JP4735509B2 - 空気調和機 - Google Patents
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行わないか判断するのでユーザに煩雑な思いをさせることなく、省エネ運転を行うか行わないか適切な運転を選択することができる。
F=室内クロスフローファン回転数*A+B (A・Bは所定の定数)
投入熱量(N1)の計算を
N1=(室内熱交換器温度−室温)*F*C (Cは所定の定数)・・・暖房時、
N1=(室温−室内熱交換器温度)*F*D (Dは所定の定数)・・・冷房時、
と簡略的に計算することで、特別な情報・手段がなくても通常空気調和機が取得できる情報の範疇で熱貫流率が計算できるので、余分な機構・機能を必要とせず、簡略的な熱貫流率を算出し、ユーザに煩雑な思いをさせることなく、省エネ運転を行うか行わないか適切
な運転を選択することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
から送信される赤外線信号を受信する受信部22を有しており、ユーザーがリモコン23上で様々な操作をおこなうことが可能となっている。また、両制御部20、21はそれぞれ、数値計算を実行したり、数値計算した計算結果を記憶する手段を有する。
図2は本発明の第1の実施の形態における空気調和機の暖房運転時のフローチャートである。まず、図2において暖房運転が行われると、SP21において省エネ制御実行許可中かどうかの判断が行われ、そうであればSP22に、そうでなければSP25に進む。SP22において、外気温がTg℃(例えば−3℃)以上かどうかの判断が行われ、そうであればSP23に、そでなければSP25に進む。SP23において、吸込み温度がTs℃(例えば16℃)以上かどうかの判断が行われ、そうであればSP24、そうでなければSP25に進む。SP24において、省エネ制御を実行する為、電流値の最大設定値を引き下げて(例えば通常時が20Aであれば15Aに変更)SP26に進む。SP25において、電流値の最大設定値を通常の設定値(例えば20A)にしSP26に進む。SP26において、前回熱貫流率を計算して所定時間経過(例えば6時間)かどうかの判断が行われ、そうであればSP27に、そうでなければSP21に進む。SP27において、被調和室は安定状態であるかどうかの判断が行われ、そうであればSP28に、そうでなければSP21に進む。SP28において、N2(今回計算された熱貫流率)がN0(過去計算された熱貫流率の略平均値)より大きいかどうかの判断が行われ、そうであればSP2Aに進み、そうでなければSP2Bに進む。SP2Aにおいて、N0=N0+E(例えばE=1)の計算が実行され、SP2Cに進む。SP2Bにおいて、N0=N0−G(例えばG=1)の計算が実行され、SP2Cに進む。SP2Cにおいて、N0の値が所定値よりも小さいかどうかの判断がおこわなれ、そうであればSP2Dに進み、そうでなければSP2Eに進む。SP2Dにおいて、省エネ制御実行の許可を与え、SP21に進む。SP2Eにおいて、省エネ制御の実行を不許可とし、SP21に進む。
2 室外機
3 室内機
4 圧縮機
5 四方弁
6 膨張弁
7 室外熱交換器
8 室外ファン
9 吐出温センサ
10 室外配管温センサ
11 外気温センサ
12 室内熱交換器
13 室内ファン
17 室内配管温度センサ
18 吸込センサ
20 室外制御部
21 室内制御部
22 受信部
23 リモコン
Claims (10)
- 圧縮機、室内熱交換器、室外熱交換器、絞り装置を有する冷凍サイクル及び被調和室の室温と設定温度に基づいて室温が設定温度に至るように圧縮機の運転能力を自動調整する制御部を有する空気調和機において、冷房運転あるいは暖房運転時、被調和室の室温が略一定、かつ空気調和機から投入される熱量が略一定となる安定状態であった場合、空気調和機が被調和室に投入している熱量(N1)を算出し、また室温と外気温の温度差(ΔT1)を算出し、前記投入熱量(N1)を室温と外気温の差(ΔT1)で除算することで熱貫流率(N2)を算出し(N2=N1/ΔT1)、熱貫流率(N2)の値が所定値よりも小さければ、空気調和機の圧縮機ならびに送風機が設計の最大回転数となっているときに前記空気調和機が被調和室に投入する最大能力を減少方向に補正することを特徴とした空気調和機。
- 圧縮機、室内熱交換器、室外熱交換器、絞り装置を有する冷凍サイクル及び被調和室の室温と設定温度に基づいて室温が設定温度に至るように圧縮機の運転能力を自動調整する制御部を有する空気調和機において、冷房運転あるいは暖房運転時、被調和室の室温が設定温度に到達し、室温を維持する能力が空気調和機の圧縮機ならびに送風機が設計の最小回転数となっているときに前記空気調和機が被調和室に投入する最小能力以下となり、圧縮機の駆動を断続的に行う運転となった場合、被調和室が安定状態であると判断し、空気調和機が所定時間(T1)中に被調和室に投入している平均投入熱量(N1a)を算出し、また所定時間(T1)中の室温と外気温の平均温度差(ΔT1a)を算出し、前記平均投入熱量(N1a)を室温と外気温の平均温度差(ΔT1a)で除算することで熱貫流率(N2)を算出し(N2=N1a/ΔT1a)、熱貫流率(N2)の値が所定値よりも小さければ、空気調和機の圧縮機ならびに送風機が設計の最大回転数となっているときに前記空気調和機が被調和室に投入する最大能力を減少方向に補正することを特徴とした空気調和機。
- 被調和室が安定状態であると判断され、熱貫流率(N2)が算出された場合、予め定められている熱貫流率の初期値(N0)と比較を行い、今回熱貫流率(N2)が熱貫流率の初期値(N0)より大きければ所定の値をN0に加算し(N0=N0+E)、小さければ所
定の値をN0に減算し(N0=N0−G)、さらに所定時間経過後、被調和室が安定状態であると判断された場合、熱貫流率(N2)を算出し、N0の補正を行い、N0の補正計算を1回あるいは複数回繰り返した後、N0の値が所定値よりも小くなれば、空気調和機の圧縮機ならびに送風機が設計の最大回転数となっているときに前記空気調和機が被調和室に投入する最大能力を減少方向に補正することを特徴とした請求項1または2に記載の空気調和機。 - 最大能力を圧縮機の運転能力を負側へ補正するように制限するか、最大能力が出力される時間を短くする運転を行うか判断するのに計算される補正熱貫流率(N0)の計算を冷房運転時と暖房運転時で別々に行い、補正熱貫流率(N0)を冷房運転時、暖房運転時、別々に記憶することを特徴とした請求項3に記載の空気調和機。
- 室温検出手段、室内熱交換器温度検出手段、室内クロスフローファン回転数検出手段、室外気温検出手段を有する空気調和機において、前記、投入熱量の計算方法において、風量(F)の計算を
F=室内クロスフローファン回転数*A+B (A・Bは所定の定数)
投入熱量(N1)の計算を
N1=(室内熱交換器温度−室温)*F*C (Cは所定の定数)・・・暖房時、
N1=(室温−室内熱交換器温度)*F*D (Dは所定の定数)・・・冷房時、
と簡略的に計算することを特徴とした請求項1〜4に記載の空気調和機。 - 最大能力を制限する手段として、圧縮機又は空気調和機に流れる電流値を通常電流制限値よりも、圧縮機の運転能力を負側へ補正するように電流を制限することを特徴とした請求項1〜5に記載の空気調和機。
- 最大能力を制限する手段として、圧縮機の通常の最大周波数よりも、圧縮機の運転能力を負側へ補正するように圧縮機の最大運転周波数を制限することを特徴とした請求項1〜5に記載の空気調和機。
- 室温が所定温度に達するまでは、空気調和機の圧縮機ならびに送風機が設計の最大回転数となっているときに前記空気調和機が被調和室に投入する最大能力を減少方向に補正しないことを特徴とした請求項1〜7に記載の空気調和機。
- 暖房運転時、外気温が所定温度未満では、空気調和機の圧縮機ならびに送風機が設計の最大回転数となっているときに前記空気調和機が被調和室に投入する最大能力を減少方向に補正しないことを特徴とした請求項1〜8に記載の空気調和機。
- 冷房運転時、外気温が所定温度以上では、空気調和機の圧縮機ならびに送風機が設計の最大回転数となっているときに前記空気調和機が被調和室に投入する最大能力を減少方向に補正しないことを特徴とした請求項1〜8に記載の空気調和機。
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Patent Citations (3)
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