JP2015183873A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者が不快に感じず且つ短時間で除霜運転を行うことができる空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機1は、室外機2と、部屋4における人体動作を検知する人感センサ11を有する室内機3と、暖房運転中に除霜開始条件が成立してから、所定時間経過後に室外機2を制御して除霜運転を開始する室外制御装置9とを備える。室外制御装置9は、除霜開示条件の成立後、人感センサ11により部屋4内における人体動作が検知されない場合、所定時間経過前であっても室外機2を制御して除霜運転を開始する。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機に係り、特に空気調和機の暖房運転において、利用者の快適性向上を図る空気調和機に関する。
空気調和機における暖房運転では、外気温度の低下により室外熱交換器の温度が0℃以下となると、外気中の水分が霜となって室外熱交換器に付着(以下、着霜という)し、室外熱交換器の熱交換性能低下により暖房能力が低下する。
室外熱交換器の着霜による暖房能力低下を防止するため、通常、室外熱交換器に付着した霜を融かすための運転(以下、除霜運転という)を実施する。除霜運転は、一時的に冷房サイクルに切換え圧縮機から吐出される高温高圧のガス冷媒を室外熱交換器に供給することで室外熱交換器に付着した霜を融かす方式や、暖房サイクルのまま圧縮機から吐出される高温高圧のガス冷媒の一部を室外熱交換器に供給することで室外熱交換器に付着した霜を融かす方式が一般的である。
しかしながら冷房サイクル方式での除霜運転中は冷房運転となるため、暖房運転が停止し室内温度は低下する。また、除霜運転中に室内熱交換器の温度が低下し暖房運転に切換わった後も室内熱交換器を温めるのに時間を要するため、しばらくは快適性を損なった運転となる。また、暖房サイクル方式での除霜運転は室内熱交換器に供給するガス冷媒の一部を利用するため、室内熱交換器に供給される冷媒は通常より減り暖房能力は低下することになる。そのため、利用者にとって暖房運転中の除霜運転は不満の一つとなっている。
利用者の快適性を損なわない方法として、冷房サイクル方式による除霜運転において、特許文献1の空気調和機は、除霜運転前であることを判断し除霜運転前に室内設定温度を高く設定し暖房の強化運転を行うものである。除霜前に暖房の強化運転を行うことで、室内の温度を所定の温度まで上昇させ、除霜運転中の温度低下を補っておくことで、除霜運転中も暖房運転中の温度を維持している。
また、暖房サイクル方式による除霜運転において、室内ファンを停止し、室内熱交換器に供給する熱量を減らし、室外熱交換器に供給する熱量を大きくすることで除霜時間を短くすることができるが、室内ファンが停止することにより利用者は不快に感じる。このため、特許文献2の空気調和機は、霜を融かすために必要な熱量と、圧縮機の出力と、除霜時間とに基づいて、暖房へ振分け可能な熱量を算出し、室内ファンの回転数を制御することで室内ファンを運転させ利用者に不快を感じさせないようにしている。さらに、室内ファンを運転することで通常より低い温度が室内機から送風されることとなるため、空気の送風を方向付けするルーバーにより、上方に方向付けしたり、人位置検出手段にて検出する人が存在する室内位置以外に方向付けして利用者が不快に感じることを抑制している。
特開2010−096474 特許05249293
しかし、特許文献1の空気調和機では、除霜前の暖房の強化運転において暖房能力がより必要となるため、室外熱交換器の温度がより低下しやすくなり着霜が進展し、室外熱交換器の熱交換性能低下により暖房能力を上げられない。また、除霜前の着霜量が通常よりも増加し、除霜運転に要する時間が長くなる。
また、特許文献2の空気調和機では、室内を暖房しながらの除霜運転は冷房サイクル方式より室外熱交換器への冷媒供給は少なくなるため除霜時間は長くなり、また抑制はしていても室内機から低い温度の空気が送風されるため利用者は不快に感じる。
いずれにおいても暖房運転を行う空気調和機において、除霜運転は必要不可欠であるため、いかに利用者の快適性を損なわずに除霜運転を行うかが課題である。
本発明の目的は、利用者が不快に感じず且つ短時間で除霜運転を行うことが可能な空気調和機を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明の一態様である空気調和機は、室外機と、空調室における人体動作を検知する人感センサを有する室内機と、暖房運転中に除霜開始条件が成立してから、所定時間経過後に前記室外機を制御して除霜運転を開始する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記除霜開始条件の成立後、前記人感センサにより前記空調室内における人体動作が検知されない場合、前記所定時間経過前であっても前記室外機を制御して除霜運転を開始する。
本発明の空気調和機によれば、利用者が不快に感じず且つ短時間で除霜運転を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る空気調和機の全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和機が暖房運転中に除霜運転の開始を判定するときの制御処理のフローチャートを示す。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和機において、除霜開始条件の成立からのタイマーカウントと、人感センサにより検知している人検知状況と、空気調和機の運転状態との時間変化を示す線図である。 本発明の第2の実施形態に係る空気調和機の全体構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る空気調和機が暖房運転中に除霜運転の開始を判定するときの制御処理のフローチャートを示す。 本発明の第2の実施形態に係る空気調和機において、除霜開始条件の成立からのタイマーカウントと、人感センサにより検知している人検知状況と、空気調和機の運転状態との時間変化を示す線図である。 本発明の第3の実施形態本発明に係る空気調和機において、除霜開始条件の成立からのタイマーカウントと、人感センサにより検知している人検知状況と、空気調和機の運転状態との時間変化を示す線図である。 本発明の第4の実施形態に係る空気調和機において、冷房サイクルでの除霜運転における各室内膨張弁の開度を決定するための制御処理のフローチャートを示す。 本発明の第4実施形態に係る空気調和機において、空気調和機の運転状態と、各室内機の人感センサにより検知している人検知状況と、各室内機の室内膨張弁開度の時間変化を示す線図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係る空気調和機について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る空気調和機1の全体構成図である。
空気調和機1は、室外機2と室内機3とで構成され、室内機3は部屋4に設置されており、室外機2と室内機3は冷媒配管5で接続されている。
室外機2は、圧縮機6と、室外熱交換器7と、室外温度センサ8と、室外制御装置9とを備える。圧縮機6は、冷媒を圧縮して配管に吐出し、冷媒を循環させる。室外熱交換器7は、冷房時は凝縮器として作用し、暖房時は蒸発器として作用する。室外温度センサ8は、室外熱交換器7の温度を検知する。室外制御装置9は、暖房運転や除霜運転の制御指令を出す。なお、除霜運転は、冷房サイクル方式で行っても良いし、暖房サイクル方式で行っても良い。
室内機3は、室内熱交換器10と、人感センサ11と、室内制御装置12とを備える。室内熱交換器10は、暖房時は蒸発器として作用し、冷房時は凝縮器として作用する。人感センサ11は、その人検知エリア13内における人体動作を検知する。例えば、人感センサ11が人検知エリア13内の人体動作が少ないと検知した場合に室内機3の風量や風向などを補正することで空調能力をセーブし余計な運転を極力抑え、通常よりも消費電力を低減した運転を行う。室内制御装置12は、人感センサ11が人検知エリア13内で検知した人の在室ありなしの情報を室外制御装置9に送信する。
次に、図1の空気調和機1において実行される制御処理について説明する。
図2は、空気調和機1が暖房運転中に除霜運転の開始を判定するときの制御処理のフローチャートを示している。
図2の制御処理に関するプログラムは、室外制御装置9のROMに記憶されて、暖房運転が開始されると、室外制御装置9のCPUに読み出されて実行される。暖房運転を開始すると、室外制御装置9は、室外熱交換器7が着霜し始めていることが想定される除霜開始条件が成立しているか否かを判断する(S1、S2)。具体的には、室外制御装置9は、室外温度センサ8により検知した室外熱交換器7の温度Tを読込み(S1)、読み込んだ温度Tが予め設定された値T1以下となっているかを判断する(S2)。読み込んだ温度Tが、設定値T1より高ければ(S2:NO)、室外制御装置9は、室外熱交換器7が着霜していないと判断し、S1に戻る。読み込んだ温度Tが、設定値T1以下であれば(S2:YES、除霜開始条件が成立)、室外制御装置9は、室外熱交換器7が着霜し始めていると判断し、ステップS3に進む。室外制御装置9は、タイマーにより除霜開始条件成立からの時間をカウントする(S3)。
次に、室外制御装置9は、室外熱交換器7に対する着霜が緩和されて 除霜解除条件が成立しているか否かを判断する(S4、S5)。具体的には、室外制御装置9は、室外温度センサ8により検知した室外熱交換器7の温度Tを読込み(S4)、読み込んだ温度Tが予め設定された値T2より大きいか否かを判断する(S5)。すなわち、除霜開始条件成立後に、空調負荷の低減などにより室外熱交換器7に対する除霜が緩和され、除霜運転が不要となった否かが判定される。
読み込んだ温度Tが、設定値T2より高ければ(S5:YES)、室外制御装置9は、着霜が緩和され、除霜運転が不要となったと判断し、ステップS1に戻る。読み込んだ温度Tが、設定値T2以下であれば(S5:NO)、室外制御装置9は、除霜運転が必要である判断し、ステップS6に進む。なお、設定値T2は、除霜開始および除霜解除の判断が繰り返されるのを防止するため、設定値T1よりも高い値に設定するのが良い。また、室外熱交換器7が着霜し始める温度は、外気温度の影響により変わってくることから、ステップS2、S5で使用する設定値T1、T2は、外気温度変化を考慮して設定されることが望ましい。
次に、室外制御装置9は、除霜開始条件成立から予め設定された所定時間が経過したかどうかを判断する(S6)。所定時間は、除霜開示条件が成立したとしても、ステップS4、S5で説明したように、除霜運転が不要となる場合があるため設けられている。そして、所定時間が経過している場合(S6:YES)、室外制御装置9は除霜運転を開始し、所定時間が経過していない場合(S6:NO)、室外制御装置9はステップS7に進む。
室外制御装置9は、人感センサ11が人検知エリア13内で検知した情報を室内制御装置12から受信し、部屋(空調室)4における人の在室ありなしを判定する(S7)。人の在室がある場合は(S7:NO)、ステップS4に戻り、人の在室がない場合は(S7:YES)、除霜運転を開始する。このように、人の在室がない場合は、所定時間経過前であっても除霜運転が開始される。
図3は、除霜開始条件の成立からのタイマーカウントと、人感センサ11により検知している人検知状況と、空気調和機1の運転状態との時間変化を示す線図である。図3では、人が在室している場合を実線で、人が在室していない場合を点線で示している。以下、図2に示した制御処理に基づき、タイマーカウント、人検知状況、および運転状態の変化を説明する。
図3において、暖房運転中に除霜開始条件が成立するとタイマーのカウントが開始される。このタイマーが所定時間に達するまでに人の在室が継続する場合は、所定時間に達した時点で除霜運転を開始する。一方、タイマーによるカウントが所定時間に達する前に人の在室がなくなった場合は、人の在室がないことを検知した時点で、タイマーカウントが終了され、除霜運転が開始される。なお、除霜開始条件成立時点ですでに人の在室がないことを検知している場合は、タイマーカウントすることなく除霜運転を開始する。
以上のように、本実施形態における空気調和機1によれば、室外制御装置9は、除霜開始条件の成立後、人感センサ11により部屋4内における人体動作が検知されない場合、所定時間経過前であっても除霜運転を開始する。このため、除霜開始条件成立後に暖房運転を継続すると室外熱交換器7の着霜量の増加により、暖房能力が低下傾向となり、室内に吹出す温度が低下する可能性があるが、早めに除霜運転を行うことで除霜運転前の室内に吹出す温度の低下を回避することができる。また、着霜量が少ない状態で除霜運転に移行するため、除霜運転時間も短くなり除霜運転中の室内温度低下も抑えることができ、利用者が不快に感じることを防止することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る空気調和機について図面を参照して説明する。なお、第1の実施形態の空気調和機1と同一の部材については同一の参照番号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。
図4は、第2の実施形態に係る空気調和機101の全体構成図である。
本実施形態における空気調和機101は、室外機2と複数の室内機3(3aおよび3b、図4では2台)とを備えている。室外機2と2台の室内機3は、冷媒配管5および分岐管15で接続されている。図4において2台の室内機3a、室内機3bは、同一の部屋4に設置されているが、室内機3a、室内機3bは、それぞれ別の室内に設置されても良い。
本実施形態における室内機3は、冷媒流量を調整可能な室内膨張弁16を備えている。室内制御装置12は、室外制御装置9からの制御指令に基づき室内膨張弁16の開度を操作する。
次に、図4の空気調和機101において実行される制御処理について説明する。
図5は、空気調和機101が暖房運転中に除霜運転の開始を判定するときの制御処理のフローチャートを示している。図5に示した本実施形態の制御処理のうち、図2に示した第1の実施形態の制御処理と同一の処理については同一のステップ番号を付して説明を省略し、異なるステップについてのみ説明を行う。
本制御処理においては、所定時間が経過していないと判断された場合(S6:NO)、室外制御装置9は、室内機3aおよび室内機3bのそれぞれの人感センサ11が人検知エリア13内で検知した情報を室内制御装置12から受信し、部屋4における人の在室ありなしを判定する(S8)。すなわち、室外制御装置9は、少なくとも1台の室内機3における人検知エリア13で人の在室が検知された場合は、ステップS4に戻り、全ての室内機3で人の在室がないことを検知した場合は、除霜運転を開始する。
図6は、2台の室内機3を備える空気調和機101において、除霜開始条件の成立からのタイマーカウントと、各人感センサ11により検知している人検知状況と、空気調和機101の運転状態との時間変化を示す線図である。図3と同様に、人が在室している場合を実線で、人が在室していない場合を点線で示している。以下、図5に示した制御処理に基づく、タイマーカウント、人検知状況、および運転状態の変化を説明する。なお、室内機3aをa号機、室内機3bをb号機として説明する。
図6において、暖房運転中に除霜開始条件が成立するとタイマーのカウントが開始される。このタイマーが所定時間に達するまでに全ての室内機3で人の不在を検知しない場合は、所定時間に達した時点で除霜運転を開始する。つまり、例えばタイマーが所定時間に達する前にa号機でのみ人の不在を検知した場合でも、b号機で人の在室を検知している場合は除霜運転を開始しない。さらにb号機で人の不在を検知し室内機3が2台とも人の在室がないことを検知した時点でタイマーカウントは終了し除霜運転を開始する。さらに言えば、除霜開始条件成立時点で室内機3が2台ともすでに人の在室がないことを検知している場合は、タイマーカウントすることなく除霜運転を開始する。
以上のように、本実施形態における空気調和機101によれば、全ての室内機3の人感センサ11により人体動作が検知されない場合、所定時間経過前であっても除霜運転を開始する。よって、1台でも人が不在となったからといって除霜運転を行うと、同一冷凍サイクル内で在室している利用者は快適性を損ない、頻繁に除霜運転が行われると感じるが、本実施形態では全ての室内機3で人が不在になった時に除霜運転を開示するため、利用者の快適性が損なわれることを防止することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る空気調和機について図面を参照して説明する。本実施形態における空気調和機は、第1の実施形態における空気調和機1と同様の構成であるため、その説明を省略する。
図7は、第3の実施形態における空気調和機が暖房運転中に除霜運転の開始を判定するときの制御処理のフローチャートを示している。図7に示した本実施形態の制御処理のうち、図2に示した第1の実施形態の制御処理と同一の処理については同一のステップ番号を付して説明を省略し、異なるステップについてのみ説明を行う。
本実施形態では、人の在室がある場合は(S7:NO)、室外制御装置9は、人感センサ11が人検知エリア13内で検知した情報に基づき、部屋4内にいる人の活動量が、予め設定された値(所定の活動量)以上であるか否かを判断する(S9)。人の活動量が、設定値以上であると判断された場合(S9:YES)、室外制御装置9は除霜運転を開始する。一方、人の活動量が、設定値より少ないと判断された場合(S9:NO)、室外制御装置9はステップS4に戻る。このように、所定時間経過前であり人の在室がある場合であっても、人の活動量が多い場合は除霜運転を開示する。
以上のように、本実施形態によれば、人の活動量が、所定の活動量以上である場合、所定時間経過前であっても除霜運転を開始する。よって、人の在室がある場合でも人の活動量が多い場合は、利用者が動いていて発熱が多いため室内温度が低下しても問題ないと判断し、利用者が不快とならない状況で除霜運転を実行することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る空気調和機について図面を参照して説明する。本実施形態における空気調和機は、第2の実施形態における空気調和機101と同様の構成であるため、その説明を省略する。本実施形態では、除霜運転時の室内膨張弁16の開度の設定方法について説明する。
冷房サイクルで除霜運転を行う場合、圧縮機6から吐出される高温高圧の冷媒を室外熱交換器3に供給することで室外熱交換器7の除霜を行う。さらに室外熱交換器7を通った冷媒は、冷媒配管5から室内膨張弁16と室内熱交換器10を通り、冷媒配管5から圧縮機6へ戻り、冷凍サイクルを形成している。この除霜運転において、室内膨張弁16の開度を開くことで冷凍サイクル内の冷媒循環量を多くすることができるため、除霜性能が上がり、短時間で除霜を行うことができる。しかし、室内膨張弁16の開度を開き過ぎると、液戻り運転となり圧縮機6の信頼性を損なうこととなる。また、冷媒は、室外熱交換器7を通る過程で室外熱交換器7の霜を融かすために熱を奪われ、冷えた冷媒が室内熱交換器10に循環する。このため、室内膨張弁16の開度を開き過ぎると室内機3から冷気が発生し、快適性が悪くなり、室内膨張弁16の開度は適正である必要がある。そのため、図4のように構成される空気調和機101においては、除霜運転での適正な室内膨張弁16の開度を室内機3の容量で按分し、各室内機3の室内膨張弁16の開度を設定している。
図8は、冷房サイクルでの除霜運転における各室内膨張弁16の開度を決定するための制御処理のフローチャートを示している。
図8の制御処理に関するプログラムは、室外制御装置9のROMに記憶されて、除霜運転が開始されると、室外制御装置9のCPUに読み出されて実行される。除霜運転開始により、室外制御装置9は、空気調和機101の除霜運転における除霜性能と圧縮機6の信頼性に基づいて、除霜運転中の室内機3全体の適正な室内膨張弁開度Vtを決定する(S10)。次に、室外制御装置9は、開度Vtを各室内機3で按分するため、各室内機3の容量Qを読込む(S11)。なお、図8におけるQ、V、およびV´のKは、各室内機3を区別するために付されている。そして、室外制御装置9は、開度Vtを室内機3aおよび室内機3bの合計容量ΣQに対する各室内機3の容量Qの割合で按分することにより、各室内機3の室内膨張弁16の開度V´を算出する(S12)。
次に、室外制御装置9は、各人感センサ11が各人検知エリア13内で検知した情報を室内制御装置12から受信し、人の在室なしを検知している室内機3の台数(n)と、室外機2に接続されている室内機3の台数(m)とが等しいか否かを判断する(S13)。等しくないと判断した場合(人の在室ありを検知している室内機3がある場合、n<m)、室外制御装置9は、人の在室なしを検知している室内機3の室内膨張弁16の開度V´に補正値α(>0)を加算して、通常よりも開度を大きくする(S14)。一方、室外制御装置9は、人の在室ありを検知している室内機3の室内膨張弁16の開度V´を、全体の開度が開度Vtとなるように、人の在室がない室内機3の室内膨張弁16の開度を大きくした分の開度を、人の在室のある室内機3で分割して、開度V´から減算して開度を小さくする(S15)。
また、人の在室なしを検知している室内機3の台数(n)と、室外機2に接続されている室内機3の台数(m)とが等しいと判断された場合、室外制御装置9は、各室内機3の室内膨張弁16の開度VをステップS12で算出した開度V´に設定する(S16)。すなわち、開度補正は実行されない。
また、人の在室がある室内機3の室内膨張弁16の開度を小さくすることとなるが、接続している全ての室内機3で人の在室がある場合にはn(人の在室なしを検知している室内機台数)=0となり、ステップS15で補正は0となるため、全体の室内膨張弁開度Vtを下回り除霜性能の低下となることはない。
次に、室外制御装置9は、ステップS14、S15、またはステップS16で設定した各開度Vを各室内機3に対し出力して(S17)、各室内機3の室内膨張弁16を開度Vにする。そして、室外制御装置9は、除霜運転中であるか否かを判断し(S18)、除霜運転中であれば(S18:YES)、ステップS10に戻り、除霜運転中の室内膨張弁開度の決定および出力処理を繰り返し、除霜運転が終了すれば(S18:NO)、室内膨張弁開度の決定および出力処理を終了する。
以上のように、本実施形態の空気調和機によれば、除霜運転中の全体の室内膨張弁16の開度を確保しながら人の在室がない室内機3の室内膨張弁16の開度を大きくし、人の在室がある室内機3の室内膨張弁16の開度を小さくする。これにより、除霜性能や圧縮機2の信頼性を確保しつつ、人の在室がある室内機3への冷えた冷媒の流量を低減することができる。よって、除霜運転中の利用者の不快感を低減することができる。
図9は、2台の室内機3を備える空気調和機101(図4)において、空気調和機101の運転状態と、各室内機3の人感センサ11により検知している人検知状況と、各室内機3の室内膨張弁16の開度の時間変化を示す線図である。以下、図8に示した制御処理に基づく、運転状態、人検知状況、および開度の変化を説明する。なお、室内機3aをa号機、室内機3bをb号機として説明する。
図9において、除霜運転開始で各室内機3の除霜運転中の室内膨張弁16の開度Vが算出される。除霜運転開始後、a号機、b号機共に人の在室があるため室内膨張弁開度Vの補正はなく、a号機の除霜運転中の室内膨張弁16の開度VaはVa´、b号機の除霜運転中の室内膨張弁16の開度VbはVb´となる。つまり、除霜運転中の全体の適正な開度VtはVt=Va´+Vb´である。ここで、特にa号機、b号機の容量定義はしないが、例えばa号機とb号機が同じ容量の室内機3であればVa´=Vb´となる。
b号機で人の不在を検知すると開度Vb´を大きくする補正がされ、α>0として、Vb=Vb´+αとなり、全体の適正な室内膨張弁開度を確保するため、a号機の開度は小さくする補正となり、Va=Va´−αとなる。
さらに、b号機に続き、a号機でも人の不在を検知すると圧縮機2への信頼性を確保するため室内膨張弁16が開き過ぎないように開度補正は行わず、a号機はVa=Va´、b号機はVb=Vb´となる。
さらに、b号機で再び人の在室が検知されると、a号機でのみ人が不在となるため、a号機で室内膨張弁16の開度を大きくする補正がされ、Va=Va´+αとなり、全体の適正な室内膨張弁開度を確保するため、b号機の室内膨張弁16の開度は小さくする補正となり、Vb=Vb´−αとなる。
なお、上述した本発明の実施形態および実施例は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態あるいは実施例のみに限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
例えば、第3の実施形態では、人の活動量が一時的に多くなる場合や同一の人検知エリア13内に活動量の少ない利用者がいる場合など、除霜運転により不快となることが想定される。こういった場合も考慮すると、ステップS9では、人の活動量が設定値以上を一定時間連続していることを判定したり、設定値は室内温度などを複合して決定しても良い。例えば室内温度が低い場合は設定値を高く(活動量は多め)、室内温度が高い場合は低く(活動量は少なめ)する。また、室内機3ごとに人の活動量の判定を行い、全ての室内機3で人の活動量が多い場合に除霜運転開始とする判定を行えば、図4のように構成される空気調和機101についても適用できる。
上記の実施形態において、図2、図5、図7、および図8に示した制御処理は、室外機2の室外制御装置9により行ったが、室内機3の室内制御装置12により行っても良く、制御装置を室外機2および室内機3以外の場所に設置して、制御処理を行っても良い。また、除霜開始条件の成立は、室外熱交換器7の温度に基づいて決定したが、室外熱交換器7の空気流入側と空気流出側の圧力差に基づいて、または、図示せぬ室外ファンモータの電流値に基づいて決定しても良い。
1、101:空気調和機、2:室外機、3、3a、3b:室内機、4:部屋、7:室外熱交換器、8:温度センサ、9:室外制御装置、10:室内熱交換器、11:人感センサ、12:室内制御装置、16:室内膨張弁

Claims (6)

  1. 室外機と、
    空調室における人体動作を検知する人感センサを有する室内機と、
    暖房運転中に除霜開始条件が成立してから、所定時間経過後に前記室外機を制御して除霜運転を開始する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記除霜開始条件の成立後、前記人感センサにより前記空調室内における人体動作が検知されない場合、前記所定時間経過前であっても前記室外機を制御して除霜運転を開始する空気調和機。
  2. 前記人感センサを有する前記室内機は複数設けられ、
    前記制御装置は、前記除霜開始条件の成立後、全ての複数の前記室内機における前記人感センサにより人体動作が検知されない場合、前記所定時間経過前であっても除霜運転を開始する請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記制御手段は、前記除霜開始条件の成立後、全ての前記室内機における前記人感センサにより人体動作が検知され、各人感センサにより検知した人体動作の活動量が、所定の活動量以上である場合、前記所定時間経過前であっても除霜運転を開始する請求項2に記載の空気調和機。
  4. 各室内機は、室内熱交換器と、冷媒流量を調整可能な室内膨張弁とを有し、
    前記制御手段は、冷房サイクルでの除霜運転中に、前記複数の室内機において、人体動作を検知する前記人感センサと人体動作を検知しない前記人感センサとの両方がある場合、全ての前記室内機の前記室内膨張弁の合計開度を一定に保ちつつ、前記人感センサにより人の不在を検知した前記室内機の前記室内膨張弁の開度を大きくし、前記人感センサにより人の在室を検知した前記室内機の前記室内膨張弁の開度を小さくすることを特徴とする請求項2空気調和機。
  5. 前記制御手段は、前記除霜開始条件の成立後、前記人感センサにより人体動作が検知され、前記人感センサにより検知した人体動作の活動量が、所定の活動量以上である場合、前記所定時間経過前であっても除霜運転を開始する請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記室外機は、室外熱交換器と、前記室外熱交換器の温度を検知する温度センサとを有し、
    前記制御手段は、前記温度センサにより検知される前記室外熱交換器の温度が所定値以下となる場合に、前記除霜開始条件が成立したと判断する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空気調和機。
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