JP2015187936A - リチウム二次電池用活物質及びその製造方法並びにそれを用いたリチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池用活物質及びその製造方法並びにそれを用いたリチウム二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりも高容量且つ長寿命のリチウム二次電池用活物質及びその製造方法並びにそれを用いたリチウム二次電池を提供すること。
【解決手段】リチウム二次電池1に用いられる活物質であって、式ALiTi(Aは、Na及びLiから選択された1種又は2種を示す。)で表される複合チタン酸化物を主成分とし、その結晶構造が斜方晶系のNaLiTi型のトンネル構造であることを特徴とするリチウム二次電池用活物質及びその製造方法並びにそれを用いたリチウム二次電池1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウム二次電池用活物質及びその製造方法並びにそれを用いたリチウム二次電池に関する。
近年、携帯電話やノートパソコン等の多くの携帯型電子機器に、リチウム二次電池が搭載されている。このリチウム二次電池は、今後、ハイブリッド車両や電力負荷平準化システム等の大型電池としての実用化も期待されており、その重要性はますます高まってきている。
リチウム二次電池は、いずれもリチウムを可逆的に吸蔵して放出することが可能な材料を含有する正極及び負極からなる電極と、非水系電解液を含むセパレータ又は固体電解質と、を主要構成要素とする。これらの構成要素のうち、電極の活物質として、リチウムコバルト酸化物(LiCoO)、リチウムマンガン酸化物(LiMn)、リチウムチタン酸化物(LiTi12)等の酸化物系、金属リチウム、リチウム合金、スズ合金等の金属系、黒鉛、MCMB(メソカーボンマイクロビーズ)等の炭素系材料の使用が検討されている。
ところで、リチウム二次電池は、上記のような種々の活物質を組み合わせることにより、大きな電位差を形成できることが知られている。しかしながら、今後、自動車用電源や大容量のバックアップ電源、緊急用電源等の用途を想定した場合には、より高容量且つ長寿命のリチウム二次電池が必要になると推測される。そのため、種々の活物質を組み合わせることで、さらに高容量且つ長寿命のリチウム二次電池の開発が求められている。
そこで、例えば式ATi(Aは、Na、Li及びHから選択された1種又は2種以上を示し、Na又はHを必ず含む。)で表される複合チタン酸化物を主成分とし、結晶構造が単斜晶系のNaTi型の層状構造であることを特徴とするリチウム二次電池用活物質が提案されている(特許文献1参照)。
特開2007−234233号公報
しかしながら、特許文献1のリチウム二次電池用活物質をもってしても、長期にわたる充放電サイクル特性が不良であり、特に初期容量が低いのが現状である。従って、従来よりも高容量且つ長寿命のリチウム二次電池用活物質の開発が求められている。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来よりも高容量且つ長寿命のリチウム二次電池用活物質及びその製造方法並びにそれを用いたリチウム二次電池を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、リチウム二次電池(例えば、後述のリチウム二次電池1)に用いられる活物質であって、下記式(1)で表される複合チタン酸化物を主成分とし、その結晶構造が斜方晶系のNaLiTi型のトンネル構造であることを特徴とするリチウム二次電池用活物質を提供する。
Figure 2015187936
[上記式(1)中、Aは、Na及びLiから選択された1種又は2種を示す。]
本発明では、式ALiTi(Aは、Na及びLiから選択された1種又は2種を示す。)で表される複合チタン酸化物を主成分として、リチウム二次電池用活物質を構成する。また、その結晶構造を、斜方晶系のNaLiTi型のトンネル構造とする。ここで、トンネル構造とは、八面体のような3次元の骨格構造の隙間に、NaやLi等のアルカリ金属イオンが一次元的に配置された構造を意味する。
本発明によれば、結晶構造を斜方晶系のトンネル構造とすることで、特許文献1の活物質のような層状のものと比べてより構造安定性が高くなるため、サイクル特性が向上し、長寿命化できる。
また、本発明のリチウム二次電池用活物質を主として構成する複合チタン酸化物は、Naと比べてイオン半径の小さいLiが必ず含まれるため、トンネル構造内により大きな空間が形成される。そのため、負極での使用を考えた場合、充電時にリチウムイオンがドープされると、空間内にリチウムイオンが電気化学的に挿入される結果、高容量化できる。
従って、本発明によれば、従来よりも高容量且つ長寿命のリチウム二次電池用活物質を提供できる。
前記斜方晶系の結晶構造は、格子定数が前記式(1)中のA元素の種類と量比によって決定され、a軸長が16.4〜16.8Åの範囲内であり、b軸長が5.7〜5.8Åの範囲内であり、c軸長が11.0〜11.3Åの範囲内であることが好ましい。
この発明では、結晶構造のa軸長を16.4〜16.8Åの範囲内とし、b軸長を5.7〜5.8Åの範囲内とし、c軸長を11.0〜11.3Åの範囲内とする。これにより、リチウム二次電池用活物質を主として構成する複合チタン酸化物の結晶構造を、確実に斜方晶系のトンネル構造とすることができ、上記発明の効果が確実に得られる。
上記リチウム二次電池用活物質の製造方法であって、ナトリウム化合物、リチウム化合物及び酸化チタンから生成されたアルカリチタン酸化物をイオン交換するイオン交換工程を有することを特徴とするリチウム二次電池用活物質の製造方法を提供する。
前記イオン交換工程では、リチウム溶融塩を用いたリチウムイオン交換反応を行うことが好ましい。
前記イオン交換工程では、リチウム溶融塩を用いたリチウムイオン交換反応における熱処理温度を、30℃〜500℃の範囲内とすることが好ましい。
正極と、負極と、電解質と、を含んで構成されるリチウム二次電池であって、前記正極及び負極のうち少なくとも一方に、上記リチウム二次電池用活物質を含有することを特徴とするリチウム二次電池(例えば、後述のリチウム二次電池1)を提供する。
上記リチウム二次電池用活物質の製造方法及びリチウム二次電池によれば、従来よりも高容量且つ長寿命のリチウム二次電池用活物質及びリチウム二次電池を提供できる。
本発明によれば、従来よりも高容量且つ長寿命のリチウム二次電池用活物質及びその製造方法並びにそれを用いたリチウム二次電池を提供できる。
本発明の一実施形態に係るリチウム二次電池用活物質の結晶構造を示す模式図である。 本実施形態に係るリチウム二次電池の部分断面図である。 実施例1及び実施例2に係るリチウム二次電池用活物質のX線回折図形である。 実施例1及び比較例1に係るリチウム二次電池用活物質の電気量とセル電圧との関係を示す図である。 実施例2及び比較例1に係るリチウム二次電池用活物質の電気量とセル電圧との関係を示す図である。 実施例1、2及び比較例1に係るリチウム二次電池用活物質のサイクル数と可逆電気量との関係を示す図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[リチウム二次電池用活物質]
本実施形態に係るリチウム二次電池用活物質は、リチウム二次電池の電極(正極及び負極)に用いられ、下記式(1)で表される複合チタン酸化物を主成分とする。即ち、本実施形態に係るリチウム電池用活物質は、複合チタン酸化物であるNaLiTi又はLiTiを主成分として構成される。
Figure 2015187936
[上記式(1)中、Aは、Na及びLiから選択された1種又は2種を示す。]
ここで、図1は、本実施形態に係るリチウム二次電池用活物質の結晶構造を示す模式図である。図1では、本実施形態に係るリチウム二次電池用活物質の一つであるNaLiTiの結晶構造のみを示すが、もう一つのLiTiも同様の結晶構造を有している。図1に示すように、本実施形態に係るリチウム電池用活物質は、その結晶構造が斜方晶系のNaLiTi型のトンネル構造である。
また、図1において、複数の三角形状の各面は、TiOの八面体を構成している。八面体の各頂点にはOが配置され、その中央はTiによって占有されている。図1中、八面体の近傍に位置する大きい方の球はNaを表しており、小さい方の球はLiを表している。このように、八面体のような3次元の骨格構造の隙間に、NaやLiのアルカリ金属イオンが一次元的に配置された構造は、トンネル構造と称される。即ち、本実施形態に係るリチウム電池用活物質は、NaLiTi型のトンネル構造を有する。
上記斜方晶系の結晶構造では、格子定数が上記式(1)中のA元素の種類と量比によって決定される。本実施形態では、上記式(1)中のA元素はNa及びLiから選択された1種又は2種であり、これにより、各軸長の格子定数が決定される。
具体的には、本実施形態に係るリチウム電池用活物質では、a軸長が16.4〜16.8Åの範囲内であり、b軸長が5.7〜5.8Åの範囲内であり、c軸長が11.0〜11.3Åの範囲内である。ここで、NaLiTi及びLiTiいずれの各軸長も、上記数値範囲内に含まれる。従って、各軸長が上記数値範囲内であれば、NaLiTi型のトンネル構造が得られることを意味する。
[リチウム二次電池用活物質の製造方法]
次に、本実施形態に係るリチウム二次電池用活物質の製造方法について説明する。
最初に、NaLiTiは、例えば次のようにして製造される。
高純度の炭酸ナトリウム(NaCO)粉末、高純度の炭酸リチウム(LiCO)及び高純度の二酸化チタン(TiO)粉末を、所定のモル比となるように秤量し、混合する。次いで、これらをるつぼ等に充填し、所定の焼成条件下で焼成する。例えば、焼成温度を950℃とし、焼成時間を24時間とする。これにより、本実施形態に係るリチウム二次電池用活物質の一つであるNaLiTiが得られる。
次に、LiTiは、例えば次のようにして製造される。
上記のようにして製造したNaLiTiを乾燥した後に粉砕し、その粉砕物と高純度の硝酸リチウム(LiNO)粉末とを、所定の質量比となるように秤量し、混合する。次いで、これらをるつぼ等に充填し、空気雰囲気下の所定温度(例えば400℃)下で所定時間(例えば8時間)保持することにより、リチウムイオン交換処理を実施する。その後、エタノールでよく洗浄した後、自然乾燥してから再度、リチウムイオン交換処理を実施することにより、本実施形態に係るリチウム二次電池用活物質の一つであるLiTiが得られる。
即ち、本実施形態に係るLiTiの製造方法は、炭酸ナトリウム(NaCO)等のナトリウム化合物、炭酸リチウム(LiCO)等のリチウム化合物及び酸化チタンから生成されたNaLiTiのアルカリチタン酸化物をイオン交換するイオン交換工程を有する。
このイオン交換工程では、硝酸リチウム(LiNO)を用いて所定温度に加熱されることで、リチウム溶融塩によるリチウムイオン交換反応が進行する。このときの加熱処理温度は、30℃〜500℃の範囲内とすることが好ましい。これにより、リチウムイオン交換反応が確実に進行し、NaLiTi中のNaがLiにイオン交換されることで、LiTiが確実に得られる。
[リチウム二次電池]
次に、本実施形態に係るリチウム二次電池用活物質を含む電極を備えるリチウム二次電池について説明する。
本実施形態に係るリチウム二次電池は、正極及び負極のうち少なくとも一方に、上述した本実施形態のリチウム二次電池用活物質を含有する以外は、従来公知のリチウム二次電池(コイン型、ボタン型、円筒型、全固体型等)の電池要素をそのまま採用することができる。
図2は、本実施形態に係るリチウム二次電池の部分断面図である。図2では、本実施形態のリチウム二次電池をコイン型電池とした一例を示している。このリチウム二次電池1は、負極端子2と、負極3と、電解液が含浸されたセパレータ4と、絶縁パッキング5と、正極6と、正極缶7と、により構成される。
図2に示すように、正極缶7は下側に配置され、負極端子2は上側に配置される。これら正極缶7と負極端子2とにより、リチウム二次電池1の外形が形成される。
これら正極缶7と負極端子2との間には、下側から順に正極6と負極3とが層状に設けられる。
これら正極6と負極3との間には、双方を互いに隔てる電解液が含浸されたセパレータ4が介在している。
正極缶7と負極端子2は、絶縁パッキング5で電気的に絶縁されている。
本実施形態に係るリチウム二次電池では、上述の本実施形態に係るリチウム二次電池用活物質に対して、必要に応じて導電剤や結着剤等を配合して電極合材を調製し、これを集電体に圧着することにより電極を作製できる。
集電体としては、好ましくはステンレスメッシュ、アルミ箔等を用いることができる。
導電剤としては、好ましくはアセチレンブラック、ケッチェンブラック等を用いることができる。
結着剤としては、好ましくはテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等を用いることができる。
電極合材におけるリチウム二次電池用活物質、導電剤及び結着剤等の配合は特に限定されない。通常、導電剤が1〜30質量%程度(好ましくは5〜25質量%)、結着剤が0〜30質量%(好ましくは3〜10質量%)とし、残部がリチウム二次電池用活物質となるように配合することが好ましい。
本実施形態のリチウム二次電池において、上記電極に対する対極としては、例えば金属リチウム、リチウム合金等、負極として機能し、リチウムを吸蔵している従来公知のものを採用することができる。あるいは、対極として、リチウムコバルト酸化物(LiCoO)やスピネル型リチウムマンガン酸化物(LiMn)等の、正極として機能し、且つリチウムを吸蔵している従来公知のものを採用することもできる。即ち、組み合わせる電極構成材料によって、本実施形態に係るリチウム二次電池用活物質を含有する電極は、正極としても負極としても機能する。
また、セパレータや電池容器等も、従来公知の電池要素を採用することができる。
さらには、電解質としても従来公知の電解液や固体電解質等を採用することができる。例えば、電解液としては、過塩素酸リチウム、6フッ化リン酸リチウム等の電解質を、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジエチルカーボネート(DEC)等の溶媒に溶解させたものを用いることができる。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、式ALiTi(Aは、Na及びLiから選択された1種又は2種を示す。)で表される複合チタン酸化物を主成分として、リチウム二次電池用活物質を構成した。また、その結晶構造を、斜方晶系のNaLiTi型のトンネル構造とした。
これにより、結晶構造を斜方晶系のトンネル構造とすることで、特許文献1の活物質のような層状のものと比べてより構造安定性が高くなるため、サイクル特性が向上し、長寿命化できる。
また、本実施形態のリチウム二次電池用活物質を主として構成する複合チタン酸化物は、Naと比べてイオン半径の小さいLiが必ず含まれるため、トンネル構造内により大きな空間が形成される。そのため、負極での使用を考えた場合、充電時にリチウムイオンがドープされると、空間内にリチウムイオンが電気化学的に挿入される結果、高容量化できる。
従って、本実施形態によれば、従来よりも高容量且つ長寿命のリチウム二次電池用活物質を提供できる。
また本実施形態では、結晶構造のa軸長を16.4〜16.8Åの範囲内とし、b軸長を5.7〜5.8Åの範囲内とし、c軸長を11.0〜11.3Åの範囲内とした。これにより、リチウム二次電池用活物質を主として構成する複合チタン酸化物の結晶構造を、確実に斜方晶系のトンネル構造とすることができ、上述の効果が確実に得られる。
また本実施形態では、上述のリチウム二次電池用活物質の製造方法と、それを用いたリチウム二次電池を提供した。本実施形態によれば、従来よりも高容量且つ長寿命のリチウム二次電池用活物質及びリチウム二次電池を提供できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
次に本発明の実施例について説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[実施例1:NaLiTi(トンネル構造斜方晶系)の調製]
先ず、純度99%以上の炭酸ナトリウム(NaCO)粉末、純度99.99%以上の炭酸リチウム(LiCO)及び純度99.99%以上の二酸化チタン(TiO)粉末を、モル比でNa:Li:Ti=1.01:1.03:3.00となるように秤量した。次いで、これらを乳鉢中で混合した後、JIS規格に基づいた金製るつぼに充填し、電気炉を用いて空気雰囲気の高温条件下で焼成した。焼成温度は950℃とし、焼成時間は24時間とした。これにより、実施例1のリチウム二次電池用活物質を得た。
[実施例2:Na0.1Li1.9Ti(トンネル構造斜方晶系)の調製]
実施例1で調製したNaLiTi活物質を乾燥した後に粉砕し、その粉砕物と純度99%以上の硝酸リチウム(LiNO)粉末とを、質量比でNaLiTi:LiNO=1:7.5となるように秤量した。次いで、これらを乳鉢中で混合した後、アルミナ製るつぼに充填し、電気炉を用いて空気雰囲気下、400℃で8時間保持することにより、リチウムイオン交換処理を実施した。その後、エタノールでよく洗浄した後、自然乾燥してから再度、リチウムイオン交換処理を実施することにより、実施例2のリチウム二次電池用活物質を得た。
[比較例1:LiTi(層状構造)の調製]
純度99%以上の炭酸ナトリウム(NaCO)粉末と純度99.99%以上の二酸化チタン(TiO)粉末をモル比でNa:Ti=2.0:3.0となるように秤量した。これらを乳鉢中で混合した後、JIS規格に基づいた金製るつぼに充填し、電気炉を用いて空気雰囲気の高温条件下で焼成した。焼成温度は800℃で焼成時間は20時間とした。その後、電気炉中で自然放冷した後、再度、乳鉢中で粉砕・混合を行い、800℃で20時間再焼成を行った。これにより、層状ナトリウムチタン酸化物活物質を得た。
次いで、合成された層状ナトリウムチタン酸化物NaTiの粉砕乾燥物を、予め280℃で溶融させた硝酸リチウムと塩化リチウムの混合溶融塩(モル比88:12)中に投入し、空気中の260℃下で10時間保持することによって、リチウムイオン交換処理を行った。その後、エタノールでよく洗浄し、自然乾燥することによって層状リチウムチタン酸化物LiTiを得た。
[リチウム二次電池の作製]
各実施例及び比較例で調製したリチウム二次電池用活物質を用いて、各実施例及び比較例のリチウム二次電池を作製した。
具体的には、各実施例で調製したリチウム二次電池用活物質が80質量%、導電助剤としてのティムカル・ジャパン製導電性カーボンブラック「Super−P(登録商標)」が10質量%、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンが10質量%となるように混合し、N−メチルピロリドンに分散させてスラリーを調製した。次いで、調製したスラリーを塗布して乾燥させることで、電極を作成した。
対極としては、リチウム金属を用いた。また、電解液としては、エチレンカーボネート(EC)とジメチルカーボネート(DMC)との混合溶媒(体積比1:2)に、6フッ化リン酸リチウムを溶解させて1M溶液に調製した溶液を用いた。リチウム二次電池としては、図1に示した構造のコイン型のリチウム二次電池を作製した。なお、リチウム二次電池の組み立て手順は、従来公知の手順に従った。
[評価]
(元素分析)
各実施例で調製したリチウム二次電池用活物質について、ICP発光分光分析法による元素分析を実施した。ICP発光分光分析は、島津製作所製のICP発光分析装置「ICPS−8000(登録商標)」を用いて実施した。
測定の結果、実施例1のリチウム二次電池用活物質の元素組成比は、Na:Li:Ti=1.0:1.0:3.0であることが分かった。この結果から、実施例1のリチウム二次電池用活物質の化学式は、NaLiTiであることが確認された。
また、実施例2のリチウム二次電池用活物質の元素組成比は、Na:Li:Ti=0.1:1.9:3.0であり、残留するナトリウムが確認された。従って、実施例2のリチウム二次電池用活物質の化学式は、Na0.1Li1.9Tiであることが確認された。
(結晶構造解析)
各実施例で調製したリチウム二次電池用活物質について、粉末X線回折法による結晶構造解析を実施した。粉末X線回折測定は、ブルカー社製のX線粉末回折装置「D8 ADVANCE」を用いて実施した。
図3は、粉末X線回折測定により得られた、実施例1及び実施例2に係るリチウム二次電池用活物質のX線回折図形である。図3中、横軸は2θ(°/CuKα)を表し、縦軸は任意単位のピーク強度を表しており、数値は各ピークの面指数を表している。図3に示すように、実施例1のリチウム二次電池用活物質は、斜方晶系のトンネル構造の単一相からなるNaLiTiであることが確認された。
また、実施例1に係るリチウム二次電池用活物質の粉末X線回折測定により得られた各指数とその面間隔を用いて、最小二乗法により格子定数(a軸長、b軸長及びc軸長)を算出した。その結果、a軸長が16.4781Å(誤差は0.0004Å以内)であり、b軸長が5.7356Å(誤差は0.0002Å以内)であり、c軸長が11.2226Å(誤差は0.0003Å以内)であることが分かった。算出されたこれらの各軸長は、従来公知のNaLiTiの各軸長と良く一致していることも確認された。
一方、実施例2のリチウム二次電池用活物質は、図3に示すように、斜方晶系のトンネル構造の単一相からなるNa0.1Li1.9Tiであることが確認された。
また、実施例2のリチウム二次電池用活物質粉末X線回折測定により得られた各指数とその面間隔を用いて、最小二乗法により格子定数(a軸長、b軸長及びc軸長)を算出した。その結果、a軸長が16.7306Å(誤差は0.0002Å以内)であり、b軸長が5.7236Å(誤差は0.0001Å以内)であり、c軸長が11.0989Å(誤差は0.0002Å以内)であることが分かった。
(リチウム挿入脱離試験)
各実施例及び比較例で作製した各リチウム二次電池について、25℃の温度条件下で電流密度を10mA/gとし、3.0V〜1.0Vのカットオフ電位で、電気化学的なリチウム挿入脱離試験を実施した。
図4は、上述のリチウム挿入脱離試験を実施して得られた、実施例1及び比較例1に係るリチウム二次電池用活物質の電気量(活物質の質量あたりの容量)とセル電圧との関係を示す図である。図4中、横軸は電気量(mAh/g)を表しており、縦軸はセル電圧(V)を表している。また、図4において、電気量が高くなるに従ってセル電圧が低くなる曲線がリチウム挿入時の電圧変化を示し、電気量が高くなるに従ってセル電圧が高くなる曲線がリチウム脱離時の電圧変化を示している(図5も同様)。
図4に示すように、実施例1に係るリチウム二次電池は、1.3V付近に電位平坦部を有しており、可逆的なリチウムの挿入脱離が可能であることが分かった。また、リチウムの挿入容量は、NaLiTiの化学式当たり1.26molに相当し(即ち、化学式で表わすと、Li1.26NaLiTiとなる。)、電気量は118mAh/gであった。
この結果から、実施例1に係るリチウム二次電池は、スムーズなリチウム挿入脱離反応が可能であることが確認された。また、実施例1に係るリチウム二次電池は、比較例1と比べて電気量は小さいもののセル電圧が低いため、負極として用いた場合、正極の組み合わせによって電位差を大きくすることができるため高エネルギー密度型の電池として好ましいことが確認された。
また図5は、上述のリチウム挿入脱離試験を実施して得られた、実施例2及び比較例1に係るリチウム二次電池の比容量(活物質の質量あたりの容量)とセル電圧との関係を示す図である。図5中の横軸と縦軸は、図4と同様である。
図5に示すように、実施例2に係るリチウム二次電池は、1.6V付近に電位平坦部を有しており、可逆的なリチウムの挿入脱離が可能であることが分かった。また、リチウムの挿入容量は、Na0.1Li1.9Tiの化学式当たり2.03molに相当し(即ち、化学式で表わすと、Li2.03Na0.1Li1.9Tiとなる。)、電気量は201mAh/gであった。
この結果から、実施例2に係るリチウム二次電池は、スムーズなリチウム挿入脱離反応が可能であることが確認された。また、実施例2に係るリチウム二次電池は、比較例1と比べて電気量が高いため、高エネルギー密度型の電池として好ましいことが確認された。
[充放電サイクル試験]
各実施例及び比較例で作製した各リチウム二次電池について、充放電サイクル試験を実施した。測定条件は、25℃の温度条件下で電流密度を10mA/gとし、3.0V〜1.0Vのカットオフ電位とした。
図6は、上述の充放電サイクル試験を実施して得られた、実施例1、2及び比較例1に係るリチウム二次電池のサイクル数と可逆電気量との関係を示す図である。図6中、横軸はサイクル数を表しており、縦軸は可逆電気量(mAh/g)を表している。ここで、可逆電気量とは、リチウムを挿入した電気量のうち脱離できる最大の電気量を意味している。
図6に示すように、実施例1に係るリチウム二次電池は、10サイクル後の可逆電気量で比較しても、比較例1より高い可逆電気量を有していることが分かった。この結果から、実施例1に係るリチウム電池は、従来よりも長寿命であることが確認された。
同様に、実施例2に係るリチウム二次電池は、10サイクル後の可逆電気量で比較しても、比較例1より高い可逆電気量を有しており、実施例1よりもさらに高い可逆電気量を有していることが分かった。この結果から、実施例2に係るリチウム電池は、従来よりも長寿命であり、実施例1よりもさらに長寿命であることが確認された。
1…リチウム二次電池
2…負極端子
3…負極
4…電解液が含浸されたセパレータ
5…絶縁パッキング
6…正極
7…正極缶

Claims (6)

  1. リチウム二次電池に用いられる活物質であって、
    下記式(1)で表される複合チタン酸化物を主成分とし、その結晶構造が斜方晶系のNaLiTi型のトンネル構造であることを特徴とするリチウム二次電池用活物質。
    Figure 2015187936
    [上記式(1)中、Aは、Na及びLiから選択された1種又は2種を示す。]
  2. 前記斜方晶系の結晶構造は、格子定数が前記式(1)中のA元素の種類と量比によって決定され、a軸長が16.4〜16.8Åの範囲内であり、b軸長が5.7〜5.8Åの範囲内であり、c軸長が11.0〜11.3Åの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載のリチウム二次電池用活物質。
  3. 請求項1又は2に記載のリチウム二次電池用活物質の製造方法であって、
    ナトリウム化合物、リチウム化合物及び酸化チタンから生成されたアルカリチタン酸化物をイオン交換するイオン交換工程を有することを特徴とするリチウム二次電池用活物質の製造方法。
  4. 前記イオン交換工程では、リチウム溶融塩を用いたリチウムイオン交換反応を行うことを特徴とする請求項3に記載のリチウム二次電池用活物質の製造方法。
  5. 前記イオン交換工程では、リチウム溶融塩を用いたリチウムイオン交換反応における熱処理温度を、30℃〜500℃の範囲内とすることを特徴とする請求項4に記載のリチウム二次電池用活物質の製造方法。
  6. 正極と、負極と、電解質と、を含んで構成されるリチウム二次電池であって、
    前記正極及び負極のうち少なくとも一方に、請求項1又は2に記載のリチウム二次電池用活物質を含有することを特徴とするリチウム二次電池。
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