JP2015199465A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本タイヤ22は、それぞれがサイドウォール26の軸方向外側面と接する一対の第一クリンチ28と、それぞれが第一クリンチ28の半径方向内側に位置しリムRと接触する一対の第二クリンチ30と、それぞれが第二クリンチ30の軸方向内側に位置する一対のビード32と、トレッド及びサイドウォール26の内側に沿って一方のビード32と他方のビード32との間に架け渡されたカーカス36とを備えている。半径方向において、上記サイドウォール26の内側端は上記第一クリンチ28の内側端の近辺まで延びている。上記第一クリンチ28の損失正接LT1が上記第二クリンチ30の損失正接LT2より低い。
【選択図】図2
Description
初期歪み:10%
振幅:±2.0%
周波数:10Hz
変形モード:引張
測定温度:30℃
図1に示された構造を備えた実施例1のタイヤを得た。このタイヤのサイズは、155/65R14とされた。表1にこのタイヤの諸元が示されている。このタイヤのビードの部分が図2に示された構造を有することは、表中の「構造」の欄に「図2」として示されている。このタイヤのエイペックスの高さは5mmである。このタイヤでは、比(Hs/Hr)は0.96である。このタイヤのサイドウォールの複素弾性率E3*は5MPaである。このタイヤでは、第二クリンチの厚さは均一である。従って、外側層の厚みは、「厚みT2」として表記されている。
ビードの部分が図4の構造を有し、クリンチ全体が第二ゴムと同じゴムで構成された比較例1のタイヤを得た。比較例1は、従来のタイヤである。
ビードの部分が図4の構造を有し、クリンチ全体が第一ゴムと同じゴムで構成された比較例2のタイヤを得た。
厚みT2を表2に示される値にした他は実施例1と同様にして、実施例2−4のタイヤを得た。
厚みTSを表2に示される値にした他は実施例1と同様にして、実施例5−7のタイヤを得た。
比(H1/H)を表3に示される値とした他は実施例1と同様にして、実施例8−11のタイヤを得た。
損失正接LT1を変更し比(LT1/LT2)を表4に示される値とした他は実施例1と同様にして、実施例12−15のタイヤを得た。
複素弾性率E2*を変更し比(E1*/E2*)表5に示される値とした他は実施例1と同様にして、実施例16−19のタイヤを得た。
転がり抵抗試験機を用い、下記の測定条件で転がり抵抗を測定した。
使用リムR:14×41/2J
内圧:230kPakPa
荷重:3.43kN
速度:80km/h
この結果が、比較例1を100とした指数値で下記の表1から5に示されている。数値が小さいほど、転がり抵抗が小さく、燃費性能に優れていることを示す。数値が小さいほど好ましい。
タイヤを正規リム(14×41/2J)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を180kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、JATMA最大負荷荷重の65%に相当する縦荷重(7.5kN)をタイヤに負荷した。このタイヤを100km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行させた。20000km走行した時点及び30000km走行した時点で、タイヤの損傷の有無を確認した。この結果が、下記の表1から5に示されている。これらの表において、「A」は30000km走行した時点で損傷が発生していないことを表し、「B」は20000km走行した時点で損傷が発生していないが30000km走行した時点で損傷が発生したことを表し、「C」は20000km走行した時点で損傷が発生したことを表している。「A」、「B」、「C」の順に好ましい。「B」以上が合格である。
図3に示された方法にて、タイヤの電気抵抗Rtを測定した。電気抵抗Rtが100MΩ未満であれば「OK」、電気抵抗Rtが100MΩ以上であれば「NG」とされた。その測定結果が、下記の表1から5に示されている。
JISD4230に準拠したビートアンシーティング抵抗力試験により、ビード部に横方向からの荷重を負荷し、ビードがリムから外れるときの抵抗力を測定した。この結果が下記の表1から5に示されている。これらの表では、比較例2を基準とし、「A」は比較例2の1.10倍以上であることを表し、「B」は比較例2の1.05倍以上1.10倍未満であることを表し、「C」は比較例2の1.05倍未満であることを表している。「A」、「B」、「C」の順に好ましい。「B」以上が合格である。
4、26・・・サイドウォール
6・・・クリンチ
8、32・・・ビード
10、62・・・エイペックス
12、34・・・カーカス
14、60・・・コア
24・・・トレッド
28・・・第一クリンチ
30・・・第二クリンチ
36・・・ベルト
36a・・・内側層
36b・・・外側層
38・・・バンド
40・・・インナーライナー
42・・・トレッド面
44・・・溝
46・・・ベース層
48・・・キャップ層
50、70・・・外側端
52、54・・・内側端
56・・・側部
58・・・底部
64・・・カーカスプライ
66・・・主部
68・・・折返し部
72・・・装置
74・・・絶縁版
76・・・金属板
78・・・軸
80・・・抵抗計
Claims (9)
- その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれが上記サイドウォールの軸方向外側面と接する一対の第一クリンチと、それぞれが上記第一クリンチの半径方向内側に位置しリムと接触する一対の第二クリンチと、それぞれが上記第二クリンチの軸方向内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスとを備えており、
半径方向において、上記サイドウォールの内側端が上記第一クリンチの内側端の近辺まで延びており、
上記第一クリンチの損失正接LT1が上記第二クリンチの損失正接LT2より低い空気入りタイヤ。 - ビードベースラインBBLから上記第一クリンチの外側端までの半径方向高さH1の、タイヤの断面高さHに対する比(H1/H)が0.15以上0.40以下である請求項1に記載のタイヤ。
- 上記第二クリンチのうち、このタイヤがリムに装着されたときこのリムと上記カーカスとに挟まれる部分において計測した上記第二クリンチの厚みの最小値T2minが1.0mm以上であり、この部分において計測した上記第二クリンチの厚みの最大値T2maxが3.0mm以下である請求項1又は2に記載のタイヤ。
- ビードベースラインBBLから上記第二クリンチの外側端までの半径方向高さがH2とされ、このタイヤがリムRの組み込まれたときのビードベースラインBBLからリムRのフランジの外側端までの半径方向高さがHrとされたとき、高さH2と高さHrの差(H2−Hr)が2mm以上4mm以下である請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記サイドウォールの軸方向外側の面上の点であって、半径方向において上記第一クリンチの外側端と上記サイドウォールの内側端との中心に位置する点がPsとされたとき、点Psにおける上記サイドウォールの厚みTSが1.0mm以上3.0mm以下である請求項1から4のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記第一クリンチの損失正接LT1の上記第二クリンチの損失正接LT2に対する比(LT1/LT2)が0.30以上0.60以下である請求項1から5のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記第一クリンチの複素弾性率E1*の上記第二クリンチの複素弾性率E2*に対する比(E1*/E2*)が0.70以上1.20以下である請求項1から6のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記第二クリンチの複素弾性率E2*が8MPa以上12MPa以下である請求項1から7のいずれかに記載のタイヤ。
- 上記サイドウォールの複素弾性率Es*が3MPa以上5MPa以下である請求項1から8のいずれかに記載のタイヤ。
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