JP2007192422A - 多室形空気調和機 - Google Patents

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剛司 大平
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Abstract

【課題】従来の多室形空気調和機においては、運転台数変化時に負荷変動に適応する所要時間が長いという課題を有していた。
【解決手段】室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の増量変化量により室外ファン回転数の補正値を算出して設定する室外ファン回転数補正手段、運転室内機合計容量変化時からの経過時間をカウントする時間カウント手段を備えた制御装置より構成され、暖房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に負荷変動した時、室外ファン回転数を所定時間増量補正するもので、室内機の運転台数が変化した場合において、運転室内機合計変化容量に応じた室外ファンの回転数補正で、速やかに冷凍サイクルの変動を少なくし要求負荷に応じた冷凍サイクル制御を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数台の室内機を接続して冷凍サイクルを構成し、暖房又は冷房運転を行う多室形空気調和機に関するものである。
従来、この種の多室形空気調和機は、室内機運転台数の増減に応じて圧縮機の運転周波数を徐々に変化させるといったものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図6のフローチャートは、特許文献1に記載された従来の多室形空気調和機の制御方法を示すものである。図6に示すように、A室の暖房運転時(S101)、B室室内機の運転信号を受信すると(S102)、B室室内ファンを作動させ(S103)、さらに圧縮機運転周波数を増加させる(S104)ことにより要求負荷に応じた圧縮機回転数に制御して冷媒循環量を増加する。また、運転信号受信時から経過時間T1をカウントしておき(S105,S106)、T1が所定時間に達するとB室室内機に対応する電動膨張弁22bを開制御する(S107)と共に、電磁ポンプの周波数を上昇させ(S108)、バーナーモーターの回転数を増加させる(S109)ことにより冷媒加熱器の燃焼量を上昇させる。運転信号受信時からの経過時間T2をカウントして(S111)所定時間に達すると(S110のY)、圧縮機周波数を要求負荷に応じた値まで減少する(S112)。
特許第3386700号公報
しかしながら、前記従来の構成では、室内機の運転台数変化時に冷媒加熱手段の制御により負荷変動時の対応を行っていることから、冷媒加熱手段を搭載していない多室形空気調和機には適応できない。また、運転台数変化時に一旦徐々に圧縮機周波数を上げ冷媒加熱手段で給熱量を増加した後、要求負荷に見合った圧縮機周波数にしていることから負荷変動に適応する所要時間が長いという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、室内機の運転台数が変化した場合においても、室外ファンの回転数補正で、冷凍サイクルの変動を少なくして要求負荷に応じた冷凍サイクル制御が可能な多室形空気調和機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の多室形空気調和機における第1の発明は、圧縮機、室外熱交換器、室外ファン、室外膨張弁、冷房サイクルと暖房サイクルとを切換える四方弁、圧縮機を駆動するインバータ回路とを備えた室外機と、室内熱交換器、室内ファン、室内膨張弁とを備えた複数台の室内機とを接続して冷房もしくは暖房サイクルを構成する多室形空気調和機において、室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の増量変化量により室外ファン回転数の補正値を算出して設定する室外ファン回転数補正手段、運転室内機合計容量変化時からの経過時間をカウントする時間カウント手段を備えた制御装置より構成され、暖房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に負荷変動した時、室外ファン回転数を所定時間増量補正することを特徴としたものである。
これによって、暖房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に負荷変動した時、冷凍サイクルの凝縮器が増加したことに伴う凝縮温度低下を、運転室内機合計容量変化量に応じ
た室外ファン回転数に増量補正することで速やかに抑制し、凝縮温度低下に伴う暖房吹出し空気温度の低下を抑制して冷風感を防止することできる。
第2の発明は、多室形空気調和機において、室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の増量変化量により室外ファン回転数の補正値を算出して設定する室外ファン回転数補正手段、運転室内機熱交温度最小値検出手段、室外ファン回転数補正終了となる所定の室内熱交温度しきい値への到達有無を判定する室内機熱交温度しきい値判定手段より構成され、暖房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に負荷変動した時、運転室内機熱交温度最小値が前記室内機熱交温度しきい値に到達するまで室外ファン回転数を増量補正することを特徴とするものである。
これにより、暖房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に負荷変動した時、冷凍サイクルの凝縮器が増加したことに伴う凝縮温度低下を、接続運転室内機中の室内熱交温度の最小値を検出し、熱交温度しきい値に到達するまで運転室内機合計容量変化量に応じた室外ファン回転数に補正することで速やかに抑制し、凝縮温度低下に伴う暖房吹出し空気温度の低下を抑制して冷風感を防止することができる。
第3の発明は、多室形空気調和機において、室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の減量変化量しきい値判定手段、室外ファン回転数停止手段、運転室内機合計容量変化時からの経過時間をカウントする時間カウント手段より構成され、暖房運転中に運転室内機合計容量が減量変化量しきい値以上負荷変動した時、室外ファン回転数を所定時間停止することを特徴とするものである。
これにより、暖房運転中に運転室内機合計容量が減量方向に負荷変動した時、冷凍サイクルの凝縮器が減少したことに伴う凝縮温度異常上昇を、所定時間室外ファンを停止することで速やかに抑制し、圧縮機の凝縮温度上限規制値から裕度を持った運転をすることができ圧縮機の信頼性を向上することができる。
第4の発明は、多室形空気調和機において、室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して減量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の減量変化量により室外ファン回転数の補正値を算出して設定する室外ファン回転数補正手段、運転室内機熱交温度最大値検出手段、室外ファン回転数補正終了となる所定の室内熱交温度しきい値への到達有無を判定する室内機熱交温度しきい値判定手段より構成され、暖房運転中に運転室内機合計容量が減少方向に負荷変動した時、運転室内機熱交温度最大値が前記室内機熱交温度しきい値に到達するまで室外ファンを停止することを特徴とするものである。
これにより、暖房運転中に運転室内機合計容量が減量方向に負荷変動した時、冷凍サイクルの凝縮器が減少したことに伴う凝縮温度異常上昇を、接続運転室内機中の室内熱交温度の最大値を検出し、熱交温度しきい値に到達するまで運転室内機合計容量変化量に応じた室外ファン回転数に補正することで速やかに抑制し、圧縮機の凝縮温度上限規制値から裕度を持った運転をすることができ圧縮機の信頼性を向上することができる。
第5の発明は、多室形空気調和機において、室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の増量変化量しきい値判定手段、室外ファン最高回転数補正手段、運転室内機合計容量変化時からの時間をカウントする時間カウント手段より構成され、冷房運転中に運転室内機合計容量が増量変化量しきい値以上負荷変動した
時、室外ファン回転数を所定時間最高回転数で運転することを特徴とするものである。
これにより、冷房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に増量変化量しきい値以上負荷変動した時、冷凍サイクルの蒸発器が増加したことに伴う蒸発温度及び凝縮温度の上昇を、室外ファンを所定時間最高回転数で運転することで速やかに抑制し、圧縮機の蒸発温度及び凝縮温度上限規制値から裕度を持った運転をすることができ圧縮機の信頼性を向上することができる。
本発明の多室形空気調和機は、室外ファンの回転数補正で、暖房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に負荷変動した時に、凝縮温度の低下による吹出し空気温度低下を速やかに抑制するなど、運転室内機合計容量変化でユーザーに与える不快感を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における空気調和装置の冷凍サイクル図である。図1において、室外機1には圧縮機2と、室外熱交換器3と、室外ファン4と、冷暖房切換用の四方弁5と、室外膨張弁6が設けられている。一方、室内機7は複数台が接続され、それぞれの室内機7には室内熱交換器8と、室内ファン9と、室内膨張弁10が設けられている。
上記冷凍サイクルにおいて、冷房運転時は、圧縮機2から吐出された冷媒は四方弁5を介して室外熱交換器3へと流れ、室外ファン4により室外熱交換器3で室外空気と熱交換して凝縮液化し、冷媒配管を通って各室内機7に至り、運転中の室内機7において室内膨張弁10が開度調整されて減圧された冷媒は室内熱交換器8で蒸発した後に、冷媒配管を通り四方弁5を介して再び圧縮機2に吸入される。暖房運転時は圧縮機2から吐出された冷媒は四方弁5を介して室内熱交換器8へと流れ、運転中の室内機7において室内膨張弁10が全開となり、室内ファン9により室内熱交換器8で室内空気と熱交換して凝縮液化し、室外膨張弁6を通過することにより減圧された冷媒は室外熱交換器3で蒸発した後に、四方弁5を介して再び圧縮機2に吸入される。なお、冷房および暖房の運転停止中の室内機7において、室内膨張弁10は全閉となっており、圧縮機2は必要能力に応じてインバータ11により回転数制御される。
さらに、制御装置12として、実施の形態1としては、運転モード判定手段13、室外ファン回転数設定手段14、圧縮機運転周波数設定手段15、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段16、運転室内機合計容量の増量変化量により室外ファン回転数の補正値を算出して設定する室外ファン回転数補正手段17、運転室内機合計容量変化時からの経過時間をカウントする時間カウント手段18とを有する。なお、図1に示す制御手段において、実施の形態2〜5の構成については破線で囲って示している。
図2は実施の形態1における空気調和装置のフローチャート図である。図2により本発明の第2の実施の形態における多室形空気調和機の制御方法の動作、作用について説明する。
運転開始すれば(STEP0)、運転モード判定手段13で運転モードを判定し(ST
EP1)、運転モードが暖房運転であれば、室外ファン回転数設定手段14で通常運転時としての室外ファン回転数を算出し、算出した回転数で室外ファンを運転する(STEP2)。圧縮機周波数設定手段15で運転室内機合計容量等により定まる圧縮機周波数を算出し、圧縮機を算出した周波数で運転する(STEP3)。この運転中に室内運転容量が変化すれば運転室内機合計容量変化量検出手段16で変化量を判定し(STEP4)、その変化が増量への変化であれば(STEP4のYes)変化量を算出し(STEP5)、室外ファン回転数補正手段17で回転数補正値を運転室内機合計変化変化容量に応じて算出して(STEP6)、STEP2で算出した室外ファン回転数に補正を加えて運転し(STEP7)、その運転時間tを時間カウント手段18によりカウントして(STEP8)、所定時間Taが経過すれば通常の運転に戻る。
上記のことより、暖房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に負荷変動した時、冷凍サイクルの凝縮器が増加したことに伴う凝縮温度低下を、運転室内機合計容量変化量に応じた室外ファン回転数に所定時間増量補正することで速やかに抑制し、凝縮温度低下に伴う暖房吹出し空気温度の低下を抑制して冷風感を防止することできる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における多室形空気調和機のフローチャートである。なお、制御装置12の構成として、運転モード判定手段13、室外ファン回転数設定手段14、圧縮機運転周波数設定手段15、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段16、運転室内機合計容量の増量変化量により室外ファン回転数の補正値を算出して設定する室外ファン回転数補正手段17、運転室内機熱交温度最小値検出手段19、室外ファン回転数補正終了となる所定の室内熱交温度しきい値への到達有無を判定する室内機熱交温度しきい値判定手段20を有する。
図3により以下その動作、作用を説明する。運転開始すれば(STEP0)、運転モード判定手段13で運転モードを判定し(STEP1)、運転モードが暖房運転であれば、室外ファン回転数設定手段14で通常運転時としての室外ファン回転数を算出し、算出した回転数で室外ファンを運転する(STEP2)。圧縮機運転周波数設定手段15で運転室内機合計容量等により定まる圧縮機周波数を算出し、圧縮機を算出した周波数で運転する(STEP3)。この運転中に室内運転容量が変化すれば運転室内機合計容量変化量検出手段16で変化量を判定し(STEP4)、その変化が増量への変化であれば(STEP4のYes)変化量を算出し(STEP5)、室外ファン回転数補正手段17で回転数補正値を運転室内機合計変化容量に応じて算出して(STEP6)、STEP2で算出した室外ファン回転数に補正を加え(STEP7)、運転室内機熱交温度最小値検出手段19で運転している全室内機の熱交温度の中で最も低い熱交温度Tcを検出し(STEP18)、室内機熱交温度しきい値判定手段20で室内機熱交温度しきい値Tch以上になるまで室外ファン回転数補正を行う(STEP19)。
上記のことより、暖房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に負荷変動した時、冷凍サイクルの凝縮器が増加したことに伴う凝縮温度低下を、接続運転室内機中の室内熱交温度の最小値を検出し、熱交温度しきい値に到達するまで運転室内機合計容量変化量に応じた室外ファン回転数に補正することで速やかに抑制し、凝縮温度低下に伴う暖房吹出し空気温度の低下を抑制して冷風感を防止することできる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における多室形空気調和機のフローチャートである。なお、制御装置12として、運転モード判定手段13、室外ファン回転数設定手段14、圧縮機運転周波数設定手段15、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段16、運転室内機合計容量の減量変化量しきい値判
定手段21、室外ファン回転数停止手段22、運転室内機合計容量変化時からの経過時間をカウントする時間カウント手段18を有する。
図4により以下その動作、作用を説明する。運転開始すれば(STEP0)、運転モード判定手段13で運転モードを判定し(STEP1)、運転モードが暖房運転であれば、室外ファン回転数設定手段14で通常運転時としての室外ファン回転数を算出し、算出した回転数で室外ファンを運転する(STEP2)。圧縮機運転周波数設定手段15で運転室内機合計容量等により定まる圧縮機周波数を算出し、圧縮機を算出した周波数で運転する(STEP3)。この運転中に室内運転容量が変化すれば運転室内機合計容量変化量検出手段16で変化量を判定し(STEP34)、その変化が減量への変化であれば(STEP4のYes)変化量を算出し(STEP35)、運転室内機合計容量の減量変化しきい値判定手段21で変化量がしきい値以上であるかの判定を行い(STEP36)、減量変化しきい値以上の変化であれば(STEP36のYes)、室外ファン回転数停止手段22で室外ファンを停止し(STEP37)、その停止時間tを時間カウント手段18によりカウントして(STEP38)、所定時間Taが経過すれば通常運転にもどる。
上記のことより、暖房運転中に運転室内機合計容量が減量方向に所定以上負荷変動した時、冷凍サイクルの凝縮器が大きく減少したことを判断し急激な凝縮能力減少から生じる凝縮温度異常上昇を、所定時間室外ファンを停止することで速やかに抑制し、圧縮機の凝縮温度上限規制値から裕度を持った運転をすることができ圧縮機の信頼性を向上することができて負荷変動の過渡期を過ぎれば通常運転に戻ることができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の第4の実施の形態における多室形空気調和機のフローチャートである。なお、制御装置12として、運転モード判定手段13、室外ファン回転数設定手段14、圧縮機運転周波数設定手段15、運転室内機合計容量の変化量を算出して減量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段16、運転室内機合計容量の減量変化量により室外ファン回転数の補正値を算出して設定する室外ファン回転数補正手段17、運転室内機熱交温度最大値検出手段23、室外ファン回転数補正終了となる所定の室内熱交温度しきい値への到達有無を判定する室内機熱交温度しきい値判定手段20を有する。
図5により以下その動作、作用を説明する。運転開始すれば(STEP0)、運転モード判定手段13で運転モードを判定し(STEP1)、運転モードが暖房運転であれば、室外ファン回転数設定手段14で通常運転時としての室外ファン回転数を算出し、算出した回転数で室外ファンを運転する(STEP2)。圧縮機運転周波数設定手段15で運転室内機合計容量等により定まる圧縮機周波数を算出し、圧縮機を算出した周波数で運転する(STEP3)。この運転中に室内運転容量が変化すれば運転室内機合計容量変化量検出手段16で変化量を判定し(STEP34)、その変化が減量への変化であれば(STEP34のYes)変化量を算出し(STEP35)、室外ファン回転数補正手段17で回転数補正値を運転室内機合計変化容量に応じて算出して(STEP46)、STEP2で算出した室外ファン回転数に補正を加え(STEP47)、運転室内機熱交温度最大値検出手段23で運転している全室内機の熱交温度の中で最も高い熱交温度Tcを検出し(STEP48)、室内機熱交温度しきい値判定手段20で室内機熱交温度しきい値Tcl以下になるまで室外ファン回転数補正を行い(STEP49)、熱交温度しきい値以下になれば通常運転にもどる。
上記のことより、暖房運転中に運転室内機合計容量が減量方向に負荷変動した時、冷凍サイクルの凝縮器が減少したことに伴う凝縮温度異常上昇を抑制し、凝縮器の減少量に応じた室外ファン回転数補正とすることが出来、接続運転室内機中の室内熱交温度の最大値を検出し、熱交温度しきい値に到達するまで運転室内機合計容量変化量に応じた室外ファ
ン回転数に補正することで抑制時間の判定が的確に行え、圧縮機の凝縮温度上限規制値から裕度を持った運転をすることができ圧縮機の信頼性を向上することができる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の第5の実施の形態における多室形空気調和機のフローチャートである。なお、制御装置12として、運転モード判定手段13、室外ファン回転数設定手段14、圧縮機運転周波数設定手段15、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段16、運転室内機合計容量の増量変化量しきい値判定手段24、室外ファン最高回転数補正手段25、運転室内機合計容量変化時からの時間をカウントする時間カウント手段18を有する。
図6により以下その動作、作用を説明する。運転開始すれば(STEP0)、運転モード判定手段13で運転モードを判定し(STEP1)、運転モードが冷房運転であれば、室外ファン回転数設定手段14で通常運転時としての室外ファン回転数を算出し、算出した回転数で室外ファンを運転する(STEP2)。圧縮機運転周波数設定手段15で運転室内機合計容量等により定まる圧縮機周波数を算出し、圧縮機を算出した周波数で運転する(STEP3)。この運転中に室内運転容量が変化すれば運転室内機合計容量変化量検出手段16で変化量を判定し(STEP54)、その変化が増量への変化であれば(STEP54のYes)変化量を算出し(STEP5)、運転室内機合計容量の増量変化しきい値判定手段24で変化量がしきい値以上であるかの判定を行い(STEP56)、増量変化しきい値以上の変化であれば(STEP56のYes)、室外ファン回転数最高回転数補正手段25で室外ファンを最高回転数で運転し(STEP57)、その運転時間tを時間カウント手段18によりカウントして(STEP58)、所定時間Taが経過すれば通常運転にもどる。
上記のことより、冷房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に増量変化量しきい値以上負荷変動した時、冷凍サイクルの蒸発器大きく増加したことを判断し急激な蒸発能力増加から生じる蒸発温度及び凝縮温度の上昇を、室外ファンを所定時間最高回転数で運転することで速やかに抑制し、圧縮機の蒸発温度及び凝縮温度上限規制値から裕度を持った運転をすることができ圧縮機の信頼性を向上することができる。
以上のように、本発明にかかる多室形空気調和機の制御方法は、運転室内機合計容量変化による負荷変動を室外ファン制御で冷凍サイクルを適正化しているので、蓄熱式多室形空気調和機、冷媒加熱式空気調和機等にも適用できる。
本発明の実施の形態における多室形空気調和機の冷凍サイクル図 本発明の実施の形態1における多室形空気調和機のフローチャート 本発明の実施の形態2における多室形空気調和機のフローチャート 本発明の実施の形態3における多室形空気調和機のフローチャート 本発明の実施の形態4における多室形空気調和機のフローチャート 本発明の実施の形態5における多室形空気調和機のフローチャート 従来の多室形空気調和機のフローチャート
符号の説明
1 室外機
2 圧縮機
3 室外熱交換器
4 室外ファン
5 四方弁
6 室外膨張弁
7 室内機
8 室内熱交換器
9 室内ファン
10 室内膨張弁
11 インバータ
12 制御装置
14 室外ファン回転数設定手段
15 圧縮機運転周波数設定手段
16 運転室内機合計容量変化量検出手段
17 室外ファン回転数補正手段
18 時間カウント手段
19 運転室内機熱交温度最小値検出手段
20 室内機熱交温度しきい値判定手段
21 減量変化量しきい値判定手段
22 室外ファン回転数停止手段
23 運転室内機熱交温度最大値検出手段
24 増量変化量しきい値判定手段
25 室外ファン最高回転数補正手段
Ta 所定時間

Claims (5)

  1. 圧縮機、室外熱交換器、室外ファン、室外膨張弁、冷房サイクルと暖房サイクルとを切換える四方弁、前記圧縮機を駆動するインバータとを備えた室外機と、室内熱交換器、室内ファン、室内膨張弁とを備えた複数台の室内機とを接続して冷房もしくは暖房サイクルを構成する多室形空気調和機において、
    室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の増量変化量により室外ファン回転数の補正値を算出して設定する室外ファン回転数補正手段、運転室内機合計容量変化時からの経過時間をカウントする時間カウント手段とからなる制御装置より構成され、暖房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に負荷変動した時、室外ファン回転数を所定時間増量補正することを特徴とする多室形空気調和機。
  2. 圧縮機、室外熱交換器、室外ファン、室外膨張弁、冷房サイクルと暖房サイクルとを切換える四方弁、前記圧縮機を駆動するインバータ回路とを備えた室外機と、室内熱交換器、室内ファン、室内膨張弁とを備えた複数台の室内機とを接続して冷房もしくは暖房サイクルを構成する多室形空気調和機において、
    室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の増量変化量により室外ファン回転数の補正値を算出して設定する室外ファン回転数補正手段、運転室内機熱交温度最小値検出手段、室外ファン回転数補正終了となる所定の室内熱交温度しきい値への到達有無を判定する室内機熱交温度しきい値判定手段より構成され、暖房運転中に運転室内機合計容量が増量方向に負荷変動した時、運転室内機熱交温度最小値が前記室内機熱交温度しきい値に到達するまで室外ファン回転数を増量補正することを特徴とする多室形空気調和機。
  3. 圧縮機、室外熱交換器、室外ファン、室外膨張弁、冷房サイクルと暖房サイクルとを切換える四方弁、前記圧縮機を駆動するインバータ回路とを備えた室外機と、室内熱交換器、室内ファン、室内膨張弁とを備えた複数台の室内機とを接続して冷房もしくは暖房サイクルを構成する多室形空気調和機において、
    室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して減量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の減量変化量しきい値判定手段、室外ファン回転数停止手段、運転室内機合計容量変化時からの経過時間をカウントする時間カウント手段より構成され、暖房運転中に運転室内機合計容量が減量変化量しきい値以上負荷変動した時、室外ファン回転数を所定時間停止することを特徴とする多室形空気調和機。
  4. 圧縮機、室外熱交換器、室外ファン、室外膨張弁、冷房サイクルと暖房サイクルとを切換える四方弁、前記圧縮機を駆動するインバータ回路とを備えた室外機と、室内熱交換器、室内ファン、室内膨張弁とを備えた複数台の室内機とを接続して冷房もしくは暖房サイクルを構成する多室形空気調和機において、
    室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して減量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の減量変化量により室外ファン回転数の補正値を算出して設定する室外ファン回転数補正手段、運転室内機熱交温度最大値検出手段、室外ファン回転数補正終了となる所定の室内熱交温度しきい値への到達有無を判定する室内機熱交温度しきい値判定手段より構成され、暖房運転中に運転室内機合計容量が減少方向に負荷変動した時、運転室内機熱交温度最大値が前記室内機熱交温度しきい値に到達するまで室外ファンを停止することを特徴とする多室形空気調和機。
  5. 圧縮機、室外熱交換器、室外ファン、室外膨張弁、冷房サイクルと暖房サイクルとを切換える四方弁、前記圧縮機を駆動するインバータ回路とを備えた室外機と、室内熱交換器、室内ファン、室内膨張弁とを備えた複数台の室内機とを接続して冷房もしくは暖房サイクルを構成する多室形空気調和機において、
    室外ファン回転数設定手段、圧縮機運転周波数設定手段、運転室内機合計容量の変化量を算出して増量を判定する運転室内機合計容量変化量検出手段、運転室内機合計容量の増量変化量しきい値判定手段、室外ファン最高回転数補正手段、運転室内機合計容量変化時からの時間をカウントする時間カウント手段より構成され、冷房運転中に運転室内機合計容量が増量変化量しきい値以上負荷変動した時、室外ファン回転数を所定時間最高回転数で運転することを特徴とする多室形空気調和機。
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