JP2015194687A - 撮像装置 - Google Patents

Abstract

【課題】本開示の撮像装置は、レンズ交換可能な撮像装置において、カメラ本体と交換レンズの両方に像振れ補正機能を有する場合に、より効果的に像振れ補正を実現する撮像装置を提供する。【解決手段】本開示の撮像装置は、カメラ本体と交換レンズと、を備え、カメラ本体は、被写体像を撮像する撮像素子と、撮像素子を光軸に直交する平面で駆動する撮像素子駆動部と、撮像素子と一体に駆動され、光軸に直交する平面の位置を測定するセンサと、カメラ本体のぶれを検知するぶれ検知部と、ぶれ検知部で検知したぶれを、撮像素子駆動部を駆動させることで補正する第１のぶれ補正部と、を含み、交換レンズは、光路を調節してぶれを補正するぶれ補正レンズと、ぶれ補正レンズを光軸に直交する平面で駆動するぶれ補正レンズ駆動部と、カメラ本体の前記センサで測定した位置に基づくぶれを、ぶれ補正レンズ駆動部を駆動させることで補正する第２のぶれ補正部と、を含む。【選択図】図１

Description

本開示は、撮像素子を備える撮像装置に関する。

鮮明な撮像画像の取得を目的として、撮像時における光学像の振れを補正する機構（以下、像振れ補正機構）を有する撮像装置が広く用いられている。

このような像振れ補正機構は、光学レンズの一部または全部を、光軸に垂直な面内または、光軸に対する傾き方向に補正駆動する光学式手振れ補正機構と、撮像素子を光軸に垂直な面内で補正駆動する撮像素子駆動式手振れ補正機構がある。レンズ一体型撮像装置では、撮像装置の性能に応じて、光学式手振れ補正機構と撮像素子駆動式手振れ補正機構のどちらか一方の方式を採用している。レンズ交換可能な撮像装置では、メーカーの設計思想によって、光学式手振れ補正機構か撮像素子駆動式手振れ補正機構を採用している（例えば、特許文献１および、特許文献２参照）。

特開２０１０−１０７７０９号公報 特開２０１２−４８２１５号公報

レンズ交換可能な撮像装置において、カメラ本体と交換レンズの両方に像振れ補正機構を有する場合、それぞれが独立して像振れ補正を行うと、補正動作の相違の発生や、補正残りが生じてしまう可能性がある。

そこで本開示は、レンズ交換可能な撮像装置において、カメラ本体と交換レンズの両方に像振れ補正機能を有する場合に、より効果的に像振れ補正を実現する撮像装置を提供する。

本開示の撮像装置は、カメラ本体と交換レンズと、を備え、カメラ本体は、被写体像を撮像する撮像素子と、撮像素子を光軸に直交する平面で駆動する撮像素子駆動部と、撮像素子と一体に駆動され、光軸に直交する平面の位置を測定するセンサと、カメラ本体のぶれを検知するぶれ検知部と、ぶれ検知部で検知したぶれを、撮像素子駆動部を駆動させることで補正する第１のぶれ補正部と、を含み、交換レンズは、光路を調節してぶれを補正するぶれ補正レンズと、ぶれ補正レンズを光軸に直交する平面で駆動するぶれ補正レンズ駆動部と、カメラ本体の前記センサで測定した位置に基づくぶれを、ぶれ補正レンズ駆動部を駆動させることで補正する第２のぶれ補正部と、を含む。

本開示の撮像装置は、レンズ交換可能な撮像装置のカメラボディと交換レンズの両方に像振れ補正機能を有する場合に、より効果的に像振れ補正を実現することができる。

図１は、実施の形態１に係る撮像装置の概略構成図である。 図２は、図１の撮像装置のうち、ぶれ補正動作に係る構成を中心に取り出した図である。 図３は、実施の形態１に係るぶれ補正を説明する図である。

以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。

なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。

（実施の形態１）
以下、図１〜３を用いて、実施の形態１を説明する。

［１．構成］
［１−１：撮像装置の構成］
図１は、実施の形態１における撮像装置１００の構成図である。撮像装置１００は、レンズ交換式のデジタルカメラである。

撮像装置１００は、カメラ本体１０１と、交換レンズ１０２で構成される。交換レンズ１０２は、カメラ本体１０１に取り外し可能に装着される。

カメラ本体１０１は、ボディマウント１０３、撮像センサ１０４、シャッターユニット１０５、ボディマイコン１０６、シャッター制御部１０７、撮像センサ制御部１０８、アナログフロントエンド（ＡＦＥ：Ａｎａｌｏｇ Ｆｒｏｎｔ Ｅｎｄ）１０９、画像表示部１１０、メモリスロット１１１、ぶれ補正部１１２、ぶれ検知部１１３と不揮発性メモリ１１４で構成される。

交換レンズ１０２は、カメラ本体１０１の撮像センサ１０４に被写体の光学像を結像する。交換レンズ１０２は、レンズマウント１１５、フォーカスレンズ群１１６、フォーカスレンズ群駆動部１１７、絞り１１８、絞り駆動部１１９、ぶれ補正レンズ１２０、ぶれ補正部１２１、レンズマイコン１２２、不揮発性メモリ１２３とぶれ検知部１２４で構成される。

［１−２：カメラ本体の構成］
まず、カメラ本体１０１の構成について説明する。

ボディマウント１０３は、交換レンズ１０２のレンズマウント１１５と相俟って、カメラ本体１０１と交換レンズ１０２を機械的及び電気的に接続するための接続部材である。カメラ本体１０１と交換レンズ１０２が機械的及び電気的に接続されると、ボディマイコン１０６とレンズマイコン１２２は通信可能な状態となる。ボディマウント１０３は、ボディマイコン１０６から受信した露光同期信号やその他制御信号を、レンズマウント１１５を介してレンズマイコン１２２に通知する。また、ボディマウント１０３は、レンズマウント１１５を介してレンズマイコン１２２から受信した信号をボディマイコン１０６に通知する。

撮像センサ１０４は、交換レンズ１０２を介して入射される被写体像を撮像して、画像データを生成する。生成された画像情報は、ＡＦＥ１０９でアナログ形式のデータからデジタル形式のデータに変換される。ＡＦＥ１０９でデジタル形式のデータに変換された画像データは、ボディマイコン１０６で各種の画像処理が施される。各種の画像処理とは、例えば、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、キズ補正処理、ＹＣ変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、静止画ファイル生成、動画ファイル生成等である。

撮像センサ１０４は、撮像素子として例えば、ＣＣＤ（Ｃｈａｒｇｅ Ｃｏｕｐｌｅｄ Ｄｅｖｉｃｅ）イメージセンサやＣＭＯＳ（Ｃｏｍｐｌｅｍｅｎｔａｒｙ Ｍｅｔａｌ−Ｏｘｉｄｅ Ｓｅｍｉｃｏｎｄｕｃｔｏｒ）イメージセンサなどを用いる。

撮像センサ１０４は、光軸ｘに直交する平面で駆動する撮像センサ駆動部１０４ａと、撮像センサ１０４と一体に駆動される加速度センサ１０４ｂと、撮像センサ１０４の移動量を検出する移動量検出部１０４ｃを含む。本実施の形態において、加速度センサ１０４ｂは、光軸ｘに直交する平面の水平方向及び垂直方向の２方向を検出するために、２個の加速度センサを備えている。加速度センサ１０４ｂで検出された加速度信号は、ボディマイコン１０６に出力される。移動量検出部１０４ｃは、撮像センサ１０４の実際の移動量を検出する検出部である。

ぶれ補正部１１２は、撮像センサ１０４の駆動を制御し、移動量検出部１０４ｃと共に撮像センサ１０４を駆動制御するための帰還制御ループを形成している。

ぶれ検知部１１３は、手振れなどに起因するカメラ本体１０１の動きを検出する角速度センサを備える。この角速度センサは、カメラ本体１０１が静止している状態での出力を基準として、カメラ本体１０１が動く方向に応じて正負の角速度信号をボディマイコン１０６へ出力する。本実施の形態では、ヨーイング方向及びピッチング方向の２方向を検出するために２個の角速度センサを設けている。

撮像センサ制御部１０８は、ボディマイコン１０６からの制御信号に基づいて、撮像センサ１０４の動作を制御する。

シャッターユニット１０５は、撮像センサ１０４に対して被写体側に配置され、撮像センサ１０４の露光状態を調節する。シャッターユニット１０５は、交換レンズ１０２からの被写体光を遮蔽し、あるいは、透過することにより、撮像センサ１０４を露光する時間を調節する。シャッターユニット１０５は、例えば、幕を有するフォーカルプレーンシャッターである。

シャッター制御部１０７は、ボディマイコン１０６からの制御信号に基づいてシャッターユニット１０５の駆動を制御する。

メモリスロット１１１は、図示しないメモリが着脱可能に装着される。ボディマイコン１０６は、メモリスロット１１１に装着されたメモリに記録されている画像データまたは動画データ等を読み出す。また、ボディマイコン１０６は、生成された画像データまたは動画データ等をメモリスロット１１１に装着されたメモリに記録する。メモリスロット１１１は、例えば、カード型記録媒体等のメモリを装着する。

なお、メモリスロット１１１に装着されたメモリの代わりに、不揮発性メモリ１１４を用いてもよい。

画像表示部１１０は、画像データを可視画像として表示する。また、画像表示部１１０は、ライブビュー画像を表示する。さらに、画像表示部１１０は、カメラ本体１０１の状態、撮影条件等の各種情報を表示する。ライブビュー画像とは、撮像センサ１０４により撮影される画像を、画像表示部１１０に逐次表示される画像である。言い換えると、ライブビュー画像とは、被写体像のほぼリアルタイムの動画像である。

ボディマイコン１０６は、カメラ本体１０１全体を制御し、各種シーケンスをコントロールする。ボディマイコン１０６はＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等で構成されており、ＲＯＭに格納されたプログラムがＣＰＵに読み込まれることで、ボディマイコン１０６は様々な機能を実現することができる。例えば、ボディマイコン１０６は、交換レンズ１０２がカメラ本体１０１に装着されたことを検知する機能、ぶれ補正を補正可能状態または補正不可能状態に設定する機能などを有している。ボディマイコン１０６は、カメラ本体１０１に設けられた各構成と接続されている。さらに、ボディマイコン１０６は、画像データに処理を施す画像処理を行う。

また、カメラ本体１０１には、撮像装置１００の電源の入切を操作する、図示しない電源スイッチと、使用者がフォーカシング時およびレリーズ時に操作する、図示しないレリーズボタンが設けられている。電源スイッチにより電源が入状態になると、カメラ本体１０１および交換レンズ１０２の各構成に電源が供給される。

不揮発性メモリ１１４には、カメラ本体１０１に関する各種情報である本体情報が格納されている。本体情報は、例えば、カメラ本体１０１のメーカー名、製造年月日、型番、ボディマイコン１０６にインストールされているソフトのバージョン、およびファームアップに関する情報などのカメラ本体１０１を特定するための型式に関する情報や、カメラ本体１０１がぶれ補正機能を搭載しているか否かに関する情報および感度などの検出性能に関する情報、エラー履歴なども含まれている。なお、本体情報は、不揮発性メモリ１１４の代わりにボディマイコン１０６内のメモリに格納されていてもよい。

［１−３：交換レンズの構成］
続いて、交換レンズ１０２の構成について説明する。

レンズマウント１１５は、カメラ本体１０１のボディマウント１０３に嵌合されることにより、交換レンズ１０２がカメラ本体１０１に装着される。レンズマウント１１５は、ボディマウント１０３と相俟って、交換レンズ１０２とカメラ本体１０１を機械的及び電気的に接続するための接続部材である。交換レンズ１０２とカメラ本体１０１が機械的及び電気的に接続されると、レンズマイコン１２２とボディマイコン１０６は通信可能な状態となる。レンズマウント１１５は、レンズマイコン１２２から受信した信号をボディマイコン１０６に通知する。また、ボディマウント１０３を介してボディマイコン１０６から受信した露光同期信号やその他制御信号を、レンズマイコン１２２に通知する。

フォーカスレンズ群１１６は、複数のレンズで構成され、フォーカスを調整する。フォーカスレンズ群１１６は、交換レンズ１０２の規格として定められた最至近合焦位置から無限合焦位置までの区間で光軸方向に移動可能である。

フォーカスレンズ群駆動部１１７は、使用者の撮像装置１００の操作やカメラ本体１０１のボディマイコン１０６からの制御信号に応じて、フォーカスレンズ群１１６を駆動する。

絞り１１８は、フォーカスレンズ群１１６を通過して、カメラ本体１０１の撮像センサ１０４に入射する光の量を調節する。絞り１１８は、絞り駆動部１１９により駆動される。

絞り駆動部１１９は、カメラ本体１０１のボディマイコン１０６からの制御信号に応じて、絞り１１８を駆動する。

ぶれ補正レンズ１２０は、光路を調節することで像振れを補正するレンズである。ぶれ補正レンズ１２０は、光軸ｘに直交する平面で駆動するぶれ補正レンズ駆動部１２０ａと、ぶれ補正レンズ１２０の実際の移動量を検出する移動量検出部１２０ｂを含む。

ぶれ補正部１２１は、ぶれ補正レンズ１２０の駆動を制御し、移動量検出部１２０ｂと共にぶれ補正レンズ１２０を駆動制御するための帰還制御ループを形成している。

レンズマイコン１２２は、交換レンズ１０２全体を制御し、交換レンズ１０２の各構成と接続している。レンズマイコン１２２は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ等で構成されており、ＲＯＭに格納されたプログラムがＣＰＵに読み込まれることで、様々な機能を実現することができる。例えば、レンズマイコン１２２は、ボディマイコン１０６からの制御信号に基づいて、ぶれ補正を補正可能状態または補正不可能状態に設定する機能を有している。

不揮発性メモリ１２３には、交換レンズ１０２に関する各種情報であるレンズ情報が格納されている。レンズ情報は、例えば、交換レンズ１０２のメーカー名、製造年月日、型番、レンズマイコン１２２にインストールされているソフトのバージョンおよびファームアップに関する情報などの交換レンズ１０２を特定するための型式に関する情報や、交換レンズ１０２がぶれ補正機能を搭載しているか否かに関する情報、ぶれ補正機能を搭載している場合は、ぶれ検知部１２４の型番および感度などの検出性能に関する情報、ぶれ補正部１２１の型番および最大補正可能角度などの補正性能に関する情報、ぶれ補正を行うためのソフトのバージョンなどが含まれている。さらに、レンズ情報には、ぶれ補正部１２１の駆動に必要な消費電力に関する情報およびぶれ補正部１２１の駆動方式に関する情報も含まれる。また、不揮発性メモリ１２３は、ボディマイコン１０６から送信された情報も格納可能である。

なお、レンズ情報は、不揮発性メモリ１２３の代わりに、レンズマイコン１２２内のメモリに格納されていてもよい。

ぶれ検知部１２４は、手振れなどに起因する交換レンズ１０２の動きを検出する角速度センサを含む。この角速度センサは、交換レンズ１０２が静止している状態での出力を基準として、交換レンズ１０２が動く方向に応じて正負の角速度信号を出力する。角速度センサは、ヨーイング方向及びピッチング方向の２方向を検出するために２個備えている。角速度センサで出力された角速度信号は、レンズマイコン１２２に出力される。このぶれ検知部１２４は、交換レンズ１０２単独でぶれ補正を実施する場合に用いられる構成であり、本実施の形態におけるぶれ補正の動作では使用しない。

［２．ぶれ補正動作］
実施の形態１における撮像装置１００のぶれ補正動作を説明する。図２は、図１で説明した撮像装置１００のうち、ぶれ補正動作に係る構成を中心に取り出した図である。

本実施の形態におけるぶれ補正動作の制御は、カメラ本体１０１のボディマイコン１０６が行い、ぶれ補正動作を実施する時には、ボディマイコン１０６からレンズマイコン１２２へぶれ補正動作の開始を通知し、交換レンズ１０２単独でぶれ補正は実施しないように指令する。

カメラ本体１０１のぶれ検知部１１３にて、撮像装置１００に発生するぶれを検知する。検知したぶれは、ヨーイング方向及びピッチング方向の２方向の角速度信号である。検知した２方向の角速度信号をボディマイコン１０６に通知する。ボディマイコン１０６は、ぶれ補正部１１２へ、通知された２方向の角速度信号を送信し、ぶれの補正量を算出するように制御する。ぶれ補正部１１２は、２方向の角速度信号に基づいてぶれの「補正量Ａ」を算出し、撮像センサ駆動部１０４ａへ通知する。

撮像センサ駆動部１０４ａは、通知された「補正量Ａ」に基づき撮像センサ１０４を補正駆動する。

撮像センサ駆動部１０４ａの補正駆動で「補正量Ａ」全ての補正ができているか否かを、移動量検出部１０４ｃで確認する。移動量検出部１０４ｃは、撮像センサ１０４の実際の「移動量Ｂ」を検出する。検出した「移動量Ｂ」が、「補正量Ａ」と同じであれば、ぶれ補正が完了するが、同じでない場合は、「移動量Ｂ」をぶれ補正部１１２に通知し、ぶれ補正部１１２は、「残りの補正量Ｃ」を補正駆動するように、撮像センサ駆動部１０４ａへ「残りの補正量Ｃ」を通知する。しかし、帰還制御ループでフィードバックを行うと補正に時間がかかってしまう。

そこで、帰還制御ループのフィードバックを待たずに、加速度センサ１０４ｂを用いて、交換レンズ１０２側で「残りの補正量Ｃ」の補正を行う。

図３は、本実施の形態のぶれ補正を説明する図である。図３において、撮像センサ１０４が点線から実線の位置まで移動したとする。この移動によるぶれの補正量が「補正量Ａ」である。撮像センサ駆動部１０４ａにより撮像センサ１０４を補正した後、移動量検出部１０４ｃで検出した実際の「移動量Ｂ」を「補正量Ａ」から引いた「残りの補正量Ｃ」が補正できていない。

「補正量Ａ」は、２つの角速度センサによって２方向の回転方向によるぶれを検出することで算出した。同様に「残りの補正量Ｃ」をぶれ検知部１１３の２つの角速度センサで検知すると、検知する角速度センサのそれぞれの回転角は、それぞれ一方向の並進運動と近似できる程度に小さい。そこで、加速度センサ１０４ｂを用いて、撮像装置１００に残るぶれを測定する。測定したぶれは、水平方向と垂直方向の並進運動である加速度信号である。測定した加速度信号をボディマイコン１０６へ通知する。加速度信号の通知をうけたボディマイコン１０６は、レンズマイコン１２２へ加速度信号を通知する。

レンズマイコン１２２は、通知された加速度信号をぶれ補正部１２１へ送信し、ぶれの補正量を算出するように制御する。ぶれ補正部１２１は、加速度信号に基づいて、「残りの補正量Ｃ」を算出し、ぶれ補正レンズ駆動部１２０ａへ通知する。

ぶれ補正レンズ駆動部１２０ａは、通知された「残りの補正量Ｃ」に基づきぶれ補正レンズ１２０を補正駆動する。

ぶれ補正レンズ駆動部１２０ａにおける補正駆動で「残りの補正量Ｃ」全ての補正ができているか否かを、移動量検出部１２０ｂで確認する。移動量検出部１２０ｂは、ぶれ補正レンズ１２０の実際の「移動量Ｄ」を検出する。検出した「移動量Ｄ」が、「残り補正量Ｃ」と同じであれば、補正が完了するが、同じでない場合は、「移動量Ｄ」をぶれ補正部１２１に通知し、ぶれ補正部１２１は、残りの補正量を補正駆動するようにぶれ補正レンズ駆動部１２０ａへ残りの補正量を通知する。このように帰還制御ループにより補正を行う。

なお、「残りの補正量Ｃ」は、レンズマイコン１２２で演算したが、ボディマイコン１０６で演算後、演算結果をレンズマイコン１２２へ送信してもよい。

なお、「残りの補正量Ｃ」の算出に加速度センサを用いたが、これに限られない。並進運動の測定が可能なセンサであれば別のセンサを用いてもよい。

なお、撮像センサと一体に駆動され、光軸に直交する平面の位置を測定するセンサとしては、加速度センサを用いたが、これに限られない。加速度センサの代わりに画像による検出を行ってもよいし、これらを併用してもよいし、別の検出方法で検出してもよい。

［３．効果］
以上のように、本実施の形態において、撮像装置は、カメラ本体と交換レンズと、を備え、カメラ本体は、被写体像を撮像する撮像素子と、撮像素子を光軸に直交する平面で駆動する撮像素子駆動部と、撮像素子と一体に駆動され、光軸に直交する平面の位置を測定するセンサと、カメラ本体のぶれを検知するぶれ検知部と、ぶれ検知部で検知したぶれを、撮像素子駆動部を駆動させることで補正する第１のぶれ補正部と、を含み、交換レンズは、光路を調節してぶれを補正するぶれ補正レンズと、ぶれ補正レンズを光軸に直交する平面で駆動するぶれ補正レンズ駆動部と、カメラ本体の前記センサで測定した位置に基づくぶれを、ぶれ補正レンズ駆動部を駆動させることで補正する第２のぶれ補正部と、を含む。

これにより、本開示の撮像装置は、レンズ交換可能な撮像装置のカメラボディと交換レンズの両方に像振れ補正機能を有する場合に、より効果的に像振れ補正を実現することができる。

さらに、本実施の形態において、撮像装置のセンサは、加速度センサであり、ぶれ検知部は、カメラ本体の角速度を検知する角速度センサである。

これにより、回転方向の像振れ補正だけでなく、カメラ本体のぶれ検知部では検出できない水平方向および垂直方向の並進方向のぶれも検出でき、並進方向の像ぶれの補正ができる。

本開示の撮像装置は、交換レンズとカメラ本体とを備えるカメラである、ミラーレスカメラ、一眼レフカメラ等に適用可能である。

１００ 撮像装置
１０１ カメラ本体
１０２ 交換レンズ
１０３ ボディマウント
１０４ 撮像センサ
１０４ａ 撮像センサ駆動部
１０４ｂ 加速度センサ
１０４ｃ 移動量検出部
１０５ シャッターユニット
１０６ ボディマイコン
１０７ シャッター制御部
１０８ 撮像センサ制御部
１０９ ＡＦＥ
１１０ 画像表示部
１１１ メモリスロット
１１２ ぶれ補正部
１１３ ぶれ検知部
１１４ 不揮発性メモリ
１１５ レンズマウント
１１６ フォーカスレンズ群
１１７ フォーカスレンズ群駆動部
１１８ 絞り
１１９ 絞り駆動部
１２０ ぶれ補正レンズ
１２０ａ ぶれ補正レンズ駆動部
１２０ｂ 移動量検出部
１２１ ぶれ補正部
１２２ レンズマイコン
１２３ 不揮発性メモリ
１２４ ぶれ検知部

Claims (2)

1. カメラ本体と交換レンズと、を備え、
   前記カメラ本体は、
   被写体像を撮像する撮像素子と、
   前記撮像素子を光軸に直交する平面で駆動する撮像素子駆動部と、
   前記撮像素子と一体に駆動され、光軸に直交する平面の位置を測定するセンサと、
   前記カメラ本体のぶれを検知するぶれ検知部と、
   前記ぶれ検知部で検知したぶれを、前記撮像素子駆動部を駆動させることで補正する第１のぶれ補正部と、を含み、
   前記交換レンズは、
   光路を調節してぶれを補正するぶれ補正レンズと、
   前記ぶれ補正レンズを光軸に直交する平面で駆動するぶれ補正レンズ駆動部と、
   前記カメラ本体の前記センサで測定した位置に基づくぶれを、前記ぶれ補正レンズ駆動部を駆動させることで補正する第２のぶれ補正部と、を含む、
   撮像装置。
2. 前記センサは、加速度センサであり、
   前記ぶれ検知部は、前記カメラ本体の角速度を検知する角速度センサである、
   請求項１に記載の撮像装置。

Images