JP2015190341A - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車 Download PDF

Info

Publication number
JP2015190341A
JP2015190341A JP2014066631A JP2014066631A JP2015190341A JP 2015190341 A JP2015190341 A JP 2015190341A JP 2014066631 A JP2014066631 A JP 2014066631A JP 2014066631 A JP2014066631 A JP 2014066631A JP 2015190341 A JP2015190341 A JP 2015190341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
fuel tank
pipe
cylinder head
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014066631A
Other languages
English (en)
Inventor
信太 川節
Shinta Kawasetsu
信太 川節
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP2014066631A priority Critical patent/JP2015190341A/ja
Publication of JP2015190341A publication Critical patent/JP2015190341A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

【課題】燃料タンクの配設の自由度を大きくできる、自動二輪車を提供する。
【解決手段】エンジン18の上方に燃料タンク16が配置されている自動二輪車10において、エンジン18は、シリンダヘッドの前後方向の一方側の面に、排気管52が接続されている排気口51を有し、シリンダヘッドの前後方向の他方側の面に、吸気管35が接続されている吸気口を有しており、燃料タンク16から燃料を吐出する燃料ポンプ61は、少なくとも一部61aが燃料タンク16の底板161から下方に露出するように、底板161に取り付けられており、シリンダヘッド83のヘッドカバー84の上面は、他方側が一方側よりも高くなるように傾斜しており、燃料ポンプ61の一部61aは、ヘッドカバー84の上方に、且つ、シリンダヘッド83の一方側に、配置されている、ことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動二輪車に関するものである。
従来、特許文献1に示されるように、エンジンの上方に燃料タンクが配置されている自動二輪車では、燃料タンクの底板に取り付けられ、前記底板から下方に突出する燃料ポンプとエンジンのシリンダのヘッドカバーとが近接して配置されるようになっている。
特開2011−149416号公報
したがって、燃料ポンプとヘッドカバーとの干渉を回避するためには、燃料ポンプが取り付けられている燃料タンクの底板をエンジンから離して配置することが必要となっている。その結果、燃料タンクの配設の自由度が小さくなり、更には、燃料タンクの容量が小さくなるという課題があった。
そこで、本発明では、エンジンの上方に燃料タンクが配置されている自動二輪車において、燃料タンクの配設の自由度を大きくできる、自動二輪車を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンの上方に燃料タンクが配置されている自動二輪車において、前記エンジンは、シリンダヘッドの前後方向の一方側の面に、排気管が接続されている排気口を有し、前記シリンダヘッドの前後方向の他方側の面に、吸気管が接続されている吸気口を有しており、前記燃料タンクから燃料を吐出する燃料ポンプは、少なくとも一部が前記燃料タンクの底板から下方に露出するように、前記底板に取り付けられており、前記シリンダヘッドのヘッドカバーの上面は、他方側が一方側よりも高くなるように傾斜しており、前記燃料ポンプの前記一部は、前記ヘッドカバーの上方に、且つ、前記シリンダヘッドの一方側に、配置されている、ことを特徴とする。
前記構成によれば、燃料タンクの底板を上方に変位することを抑制し、燃料ポンプとヘッドカバーとの干渉を避けることができる。その結果、燃料タンクの配設の自由度を大きくし、また、燃料タンクの容量の低下を防止できる。さらに、ヘッドカバーの上面において、吸気側が排気側よりも高くなるように傾斜させることによって、水平面に対する吸気管の傾斜角度を大きくして、吸気のダウンドラフトを向上させることができる。
本発明は、更に、次のような構成を備えるのが好ましい。
(1)前記シリンダヘッドとヘッドカバーとの合わせ面は、他方側が一方側よりも高くなるよう傾斜している。
(2)前記シリンダヘッドの他方側に位置する吸気用のカム軸は、前記シリンダヘッドの一方側に位置する排気用カム軸よりも上方に位置している。
(3)前記燃料タンクは樹脂でできている。
(4)前記ヘッドカバーの上面には、プラグキャップの上端部が突出しており、前記燃料ポンプの吐出管は、前記プラグキャップと干渉しないように、平面視で、前記吐出管から前記プラグキャップに向かう方向に対して傾斜して取り付けられている。
(5)前記エンジンの車幅方向の一方側を排気管が通過しており、前記吐出管に接続される燃料ホースは、前記吐出管から、前記車幅方向の他方側に延びて、前記吸気管のインジェクタに接続されている。
(6)前記構成(5)において、前記吸気管は、前後方向の他方側に向かって上方に傾斜しており、前記吸気管の下壁に前記インジェクタが設けられている。
前記構成(1)によれば、水平面に対する吸気管の傾斜角度を大きくして、吸気のダウンドラフトを向上させることが容易にできる。
前記構成(2)によれば、ダウンドラフト構造を容易に構成することができる。
前記構成(3)によれば、樹脂製の燃料タンクは、特にモトクロス用では、ライダーの重量がシートを介して燃料タンクの上壁に掛かることにより、前記上壁が下方に撓むが、撓みが生じても、燃料ポンプを一方側に配置していることにより、ポンプ上端部と燃料タンク上壁の干渉を避け、燃料タンク容量を確保できる。
前記構成(4)によれば、燃料タンクの容量を確保しつつ、吐出管とプラグキャップとの干渉を避けることができる。
前記構成(5)によれば、燃料ホースへの排気管による熱影響を避けることができる。
前記構成(6)によれば、ダウンドラフト構造において、インジェクタを配置しやすく、かつ、吸気管の下壁にインジェクタを設けることによって、上壁に設ける場合よりも、燃料の混合において吸気性能を向上させることができる。
要するに、本発明によると、燃料タンクの配設の自由度を大きくできる、自動二輪車を提供することができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 エンジン及びエアクリーナ周辺の構造を示す左側面図である。 燃料ポンプ周辺の構造を示す上面図である。 エアクリーナ及び吸気管の構造を示す左側面図である。 エンジンの排気構造を示す右側面図である。 エンジンの排気構造と車体フレームとの関係を示す右側面図である。 吸気管及び排気管の配置を示す後面図である。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車10の左側面図である。なお、本実施形態で用いる方向の概念は、自動二輪車10の運転者から見た方向の概念と一致するものとして説明する。
図1に示されるように、自動二輪車10は前輪1と後輪2とを備え、前輪1は略上下方向に延びるフロントフォーク3の下部にて回転自在に支持されている。フロントフォーク3は、ステアリングシャフト4に支持されている。ステアリングシャフト4は、ヘッドパイプ5によって回転自在に支持されている。ステアリングシャフト4の上端部に設けられたアッパーブラケット6には、左右に延びるバー型のステアリングハンドル7が取り付けられている。従って、運転者がステアリングハンドル7を左右に揺動させることによって、ステアリングシャフト4を回転軸として、前輪2が操舵される。
自動二輪車の車体フレームは、ヘッドパイプ5と、ヘッドパイプ5から略後下方に延びる左右一対のメインフレーム8と、ヘッドパイプ5から略下方に延びる一本のダウンフレーム9と、ダウンフレーム9の下端二股部に接続された左右一対のロアフレーム11と、を有している。メインフレーム8の後部は、スイングアームブラケット部8aとして、下方に延びている。ロアフレーム11は、ダウンフレーム9の下端部から下向きに延びると共に後向きに湾曲し、その後略水平に後方に延びている。そして、ロアフレーム11の後端部は、スイングアームブラケット部8aの下端部に結合されている。
メインフレーム8のスイングアームブラケット部8aには、スイングアーム12の前端部がピボットボルト13で軸支されており、スイングアーム12の後端部には後輪2が回転自在に支持されている。
メインフレーム8の前後方向の略中間部には、略後方に延びるシートレール14が接続されている。そして、スイングアームブラケット部8aの上端部には、後上方に延びるリヤフレーム15が接続されている。リヤフレーム15の後端部は、シートレール14の後端部に結合されている。
メインフレーム8の上方であって、ステアリングハンドル7の後方には、燃料タンク16が配置され、燃料タンク16の後方には、運転者用のシート17が配置されている。燃料タンク16の下方には、単気筒のエンジン18が搭載されている。エンジン18の後部には、出力スプロケット19が配置されており、出力スプロケット19の動力がチェーン(図示せず)を介して後輪2へと伝達される。リヤフレーム15の下方には、排気マフラー50が配置されている。
スイングアーム12は、リヤサスペンション装置20によって、メインフレーム8に弾性的に支持されている。リヤサスペンション装置20は、エンジン18の下方に、略前後方向にエンジン18に沿うように配置されたショックアブソーバ21と、メインフレーム8のスイングアームブラケット部8aの後側に配置されたリンク機構22と、エンジン18の前側に配置されたリザーブタンク23と、を備えている。
メインフレーム8の後部内方であって、エンジン18の後方には、エアクリーナ30が配置されている。エアクリーナ30は、エアクリーナ30の上方から空気(走行風)を取り入れるようになっている。
(エンジンの構成)
図2は、エンジン18及びエアクリーナ30周辺の構造を示す左側面図である。図2では、エンジン18及びエアクリーナ30等を一部透視した状態を示している。図2に示されるように、エンジン18は、下方から順に、クランクケース81、シリンダブロック82、シリンダヘッド83及びヘッドカバー84を備えている。クランクケース81のクランク室内には、クランクシャフト811が回動自在に設けられ、コンロッド812によってシリンダブロック82のシリンダ内を摺動するピストン821と連結されている。シリンダヘッド83の後面の吸気通路83aには、吸気管35が接続されており、シリンダヘッド83の前面の排気通路83bには、排気管52が接続されている。そして、ヘッドカバー84の上面は、後方側(吸気側)が前方側(排気側)よりも高くなるように傾斜しており、シリンダヘッド83とヘッドカバー84との合わせ面831は、前方に向かって下方に傾斜するよう形成されている。また、シリンダヘッド83の後方側に位置する吸気用のカム軸832は、シリンダヘッド83の前方側に位置する排気用カム軸833よりも上方に位置している。そして、ヘッドカバー84の上面には、プラグキャップ834の上端部が突出している。
(燃料タンク、燃料ポンプの構成)
燃料タンク16は樹脂でできており、燃料タンク16の底板161には、燃料タンク16から燃料を吐出する燃料ポンプ61が取り付けられている。燃料ポンプ61は、その下端部61aが、燃料タンク16の底板161から下方に露出するようになっている。燃料ポンプ61の下端部61aは、ヘッドカバー84の上方に、且つ、シリンダヘッド83の前方側に、配置されている。また、燃料ポンプ61の下端部61aには、燃料を吐出する吐出管62が取り付けられている。
図3は、燃料ポンプ61周辺の構造を示す上面図である。図3に示されるように、燃料ポンプ61の吐出管62は、燃料ポンプ61の吐出部61bからプラグキャップ834に向かう方向(A方向)に対して傾斜して、燃料ポンプ61に取り付けられている。その結果、吐出管62は、プラグキャップ834と干渉しないようになっている。なお、本実施形態では、A方向は車幅方向に対して略直交する方向となっている。吐出管62には燃料ホース63が接続されており、燃料ホース63は、吐出管62から、車幅方向の左方側に延びて、プラグキャップ834の後方において、プラグキャップ834を右方から左方に横切り、吸気管35のインジェクタ36に接続されている。
(エンジンの吸気構造)
図2に示されるように、エアクリーナ30は、外気を導入する空気導入室を形成する空気導入部31と、クリーナエレメント32aが配置されるクリーナエレメント部32と、クリーナエレメント32aによって浄化された空気が蓄えられる清浄空気室を形成する清浄空気部33と、を有している。そして、清浄空気部33の前部の上部には、吸気管35のファンネル34部分が接続されている。また、清浄空気部33は、シート17下に配置され、メインフレーム8よりも上方に突出する部分を有している。吸気管35は、シリンダヘッド83の吸気通路83aとエアクリーナ30の清浄空気部33とを接続している。
図4は、エアクリーナ30及び吸気管35の構造を示す左側面図である。図4では、エアクリーナ30及び吸気管35等を一部透視した状態を示している。図4に示されるように、吸気管35は、エアクリーナ30からエンジン18の吸気通路83aに向かって、すなわち前方に向かって下方に傾斜している、ダウンドラフトの形状を有している。吸気管35の水平面Xに対する傾斜角度θは、40度程度となっている。その結果、エンジン18との接続において、吸気通路83aの曲がりが小さくなっている。そして、エンジン18に燃料を供給するインジェクタとして、吸気管35の下壁に接続されるインジェクタ36が設けられている。そして、吸気管35が、水平面Xに対して十分傾斜していることから、吸気管35の下方から吸気管35に接続されるインジェクタ36であっても、燃料噴射方向は下方を向くようになっている。
(エンジンの排気構造)
図5は、エンジン18の排気構造を示す右側面図であり、図6は、エンジン18の排気構造と車体フレームとの関係を示す右側面図である。図5及び図6に示されるように、エンジン18の排気通路83bには排気管52が接続されている。
排気管52は、排気口51から湾曲部52aにおいて右側へ湾曲状に延び、エンジン18の前方において後方へ折り返している。そして、排気管52は、エンジン18のシリンダブロック82の右側面から車幅方向に一定空間を有しながら、後上方に延びている。エンジン18の後部には、エンジン18を始動させるためのキックレバー183が設けられており、排気管52は、キックレバー183の車幅方向内方を通過している。
排気管52は、エンジン18のクランクケース81よりも上方に配置され、また、ダウンフレーム9の下面よりも上方に配置されている。
図5及び図6に示されるように、キックレバー183の後方には、メインフレーム8の後部であるスイングアームブラケット部8aが位置しており、排気管52は、スイングアームブラケット部8aの車幅方向内方を通過している。さらに、排気管52は、車幅方向に延びて、スイングアームブラケット部8aを左右に連結する後部クロス部材8bの上方を通過している。また、排気管52は、後部クロス部材8bの近傍において、ブラケット8cを介して、スイングアームブラケット部8aに支持されている。そして、排気管52は、リヤサスペンション装置20のリンク機構22の上方であって、リンク機構22の車幅方向内方を通過して、後上方に延びて、シートレール14に支持されている排気マフラー50に至っている。
図3に示されるように、エンジン18の車幅方向の右方側を排気管52が通過している。一方、燃料ポンプ61の吐出管62に接続される燃料ホース63は、吐出管62から、車幅方向の左方側に延びて、吸気管35のインジェクタ36に接続されている。
図7は、吸気管35及び排気管52の配置を示す後面図である。図2及び図7に示されるように、エンジン18の後方において、吸気管35及び排気管52が車幅方向に並んで、前後方向に延びるように配置されている。吸気管35は、メインフレーム8に対して車幅方向中心に位置しており、このために、本実施形態では、エンジン18全体が左方にオフセットされている。そして、排気管52は、エンジン18の後方において、メインフレーム8のスイングアームブラケット部8aの車幅方向内方であって、吸気管35の右方に配置されている。
図2には、エアクリーナ30と排気管52との配置関係が示されている。図2に示されるように、エアクリーナ30と排気管52とは車幅方向に並んで配置され、排気管52は、エアクリーナ30の下部側方を通過するようになっている。すなわち、清浄空気部33及び空気導入部31は、側面視で排気管52と重なり、排気管52の上端よりも下方に清浄空気部33の下端及び空気導入部31の下端が位置するようになっている。
前記構成の自動二輪車10によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)ヘッドカバー84の上面は、後方側が前方側よりも高くなるように傾斜しており、燃料ポンプ61の露出部である下端部61aは、ヘッドカバー84の上方に、且つ、シリンダヘッド83の前方側に、配置されているので、燃料タンク16の底板を上方に変位することを抑制し、燃料ポンプ61の下端部61aとヘッドカバー84との干渉を避けることができる。その結果、燃料タンク16の配設の自由度を大きくし、また、燃料タンク16の容量の低下を防止できる。
(2)ヘッドカバー84の上面において、吸気側が排気側よりも高くなるように傾斜させることによって、水平面に対する吸気管35の傾斜角度を大きくして、吸気のダウンドラフトを向上させることができる。
(3)シリンダヘッド83とヘッドカバー84との合わせ面834は、後方側が前方側よりも高くなるよう傾斜しているので、水平面に対する吸気管35の傾斜角度を大きくして、吸気のダウンドラフトを向上させることが容易にできる。
(4)シリンダヘッド83の後方側に位置する吸気用のカム軸832は、シリンダヘッド83の前方側に位置する排気用のカム軸833よりも上方に位置しているので、吸気をダウンドラフト構造にしやすい。
(5)燃料タンク16は樹脂でできている。樹脂製の燃料タンク16は、特にモトクロス用では、ライダーの重量がシートを介して燃料タンク16の上壁に掛かることにより、前記上壁が下方に撓むが、撓みが生じても、燃料ポンプ61を前方に配置していることにより、燃料ポンプ16の上端部と燃料タンク16の上壁との干渉を避け、燃料タンク16の容量を確保できる。
(6)燃料ポンプ61の吐出管62は、プラグキャップ834と干渉しないように、平面視で、吐出管62からプラグキャップ834に向かう方向に対して傾斜して取り付けられているので、燃料タンク16の容量を確保しつつ、吐出管62とプラグキャップ834との干渉を避けることができる。
(7)エンジン18の車幅方向の右方側を排気管52が通過しており、吐出管62に接続される燃料ホース63は、吐出管62から、車幅方向の左方側に延びて、吸気管35のインジェクタ36に接続されているので、燃料ホースへの排気管52による熱影響を避けることができる。
(8)吸気管35は、後方側に向かって上方に傾斜しており、吸気管35の下壁にインジェクタ36が設けられているので、ダウンドラフト構造において、インジェクタ36を配置しやすく、かつ、吸気管35の下壁にインジェクタ36を設ける場合は、上壁に設ける場合よりも、燃料の混合において吸気性能が良い。
(9)排気管52は、エンジン18の後方において、メインフレーム8のスイングアームブラケット部8aの車幅方向内方を通過するので、排気ラインをメインフレーム8近傍にコンパクトに収めることができ、且つ、排気管52が運転者の脚に与える熱影響を小さくすることができる。
(10)排気管52は、リヤサスペンション装置20のリンク機構22の上方を通過しているので、排気管52がリンク機構22と干渉することを防止できる。
(11)排気管52は、後部クロス部材8bの近傍において、ブラケット8cを介してメインフレーム8のスイングアームブラケット部8aに支持されているので、後部クロス部材8bの近傍であるメインフレーム8の強度の高い部分で、排気管52を支持することができる。
(12)吸気管35は、メインフレーム8に対して車幅方向中心に位置しているので、エンジン18全体を排気管52と反対側にオフセットしやすくなり、吸気管35及び排気管52を車幅方向に並べて配置しながら、排気管52の車幅方向への突出量を抑制することができる。
(13)エンジン18との接続において、吸気通路83aの曲がりが小さくなっているので、吸気抵抗を低減することができ、エンジン18への吸気流量を増加させることができる。
(14)エンジン18に燃料を供給するインジェクタ36は、吸気管35の下方から吸気管35に接続されており、インジェクタ36の燃料噴射方向は、下方を向いている。すなわち、吸気管35の下方から吸気管35に接続しても、インジェクタ36の燃料噴射方向が下方となっているので、吸気通路の下方の空いたスペースを有効活用して、インジェクタ36を配置することができる。
(15)排気管52の支持位置がメインフレーム8の近傍に配置されているので、排気管52をメインフレーム8に取り付けるためのブラケット8cを小さくすることができる。また、ショックアブソーバがエンジンの後方に配置される場合と比べて、排気管52の支持位置へ工具を差し込みやすくなっており、排気管52のメンテナンス性を向上させることができる。
上記実施形態では、エンジンは、シリンダヘッドの前面に排気口を有し、シリンダヘッドの後面に吸気口を有しているが、シリンダヘッドの後面に排気口を有し、シリンダヘッドの前面に吸気口を有していても良い。この場合、シリンダヘッドのヘッドカバーの上面は、前方側が後方側よりも高くなるように傾斜しており、燃料ポンプの一部は、シリンダヘッドの後方側に配置されることになる。
上記実施形態では、エンジンは、単気筒を有しているが、複数気筒を有しても良い。
本発明は、自動二輪車のうち、モトクロス車両、不整地用のダートタイヤを装着する車両、保安部品が装着されない車両に特に好適に用いられる。
特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、各種変形及び変更を行うことも可能である。
本発明では、燃料タンクの配設の自由度を大きくできる、自動二輪車を提供できるので、産業上の利用価値が大である。
1 前輪 2 後輪 3 フロントフォーク 4 ステアリングシャフト
5 ヘッドパイプ 6 アッパーブラケット 7 ステアリングハンドル
8 メインフレーム
8a スイングアームブラケット部 8b 後部クロス部材 8c ブラケット
9 ダウンフレーム
10 自動二輪車
11 ロアフレーム
12 スイングアーム 13 ピボットボルト 14 シートレール
15 リヤフレーム
16 燃料タンク 161 底板
17 シート
18 エンジン 183 キックレバー
19 出力スプロケット
20 リヤサスペンション装置
21 ショックアブソーバ 22 リンク機構 23 リザーブタンク
30 エアクリーナ 31 空気導入部
32 クリーナエレメント部 32a クリーナエレメント
33 清浄空気部 34 ファンネル
35 吸気管
36 インジェクタ
50 排気マフラー 51 排気口 52 排気管
61 燃料ポンプ 61a 下端部 61b 吐出部
62 吐出管 63 燃料ホース
81 クランクケース 811 クランクシャフト 812 コンロッド
82 シリンダブロック 821 ピストン
83 シリンダヘッド 83a 吸気通路 83b 排気通路
831 合わせ面 832 カム軸(吸気用) 833 カム軸(排気用)
834 プラグキャップ
84 ヘッドカバー

Claims (7)

  1. エンジンの上方に燃料タンクが配置されている自動二輪車において、
    前記エンジンは、シリンダヘッドの前後方向の一方側の面に、排気管が接続されている排気口を有し、前記シリンダヘッドの前後方向の他方側の面に、吸気管が接続されている吸気口を有しており、
    前記燃料タンクから燃料を吐出する燃料ポンプは、少なくとも一部が前記燃料タンクの底板から下方に露出するように、前記底板に取り付けられており、
    前記シリンダヘッドのヘッドカバーの上面は、他方側が一方側よりも高くなるように傾斜しており、
    前記燃料ポンプの前記一部は、前記ヘッドカバーの上方に、且つ、前記シリンダヘッドの一方側に、配置されている、ことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記シリンダヘッドとヘッドカバーとの合わせ面は、他方側が一方側よりも高くなるよう傾斜している、請求項1記載の自動二輪車。
  3. 前記シリンダヘッドの他方側に位置する吸気用のカム軸は、前記シリンダヘッドの一方側に位置する排気用カム軸よりも上方に位置している、請求項1又は2に記載の自動二輪車。
  4. 前記燃料タンクは樹脂でできている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動二輪車。
  5. 前記ヘッドカバーの上面には、プラグキャップの上端部が突出しており、
    前記燃料ポンプの吐出管は、前記プラグキャップと干渉しないように、平面視で、前記燃料ポンプの吐出部から前記プラグキャップに向かう方向に対して傾斜して取り付けられている、請求項1〜4のいずれか1つに記載の自動二輪車。
  6. 前記エンジンの車幅方向の一方側を排気管が通過しており、
    前記吐出管に接続される燃料ホースは、前記吐出管から、前記車幅方向の他方側に延びて、前記吸気管のインジェクタに接続されている、請求項1〜5のいずれか1つに記載の自動二輪車。
  7. 前記吸気管は、前後方向の他方側に向かって上方に傾斜しており、
    前記吸気管の下壁に前記インジェクタが設けられている、請求項6記載の自動二輪車。
JP2014066631A 2014-03-27 2014-03-27 自動二輪車 Pending JP2015190341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014066631A JP2015190341A (ja) 2014-03-27 2014-03-27 自動二輪車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014066631A JP2015190341A (ja) 2014-03-27 2014-03-27 自動二輪車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015190341A true JP2015190341A (ja) 2015-11-02

Family

ID=54425063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014066631A Pending JP2015190341A (ja) 2014-03-27 2014-03-27 自動二輪車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015190341A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245647A (ja) * 1988-08-05 1990-02-15 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車およびそのエンジン
JPH0666112A (ja) * 1992-08-20 1994-03-08 Mazda Motor Corp V型エンジン
JPH09189259A (ja) * 1997-02-07 1997-07-22 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車用内燃機関
JP2007015468A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両
JP2007032428A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のエアクリーナ
JP2009166738A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Honda Motor Co Ltd 燃料タンク及び燃料ポンプ取付構造
JP2010030584A (ja) * 2008-06-30 2010-02-12 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011079343A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 自動二輪車
JP2014025429A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のピストン構造

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245647A (ja) * 1988-08-05 1990-02-15 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車およびそのエンジン
JPH0666112A (ja) * 1992-08-20 1994-03-08 Mazda Motor Corp V型エンジン
JPH09189259A (ja) * 1997-02-07 1997-07-22 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車用内燃機関
JP2007015468A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両
JP2007032428A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のエアクリーナ
JP2009166738A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Honda Motor Co Ltd 燃料タンク及び燃料ポンプ取付構造
JP2010030584A (ja) * 2008-06-30 2010-02-12 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP2011079343A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 自動二輪車
JP2014025429A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のピストン構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019119292A (ja) 鞍乗り型車両のabs配置構造
US8100113B2 (en) Fuel pump layout structure in motorcycle
JP6140556B2 (ja) 自動二輪車
JP2010179744A (ja) 自動二輪車
JP2013071583A (ja) 鞍乗型車両のキャニスタ配置構造
JP2007137408A (ja) 鞍乗り型車両
TWI570005B (zh) 跨坐型車輛之電氣零件安裝構造
US10233875B2 (en) Saddle-ridden vehicle
JP5323533B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP4996521B2 (ja) 自動二輪車のラジエータリザーブタンク配置構造
JP2007030688A (ja) 自動二輪車のリアクッション配置構造
JP5324401B2 (ja) 鞍乗型車両の前部構造
JP6194012B2 (ja) 鞍乗型車両の車体フレーム構造
JP5865323B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP2015074352A (ja) 車体フレームおよびそれを備えた鞍乗型車両
JP2015112948A (ja) 自動二輪車
ES2294873B2 (es) Estructura de tubo de carburante para vehiculos.
JP5150441B2 (ja) 自動二輪車
JP2015190341A (ja) 自動二輪車
JP5891786B2 (ja) 燃料供給装置
JP5372571B2 (ja) 自動二輪車
JP3941803B2 (ja) スクータ型車両の吸気装置
JP6269081B2 (ja) インジェクタ取付構造
JP2013174202A (ja) 鞍乗型車両
JP2014031122A (ja) 鞍乗型車両

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181106