JP2015200052A - エアジェット紡糸機およびその動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】添加剤を正確に提供でき、紡糸ユニットに対する添加剤を容易に調整できるエアジェット紡糸機およびその動作方法を提供する。【解決手段】少なくとも1つの紡糸ノズル1を含む少なくとも1つの紡糸ユニットを有するエアジェット紡糸機において、紡糸ユニット15に添加剤を供給するよう構成された添加剤供給部8をさらに備え、添加剤供給部は、圧力タンク11を有し、圧力タンクには、紡糸ユニット付近へ供給される添加剤が保持されるとともに気体圧力媒体が含まれ、前記添加剤供給部は、空気供給ライン24とは別に設けられた少なくとも1つの添加剤供給ライン14を有し、前記添加剤供給ラインを介して前記圧力タンクが添加剤放出部と接続され、前記添加剤供給ラインを介して前記添加剤は、前記空気供給ラインを介して前記渦室に導入された圧縮空気とは別に、前記紡糸ノズルへ供給される。【選択図】図3

Description

本発明は、エアジェット紡糸機に関する。エアジェット紡糸機は、少なくとも1つの紡糸ノズルを含む少なくとも1つの紡糸ユニットを有する。紡糸ユニットは、紡糸ノズルに供給される繊維複合体から糸を生成する。紡糸ノズルは、繊維複合体の導入路と、渦室と、渦室内に突出する糸形成部と、渦室内で生成された糸が出て行く導出路と、を有する。紡糸ノズルは、渦室内に通じる複数の空気ノズルを有する。これらの空気ノズルは、少なくとも1つの空気供給ラインと流体連通する。エアジェット紡糸機の動作中には、空気供給ラインから供給される圧縮空気が空気ノズルを通じて渦室内に流入し、渦気流が渦室内に生じる。
本発明は、さらに、エアジェット紡糸機の動作方法を提案する。エアジェット紡糸機は、少なくとも1つの紡糸ユニットを有する。紡糸ユニットは、少なくとも1つの紡糸ノズルを有する。紡糸ユニットの動作中には、繊維複合体が紡糸ノズルの導入路へ供給される。紡糸ノズルは、渦室内へと通じる複数の空気ノズルを含み、これらの空気ノズルは、少なくとも1つの空気供給ラインと流体連通する。エアジェット紡糸機の動作中には、空気供給ラインによって供給される圧縮空気が空気ノズルを通じて渦室に流入し、渦気流が渦室内に生じる。紡糸ノズルの渦室内の繊維複合体には渦気流が作用して撚りがかけられ、これにより繊維複合体から糸が形成され、導出路から紡糸ユニットの外へ排出される。
エアジェット紡糸機が紡糸ユニットを有し、繊維複合体を引き伸ばして糸を生成することは知られている。繊維複合体の外側の繊維は、渦室内の空気ノズルによって生成された渦気流により、糸形成部の導入路の開口の付近で、中心部分の繊維に巻き付きつく。これにより、糸の所望の強度を決定付ける巻き付き繊維となる。撚りをかけて生成された糸は、最終的に渦室からの排出路を通じて排出され、例えばスリーブに巻き取られる。
通常、本発明において、「糸」という用語は、繊維の少なくとも一部が中心コアの周りに巻き付いた状態の繊維複合体を意味する。すなわち、「糸」は一般的な意味に解され、たとえば織機により布に加工され得る糸を含む。しかしながら、本発明は、いわゆる「粗糸」を用いるエアジェット紡糸機にも関する。この種の糸は、後工程の織機に搬送されるとともにそこでさらに延伸可能となるために十分とされている、ある程度の強度を持つという特徴を有する。したがって、粗糸は、最終的に糸として生成される前に、織機の延伸システムにおいて織り加工のためにたとえばリング精紡機といった延伸装置により延伸されてよい。
ポリエステルなどの合成繊維を製造する場合、または天然繊維と合成繊維との混紡を製造する場合、糸形成部の表面に堆積物が生じる。合成繊維の生成には、製造工程の中に「連続繊維の調製」と呼ばれる工程が含まれる。通常、油にさまざまな添加剤を混ぜた調製剤が連続繊維に適用されることにより、例えば連続繊維を高速で延伸するような処理が可能になる。このような調製剤は、その後の処理の段階においても合成繊維に付着していることがあり、エアジェット紡糸機内にも混入する。繊維複合体としてエアジェット紡糸機内に供給された繊維は、通常、紡糸ノズルの一対の搬送ローラによって搬送される。一対の搬送ローラは、延伸システムの一対の出力ローラと対応してよい。延伸システムは、紡糸ノズルに入る前に繊維複合体をさらに細くするために用いられる。
一般的に、紡糸ノズルの入口付近には繊維ガイド部が配置され、この繊維ガイド部を通じて繊維複合体は紡糸ノズルへ導かれ、最終的に糸形成部の付近へ導かれる。多くの場合、内部に排出路を有するスピンドルが糸形成部として用いられる。糸形成部の先端には、紡糸ノズルのハウジング壁部を通じて圧縮空気が導入される。これにより、特定の回転を有する渦気流が生じる。その結果、繊維複合体において外側の個々の繊維は、繊維複合体から分離されるようにして繊維ガイド部から排出され、糸形成部の先端部分の上に反転される。さらに、分離されたこれらの繊維は、糸形成部の表面の上で回転する。続いて、繊維複合体の中心部分の繊維が前進すると、回転している繊維が該中心部分の繊維の周りに巻き付く。これにより、糸が形成される。しかしながら、このような糸形成部の表面上での個々の繊維の動きによって、製造過程における繊維の付着物が糸形成部の上に堆積する。同じ理由から、紡糸ノズルの内面や繊維ガイド部の内面にも堆積物が生じる。これらの付着物によって糸形成部の表面状態が劣化する。これにより、生成される糸の品質も劣化する。したがって、紡績糸の品質を一定に保つには、使用された表面を定期的にクリーニングする必要がある。
糸形成部の表面、紡糸ノズルの内部、および、繊維ガイド部は、糸形成部を定期的に分解することによって手動でクリーニングすることができるが、実質的な手間がかかると共に、そのために作業を中断しなければならない。
これに対し、特許文献1は、機械を止めることなく自動的にクリーニングする装置を開示している。クリーニングのために、紡糸ノズル内で渦気流を生成するための圧縮空気に添加剤を混合する。添加剤が圧縮空気によって糸形成部へと導かれ、その結果、糸形成部の表面をクリーニングする。
特許文献2は、糸形成部のクリーニングのさらなる形態を開示している。紡糸ノズル内で渦を生じるために用いられる圧縮空気に添加剤が加えられ、添加剤が圧縮空気により紡糸ノズルに導かれた後に糸形成部へと導かれる。この開示の形態では、添加剤の供給は、紡糸ユニットごとに別々に加えられている。
さらに、繊維複合体に添加剤を適用することにより、生成される糸の特性を改善すること、例えば密度、強度、伸長度、均一性を改善することが知られている。繊維複合体の個々の部分に適用される添加剤が指定された添加剤の目標量より多くなったり少なくなったりしないように、添加剤の用量は、非常に正確に調整しなければならない。
欧州特許公開公報第2450478号 日本特許公開公報第2008−095208号
したがって、本発明の課題は、1つ以上の紡糸ユニットに対して添加剤を非常に正確に提供でき、または1つ以上の紡糸ユニットに対する添加剤を容易に調整できるエアジェット紡糸機および該エアジェット紡糸機の動作方法を提供することである。
この課題は、特許請求の範囲の独立項に記載された特徴を有するエアジェット紡糸機および方法によって解決される。
本発明では、エアジェット紡糸機が添加剤供給部を有し、添加剤供給部から紡糸ユニットへ添加剤を供給する。
添加剤供給部は、圧力タンクを有する。圧力タンク内には、紡糸ユニット付近に送るための添加剤が保持されているとともに、気体圧力媒体が含まれている。
また、添加剤供給部は、特定の空気供給ラインとは別に設けられた少なくとも1つの添加剤供給ラインを有する。
この添加剤供給ラインを介し、圧力タンクが添加剤放出部に接続される。
紡糸ノズルの添加剤は、空気供給ラインを通じて、渦室に導入される圧縮空気ラインとは独立して、送られることができる。
このように、エアジェット紡糸機は、少なくとも2つの互いに独立した別々の供給システムを有する。
供給システムの一方は、空気ノズルに圧縮空気を供給し、他方は、紡糸ノズルに添加剤を供給する。
これによって、糸を生成するために空気ノズルを介して渦室に流れ込ませる圧縮空気の圧力に関わりなく、圧力タンク内の圧力を調整することが可能になる。圧力タンク内の圧力は、添加剤の体積流量または質量流量に直接的に影響を及ぼすものであり、一定の条件に維持しておく必要がある。
このために、圧力タンクには、一部が添加剤により満たされ、残りの部分が気体圧力媒体により好ましくは圧縮空気により満たされる。圧力媒体が添加剤に作用させる圧力によって、添加剤は、1つ以上の添加剤供給ラインを通じて搬送される。ここで、添加剤は添加剤供給部から出て、紡糸ノズルの内部、あるいは、紡糸ノズルに入ろうとしている繊維複合体に到達する。
流体または固体(あるいはその混合物)が添加剤として用いられてよく、水または水溶液(洗浄液など)が望ましい。
圧力タンクは、密閉された耐圧性の金属容器によって形成されてよく、好ましくは、エアジェット紡糸機のフレームまたは支持体に固定されてよい。
本発明の他の態様では、添加剤放出部が紡糸ノズル付近に配置されていることは有利である。
添加剤放出部は、例えば、中空のニードル、スプレーヘッド、または、導出路の出口によって形成されてよい。
特に、添加剤放出部を紡糸ノズルの導入路付近、特に繊維ガイド部の付近に配置して、渦室に入る前の繊維複合体に添加剤を適用することも考えられる。
あるいは、添加剤を紡糸ノズル内に供給すべく、添加剤を直接紡糸ノズルまたは渦室に流入させてもよい。
さらに、圧力タンクの絶対圧力が、1.1bar(110000Pa)と8.0bar(800000Pa)、好ましくは1.5bar(150000Pa)と7.0bar(700000Pa)であることは有利である。
紡糸ユニットの周囲の大気圧にさらされている1か所だけに添加剤を搬送するためには低い圧力でも十分であるが、加圧がすでに作用している所、例えば渦室の内部に添加剤を搬送するためには圧力は高い方がよい。
追加的に又は代わりに、圧力がエアジェット紡糸機の動作状態に応じて変更されてもよい。
例えば、添加剤が主に完成品としての糸の特性を向上させるために用いられる通常動作中に選択される圧力よりも、添加剤によって紡糸ノズルを洗浄するクリーニング動作中の圧力を高くすることも考えられる。このような場合、圧力を高めると、クリーニング動作中に搬送される添加剤の量が増えることになるだろう。
エアジェット紡糸機が複数の紡糸ユニットを有していることは有利である。
紡糸ユニットの少なくとも一部の好ましくはすべての添加剤放出部が添加剤供給ラインを介して共通の圧力タンクと流体連通している。例えば、エアジェット紡糸機の二面で並ぶ2列の紡糸ユニットを含み、それぞれの列が共通の1つの圧力タンクに接続されてよい。あるいは、圧力タンクが中央に配置されて簡単に補充できるように、すべての紡糸ユニットが単一の圧力タンクに接続されてもよい。
これに関連して、添加剤供給ラインに接続された紡糸ノズルまたは紡糸ノズルの個別の構成要素をメンテナンス時に移動させることができるようにすべく、添加剤供給ラインの少なくとも一部を可撓性に設計してもよい。
圧力タンクが1つの主供給ラインに接続され、該1つの主供給ラインから個々の紡糸ユニットの添加剤供給ラインが分岐することは有利である。
さらに、個々の添加剤供給ラインは、(好ましくは紡糸ユニットごとに)調整可能な弁を有し、対応する添加剤供給ラインを通過する添加剤の体積流量または質量流量を調整するとよい。
追加で又は代わりに、圧力タンク内の圧力を変化させて、紡糸ノズル付近に搬送される添加剤の量を調整してもよい。
同様に、添加剤供給ラインおよび/または前述の主供給ラインが手動で開閉可能な手動弁を有することは有利である。それによって、圧力タンクの圧力を低下させる必要なしに、すべてのあるいは選択された紡糸ノズルへの添加剤の供給をすばやく確実に停止することができる。
圧力タンクが圧縮空気生成器に接続されていることは、特に有利である。圧縮空気生成器は、好ましくは、周囲空気を吸い込み、圧力タンクに圧縮状態にして送り込むコンプレッサを有するとよい。代わりにまたは追加で、圧力タンクは、エアジェット紡糸機の圧縮空気供給部に接続されていることも考えられる。圧縮空気供給部には、エアジェット紡糸機において圧縮空気を供給するネットワーク、あるいはエアジェット紡糸機が接続される紡績工場の圧縮空気のネットワークを含み得る。
圧力タンクの上流には、各種の要因で作動する絞り弁が配置され、圧力タンクの圧力を調整してよい。
圧力タンクが添加剤リザーバと接続されていることは、有利である。圧力タンクの添加剤のレベルをモニタするセンサが圧力タンクに配置されてよい。添加剤リザーバは、その部品により例えば圧力タンク内より高い圧力になっている容器を含んでよい。このような場合、圧力タンクと添加剤リザーバとを接続しているラインに配置された対応する弁が開くや否や、添加剤が圧力タンクに自動的に流れ込む。あるいは、添加剤は、ポンプによって圧力タンクに搬送されてもよい。特定の弁およびポンプは共にコントローラに接続され、添加剤のレベルが目標値を下回ったことをセンサが報告するや否やコントローラが弁を開くかまたはポンプを起動してよい。もちろん、弁および/またはポンプは、また手動で動作できるようにしてもよい。特定のセンサは、コントローラに接続されずに、添加剤のレベルのみを示すように設計されてもよい。
圧力タンク、添加剤リザーバ、および圧力タンクと添加剤リザーバとを接続するラインのいずれか又はすべてが弁を有していることは有利である。弁の位置は、添加剤のレベルが常に2つの閾値の間の値であるように、圧力タンクの添加剤のレベルによって自動的に変更されてよい。弁は、例えば圧力タンク内に配置されて添加剤のレベルによって昇降するフロートゲージに接続されてよい。
圧力タンク、添加剤リザーバ、および圧力タンクと添加剤リザーバとを接続するラインが添加剤をろ過するフィルタを有していること、または対応する主供給ライン若しくは個々の添加剤供給ラインが添加剤をろ過するフィルタを有していることは有利である。
フィルタを設ける位置にかかわらず、好ましくは前述の弁に入る前に添加剤をろ過し、弁、添加剤放出部あるいは紡糸ノズルに不純物が混入することを防ぐようにすることが必要である。例えば、微粒子フィルタ、および/または石灰フィルタを用いることも考えられる。フィルタは、好ましくは取り外し可能に取り付けられ、交換およびクリーニングを容易にするのが望ましい。
さらに、それぞれの添加剤供給ラインおよび/またはそれぞれの添加剤供給部が、それぞれの添加剤放出部を介して放出される添加剤の体積容量および/または質量流量を調整する手段を有することは有利である。この手段は、例えば手動またはコントローラによって調整可能な弁を含み、弁を通過する添加剤の量を変更すればよい。弁は、クリーニング動作中には、通常動作位置とは異なる位置にあってよい。
好ましくは、通常動作とクリーニング動作とにおける個々の弁の位置は異ならず、紡糸ノズル付近に搬送される添加剤の量が圧力タンク内の圧力を変えることによって主に変化するようにしてもよい。(通常動作時の相対的に低い圧力と比べてクリーニング時の圧力を高くする。)
本発明によるエアジェット紡糸機の動作方法では、エアジェット紡糸機の動作中に、紡糸ユニットに対して、添加剤供給部によって添加剤が少なくとも一時的に供給される。添加剤供給部は、他の部品とともに圧力タンクを含み、好ましくは紡糸機内に圧力タンクを含む。圧力タンク内には、紡糸ノズル付近へ供給される添加剤が保持される。さらに、圧力タンクは、気体圧力媒体を含み、好ましくは圧縮空気状である気体圧力媒体を含む。圧力媒体の圧力は高い値に選択され、圧力タンク内の圧力に基づいて、圧力タンクからの添加剤が、紡糸ユニットの1つ以上の添加剤放出部に対して、少なくとも一時的に送られるようにする。添加剤の供給は、空気供給ラインとは別に設けられた添加剤供給ラインによって最終的に実施されてよい。添加剤およびエアジェット紡糸機の物理的特徴に関しては、過去の記載する説明を参照されたい。この方法は、上記特徴の1つ以上を有するエアジェット紡糸機に関連して用いられてよい。
添加剤が添加剤放出部によって繊維複合体へ供給されること、および/または、添加剤が紡糸ノズルに導入されることは有利である。例えば、添加剤が紡糸ノズルの外側に供給されることまたは繊維ガイド部付近に適用されること、並びに、添加剤が繊維複合体とともに紡糸ノズルの渦室内に導入されることが考えられる。体積流量または質量流量に応じて、添加剤は、繊維複合体から生成される糸の特性を向上させる目的、あるいは、渦室および/または糸形成部をクリーニングする目的のいずれかの役目を果たす。この場合、繊維複合体は、渦室および/または糸形成部のそれぞれの表面と機械的に接触することによってクリーニングの助けとなる。もちろん、添加剤が渦室へ直接的に搬送され、繊維複合体と関係なく添加剤が渦室へ供給されてもよい。
圧力タンクの添加剤のレベルがセンサによってモニタされることは有利である。添加剤のレベルが閾値を下回ると、所定の添加剤のレベルに達するまで、添加剤が添加剤リザーバから圧力タンクへ搬送される。この場合、接続された紡糸ユニットへ添加剤を供給するために、圧力タンクは常に十分な量の添加剤を有している。添加剤リザーバは、加圧カートリッジあるいはそれ自体が高い圧力下にある他の容器を有し、たとえばこれらがポンプを介して圧力タンクに接続されてよい。
エアジェット紡糸機が複数の紡糸ユニットを有することは有利である。添加剤は、圧力タンクから少なくとも一時的に1つ以上の主供給ラインへと流れ、そこから枝分かれしている添加剤供給ラインを通じて、紡糸ノズルのそれぞれの添加剤放出部へと流れてよい。この場合、例えば、中央圧力タンクから出た添加剤は、複数の添加剤供給ラインへと分散し、個々の紡糸ユニットまたは個々の紡糸ノズルへ供給される。
圧力タンクに対して絶対圧力がかけられることは有利である。絶対圧力は、1.1bar(110000Pa)と8.0bar(800000Pa)との間、好ましくは1.5bar(150000Pa)と7.0bar(700000Pa)との間が望ましい。圧力は、エアジェット紡糸機が上記クリーニング動作または上記通常動作で稼動しているかどうかによって選択されうる。クリーニング動作では、少なくとも3bar(300000Pa)の圧力が望ましく、通常動作では、それより低い値にする必要がある。
本発明のさらなる利点は、以下の実施形態で説明される。
エアジェット紡糸機の紡糸ユニットを示す断面図である。 本発明によるエアジェット紡糸機の紡糸ユニットを示す断面図である。 本発明によるエアジェット紡糸機を示す概略図である。 本発明による添加剤供給部を示す図である。
図1は、本発明によるエアジェット紡糸機の紡糸ユニット15を示す断面図である(エアジェット紡糸機は、好ましくは、図3に示すように互いに隣接して配置された複数の紡糸ユニット15を有する)。エアジェット紡糸機は、必要であれば、複数の延伸システムローラ29を含む延伸システム37を有する。この延伸システム37には、例えば、伸縮テープ状態の繊維複合体3が供給される。さらに、図に示す紡糸ユニット15は、図2にさらに詳細に示された紡糸ノズル1を含む。紡糸ノズル1は、渦室5を有する。紡糸ノズル1の導入路4を通過した繊維複合体3または繊維複合体3の少なくとも一部は、渦室5内で撚りをかけられる(紡糸ユニット15の詳細な動作モードについては後ほど詳しく説明する)。
さらに、エアジェット紡糸機は、紡糸ノズル1の下流に配置された一対の排出ローラ30と、この一対の排出ローラ30の下流に配置されたスプーリング装置31とを含む。スプーリング装置31は、紡糸ユニット15から出た糸2をスリーブに巻き取る。本発明において紡糸ユニット15は、延伸システム37を必ずしも必要としない。一対の排出ローラも絶対的に必須なものではない。
一般的に、図に示す紡糸ユニット15は、空気紡糸工程に従って稼働する。糸2を形成するために、繊維複合体3は、所定の導入路4である開口が設けられている繊維ガイド部26を通じて、紡糸ノズル1の渦室5内に導かれる。ここで、繊維複合体3は、撚りをかけられる。つまり、繊維複合体3に含まれる繊維の自由端のうちの少なくとも一部は、渦室5を囲む渦室壁に配置されている空気ノズル23によって生成された渦気流に捕えられる。これにより、繊維複合体3に含まれる繊維の一部が少なくともある程度まで引き出され、渦室5内に突出している糸形成部6の先端に巻き付く。繊維複合体3は、糸形成部6の入口を通じて渦室5から引き出され、糸形成部6内に形成されている排出路27を通過し、その後、最終的には紡糸ノズル1の導出路7から引き出される。また、自由繊維の自由端は導入路の方向に沿って引き伸ばされ、いわゆる「巻き付け繊維」として中心部の繊維の回りに巻き付き、結果的に、所望の撚りがかけられた糸2となる。空気ノズル23から導入された圧縮空気は、必要に応じて設けられた空気出口28から、また排出路27から、紡糸ノズル1の外へ排出される。空気出口28は、必要であれば真空源に接続されてよい。
一般的に、糸2に所望の強度を与えるために、繊維複合体3から製造されるいかなる糸2も、外側部分の繊維(いわゆる「巻き付け繊維」)が内側部分の繊維に巻きつけられていることを指摘しておく。なお、内側部分の繊維は、好ましくは撚りをかけられていなくても、必要に応じて撚りをかけられていてもよい。本発明は、また、いわゆる「粗糸」の生成ができるエアジェット紡糸機を提供する。粗糸は、巻き付け繊維の割合が比較的低い糸2からなるか、あるいは、糸2をさらに延伸できるように巻き付け繊維が繊維中心部に対して比較的ゆるく巻き付けられている糸2からなる。このことは、生成した糸2をさらに加工するために、次段階の繊維機械(例えばリング精紡機)において延伸システム37により更に延伸する必要がある場合には重要なことである。
また、単なる注意事項ではあるが、空気ノズル23は、一方向へ回転する空気の流れを生成するために、各空気ノズル23から出力される空気の流れが略該回転方向に沿って揃うように互いに位置合わせをされていなければならない。好ましくは、空気ノズル23は、互いに回転対称となるように揃えて配置され、これにより渦室5内へ接線方向から空気を流入させるように配置されてよい。
本発明によれば、紡糸ユニット15には添加剤供給部8が設けられ、添加剤供給部8が、1つ以上の添加剤供給ライン14から添加剤9を供給する1つ以上の圧力タンク11を含む、としてよい。添加剤供給ライン14は、好ましくは部分的に可撓性でよい。各添加剤リザーバ19は、添加剤供給ライン14を介して、紡糸ノズル1の内部にまたは付近に設けられた添加剤放出部13と流体連通する。(添加剤9については過去の記載を参照されたい)。
これに関連して、添加剤9は異なる場所に搬送されうることに留意されたい。図2の例では、添加剤放出部13が紡糸ノズル1の導入路4付近に位置し、例えば繊維ガイド部26付近に位置する。(これにより、添加剤9は繊維複合体3に直接適用される。)添加剤9は、例えば、リング形状を有して空気供給ライン24と接続されている空気分散器25に導入されるようにしてもよい。この場合、添加剤9は、空気ノズル23を通じて渦室5内へ届けられる。
図2および図3からわかるように、圧力タンク11は、好ましくは紡糸ノズル1から離れた位置に配置されてよい。(例えば、エアジェット紡糸機のキャリア16またはフレームの上に配置されてよい。)好ましくは、圧力タンク11は、主供給ライン17に接続されてよい。主供給ライン17から、幾つかの添加剤供給ライン14が枝分かれし、各々の紡糸ユニット15に割り当てられる。このように、エアジェット紡糸機はラインシステムを有し、このラインシステムを通じて個々の紡糸ノズル1へ添加剤9を供給することができる。このラインシステムは個々の空気供給ライン24から独立分離して設けられ、各空気供給ライン24を通じて各紡糸ノズル1の各空気ノズル23へ圧縮空気が供給される。また、空気供給ライン24は、通常、エアジェット紡糸機の圧縮空気供給部18に接続される。このようにして、圧力タンク11内の圧力は、図4により詳しく説明されているように、圧力タンク11内の圧力は、空気ノズル23を通じて流れる圧縮空気の圧力から分離独立されて制御または調整される。これにより、添加剤放出部13を通じて供給される添加剤9の用量は、独自に制御され得る。
図3から明らかなように、各々の独立した添加剤供給ライン14は、添加剤放出部13を通じて放出される添加剤9の体積流量および/または質量流量を調整する手段21を含んでよい。この手段21は、好ましくは、コントローラまたは手動によって調整可能な弁で形成されてよい。
さらに、手動弁22は主供給ライン17および/または個々のまたはすべての添加剤供給ライン14と一体化され、手動またはコントローラによりラインシステムの各独立した区間が個別に遮断されてよい。(例えば、エアジェット紡糸機において各独立した区間に対応する部分または各独立した区間と関連する部分を修理点検するために。)
図4は、圧力タンク11の配置または一体化の例を示す。図4に示すように、圧力タンク11は添加剤9と気体圧力媒体とによって満たされる。気体圧力媒体は、圧縮空気が望ましい。圧縮空気は、エアジェット紡糸機の圧縮空気供給部18から、または、圧縮空気供給部18に接続された圧縮空気ラインから供給されてよい。圧力タンク11の底部には特定の主供給ライン17が接続され、主供給ライン17を通じて添加剤9が紡糸ユニット15または添加剤供給ライン14に供給される。さらに、圧力タンク11は添加剤リザーバ19に接続され、添加剤9のレベルが閾値を下回った場合に添加剤リザーバ19から添加剤9が圧力タンク11へ供給される。
圧力タンク11を自動的に補充できるようにすべく、圧力タンク11を添加剤リザーバ19に接続しているライン20に弁10が一体化されてよい。この弁10は、添加剤9のレベルが特定の閾値を下回ると自動的に開き、上限に達すると再び閉じる。そのため、弁10は、例えば、添加剤9のレベルをモニタするよう設計されたセンサ33と有効に接続されている。センサ33は、例えば、添加剤9のレベルに応じて昇降するフロートゲージを有してよい。
添加剤リザーバ19は、個別のライン32により、圧縮空気源に接続されてよい。これにより、添加剤9を圧力タンク11の方向へ搬送できる。ポンプにより、添加剤リザーバ19または圧力タンク11宛に所定の添加剤9を供給することも考えられる。
さらに、圧力タンク11は圧力センサ34を有し、このセンサにより圧力タンク11内の気体圧力媒体12の圧力を測定またはモニタしてよい。圧力センサ34は、例えば、対応するコネクタ36を介して圧力弁35(または絞り弁)に有効に接続されてよい。圧力弁35(または絞り弁)は、エアジェット紡糸機において圧力タンク11と圧縮空気供給部18とを接続するライン32内にあることが望ましい。圧力センサ34と圧力弁35とが協働することにより、圧力タンク11内の圧力は、対応する閾値またはガイドラインに基づいて調整されてよい。
最後に、添加剤リザーバ19と圧力タンク11とを接続するラインにフィルタ38が組み込まれる。このフィルタ38によって、添加剤9に含まれる不純物を取り除くことができる。言うまでもなく、このフィルタ38は、添加剤リザーバ19または圧力タンク11の一構成要素であってよい。またこのフィルタ38を主供給ライン17、および/または、1つ以上の添加剤供給ライン14に組み込むことも可能である。
本発明は、図示および記載の実施形態に限定されるものではない。明細書、特許請求の範囲の異なる部分、あるいは、異なる実施形態に例示され記載されているそれらの特徴のいかなる組み合わせも本発明の範囲内である。
1…紡糸ノズル
2…糸
3…繊維複合体
4…紡糸ノズルの導入路
5…渦室
6…糸形成部
7…紡糸ノズルの導出路
8…添加剤供給部
9…添加剤
10…弁
11…圧力タンク
12…気体圧力媒体
13…添加剤放出部
14…添加剤供給ライン
15…紡糸ユニット
16…エアジェット紡糸機のキャリア
17…主供給ライン
18…圧縮空気供給部
19…添加剤リザーバ
20…圧力タンクと添加剤リザーバとを接続するライン
21…添加剤放出部を介して放出された添加剤の体積流量および/または質量流量を調整する手段
22…手動弁
23…空気ノズル
24…空気供給ライン
25…空気分散器
26…繊維ガイド部
27…排出路
28…空気出口
29…延伸システムローラ
30…排出ローラ
31…スプーリング装置
32…圧力タンクと圧縮空気供給部とを接続するライン
33…圧力タンクの添加剤のレベルをモニタするセンサ
34…圧力センサ
35…圧力弁
36…コネクタ
37…延伸システム
38…フィルタ

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの紡糸ノズル(1)を含む少なくとも1つの紡糸ユニット(15)を有するエアジェット紡糸機であって、
    前記紡糸ユニット(15)は、前記紡糸ノズル(1)に供給される繊維複合体(3)から糸(2)を生成し、
    前記紡糸ノズル(1)は、前記繊維複合体(3)のための導入路(4)と、内部の渦室(5)と、前記渦室(5)内に突出する糸形成部(6)と、前記渦室(5)内で生成された糸(2)のための導出路(7)と、を有し、
    前記紡糸ノズル(1)は、前記渦室(5)内に通じて少なくとも1つの空気供給ライン(24)と流体連通する複数の空気ノズル(23)を有し、
    前記エアジェット紡糸機の動作中に、前記空気供給ライン(24)によって供給される圧縮空気が前記空気ノズル(23)を通じて前記渦室(5)内に流入することによって前記渦室(5)内に渦気流を生成し、
    前記エアジェット紡糸機は、さらに前記紡糸ユニット(15)に対して添加剤(9)を供給するよう構成された添加剤供給部(8)を備え、
    前記添加剤供給部(8)は、圧力タンク(11)を有し、前記圧力タンクには、前記紡糸ユニット(15)付近に送るための添加剤(9)が保持されるとともに気体圧力媒体(12)が含まれ、
    前記添加剤供給部(8)は、前記空気供給ライン(24)とは別に設けられた少なくとも1つの添加剤供給ライン(14)を有し、前記添加剤供給ラインを介して前記圧力タンク(11)が添加剤放出部(13)に接続され、前記添加剤供給ラインを通じて前記添加剤(9)が、前記空気供給ライン(24)を通じて前記渦室に導入される圧縮空気とは別に前記紡糸ノズル(1)へ供給される、
    エアジェット紡糸機。
  2. 前記添加剤放出部(13)は、前記紡糸ノズル(1)付近に配置される、
    請求項1に記載のエアジェット紡糸機。
  3. 前記圧力タンク(11)内の絶対圧力は、1.1bar(110000Pa)以上且つ8.0bar(800000Pa)以下、好ましくは1.5bar(150000Pa)以上且つ7.0bar(700000Pa)以下の範囲である、
    請求項1または2に記載のエアジェット紡糸機。
  4. 前記紡糸ユニット(15)を複数でさらに備え、
    少なくとも一部の前記紡糸ユニット(15)の前記添加剤放出部(13)は、またはすべての前記紡糸ユニット(15)の前記添加剤放出部は、前記添加剤供給ライン(14)を通じて共通の前記圧力タンク(11)と流体連通する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアジェット紡糸機。
  5. 前記圧力タンク(11)は主供給ライン(17)に接続され、前記主供給ラインから個々の前記紡糸ユニット(15)の前記添加剤供給ライン(14)が枝分かれしている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のエアジェット紡糸機。
  6. 前記添加剤供給ライン(14)および/または請求項5記載の前記主供給ライン(17)は、手動で開閉可能な手動弁(22)を含む、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のエアジェット紡糸機。
  7. 前記圧力タンク(11)は、前記エアジェット紡糸機の圧縮空気生成器、および/または、圧縮空気供給部(18)に接続される、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のエアジェット紡糸機。
  8. 前記圧力タンク(11)は、添加剤リザーバ(19)に接続され、
    前記圧力タンク(11)には、前記圧力タンク(11)の前記添加剤のレベルをモニタするセンサ(33)が設けられている、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のエアジェット紡糸機。
  9. 前記圧力タンク(11)および/若しくは前記添加剤リザーバ(19)、並びに/または、前記圧力タンク(11)と前記添加剤リザーバ(19)とを接続するライン(20)は、前記添加剤(9)をろ過するフィルタ(38)および/または弁(10)を有し、
    前記弁の状態は、前記圧力タンク(11)での前記添加剤のレベルに応じて自動的に変更される、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載のエアジェット紡糸機。
  10. 個々の前記添加剤供給ライン(14)および/または前記添加剤放出部(13)のそれぞれは、各々の前記添加剤放出部(13)を通じて供給される前記添加剤(9)の体積流量および/または質量流量を調整する手段(21)を有する、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載のエアジェット紡糸機。
  11. 少なくとも1つの紡糸ノズル(1)を含む少なくとも1つの紡糸ユニット(15)を有するエアジェット紡糸機の動作方法であって、
    前記紡糸ユニット(15)の動作中に、前記紡糸ノズル(1)が少なくとも1つの空気供給ライン(24)と流体連通するとともに渦室(5)に通じる複数の空気ノズル(23)を有していることにより、導入路(4)を通じて繊維複合体(3)を前記紡糸ノズル(1)へ供給し、
    前記エアジェット紡糸機の動作中に、前記空気供給ライン(24)から供給される圧縮空気が前記空気ノズル(23)を通じて前記渦室(5)へ流れ込むことにより、前記渦室(5)内に渦気流を生成し、
    前記紡糸ノズル(1)の前記渦室(5)内で前記渦気流により前記繊維複合体(3)に撚りをかけることにより、前記繊維複合体(3)から糸(2)を形成して最終的に前記紡糸ユニット(15)の導出路(7)から排出し、
    前記エアジェット紡糸機の動作中に、添加剤供給部(8)が圧力タンク(11)を有して前記圧力タンクには前記紡糸ユニット(15)付近へ供給するための添加剤(9)と気体圧力媒体(12)とが含まれていることにより、前記添加剤供給部(8)から前記紡糸ノズル(1)へ少なくとも一時的に添加剤(9)を供給し、
    前記圧力タンク(11)内の圧力に基づき、前記圧力タンク(11)から前記紡糸ユニット(15)に設けられた添加剤放出部(13)へ少なくとも一時的に前記添加剤(9)を送り、
    前記添加剤は、前記空気供給ライン(24)とは別に設けられた添加剤供給ライン(14)を通じて供給する、
    方法。
  12. 前記添加剤(9)は、前記添加剤放出部(13)により前記繊維複合体(3)へ適用され、および/または、前記紡糸ノズル内へ導入される、
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記圧力タンク(11)の前記添加剤のレベルはセンサ(33)によってモニタされ、前記添加剤のレベルが閾値を下回ると、前記添加剤のレベルが所定の値に達するまで添加剤リザーバ(19)から前記圧力タンク(11)へ前記添加剤(9)が供給される、
    請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記エアジェット紡糸機は、前記紡糸ユニット(15)を複数で有し、
    前記添加剤(9)は、その少なくとも一部が前記圧力タンク(11)から供給され、1つ以上の主供給ライン(17)に流入した後に前記主供給ライン(17)から枝分かれする前記添加剤供給ライン(14)を通じて各前記紡糸ノズル(1)の前記添加剤放出部(13)へ供給される、
    請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記圧力タンク(11)には、1.1bar(110000Pa)以上且つ8.0bar(800000Pa)以下、好ましくは1.5bar(150000Pa)以上且つ7.0bar(700000Pa)以下の範囲内の絶対圧力をかける、
    請求項11〜14のいずれか一項に記載の方法。
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