JP2010160178A - 撮像装置 - Google Patents

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Takayuki Shinohara
隆之 篠原
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Abstract

【課題】 従来の撮像装置では、操作者は、実際に取得される撮影画像について、手ぶれ補正によってどの程度ぶれが低減するかを把握することができなかった。
【解決手段】 CPU6は、ぶれ検出センサ19からの検出信号に基づいてS4で算出される手ぶれ量に基づき、S5で、撮像面5aにおける被写体像の像ぶれ量を算出する。そして、この像ぶれ量に基づいて行われるぶれ補正の後にも撮像面5aに補正誤差として残る被写体像の残留ぶれ量をS6で算出し、S7で、算出した残留ぶれ量の絶対値の時間の経過に伴う変動をスルー画と共に液晶モニタ21にグラフで表示する。また、S10で、レリーズ操作に応じて被写体像が撮像される露光期間Tをグラフで表示する。また、S11で、露光期間Tの間における残留ぶれ量の絶対値の平均値を算出し、S12で、この平均値をグラフで表示する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被写体像の像ぶれを補正するぶれ補正手段を備えた撮像装置に関するものである。
従来、このような撮像装置としては、例えば、下記の特許文献1に開示されるカメラがある。このカメラでは、防振装置によって補正レンズが被写体像のぶれを低減する方向に移動することで、手ぶれ補正が行われる。また、露光前や露光中に手ぶれ量検出回路によって手ぶれが検出されると、その手ぶれの大きさが、防振装置により像ぶれ抑制効果の得られる範囲内のものであるか否かが判断される。判断の結果は、LED制御回路によるLED(発光ダイオード)の点滅駆動により、操作者に警告される。手ぶれの大きさが像ぶれ抑制効果が得られるものであると判断されると、LEDは消灯状態となる。また、手ぶれの大きさが像ぶれ抑制効果が得られないものであると判断されると、LEDは速い周期で点滅する。また、手ぶれの大きさが像ぶれ抑制効果がやや得られるものであると判断されると、LEDは遅い周期で点滅する。このため、操作者は、LEDの点滅状態から、カメラに生じる手ぶれの大きさを把握することができる。
特開平4−122917号公報
しかしながら、手ぶれが撮影画像に与える影響は、手ぶれの大きさだけでなく手ぶれの周波数なども関係し、手ぶれの大きさと失敗写真となる確率との間に明確な関係はない。このため、上記従来の撮像装置では、操作者は、手ぶれの大きさをLEDの点滅状態から把握することはできても、実際に取得される撮影画像について、防振装置による手ぶれ補正によってどの程度ぶれが低減するかを、把握することはできなかった。また、実際にレリーズボタンを押して撮影操作を行っているときの手ぶれが失敗写真の要因となるが、上記従来の撮像装置では、撮影操作前の手ぶれの大きさしか把握できなかった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
光学系を介して被写体像を撮像する撮像手段と、
撮像手段を収納する筐体に生じる手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出手段と、
手ぶれ量検出手段により検出される手ぶれ量に基づいて、撮像手段の撮像面における被写体像の像ぶれ量を算出する像ぶれ量算出手段と、
像ぶれ量算出手段により算出される像ぶれ量に基づいて、被写体像の像ぶれを補正するぶれ補正手段と、
ぶれ補正手段により像ぶれの補正が行われた後にも被写体像に残留する残留ぶれ量を算出する残留ぶれ量算出手段と、
残留ぶれ量算出手段により算出される残留ぶれ量を表示する表示手段と
を備えて撮像装置を構成した。
この構成によれば、手ぶれ量検出手段により検出される手ぶれ量に基づいて、撮像手段の撮像面に撮像される被写体像の像ぶれ量が像ぶれ量算出手段によって算出され、算出される像ぶれ量に基づいてぶれ補正手段により像ぶれの補正が行われる。ぶれ補正手段により像ぶれの補正が行われた後にも被写体像に残留する残留ぶれ量は、残留ぶれ量算出手段によって算出されると共に、表示手段によって表示される。このため、操作者は、表示手段によって表示される残留ぶれ量に基づいて、失敗写真に直接関係する、ぶれ補正手段によるぶれ補正の効果を把握することができる。この結果、撮像手段で撮像される被写体像の構図を確認するための画像であるスルー画が表示手段によって表示されている場合に、操作者は、表示される残留ぶれ量に基づき、残留ぶれ量が表示されないように、手ぶれの発生要因となる撮影条件を撮影前に予め調整することができ、表示される残留ぶれ量をこれから行う撮影に役立てることができる。また、被写体像が撮像された直後に表示される操作者の撮影確認用画像であるフリーズ画や、記憶された撮影画像を撮影後に視認する際に表示される再生画が、表示手段によって表示されている場合には、操作者は、表示される残留ぶれ量に基づき、手ぶれの発生要因となった撮影条件を撮影後に確認することができ、表示される残留ぶれ量を次回の撮影における撮影条件の調整に役立てることができる。
また、本発明は、
撮像手段が、操作者のレリーズ操作に応じて被写体像を所定時間撮像し、
残留ぶれ量算出手段が、所定時間の間に算出される残留ぶれ量の平均値または積算値を算出し、
表示手段が、残留ぶれ量算出手段により算出される残留ぶれ量の平均値または積算値を表示することを特徴とする。
この構成によれば、レリーズ操作に応じて被写体像が撮像されると、残留ぶれ量算出手段により、被写体像が撮像される所定時間の間の残留ぶれ量の平均値または積算値が算出され、表示手段により、算出された残留ぶれ量およびその平均値または積算値が表示される。このため、操作者は、表示される残留ぶれ量およびその平均値または積算値に基づき、レリーズ操作をして被写体像をまさに撮影している間に発生した手ぶれの平均的影響または手ぶれの積算する影響を知ることができ、瞬間的な手ぶれの大きさによらない手ぶれの平均値または積算値を次回の撮影における撮影条件の調整に役立てることができる。
また、本発明は、表示手段が、残留ぶれ量の時間の経過に伴う変動を表示することを特徴とする。
この構成によれば、表示手段により、残留ぶれ量の時間の経過に伴う変動が表示されるため、スルー画が表示手段によって表示されている場合には、操作者は、時間の経過に伴って表示される残留ぶれ量に基づき、撮影条件の調整をしながら手ぶれ補正の効果を随時確認することができる。このため、ぶれ補正の効果をフィードバックして確認しながら、適切に撮影条件の調整を行える。また、フリーズ画や再生画が表示されている場合には、操作者は、時間の経過に伴って表示される残留ぶれ量に基づき、発生した手ぶれの時間変化から手ぶれの発生要因となった撮影条件を撮影後に容易に推測することができ、次回の撮影における撮影条件の調整に役立てることができる。
また、本発明は、表示手段が、残留ぶれ量の時間の経過に伴う変動を所定時間に関連付けて表示することを特徴とする。
この構成によれば、表示手段により、残留ぶれ量の時間の経過に伴う変動が被写体像の撮像される所定時間に関連付けられて表示される。このため、操作者は、フリーズ画や再生画が表示されている場合に、残留ぶれ量の時間変化における、被写体像が撮像される所定時間のタイミングを知ることができ、このタイミングから、撮像が行われる前、および撮像中における残留ぶれ量の推移を把握して、手ぶれの発生要因となった撮影条件を撮影後により容易に推測することができ、次回の撮影における撮影条件の調整に役立てることができる。
また、本発明は、表示手段が、手ぶれ量検出手段により検出される手ぶれ量および像ぶれ量算出手段により算出される像ぶれ量を残留ぶれ量に関連付けて表示することを特徴とする。
この構成によれば、表示手段により、残留ぶれ量が、手ぶれ量検出手段によって検出される手ぶれ量、および像ぶれ量算出手段によって算出される像ぶれ量に関連付けられて表示される。このため、操作者は、残留ぶれ量を手ぶれ量や像ぶれ量と対比してみることで、ぶれ補正手段によりぶれ補正が行われる前後の各時点における各量を認識し、ぶれ補正手段によるぶれ補正の効果や、手ぶれを抑制するための撮影条件の調整の影響を把握できるようになる。
本発明による撮像装置によれば、上記のように、操作者は、表示手段によって表示される残留ぶれ量に基づいて、失敗写真に直接関係する、ぶれ補正手段によるぶれ補正の効果を把握することができ、これから行う撮影や次回の撮影における撮影条件の調整に役立てることができる。
次に、本発明による撮像装置をデジタルカメラに適用した場合における、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるデジタルカメラ30の背面図である。
デジタルカメラ30の筐体30aの上部には、被写体像を撮影する際に操作されるレリーズボタン31が設けられている。レリーズボタン31は、半押しされるとオートフォーカス機能を作動させ、全押しされると予め設定されたシャッター速度でシャッターを開かせ、被写体像を所定時間露光させて被写体像の撮像を行わせる。筐体30aの背面には、TFT(Thin Film Transistor)液晶からなる液晶モニタ21が設けられている。この液晶モニタ21の右下方には、手ぶれに関する情報を表示するぶれ情報表示領域21Aが設けられている。また、液晶モニタ21の右側の筐体30aの背面には、モードボタン32、切換ボタン33、十字キー34、メニューボタン35、および削除ボタン36が設けられている。モードボタン32は、画像の再生時に操作されることにより、再生モードメニューを液晶モニタ21に表示させ、撮影時に操作されることにより、撮影モードメニューを液晶モニタ21に表示させる。切換ボタン33は、撮影モードと再生モードとを切り換える際に操作される。メニューボタン35は、操作されることにより、デジタルカメラ30の設定を行う各種メニュー画面を液晶モニタ21に表示させる。削除ボタン36は、撮影画像の再生中に操作されると再生画像データの削除確認画面を液晶モニタ21に表示させ、削除確認画面が表示されているときに再度操作されると再生画像のデータを削除させる。また、十字キー34は、上下左右に操作されることにより、メニュー画面におけるメニュー項目の選択や再生画像の選択などを行わせる。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ30の構成の概略を示すブロック図である。
本実施形態におけるデジタルカメラ30は、ズームレンズ1,ぶれ補正レンズ2および焦点調節レンズ3からなる光学系4を備えている。光学系4を介して導かれた被写体光は、撮像素子5の撮像面5a上に被写体像を投影する。ズームレンズ1,ぶれ補正レンズ2,および焦点調節レンズ3は、CPU(中央演算処理部)6の制御により、ズームレンズ駆動部7,ぶれ補正レンズ駆動部8,および焦点調節レンズ駆動部9がそれぞれ駆動されることで、矢示する方向に移動する。ズームレンズ1が光軸方向に移動すると、撮像素子5の撮像面5a上に投影される被写体像は拡大または縮小され、光学ズームの拡大倍率が調節される。また、焦点調節レンズ3が光軸方向に移動すると、撮像素子5の撮像面5a上に投影される被写体像のピントが調節される。また、ぶれ補正レンズ2がデジタルカメラ30の手ぶれ方向と逆の方向に移動すると、撮像素子5の撮像面5a上に導かれる光の屈折方向が手ぶれを打ち消す方向に変化し、撮像面5a上に投影される被写体像のぶれが補正される。ズームレンズ1,ぶれ補正レンズ2,および焦点調節レンズ3の各レンズ位置は、それぞれ、ズームレンズ位置検出センサ10,ぶれ補正レンズ位置検出センサ11,および焦点調節レンズ位置検出センサ12により検出され、検出された信号はCPU6に出力される。
撮像素子5は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などからなり、光学系4を介して被写体像を撮像する撮像手段を構成している。撮像素子5は、操作部22を構成する上記のレリーズボタン31に対する操作者のレリーズ操作に応じ、被写体像を設定されたシャッタースピードに応じた所定時間(以下、露光時間と記す)撮像する。撮像された被写体像はアナログの撮像信号に変換され、変換された撮像信号は、A/D変換部13においてデジタル信号に変換される。画像処理部14は、A/D変換部13でデジタル信号に変換された撮像信号をバス15を介して取得し、取得した撮像信号に対して、ホワイトバランス処理やガンマ補正、圧縮処理などの画像処理を行って画像データを生成する。生成された画像データは、バス15を介して一旦バッファメモリ16に格納された後、I/F部17を介してメモリカードなどの筐体30aに着脱自在な記録媒体18に記録される。
また、CPU6にはぶれ検出センサ19が接続されている。ぶれ検出センサ19は、操作者による手ぶれ等によって発生する筐体30aのヨーイング方向およびピッチング方向の手ぶれ量を角速度として検出するジャイロセンサなどからなり、撮像素子5を収納する筐体30aに生じる手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出手段を構成している。ぶれ検出センサ19から角速度信号がCPU6に出力されると、CPU6は、角速度信号を時間で積分して角度に変換して、手ぶれによって筐体30aのぶれた角度を手ぶれ量として算出する。そして、算出した手ぶれ量に基づいて、ぶれ補正レンズ2の目標位置を算出し、算出した目標位置をぶれ補正レンズ駆動部8に出力する。ぶれ補正レンズ駆動部8は、この目標位置にぶれ補正レンズ2を移動させて、撮像面5aでの像ぶれの補正を行う。このぶれ補正レンズ駆動部8によるぶれ補正レンズ2の移動は、ぶれ補正レンズ2の移動量と、ぶれ補正レンズ2の移動による撮像面5aにおける被写体像の移動量との間の倍率が考慮されて、行われる。ぶれ補正レンズ駆動部8によって移動させられたぶれ補正レンズ2の実際の位置はぶれ補正レンズ位置検出センサ11によって検出され、目標位置と実際のぶれ補正レンズ2の位置との差分が“0”に近づくように、ぶれ補正レンズ2の現在位置をフィードバックさせながら、ぶれ補正が行われる。ぶれ補正が行われた後にぶれ補正レンズ位置検出センサ11によって検出されたぶれ補正レンズ2の位置と上記の目標位置との差分は、ぶれ補正の後にも被写体像に残留する残留ぶれ量となる。
CPU6は、ぶれ検出センサ19により検出される手ぶれ量に基づいて、撮像素子5の撮像面5aにおける被写体像の像ぶれ量を算出する像ぶれ量算出手段を構成している。また、ぶれ補正レンズ2、ぶれ補正レンズ駆動部8、ぶれ補正レンズ位置検出センサ11、およびCPU6は、像ぶれ量算出手段により算出される像ぶれ量に基づいて、被写体像の像ぶれを補正するぶれ補正手段を構成している。また、CPU6は、ぶれ補正手段により像ぶれの補正が行われた後にも被写体像に残留する残留ぶれ量を算出する残留ぶれ量算出手段を構成している。本実施形態では、残留ぶれ量算出手段は、撮像面5aに被写体像が撮像される露光時間の間に算出される残留ぶれ量の平均値を算出する。
また、バス15には、フラッシュメモリ20および液晶モニタ21が接続されている。フラッシュメモリ20は、データの読み書きが電気的に可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などからなり、CPU6が種々の処理を行う際の制御プログラムであるファームウェアや、操作部22を構成する十字キー34などの操作によって設定されるメニュー画面におけるメニュー項目の内容等が記憶される。上記のレリーズボタン31、および図1に示した各ボタン32,33,35,36、ならびに十字キー34は、いずれも操作部22を構成している。また、液晶モニタ21には、撮影に関する種々の情報や、構図を確認するための撮影画像、上記のメニュー画面などが表示される。液晶モニタ21は、残留ぶれ量算出手段により算出される残留ぶれ量を表示する表示手段を構成している。本実施形態では、液晶モニタ21は、残留ぶれ量算出手段により算出される残留ぶれ量の平均値を表示すると共に、残留ぶれ量の時間の経過に伴う変動を露光時間に関連付けて表示する。また、液晶モニタ21は、ぶれ検出センサ19により検出される手ぶれ量、および像ぶれ量算出手段により算出される像ぶれ量を、残留ぶれ量に関連付けて表示する。
図3は、CPU6によって行われる被写体像の撮影処理の概略を示すフローチャートである。
この撮影処理では、まず、CPU6は、図3,S1において、図示しない電源スイッチが操作されて、デジタルカメラ30の電源が“オン”になっているか否かを判別する。この判別が“NO”である場合、撮影処理は終了する。一方、電源スイッチが“オン”になっていてS1の判別が“YES”である場合、CPU6は、S2において、切換ボタン33の操作によって撮影モードに切り換えられているか否かを判別する。再生モードに切り換えられていてS2の判別が“NO”である場合、処理はS1に戻る。また、撮影モードに切り換えられていてS2の判別“YES”である場合、CPU6は、S3において、スルー画を液晶モニタ21に表示する。スルー画とは、撮像素子5の撮像面5aで撮像される被写体像の構図を確認するための画像である。
次に、CPU6は、S4において、ぶれ検出センサ19からの検出信号に基づいて、デジタルカメラ30の筐体30aに生じる手ぶれ量を手ぶれの大きさとして算出する。続いて、CPU6は、算出した手ぶれ量に基づいて、S5において、像ぶれの補正が行われる前の、撮像素子5の撮像面5aにおける被写体像の像ぶれ量を算出する。手ぶれは光学系4を通過して撮像面5aに入射する被写体光がずれることで生じ、一般的に、撮像面5aにおける像ぶれ量は、手ぶれの大きさと光学要因(焦点調節レンズ3の位置)によって決定される。続いて、CPU6は、ぶれ補正レンズ駆動部8を制御して、S4で検出された手ぶれ角度が“0”となる方向に、S5で算出された像ぶれ量だけぶれ補正レンズ2を移動させて、ぶれ補正を行い、さらに、S6において、このぶれ補正の後にも、撮像面5aに補正誤差として残る被写体像の残留ぶれ量を算出する。この残留ぶれ量は、上述したように、上記のぶれ補正でぶれ補正レンズ駆動部8によって制御されるぶれ補正レンズ2の目標位置と、ぶれ補正レンズ駆動部8によって実際に移動したぶれ補正レンズ2の位置との差分として、算出される。続いて、CPU6は、S4,S5,およびS6で算出した各ぶれ量の絶対値の時間の経過に伴う変動を、S7において、液晶モニタ21のぶれ情報表示領域21Aに図4に示すようなグラフとして表示する。
同グラフの縦軸はぶれ量、横軸は時間経過を表している。また、実線は、S4の処理で算出される手ぶれ量の絶対値、破線は、S5の処理で算出される像ぶれ量の絶対値、一点鎖線は、S6の処理で算出される残留ぶれ量の絶対値を示している。各ぶれ量の絶対値は、ヨーイング方向におけるぶれおよびピッチング方向におけるぶれの合成ベクトルの大きさに相当し、約5秒前から現時点までの間における時間の経過に伴う変動として表示される。
次に、CPU6は、図3,S8において、レリーズボタン31が全押しされたか否かを判別する。この判別が“NO”である場合、処理はS3に戻り、上述したS3〜S7の処理が繰り返され、図4に示すグラフが液晶モニタ21のぶれ情報表示領域21Aに表示され続ける。このため、液晶モニタ21で被写体の構図を確認し、ぶれ情報表示領域21Aで各ぶれ量を把握しながら、ライブビュー撮影を行うことが可能となる。レリーズボタン31が全押しされて、S8の判別が“YES”になると、続いて、CPU6は、S9において、レリーズ操作に応じて撮像面5aに被写体像が露光される露光期間Tを算出する。次に、CPU6は、算出した露光期間TをS10で図5に示すようにぶれ情報表示領域21Aにグラフ表示する。同図に示す例では、上述した図4に示すグラフと同様、残留ぶれ量の絶対値が手ぶれ量および像ぶれ量の絶対値に関連付けられて表示されており、矢示するように露光期間Tが明示された状態になっている。この露光期間Tの間における手ぶれの大きさが、撮像素子5によって得られる撮影画に影響を与える。続いて、CPU6は、露光期間Tの間における残留ぶれ量の絶対値の平均値をS11において算出する。この残留ぶれ量の平均値は、露光期間Tの間における残留ぶれ量の積算値を露光期間Tで除することで、算出される。続いて、CPU6は、算出した残留ぶれ量の平均値を、S12で、液晶モニタ21のぶれ情報表示領域21Aに図6に示すようにグラフ表示する。
同グラフは、図4に示すグラフと同様、縦軸および横軸はそれぞれぶれ量および経過時間を表している。また、実線は残留ぶれ量の絶対値、破線はこの絶対値の平均値を示し、いずれもS9で算出された露光期間Tと関連付けられて表示されており、露光期間Tが明示された状態になっている。スルー画表示中の手ぶれの大きさは撮影画に影響を与えないものであるため、撮影者が次回の撮影に役立てるために必要となる残留ぶれ量の平均値は、図6に示すように、撮影動作中すなわち露光期間Tの間だけ算出されて表示されれば十分である。
レリーズボタン31が全押しされて上述したS9〜S12の処理が行われている間、液晶モニタ21には、撮像素子5で撮像された直後に表示される操作者の撮影確認用画像であるフリーズ画が表示されている。つまり、液晶モニタ21にフリーズ画が表示されているときには、同時に、上述した残留ぶれ量の平均値がぶれ情報表示領域21Aに図6に示すようにグラフ表示される。S12の処理が終了すると、処理はS1に戻り、上述した処理が繰り返される。
このような本実施形態によるデジタルカメラ30によれば、上述したように、図3,S4でぶれ検出センサ19により検出される手ぶれ量に基づいて、撮像素子5の撮像面5aに撮像される被写体像の像ぶれ量が、S5で像ぶれ量算出手段によって算出される。そして、算出される像ぶれ量に基づいて、ぶれ補正レンズ駆動部8によりぶれ補正レンズ2が移動させられて、像ぶれの補正が行われる。像ぶれの補正が行われた後にも被写体像に残留する残留ぶれ量は、S6で残留ぶれ量算出手段によって算出されて、S7で、ぶれ情報表示領域21Aに図4に示すようなグラフで表示される。このため、操作者は、ぶれ情報表示領域21Aに表示される残留ぶれ量に基づいて、失敗写真に直接関係する、ぶれ補正レンズ2の移動によるぶれ補正の効果を把握することができる。この結果、被写体像の構図を確認するスルー画が液晶モニタ21によって表示されている場合に、操作者は、ぶれ情報表示領域21Aに表示される残留ぶれ量に基づき、残留ぶれ量がグラフに表示されないように、手ぶれの発生要因となる撮影条件を撮影前に予め調整することができる。例えば、デジタルカメラ30の構え方や、シャッター速度、ISO(International Organization for Standardization)感度の設定などを撮影前に予め調整することができ、ぶれ情報表示領域21Aに表示される残留ぶれ量をこれから行う撮影に役立てることができる。また、被写体像が撮像された直後にフリーズ画が液晶モニタ21によって表示されている場合に、操作者は、ぶれ情報表示領域21Aに表示される残留ぶれ量に基づき、手ぶれの発生要因となった撮影条件を撮影後に確認することができ、ぶれ情報表示領域21Aに表示される残留ぶれ量を次回の撮影における撮影条件の調整に役立てることができる。
また、本実施形態では、レリーズボタン31の全押し操作に応じて被写体像が撮像されると、残留ぶれ量算出手段により、図3,S10において、被写体像が撮像される露光期間Tの間の残留ぶれ量の平均値が算出され、S12において、算出された残留ぶれ量およびその平均値が液晶モニタ21のぶれ情報表示領域21Aに図6に示すように表示される。このため、操作者は、表示される残留ぶれ量およびその平均値に基づき、レリーズ操作をして被写体像をまさに撮影している間に発生した手ぶれの平均的影響を知ることができ、瞬間的な手ぶれの大きさによらない手ぶれの平均値を次回の撮影における撮影条件の調整に役立てることができる。
また、本実施形態では、液晶モニタ21により、図3,S7において、ぶれ情報表示領域21Aに残留ぶれ量の時間の経過に伴う変動が図4に示すグラフのように表示されるため、スルー画が液晶モニタ21によって表示されている場合には、操作者は、時間の経過に伴って表示される残留ぶれ量に基づき、撮影条件の調整をしながら手ぶれ補正の効果を随時確認することができる。このため、ぶれ補正の効果をフィードバックして確認しながら、適切に撮影条件の調整を行える。また、フリーズ画が表示されている場合には、操作者は、時間の経過に伴って図5に示すグラフのように表示される残留ぶれ量に基づき、発生した手ぶれの時間変化から手ぶれの発生要因となった撮影条件を撮影後に容易に推測することができ、次回の撮影における撮影条件の調整に役立てることができる。
また、本実施形態では、液晶モニタ21により、図3,S10において、残留ぶれ量の時間の経過に伴う変動が被写体像の撮像される露光期間Tに関連付けられて、図5に示すグラフのように表示される。このため、操作者は、フリーズ画が表示されている場合に、残留ぶれ量の時間変化における、被写体像が撮像される露光期間Tのタイミングを知ることができ、このタイミングから、撮像が行われる前、および撮像中における残留ぶれ量の推移を把握して、手ぶれの発生要因となった撮影条件を撮影後により容易に推測することができ、次回の撮影における撮影条件の調整に役立てることができる。
また、本実施形態では、残留ぶれ量が、ぶれ検出センサ19によって検出される手ぶれ量、および像ぶれ量算出手段によって算出される像ぶれ量に関連付けられて、ぶれ情報表示領域21Aに図4や図5に示すグラフのように表示される。このため、操作者は、残留ぶれ量を手ぶれ量や像ぶれ量と対比してみることで、ぶれ補正手段により像ぶれの補正が行われる前後の各時点における各量を認識し、ぶれ補正手段による像ぶれの補正の効果や、手ぶれを抑制するための撮影条件の調整の影響を把握できるようになる。
なお、上記実施形態では、レリーズボタン31が全押しされてフリーズ画が液晶モニタ21に表示されているときに、図3,S12において、露光期間Tの間における残留ぶれ量の絶対値とその平均値を、露光期間Tと関連付けられた状態で図6に示すグラフのように表示する場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、露光期間Tの間における残留ぶれ量の絶対値の平均値の代わりに、露光期間Tの間における残留ぶれ量の絶対値の積算値を、残留ぶれ量の絶対値と共にぶれ情報表示領域21Aに表示する構成とすることも可能である。この場合、操作者は、表示される残留ぶれ量およびその積算値に基づき、レリーズ操作をして被写体像をまさに撮影している間に発生した手ぶれの積算する影響を知ることができ、瞬間的な手ぶれの大きさによらない手ぶれの積算値を次回の撮影における撮影条件の調整に役立てることができる。
また、上記実施形態では、残留ぶれ量などの各ぶれ量の絶対値が、時間の経過に伴う変動を示す図4に表すようなグラフとして、ぶれ情報表示領域21Aに表示される場合を説明したが、ぶれ情報表示領域21Aにおける各ぶれ量の絶対値の表示態様は、適宜変更可能である。例えば、図7(a)に示すように、残留ぶれ量の絶対値の大きさに応じて、表示されるバーの本数を異ならせる表示態様としてもよい。同図(a)に示す例では、斜線が付されて描かれている部分はぶれ情報表示領域21Aに表示されている部分、破線で描かれている部分はぶれ情報表示領域21Aに表示され得る部分であり、表示されるバーの本数は、残留ぶれ量の絶対値が大きくなるにつれて増加していく。また、同図(b)に示すように、残留ぶれ量の絶対値の大きさに応じて、表示されるバーの長さが矢示する方向に変化する表示態様とすることも可能である。バーの長さは、残留ぶれ量の絶対値が大きくなるにつれて右方向に伸び、残留ぶれ量の絶対値が小さくなるにつれて左方向に縮んでいく。また、ぶれ情報表示領域21Aに表示される残留ぶれ量の絶対値のグラフの色をその大きさに応じて変えるようにすることも可能である。
また、上記実施形態では、フリーズ画が液晶モニタ21によって表示されているときに、ぶれ情報表示領域21Aに、図3,S10,S12において、残留ぶれ量の絶対値の時間の経過に伴う変動および露光期間Tが図5,図6に示すグラフのように表示される場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、記録媒体18に記録された撮影画像を撮影後に視認する際に表示される再生画が液晶モニタ21によって表示されているときに、ぶれ情報表示領域21Aに図5や図6に示す各グラフが表示される構成であっても構わない。この場合においても、フリーズ画が液晶モニタ21によって表示されているときと同様な作用効果が奏される。
また、上記実施形態では、被写体像の撮影が行われる際、単に、残留ぶれ量の絶対値やその平均値がぶれ情報表示領域21Aに表示される場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、ぶれ情報表示領域21Aに表示される残留ぶれ量の絶対値やその平均値が一定の閾値を超えて、撮影される被写体像に与える手ぶれの影響が大きいと判断される場合に、手ぶれの影響を無くすために、「ISO感度を上げてください」といったISO感度を高くすべきである旨の警告や、「レンズを広角側に移動させますか」といった焦点距離を短くすべきである旨の警告、「シャッター速度を上げてください」といった警告などを、液晶モニタ21にポップアップ表示する構成とすることも可能である。
また、上記実施形態では、光学系を構成するレンズユニット部が筐体30aに一体になっている場合を説明したが、レンズユニット部は、筐体30aから着脱できるように構成してもよい。
図8は、この構成をしたデジタルカメラの概略を示すブロック図である。なお、同図において図1と同一または相当する部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
本実施形態におけるデジタルカメラは、レンズユニット部40が筐体30aから着脱できるようになっている。レンズユニット部40は、上記の実施形態では筐体30aの内部にあった光学系4、各レンズ駆動部7〜9、および各レンズ位置検出センサ10〜12を備え、さらにぶれ補正CPU41を備えて構成される。ぶれ補正CPU41は、各レンズ駆動部7〜9を制御して各レンズ1〜3を移動させると共に、各レンズ位置検出センサ10〜12から出力される検出信号に基づいて、各レンズ1〜3の位置情報を取得する。筐体30a内のCPU6およびレンズユニット部40内のぶれ補正CPU41には、それぞれ端子42a,42bが接続されており、レンズユニット部40が筐体30aに装着されると、端子42a,42bを介してCPU6とぶれ補正CPU41との間で通信が行われる。
筐体30a内のCPU6は、ぶれ検出センサ19で検出された手ぶれ量に基づいて、撮像素子5の撮像面5aにおける像ぶれ量を算出し、算出した像ぶれ量をレンズユニット部40内のぶれ補正CPU41へ送信する。ぶれ補正CPU41は、受信した像ぶれ量に基づき、手ぶれ補正するためのぶれ補正レンズ2の目標位置を算出する。そして、ぶれ補正レンズ駆動部8を制御して、算出した目標位置にぶれ補正レンズ2を移動させて、像ぶれの補正を行う。
また、ぶれ補正CPU41は、被写体像の露光開始のタイミングを通知する信号、およびシャッターが閉じることを通知する信号を筐体30a内のCPU6から受信し、露光期間Tを認識して、図示しない絞り機構に対する絞り制御を行う。また、ぶれ補正レンズ2の目標位置と実際のぶれ補正レンズ2の位置との差分から、ぶれ補正によっても撮像面5aに残る残留ぶれ量の絶対値を算出し、この絶対値をCPU6へ送信する。CPU6は、受信した残留ぶれ量の絶対値を積算し、露光期間Tにおける残留ぶれ量の絶対値の積算値を露光期間で除することで、この露光期間Tにおける残留ぶれ量の絶対値の平均値を算出し、液晶モニタ21に表示する。
このような構成によるデジタルカメラにおいても、上記実施形態と同様の作用効果が奏される。
また、上記の実施形態および上記の変形例では、ぶれ補正手段による像ぶれの補正が、ぶれ補正レンズ2を移動させるレンズシフト方式によって行われる場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。ぶれ補正手段による像ぶれの補正は、撮像素子5などのイメージセンサを移動させるイメージセンサシフト方式によって行われるものであっても構わない。
また、上記実施形態では、スルー画表示中およびフリーズ画表示中のいずれの場合においても、ぶれ補正手段により同じぶれ補正すなわち防振制御が行われる場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。スルー画表示中とフリーズ画表示中とで、ぶれ補正手段によるぶれ補正の量を変え、例えば、スルー画表示中の場合にはぶれ補正の量を減少させた構成としてもよい。この場合、スルー画表示中にCPU6により算出される残留ぶれ量は目安にしかならないため、ぶれ補正の減少量に応じた所定の係数を残留ぶれ量に乗じる必要がある。
また、上記実施形態では、ぶれ補正手段によってぶれ補正が行われる動作モードについて説明したが、このぶれ補正手段によるぶれ補正が行われない動作モードの場合には、図3,S5で算出されたぶれ補正の前の像ぶれ量がそのまま残留ぶれ量として液晶モニタ21に表示されることになる。
また、上記実施形態では、図3,S7の処理で各ぶれ量の絶対値をグラフで表示し、S12の処理で残留ぶれ量およびその平均値をグラフで表示するというように、複数種類の多くのパラメータを同時に表示する場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、図3,S7の処理で、手ぶれ量もしくは像ぶれ量のいずれか一方と残留ぶれ量を表示したり、または残留ぶれ量のみを表示してもよい。また、図3,S12の処理で、残留ぶれ量の平均値のみを表示するようにしても構わない。
また、液晶モニタ21に表示される残留ぶれ量の変動や平均値もしくは積算値などに基づいて、液晶モニタ21に表示されたフリーズ画を記録媒体18に保存するか否かを、操作者に選択させる構成としてもよい。
上記の実施形態においては、本発明による撮像装置をデジタルカメラに適用した場合について説明したが、被写体像の像ぶれを補正するぶれ補正手段を備えた、動画像および静止画を撮影するデジタルビデオカメラや、カメラ付き携帯電話機などの種々の撮像装置に本発明を適用することも可能である。このような撮像装置に本発明を適用した場合においても、上記実施形態と同様の作用効果が奏される。
本発明の最良の実施の形態によるデジタルカメラの背面図である。 図1に示すデジタルカメラの構成の概略を示すブロック図である。 図1に示すデジタルカメラのCPUによって行われる撮影処理の概略を示すフローチャートである。 図3に示す撮影処理によって液晶モニタに表示される、各ぶれ量の絶対値の時間の経過に伴う変動を示すグラフである。 図3に示す撮影処理によって液晶モニタに表示される、各ぶれ量の絶対値の時間の経過に伴う変動を露光期間に関連付けて示すグラフである。 図3に示す撮影処理によって液晶モニタに表示される、残留ぶれ量の絶対値の平均値を示すグラフである。 本発明の変形例による残留ぶれ量の絶対値の表示態様を示す図である。 本発明の変形例によるデジタルカメラの構成の概略を示すブロック図である。
1…ズームレンズ
2…ぶれ補正レンズ
3…焦点調節レンズ
4…光学系
5…撮像素子
5a…撮像面
6…CPU
7…ズームレンズ駆動部
8…ぶれ補正レンズ駆動部
9…焦点調節レンズ駆動部
10…ズームレンズ位置検出センサ
11…ぶれ補正レンズ位置検出センサ
12…焦点調節レンズ位置検出センサ
19…ぶれ検出センサ
21…液晶モニタ
21A…ぶれ情報表示領域
30…デジタルカメラ
30a…筐体
31…レリーズボタン
40…レンズユニット部
41…ぶれ補正CPU
42a,42b…端子

Claims (5)

  1. 光学系を介して被写体像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段を収納する筐体に生じる手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出手段と、
    前記手ぶれ量検出手段により検出される前記手ぶれ量に基づいて、前記撮像手段の撮像面における前記被写体像の像ぶれ量を算出する像ぶれ量算出手段と、
    前記像ぶれ量算出手段により算出される前記像ぶれ量に基づいて、前記被写体像の像ぶれを補正するぶれ補正手段と、
    前記ぶれ補正手段により像ぶれの補正が行われた後にも前記被写体像に残留する残留ぶれ量を算出する残留ぶれ量算出手段と、
    前記残留ぶれ量算出手段により算出される前記残留ぶれ量を表示する表示手段と
    を備えていることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮像手段は、操作者のレリーズ操作に応じて前記被写体像を所定時間撮像し、
    前記残留ぶれ量算出手段は、前記所定時間の間に算出される前記残留ぶれ量の平均値または積算値を算出し、
    前記表示手段は、前記残留ぶれ量算出手段により算出される前記残留ぶれ量の平均値または積算値を表示することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記表示手段は、前記残留ぶれ量の時間の経過に伴う変動を表示することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記表示手段は、前記残留ぶれ量の時間の経過に伴う変動を前記所定時間に関連付けて表示することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記表示手段は、前記手ぶれ量検出手段により検出される前記手ぶれ量および前記像ぶれ量算出手段により算出される前記像ぶれ量を前記残留ぶれ量に関連付けて表示することを特徴とする撮像装置。
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