JP2015193172A - 液体吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ユニットを複数有する液体吐出装置の大型化及び複雑化を抑制する。
【解決手段】4つの記録モジュールを備える。各記録モジュールは、インクを吐出する複数の吐出口が形成された吐出面57を有するヘッド51a〜51dと、給紙トレイから給紙された用紙Pを吐出面57と対向する位置を通過するように搬送するモジュール内搬送路とを有している。4つのヘッド51a〜51dよりも上方に、1つのカートリッジ装着部13を設ける。各ヘッド51a〜51dに繋がっており、カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ9のインクを各ヘッド51a〜51dに供給するインク供給流路4a〜4dを設け、各インク供給流路4a〜4dの途中には、インクカートリッジ9と各ヘッド51a〜51dとの連通を遮断可能な差圧弁8a〜8dを配置する。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体カートリッジから供給された液体を記録媒体に吐出する液体吐出装置に関する。
用紙に対して画像の記録を行う記録ユニットを複数備えており、これら複数の記録ユニットで別々の用紙に対して同時に画像の記録を行うことが可能な記録装置が知られている。このような記録装置の一種として、特許文献1には、インクジェット式の記録ユニットを複数備えており、各記録ユニットに対してインクを貯留するインクタンクが交換可能に設けられているインクジェット式記録装置が開示されている。
特開2002−219796号公報
特許文献1に開示されているようなインクジェット式の記録装置においては、インクタンクを装着するための装着部が各記録ユニットに対して設けられるので、装置が大型化すると共に構成が複雑化する。
そこで、本発明は、記録ユニットを複数有する液体吐出装置の大型化及び複雑化を抑制することを目的とする。
本発明の液体吐出装置は、記録媒体を支持可能な給紙トレイと、液体を吐出するための複数の吐出口が形成された吐出面を有する複数の液体吐出ヘッドと、前記給紙トレイから給紙された記録媒体を、前記複数の液体吐出ヘッドの各々の前記吐出面と対向する複数の対向位置をそれぞれ通過するように搬送可能な複数の搬送路と、前記複数の液体吐出ヘッドよりも上方に配置されており、液体を貯留する液体カートリッジが着脱可能に装着される装着部と、前記複数の液体吐出ヘッドにそれぞれ繋がっており、前記装着部に装着された前記液体カートリッジ内の液体を前記複数の液体吐出ヘッドに供給する複数の液体供給流路と、前記複数の液体供給流路の途中にそれぞれ設けられており、前記液体カートリッジと前記液体吐出ヘッドとの連通を遮断可能な複数の弁とを備えている。
この構成によると、1つの装着部に装着された液体カートリッジから複数の液体吐出ヘッドに液体を供給することができる。よって、複数の液体吐出ヘッドに対してそれぞれ装着部を設ける場合に比べて、装置の大型化及び複雑化を抑制できる。
さらに、本発明の液体吐出装置では、前記複数の液体吐出ヘッドは鉛直方向に互いに異なる位置に配置されており、前記複数の弁の各々は、前記複数の液体供給流路のそれぞれにおいて、流路中の前記液体カートリッジ側の圧力が、流路中の前記液体吐出ヘッド側の圧力よりも所定の開弁圧力以上大きくなった際に開く差圧弁であり、前記複数の差圧弁の各々の前記開弁圧力は、下方に配置されている前記液体吐出ヘッドに繋がっている前記液体供給流路に設けられているものほど大きくてもよい。
この構成によると、液体カートリッジとの水頭差は、下方に配置されている液体吐出ヘッドほど大きくなる。よって、差圧弁のうち、下方に配置される液体吐出ヘッドへの液体供給流路に設けられる差圧弁ほどその開弁圧力を大きくすることで、全ての液体吐出ヘッドに液体を供給することができる。
また、本発明の液体吐出装置では、前記複数の液体吐出ヘッドのそれぞれに対応して設けられており、各液体吐出ヘッドの前記複数の吐出口を覆うことが可能な複数のキャップ部材と、前記複数のキャップ部材にそれぞれ接続された複数の吸引ポンプと、前記複数の吸引ポンプを制御する制御部とをさらに備えており、前記制御部は、前記複数のキャップ部材のいずれかが、そのキャップ部材に対応する液体吐出ヘッドの前記複数の吐出口を覆う状態であるときに、そのキャップ部材に接続された吸引ポンプを駆動することで、そのキャップ部材に対応する液体吐出ヘッド内の液体を排出する吸引パージ処理を実行し、前記吸引パージ処理において、下方に配置されている前記液体吐出ヘッドほど、前記吸引ポンプの吸引圧力を大きくしてもよい。
この構成によると、カートリッジとの水頭差が大きい液体吐出ヘッドほど、吸引パージを実行する際の吸引圧力を大きくすることで、全ての液体吐出ヘッドに対して適正に吸引パージを行うことができる。
上述のように、本発明の液体吐出装置では、1つの装着部に装着された液体カートリッジから複数の液体吐出ヘッドに液体を供給することができる。よって、複数の液体吐出ヘッドに対してそれぞれ装着部を設ける場合に比べて、装置の大型化及び複雑化を抑制できる。
本発明の第1実施形態にかかるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1に示す記録モジュールの平面図である。 図1に示す記録モジュールの側面図である。 図2に示すキャップの断面図である。 図1に示すインクジェットプリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図1に示すインクジェットプリンタのインク供給系を示す図である。 図6に示す差圧弁の動作を示す図であり、(a)は閉弁状態、(b)は開弁状態を示す。 ヘッドから吐出されるインクの累積量と、差圧弁とヘッドとの間の流路の圧力の変化を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかるプリンタのインク供給系を示す図である。 図7に示す差圧弁の一変形例を示す図であり、(a)は閉弁状態、(b)は開弁状態を示す。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照しつつ、本発明の一実施形態にかかるインクジェットプリンタ1の全体構成について説明する。プリンタ1は、Z字状の断面を有する筐体1aを備えている。筐体1aの内部空間には、給紙トレイ11、排出トレイ12、記録モジュール5a〜5d、カートリッジ装着部13、搬送ユニット2、及び制御部10等が配置されている。なお、以下の説明においては、記録モジュール5a〜5dの後述するモジュール内搬送路50の上流から下流に向かう方向である搬送方向Dと平行な方向を副走査方向(図1中左右方向)、水平且つ副走査方向に直交する方向を主走査方向(図1の紙面と直交する方向)とする。
給紙トレイ11は筐体1a内の下部空間に配置されており、排出トレイ12は筐体1a内の上部空間に配置されている。給紙トレイ11は、筐体1aに対して副走査方向に着脱可能に構成されている。給紙トレイ11は、上方に開口する箱であり、複数の用紙Pを収容可能となっている。給紙トレイ11の上方には給紙ローラ15が配置されており、モータ15a(図5参照)によって給紙ローラ15を駆動することで、給紙トレイ11内で最も上方にある用紙Pが後述する上流搬送路21aに送り出される。排出トレイ12は、筐体1aに対して副走査方向に着脱可能に構成されている。排出トレイ12は、上方に開口する箱であり、複数の用紙Pを収容可能となっている。
記録モジュール5a〜5dは、この順で鉛直方向に並んで配置されている。記録モジュール5a〜5dのうち、記録モジュール5aが、給紙トレイ11から最も遠くかつ排出トレイ12に最も近い位置にある。記録モジュール5a〜5dのうち、記録モジュール5dが、給紙トレイ11に最も近くかつ排出トレイ12から最も遠い位置にある。また、記録モジュール5a〜5dは、副走査方向(図中左右方向)にずれて配置されており、且つ、鉛直方向に関して全ての記録モジュール5a〜5dが部分的に重なっている。記録モジュール5aが図1中最も右方に配置されており、記録モジュール5b、5c、5dの順で少しずつ図1中左方にずれて配置されている。
記録モジュール5a〜5dは、互いに同じ構成であり、それぞれ1のヘッド51a〜51dを有している。ヘッド51a〜51dには、カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ9に貯留されたインクが供給される。カートリッジ装着部13は、最も上方に配置された記録モジュール5aのヘッド51aの吐出面57(図3参照)よりも上方に配置されている。なお、以下の説明においては、記録モジュール5a〜5dの各ヘッド51a〜51dを区別せずに「ヘッド51」と称する場合がある。
搬送ユニット2は、用紙Pを給紙トレイ11から4つの記録モジュール5a〜5dにそれぞれ備えられているモジュール内搬送路50のいずれかを経由して排出トレイ12まで搬送するように構成されており、上流ユニット21及び下流ユニット31を含む。上流ユニット21は、給紙トレイ11から各記録モジュール5a〜5dのモジュール内搬送路50に向かって用紙Pが搬送される上流搬送路21aを形成している。下流ユニット31は、各記録モジュール5a〜5dのモジュール内搬送路50の下流端部から排出トレイ12に向かって用紙Pが搬送される下流搬送路31aを形成している。
上流ユニット21は、ガイド22、23、4つのガイド24、4つの搬送ローラ対25、及び3つの切替機構26を有している。ガイド22は、図1に示すように、筐体1aの内部空間における左下方において給紙ローラ15によって給紙トレイ11から送り出された用紙Pを上方にガイドする。ガイド23は、ガイド22の給紙トレイ11とは反対側の端部から、筐体1aの図1中左側壁と平行に上方に向かって延びている。4つのガイド24は、いずれも一端(図1中左側端)がガイド23に接続されていると共に副走査方向(図中左右方向)に延びており、互いに異なる高さ位置に配置されている。4つのガイド24のうち最も上方に位置するガイド24は、ガイド23の上端部に接続されている。
4つの搬送ローラ対25は、上流搬送路21aにおいて、ガイド23における4つのガイド24が接続される部分の上流側部分で形成される箇所にそれぞれ配置されている。各搬送ローラ対25はモータ25a(図5参照)によって駆動され、用紙Pを挟持しつつ下方から上方に向けて搬送する。
3つの切替機構26は、上流搬送路21aにおいて、最も上方に位置するガイド24を除く3つのガイド24とガイド23との接続部分で形成される箇所にそれぞれ配置されている。切替機構26は、ガイド24で形成された搬送路を開放する位置と封鎖する位置とを取り得る。よって、切替機構26を操作することで、ガイド23で形成された搬送路を上方に向かって搬送される用紙Pが、ガイド24で形成された搬送路に案内される状態と、ガイド24で形成された搬送路に案内されない状態とを切り替えることができる。
下流ユニット31は、4つのガイド32、ガイド33、34、4つの搬送ローラ対35、及び排出ローラ対36を有している。4つのガイド32は、副走査方向(図中左右方向)に延びており、上流ユニット21の4つのガイド24のそれぞれと同じ高さ位置に配置されている。ガイド33は、筐体1aの図1中右側壁と平行に上方に向かって延びている。ガイド33には、4つのガイド32の一端(図1中右端)が接続されている。4つのガイド32のうち最も下方に位置するガイド32は、ガイド33の下端部に接続されている。ガイド34は、ガイド33の上端部に接続されており、ガイド33によって上方にガイドされた用紙Pを排出トレイ12にガイドする。
4つの搬送ローラ対35は、下流搬送路31aにおいて、ガイド33における4つのガイド32が接続されている部分の下流側部分で形成される箇所にそれぞれ配置されている。各搬送ローラ対35は、モータ35a(図5参照)によって駆動されて用紙Pを挟持しつつ下方から上方に向けて搬送する。排出ローラ対36は、下流搬送路31aの下流端部に配置されており、モータ36a(図5参照)によって駆動されて用紙Pを排出トレイ12に排出する。
次に、図2、3を参照しつつ、記録モジュール5a〜5dの詳細な構成について説明する。各記録モジュール5a〜5dは、ヘッド51と、ヘッド51が搭載されるキャリッジ53、ヘッド51と対向する位置に配置されたプラテン54と、用紙Pを主走査方向と直交する搬送方向Dに搬送する2つの搬送ローラ対55と、キャリッジ53をプラテン54と平行な主走査方向に往復移動させる移動機構6と、メンテナンス機構7とを主に備えている。
ヘッド51は、略直方体形状を有し、その上面がキャリッジ53によって支持されている。ヘッド51の下面は、複数の吐出口52が開口した吐出面57である。吐出面57とプラテン54との間には、記録に適した所定の間隙が形成されている。
プラテン54と2つの搬送ローラ対55は、副走査方向に延びる一対のフランジ56に支持されている。2つの搬送ローラ対55は、副走査方向に関してプラテン54の両側に配置されている。2つの搬送ローラ対55は、モータ55a(図5参照)によって駆動されて用紙Pを搬送方向Dに沿って搬送する。2つの搬送ローラ対55のローラ間と、ヘッド51の吐出面57及びプラテン54の上面間とによって、モジュール内搬送路50が形成されている。
メンテナンス機構7は、図2に示すように、主走査方向に関してプラテン54の一方側(図中右側)に配置されている。メンテナンス機構7は、ヘッド51のインク吐出性能の回復・維持に関する各種メンテナンス作業を行うものであり、ヘッド51から吐出されたインクを受けるキャップ71と、キャップ71よりもプラテン54側に立設されており、吐出面57に付着したインクを拭き取るワイパ78などを有している。
移動機構6は、一対のガイド61、62、2つのプーリ63、64、及びベルト65を主に有する。一対のガイド61、62は、図2に示すように矩形平面形状を有し、主走査方向に関してプラテン54が配置された領域とメンテナンス機構7が配置された領域とに跨って延びている。また、図3に示すように、一対のガイド61、62は、ヘッド51の上部を挟むように、副走査方向に互いに離隔して配置されている。一対のガイド61、62の上面は、キャリッジ53の副走査方向の両端部を主走査方向にスライド可能に支持する。2つのプーリ63、64は、ガイド62の上面における主走査方向の両端部に回転可能に支持されている。ベルト65は、2つのプーリ63、64に架け渡されたエンドレスベルトであり、駆動プーリであるプーリ63の回転に伴って走行する。ベルト65の一部は、キャリッジ53に取り付けられている。プーリ63が正逆回転されるようモータ63a(図5参照)を駆動することで、キャリッジ53とともにヘッド51が主走査方向に往復移動する。このときヘッド51は、プラテン54と対向する印字位置とメンテナンス機構7と対向するメンテナンス位置とを取り得る。
ここで、図4をさらに参照しつつ、メンテナンス機構7のキャップ71について説明する。図4に示すように、キャップ71はキャップ移動機構79により昇降可能に構成されており、メンテナンス位置に位置するヘッド51に対して、吐出面57を封止する封止位置と吐出面57から離隔した離隔位置とを取り得る。キャップ71が封止位置にあるとき、キャップ71とヘッド51の吐出面57とが接触し、吐出面57に配置されている全ての吐出口52がキャップ71によって覆われる。
キャップ71は、水平な面を有する板状の底壁部72と、底壁部72の外周部に立設された環状の側壁部73とからなる。底壁部72には、吸引口72aが形成されている。4つの記録モジュール5a〜5dにそれぞれ備えられたメンテナンス機構7のキャップ71における吸引口72aには、チューブ74a〜74dがそれぞれ接続されている。4本のチューブ74a〜74dの吸引口72aとは反対側の端部は、1つの廃液タンク70に繋がっている。チューブ74a〜74dにより形成された各流路には吸引ポンプ75a〜75dがそれぞれ配置されており、4つの記録モジュール5a〜5dのいずれかにおいてキャップ71が封止位置にあるときに、吸引ポンプ75a〜75dのうちそのキャップ71に接続されたものを駆動することで、そのキャップ71に対応するヘッド51内のインクを吐出口52から排出する吸引パージが行われる。例えば記録モジュール5aにおいて吸引パージを行う場合には、キャップ71がヘッド51aの吐出面57を封止する封止位置にあるときに、吸引ポンプ75aを駆動する。そして、吸引パージが行われた後に、キャップ71が封止位置から移動してから吸引ポンプ75aを駆動することで、吸引パージによりキャップ71内に排出されたインクがチューブ74aを介して廃液タンク70へ送られる。
また、キャップ71は、上記吸引パージを行う際以外にも、ヘッド51使用しない状態(インクを吐出しない状態)においても用いられる。このように、ヘッド51が使用されないときには、キャップ71が吐出面57を封止することで吐出口52を保護するとともに吐出口52内のインクの乾燥を抑制する。
次に、図5を参照しつつ、制御部10について説明する。制御部10は、インクジェットプリンタ1全体の制御を司るものである。制御部10は、バスによって互いに接続された、CPU(Central Processing Unit)16、ROM(Read Only Memory)17、RAM(Random Access Memory)18、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)19等を備えている。制御部10には、給紙ローラ15、搬送ローラ対25、35、排出ローラ対36、搬送ローラ対55、及びプーリ63をそれぞれ駆動するためのモータ15a、25a、35a、36a、55a、63a、ヘッド51a〜51d、キャップ移動機構79、吸引ポンプ75a〜75d等が接続されている。さらに、制御部10には、外部装置であるPC100が接続される。
制御部10は、ROM17に記憶されたプログラムに従って、CPU16及びASIC19によってインクジェットプリンタ1の各部の制御を行う。なお、制御部10での処理はこれに限定されることなく、例えば制御部10が複数のCPUを備え、複数のCPUによって処理を分担して行ってもよい。また、制御部10が複数のASICを備え、複数のASICによって処理を分担してもよい。あるいは、1つのASIC単独で処理を行ってもよい。
本実施形態では、制御部10は、メンテナンス作業時においてヘッド51a〜51dの吸引パージを行う際に、最も上方に配置されたヘッド51aに対応する吸引ポンプ75aの吸引圧力が最も小さく、ヘッド51b、51c、51dの順で、対応する吸引ポンプ75b、75c、75dの吸引圧力が大きくなるように制御する。
4つのヘッド51a〜51dは、鉛直方向に互いに異なる位置に配置されているので、最も上方に配置されたヘッド51aよりも上方に配置されているカートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ9の液面と、4つのヘッド51a〜51dの各吐出面57との水頭差は異なっている。すなわち、かかる水頭差は、最も上方に配置されているヘッド51aに関するものが最も小さく、ヘッド51b、51c、51dの順で大きくなる。したがって、吸引パージを行う際に、制御部10により、ヘッド51a〜51dのうち下方に配置されているものほど吸引ポンプ75a〜75dの吸引圧力が大きくなるように制御することで、吸引パージによりヘッド51a〜51dから排出されるインクの量を各ヘッド51a〜51d間でほぼ等しくすることができる。
次に、図6を参照しつつ、インクジェットプリンタ1のインク供給系について説明する。図6に示すように、チューブ41a〜41d、42、及び差圧弁8a〜8dにより、各記録モジュール5a〜5dのヘッド51a〜51dに対して、1つのカートリッジ装着部13に装着された1つのインクカートリッジ9に貯留されたインクを供給するインク供給系が構成されている。
チューブ41a〜41dは、ヘッド51a〜51dにそれぞれ接続されている。チューブ41a〜41dのヘッド51a〜51dに接続されている側とは反対側の端部は、差圧弁8a〜8dにそれぞれ接続されている。なお、チューブ41a〜41dは十分に短く、差圧弁8a〜8dはヘッド51a〜51dに近接して配置されている。
チューブ42は、カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ9のインク供給口9aに接続されている。チューブ42は、インクカートリッジ9との接続端の近傍に位置する第1分岐部42aで2つに分岐し、分岐したうちの一方は差圧弁8aのチューブ41aが接続されている側とは反対側に繋がっている。第1分岐部42aで分岐したうちの他方は、さらに第2分岐部42bにおいて2つに分岐する。第2分岐部42bで分岐したうちの一方は、差圧弁8bのチューブ41bが接続されている側とは反対側に繋がっている。第2分岐部42bで分岐したのちの他方は、さらに第3分岐部42cにおいて2つに分岐する。第3分岐部42cで分岐したうちの一方は、差圧弁8cのチューブ41cが接続されている側とは反対側に繋がっている。第3分岐部42cで分岐したのちの他方は、差圧弁8dのチューブ41dが接続されている側とは反対側に繋がっている。
チューブ41a、差圧弁8a、及びチューブ42のインク供給口9aと差圧弁8aとの間の部分により、インクカートリッジ9内のインクをヘッド51aに供給するインク供給流路4aが形成されている。チューブ41b、差圧弁8b、及びチューブ42のインク供給口9aと差圧弁8bとの間の部分により、インクカートリッジ9内のインクをヘッド51bに供給するインク供給流路4bが形成されている。チューブ41c、差圧弁8c、及びチューブ42のインク供給口9aと差圧弁8cとの間の部分により、インクカートリッジ9内のインクをヘッド51cに供給するインク供給流路4cが形成されている。チューブ41d、差圧弁8d、及びチューブ42のインク供給口9aと差圧弁8dとの間の部分により、インクカートリッジ9内のインクをヘッド51dに供給するインク供給流路4dが形成されている。
次に、差圧弁8a〜8dの構成について説明する。差圧弁8a〜8dの構成はほぼ同じであるので、これら区別せず差圧弁8として図7を参照しつつ説明する。図7(a)、(b)に示すように、差圧弁8には、2つのインク室81、82が形成されている。インク室81は、図7(a)、(b)中左側に位置しており、インクカートリッジ9から延びるチューブ42によって形成される流路と繋がる連通流路84に接続されている。インク室82は、図7(a)、(b)中右側に位置しており、ヘッド51aから延びるチューブ41a〜41dによって形成される流路と繋がる連通流路85に接続されている。インク室81、82を仕切る仕切壁83には、両インク室81、82を連通する連通孔83aが形成されている。
インク室81を画定する内面には、連通流路84の端部を覆うように膜86が貼り付けられている。膜86は弾性を有しており、且つインクを透過可能である。膜86には、弁体87が取り付けられている。弁体87は、棒状部87aと、棒状部87aの一端に設けられたフランジ部87bとで構成されており、棒状部87aのフランジ部87bが設けられている側と反対側の端部が膜86に取り付けられている。棒状部87aは、仕切壁83に形成された連通孔83aに挿通されており、フランジ部87bはインク室82内に位置している。インク室82には、弁体87をインク室81側に付勢するバネ88が配置されている。また、インク室82を画定する内面には、連通孔83aを囲むように環状の封止部材89が取り付けられている。
図7(a)に示すように、バネ88により弁体87がインク室81側に付勢されると、弁体87のフランジ部87bが封止部材89に押し付けられ、連通孔83aが封止される。このとき、差圧弁8aは閉弁状態となり、インクカートリッジ9と各ヘッド51a〜51dとの連通が遮断される。
ここで、図8に示すように、ヘッド51からインクを吐出して印字を行うと、吐出されるインクの累積量が増えるのに伴って、ヘッド51に繋がるチューブ41a〜41d内の流路の負圧が増大する。そして、負圧が所定値(図8の−Pb)まで高まり、差圧弁8に接続されるチューブ42とチューブ41a〜41dとの差圧弁8側端部における流路の圧力の差(差圧)が所定値以上となると、図7(b)に示すように、膜86に取り付けられた弁体87がバネ88の付勢力に抗ってチューブ41a〜41dが接続されている側(図中右側)に移動する。これにより、弁体87のフランジ部87bが封止部材89から離れて連通孔83aが開放され、差圧弁8は開弁状態となる。差圧弁8が開弁状態となると、インクカートリッジ9から供給されたインクが、チューブ42、差圧弁8、及びチューブ41a〜41dを介してヘッド51に供給され、図8に示すように、チューブ41a〜41d内の流路の負圧が−Paまで低下し、差圧弁8aは再び閉弁状態となる。
上述のように、差圧弁8a〜8dの構成はほぼ同じであるが、バネ88のバネ定数が各差圧弁8a〜8d間で異なっている。すなわち、ヘッド51a〜51dは鉛直方向に互いに異なる位置に配置されているので、カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ9の液面と、チューブ42における差圧弁8a〜8dにそれぞれ接続される部分との水頭差は異なっている。すなわち、かかる水頭差は、最も上方に配置されているヘッド51aの差圧弁8aに関するものが最も小さく、差圧弁8b、差圧弁8c、差圧弁8dの順で大きくなる。そこで、差圧弁8a〜8dは、開弁状態となるときのチューブ41a〜41d内の流路の負圧の大きさがほぼ等しくなるように、水頭差が大きい差圧弁8a〜8dのバネ88ほどバネ定数が大きくなっている。すなわち、開弁状態となるときのチューブ42とチューブ41a〜41dとの差圧弁8側端部における流路の差圧(インク供給流路4a〜4d中のインクカートリッジ9側の圧力とヘッド51a〜51d側の圧力との差圧)である開弁圧力は、差圧弁8aが最も小さく、差圧弁8b、8c、8dの順で大きくなる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ1は、4つの記録モジュール5a〜5dを備えている。各記録モジュール5a〜5dは、インクを吐出する複数の吐出口52が形成された吐出面57を有するヘッド51と、給紙トレイ11から給紙された用紙Pを吐出面57と対向する位置を通過するように搬送するモジュール内搬送路50とを有している。4つのヘッド51a〜51dよりも上方には、1つのカートリッジ装着部13が設けられている。また、各ヘッド51a〜51dに繋がっており、4つのヘッド51a〜51dよりも上方に位置するカートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ9のインクを各ヘッド51a〜51dに供給するインク供給流路4a〜4dが設けられており、各インク供給流路4a〜4dの途中には、インクカートリッジ9と各ヘッド51a〜51dとの連通を遮断可能な差圧弁8a〜8dが配置されている。したがって、4つのヘッド51a〜51dに対して1つのカートリッジ装着部13が設けられており、カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ9から4つのヘッド51a〜51dにインクを供給することができる。よって、複数のヘッドに対してそれぞれカートリッジ装着部を設ける場合に比べて、装置の大型化及び複雑化を抑制できる。
また、本実施形態のインクジェットプリンタ1では、ヘッド51a〜51dは鉛直方向に互いに異なる位置に配置されている。そして、ヘッド51a〜51dに対してそれぞれ設けられる差圧弁8a〜8dの開弁圧力は、ヘッド51aに設けられる差圧弁8aが最も小さく、ヘッド51b、51c、51dの順で、設けられる差圧弁8b〜8dの開弁圧力は大きくなる。インクカートリッジ9との水頭差は、下方に配置されているヘッド51ほど大きくなる。よって、下方に配置されるヘッド51に設けられる差圧弁8ほどその開弁圧力を大きくすることで、全てのヘッド51a〜51dにインクを供給することができる。
加えて、本実施形態のインクジェットプリンタ1では、ヘッド51a〜51dの吸引パージを行う際に、下方に配置されており、インクカートリッジ9との水頭差が大きいヘッド51ほど、吸引ポンプ75a〜75dの吸引圧力を大きくする。したがって、全てのヘッド51a〜51dに対して適正に吸引パージを行うことができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態について図9を参照しつつ説明する。第2実施形態において第1実施形態と主に異なる点は、インク供給系の構成である。以下においては、第1実施形態と同一の箇所については同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。
図9に示すように、本実施形態のインクジェットプリンタ101においては、チューブ141a〜141d、142a〜142d、143、サブタンク58a〜58d、及び電磁弁108a〜108dにより、各記録モジュール5a〜5dのヘッド51a〜51dに対して、1つのカートリッジ装着部13に装着された1つのインクカートリッジ9に貯留されたインクを供給するインク供給系が構成されている。
チューブ141a〜141dは、ヘッド51a〜51dにそれぞれ接続されている。チューブ141a〜141dのヘッド51a〜51dに接続されている側とは反対側の端部は、サブタンク58a〜58dにそれぞれ接続されている。サブタンク58a〜58dには、チューブ142a〜142dがさらに接続されている。チューブ142a〜142dのサブタンク58a〜58dに接続されている側とは反対側の端部は、電磁弁108a〜108dに接続されている。
チューブ143は、カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ9のインク供給口9aに接続されている。チューブ143は、インクカートリッジ9との接続端の近傍に位置する第1分岐部143aで2つに分岐し、分岐したうちの一方は電磁弁108aのチューブ142aが接続されている側とは反対側に繋がっている。第1分岐部143aで分岐したうちの他方は、さらに第2分岐部143bにおいて2つに分岐する。第2分岐部143bで分岐したうちの一方は、電磁弁108bのチューブ142bが接続されている側とは反対側に繋がっている。第2分岐部143bで分岐したのちの他方は、さらに第3分岐部143cにおいて2つに分岐する。第3分岐部143cで分岐したうちの一方は、電磁弁108cのチューブ142cが接続されている側とは反対側に繋がっている。第3分岐部143cで分岐したのちの他方は、電磁弁108dのチューブ142dが接続されている側とは反対側に繋がっている。
チューブ141a、142a、電磁弁108a、及びチューブ143のインク供給口9aと電磁弁108aとの間の部分により、インクカートリッジ9内のインクをヘッド51aに供給するインク供給流路104aが形成されている。チューブ141b、142b、電磁弁108b、及びチューブ143のインク供給口9aと電磁弁108bとの間の部分により、インクカートリッジ9内のインクをヘッド51bに供給するインク供給流路104bが形成されている。チューブ141c、142c、電磁弁108c、及びチューブ143のインク供給口9aと電磁弁108cとの間の部分により、インクカートリッジ9内のインクをヘッド51cに供給するインク供給流路104cが形成されている。チューブ141d、142d、電磁弁108d、及びチューブ143のインク供給口9aと電磁弁108dとの間の部分により、インクカートリッジ9内のインクをヘッド51dに供給するインク供給流路104dが形成されている。
サブタンク58a〜58dは、内部に貯留しているインクの残量が所定範囲内である場合に、対応するヘッド51a〜51dの背圧が良好なインク吐出に適した所定範囲となるような高さに配置されている。サブタンク58a〜58dには、内部に貯留しているインクの残量を検知するセンサ59a〜59dが設けられている。制御部10は、センサ59a〜59dからの出力信号に基づいて、サブタンク58a〜58d内のインク残量が所定量よりも少なくなった際に電磁弁108a〜108dを開弁し、インクカートリッジ9のインクがサブタンク58a〜58dに供給されるように制御する。このように、サブタンク58a〜58d内のインク残量が所定範囲内となるように制御されるので、各ヘッド51a〜51dの背圧を所定範囲に維持することができる。
本実施形態においては、上述の第1実施形態と同様に、4つのヘッド51a〜51dに対して1つのカートリッジ装着部13が設けられており、カートリッジ装着部13に装着されたインクカートリッジ9から4つのヘッド51a〜51dにインクを供給することができる。よって、複数のヘッドに対してそれぞれカートリッジ装着部を設ける場合に比べて、装置の大型化及び複雑化を抑制できる。
以上、本発明の好適な一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。
上述の実施形態では、差圧弁8が、バネ88により付勢された弁体87を有する構成である場合について説明したが、差圧弁8の構成はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば図10に示す差圧弁208は、インク室281を画定する内面に、インク室281、282を仕切る仕切壁283に形成された貫通孔283aを覆うようにゴム部材285が貼り付けされている。ゴム部材285には、切込285aが形成されている。差圧弁208に接続されるチューブ42とチューブ41a〜41dとの差圧弁208側端部における流路の圧力の差である差圧(インク供給流路4a〜4d中のインクカートリッジ9側の圧力とヘッド51a〜51d側の圧力との差圧)が所定値に達するまでは、図10(a)に示すように、ゴム部材285の切込285aは閉じており、閉弁状態となっている。差圧が所定値以上となると、図10(b)に示すように、ゴム部材285の切込285aが開き、開弁状態となる。
なお、ヘッド51a〜51dに対してそれぞれ設けられる各差圧弁108は、ゴム部材285の弾性率が異なる。すなわち、ヘッド51aに対して設けられる差圧弁108のゴム部材285の弾性率が最も小さく、ヘッド51b、51c、51dの順で、設けられる差圧弁108のゴム部材285の弾性率は大きくなる。すなわち、開弁圧力は、ヘッド51a〜51dのうち下方に配置されるものに設けられる差圧弁108ほど大きくなる。これにより、ヘッド51a〜51dに対してそれぞれ設けられる各差圧弁108は、開弁状態となるときのチューブ41a〜41d内の流路の負圧の大きさがほぼ等しくなるようになっている。
また、上述の第2実施形態では、各ヘッド51a〜51dに対してサブタンク58a〜58dをそれぞれ設け、サブタンク58a〜58d内のインク残量を所定範囲に制御することで、各ヘッド51a〜51dの背圧を所定範囲に維持する場合について説明した、背圧の制御機構はこれには限定されない。すなわち例えば、サブタンク58a〜58dに替えて、各ヘッド51a〜51dに対してインクを吸収可能なフォームが収容された収容箱を取り付けてもよい。
さらに、上述の第2実施形態では、インク供給流路104a〜104dに電磁弁108a〜108dが設けられている場合について説明したが、電磁弁108a〜108dに替えて、モータにより駆動される弁を設けてもよい。
また、上述の実施形態では、ヘッド51a〜51dの吸引パージを行う際に、インクカートリッジ9との水頭差が大きいヘッド51ほど、吸引ポンプ75a〜75dの吸引圧力を大きくするように制御する場合について説明したが、このような制御は行われなくてもよい。
また、上述の実施形態では、4つの記録モジュール5a〜5dが、鉛直方向に互いに異なる位置に配置されている場合について説明したが、4つの記録モジュール5a〜5dは同一の平面内に配置されていてもよい。
さらに、記録モジュール5a〜5dの数は4つの限定されるものではない。
1 インクジェットプリンタ(液体吐出装置)
4a〜4d インク供給流路
8 差圧弁
9 インクカートリッジ(液体カートリッジ)
10 制御部
11 給紙トレイ
13 カートリッジ装着部(装着部)
71 キャップ
50 モジュール内搬送路(搬送路)
51 ヘッド(液体吐出ヘッド)
75a〜75d 吸引ポンプ

Claims (3)

  1. 記録媒体を支持可能な給紙トレイと、
    液体を吐出するための複数の吐出口が形成された吐出面を有する複数の液体吐出ヘッドと、
    前記給紙トレイから給紙された記録媒体を、前記複数の液体吐出ヘッドの各々の前記吐出面と対向する複数の対向位置をそれぞれ通過するように搬送可能な複数の搬送路と、
    前記複数の液体吐出ヘッドよりも上方に配置されており、液体を貯留する液体カートリッジが着脱可能に装着される装着部と、
    前記複数の液体吐出ヘッドにそれぞれ繋がっており、前記装着部に装着された前記液体カートリッジ内の液体を前記複数の液体吐出ヘッドに供給する複数の液体供給流路と、
    前記複数の液体供給流路の途中にそれぞれ設けられており、前記液体カートリッジと前記液体吐出ヘッドとの連通を遮断可能な複数の弁とを備えていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記複数の液体吐出ヘッドは鉛直方向に互いに異なる位置に配置されており、
    前記複数の弁の各々は、前記複数の液体供給流路のそれぞれにおいて、流路中の前記液体カートリッジ側の圧力が、流路中の前記液体吐出ヘッド側の圧力よりも所定の開弁圧力以上大きくなった際に開く差圧弁であり、
    前記複数の差圧弁の各々の前記開弁圧力は、下方に配置されている前記液体吐出ヘッドに繋がっている前記液体供給流路に設けられているものほど大きいことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記複数の液体吐出ヘッドのそれぞれに対応して設けられており、各液体吐出ヘッドの前記複数の吐出口を覆うことが可能な複数のキャップ部材と、
    前記複数のキャップ部材にそれぞれ接続された複数の吸引ポンプと、
    前記複数の吸引ポンプを制御する制御部とをさらに備えており、
    前記制御部は、前記複数のキャップ部材のいずれかが、そのキャップ部材に対応する液体吐出ヘッドの前記複数の吐出口を覆う状態であるときに、そのキャップ部材に接続された吸引ポンプを駆動することで、そのキャップ部材に対応する液体吐出ヘッド内の液体を排出する吸引パージ処理を実行し、
    前記吸引パージ処理において、下方に配置されている前記液体吐出ヘッドほど、前記吸引ポンプの吸引圧力を大きくすることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
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