルコーブ側壁パネル98を、躯体フレーム80に柱を追加することなく当該躯体フレーム80に対して固定することができる。さらに、アルコーブ側壁パネル98を構成する壁フレーム104は、建物上下方向に延在する縦桟106、108を含んで構成されているため、当該アルコーブ側壁パネル98に剛性が付与される。【選択図】図1

Description

本発明は、アルコーブ構造を備えた建物に関する。
下記特許文献1には、ユニット式建物に関する発明が開示されている。このユニット式建物では、建物の玄関部分を構成する建物ユニットの躯体フレームに複数の間柱が設けられている。このため、これらの間柱に外壁パネルを取り付けることができ、その結果、玄関扉に対して屋内側に奥まった所謂アルコーブ構造のインナーガレージを設けることができる。
特開2004−316315号公報(図15)
しかしながら、上記特許文献1に開示されたユニット式建物では、インナーガレージ(アルコーブ構造)を設けるのに、躯体フレームに間柱を設ける必要があるためコスト高となる。さらに、リフォーム時等に間柱が障害となって間取りの自由度を確保することが困難となる。
本発明は上記事実を考慮し、コストの増加を抑制しつつ間取りの自由度を確保することができるアルコーブ構造を備えた建物を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係るアルコーブ構造を備えた建物は、互いに平行に配置された一対の天井大梁及び当該天井大梁間に架け渡された天井小梁を含んで構成された天井フレームと、当該天井大梁と建物上下方向に対向して配置された床大梁と、を含んで構成された躯体フレームと、建物上下方向に立設され、上端部が前記天井大梁に固定されると共に下端部が前記床大梁に固定された壁パネルと、前記天井小梁と前記躯体フレーム上下方向に対向して配置され、一端部が前記床大梁に連結されたアルコーブ小梁と、建物上下方向に延在する骨格部材を含んで構成されると共に上端部が直接又は部材を介して前記天井小梁に固定されかつ下端部が直接又は部材を介して前記アルコーブ小梁に固定された壁フレームを備え、前記壁パネルと直交して配置されて当該壁パネルと共に前記躯体フレームの内側の空間を居室部とアルコーブ部とに仕切るアルコーブ側壁パネルと、を有している。
請求項2に記載の発明に係るアルコーブ構造を備えた建物は、請求項1に記載の発明において、前記アルコーブ側壁パネルは、複数枚隣接して配置され、当該アルコーブ側壁パネルの上端部は、当該上端部に沿って延在しかつ当該上端部同士に架け渡された上側支持部材が直接又は部材を介して前記天井小梁に取り付けられることにより固定されると共に、当該アルコーブ側壁パネルの下端部は、当該下端部に沿って延在しかつ当該下端部同士に架け渡された下側支持部材が前記アルコーブ小梁に取り付けられることにより固定されている。
請求項3に記載の発明に係るアルコーブ構造を備えた建物は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記居室部は、玄関の一部又は全部を構成している。
請求項4に記載の発明に係るアルコーブ構造を備えた建物は、請求項3に記載の発明において、前記躯体フレームの屋外側に当該躯体フレームと隣接して屋外側躯体フレームが配置され、当該屋外側躯体フレームの内側でかつ前記玄関の屋外側の空間が玄関ポーチの一部とされると共に、前記アルコーブ部と当該屋外側躯体フレームの内側でかつ当該アルコーブ部の屋外側の空間とでインナーガレージが構成されている。
請求項1に記載の本発明によれば、互いに平行に配置された一対の天井大梁及び当該天井大梁間に架け渡された天井小梁を含んで構成された天井フレームと、当該天井大梁と建物上下方向に対向して配置された床大梁と、を含んで躯体フレームが構成されている。また、建物上下方向に立設された壁パネルが、当該壁パネルの上端部を天井大梁に固定されると共に当該壁パネルの下端部を床大梁に固定されることにより躯体フレームに対して固定されている。このため、躯体フレームにおける壁パネルが固定された側は、一部が壁パネルによって覆われ、一部が開口された状態となる。
そして、アルコーブ側壁パネルが壁パネルと直交して配置されて当該壁パネルと共に躯体フレームの内側の空間を仕切っている。このため、躯体フレームの内側におけるアルコーブ側壁パネルと壁パネルとによって囲われた空間を居室部とし、当該居室部以外の空間をアルコーブ部とすることができる。
ところで、アルコーブ側壁パネルを固定するのに躯体フレームに柱を追加し、当該柱をアルコーブ側壁パネルの固定に用いる場合、重量物である柱の追加はコスト高の原因となる。また、躯体フレームに柱を追加するとリフォーム時等に柱が障害となって間取りの自由度を確保することが困難となることが考えられる。一方で、アルコーブ側壁パネルを固定するにあたって、アルコーブ側壁パネルに当該アルコーブ側壁パネルにかかる荷重を支持し得る支持剛性を確保する必要がある。
ここで、本発明では、アルコーブ小梁が天井小梁と躯体フレーム上下方向に対向して配置されており、当該アルコーブ小梁の一端部が床大梁の一端部と連結されている。そして、アルコーブ側壁パネルを構成する壁フレームの上端部が直接又は部材を介して天井小梁に固定されると共に、当該壁フレームの下端部が直接又は部材を介してアルコーブ小梁に固定されている。このため、アルコーブ側壁パネルを、躯体フレームに柱を追加することなく当該躯体フレームに対して固定することができる。さらに、アルコーブ側壁パネルを構成する壁フレームは、建物上下方向に延在する骨格部材を含んで構成されているため、当該アルコーブ側壁パネルにかかる荷重を支持することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、アルコーブ側壁パネルが複数枚隣接して配置されており、これらのアルコーブ側壁パネルの上端部同士には、当該上端部に沿って延在する上側支持部材が架け渡されている。そして、これらのアルコーブ側壁パネルの上端部は、上側支持部材が、直接又は部材を介して天井小梁に取り付けられることにより固定されている。一方、これらのアルコーブ側壁パネルの下端部同士には、当該下端部に沿って延在する下側支持部材が架け渡されており、これらのアルコーブ側壁パネルの下端部は、下側支持部材がアルコーブ小梁に取り付けられることにより固定されている。このため、複数枚のアルコーブ側壁パネルを、上側支持部材及び下側支持部材によって予めサブアッセンブリ化した状態で組み付けることができる。
請求項3に記載の本発明によれば、居室部は、玄関の一部又は全部を構成している。このため、玄関とアルコーブ部とを隣接させることができる。
請求項4に記載の本発明によれば、躯体フレームの屋外側に当該躯体フレームと隣接して屋外側躯体フレームが配置され、当該屋外側躯体フレームの内側でかつ玄関の屋外側の空間が玄関ポーチの一部とされている。また、アルコーブ部と屋外側躯体フレームの内側でかつ当該アルコーブ部の屋外側の空間とでインナーガレージが構成されている。このため、玄関ポーチとインナーガレージとを壁で仕切ることなく一体的に構成することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係るアルコーブ構造を備えた建物では、コストの増加を抑制しつつ間取りの自由度を確保することができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の本発明に係るアルコーブ構造を備えた建物では、アルコーブ側壁パネルの組付作業の効率化を図ることができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の本発明に係るアルコーブ構造を備えた建物では、玄関に隣接したアルコーブ部を屋外側の収納スペースとして用いることができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の本発明に係るアルコーブ構造を備えた建物では、開放感のある玄関を構成することができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係るアルコーブ側壁パネルの構造を示す分解斜視図である。 本実施形態に係るアルコーブ側壁パネルとアルコーブ小梁との関係を示す平断面図(図10の2−2線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係るアルコーブ側壁パネルの構造を示す拡大断面図(図10の3−3線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係るアルコーブ側壁パネルの天井部側の納まりの一例を示す拡大断面図である。 本実施形態に係るアルコーブ小梁と屋外側の床大梁との納まり示す拡大斜視図(図9の5方向矢視図)である。 本実施形態に係るアルコーブ小梁における屋内側の端部の納まり示す拡大斜視図(図9の6方向矢視図)である。 (A)は、本実施形態に係る建物ユニットの輸送時における躯体フレームの斜視図であり、(B)は、本実施形に係る建物ユニットの輸送時における荷姿の斜視図である。 本実施形態に係る建物の基礎の構造を示す斜視図である。 本実施形態に係る建物の躯体フレームの構造を示す斜視図である。 本実施形態に係る建物の玄関周辺の構造を示す斜視図である。
以下、図1〜図10を用いて、本発明に係るアルコーブ構造を備えた建物の一例について説明する。
まず、本実施形態に係る建物10の全体構造について説明する。図9及び図10に示されるように、建物10は、基礎16上に建物ユニット12、14、78を含む複数個の下階側の建物ユニットを据え付けた後に、当該下階側の建物ユニット上に図示しない複数個の上階側の建物ユニットを据え付けることにより構成されている。そして、後述するように、建物ユニット78の一部を含んで玄関36が構成されると共に、当該玄関36の屋外側に設けられた階段部38と建物ユニット12とを含んで玄関ポーチ40が構成されている。また、建物ユニット12、78を含んで玄関36に隣接するインナーガレージ42が構成されている(詳しくは後述する)。
図8に示されるように、基礎16は、一例として、平面視で格子状に形成された内側基礎18と、当該内側基礎18を囲むように矩形枠状に形成された外周基礎22と、玄関36の屋外側に配置された階段部38とを含んで一体に構成されている。より具体的には、外周基礎22は、図示しないフーチング部と、当該フーチング部から垂直に立ち上げられた立上り部24とを含んで構成されており、当該立上り部24には、インナーガレージ42の出入り口となる開口部26が形成されている。
一方、内側基礎18も外周基礎22と同様に、図示しないフーチング部と、当該フーチング部から垂直に立ち上げられた立上り部20とを含んで構成されている。立上り部20は、インナーガレージ42の玄関36側に配置された壁部28と、当該インナーガレージ42の屋内側に配置された壁部30と、インナーガレージ42における玄関36と反対側に配置された壁部32とを含んで構成されている。換言すれば、立上り部20の一部によってインナーガレージ42の外周部が形成されている。なお、外周基礎22の立上り部24と、階段部38と、内側基礎18の立上り部20とによって区画された凹部34に三和土が打設されることにより、玄関土間部44が構成されている。
次に、図9に戻り、建物ユニット12、14のそれぞれの構成、特に建物ユニット12、14の骨格を構成する躯体フレーム46、68の構成を中心に説明する。建物ユニット12を構成する屋外側躯体フレームとしての躯体フレーム46は、天井フレーム48と、当該天井フレーム48の隅部に設けられた柱58と、床大梁60とを含んで構成されている。天井フレーム48は、図7にも示されるように、各々溝形鋼によって構成された長短二種類の天井大梁50、52が矩形枠状に配置されると共に、長い方の天井大梁50の間に複数の天井小梁54が所定の間隔で架け渡されることにより構成されている。なお、これらの天井大梁50、52は、その端部が天井フレーム48の隅部に配置された仕口部材56に接合されることによって連結されている。なお、図9では、躯体フレーム46、68の構成が理解しやすいように天井小梁54を図示していない。
また、柱58は、天井フレーム48の四隅に配置されたそれぞれの仕口部材56に対して配設されており、その建物上方側の端部が当該仕口部材56に接合されると共に、建物上下方向に延在している。一方、これらの柱58の建物下方側の端部には、仕口部材56が配設されており、当該柱58に接合されている。そして、柱58の建物下方側に配置された仕口部材56が、建物妻方向に延在する床大梁60によって連結されることにより躯体フレーム46が構成されている。つまり、躯体フレーム46は、建物桁方向(躯体フレーム46の長手方向)に延在する床大梁が配置されない構成とされている。
図10も参照して説明を続けると、この躯体フレーム46における階段部38側の天井大梁52及び床大梁60には、階段部38側に面する袖壁パネル64と、建物外側に面する図示しない外壁パネルとが配置されており、袖壁62が構成されている。また、天井フレーム48には、天井材66が配置されており、一方、階段部38と反対側の天井大梁52及び床大梁60には、インナーガレージ42側に面する図示しない外壁パネルが配置されている。このように構成された建物ユニット12によって、玄関ポーチ40の庇部分が構成されている。これにより、躯体フレーム46の内側でかつ玄関36の屋外側の空間を玄関ポーチ40の一部として利用することが可能とされると共に、残りの空間をインナーガレージ42の一部として利用することが可能とされている。
一方、建物ユニット14の躯体フレーム68は、基本的に躯体フレーム46と同様の構成とされているものの、建物桁方向(躯体フレーム68の長手方向)に延在する床大梁70、72を備えている点で異なっている。より詳しくは、床大梁70は、溝形鋼によって構成されると共に、隣接する建物ユニット78と反対側の柱58における建物下方側に配置された仕口部材56同士を連結している。
また、床大梁72は、溝形鋼で構成されると共に、一例として、床大梁70の長さの半分程度の長さに設定されている。この床大梁72は、その一端部72Aが建物ユニット78側でかつ階段部38と反対側の柱58における建物下方側に配置された仕口部材56に接合されることにより固定されている。換言すれば、床大梁72は、仕口部材56に片持ち状態で支持されている。なお、床大梁72の他端部72Bの納まりについては、後述することとする。
この床大梁72と当該床大梁72と建物上下方向(躯体フレーム68の上下方向)に対向して配置された天井大梁50とには、窓76が設けられた外壁パネル74が配置されており、インナーガレージ42の屋内側の壁面を構成している。また、外壁パネル74の幅は、床大梁72の長さと同程度の長さに設定されているため、建物ユニット14における階段部38の屋内側が開放された状態となっている。これにより、建物ユニット14側に玄関土間部44を延設し、ひいては建物ユニット14の内側の空間の一部を玄関36の一部として利用することが可能とされている。
ここで、本実施形態では、一例として、アルコーブ側外壁96とアルコーブ小梁146とを含んでアルコーブ構造が構成されており、建物ユニット78に当該アルコーブ構造が適用されている。以下、本発明の要部であるアルコーブ構造の構成の一例について詳細に説明する。
まず、図7を用いて建物ユニット78の構成について説明する。建物ユニット78の骨格を構成する躯体フレーム80は、建物ユニット12の躯体フレーム46と同様の構成とされているものの、建物桁方向(躯体フレーム80の長手方向)に延在する床大梁82を備えている点で異なっている。床大梁82は、溝形鋼で構成されると共に、一例として、天井大梁50の長さの半分程度の長さに設定されている。この床大梁82は、図9にも示されるように、その一端部82Aが屋外側に隣接する建物ユニット12側でかつ階段部38側の柱58における建物下方側に配置された仕口部材56に接合されることにより固定されている。
また、床大梁82には、玄関土間部44と階段部38とが連続した構成となるように、当該床大梁82の長手方向の途中部位に梁カット部84が形成されている。より詳しくは、床大梁82は、梁カット部84が形成されたことにより、一端部82A側の片持梁部86と、分割梁部88とに分割されている。そして、壁パネルとしての玄関側壁パネル90が、その上端部を躯体フレーム80の天井大梁50に固定されると共に、その下端部を片持梁部86及び分割梁部88に固定されることにより、建物上下方向に立設されて躯体フレーム80に対して固定されている。換言すれば、分割梁部88は、玄関側壁パネル90を介して躯体フレーム80に対して位置決めされている。なお、玄関側壁パネル90には、正面視で建物下方側に開口された開口部92が形成されており、当該開口部92には、玄関扉94が設けられている(図10参照)。そして、玄関側壁パネル90と直交してアルコーブ側外壁96が配置されている。
図1〜図3に示されるように、アルコーブ側外壁96は、アルコーブ側壁パネル98、アルコーブ側壁パネル136、上側支持部材としてのウォールサポートアッパ116及び下側支持部材としてのウォールサポートロア128を含んで構成されている。
アルコーブ側壁パネル98は、矩形板状の外壁材102と、正面視で矩形枠状に形成された壁フレーム104とを含んで構成されており、当該壁フレーム104によってアルコーブ側壁パネル98の骨格が構成されている。この壁フレーム104は、建物上下方向に延在する骨格部材としての縦桟106、108と、当該縦桟106、108の上端部同士を連結する横桟110と、当該縦桟106、108の下端部同士を連結する横桟112とを含んで構成されている。縦桟106と縦桟108とは、壁フレーム104の幅方向の中心線に対して対称な形状とされているので、縦桟106の構成のみについて説明する。縦桟106は、溝形鋼で構成されると共に、その下端部側でかつ外壁材102と反対側に側面視で矩形状の切欠部106Aが形成されている。なお、縦桟106における切欠部106Aが形成された部分は、平断面視でL字状となっている。
一方、縦桟106、108の上端部同士を連結する横桟110は、壁フレーム104の幅方向から見た断面形状が建物上方側が開放されたコ字状とされると共に壁フレーム104の幅方向に延在している。換言すれば、横桟110は、壁フレーム104の上端部を構成している。より詳しくは、横桟110は、そのフランジ部110Aに縦桟106、108の上端部が接合されると共に、その外壁材102側に設けられかつ建物上方側に延出された縦壁部110Bにネイル114(取付部材)によって外壁材102の上端部が固定されている。
また、縦桟106、108の下端部同士を連結する横桟112は、壁フレーム104の幅方向から見た断面形状がL字状とされると共に壁フレーム104の幅方向に延在している。換言すれば、横桟112は、壁フレーム104の下端部を構成している。より詳しくは、横桟112は、そのフランジ部112Aに縦桟106、108の下端部が接合されると共に、その外壁材102側に設けられかつ建物下方側に延出された縦壁部112Bにネイル114によって外壁材102の下端部が固定されている。なお、壁フレーム104の幅は、外壁材102の幅と同程度の長さに設定されている。
一方、アルコーブ側壁パネル136は、アルコーブ側外壁96における建物ユニット14と隣接する部分を構成しており、アルコーブ側壁パネル98と同様の構成とされているものの、外壁材138の構成のみがアルコーブ側壁パネル98と異なっている。具体的には、外壁材138は、建物ユニット14の外壁パネル74側に延出されており、当該外壁パネル74の外壁材140と定型シール材142を介して接合されている。
そして、これらのアルコーブ側壁パネル98、136は、サブアッセンブリ化された状態で躯体フレーム80に対して固定されている。具体的には、アルコーブ側外壁96における建物ユニット12側を構成しかつ隣接して配置された2枚のアルコーブ側壁パネル98を含んでパネルアッセンブリ100が構成されている。また、アルコーブ側壁パネル136と、当該アルコーブ側壁パネル136と隣接して配置されたアルコーブ側壁パネル98とを含んでパネルアッセンブリ144が構成されている。
これらのパネルアッセンブリ100、144は、基本的に同様の構成とされているため、パネルアッセンブリ100を例にとってパネルアッセンブリ100、144の構成について説明する。パネルアッセンブリ100は、上記2枚のアルコーブ側壁パネル98が、ウォールサポートアッパ116及びウォールサポートロア128によって連結されることによって構成されている。詳しくは、パネルアッセンブリ100を構成するアルコーブ側壁パネル98の上端部同士にウォールサポートアッパ116が架け渡されることにより、当該アルコーブ側壁パネル98の上端部同士が連結されている。一方、パネルアッセンブリ100を構成するアルコーブ側壁パネル98の下端部同士には、ウォールサポートロア128が架け渡されており、アルコーブ側壁パネル98の下端部同士が連結されている。なお、アッセンブリ100、144は、躯体フレーム80の短手方向に隣接して配置されており、換言すれば、アルコーブ側壁パネル98、136は、躯体フレーム80の短手方向に隣接して(連なって)配置されている。
ウォールサポートアッパ116は、壁フレーム104の幅方向から見た断面形状がL字状とされると共に壁フレーム104の幅方向に延在しており、その長さが壁フレーム104の幅方向の長さの2倍程度とされている。このウォールサポートアッパ116は、壁フレーム104の横桟110に固定される縦壁部116Aと、建物ユニット78の天井材79に固定されるフランジ部116Bとを含んで構成されている。
ウォールサポートアッパ116の縦壁部116Aには、壁フレーム104の幅方向に沿って所定の間隔でウエルドナット118が設けられている。一方、横桟110の縦壁部110Bにおける建物上方側の部分には、ウエルドナット118に対応する貫通孔120が形成されている。そして、貫通孔120の屋外側からボルト122が当該貫通孔120に挿通されると共にウエルドナット118に螺合されることによりウォールサポートアッパ116が壁フレーム104に固定されている。なお、ウエルドナット118は、一例として、1本のウォールサポートアッパ116につき4つ設けられている。つまり、貫通孔120は、1本の横桟110につき2箇所に形成されている。
一方、ウォールサポートアッパ116のフランジ部116Bは、天井材79におけるバッキング124が配置された箇所に面接触状態で当接されると共に、建物下方側からネイル114が打ち込まれることによって当該天井材79に固定されている。なお、天井材79は、野縁126を介して、躯体フレーム80の天井小梁54にネイル114によって固定されているため、ウォールサポートアッパ116は、天井材79を介して天井小梁54に取り付けられた状態となっている。
また、図4に示されるように、ウォールサポートアッパ116が天井小梁54の下方側に配置される場合には、フランジ部116Bの建物下方側から天井小梁54に向かってネイル114を打ち込んでウォールサポートアッパ116を固定してもよい。これにより、天井小梁54、野縁126、天井材79及びウォールサポートアッパ116が一体的に固定されると共に、当該ウォールサポートアッパ116が天井小梁54に直接取り付けられた状態となる。なお、バッキング124と野縁126とは、同じ厚さに設定されている。
図1に戻り、ウォールサポートロア128の構成について説明すると、ウォールサポートロア128は、ウォールサポートアッパ116と同様に、壁フレーム104の幅方向から見た断面形状がL字状とされると共に壁フレーム104の幅方向に延在している。なお、図2にも示されるように、このウォールサポートロア128は、その長さが壁フレーム104の幅方向の長さの2倍程度とされている。換言すれば、ウォールサポートアッパ116とウォールサポートロア128とは、同じ長さに設定されている。このウォールサポートロア128は、壁フレーム104の横桟112に固定されるフランジ部128Aと、玄関36側に設けられると共にアルコーブ側壁パネル98の厚さ方向に対向する縦壁部128Bとを含んで構成されている。
ウォールサポートロア128のフランジ部128Aには、壁フレーム104の幅方向に沿って所定の間隔で貫通孔130が形成されている。一方、図3に示されるように、横桟112におけるフランジ部112Aには、貫通孔130に対応するウエルドナット132が設けられている。そして、貫通孔130の建物下方側からボルト134が当該貫通孔130に挿通されると共にウエルドナット132に螺合されることによりウォールサポートロア128が壁フレーム104に固定されている。なお、ウエルドナット132は、一例として、1本の横桟112につき2つ設けられている。つまり、貫通孔130は、1本のウォールサポートロア128につき4箇所に形成されている。一方、ウォールサポートロア128の縦壁部128Bは、アルコーブ小梁146に固定されている。
アルコーブ小梁146は、図1及び図2にも示されるように、溝形鋼で構成された梁部148と、壁フレーム104の幅方向から見た断面形状がコ字状とされた4つのブラケット150とを含んで構成されている。梁部148は、壁フレーム104の幅方向に延在すると共に、そのウェブ部148Aが玄関36側とされかつ天井小梁54と建物上下方向に対向して配置されている。この梁部148の長さは、壁フレーム104の幅方向の長さの4倍よりも長く、躯体フレーム80の短手方向の長さよりも短い長さに設定されている。
また、ブラケット150は、梁部148の長手方向の中心に対して対称となるように間隔をあけて配置されている。より詳しくは、梁部148の中心側に配置されたブラケット150同士の間隔Lと、梁部148の端部に配置されたブラケット150と当該ブラケット150と隣り合うブラケット150との間隔Lとが、L:L=3:2となるように設定されている。このブラケット150は、建物上下方向の長さが梁部148のフランジ部148B間に納まるように構成されており、その縦壁部150Aがインナーガレージ42側とされて、そのフランジ部150Bの先端部が、梁部148のフランジ部148Bに接合されている。このため、梁部148とブラケット150とによって矩形枠状の閉断面が形成され、その結果、アルコーブ小梁146の剛性が確保される。
さらに、ブラケット150の縦壁部150Aの玄関36側には、ウエルドナット152が設けられており、一方、ウォールサポートロア128の縦壁部128Bには、当該ウエルドナット152に対応する貫通孔154が形成されている。そして、貫通孔154の屋外側からボルト156が当該貫通孔154に挿通されると共にウエルドナット152に螺合されることによりウォールサポートロア128がアルコーブ小梁146に固定されている。なお、上記構成のアルコーブ小梁146では、ブラケット150がアルコーブ側外壁96を取り付けるための取付部として機能するため、梁部148のウェブ部148Aにおける玄関36側に面する面を取付面として用いて、化粧材等を取り付けることが可能である。また、アルコーブ側外壁96をアルコーブ側壁パネル98又はアルコーブ側壁パネル136の何れか1枚で構成可能である場合には、壁フレーム104、ウォールサポートアッパ116及びウォールサポートロア128を一体化してもよい。
図5に示されるように、上述したアルコーブ小梁146の一端部146Aは、小梁ブラケット158及び補強部材160を介して、分割梁部88のインナーガレージ42側の一端部88Aに連結されている。また、補強部材160は、アルコーブ小梁146の長手方向から見て、梁部148のウェブ部148A側が開放されたコ字状に形成されている。これにより、補強部材160は、アルコーブ小梁146及び小梁ブラケット158に取り付けられた状態において、アルコーブ小梁146及び小梁ブラケット158と閉断面を形成している。そして、分割梁部88の一端部88Aにおける建物下方側には、矩形(正方形)板状のスペーサ162が配置されている。これにより、アルコーブ側外壁96にかかる荷重が、アルコーブ小梁146及び分割梁部88を介して基礎16に支持される。なお、図6に示されるように、アルコーブ小梁146の他端部146Bにおける建物下方側及び躯体フレーム68を構成する床大梁72の他端部72Bにおける建物下方側にもスペーサ162が配置されている。つまり、アルコーブ小梁146及び床大梁72は、建物ユニット14、78が基礎16に据え付けられた状態において、その両端部が支持されている。
図2に戻り、躯体フレーム80に玄関側壁パネル90及びアルコーブ側外壁96が取り付けられた状態において、分割梁部88とアルコーブ小梁146との連結部におけるインナーガレージ42側が開放された状態となっている。このため、分割梁部88とアルコーブ小梁146との連結部を覆い隠すべく、隅部外壁材164が配置されている。この隅部外壁材164は、平断面視でL字状に形成されており、その一端部が定型シール材142を介して外壁材102に接合されると共に、その他端部が定型シール材142を介して玄関側壁パネル90の外壁材166に接合されている。
そして、本実施形態では、玄関側壁パネル90及びアルコーブ側外壁96によって、建物ユニット78が居室部としての玄関部36Aと、アルコーブ部としてのガレージ部42Aとに仕切られている。つまり、インナーガレージ42は、玄関側壁パネル90に対して屋内側に奥まったガレージ部42Aを有する所謂アルコーブ構造として構成されている。なお、前述したように玄関部36Aは、建物ユニット14と連通されており、玄関部36Aと建物ユニット14の一部とを含んで玄関36が構成されている。
<本実施形態の作用及び効果>
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図7に示されるように、天井フレーム48と、当該天井大梁50と建物上下方向に対向して配置された床大梁82と、を含んで躯体フレーム80が構成されている。より具体的には、天井フレーム48は、互いに平行に配置された一対の天井大梁50及び当該天井大梁50間に架け渡された天井小梁54を含んで構成されている。また、建物上下方向に立設された玄関側壁パネル90が、当該玄関側壁パネル90の上端部を天井大梁50に固定されると共に当該玄関側壁パネル90の下端部を床大梁82に固定されることにより躯体フレーム80に対して固定されている。このため、躯体フレーム80における玄関側壁パネル90が固定された側は、一部が玄関側壁パネル90によって覆われ、一部が開口された状態となる。
そして、アルコーブ側壁パネル98が連なって配置されて構成されたアルコーブ側外壁96が玄関側壁パネル90と直交して配置されて当該玄関側壁パネル90と共に躯体フレーム80の内側の空間を仕切っている。このため、躯体フレーム80の内側におけるアルコーブ側外壁96と玄関側壁パネル90とによって囲われた空間を玄関部36Aとし、当該玄関部36A以外の空間をガレージ部42Aとすることができる。
ところで、アルコーブ側壁パネル98を固定するのに躯体フレーム80に柱を追加し、当該柱をアルコーブ側壁パネル98の固定に用いる場合、重量物である柱の追加はコスト高の原因となる。また、躯体フレーム80に柱を追加するとリフォーム時等に柱が障害となって間取りの自由度を確保することが困難となることが考えられる。一方で、アルコーブ側壁パネル98を固定するにあたって、アルコーブ側壁パネル98に当該アルコーブ側壁パネル98にかかる荷重を支持し得る支持剛性を確保する必要がある。
ここで、本実施形態では、アルコーブ小梁146が天井小梁54と建物上下方向に対向して配置されており、当該アルコーブ小梁146の一端部が床大梁82の一端部88Aと連結されている。そして、アルコーブ側壁パネル98を構成する壁フレーム104の上端部が直接又は部材を介して天井小梁54に固定されると共に、当該壁フレーム104の下端部が直接又は部材を介してアルコーブ小梁146に固定されている。このため、アルコーブ側壁パネル98を、躯体フレーム80に柱を追加することなく当該躯体フレーム80に対して固定することができる。さらに、アルコーブ側壁パネル98を構成する壁フレーム104は、建物上下方向に延在する縦桟106、108を含んで構成されているため、当該アルコーブ側壁パネル98に剛性が付与される。このため、アルコーブ側壁パネル98は、当該アルコーブ側壁パネル98にかかる荷重を支持することができる。このように、本実施形態では、コストの増加を抑制しつつ間取りの自由度を確保することができる。
また、本実施形態では、アルコーブ側壁パネル98が複数枚隣接して配置されており、これらのアルコーブ側壁パネル98の上端部同士には、当該上端部に沿って延在するウォールサポートアッパ116が架け渡されている。そして、これらのアルコーブ側壁パネル98の上端部は、ウォールサポートアッパ116が、直接又は天井材79を介して天井小梁54に取り付けられることにより固定されている。一方、これらのアルコーブ側壁パネル98の下端部同士には、当該下端部に沿って延在するウォールサポートロア128が架け渡されている。そして、これらのアルコーブ側壁パネル98の下端部は、ウォールサポートロア128が、アルコーブ小梁146に取り付けられることにより固定されている。このため、複数枚のアルコーブ側壁パネル98を、ウォールサポートアッパ116及びウォールサポートロア128によって予めサブアッセンブリ化した状態で組み付けることができる。その結果、アルコーブ側壁パネル98の組付作業の効率化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、玄関部36Aが玄関36の一部を構成している。このため、玄関36とガレージ部42Aとを隣接させることができ、その結果、玄関36に隣接したガレージ部42Aを屋外側の収納スペースとして用いることができる。
加えて、本実施形態では、躯体フレーム80の屋外側に当該躯体フレーム80と隣接して躯体フレーム46が配置され、当該躯体フレーム46の内側でかつ玄関36の屋外側の空間が玄関ポーチ40の一部とされている。また、ガレージ部42Aと躯体フレーム46の内側でかつ当該ガレージ部42Aの屋外側の空間とでインナーガレージ42が構成されている。このため、玄関ポーチ40とインナーガレージ42とを壁で仕切ることなく一体的に構成することができ、その結果、開放感のある玄関36を構成することができる。
さらに加えて、本実施形態では、アルコーブ側壁パネル98の剛性が縦桟106、108によって確保されている。このため、建物ユニット78の輸送時において、アルコーブ側壁パネル98を支持するための仮柱の設置が不要となる。具体的には、建物ユニット78の輸送時において、図7(A)に示されるように、建物ユニット78に建築地で取外し可能な仮床梁170、172、174を配置する。そして、図7(B)に示されるように、天井材79、玄関側壁パネル90及びアルコーブ側外壁96が配置された状態が、建物ユニット78の荷姿となる。従って、本実施形態では、建物ユニット78の輸送時の安定性の確保と建築地での作業効率の向上との両立を図ることができる。なお、建物ユニット78の隅部外壁材164は、建築地での作業において取り付けられるので、建物ユニット78の輸送時において、仮床梁172を支障なく配置することができる。
<上記実施形態の補足説明>
(1) 上述した実施形態では、床大梁82が、片持梁部86と、分割梁部88とに分割されている構成としたが、玄関36の構成に応じて適宜構成を変更してもよく、必ずしも分割させる必要はない。また、建物ユニット78の躯体フレーム80を、仕口部材56同士に架け渡されかつ互いに平行に配置された一対の床大梁82を有する構成としてもよい。
(2) また、上述した実施形態では、建物ユニット78にアルコーブ構造を適用してガレージ部42Aを構成したが、建物10の内部を構成する建物ユニットにアルコーブ構造を適用して、床の間等を構成してもよい。
(3) さらに、上述した実施形態では、建物ユニット78の玄関部36Aと建物ユニット14の一部とを含んで玄関36が構成されていたが、玄関部36Aのみによって玄関36を構成してもよい。
(4) 加えて、上述した実施形態では、アルコーブ小梁146がブラケット150を含んで構成されているが、当該アルコーブ小梁146をブラケット150を含まない構成としてもよい。具体的には、アルコーブ側外壁96の構成によっては、梁部148のウェブ部148Aを用いてアルコーブ側外壁96を固定する構成としてもよい。
(5) さらに加えて、上述した実施形態では、アルコーブ小梁146が設けられた建物ユニットを1つ配置する構成としたが、アルコーブ小梁146が設けられた建物ユニットを2つ以上配置する構成としてもよい。具体的には、複数の建物ユニット78を隣接して配置し、それぞれに設けられたアルコーブ小梁146を連結する構成としてもよい。また、アルコーブ小梁146を複数の建物ユニットに跨る長さに設定してもよい。これにより、インナーガレージ42の大きさを複数の車種に対応させることができる。
10 建物
36 玄関
36A 玄関部(居室部)
40 玄関ポーチ
42 インナーガレージ
42A ガレージ部(アルコーブ部)
46 躯体フレーム(屋外側躯体フレーム)
48 天井フレーム
50 天井大梁
54 天井小梁
79 天井材(部材)
80 躯体フレーム
82 床大梁
90 玄関側壁パネル(壁パネル)
98 アルコーブ側壁パネル
104 壁フレーム
106 縦桟(骨格部材)
108 縦桟(骨格部材)
116 ウォールサポートアッパ(上側支持部材)
128 ウォールサポートロア(下側支持部材)
136 アルコーブ側壁パネル
146 アルコーブ小梁

Claims (4)

  1. 互いに平行に配置された一対の天井大梁及び当該天井大梁間に架け渡された天井小梁を含んで構成された天井フレームと、当該天井大梁と建物上下方向に対向して配置された床大梁と、を含んで構成された躯体フレームと、
    建物上下方向に立設され、上端部が前記天井大梁に固定されると共に下端部が前記床大梁に固定された壁パネルと、
    前記天井小梁と前記躯体フレーム上下方向に対向して配置され、一端部が前記床大梁に連結されたアルコーブ小梁と、
    建物上下方向に延在する骨格部材を含んで構成されると共に上端部が直接又は部材を介して前記天井小梁に固定されかつ下端部が直接又は部材を介して前記アルコーブ小梁に固定された壁フレームを備え、前記壁パネルと直交して配置されて当該壁パネルと共に前記躯体フレームの内側の空間を居室部とアルコーブ部とに仕切るアルコーブ側壁パネルと、
    を有するアルコーブ構造を備えた建物。
  2. 前記アルコーブ側壁パネルは、複数枚隣接して配置され、
    当該アルコーブ側壁パネルの上端部は、当該上端部に沿って延在しかつ当該上端部同士に架け渡された上側支持部材が直接又は部材を介して前記天井小梁に取り付けられることにより固定されると共に、
    当該アルコーブ側壁パネルの下端部は、当該下端部に沿って延在しかつ当該下端部同士に架け渡された下側支持部材が前記アルコーブ小梁に取り付けられることにより固定された、
    請求項1記載のアルコーブ構造を備えた建物。
  3. 前記居室部は、玄関の一部又は全部を構成している、
    請求項1又は請求項2記載のアルコーブ構造を備えた建物。
  4. 前記躯体フレームの屋外側に当該躯体フレームと隣接して屋外側躯体フレームが配置され、当該屋外側躯体フレームの内側でかつ前記玄関の屋外側の空間が玄関ポーチの一部とされると共に、前記アルコーブ部と当該屋外側躯体フレームの内側でかつ当該アルコーブ部の屋外側の空間とでインナーガレージが構成された、
    請求項3記載のアルコーブ構造を備えた建物。
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