JP2015197400A - ガス検出装置及びそれを用いたガス検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吸着材に濃縮された成分ガスを脱離してガス検出部に導くまでの間に、脱離した成分ガスが希釈されることを低減し、検出精度の向上したガス検出装置を提供する。【解決手段】 本発明のガス検出装置は、鉛直方向に延びる通気部を内部に有する筐体と、通気部に気体を通気するための通気手段と、気体中に含まれる成分ガスを吸着する吸着材と、吸着材を加熱する加熱部と、成分ガスを検出するガス検出部とを備え、吸着材及びガス検出部は通気部の内部に配置されており、且つ、ガス検出部が吸着材の鉛直上方に配置されていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、ガス検出装置及びそのガス検出方法に関する。より詳細には、揮発性有機化合物の検出に適したガス検出装置に関する。
ガスセンサにより検出可能なガスとしては、例えば、揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compound);メタンなどの可燃性ガス;一酸化炭素や窒素酸化物などの有毒ガス;硫黄化合物などの悪臭ガスが挙げられる。上記ガスの中でも、VOCは毒性の高い化学物質を含み、頭痛やめまい、吐き気などの健康被害の原因となる、代表的な大気汚染物質として知られている。
ガスセンサは、比較的低濃度の成分ガスを検出する場合、成分ガスの濃度を高めるために加熱脱着法によるガス濃縮処理が行われることがある。このようなガス濃縮処理を行うガス検出装置として、例えば、特許文献1のにおい識別装置を挙げることができる。
図8に示すように、特許文献1のにおい識別装置200では、サンプルガス導入部201からサンプルガスを捕集剤202に導入し、におい成分を捕集剤202に吸着させて濃縮した後、捕集剤202を加熱部203で加熱してにおい成分を脱離させ、キャリアガス供給部204から供給するキャリアガスにより、におい成分をガスセンサ205に導いて検出している。
特開2002−22694号公報
しかしながら、特許文献1のようなガス濃縮処理では、におい成分が捕集剤202からガスセンサ205に導かれる際に、キャリアガスによって不必要に薄められてしまうため、期待するほどの測定感度の向上が得られなかった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸着材に濃縮された成分ガスを脱離してガス検出部に導くまでの間に、脱離した成分ガスが希釈されることを低減し、検出精度の向上したガス検出装置を提供することにある。
本発明のガス検出装置は、鉛直方向に延びる通気部を内部に有する筐体と、通気部に気体を通気するための通気手段と、気体中に含まれる成分ガスを吸着する吸着材と、吸着材を加熱する加熱部と、成分ガスを検出するガス検出部とを備え、吸着材及びガス検出部は通気部の内部に配置されており、且つ、ガス検出部が吸着材の鉛直上方に配置されていることを特徴とする。
また、本発明のガス検出装置は、吸着材は、鉛直方向に貫通した少なくとも1つの通気孔を有することを特徴とする。
また、本発明のガス検出装置は、通気手段は、吸着材の鉛直下方に配置されていることを特徴とする。
また、本発明のガス検出装置は、通気部に成分ガスを滞留させる開閉手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明のガス検出方法は、鉛直方向に延びる通気部を内部に有する筐体と、通気部に気体を通気するための通気手段と、気体中に含まれる成分ガスを吸着する吸着材と、吸着材を加熱する加熱部と、成分ガスを検出するガス検出部とを備え、吸着材及びガス検出部が通気部の内部に配置されており、且つ、ガス検出部が吸着材の鉛直上方に配置されたガス検出装置を用いたガス検出方法であって、通気手段により通気部に気体を通気して、気体中に含まれる成分ガスを吸着材に吸着させる吸着工程と、吸着材を加熱して成分ガスを脱離させる加熱工程と、吸着材から脱離した成分ガスをガス検出部で検出する検出工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明のガス検出方法は、鉛直方向に延びる通気部を内部に有する筐体と、通気部に気体を通気するための通気手段と、気体中に含まれる成分ガスを吸着する吸着材と、吸着材を加熱する加熱部と、成分ガスを検出するガス検出部とを備え、吸着材及びガス検出部が通気部の内部に配置されており、且つ、ガス検出部が吸着材の鉛直上方に配置され、通気部に成分ガスを滞留させる開閉手段を備えたガス検出装置を用いたガス検出方法であって、開閉手段を開状態にして、通気手段により通気部に気体を通気して、気体中に含まれる成分ガスを吸着材に吸着させる吸着工程と、開閉手段を閉状態にして、吸着材を加熱して成分ガスを脱離させる加熱工程と、加熱工程から所定時間後に開閉手段を開状態にして、吸着材から脱離した成分ガスをガス検出部で検出する検出工程とを含むことを特徴とする。
本発明のガス検出装置によれば、吸着材に濃縮された成分ガスを脱離してガス検出部に導くまでの間に、脱離した成分ガスが希釈されることを低減し、検出精度の向上したガス検出装置を提供することができる。
実施形態1に係るガス検出装置の概略構成を示した斜視図である。 ガス検出装置の通気工程を示す断面図である。 ガス検出装置の加熱工程を示す断面図である。 実施形態2に係るガス検出装置の概略構成を示した断面図である。 実施形態2に係るガス検出装置の変形例の構成を示した断面図である。 実施形態3に係るガス検出装置の吸着材の斜視図である。 吸着材の変形例を示した断面図である。 従来技術であるにおい識別装置の構成図である。
以下、本発明のガス検出装置について図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。なお、実施形態の説明において、説明の便宜上、上、下、左、右の表現を用いるが、これらの表現は示した図に基づくものであって発明の構成を限定するものではない。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係るガス検出装置100の概略構成を示した斜視図である。最初に、図1を用いて、実施形態1に係るガス検出装置100の概略構成について説明する。
ガス検出装置100は、鉛直方向に延びる通気部11を内部に有する筐体10と、通気部11に気体を通気するための通気手段20と、気体中に含まれる成分ガスを吸着する吸着材30と、吸着材30を加熱する加熱部40と、成分ガスを検出するガス検出部50とを備えている。さらに、吸着材30及びガス検出部50は通気部11の内部に配置されており、且つ、ガス検出部50が吸着材30の鉛直上方に配置されている。
筐体10は、内部に鉛直方向に延びる通気部11を有する。また、筐体10の上部および下部には、外部から気体を通気部11に導入し、外部へ排出するための通気口12および通気口13が設けられている。筐体10は、耐熱性、非腐食性を備える樹脂材料もしくは金属材料で形成されている。
通気手段20は、例えば、一般的なファンユニットが用いられており、筐体10内部の通気部11の下方に配置されている。通気手段20では、ファンユニットを駆動して通気部11を負圧にすることにより、外部の気体を通気口12から通気部11に通気させる。通気手段20としては、ファンユニット以外にも真空ポンプ等を用いることもできる。また、ガス検出装置100を通気手段を有する別の機器に搭載する場合には、その通気手段を利用するようにしてもよい。
吸着材30は、気体中に含まれる成分ガスを吸着する材料であり、天然ゼオライトまたは合成ゼオライト、活性炭、シリカ、アルミナ等の材料で構成されている。また、吸着材30は、例えば直方体や円柱体の形状であり、筐体10と同様に内部に鉛直方向に延びる通気孔31が形成されており、通気孔31の上部と下部が開口している。なお、吸着材30は、吸着性能が異なる複数の吸着材を組合せて構成してもよい。
ここで、吸着性能の差異とは、成分ガス60と吸着材30の性状に起因するもので、具体的には、成分ガス60の分子サイズと吸着材30が備える細孔の大きさの大小関係や、成分ガス60と吸着材30の間の相互作用(極性、静電引力、水素結合、分子間力等に由来する)の大きさの違い等により、吸着量が異なることを意味する。
加熱部40は、吸着材30の全体を例えば60〜200℃程度まで加熱することができる加熱手段が用いられる。加熱部40は、例えば、ニクロム線、フィルムヒーター等の加熱手段を吸着材30の周囲に巻き付けて構成することができる。
また吸着材の外周を覆う中空形状のセラミックヒーターを配置したり、吸着剤の外周を覆う中空形状の金属材料にフィルムヒーターやセラミックヒーター等を取り付け、金属材料を通して間接的に吸着材を加熱するような構成のものでもよい。
ガス検出部50は、例えば、SnO2等の酸化物半導体からなる一般的な半導体式ガスセンサを用いることができる。ガス検出部50の検知方式は、半導体式の固定センサに限定されるものではなく、電気化学センサ、ガスによる赤外・紫外光吸収や表面プラズモン共鳴等を利用した光学センサ、光イオン化検出(PID)方式センサ、干渉増幅反射(IER)方式センサ、ガス吸着膜を形成した水晶振動子の周波数変化を検出する方式のセンサ、ガス吸着膜を形成したSAW(表面弾性波)デバイスの周波数変化を検出するセンサなども用いることができる。ガス検出部50は、吸着材30とともに通気部11の内部に備えられており、ガス検出部50が吸着材30の上方に配置されている。
図2及び図3は、ガス検出装置100の断面図である。図2は、外部の気体を通気部11に通気している状態を示し、図3は、吸着材30から成分ガス60を脱離している状態を示している。図2及び図3を用いて、実施形態1に係るガス検出装置100のガス検出方法について説明する。
実施形態1に係るガス検出装置100のガス検出方法は、下記の3つの工程を含むことを特徴としている。
1.通気手段20により通気部11に気体を通気して、気体中に含まれる成分ガス60を吸着材30に吸着させる吸着工程
2.吸着材30を加熱して成分ガスを脱離させる加熱工程
3.吸着材30から脱離した成分ガスをガス検出部50で検出する検出工程
吸着工程では、図2に示すように、通気手段20のファンユニットを動作させて外部の気体を筐体10の通気部11に通気させている。気体は通気部11の上方から下方へと流れ、その間に通気部11内部の吸着材30に気体中の成分ガス60が吸着されていく。このため、通気を所定時間続けることにより、成分ガスを吸着材30に吸着させて濃縮させることができる。
加熱工程では、図3に示すように、成分ガスを吸着した吸着材30を加熱することにより、吸着材30から成分ガス60を脱離させている。加熱温度は、検出目的とする成分ガス60の物性値に応じて、例えば60〜200℃の温度範囲に設定される。
検出工程では、筐体10の通気部11、または、吸着材30の通気孔31が煙突のように機能する。すなわち、暖められた気体が煙突内部を上昇して負圧が発生することで、さらに下方の気体を上方に誘引させる、いわゆる「煙突効果」を利用して、吸着材30から脱離した成分ガス60を吸着材30の鉛直上方にあるガス検出部50に導いて検出している。
このように、実施形態1に係るガス検出装置100では、吸着材30から脱離した成分ガスを、「煙突効果」により誘引されるわずかな気体の流れでガス検出部50に導いているため、吸着材30から脱離した成分ガス60が希釈されることを低減できる。そのため高濃度の成分ガスをガス検出部50で検出することができ、成分ガスの検出精度を向上することができる。
なお、「煙突効果」による気体の流れが弱く、吸着材30から脱離した成分ガス60をガス検出部50に十分導けない場合は、通気手段20を吸着工程とは逆方向に動作させて上向きの気流を発生させることで、成分ガス60をガス検出部50へ導く補助を行うようにしてもよい。
通気手段20は吸着材30の上方に配置してもよいが、下方に配置するのがより望ましい。上方に配置した場合には、加熱工程おいて吸着材より脱離し上昇する高温の成分ガスに通気手段20がさらされるため、通気手段20に耐熱性が求められるが、下方に設置することで高温の成分ガスにさらされないため通気手段20に耐熱性が必要なくなるからである。
吸着工程において、気体が通気部11の下方から上方に流れるように通気手段20を動作させてもよいが、気体がガス検出部50を経由してから吸着材30に吸着されるように、通気部11の上方から下方に気体が流れるようにするのがより望ましい。このようにすることで、気体に最初から高濃度で成分ガスが含まれている場合には吸着剤30に吸着させて濃縮させる必要が特にないため、そのままガス検出部50で検出することが可能となる。
吸着剤30より脱離した成分ガスをガス検出部50で検出する際には、加熱工程開始から所定時間後の検出値を読み取るようにするほか、時間変動する検出値のピーク値を読み取ったり、加熱工程開始後から所定時間内の検出値の積算値を読み取るようにしてもよい。通気孔31は、「煙突効果」が得られる範囲内であれば、鉛直方向から多少傾いて形成されていてもよい。
なお、ガス検出装置100において、通気部11内部に吸着性能が異なる複数の吸着材30を備えて、吸着材30毎に上記の加熱工程と検出工程を繰り返すことにより、複数の成分ガスを高精度で検出することができる。
〔実施形態2〕
図4は、実施形態2に係るガス検出装置100の断面図である。実施形態2に係るガス検出装置100では、吸着材30付近に成分ガスを滞留させる開閉手段14を設けたことを特徴しており、ガス検出装置100の他の構成要素については実施形態1と同じであるため、同じ符号を付記して重複する説明を省略する。
図4に示すように、実施形態2に係るガス検出装置100は、吸着材30付近に成分ガス60を滞留させる開閉手段14を設けたことを特徴している。開閉手段14は、例えばシャッター機構のように気体の流れを遮断するものであり、筐体10内部の吸着材30とガス検出部50の間を開閉するように設けられている。
実施形態2に係るガス検出装置100のガス検出方法では、開閉手段14を下記のように動作させている。
1.吸着工程:開閉手段14を開状態にして、通気手段20を動作させてガスを吸着する。
2.加熱工程:開閉手段14を閉状態にして、吸着材30を加熱し、脱離した成分ガス60を吸着材30付近に滞留させる。
3.検出工程:所定時間経過後に開閉手段14を開状態にし、成分ガス60を煙突効果によりガス検出部50へ導き、ガス検出する。
実施形態1では脱離した成分ガス60が随時ガス検出部50に送られるが、実施形態2では脱離した成分ガス60を一旦滞留させてからまとめてガス検出部50に送るため、より濃縮効果が高くなり、検出精度を向上することができる。
なお、実施形態2のガス検出装置100の変形例として、図5に示すように、通気手段20の前段または後段に第2の開閉手段15を追加して、加熱工程では第1の開閉手段14と第2の開閉手段15を閉じて、吸着材30を完全に密閉してもよい。
上記変形例の構成によれば、吸着材30から脱離した成分ガス60を吸着材30付近に滞留させる際に希釈されることを低減することができ、ガス検出部50における成分ガス60の検出精度をより一層向上させることができる。
〔実施形態3〕
図6は、実施形態3に係るガス検出装置100に用いられる吸着材30の斜視図である。実施形態3に係るガス検出装置100では、吸着材30の変形例について説明する。
実施形態3に係るガス検出装置100の吸着材30は、図6に示すように、複数の通気孔31が設けられている。このように、吸着材30に設ける通気孔31は1つに限定されるものではなく、複数の通気孔31であってもよい。通気孔31を複数設けることにより吸着材30の表面積が増えるため、吸着材30への成分ガス60の吸着と脱離が行われやすくなり、成分ガス60の濃縮効果を高め、検出時間も短縮することができる。
なお、複数の通気孔31の孔の形状、大きさや数は、吸着材30の表面積、煙突効果による上昇気流の大きさ、流路抵抗等に基づいて適宜設定すればよい。
図7は、実施形態3に係るガス検出装置100の吸着材30の別の変形例を示した断面図である。図7に示す吸着材30では、複数の通気孔31が設けられているとともに、吸着材30の内部に通気孔31と近接して加熱部40が埋め込まれている。図7に示す吸着材30によれば、短時間で均一に吸着材30を昇温できるため、脱離した成分ガス60の濃度が一気に高まるので、低濃度の成分ガスであっても濃度が低下する前に、ガス検出部50により高精度で検出することができる。
本発明のガス検出装置は、VOC以外にも気体中に含まれる各種微量ガスを検出することができ、空気の汚れを検知して清浄を行う空気清浄機等に利用することができる。
10 筐体
11 通気部
12、13 通気口
14、15 開閉手段
20 通気手段
30 吸着材
31 通気孔
40 加熱部
50 ガス検出部
60 成分ガス
100 ガス検出装置

Claims (6)

  1. 鉛直方向に延びる通気部を内部に有する筐体と、
    前記通気部に気体を通気するための通気手段と、
    前記気体中に含まれる成分ガスを吸着する吸着材と、
    前記吸着材を加熱する加熱部と、
    前記成分ガスを検出するガス検出部とを備え、
    前記吸着材及び前記ガス検出部は前記通気部の内部に配置されており、且つ、前記ガス検出部が前記吸着材の鉛直上方に配置されていることを特徴とするガス検出装置。
  2. 前記吸着材は、鉛直方向に貫通した少なくとも1つの通気孔を有することを特徴とする請求項1記載のガス検出装置。
  3. 前記通気手段は、前記吸着材の鉛直下方に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のガス検出装置。
  4. 前記通気部に前記成分ガスを滞留させる開閉手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のガス検出装置。
  5. 鉛直方向に延びる通気部を内部に有する筐体と、前記通気部に気体を通気するための通気手段と、前記気体中に含まれる成分ガスを吸着する吸着材と、前記吸着材を加熱する加熱部と、前記成分ガスを検出するガス検出部とを備え、前記吸着材及び前記ガス検出部が前記通気部の内部に配置されており、且つ、前記ガス検出部が前記吸着材の鉛直上方に配置されたガス検出装置を用いたガス検出方法であって、
    前記通気手段により前記通気部に気体を通気して、気体中に含まれる成分ガスを前記吸着材に吸着させる吸着工程と、
    前記吸着材を加熱して成分ガスを脱離させる加熱工程と、
    前記吸着材から脱離した成分ガスを前記ガス検出部で検出する検出工程と
    を含むことを特徴とするガス検出方法。
  6. 鉛直方向に延びる通気部を内部に有する筐体と、前記通気部に気体を通気するための通気手段と、前記気体中に含まれる成分ガスを吸着する吸着材と、前記吸着材を加熱する加熱部と、前記成分ガスを検出するガス検出部とを備え、前記吸着材及び前記ガス検出部が前記通気部の内部に配置されており、且つ、前記ガス検出部が前記吸着材の鉛直上方に配置され、前記通気部に前記成分ガスを滞留させる開閉手段を備えたガス検出装置を用いたガス検出方法であって、
    前記開閉手段を開状態にして、前記通気手段により前記通気部に気体を通気して、気体中に含まれる成分ガスを前記吸着材に吸着させる吸着工程と、
    前記開閉手段を閉状態にして、前記吸着材を加熱して成分ガスを脱離させる加熱工程と、
    前記加熱工程から所定時間後に前記開閉手段を開状態にして、前記吸着材から脱離した成分ガスを前記ガス検出部で検出する検出工程と
    を含むことを特徴とするガス検出方法。
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