JP2015178671A - 自動車用ターボチャージャのタービンホイール及びその製造方法 - Google Patents

自動車用ターボチャージャのタービンホイール及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安定した高温強度が得られ、耐久寿命の信頼性の高いNi基合金から成る自動車用ターボチャージャのタービンホイールを提供する。
【解決手段】タービンホイールを、質量%でC:0.08〜0.20%,Mn:0.25%以下,Si:0.01〜0.50%,Cr:12.0〜14.0%,Mo:3.80〜5.20%,Nb+Ta:1.80〜2.80%,Ti:0.50〜1.00%,Al:5.50〜6.50%,B:0.005〜0.015%,Zr:0.05〜0.15%,Fe:0.01〜2.5%,残部Ni及び不可避的不純物の組成を有するNi基合金にて構成し、翼部の先端から軸部までを含む各部位のγ′相のサイズが0.4〜0.8μmの範囲内に収まるように組織制御する。
【選択図】 なし

Description

この発明は自動車用ターボチャージャのタービンホイール及びその製造方法,特にNi基合金にて構成して成るタービンホイール及びその製造方法に関する。
近年、自動車の燃費向上が強く要望される中で、燃費向上に大きな効果があるターボチャージャが自動車のエンジン、特に自動車用ディーゼルエンジンに広く用いられている。
ターボチャージャは、エンジンからの排気ガスを利用してタービンホイールを回転させ、同軸上に設けられたコンプレッサホイールを駆動してエンジンに高圧空気を供給する。
図3(A)は一般的な自動車用ターボチャージャの構造を示している。
図3(A)に示しているようにターボチャージャ10は、タービンハウジング12内部にタービンホイール14を、またコンプレッサハウジング16内にコンプレッサホイール18を有し、それらタービンホイール14とコンプレッサホイール18とが、共通のロータシャフト20で一体回転状態に連結されている。
ターボチャージャ10では、エンジンからの排ガスをタービンハウジング12内に流入させて、その排ガスによりタービンホイール14を回転させ、これによりコンプレッサハウジング16内のコンプレッサホイール18を一体に回転させる。
そしてコンプレッサホイール18の回転により、コンプレッサハウジング16内に空気を吸入してこれを加圧し、高圧の空気をエンジンへと過給する。
図3(B)はタービンホイール14の形状をより詳しく示している。
同図に示しているようにタービンホイール14は、回転中心の軸部22と、軸部22から放射状に延び出した多数の翼部24とを有しており、全体として複雑な形状をなしている。
またその肉厚も軸部22と翼部24とで異なり、回転中心の軸部22で肉厚が厚く、翼部24で肉厚が薄い。
更に翼部24においても肉厚は各部位で異なっており、軸部22に近い付根部では肉厚が厚く、先端に行くほど肉厚は薄い。
自動車用ターボチャージャのタービンホイール14の場合、最も肉厚の薄い部分ではその厚みは1mm以下である。
エンジンからの排気を受けて回転するタービンホイールは、高温下(例えば950℃程度の高温下)で高速回転するため(例えば毎分の回転数が数十万回)、高温強度が大であることが求められる。
そのため、従来はタービンホイールの材料として高温強度に優れたNi基合金,特にインコネル713C(インコネル社の商品名)を代表とするNi基鋳造合金が主として用いられてきた。
高温強度に優れたNi基合金の場合、強化相として析出しているγ′相(ガンマプライム相)(金属間化合物のNi(Al,Ti,Nb)の相)が高温まで安定であるため、鍛造によりタービンホイールを製造することが難しく、通常は主としてNi基鋳造合金を用いてタービンホイールを鋳造し、且つ鋳造まま(As cast状態)で使用している。
タービンホイールは、高温下で高速回転,回転数の急激な変化等の過酷な条件で使用されるために強度的な特性が求められるが、他に、Ni基鋳造合金を用いて鋳造する場合、鋳込んだときに途中で固まったりせずに製品の隅々まで(鋳型キャビティの隅々まで)溶湯が回って製品形状を綺麗に形成できることや、内部に巣が出来たりしないこと等が先ず重要で、従来にあっては主としてそのための製造条件を追究してきたのが実情であった。
一方高温強度に関しては製品間でばらつきが生じることが問題視されており、その原因を追究すべく主として炭化物とか結晶粒の状態の観察が行われてきたが問題解決には到っておらず、高温強度のばらつきや、差の発生については依然として問題が残ったままであった。
尚、本発明に対する先行技術として、下記特許文献1には「金敷用合金」についての発明が示され、そこにおいて重量%で、C:0.008〜0.3%、Si:0.1〜0.5%、Mn:0.1〜0.25%、Cr:8.0〜22.0%、Mo:3.5〜10.0%、Nb及びTaが合計で1.5〜5.0%、Al:5.0〜6.50%、Ti:0.5〜3.0%、Zr:0.05〜0.15%、B:0.005〜0.015%で残部Niからなる組成を有する金敷用合金が開示されているが、この特許文献1には、製品各部位のγ′相のサイズを制御することで高温強度を高める点の記載はなく、本発明とは異なる。
特許文献2には「耐熱弾性機械要素及びその製造方法」についての発明が示され、そこにおいて所定成分のNi基超耐熱合金材料を使用した精密鋳造(ロストワックス鋳型を用いた減圧吸引鋳造法)により板形状の耐熱弾性機械要素を形成する点が開示されている。
特許文献3には「ニッケル基耐熱合金」についての発明が示され、そこにおいてAlとCrの複合添加により(Al、Cr)被膜を表面に形成するようになしたNi基耐熱合金が開示されている。
特許文献4には「耐熱合金」についての発明が示され、そこにおいて溶解原料に含まれるSeのクリープ破断強度への悪影響をなくすため、REMを0.20%以下添加することで高温クリープ特性に優れた複雑形状部品の鋳造成形を可能としたNi基耐熱合金が開示されている。
しかしながら、これら特許文献2〜4においても製品各部位のγ′相のサイズを制御することで高温強度を高める点の記載はなく、本発明とは異なっている。
特開平1−255635号公報 特開平6−41664号公報 特開平4−358037号公報 特開昭60−258444号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、安定した高温強度が得られ、耐久寿命の信頼性の高いNi基合金から成る自動車用ターボチャージャのタービンホイール及びその製造方法を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1はタービンホイールに関するもので、質量%でC:0.08〜0.20%,Mn:0.25%以下,Si:0.01〜0.50%,Cr:12.0〜14.0%,Mo:3.80〜5.20%,Nb+Ta:1.80〜2.80%,Ti:0.50〜1.00%,Al:5.50〜6.50%,B:0.005〜0.015%,Zr:0.05〜0.15%,Fe:0.01〜2.5%,残部Ni及び不可避的不純物の組成を有するNi基合金にて構成され、翼部の先端から軸部までを含む各部位のγ′相のサイズが0.4〜0.8μmの範囲内に収まるように組織制御されて成ることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記Ni基合金を用いて鋳造され、且つ鋳造ままの組織で使用されることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,請求項2の何れかにおいて、ロストワックス法にて製造した多孔質鋳型を用い、前記Ni基合金の溶湯を該鋳型内に減圧吸引し鋳造して成ることを特徴とする。
請求項4はタービンホイールの製造方法に関するもので、請求項1〜3の何れかに記載のタービンホイールを製造するに際し、鋳型を内部に有する鋳込チャンバの容積と、該鋳込チャンバ内部の該鋳型内に吸引鋳造される溶湯の容積との比率を2〜10%の範囲内とし、且つ該鋳込チャンバ内の該鋳型の周囲にバックアップサンドを充填して鋳造を行うことを特徴とする。
本発明者らはγ′相を強化相とするNi基合金において、タービンホイールの高温強度に差やばらつきが生じる原因を究明するなかで、製造条件の差が、強度特性に差やばらつきを生ぜしめる大きな原因であることを知得した。
更に詳しく研究するなかで、製造条件の差によってγ′相のサイズが大きく変化すること、そしてそのことによってタービンホイールの強度や耐久特性が大きく変わることを突き止めた。
ここでγ′相のサイズは冷却の速度によって左右されると考えられる。
ところがタービンホイールにあっては、翼部と軸部とで肉厚が異なり、更に翼部においても中心側の付根部から先端にかけて肉厚が薄く変化する形状をなしており、即ち各部位で肉厚が様々に異なっており、これに応じて冷却時の冷却速度も肉厚の違いに応じて各部位で様々となる。
このような特有の事情を有するタービンホイールにおいて、本発明者らはタービンホイール全体でγ′相のサイズをどのようなサイズとすれば良いかの問題に直面した。
本発明者らはこれを新たな課題として更に研究を進める中で、γ′相のサイズは0.4〜0.8μmの範囲内が適正なサイズであること、更に好ましい条件としては最も細かいγ′相と最も粗大なγ′相のサイズ比が1.5倍以下であることが適正であることを突き止めた。
要するにγ′相は大き過ぎても、また小さ過ぎても強度,耐久特性を低下させてしまう。
γ′相のサイズが粗大過ぎると強度が低下し、使用中の繰返し応力により疲労破壊を引き起してしまう。或いは強度低下が顕著であると、使用時の応力に耐えられずに翼部が塑性変形してしまい、その結果タービンハウジングと接触して破損に到ってしまう。
一方γ′相のサイズが微細過ぎると、強度が高くなるものの靭性,延性に乏しくなるため、応力負荷部にて脆性的な破壊を起し易くなり、使用中に割れが発生し易くなる。
また翼部の先端部と付根部でγ′相のサイズに顕著な差がある場合、回転中の翼部に異物が衝突した場合(FOD)等に、強度差のある部分で応力集中により破壊し易くなる。
排ガス中には燃焼によって出来た煤とか、或いはエンジン内で金属が擦れ合ったりすることで発生する金属片とかが含まれ、そういったものが飛んで来てタービンホイールに衝突すると、強度差のある部分で応力集中により破壊し易くなるのである。
ここにおいて本発明はγ′相のサイズを0.4〜0.8μmとするもので、これによりタービンホイールの高温強度特性を安定化でき、耐久寿命の差やばらつきを抑制して信頼性を高めることができる。更に本発明では、望ましくはγ′相のサイズの最小のものと最大のものとのサイズ比を1.5倍以下とする。
本発明において、γ′相のサイズの制御は次のようにして行うことができる。
前述したように、タービンホイールにおいて冷却中に析出するγ′相は、冷却速度によってサイズが変化し、冷却速度が速いほどサイズが細かくなり、また逆に冷却速度が遅いほどサイズが大きくなる傾向を示す。
またタービンホイールにあっては、厚みが薄く且つ中心から離れた翼先端部では冷却の速度が速く、一方中心に近い翼部の付根付近や軸部においては冷却の速度が遅い。
従ってタービンホイールにあっては、従来の製造条件の下では部位によってγ′相のサイズが異なったものとなる。
通常、鋳造品においてこういったγ′相などの析出相の形態や析出量を制御する方法としては、鋳造後に析出相が再固溶する温度で保持して析出物をマトリックス中に完全に固溶させた後、時効熱処理により狙いの大きさ、量の析出物を得る方法が一般的である。
しかしながら、これらの溶体化及び時効処理はγ′ソルバス温度(固溶化温度)の低い合金においては可能であるが、インコネル713Cで代表されるNi基鋳造合金では使用時の耐熱温度を高めるためにγ′ソルバス温度が高く設計されており、溶体化処理においてγ′を完全に固溶させようとすると、局部溶融を引き起こしてしまうため上記の熱処理による組織制御が困難である。
そうした中で、鋳造にて得られるタービンホイールのγ′相のサイズを最適に制御するためには、鋳型温度と鋳込温度を最適にすることが先ず必要である。
鋳型温度が低過ぎると、鋳型に溶湯が接触して、最初に凝固する表層や翼部の先端部において冷却速度が速すぎるために、その部位のγ′相サイズが微細になり過ぎる。
一方鋳型温度が高過ぎると、特に凝固の遅い軸部などでγ′相サイズが粗大になり過ぎる。
同様に鋳込温度も低過ぎるとγ′相のサイズが微細になり過ぎ、逆に高過ぎると粗大になり過ぎる。
γ′相のサイズはまた、タービンホイールを鋳造する場合において、その凝固時の冷却速度のみならず、その後の保熱状態の影響も受ける。
例えば鋳型内部を減圧し、溶湯をその減圧により鋳型内部に吸引する減圧吸引鋳造では、一般に鋳込チャンバとしての減圧チャンバの内部に鋳型を配置するとともに、減圧チャンバ内で鋳型周りに砂(バックアップサンド)を充填し、減圧チャンバを減圧して溶湯を鋳型内に吸引鋳造するが、その際溶湯の熱が鋳型から砂へと抜熱して砂に熱が籠り、鋳型内の凝固金属が保熱状態に置かれる場合が生ずる。
特に鋳込質量が大きい場合には減圧チャンバへの抜熱量が大きくなるために、砂(バックアップサンド)の温度上昇が大となり、凝固金属が保熱状態となり易い。
而してγ′の析出する温度域で鋳型と製品が保熱されると、γ′相のサイズは粗大化する傾向となる。
詳しくは、鋳型の入っている減圧チャンバの容積に対して製品の鋳込質量を大きくし過ぎると、鋳型周囲への抜熱速度が遅くなり、同等の鋳型温度,鋳込温度条件下でもγ′相のサイズは大きくなり過ぎる。そのため減圧チャンバの容積に対して鋳込質量を大きくする場合には、鋳型温度や鋳込温度を相対的に下げる必要が生ずる。
而して本発明では、鋳型を内部に有する鋳込チャンバの容積と、鋳込チャンバ内部の鋳型内に吸引鋳造される溶湯の容積との比率を2〜10%の範囲内とし、且つ鋳込チャンバ内の鋳型の周囲にバックアップサンドを充填して鋳造を行うことができる(請求項4)。
このようにすることで、バックアップサンドによる保熱状態を、γ′相のサイズを0.4〜0.8μmの範囲内とするのに適したものとすることができる。
尚、上記鋳込チャンバの容積と溶湯の容積との比率について、より好ましい範囲は3〜8%であり、更に好ましくは4〜8%である。
この抜熱の問題は、必ずしも減圧吸引鋳造の場合だけでなく、重力によって鋳型内に溶湯を注入する重力鋳造であっても、鋳型周りに砂(バックアップサンド)を詰めた状態で鋳造を行う場合等に生じる問題で、従ってこの場合にもγ′相のサイズ制御のために鋳込質量を適正化することが必要である。
本発明は、Ni基鋳造合金を用いてタービンホイールをニアネットシェイプで鋳造し、そして鋳造ままの組織で使用するタービンホイールに適用して特に好適である(請求項2)。
更に、減圧吸引鋳造にて製造されるタービンホイールに適用して好適である(請求項3)。
但し、場合によって鍛造によってタービンホイールを製造する場合においても本発明の適用は可能である。鍛造で製造する場合においても、γ′相のサイズが大きくばらつくことによって高温強度に差が生じたり、ばらついたりする問題が生じ得る。この場合においてγ′相のサイズを適正範囲に揃えるように組織制御することで、特性を向上せしめ得る。
次に本発明におけるNi基合金の各成分の限定理由を以下に述べる。
C:0.08〜0.20%
Cは主にMCあるいはM23炭化物を形成することで粒界強度を向上させる。十分な高温強度を得るには0.08%以上の添加を必要とする。但し過剰な添加は粗大な共晶炭化物を形成し靭延性の低下を引き起こす為、上限を0.20%とする。
Mn:0.25%以下
Mnは多く添加すると高温腐食性が落ちる為、上限を0.25%とする。
Si:0.01〜0.50%
Siは高温酸化条件下において酸化被膜を緻密で安定させる効果がある為、不可避的に入る量0.01%を超えて意図的に添加しても良い。しかし0.50%を超える添加は高温強度を低下させるので好ましくない。
Cr:12.0〜14.0%
Crは、表面にCrからなる緻密な酸化皮膜を形成して耐酸化性,高温耐食性を向上させる。このような特性を発揮させるには12.0%以上を含有させることが必要である。
しかし過剰に添加するとσ相が析出して延性,靭性が悪化するため、14.0%を上限とする。
Mo:3.80〜5.20%
Moは、オーステナイト相に固溶して固溶強化により母相を強化する効果がある。このためには、少なくとも3.80%以上含有させる必要がある。しかし5.20%を超えるとσ相が析出しやすくなり、靭延性を低下させるため、5.20%を上限とする。
Nb+Ta:1.80〜2.80%
Nb,Taはγ′相に固溶してγ′相を強化するとともに、MC型の炭化物を形成し粒界を強化しクリーブ強度を高める。十分な効果を得るには1.80%以上添加する必要がある。しかし2.80%を超えて添加すると共晶炭化物の粗大化を招き、クリープ強度がむしろ低下する為、2.80%を上限とする。
Ti:0.50〜1.00%
Tiはγ′相に固溶してこれを強化し、0.50%以上の添加でクリープ強度を高める効果がある。しかし1.00%を超えて添加すると、共晶炭化物を増加させて延性を低下させるため、1.00%までとする。
Al:5.50〜6.50%
Alは、γ′相(NiAl金属間化合物)を形成し、高温強度の向上に大きく寄与する。タービンホイール用途の鋳造合金として十分な高温強度を得るには5.50%以上の添加を必要とするが、Alの添加量を増加するとクリープ強度が低下する為、6.50%を上限とする。
B:0.005〜0.015%
Bは粒界を強化するため、0.005%以上添加する。しかし、Bの過剰な添加はホウ化物を形成して特性を低下させるため、上限を0.015%とする。
Zr:0.05〜0.15%
ZrもBと同様に粒界強化によりクリープ強度を向上させる。しかし、過剰な添加は有害相の形成や特性面の低下を引き起こすため、0.05〜0.15%を適正範囲とする。
Fe:0.01〜2.5%
Feは合金コストを下げる目的で、低廉な合金原料を使用した際に含まれている。2.5%まではタービンホイールとしての特性に大きな影響を与えないため、含有しても良い。但し、2.5%を超えるとクリープ特性が低下するため、2.5%を上限とする。
以上のような本発明によれば、安定した高温強度が得られ、耐久寿命の信頼性の高いNi基合金から成る自動車用ターボチャージャのタービンホイール及びその製造方法を提供することができる。
本発明のタービンホイールの鋳造に用いられる減圧吸引鋳造設備の図である。 実施例7における各部位のγ′相のSEM写真を比較例4とともに示した図である。 自動車用ターボチャージャの構造を示した図である。
次に本発明の実施例を以下に説明する。
C:0.1%,Mn:0.03%,Si:0.1%,Cr:13.5%,Mo:5.0%,Nb+Ta:2.5%,Ti:1.00%,Al:6.0%,B:0.010%,Zr:0.08%,Fe:1.0%,残部Ni及び不可避的不純物の組成を有するNi基合金を用いて、図1に示す減圧吸引鋳造設備26により図3(B)に示すタービンホイール14を鋳造した。
図1において、28は炉30内に収容されたNi基合金の溶湯で、32は鋳込チャンバとしての減圧チャンバ、34はその内部に配置された鋳型である。ここで鋳型34はロストワックス法にて製造した多孔質鋳型である。
36はその鋳型34における製品成形用のキャビティ、即ち図3(B)に示すタービンホイールを成形するためのキャビティで、38及び40は、溶湯28を吸い上げて各キャビティ36に導く幹通路及び枝通路である。
減圧チャンバ32内には、鋳型34周りに砂(バックアップサンド)44が充填されている。
また減圧チャンバ32には、内部を真空吸引(減圧吸引)するための吸引口46が備えられている。
図1に示す例は、大気下減圧吸引鋳造の例で、大気中で溶解された溶湯を収容する炉30の内部は大気開放されており、その状態で減圧チャンバ32が下降せしめられて吸上管42が溶湯28中に浸漬されるとともに、吸引口46からの真空吸引で減圧チャンバ32内が減圧される。
すると、溶湯28が吸上管42から幹通路38,枝通路40を経てキャビティ36内に鋳込まれる。
鋳型34内で、詳しくはキャビティ36内で溶湯が凝固し、減圧チャンバ32が上昇せしめられた後に、製品が鋳型34とともに減圧チャンバ32から取り出される。
ここでは減圧吸引鋳造に際して、鋳込総質量を15〜20kg,鋳込チャンバとしての減圧チャンバ容積に占める溶湯容積を5〜7%として、鋳型温度,鋳込温度を種々変えて同一形状,同一サイズのタービンホイール14を鋳造し、翼部24の付根部24aと先端部24c(図2(B)参照)とのそれぞれのγ′相のサイズを調べたところ、表1,表2の通りであった。
尚γ′相のサイズの評価は以下の方法に従って行った。
<γ′相のサイズの評価>
タービンホイール14の回転軸に対して垂直な翼部24の横断面でホイールを切断し、樹脂に埋め込んで観察試料を作製し、観察面を鏡面研磨した。
作製したミクロ観察試料を1%酒石酸−1%硫酸アンモニウム水溶液中で25mA/cmの電流で4時間電解エッチングを行ってγ′相を抽出した。
電解後、SEM(走査型電子顕微鏡)を用いて30000倍の倍率でγ′相を撮影した。
撮影した画像を画像処理ソフト(三谷商事(株)社のWinroofを使用)を用いて立方体状のγ′相の一辺の長さを測定した。
詳しくはそれぞれの部位において、1〜5視野撮影し、各視野ごとに任意の15個のγ′相の一辺長さを測定し、平均化したものを、同一部位の各視野間で更に平均化し、これをその部位におけるγ′相のサイズとした。
表1及び表2の結果から、鋳型温度,鋳込温度を変えることによってγ′相のサイズが変化すること、翼部の付根部と先端部とで同じ鋳型温度,鋳込温度の下でもγ′相のサイズが異なることが見て取れる。
次に、表3に示す各種組成のNi基合金を用いて、減圧チャンバ容積に占める溶湯容積(減圧チャンバの容積と、減圧チャンバ内部の鋳型内に吸引鋳造される溶湯の容積との比率),鋳込総質量,鋳型温度,鋳込温度を種々変化させてタービンホイール14を減圧吸引鋳造し、翼部24における各部位及び軸部22のγ′相のサイズを、上記と同様の方法で測定するとともに、以下の方法にて耐久試験を実施した。
<耐久試験>
試作したタービンホイール14をハウジングに組み込み、これに燃焼器からの高温の燃焼ガスを吹き付けて回転させた。燃焼ガスの温度は、ガソリンエンジンの用途を想定し約950℃とした。試験中に破損が見られたものは、試験後のホイールを回収し破損部の調査を実施した。
結果が表4に示してある。
表4において比較例1〜5は、表3における合金1を用いてタービンホイール14を鋳造した。
比較例1ではγ′相の最大サイズが0.29,最小サイズが0.06で、何れも本発明の下限値よりも小さい。加えてγ′相の最大サイズと最小サイズとの比率が4.5で、望ましいサイズ比の1.5倍以下よりも大であり、結果として耐久試験では翼部24の薄肉部でクラックが発生し、耐久性が不十分であった。
比較例3,比較例4もまた、γ′相の最大サイズ,最小サイズともに本発明の下限値である0.4よりも小である。このうち比較例4では、γ′相の最大サイズと最小サイズとの比率が2.1で望ましいサイズ比の1.5倍以下よりも大である。結果として比較例3では翼部24の付根部24aで脆性破壊を生じ、また比較例4では翼部24の薄肉部でクラックが発生し、何れも耐久性が不十分であった。
比較例5では、γ′相の最大サイズが0.70で本発明の範囲内にあるものの、最小サイズが0.25で本発明の下限値である0.4よりも小であり、またγ′相の最大サイズと最小サイズとの比率が2.8で望ましいサイズ比1.5倍以下を超えて大であり、耐久試験では薄肉部にクラックが発生し、耐久性不十分であった。
また比較例2では、γ′相の最小サイズは本発明の条件を満たしているものの、最大サイズが0.88で本発明の上限値の0.8を超えて大であり、結果として付根部24aで疲労破壊を起し、耐久性不十分であった。
一方比較例6,7,8は、上記合金1とは異なる組成の合金2,3,4を用いてそれぞれタービンホイール14を鋳造した。
比較例6,比較例8は、γ′相の最大サイズ,最小サイズともに本発明の下限値である0.4よりも小さく、加えてγ′相の最大サイズと最小サイズとの比率が望ましいサイズ比の1.5倍以下よりも大である。結果としていずれも翼部24の薄肉部でクラックが発生し、何れも耐久性が不十分であった。
比較例7では、γ′相の最大サイズが0.40で本発明の範囲内にあるものの、最小サイズが0.21で本発明の下限値である0.4よりも小であり、またγ′相の最大サイズと最小サイズとの比率が1.9で望ましいサイズ比1.5倍以下を超えて大であり、耐久試験では薄肉部にクラックが発生し、耐久性不十分であった。
これに対してγ′相のサイズが本発明の条件を満たす実施例1〜19は、合金1〜4の何れを用いたものであっても、耐久試験での破損を生じず、耐久性十分であった。
因みに、実施例7と比較例4とのそれぞれの母材の電解抽出後に残ったγ′相のSEM画像を図2に示しているが(倍率は30000倍で一定)、この画像から、実施例のものは比較例に比べてγ′相のサイズがタービンホイール各部において揃っていることが見て取れる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明では、減圧吸引鋳造を行うに際して上記例示した大気下減圧吸引鋳造の他、炉内部に連なる空間を真空状態として原料或いはインゴットを溶解して溶湯とし、その後に炉内に連通する空間にArガス等の不活性ガスを供給した状態の下で、減圧チャンバを介して減圧吸引し鋳造する真空下減圧吸引鋳造を行うことも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。
14 タービンホイール
22 軸部
24 翼部
28 溶湯
32 鋳込チャンバ(減圧チャンバ)
34 鋳型
44 砂(バックアップサンド)

Claims (4)

  1. 質量%で
    C:0.08〜0.20%
    Mn:0.25%以下
    Si:0.01〜0.50%
    Cr:12.0〜14.0%
    Mo:3.80〜5.20%
    Nb+Ta:1.80〜2.80%
    Ti:0.50〜1.00%
    Al:5.50〜6.50%
    B:0.005〜0.015%
    Zr:0.05〜0.15%
    Fe:0.01〜2.5%
    残部Ni及び不可避的不純物の組成を有するNi基合金にて構成され、翼部の先端から軸部までを含む各部位のγ′相のサイズが0.4〜0.8μmの範囲内に収まるように組織制御されて成る自動車用ターボチャージャのタービンホイール。
  2. 前記Ni基合金を用いて鋳造され、且つ鋳造ままの組織で使用されることを特徴とする請求項1に記載のタービンホイール。
  3. ロストワックス法にて製造した多孔質鋳型を用い、前記Ni基合金の溶湯を該鋳型内に減圧吸引し鋳造して成る請求項1,請求項2の何れかに記載のタービンホイール。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のタービンホイールを製造するに際し、
    鋳型を内部に有する鋳込チャンバの容積と、該鋳込チャンバ内部の該鋳型内に吸引鋳造される溶湯の容積との比率を2〜10%の範囲内とし、且つ該鋳込チャンバ内の該鋳型の周囲にバックアップサンドを充填して鋳造を行うことを特徴とするタービンホイールの製造方法。
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